OSPFv3 外部パス プリファレンス オプションについて
Open Shortest Path First バージョン 3(OSPFv3)の外部パス プリファレンス オプション機能では、RFC 5340 に従って外部パス プリファレンスを計算する方法を提供します。
OSPFv3 外部パス プリファレンス オプション
RFC 5340 に従い、ASBR または転送アドレスに複数の AS 内パスを使用できる場合、どのパスが優先されるかは次のルールによって示されます。
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非バックボーン エリアを使用するエリア内パスは、常に最優先されます。
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その他のパス(エリア内バックボーン パスおよびエリア間パス)の優先度は同等です。
これらのルールは、複数のエリアを通って ASBR に到達可能な場合、または複数存在する AS-external-LSA のいずれを優先するかを決定しようとする場合に適用されます。前者の場合、パスはすべて同じ ASBR で終端し、後者の場合は異なる ASBR または転送アドレスで終端します。いずれの場合も、各パスは異なるルーティング テーブルのエントリで表されます。この機能は、no compatibility rfc1583 コマンドを使用して RFC 1583 との互換性が無効に設定されている場合のみ適用されます(RFC 5340 は RFC 1583 の更新情報を提供します)。
注意 |
ルーティング ループの可能性を最小限に抑えるには、OSPF ルーティング ドメイン内のすべての OSPF ルータに対して同じ RFC の互換性を設定します。 |