Catalyst 6500 シリーズ Power over Ethernet ドータカード フィールド アップグレード
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードの取り外し
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードの取り付け
WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け
WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードの取り外し
WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードの取り付け
WS-F6K-GE48-AFインライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け
WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードの取り外し
WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードの取り付け
WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け
WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードの取り外し
WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードの取り付け
WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け
WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードの取り外し
WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードの取り付け
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このマニュアルでは、次の Catalyst 6500 シリーズ Power over Ethernet(PoE)ドータカードの取り付けおよび取り外し手順について説明します。PoE ドータカードとその簡単な説明を 表1 に示します。
(注) WS-F6K-VPWR および WS-F6K-VPWR-GE PoE ドータカードは、複数のイーサネット モジュール間で相互に交換することはできません。
• 「概要」
• 「WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け」
• 「WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け」
• 「WS-F6K-GE48-AFインライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け」
• 「WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け」
• 「WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードの取り外しおよび取り付け」
• 「適合規格」
PoE ドータカードをフィールド内の特定の 10/100 および 10/100/1000 イーサネット スイッチング モジュールに取り付けてイーサネット スイッチング モジュールをアップグレードし、IP Phone などのデバイスにインライン パワーを提供することができます。 表2 に、PoE ドータカード、サポートされるイーサネット モジュール、ポート出力、およびポート速度を示します。また、 表3 に PoE ドータカードの機能を示します。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
ここでは、イーサネット モジュールをスイッチのシャーシから取り外す方法について説明します。
PoE ドータカードの取り付けおよび取り外し作業には、次の工具が必要です。
• No.2 プラス ドライバ(ドータカードを取り外す、または取り付けるモジュールの非脱落型ネジに使用)
• No.1 プラス磁気ドライバ(ドータカードをイーサネット モジュールに固定するネジおよびキャップ ナットに使用)
• 各自用意した静電気防止用器具、またはすべてのアップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)、およびスペアに付属の使い捨て静電気防止用リスト ストラップ
警告 装置を開ける前に、電話網の電圧に接触しないように電話線を取り外してください。
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行わないでください。
警告 感電を防止するために、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全特別低電圧)回路を Telephone Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路があり、WAN ポートには TNV 回路があります。一部の LAN ポートおよび WAN ポートは、いずれも RJ-45 コネクタを使用しています。ケーブルを接続する際は、十分に注意してください。
警告 絶縁されていない金属接点、導線、または端子をPower over Ethernet(PoE)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに出入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。出入りが制限された場所とは、特殊なツール、ロックおよびキー、または他のセキュリティ手段を使用しないと入室できない場所を意味します。
シャーシからイーサネット スイッチング モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュールに接続しているすべてのネットワーク インターフェイス ケーブルを取り外します。
ステップ 2 シャーシに搭載されているその他すべてのモジュールについて、非脱落型ネジがきちんと締まっていることを確認します。モジュールを取り外したあとの、スロットの空きスペースを確実に保持するためです。
(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、搭載モジュールの EMI ガスケットによってモジュールが空きスロット側に押し出され、その結果、空きスペースのサイズが小さくなり、モジュールを再び取り付けることが困難になります。
ステップ 3 取り外すモジュールの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 シャーシのスロット方向(水平または垂直)に応じて、次のどちらかの手順を実行します。
a. 左右のイジェクト レバーに親指を当てて、レバーを外側に同時に回転させ、バックプレーン コネクタからモジュールを外します(図1 を参照)。
b. モジュール前面の端を持って、スロットの中ほどまでモジュールを引き出します。反対の手をモジュールの底面に当てて、モジュールの重量を支えます。モジュールの回路に触れないように注意してください(図2 を参照)。
図2 シャーシからのモジュールの取り外し(水平スロットのシャーシ)
a. モジュールの上下にあるイジェクト レバーに親指を当てて、レバーを外側に同時に回転させ、バックプレーン コネクタからモジュールを外します。
b. モジュールの端を持ち、スロットからまっすぐモジュールを引き出します。モジュールの回路に触れないように注意してください。
ステップ 5 モジュールを静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
ステップ 6 これで、インライン パワー ドータカードを取り外すまたは取り付ける準備ができました。インライン パワー ドータカードの一覧と、取り付けおよび取り外し手順については、 表4 を参照してください。
ステップ 7 インライン パワー ドータカードの取り外しまたは取り付けが完了したら、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードは、次のイーサネット モジュールでのみサポートされます。
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードではシスコ予備規格のインライン パワーをサポートしていますが、IEEE 802.3af はサポートしていません。
モジュールから WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 図3 に示す 6 本のネジを取り外します。
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの端を持ち、静かに持ち上げてイーサネット モジュールのコネクタから外します。
ステップ 3 インライン パワー ドータカードをモジュールから慎重に取り外し(図4 を参照)、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
図4 インライン パワー ドータカードの取り外し(WS-F6K-VPWR)
ステップ 4 WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードを取り付ける場合は、「WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードの取り付け」 に進みます。シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける場合は、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードをイーサネットの基板に取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 インライン パワー ドータカードを保護パッケージから取り出します。
ステップ 2 インライン パワー ドータカードをモジュールのスタンドオフの位置に合わせます(図5 を参照)。
図5 モジュール上へのインライン パワー ドータカードの位置合わせ(WS-F6K-VPWR)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの端を静かに押し込み、ドータカードのコネクタをモジュールのコネクタに差し込みます。
(注) インライン パワー ドータカードのコネクタがモジュールのコネクタに固定されたかどうかを確認してください。
ステップ 4 6 本のネジを取り付けて、均等にネジを締めます(図6 を参照)。
ステップ 5 これで、イーサネット モジュールをシャーシに取り付ける準備ができました。「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードを搭載できるのは、次のイーサネット モジュールだけです。
WS-F6K-VPWR インライン パワー ドータカードではシスコ予備規格のインライン パワーをサポートしていますが、IEEE 802.3af はサポートしていません。
イーサネット モジュールから WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 インライン パワー ドータカードをモジュールに固定している 9 本のネジと 3 つのナットを緩め、取り外します(図7 を参照)。
図7 インライン パワー ドータカードの固定ネジとナットの取り外し(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの手前の端を持ち、静かに持ち上げてイーサネット モジュールの前方のコネクタから外します(図8 を参照)。
図8 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの取り外し(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの後方の端を持ち(図9 を参照)、静かに持ち上げて、インライン パワー ドータカードのコネクタをイーサネット モジュールの後方のコネクタから外します。
図9 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの取り外し(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 4 インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュールから慎重に取り外し、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
ステップ 5 WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードを取り付ける場合は、「WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードの取り付け」 に進みます。シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける場合は、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-VPWR-GE インライン パワー ドータカードをモジュール上に取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュール上の 3 つのネジ山とインライン パワー ドータカードの対応するネジ穴の位置が合うように、インライン パワー ドータカードをモジュールの上に重ねます(図10 を参照)。こうして、インライン パワー ドータカードの前方および後方コネクタと、モジュールの前方および後方コネクタの位置を合わせます。
図10 モジュール上へのインライン パワー ドータカードの位置合わせ(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの両側を指で押さえ、インライン パワー ドータカードを押し込んで、イーサネット モジュールの後方コネクタに差し込みます(図11 を参照)。
図11 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの固定(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの手前の部分を、端に沿って指で押し込みながら、イーサネット モジュールの前方コネクタにしっかりと固定します(図12 を参照)。
図12 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの固定(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 4 9 本のネジと 3 つのナットを使用して、インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュールに取り付けます(図13 を参照)。
図13 モジュールへのインライン パワー ドータカードの取り付け(WS-F6K-VPWR-GE)
ステップ 5 これで、イーサネット モジュールをシャーシに取り付ける準備ができました。「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードを搭載できるのは、次のイーサネット モジュールだけです。
(注) WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードは、IEEE 802.3af とシスコ予備規格の両方をサポートしています。
イーサネット モジュールから WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュールに固定している 12 本のネジと 3 つのナットを緩め、取り外します(図14 を参照)。
ヒント ドータカードをモジュールに固定している 3 本のネジは、ドータカードのヒート シンクの開口部を貫通しています。この 3 本のネジを取り外すときは、No.1 プラス磁気ドライバの使用を推奨します。
図14 インライン パワー ドータカードの固定ネジとナットの取り外し(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの手前の端を持ち、静かに持ち上げてイーサネット モジュールの前方のコネクタから外します(図15 を参照)。
図15 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの取り外し(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの後方の端を持ち(図16 を参照)、静かに持ち上げて、インライン パワー ドータカードのコネクタをイーサネット モジュールの後方のコネクタから外します。
図16 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの取り外し(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 4 インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュールから慎重に取り外し、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
ステップ 5 WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードを取り付ける場合は、「WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードの取り付け」 に進みます。シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける場合は、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-GE48-AF インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュール上に取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュール上の 3 つのネジ山とインライン パワー ドータカードの対応するネジ穴の位置が合うように、インライン パワー ドータカードをモジュールの上に重ねます(図17 を参照)。こうして、インライン パワー ドータカードのコネクタと、モジュールのコネクタの位置を合わせます。
図17 モジュール上へのインライン パワー ドータカードの位置合わせ(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 2 ネジ山付近にあるインライン パワー ドータカードの後方コネクタの両側を指で押さえ、インライン パワー ドータカードを押し込んで、モジュールの後方コネクタに差し込みます(図18 を参照)。
図18 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの固定(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの手前の部分を、端に沿って指で押し込みながら、モジュールの前方コネクタにしっかりと固定します(図19 を参照)。
図19 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの固定(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 4 12 本のネジと 3 つのナットを使用して、インライン パワー ドータカードをモジュールに取り付けます(図20 を参照)。
ヒント ドータカードをモジュールに固定している 3 本のネジは、ドータカードのヒート シンクの開口部を貫通しています。この 3 本のネジを取り付けるときは、No.1 プラス磁気ドライバの使用を推奨します。
図20 モジュールへのインライン パワー ドータカードの固定(WS-F6K-GE48-AF)
ステップ 5 これで、イーサネット モジュールをシャーシに取り付ける準備ができました。「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードをサポートしているのは、WS-X6148X2-RJ-45 イーサネット モジュールだけです。
(注) WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードは、IEEE 802.3af とシスコ予備規格の両方をサポートしています。
モジュールから WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 インライン パワー ドータカードをモジュールに固定している 10 本のネジと 2 つのナットを緩め、取り外します(図21 を参照)。
図21 インライン パワー ドータカードの固定ネジの取り外し(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの後方の端を持ち、静かに持ち上げてモジュールの後方のコネクタから外します(図22 を参照)。
図22 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの取り外し(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの手前の端を持ち(図23 を参照)、静かに持ち上げて、インライン パワー ドータカードのコネクタをモジュールの前方のコネクタから外します。
図23 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの取り外し(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 4 インライン パワー ドータカードをモジュールから慎重に取り外し、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
ステップ 5 WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードを取り付ける場合は、「WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードの取り付け」 に進みます。シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける場合は、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-FE48X2-AF インライン パワー ドータカードをモジュール上に取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュール上の 2 つのネジ山とインライン パワー ドータカードの対応するネジ穴の位置が合うように、インライン パワー ドータカードをモジュールの上に重ねます(図24 を参照)。こうして、インライン パワー ドータカードのコネクタと、モジュールのコネクタの位置を合わせます。
図24 モジュール上へのインライン パワー ドータカードの位置合わせ(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 2 端を指で押さえ、インライン パワー ドータ カードを押し込んで、モジュールの前方コネクタに差し込みます(図25 を参照)。
図25 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの固定(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの後方コネクタを指で押さえ、インライン パワー ドータカードを押し込んで、モジュールの後方コネクタにしっかりと固定します(図26 を参照)。
図26 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの固定(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 4 10 本のネジと 2 つのナットを使用して、インライン パワー ドータカードをモジュールに取り付けます(図27 を参照)。
図27 モジュールへのインライン パワー ドータカードの固定(WS-F6K-FE48X2-AF)
ステップ 5 これで、イーサネット モジュールをシャーシに取り付ける準備ができました。「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードを搭載できるのは、次のイーサネット モジュールだけです。
(注) WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードは、IEEE 802.3af とシスコ予備規格の両方をサポートしています。
イーサネット モジュールから WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 インライン パワー ドータカードをモジュールに固定している 12 本のネジと 3 つのナットを緩め、取り外します(図28 を参照)。
図28 インライン パワー ドータカードの固定ネジとナットの取り外し(WS-F6K-48-AF)
ステップ 2 インライン パワー ドータカードの手前の端を持ち、静かに持ち上げてイーサネット モジュールの前方のコネクタから外します(図29 を参照)。
図29 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの取り外し(WS-F6K-48-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの後方の端を持ち(図30 を参照)、静かに持ち上げて、インライン パワー ドータカードのコネクタをイーサネット モジュールの後方のコネクタから外します。
図30 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの取り外し(WS-F6K-48-AF)
ステップ 4 インライン パワー ドータカードをイーサネット モジュールから慎重に取り外し、静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
ステップ 5 WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードを取り付ける場合は、「WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードの取り付け」 に進みます。シャーシにイーサネット モジュールを取り付ける場合は、「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
イーサネット モジュールに WS-F6K-48-AF インライン パワー ドータカードを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 モジュール上の 3 つのネジ山とインライン パワー ドータカードの対応するネジ穴の位置が合うように、インライン パワー ドータカードをモジュールの上に重ねます(図31 を参照)。こうして、インライン パワー ドータカードのコネクタと、モジュールのコネクタの位置を合わせます。
図31 モジュール上へのインライン パワー ドータカードの位置合わせ(WS-F6K-48-AF)
ステップ 2 ネジ山付近にあるインライン パワー ドータカードの後方コネクタの両側を指で押さえ、インライン パワー ドータカードを押し込んで、モジュールの後方コネクタに差し込みます(図32 を参照)。
図32 インライン パワー ドータカードの後方コネクタの固定(WS-F6K-48-AF)
ステップ 3 インライン パワー ドータカードの手前の部分を、端に沿って指で押し込みながらイーサネット モジュールの前方コネクタにしっかりと固定します(図33 を参照)。
図33 インライン パワー ドータカードの前方コネクタの固定(WS-F6K-48-AF)
ステップ 4 12 本のネジと 3 つのナットを使用して、インライン パワー ドータカードをモジュールに取り付けます(図34 を参照)。
図34 モジュールへのインライン パワー ドータカードの固定(WS-F6K-48-AF)
ステップ 5 これで、イーサネット モジュールをシャーシに取り付ける準備ができました。「イーサネット スイッチング モジュールの取り付け」 に進みます。
イーサネット スイッチング モジュールをシャーシに取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 スイッチのシャーシに搭載されているすべてのモジュールについて、非脱落型ネジがきちんと締まっていることを確認します。
これは、全モジュールの EMI ガスケットを完全に圧縮し、モジュールを取り外したあとに最大限の空きスペースを残すためです。
(注) 非脱落型ネジが緩んでいると、搭載されているモジュールの EMI ガスケットによってモジュールが空きスロット側に押し出され、その結果、空きスペースのサイズが小さくなり、モジュールを再び取り付けることが困難になります。
ステップ 2 取り付けるモジュールの両側のイジェクト レバーを完全に開いた状態にします(図35 を参照)。
ステップ 3 シャーシのスロット方向(水平または垂直)に応じて、次のどちらかの手順を実行します。
a. モジュールをスロット内に差し込みます(図35 を参照)。モジュール フレームの左右がスロットの両側のスロット ガイドと重なるようにします。
b. モジュール上部の EMI ガスケットが上段スロットのモジュールと接触し、左右のイジェクト レバーがモジュール前面プレートから 45 度程度に閉じるまで、モジュールをスロット内に静かに押し込みます(図36 を参照)。
c. 両手の親指と人差し指で左右のイジェクト レバーを押し下げて、モジュールの EMI ガスケットと上段のモジュールとの間に 0.040 インチ(1 mm)ほどのわずかな隙間を作ります(図36 を参照)。
d. 押し下げながら、左右のイジェクト レバーを同時に閉じて、モジュールをバックプレーン コネクタに完全に装着します。イジェクト レバーが完全に閉じると、モジュールの前面プレートと一直線になります(図37 を参照)。
(注) モジュールがバックプレーン コネクタに完全に装着されていないと、エラー メッセージが表示されます。
(注) イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してから、非脱落型ネジを締めてください。
f. モジュールの STATUS LED が点灯したことを確認します。STATUS LED は定期的にチェックしてください。モジュールのブート プロセスが正常に完了し、オンライン状態になると、STATUS LED がオレンジからグリーンに変わります。STATUS LED がオレンジのままかレッドに点灯した場合には、モジュールのブート プロセスが正常に完了せず、エラーが発生した可能性があります。
図37 イジェクト レバーを閉じた状態(水平スロットのシャーシ)
a. モジュールをスロット内に差し込みます(図38 を参照)。モジュール フレームの両端がスロット上下のスロット ガイドと重なるようにします。
b. モジュール右側の EMI ガスケットが隣接スロットのモジュールと接触し、上下のイジェクト レバーがモジュール前面プレートから 45 度程度に閉じるまで、モジュールをスロット内に静かに押し込みます(図39 を参照)。
c. 両手の親指と人差し指で両方のイジェクト レバーを持ち、左側に多少押しつけるようにして、モジュールを 0.040 インチ(1 mm)ほど傾け、モジュールの EMI ガスケットと隣接モジュールの間にわずかな隙間を作ります(図39 を参照)。
d. 押しつけながら、両方のイジェクト レバーを同時に閉じて、モジュールをバックプレーン コネクタに完全に装着します。イジェクト レバーが完全に閉じると、モジュールの前面プレートと一直線になります(図40 を参照)。
(注) イジェクト レバーが完全に閉じていることを確認してから、非脱落型ネジを締めてください。
f. モジュールの STATUS LED が点灯したことを確認します。STATUS LED は定期的にチェックしてください。モジュールのブート プロセスが正常に完了し、オンライン状態になると、STATUS LED がオレンジからグリーンに変わります。STATUS LED がオレンジのままかレッドに点灯した場合には、モジュールのブート プロセスが正常に完了せず、エラーが発生した可能性があります。
図40 イジェクト レバーを閉じた状態(垂直スロットのシャーシ)
Voice-over-IP(VoIP)ネットワークの設定の詳細は、『 Catalyst 6500 Series Switch Software Configuration Guide 』または『 Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Software Configuration Guide 』を参照してください。
システムに搭載した Catalyst 6500 シリーズ スイッチのモジュールは、 表5 に示す規格に適合しています。
CE1 マーキング |
|
UL2 60950、CSA3-C22.2 No. 60950、EN4 60950、IEC5 60950、AS/NZS 60950 |
|
EMC6 |
FCC7 Part 15 (CFR8 47) Class A、ICES9-003 Class A、EN55022 Class A、CISPR22 Class A、AS/NZS 3548 Class A、VCCI Class A、EN 55024、EN 50082-1、EN 61000-6-1、EN 300386、EN 61000-3-2、EN 61000-3-3 |
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オンラインの TAC Service Request ツールを使えば、S3 および S4 の問題について最も迅速にテクニカル サポートを受けられます(ネットワークの障害が軽微である場合、あるいは製品情報が必要な場合)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request ツールが推奨される解決方法を提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、TAC の技術者が対応します。TAC Service Request ツールは次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
問題が S1 または S2 であるか、インターネットにアクセスできない場合は、電話で TAC にご連絡ください(運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合)。S1 および S2 の問題には TAC の技術者がただちに対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
電話でテクニカル サポートを受ける際は、次の番号のいずれかをご使用ください。
アジア太平洋:+61 2 8446 7411(オーストラリア:1 800 805 227)
EMEA:+32 2 704 55 55
米国: 1 800 553-2447
すべての問題を標準形式で報告するために、問題の重大度を定義しました。
重大度 1(S1) ― ネットワークがダウンし、業務に致命的な損害が発生する場合。24 時間体制であらゆる手段を使用して問題の解決にあたります。
重大度 2(S2) ― ネットワークのパフォーマンスが著しく低下、またはシスコ製品のパフォーマンス低下により業務に重大な影響がある場合。通常の業務時間内にフルタイムで問題の解決にあたります。
重大度 3(S3) ― ネットワークのパフォーマンスが低下しているが、ほとんどの業務運用が機能している場合。通常の業務時間内にサービスの復旧を行います。
重大度 4(S4) ― シスコ製品の機能、インストレーション、基本的なコンフィギュレーションについて、情報または支援が必要で、業務への影響がほとんどまたはまったくない場合。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、およびロゴ入り商品を提供しています。Cisco Marketplace には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• Cisco Press では、ネットワーク、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次の URL からアクセスしてください。
• 『 Packet 』は、シスコシステムズが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『Packet』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事をはじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、お客様の事例研究、認定やトレーニングに関する情報、および多数の詳細なオンライン リソースへのリンクが盛り込まれています。『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。
• 『 iQ Magazine 』は、シスコのテクノロジーを使って収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法について学ぶことを目的とした、シスコシステムズが発行する成長企業向けの季刊誌です。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、これら企業が直面するさまざまな課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『iQ Magazine』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
• 『 Internet Protocol Journal 』は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコシステムズが発行する季刊誌です。『Internet Protocol Journal』には、次の URL からアクセスしてください。
• シスコシステムズは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。