この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Catalyst 6500シリーズ スイッチにSSLサービス モジュールを取り付ける方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
• 「システム要件」
• 「安全上の警告」
Catalyst 6500シリーズ スイッチにSSLサービス モジュールを取り付ける場合は、事前に、スイッチが 表 2-1 に記載されたハードウェア要件およびソフトウェア要件を満たしているかを確認してください。
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誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
注:これらの注意事項を保存しておいてください。
注:このマニュアルは、製品に付属のインストレーション ガイドと併せて利用してください。詳細については、インストレーション ガイド、コンフィギュレーション ガイド、またはその他の添付資料を参照してください。
警告 システムの設置、操作、またはメンテナンスを行う前に、『Site Preparation and Safety Guide』を参照してください。このマニュアルには、システムを扱う前に理解しておく必要がある安全に関する重要な情報が記載されています。
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
警告 作業中は、カードのESD破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置へのEMIの影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
ここでは、Catalyst 6500シリーズ スイッチにSSLサービス モジュールを取り付ける方法について説明します。
• 「必要な工具」
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
(注) SSLサービス モジュールを取り付ける前に、Catalyst 6500シリーズ スイッチのシャーシを設置し、少なくとも1つのスーパバイザ エンジンを搭載する必要があります。スイッチ シャーシの設置手順については、『Catalyst 6500 Series Installation Guide』を参照してください。
ここでは、Catalyst 6500シリーズ スイッチにSSLサービス モジュールを取り付ける方法について説明します。
(注) スーパバイザ エンジン(冗長スーパバイザ エンジンがある場合)を含むすべてのモジュールで、ホットスワップがサポートされています。システムの電源を切断したり、他のソフトウェアまたはインターフェイスをシャットダウンしなくても、モジュールの追加、交換、または取り外しを行うことができます。ホットスワップ対応モジュールの詳細については、『Catalyst 6500 Series Module Installation Guide』を参照してください。
警告 作業中は、カードのESD破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。
Catalyst 6500シリーズ スイッチにSSLサービス モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ESDによる損傷を防止するために必要な対策を講じます。
ステップ 2 SSLサービス モジュールを取り付けるスロットを選びます。Catalyst 6500シリーズ スイッチのスロット番号については、図 2-1を参照してください。
(注) スロット1は、スーパバイザ エンジン専用です。スロット2には、スロット1に搭載したスーパバイザ エンジンが故障した場合に備えて、追加のスーパバイザ エンジンを搭載できます。冗長スーパバイザ エンジンが必要ない場合は、6スロット シャーシのスロット2~6、9スロット シャーシのスロット2~9、13スロット シャーシのスロット2~13のいずれかにSSLサービス モジュールを搭載できます。
図 2-1 Catalyst 6500シリーズ スイッチのスロット番号
ステップ 3 スーパバイザ エンジンまたはスイッチング モジュールのポートにインターフェイス機器を直接接続できるだけの十分な余裕があるかを確認します。
(注) できるだけ、スイッチング モジュール用フィラー プレート(シスコ部品番号:800-00292-01)だけが取り付けられている空きスロットの間にあるスロットにスイッチング モジュールを搭載するようにしてください。
警告 ブランク前面プレート(フィラー パネル)には、3つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置へのEMIの影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカードおよび前面プレートを正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
ステップ 4 目的のスロットにスイッチング モジュール用フィラー プレート(または既存のスイッチング モジュール)を固定している非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 5 スイッチング モジュール用フィラー プレート(または既存のスイッチング モジュール)を取り外します。
ステップ 6 SSLサービス モジュールのハンドルを片手でつかみ、もう一方の手をフレームの下に添えて、モジュールを支えます。プリント基板またはコネクタ ピンに触れないよう注意してください。
ステップ 7 スロットにSSLサービス モジュールを合わせます。スイッチング モジュール フレームの両側のノッチとスロットの溝を合わせます(図 2-2を参照)。
図 2-2 Catalyst 6500シリーズ スイッチへのモジュールの取り付け
ステップ 8 SSLサービス モジュールをバックプレーンに対して垂直に保ち、スイッチング モジュールの前面プレートがイジェクト レバーと接触するまで、SSLサービス モジュールをスロットに慎重に押し込みます(図 2-3図 2-3を参照)。
ステップ 9 両手の親指と人差し指で左右のイジェクト レバーを同時に押し込んで、SSLサービス モジュールをバックプレーン コネクタに完全に固定します。
(注) ホットスワップを実行すると、コンソールに[Module n has been inserted]というメッセージが表示されます。ただし、Telnetセッションを介してCatalyst 6500シリーズ スイッチに接続している場合は、このメッセージは表示されません。
ステップ 10 ドライバで、SSLサービス モジュールの左右にある非脱落型ネジを締めます。
SSLサービス モジュールをCatalyst 6500シリーズ スイッチに取り付けると、モジュールはブート シーケンスを自動実行します。ブート シーケンスが正常に終了すると、STATUS LEDがグリーンに点灯した状態になります。STATUS LEDがグリーンに点灯しない場合、または、別の色に点灯する場合は、表 1-2を参照して、モジュールの状態を確認してください。
ここでは、Catalyst 6500シリーズ スイッチからSSLサービス モジュールを取り外す方法について説明します。
警告 作業中は、カードのESD破壊を防ぐため、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。感電する危険があるので、手や金属工具がバックプレーンに直接触れないようにしてください。
SSLサービス モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 次のいずれかの方法で、モジュールをシャットダウンします。
• イネーブル モードで、ルータ プロンプトにhw-mod module mod shutdown コマンドを入力します。
(注) このコマンドを入力してモジュールをシャットダウンした場合は、コンフィギュレーション モードで次に示すコマンドを入力して、モジュールを再起動(電源を切断してから再投入)する必要があります。Router# no power enable module mod
Router# power enable module mod
• モジュールがいずれのコマンドにも反応しない場合は、モジュールの前面パネルにあるSHUTDOWNボタンを押してください。
ステップ 2 SSLサービス モジュールがシャットダウンしたことを確認します。STATUS LEDが消灯するか、オレンジに点灯するまで、スイッチからモジュールを取り外さないでください。
ステップ 3 ドライバで、モジュールの左右にある非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 左右のイジェクト レバーを持ち、両方のレバーを外側に同時に倒して、バックプレーン コネクタからモジュールを外します。
ステップ 5 モジュールをスロットから引き出すときには、片手をモジュールのフレームの下に添えます。モジュール本体には触れないように注意してください。
ステップ 6 片手でフレームを下から支えながら、スロットからモジュールをまっすぐ引き出します。モジュールをバックプレーンに対して垂直(床と水平)に保つように注意します。
ステップ 7 取り外したモジュールを静電気防止用マットまたは静電気防止材の上に置きます。
警告 ブランクの前面プレートおよびカバー パネルには、3つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置へのEMIの影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーを正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。
ステップ 8 スロットが空のままになる場合は、スイッチング モジュール用フィラー プレートを取り付けて、シャーシの中に埃が入らないように、またモジュール コンパートメント内部の通気が適切に保たれるようにします。