Cisco ACI Multi-Site Orchestrator のアップグレードに関するガイドライン
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Cisco ACI Multi-Site Orchestrator をアップグレードする前に、各サイトの Cisco APIC についてリリース 4.0(1) へのアップグレードを済ませていることを確認します。
Cisco ACI Multi-Site では、拡張運用の場合、異なる APIC リリース バージョンが異なるサイトに存在する状態はサポートされていません。APIC リリース 3.2(x) と 4.0(x) の展開の混在は、Multi-Site ファブリック アップグレード プロセス全体が実行されているときに、限られた期間にわたってサポートされます。この混在操作の間は、Cisco ACI Multi-Site Orchestrator では引き続き、最も古い APIC リリースでサポートされているバージョンを実行する必要があります。
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Cisco ACI Multi-Site Orchestrator リリース 1.2(1) 以降を実行していることを確認します。以前のリリースを実行している場合は、最初に、「Cisco ACI Multi-Site Orchestrator のリリース 1.2(x) へのアップグレード」の説明に従ってアップグレードを行う必要があります。
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現在インストールされている Cisco ACI Multi-Site Orchestrator が正常に実行されていることと、クラスタ内の各ノードに 15 GB 以上の空きディスク容量があることを確認します。
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Cisco ACI Multi-Site Orchestrator ノードのすべての VM が、「Cisco ACI Multi-Site Orchestrator の展開に関するガイドライン」に記載されている CPU および RAM の新しい最低要件にアップグレードされていることを確認します。
(注)
仮想マシンをアップグレードする場合は次の点に留意してください。
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VM の電源がオフのときに、仮想マシンの CPU と RAM についてすべての変更を済ませることをお勧めします。したがって、クラスタを使用可能な状態に保つために VM のアップグレードを一度に 1 つずつ行うことをお勧めします。
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Cisco ACI Multi-Site Orchestrator の VM のハード ディスク サイズを変更しないでください。
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Cisco ACI Multi-Site Orchestrator のアップグレードには、Python を使用する方法と upgrade.sh
スクリプトを使用する方法の 2 つがあります。すべてのバージョンについて upgrade.sh
を使用してのアップグレードが可能ですが、リリース 2.0(1) 以降にアップグレードする場合は Python スクリプトの使用をお勧めします。Python を使用する方法では、手動によるいくつかの手順が自動化され、リモートでのアップグレードの実行がサポートされます。
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Python を使用したアップグレードについては「Python を使用した Cisco ACI Multi-Site Orchestrator のリリース 2.0(x) へのアップグレード」で説明しています。
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upgrade.sh
を使用したアップグレードについては「upgrade.shを 使用した Cisco ACI Multi-Site Orchestrator のリリース 2.0(x) へのアップグレード」で説明しています。