debug ilpower
電源コントローラおよび Power over Ethernet(PoE)システムのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug ilpower コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
debug ilpower {cdp | event | ha | port | powerman | registries | scp | sense}
no debug ilpower {cdp | event | ha | port | powerman | registries | scp | sense}
構文の説明
cdp |
PoE Cisco Discovery Protocol(CDP)デバッグ メッセージを表示します。 |
event |
PoE イベント デバッグ メッセージを表示します。 |
ha |
PoE ハイ アベイラビリティ メッセージを表示します。 |
port |
PoE ポート マネージャ デバッグ メッセージを表示します。 |
powerman |
PoE 電力管理デバッグ メッセージを表示します。 |
registries |
PoE レジストリ デバッグ メッセージを表示します。 |
scp |
PoE SCP デバッグ メッセージを表示します。 |
sense |
PoE sense デバッグ メッセージを表示します。 |
コマンド デフォルト
デバッグはディセーブルです。
コマンド モード
特権 EXEC
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS Release 15.2(7)E1 |
このコマンドが導入されました。 |
使用上のガイドライン
このコマンドは、PoE 対応スイッチだけでサポートされています。
あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。メンバスイッチのデバッグを有効にする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブスイッチからのセッションを開始できます。次に、メンバスイッチのコマンドラインプロンプトで debug コマンドを入力します。最初にセッションを開始せずにメンバスイッチのデバッグをイネーブルにするには、アクティブスイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。