Cisco IOS XE Bengaluru 17.6.x（Catalyst 9600 スイッチ）Bonjour 向けCisco DNA サービス コンフィギュレーションガイド

偏向のない言語

この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。

マニュアルのコンテンツ
このマニュアル内で検索
ご利用いただける言語
Download Options

Book Title

Cisco IOS XE Bengaluru 17.6.x（Catalyst 9600 スイッチ）Bonjour 向けCisco DNA サービス コンフィギュレーションガイド

Chapter Title

Wide Area Bonjour の設定

検索結果

Updated:
2022年4月4日

章のタイトル： Wide Area Bonjour の設定

Wide Area Bonjour の設定

Cisco Wide Area Bonjour ドメインは、従来の LAN および WLAN ネットワークの単一の IP ゲートウェイを超えたグローバル サービスルーティングを可能にします。Cisco Wide Area Bonjour ドメインでは、Cisco Catalyst LAN スイッチはレイヤ 3 ルーテッドモードで展開され、ネットワーク全体に分散される SDG エージェントとして機能します。これらの SDG エージェントは、Cisco DNA Center との間で TCP ベースのステートフルで信頼性の高い軽量の通信チャネルを構築します。Cisco DNA Center は、ポリシーベースのグローバルサービスの検出と配信のために、Cisco Wide Area Bonjour アプリケーションを使用して設定する必要もあります。

LAN および WLAN ネットワーク向け Wide Area Bonjour の制約事項

管理ポートを介した Cisco DNA Center と Catalyst SDG エージェントスイッチ間の Wide Area Bonjour サービスルーティングはサポートされていません。代わりに、スイッチ ループバック インターフェイスを使用することを推奨します。

Wide Area Bonjour LAN および WLAN ネットワークに関する情報

Wide Area Bonjour は、定義上、ネットワーク境界のない IP ネットワークを介したサービスルーティングを可能にします。したがって、Cisco Wide Area Bonjour の主な目的は、必要に応じて、ローカルまたはリモートサイトに限定されたグローバル IP ネットワークで Bonjour サービスをアドバタイズおよび参照することです。通常、SDG エージェントモードで展開された LAN およびワイヤレス LAN IP ゲートウェイでは、Wide Area Bonjour サービスルーティング用の Cisco DNA Center へのステートフル TCP ベースのユニキャスト接続が構築されます。

サービスルーティングの基本は、Local Area Bonjour および Wide Area Bonjour ドメインで定義されたポリシーに基づいています。このポリシーでは、SDG エージェントおよび Cisco DNA Center で mDNS サービスを受け入れ、処理、および応答するための暗黙のガイドラインを定義します。サービスポリシーには、詳細なネットワークロケーションとともにサービスプロバイダ情報を明確に分類および配信するための複数のタプルが含まれています。次の図は、Cisco Wide Area Bonjour のエンドツーエンドの参照ネットワークモデルを示しています。

図 1. Cisco Wide Area Bonjour ドメイン

LAN および WLAN ネットワーク向け Wide Area Bonjour の設定方法

ここでは、LAN および WLAN ネットワーク向け Wide Area Bonjour の設定方法について説明します。Cisco Wide Area Bonjour を設定するには、Cisco Catalyst シリーズ スイッチを SDG エージェントモードで設定し、Cisco DNA Center の Wide Area Bonjour アプリケーションでサービスポリシーを作成する必要があります。

Cisco Wide Area Bonjour サービスポリシーの設定

Wide Area Bonjour エクスポート サービス ポリシーを作成して適用し、サービスルーティングを有効にするには、次の手順を実行します。


（注）  

コントローラバインド サービス ポリシーには入力サービスポリシーは必要ありません。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。
ステップ 2

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3

mdns-sd service-list service-list-name{ in | out}

例:

Device(config)# mdns-sd service-list WIDE-AREA-SERVICES-LIST-OUT out

発信 mDNS サービスリストを設定して、1 つ以上のサービスタイプを分類します。

着信 mDNS メッセージおよび要求側エンドポイントへの発信応答を処理するには、一意のサービスリストが必要です。
ステップ 4

match service-definition-name[ message-type { any | announcement | query}]

例:

Device(config-mdns-sl-out)# match APPLE-TV
Device(config-mdns-sl-out)# match PRINTER-APPS

発信サービスリストをチェックして照合します。スイッチは、ローカルで検出されたサービスをエクスポートし、Wide Area Bonjour ドメインからリモートサービス情報を要求します。サービスアナウンスメントおよびクエリ要求は、許可されたサービスタイプ、組み込みサービスタイプ、またはカスタムサービスタイプに基づいて処理されます。

サービスリストの最後に暗黙的な拒否が含まれています。

発信サービスリストの場合、message-type は必要ありません。

ステップ 5

mdns-sd service-policy service-policy-name

例:

Device(config)# mdns-sd service-policy DNAC-CONTROLLER-POLICY

一意の mDNS サービスポリシーを作成します。
ステップ 6

service-list service-list-name{ in | out}

例:

Device(config-mdns-ser-policy)# service-list WIDE-AREA-SERVICES-LIST-OUT out

各方向のサービスリストに関連付ける mDNS サービスポリシーを設定します。
ステップ 7

end

例:

Device(config-mdns-sd)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

Cisco Wide Area Bonjour サービスルーティングの設定

Wide Area Bonjour エクスポート サービス ポリシーを作成して適用し、サービスルーティングを有効にするコントローラパラメータを設定するには、次の手順を実行します。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

enable

例:

Device> enable

特権 EXEC モードを有効にします。

プロンプトが表示されたらパスワードを入力します。
ステップ 2

configure terminal

例:

Device# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 3

service-export mdns-sd controller controller-name

例:

Device(config)# service-export mdns-sd controller DNAC-BONJOUR-CONTROLLER

Cisco DNA Center で Wide Area Bonjour サービスルーティングを有効にするようにサービス エクスポート コントローラを設定します。

設定できるサービスエクスポートは 1 つだけです。
ステップ 4

controller-address ipv4-address

例:

Device(config-mdns-sd-se)# controller-address 100.0.0.1

Cisco DNA Center の IPv4 アドレスを割り当てて、サービスルーティングをペアリングします。

設定できるコントローラアドレスは 1 つだけです。
ステップ 5

controller-source-interface interface-name

例:

Device(config-mdns-sd-se)# controller-source-interface Loopback0

SDG エージェントおよび Cisco DNA Center からサービスルーティングを構築するように送信元インターフェイスを設定します。

ループバック インターフェイスを使用することを推奨します。
ステップ 6

controller-service-policy service-policy-nameout

例:

Device(config-mdns-sd-se)# controller-service-policy DNAC-CONTROLLER-POLICY out

Wide Area Bonjour サービスルーティングのコントローラバインド出力 mDNS ポリシーを関連付けます。
ステップ 7

end

例:

Device(config-mdns-sd-se)# end

特権 EXEC モードに戻ります。

LAN および WLAN ネットワーク向け Wide Area Bonjour の確認

LAN および WLAN ネットワーク向け Wide Area Bonjour を確認するには、次の show コマンドを使用します。

  • show mdns-sd controller detail

  • show mdns-sd controller export-summary

  • show mdns-sd controller statistics

  • show mdns-sd controller summary

このドキュメントは役に立ちましたか?

Feedbackフィードバック

シスコに問い合わせ