コンソール ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバーにスイッチを接続します。Cisco Catalyst マイクロ シリーズ スイッチには、USB 2.0 タイプ B マイクロコンソールポート（5 ピン コネクタ）が備わっています。

USB 2.0 タイプ B ポートを使用する場合は、（Microsoft Windows で動作できるように）コンソールポートに接続されたすべての PC に外部 USB デバイスドライバをインストールする必要があります。Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。USB デバイスドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソールポートに接続したり、接続を解除することができます。

次の図に、5 ピンマイクロタイプ B USB ポートを示します。

USB 2.0 タイプ B マイクロコネクタを使用すると、USB タイプ A ポートを、USB タイプ A から USB タイプ B へのマイクロケーブルを使用してスイッチコンソール管理ポートに直接接続できます。

コンソールポートのデフォルトボーレートは、9,600 ビット/秒に設定します。コンソールポートのデフォルトレートに合わせて、PC または端末のボーレートおよびキャラクタフォーマットを設定します。

CMICR-4PT スイッチは、アップリンク SFP/RJ45 コンボ ポートで構成されています。スイッチの背面には 2 つの 1 G アップリンクポートがあり、1 つは RJ45 銅線ポートで、もう 1 つはコンボポートとして一緒に機能する SFP 光ファイバポートです。ただし、一度に使用できるポートは 1 つのみです。ポートは、10/100/1000BASE-T 銅線接続か、または SFP 光ファイバ接続のみを受け入れます。コンボポートは PoE をサポートしていません。

デフォルトでは、ポートには RJ45 インターフェイスがあります。インターフェイスで media-type コマンドを使用して、SFP と RJ45 を切り替えることができます。

CMICR-4PT スイッチには、ラップトップ、モニタ、スマートフォンなどのエンドデバイスに給電するための 2 つの USB-C コネクタが含まれています。各ポートは、パススルー電力の可用性に基づいて、最大 60 W を給電できます。

スイッチには、取り外し可能な microSD フラッシュメモリカードを使用してデバイスを起動できるメモリカードスロットがあります。構成すると、スイッチは microSD カード上の構成ファイルと起動イメージを確認し、システムフラッシュよりも microSD メモリカードからの起動を優先します。これにより、新しいスイッチを再構成することなく、スイッチの迅速なアップグレードと交換が可能になります。

スイッチには、外部 AC-DC アダプターを使用してスイッチに給電するための電源スロットが備わっています。それぞれが 80 W と 65 W の 2 つの電源アダプターをサポートします。サポートされるデフォルトの電源アダプターは 65 W です。電源を切り替えるには、 power inline ps watt power number CLI を使用する必要があります。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

Catalyst CMICR-4PT スイッチには、補助の AC-DC 電源アダプターを介すか、または UPOE PD ポートを介して外部 PSE から給電できます。電源アダプターと UPOE ポートの両方が使用可能な場合、電力は両方の電源から共有されます。補助の AC-DC 電源アダプターは、電源の冗長性と追加の PoE を提供します。

アダプターはスイッチと一緒に注文するか、またはシスコの代理店を通じて後で注文することができます。次に、Cisco Catalyst マイクロ シリーズ スイッチでサポートされている電源アダプターを示します。

• PSU-80W-AC：80 W AC電源アダプター

• 53 V/1.22 A 仕様の 65 W AC-DC 電源アダプター