この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
稼働中、シスコ アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)システムでの障害またはイベントにより、システム ログ(syslog)メッセージのコンソール(および任意で別のシステム上のロギング サーバ)への送信がトリガーされる場合があります。システム メッセージには通常、障害またはイベントに関する情報のサブセットが含まれており、メッセージは syslog、SNMP トラップ、または Cisco Call Home メッセージにより送信されます。
多くのシステム メッセージは、ユーザが実行している処理、あるいはユーザが設定または管理しているオブジェクトに固有のものです。これらのメッセージには次のようなものがあります。
システム メッセージには、1 つ以上の変数を含めることができます。これらの変数を置き換えるためにシステムが使用する情報は、メッセージが表示されるコンテキストによって決まります。
システム メッセージは、Application Policy Infrastructure Controller(APIC)や、ACI ファブリック内のスパインまたはリーフ スイッチなどのさまざまなソースによって作成されます。スイッチからのシステム メッセージは、次の処理のどちらかで生成される可能性があります。
これらのシステム メッセージを生成する障害またはイベントの詳細については、『Cisco APIC Faults, Events, and System Messages User Guide』で説明されています。さらに、Web ベースの資料である『Cisco APIC Management Information Model Reference』にも示されています。
(注) すべてのシステム メッセージがシステムの問題を意味するわけではありません。単に情報を通知するだけのメッセージもありますし、通信回線、内部ハードウェア、またはシステム ソフトウェアに関する問題点の診断に役立つメッセージもあります。
基礎 NX-OS オペレーティング システムによって生成されたシステム メッセージは、次のように構成されます。
ファシリティ コードは、2 つ以上の大文字からなるコードで、メッセージによって参照されたファシリティを示します。ファシリティはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェアのモジュールである可能性があります。
重大度は 0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状態の重大度を表します。この値が小さいほど、重大な状況を意味します。 表 1-1 に、メッセージの重大度を示します。
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ニーモニック コードは、エラー メッセージを一意に識別するためのコードです。
メッセージ テキストは、状況を説明する文字列です。この文字列には、発生したイベントに関する詳細情報(端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリのアドレス空間内の特定ロケーションに対応するアドレスなど)が含まれる場合があります。このような変数のフィールドに含まれる情報は、メッセージごとに異なるため、このマニュアルでは、該当する短い文字列を角カッコ([ ])で囲んで示しています。たとえば 10 進数は [dec] で表します。 表 1-2 に、メッセージ内の変数フィールドを示します。
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次に、一般的な NX-OS システム メッセージの例を示します。
NX-OS 以外の ACI コンポーネントによって生成されたシステム メッセージは、次のように構成されます。
「apic1」または「spine3」などの、メッセージを生成したホスト名または IP アドレス。
ローカル ファシリティ コード「n」は 0 ~ 7 の 1 桁のコードで、メッセージのローカル ファシリティを表します。この番号は設定可能であり、着信メッセージを分類するために使用されます。
重大度は 1 ~ 5 の 1 桁のコードで、状態の重大度を表します。この値が小さいほど、重大な状況を意味します。NX-OS システム メッセージとは異なり、ACI システム メッセージは、RFC5674 で説明されている ITU Perceived Severity の値に従います。 表 1-3 に、メッセージの重大度を示します。
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障害の現在のライフサイクル状態。障害はステートフルであり、1 つの障害がそのライフサイクルの間に複数の状態を遷移します。イベントはステートレスであり、このフィールドはイベント システム メッセージから省略されます。
コンポーネントの障害またはしきい値の超過のような、イベントを引き起こしたアクションまたは状態。
数値による重大度値のテキストへの変換。たとえば、「Major」などです。
障害の状態またはイベントによって影響を受ける管理対象オブジェクト(MO)の識別名(DN)。
メッセージ テキストは、状況を簡潔に説明する文字列です。テキスト文字列には、インターフェイス ポート番号またはネットワーク アドレスを含む、障害またはイベントに関する詳細情報が含まれる場合があります。
次の例は、ファブリック ノード障害が生成する ACI システム メッセージを示しています。
ヒント Visore オブジェクト ブラウザを使用して、障害オブジェクトのプロパティから、障害の状態に関する詳細について調べることができます。
次の例は、ファブリック ノード障害が生成する ACI システム メッセージを示しています。
ヒント Visore オブジェクト ブラウザを使用して、イベント レコード オブジェクトのプロパティから、障害の状態に関する詳細について調べることができます。