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目次
この章では、Cisco NX-OS デバイス上で仮想デバイス コンテキスト(VDC)を作成する方法について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
Cisco NX-OS では、network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイス上で FCoE(Fibre Channel over Ethernet)を実行できるようになりました。 FCoE を実行するために、ストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC をデフォルト VDC にすることはできません。 デバイスに設定できるストレージ VDC は 1 つだけです。 FCoE の設定については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
Cisco NX-OS Release 6.2(2) 以降、スーパーバイザ 2e モジュールは新しい Cisco Nexus 7718 スイッチおよび Cisco Nexus 7710 スイッチをサポートします。 これらのスイッチは F2e ラインカードだけをサポートします。 詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイス上で FCoE を実行できるようになりました。 デバイスで FCoE を実行する際には、個別のストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC にできるのは、VDC のいずれか 1 つだけです。デフォルト VDC をストレージ VDC として設定することはできません。
ストレージ VDC には、指定のインターフェイスに加えて指定の FCoE VLAN を割り当てます。 FCoE の設定については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
イーサネット トラフィックとファイバ チャネル トラフィックの両方を伝送する共有インターフェイスを設定できます。 この特定のケースでは、同じインターフェイスが複数の VDC に属します。 共有インターフェイスはイーサネット VDC とストレージ VDC の両方に割り当てられます。
VDC の高可用性(HA)ポリシーは、回復不可能な VDC 障害が発生した場合に Cisco NX-OS ソフトウェアによって実行される処理を定義します。
HA ポリシーは、VDC の作成時に、シングル スーパーバイザ モジュールまたはデュアル スーパーバイザ モジュール構成に対して指定できます。 HA ポリシーのオプションは次のとおりです。
作成したデフォルト以外の VDC に対するデフォルトの HA ポリシーは、シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合は再起動、デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合はスイッチオーバーです。 デフォルト VDC に対するデフォルトの HA ポリシーは、シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合はリロード、デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合はスイッチオーバーです。
(注) |
ストレージ VDC と FCoE でインターフェイスを割り当てる詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。 |
VDC に割り当てることができる物理リソースは、物理インターフェイスだけです。 1 つのインターフェイスは 1 つの VDC だけに割り当てることができます。ただし、特定のケースとして、ファイバ チャネル トラフィックとイーサネット トラフィックの両方を伝送する共有インターフェイスは除きます。 共有インターフェイスは、イーサネット VDC とストレージ VDC の両方に割り当てられます。 ある VDC から別の VDC にインターフェイスを移動すると、そのインターフェイスの設定は失われます。
VDC を最初に作成する際、その VDC にインターフェイスを明示的に割り当てることができます。 初期状態では、すべてのインターフェイスはデフォルト VDC(VDC 1)内に配置されています。 VDC に割り当てたインターフェイスは、この特定の VDC だけから表示および設定を行えます。 VDC のインターフェイスを削除するには、このインターフェイスをデフォルト VDC に戻します。
注意 |
インターフェイスを移動すると、このインターフェイスのすべての設定は失われ、インターフェイスは停止状態となります。 |
(注) |
Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、インターフェイスの割り当て時にポート グループのすべてのメンバーが VDC に自動的に割り当てられるようになりました。 |
インターフェイスを VDC に割り当てる際は、使用するプラットフォームのハードウェア アーキテクチャにも注意する必要があります。 任意の組み合わせでインターフェイスを物理デバイスに割り当てることができます。
Cisco NX-OS Release 6.1 以降では、次の M2 シリーズ モジュールが Cisco Nexus 7000 シリーズ プラットフォームでサポートされます。
(注) |
M2 シリーズ モジュールにはポート グループの制限はありません。 M2 シリーズ モジュール上のどのポートも任意の VDC に配置できます。 |
ポート グループ |
ポート番号 |
---|---|
グループ 1 |
1、3、5、7 |
グループ 2 |
2、4、6、8 |
グループ 3 |
9、11、13、15 |
グループ 4 |
10、12、14、16 |
グループ 5 |
17、19、21、23 |
グループ 6 |
18、20、22、24 |
グループ 7 |
25、27、29、31 |
グループ 8 |
26、28、30、32 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート、10 Gbps イーサネット モジュール N7K-F132XP-15 では、指定された組み合わせで物理デバイス上のインターフェイスを割り当てる必要があります。 このモジュールには、それぞれ 2 つのポートで構成される 16 のポート グループがあります。 指定されたポート ペアを同一の VDC に割り当てる必要があります。 次の表は、ポート グループのポート番号を示しています。
ポート グループ |
ポート番号 |
---|---|
グループ 1 |
1 および 2 |
グループ 2 |
3 および 4 |
グループ 3 |
5 および 6 |
グループ 4 |
7 および 8 |
グループ 5 |
9 および 10 |
グループ 6 |
11 および 12 |
グループ 7 |
13 および 14 |
グループ 8 |
15 および 16 |
グループ 9 |
17 および 18 |
グループ 10 |
19 および 20 |
グループ 11 |
21 および 22 |
グループ 12 |
23 および 24 |
グループ 13 |
25 および 26 |
グループ 14 |
27 および 28 |
グループ 15 |
29 および 30 |
グループ 16 |
31 および 32 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ 48 ポート、10 Gbps イーサネット モジュール N7K-F248XP-25[E] および N7K-F248XT-25[E] では、指定された組み合わせで物理デバイス上のインターフェイスを割り当てる必要があります。 これらのモジュールには、それぞれ 4 つのポートで構成される 12 のポート グループがあります。 1 つのポート グループに含まれる 4 つのポートすべてを同一の VDC に割り当てる必要があります。 次の表は、ポート グループのポート番号を示しています。
ポート グループ |
ポート番号 |
---|---|
グループ 1 |
1、2、3、4 |
グループ 2 |
5、6、7、8 |
グループ 3 |
9、10、11、12 |
グループ 4 |
13、14、15、16 |
グループ 5 |
17、18、19、20 |
グループ 6 |
21、22、23、24 |
グループ 7 |
25、26、27、28 |
グループ 8 |
29、30、31、32 |
グループ 9 |
33、34、35、36 |
グループ 10 |
37、38、39、40 |
グループ 11 |
41、42、43、44 |
グループ 12 |
45、46、47、48 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート、10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
Cisco NX-OS ソフトウェアは、各 VDC のアウトオブバンド管理用に、仮想管理(mgmt 0)インターフェイスを備えています。 このインターフェイスは、物理 mgmt 0 インターフェイスからアクセスする個別の IP アドレスを使用して設定できます。 また、物理デバイス上のいずれかのイーサネット インターフェイスを使用して、インバンド管理を行うこともできます。
新規の VDC は、新規の物理デバイスと似ています。 VDC 管理者のユーザ アカウント パスワードを設定し、VDC との接続を確立するための基本設定を行う必要があります。
ライセンスがない場合は、次の制約事項によって追加の VDC が作成できなくなります。
デフォルト VDC しか存在できず、他の VDC は作成できません。
サポートされているすべてのスーパーバイザ モジュールで、デフォルト VDC を管理 VDC としてイネーブルにすると、デフォルト以外の VDC は 1 つしかイネーブルにできません。
スーパーバイザ モジュール |
VDC の数 |
ライセンス要件 |
---|---|---|
スーパーバイザ 1 モジュール |
3 個のデフォルト以外の VDC および 1 個のデフォルト VDC または 4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC |
スーパーバイザ 1 モジュールでは、アドバンスド サービス パッケージ ライセンスおよび VDC ライセンスを互換的に使用できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、スーパーバイザ 1 モジュールでは最大 3 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。 VDC1 が管理 VDC の場合、最大 4 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。 |
スーパーバイザ 2 モジュール |
4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC |
スーパーバイザ 2 モジュールでは、アドバンスド サービス パッケージ ライセンスおよび VDC ライセンスを互換的に使用できます。 スーパーバイザ 2 モジュールでは、最大 4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC を作成できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、最大 3 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。 |
スーパーバイザ 2e モジュール |
8 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC |
スーパーバイザ 2e モジュールでは、最大 2 つの VDC ライセンスを使用できます。 VDC ライセンスはそれぞれ 4 個の VDC をカバーしています。 スーパーバイザ 2e モジュールでは、最大 8 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC を作成できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、最大 7 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco Nexus 7000 Verified Scalability Guide』および『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。 |
VDC 設定時の注意事項と制約事項は次のとおりです。
標準 VDC は、インターフェイス、VLAN、仮想ルーティングおよび転送(VRF)テーブル、またはポート チャネルを共有できません。
network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
次の注意事項と制約事項は、switchto vdc コマンドに適用されます。
network-admin または network-operator のロールを持つユーザのみが switchto vdc コマンドを使用できます。 他のユーザは使用することができません。
ユーザは、別のロールに switchto vdc コマンドを使用する権限を付与できません。
network-admin が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-admin になります。 同様に network-operator が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-operator になります。 switchto vdc コマンドを入力した後は、ユーザに関連付けられている他のロールはすべて無効になります。
network-admin または network-operator が switchto vdc コマンドを使用した後は、このユーザはこのコマンドを使用して別の VDC に切り替えることはできません。 唯一のオプションとして、元の VDC に戻すための switchback コマンドを使用できます。
Cisco NX-OS Release 6.2.2 では個別の F2e シリーズ VDC タイプが導入されました。F2e シリーズのサポートをイネーブルにするにはこのタイプを入力する必要があります。 Cisco NX-OS Release 6.1 では、F2 VDC タイプは F2 と F2e シリーズ モジュールの両方をサポートします。
F2 シリーズ モジュールは、F2e シリーズ モジュールと同じ VDC で共存することができます。 F2 シリーズ モジュールは他のモジュール タイプとは VDC で共存できません。 この制約は、LAN とストレージ VDC の両方に当てはまります。 モジュール タイプの制限と条件の詳細情報については、「VDC の管理」の章を参照してください。
F2e および F2 シリーズ モジュールは、スーパーバイザ 2 およびスーパーバイザ 2e モジュールでのみ FCoE をサポートします。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、OTV をサポートしません。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスが F2 と F3 シリーズ モジュールにまたがっている場合、64,000 ユニキャスト エントリをサポートしません。
VDC 設定時の注意事項と制約事項は次のとおりです。
標準 VDC は、インターフェイス、VLAN、仮想ルーティングおよび転送(VRF)テーブル、またはポート チャネルを共有できません。
network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
次の注意事項と制約事項は、switchto vdc コマンドに適用されます。
network-admin または network-operator のロールを持つユーザのみが switchto vdc コマンドを使用できます。 他のユーザは使用することができません。
ユーザは、別のロールに switchto vdc コマンドを使用する権限を付与できません。
network-admin が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-admin になります。 同様に network-operator が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-operator になります。 switchto vdc コマンドを入力した後は、ユーザに関連付けられている他のロールはすべて無効になります。
network-admin または network-operator が switchto vdc コマンドを使用した後は、このユーザはこのコマンドを使用して別の VDC に切り替えることはできません。 唯一のオプションとして、元の VDC に戻すための switchback コマンドを使用できます。
Cisco NX-OS Release 6.2.2 では個別の F2e シリーズ VDC タイプが導入されました。F2e シリーズのサポートをイネーブルにするにはこのタイプを入力する必要があります。 Cisco NX-OS Release 6.1 では、F2 VDC タイプは F2 と F2e シリーズ モジュールの両方をサポートします。
F2 シリーズ モジュールは、F2e シリーズ モジュールと同じ VDC で共存することができます。 F2 シリーズ モジュールは他のモジュール タイプとは VDC で共存できません。 この制約は、LAN とストレージ VDC の両方に当てはまります。
F2e および F2 シリーズ モジュールは、スーパーバイザ 2 およびスーパーバイザ 2e モジュールでのみ FCoE をサポートします。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、OTV をサポートしません。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスが F2 と F3 シリーズ モジュールにまたがっている場合、64,000 ユニキャスト エントリをサポートしません。
パラメータ |
デフォルト |
---|---|
デフォルトの VDC HA ポリシー |
reload(シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合) switchover(デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合) |
デフォルト以外の VDC HA ポリシー |
reload(シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合) switchover(デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合) |
VDC ID |
使用可能な最初の番号 |
VDC を作成するには、次の作業を行います。
VDC を使用する前に、VDC を作成する必要があります。
(注) |
VDC の作成には、完了まで数分かかることがあります。 作成要求の完了を確認するには、show vdc コマンドを使用します。 |
ネットワーク管理者としてデフォルトまたは管理 VDC にログインします。
デフォルトの VDC リソース テンプレートで指定されたもの以外のリソース制限を使用するには、必要な VDC リソース テンプレートを選択します。
(注) |
FCoE タイプの VDC を作成する場合、デフォルト以外の VDC の作成時にタイプ ストレージ コマンドを入力する必要があります。後で指定することはできません。 FCoE VLAN およびインターフェイスをストレージ VDC に割り当てる詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。 |
新規作成した VDC は、新規の物理デバイスと似ています。 VDC にアクセスするには、最初に初期化する必要があります。 初期化プロセスでは、VDC 管理者ユーザ アカウント パスワードの設定、および任意のセットアップ スクリプトの実行を行います(「イーサネット VDC の作成および初期化のコンフィギュレーションの例」セクションを参照してください)。 セットアップ スクリプトを使用すると、ユーザ アカウントの追加作成や、管理インターフェイスの設定など、基本的な設定作業を実行しやすくなります。
(注) |
デフォルト以外の VDC における VDC 管理者ユーザ アカウントは、デフォルト VDC のネットワーク管理者ユーザ アカウントとは異なります。 VDC 管理者ユーザ アカウントは、独自のパスワードおよびユーザ ロールを保持します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# switchto vdc vdc-name | 指定した VDC に切り替えます。 |
ステップ 2 | switch-NewVDC# show vdc current-vdc | (任意) 現在の VDC 番号を表示します。 |
コマンド |
目的 |
---|---|
show running-config {vdc | vdc-all} |
実行コンフィギュレーションの VDC 情報を表示します。 デフォルト VDC でこのコマンドを使用すると、物理デバイス上のすべての VDC に対する設定情報を表示できます。 |
show vdc [vdc-name] [detail] |
VDC のステータス情報を表示します。 デフォルト VDC でこのコマンドを使用すると、すべての VDC に対するステータス情報を表示できます。 |
show vdc current-vdc |
現在の VDC 番号を表示します。 |
show vdc membership [status] |
VDC のインターフェイス メンバーシップ情報を表示します。 このコマンドは、適切なインターフェイスが VDC に移動されたかどうかを確認するために使用します。 |
show vdc shared membership |
VDC の共有インターフェイス メンバーシップ情報を表示します。 |
show vdc resource template |
VDC テンプレートの設定内容を表示します。 このコマンドは、VDC リソース テンプレートを使用して VDC を作成する前に、このテンプレートの設定内容を確認するために使用します。 |
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』を参照してください。
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus シリーズ 7000 デバイス上で FCoE を実行できるようになりました。 FCoE を実行するために、個別のストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC の設定の例については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
switch# config t switch(config)# vdc test switch(config-vdc)# allocate interface ethernet 2/46 Moving ports will cause all config associated to them in source vdc to be removed. Are you sure you want to move the ports? [yes] yes switch(config-vdc)# exit switch(config)# switchto vdc test ---- System Admin Account Setup ---- Do you want to enforce secure password standard (yes/no) [y]: y Enter the password for "admin":<password> Confirm the password for "admin":<password> ---- Basic System Configuration Dialog ---- This setup utility will guide you through the basic configuration of the system. Setup configures only enough connectivity for management of the system. Please register Cisco Nexus7000 Family devices promptly with your supplier. Failure to register may affect response times for initial service calls. Nexus7000 devices must be registered to receive entitled support services. Press Enter at anytime to skip a dialog. Use ctrl-c at anytime to skip the remaining dialogs. Would you like to enter the basic configuration dialog (yes/no): yes Create another login account (yes/no) [n]: n Configure read-only SNMP community string (yes/no) [n]: n Configure read-write SNMP community string (yes/no) [n]: n Enter the switch name : Test Continue with Out-of-band (mgmt0) management configuration? (yes/no) [y]: Mgmt0 IPv4 address : 10.10.5.5 Mgmt0 IPv4 netmask : 255.255.254.0 Configure the default gateway? (yes/no) [y]: y IPv4 address of the default gateway : 10.10.5.1 Configure advanced IP options? (yes/no) [n]: Enable the telnet service? (yes/no) [y]: Enable the ssh service? (yes/no) [n]: y Type of ssh key you would like to generate (dsa/rsa/rsa1) : rsa Number of key bits <768-2048> : 768 Configure the ntp server? (yes/no) [n]: Configure default switchport interface state (shut/noshut) [shut]: Configure default switchport trunk mode (on/off/auto) [on]: The following configuration will be applied: switchname Test interface mgmt0 ip address 10.10.5.5 255.255.254.0 no shutdown exit vrf context management ip route 0.0.0.0/0 10.10.5.1 exit telnet server enable ssh key rsa 768 force ssh server enable system default switchport shutdown system default switchport trunk mode on Would you like to edit the configuration? (yes/no) [n]: Use this configuration and save it? (yes/no) [y]: [########################################] 100% Cisco Data Center Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2007, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained herein are owned by other third parties and are used and distributed under license. Some parts of this software may be covered under the GNU Public License or the GNU Lesser General Public License. A copy of each such license is available at http://www.gnu.org/licenses/gpl.html and http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html switch-test# exit switch
n7k-ts-2# show vdc vdc_id vdc_name state mac ------ -------- ----- ---------- 1 n7k-ts-2 active 00:22:55:7a:72:c1 2 c2 active 00:22:55:7a:72:c2 3 d2 active 00:22:55:7a:72:c3 <----! current name is 'd2' 4 dcn-sv active 00:22:55:7a:72:c4 n7k-ts-2# switchto vdc d2 n7k-ts-2-d2(config)# hostname d2-new n7k-ts-2-d2-new# 2010 Mar 16 18:40:40 n7k-ts-2-d2-new %$ VDC-3 %$ %VSHD-5-VSHD_SYSLOG_CONFIG_I: Configured from vty by on console0 n7k-ts-2-d2-new# exit n7k-ts-2# show vdc vdc_id vdc_name state mac ------ -------- ----- ---------- 1 n7k-ts-2 active 00:22:55:7a:72:c1 2 c2 active 00:22:55:7a:72:c2 3 d2-new active 00:22:55:7a:72:c3 <-----!!! VDC name changed 4 dcn-sv active 00:22:55:7a:72:c4 n7k-ts-2# show running-config vdc !Command: show running-config vdc vdc d2-new id 3 <------------------ VDC name changed!!!! allocate interface Ethernet1/1-9,Ethernet1/11,Ethernet1/13,Ethernet1/15,Ethern et1/25,Ethernet1/27,Ethernet1/29,Ethernet1/31 allocate interface Ethernet2/2-12 boot-order 1 limit-resource vlan minimum 16 maximum 4094 limit-resource monitor-session minimum 0 maximum 2 limit-resource vrf minimum 16 maximum 200 limit-resource port-channel minimum 0 maximum 768 limit-resource u4route-mem minimum 8 maximum 8
vdc payroll id 2 limit-resource vlan minimum 16 maximum 4094 limit-resource monitor-session minimum 0 maximum 2 limit-resource vrf minimum 16 maximum 1000 limit-resource port-channel minimum 0 maximum 192 limit-resource u4route-mem minimum 8 maximum 80 limit-resource u6route-mem minimum 4 maximum 48
version 4.0(1) username admin password 5 $1$/CsUmTw5$/.3SZpb8LRsk9HdWAsQ501 role vdc-admin telnet server enable ssh key rsa 768 force aaa group server radius aaa-private-sg use-vrf management snmp-server user admin vdc-admin auth md5 0x061d8e733d8261dfb2713a713a95e87c priv 0x061d8e733d8261dfb2713a713a95e87c localizedkey vrf context management ip route 0.0.0.0/0 10.10.5.1 interface Ethernet2/46 interface mgmt0 ip address 10.10.5.5/23
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
Cisco NX-OS のライセンス |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Command Reference』 |
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュール |
『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』 |
VDC コマンド |
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』 |
FCoE コマンド |
『Cisco NX-OS FCoE Command Reference for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』 |
この表には、機能が追加または変更されたリリースの更新のみが含まれています。
機能名 | リリース | 機能情報 |
---|---|---|
Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチ |
6.2(2) |
スーパーバイザ 2e モジュールの Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチのサポートが追加されました。 |
スーパーバイザ 1 モジュールの管理 VDC |
6.2(2) |
スーパーバイザ 1 モジュールの管理 VDC のサポートが追加されました。 |
F2e シリーズ モジュール |
6.2(2) |
シャーシで F2e シリーズ モジュール(新しい設定可能な VDC モジュール タイプで、F2 VDC モジュール タイプとは個別で独立している)をイネーブルにする機能が追加されました。 |
F2e シリーズ モジュール |
6.1(2) |
F2e シリーズ モジュールでストレージ VDC のサポートが追加されました。 |
スーパーバイザ モジュール、VDC の数、および VDC ライセンス |
6.1(1) |
新しいスーパーバイザ モジュールのサポート、VDC の数、F2 シリーズ モジュールのストレージ VDC のサポート、およびスーパーバイザ 2 と追加 VDC の VDC ライセンス要件を追加しました。 |
F2 シリーズ モジュール |
6.0(1) |
F2 シリーズ モジュールのサポートが追加されました。 |
VDC の作成 |
6.0(1) |
Cisco NX-OS Release 5.2 からの変更はありません。 |
FCoE |
5.2(1) |
ストレージ VDC および FCoE 機能のサポートが追加されました。 |
N7K-F132XP-15 モジュール |
5.1(1) |
N7K-F132XP-15 モジュールのサポートが追加されました。 |
VDC の作成 |
4.2(1) |
Cisco NX-OS Release 4.1(2) からの変更はありません。 |
IPv4 ユニキャスト ルート メモリ リソース |
4.1(2) |
デフォルトの最大値を 256 から 8 に変更しました。 |
IPv6 ユニキャスト ルート メモリ リソース |
4.1(2) |
デフォルトの最大値を 256 から 4 に変更しました。 |
マルチキャスト ルート メモリ リソース |
4.1(2) |
IPv4 および IPv6 マルチキャスト ルート メモリ リソースが追加されました。 |
ポート チャネル リソース |
4.1(2) |
デフォルトの最大値を 256 から 768 に変更しました。 |
IPv4 ユニキャスト ルート メモリ リソース |
4.0(2) |
デフォルトの最大値を 256 から 320 に変更しました。 |
IPv6 ユニキャスト ルート メモリ リソース |
4.0(2) |
デフォルトの最大値を 256 から 192 に変更しました。 |
目次
- VDC の作成
- 機能情報の確認
- VDC の作成についての情報
- ストレージ VDC
- 高可用性ポリシー
- インターフェイスの割り当て
- VDC の管理接続
- 新規 VDC の初期化
- VDC のライセンス要件
- VDC の作成に関する前提条件
- VDC の作成に関する注意事項および制約事項
- VDC 作成のデフォルト設定
- VDC の作成プロセス
- VDC の作成
- VDC の初期化
- VDC 設定の確認
- イーサネット VDC の作成および初期化のコンフィギュレーションの例
- デフォルトおよびデフォルト以外の VDC のコンフィギュレーションの例
- デフォルト VDC からの実行コンフィギュレーションの例
- デフォルト以外の VDC からの実行コンフィギュレーションの例
- VDC の作成の関連資料
- VDC の作成の機能履歴
この章では、Cisco NX-OS デバイス上で仮想デバイス コンテキスト(VDC)を作成する方法について説明します。
- 機能情報の確認
- VDC の作成についての情報
- VDC のライセンス要件
- VDC の作成に関する前提条件
- VDC の作成に関する注意事項および制約事項
- VDC 作成のデフォルト設定
- VDC の作成プロセス
- VDC の作成
- VDC の初期化
- VDC 設定の確認
- イーサネット VDC の作成および初期化のコンフィギュレーションの例
- デフォルトおよびデフォルト以外の VDC のコンフィギュレーションの例
- VDC の作成の関連資料
- VDC の作成の機能履歴
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
VDC の作成についての情報
Cisco NX-OS では、network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイス上で FCoE(Fibre Channel over Ethernet)を実行できるようになりました。 FCoE を実行するために、ストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC をデフォルト VDC にすることはできません。 デバイスに設定できるストレージ VDC は 1 つだけです。 FCoE の設定については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
Cisco NX-OS Release 6.2(2) 以降、スーパーバイザ 2e モジュールは新しい Cisco Nexus 7718 スイッチおよび Cisco Nexus 7710 スイッチをサポートします。 これらのスイッチは F2e ラインカードだけをサポートします。 詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
ストレージ VDC
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイス上で FCoE を実行できるようになりました。 デバイスで FCoE を実行する際には、個別のストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC にできるのは、VDC のいずれか 1 つだけです。デフォルト VDC をストレージ VDC として設定することはできません。
ストレージ VDC には、指定のインターフェイスに加えて指定の FCoE VLAN を割り当てます。 FCoE の設定については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
イーサネット トラフィックとファイバ チャネル トラフィックの両方を伝送する共有インターフェイスを設定できます。 この特定のケースでは、同じインターフェイスが複数の VDC に属します。 共有インターフェイスはイーサネット VDC とストレージ VDC の両方に割り当てられます。
高可用性ポリシー
VDC の高可用性(HA)ポリシーは、回復不可能な VDC 障害が発生した場合に Cisco NX-OS ソフトウェアによって実行される処理を定義します。
HA ポリシーは、VDC の作成時に、シングル スーパーバイザ モジュールまたはデュアル スーパーバイザ モジュール構成に対して指定できます。 HA ポリシーのオプションは次のとおりです。
作成したデフォルト以外の VDC に対するデフォルトの HA ポリシーは、シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合は再起動、デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合はスイッチオーバーです。 デフォルト VDC に対するデフォルトの HA ポリシーは、シングル スーパーバイザ モジュール構成の場合はリロード、デュアル スーパーバイザ モジュール構成の場合はスイッチオーバーです。
インターフェイスの割り当て
(注)
ストレージ VDC と FCoE でインターフェイスを割り当てる詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
VDC に割り当てることができる物理リソースは、物理インターフェイスだけです。 1 つのインターフェイスは 1 つの VDC だけに割り当てることができます。ただし、特定のケースとして、ファイバ チャネル トラフィックとイーサネット トラフィックの両方を伝送する共有インターフェイスは除きます。 共有インターフェイスは、イーサネット VDC とストレージ VDC の両方に割り当てられます。 ある VDC から別の VDC にインターフェイスを移動すると、そのインターフェイスの設定は失われます。
VDC を最初に作成する際、その VDC にインターフェイスを明示的に割り当てることができます。 初期状態では、すべてのインターフェイスはデフォルト VDC(VDC 1)内に配置されています。 VDC に割り当てたインターフェイスは、この特定の VDC だけから表示および設定を行えます。 VDC のインターフェイスを削除するには、このインターフェイスをデフォルト VDC に戻します。
注意
インターフェイスを移動すると、このインターフェイスのすべての設定は失われ、インターフェイスは停止状態となります。
(注)
Nexus 7000 シリーズ デバイスの Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、インターフェイスの割り当て時にポート グループのすべてのメンバーが VDC に自動的に割り当てられるようになりました。
インターフェイスを VDC に割り当てる際は、使用するプラットフォームのハードウェア アーキテクチャにも注意する必要があります。 任意の組み合わせでインターフェイスを物理デバイスに割り当てることができます。
Cisco NX-OS Release 6.1 以降では、次の M2 シリーズ モジュールが Cisco Nexus 7000 シリーズ プラットフォームでサポートされます。
(注)
M2 シリーズ モジュールにはポート グループの制限はありません。 M2 シリーズ モジュール上のどのポートも任意の VDC に配置できます。
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート、10 Gbps イーサネット モジュール N7K-F132XP-15 では、指定された組み合わせで物理デバイス上のインターフェイスを割り当てる必要があります。 このモジュールには、それぞれ 2 つのポートで構成される 16 のポート グループがあります。 指定されたポート ペアを同一の VDC に割り当てる必要があります。 次の表は、ポート グループのポート番号を示しています。
表 2 Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート、10 Gbps イーサネット モジュール N7K-F132XP-15 におけるポート グループのポート番号 ポート グループ
ポート番号
グループ 1
1 および 2
グループ 2
3 および 4
グループ 3
5 および 6
グループ 4
7 および 8
グループ 5
9 および 10
グループ 6
11 および 12
グループ 7
13 および 14
グループ 8
15 および 16
グループ 9
17 および 18
グループ 10
19 および 20
グループ 11
21 および 22
グループ 12
23 および 24
グループ 13
25 および 26
グループ 14
27 および 28
グループ 15
29 および 30
グループ 16
31 および 32
Cisco Nexus 7000 シリーズ 48 ポート、10 Gbps イーサネット モジュール N7K-F248XP-25[E] および N7K-F248XT-25[E] では、指定された組み合わせで物理デバイス上のインターフェイスを割り当てる必要があります。 これらのモジュールには、それぞれ 4 つのポートで構成される 12 のポート グループがあります。 1 つのポート グループに含まれる 4 つのポートすべてを同一の VDC に割り当てる必要があります。 次の表は、ポート グループのポート番号を示しています。
表 3 Cisco Nexus 7000 シリーズ 10-Gbps イーサネット モジュール N7K-F248XP-25[E] と N7K-F248XT-25[E] および Cisco Nexus 7700 シリーズ 48-Port 1 と 10-Gbps イーサネット モジュール N77-F248XP-23E のポート グループのポート番号 ポート グループ
ポート番号
グループ 1
1、2、3、4
グループ 2
5、6、7、8
グループ 3
9、10、11、12
グループ 4
13、14、15、16
グループ 5
17、18、19、20
グループ 6
21、22、23、24
グループ 7
25、26、27、28
グループ 8
29、30、31、32
グループ 9
33、34、35、36
グループ 10
37、38、39、40
グループ 11
41、42、43、44
グループ 12
45、46、47、48
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート、10 Gbps イーサネット モジュールのポート グループの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
VDC のライセンス要件
ライセンスがない場合は、次の制約事項によって追加の VDC が作成できなくなります。
デフォルト VDC しか存在できず、他の VDC は作成できません。
サポートされているすべてのスーパーバイザ モジュールで、デフォルト VDC を管理 VDC としてイネーブルにすると、デフォルト以外の VDC は 1 つしかイネーブルにできません。
次の表に、VDCs のライセンス要件を示します。
表 4 VDC のライセンス要件 スーパーバイザ モジュール
VDC の数
ライセンス要件
スーパーバイザ 1 モジュール
3 個のデフォルト以外の VDC および 1 個のデフォルト VDC または 4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC
スーパーバイザ 1 モジュールでは、アドバンスド サービス パッケージ ライセンスおよび VDC ライセンスを互換的に使用できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、スーパーバイザ 1 モジュールでは最大 3 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。 VDC1 が管理 VDC の場合、最大 4 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。
スーパーバイザ 2 モジュール
4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC
スーパーバイザ 2 モジュールでは、アドバンスド サービス パッケージ ライセンスおよび VDC ライセンスを互換的に使用できます。 スーパーバイザ 2 モジュールでは、最大 4 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC を作成できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、最大 3 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。
スーパーバイザ 2e モジュール
8 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC
スーパーバイザ 2e モジュールでは、最大 2 つの VDC ライセンスを使用できます。 VDC ライセンスはそれぞれ 4 個の VDC をカバーしています。 スーパーバイザ 2e モジュールでは、最大 8 個のデフォルト以外の VDC および 1 個の管理 VDC を作成できます。 VDC1 がデフォルト VDC の場合、最大 7 個のデフォルト以外の VDC を作成できます。
Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco Nexus 7000 Verified Scalability Guide』および『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
VDC の作成に関する前提条件
VDC 設定時の注意事項と制約事項は次のとおりです。
標準 VDC は、インターフェイス、VLAN、仮想ルーティングおよび転送(VRF)テーブル、またはポート チャネルを共有できません。
network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
次の注意事項と制約事項は、switchto vdc コマンドに適用されます。
network-admin または network-operator のロールを持つユーザのみが switchto vdc コマンドを使用できます。 他のユーザは使用することができません。
ユーザは、別のロールに switchto vdc コマンドを使用する権限を付与できません。
network-admin が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-admin になります。 同様に network-operator が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-operator になります。 switchto vdc コマンドを入力した後は、ユーザに関連付けられている他のロールはすべて無効になります。
network-admin または network-operator が switchto vdc コマンドを使用した後は、このユーザはこのコマンドを使用して別の VDC に切り替えることはできません。 唯一のオプションとして、元の VDC に戻すための switchback コマンドを使用できます。
Cisco NX-OS Release 6.2.2 では個別の F2e シリーズ VDC タイプが導入されました。F2e シリーズのサポートをイネーブルにするにはこのタイプを入力する必要があります。 Cisco NX-OS Release 6.1 では、F2 VDC タイプは F2 と F2e シリーズ モジュールの両方をサポートします。
F2 シリーズ モジュールは、F2e シリーズ モジュールと同じ VDC で共存することができます。 F2 シリーズ モジュールは他のモジュール タイプとは VDC で共存できません。 この制約は、LAN とストレージ VDC の両方に当てはまります。 モジュール タイプの制限と条件の詳細情報については、「VDC の管理」の章を参照してください。
F2e および F2 シリーズ モジュールは、スーパーバイザ 2 およびスーパーバイザ 2e モジュールでのみ FCoE をサポートします。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、OTV をサポートしません。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスが F2 と F3 シリーズ モジュールにまたがっている場合、64,000 ユニキャスト エントリをサポートしません。
VDC の作成に関する注意事項および制約事項
VDC 設定時の注意事項と制約事項は次のとおりです。
標準 VDC は、インターフェイス、VLAN、仮想ルーティングおよび転送(VRF)テーブル、またはポート チャネルを共有できません。
network-admin ロールを持つユーザだけが VDC を作成できます。
次の注意事項と制約事項は、switchto vdc コマンドに適用されます。
network-admin または network-operator のロールを持つユーザのみが switchto vdc コマンドを使用できます。 他のユーザは使用することができません。
ユーザは、別のロールに switchto vdc コマンドを使用する権限を付与できません。
network-admin が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-admin になります。 同様に network-operator が switchto vdc コマンドを使用すると、このユーザは新規 VDC に対する vdc-operator になります。 switchto vdc コマンドを入力した後は、ユーザに関連付けられている他のロールはすべて無効になります。
network-admin または network-operator が switchto vdc コマンドを使用した後は、このユーザはこのコマンドを使用して別の VDC に切り替えることはできません。 唯一のオプションとして、元の VDC に戻すための switchback コマンドを使用できます。
Cisco NX-OS Release 6.2.2 では個別の F2e シリーズ VDC タイプが導入されました。F2e シリーズのサポートをイネーブルにするにはこのタイプを入力する必要があります。 Cisco NX-OS Release 6.1 では、F2 VDC タイプは F2 と F2e シリーズ モジュールの両方をサポートします。
F2 シリーズ モジュールは、F2e シリーズ モジュールと同じ VDC で共存することができます。 F2 シリーズ モジュールは他のモジュール タイプとは VDC で共存できません。 この制約は、LAN とストレージ VDC の両方に当てはまります。
F2e および F2 シリーズ モジュールは、スーパーバイザ 2 およびスーパーバイザ 2e モジュールでのみ FCoE をサポートします。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、OTV をサポートしません。
特定の VDC の F2 および F3 シリーズ モジュールは、VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスが F2 と F3 シリーズ モジュールにまたがっている場合、64,000 ユニキャスト エントリをサポートしません。
VDC の作成プロセス
手順
ステップ 1
必要に応じて、VDC リソース テンプレートを作成します
ステップ 2
VDC を作成し、インターフェイスを割り当てます
ステップ 3
VDC を初期化します
VDC へのインターフェイスの割り当ては省略可能です。 VDC 設定を確認してからインターフェイスを割り当てることもできます。
FCoE タイプの VDC を作成する場合、デフォルト以外の VDC の作成時にタイプ ストレージ コマンドを入力する必要があります。後で指定することはできません。 また、指定された VLAN を、ストレージ VDC だけで動作する FCoE VLAN として割り当てる必要があります。 FCoE の実装とインターフェイスの割り当てに関する詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
FCoE は、スーパーバイザ 1 モジュールを搭載した F1 シリーズ モジュールでイネーブルできます。 また FCoE は、スーパーバイザ 2 およびスーパーバイザ 2e モジュールを搭載した F1 シリーズ モジュールおよび F248XP-25 [E] シリーズでイネーブルにできます。
FCoE は、スーパーバイザ 1 モジュールを搭載した F2 および F2e シリーズ モジュールではイネーブルにできません。
VDC の作成
はじめる前に手順VDC を使用する前に、VDC を作成する必要があります。
(注)
VDC の作成には、完了まで数分かかることがあります。 作成要求の完了を確認するには、show vdc コマンドを使用します。
ネットワーク管理者としてデフォルトまたは管理 VDC にログインします。
デフォルトの VDC リソース テンプレートで指定されたもの以外のリソース制限を使用するには、必要な VDC リソース テンプレートを選択します。
(注)
FCoE タイプの VDC を作成する場合、デフォルト以外の VDC の作成時にタイプ ストレージ コマンドを入力する必要があります。後で指定することはできません。 FCoE VLAN およびインターフェイスをストレージ VDC に割り当てる詳細については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します
ステップ 2 switch(config)# vdc {switch | vdc-name} [ha-policy {dual-sup {bringdown | restart | switchover} [single-sup {bringdown | reload | restart}] [id vdc-number] [template template-name] [template template-name] [type storage] VDC を作成し、VDC コンフィギュレーション モードを開始します。 次のキーワードと引数があります。
switch:デフォルト VDC を指定します。 VDC 番号 1 は、デフォルト VDC 用に予約されています。
vdc-name:デフォルト以外の VDCを指定します。 この VDC の名前には最大 32 文字まで指定できます。 VDC 名の先頭は数字にできません。 デフォルト以外の VDC 番号は、2 ~ 9 です。 デフォルト以外の VDC を作成する場合には次に使用可能な数字が割り当てられます。
ha-policy dual-sup:
ha-policy single-sup:
id:VDC ID を指定します。
template:VDC リソース テンプレートを指定します。 特に指定しない場合は、デフォルトのリソース テンプレートが使用されます。
type storage:デフォルト以外の VDC をストレージ VDC として指定します。
(注) デフォルト以外の VDC を作成する場合、type storage キーワードを入力する必要があります。作成後には指定できません。 FCoE の設定については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
ステップ 3 switch(config-vdc)# [no] allocate interface ethernet slot/port (任意) 1 つのインターフェイスを VDC に割り当てます。
slot/port 引数は、割り当てるインターフェイスを指定します。 インターフェイスを VDC から除外して未割り当てプールに置くには、no コマンド オプションを使用します。
ステップ 4 switch(config-vdc)# [no] allocate interface ethernet slot/port - last-port (任意) 同一モジュール上の一連のインターフェイスを VDC に割り当てます。
slot 引数はスロットを指定し、port 引数は割り当てている範囲の最初のインターフェイスを指定し、last-port 引数は範囲の最後のインターフェイスを指定します。
ステップ 5 switch(config-vdc)# [no] allocate interface ethernet slot/port, ethernet slot/port, (任意) リストしたインターフェイスを VDC に割り当てます。
slot/port 引数は、割り当てるインターフェイスを指定します。 デリミタとしてカンマを使用して複数のインターフェイスを指定できます。
ステップ 6 switch(config-vdc)# show vdc membership (任意) VDC のインターフェイス メンバーシップを表示します。
ステップ 7 switch(config-vdc)# show vdc shared membership (任意) VDC の共有インターフェイス メンバーシップを表示します。
ステップ 8 switch(config-vdc)# exit VDC コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 9 switch(config)# show vdc (任意) VDC のステータス情報を表示します。
ステップ 10 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
(注) VDC の作成後は、デフォルト VDC の実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーする必要があります。これは、VDC ユーザが新規 VDC の実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーできるようにするためです。
VDC の初期化
手順新規作成した VDC は、新規の物理デバイスと似ています。 VDC にアクセスするには、最初に初期化する必要があります。 初期化プロセスでは、VDC 管理者ユーザ アカウント パスワードの設定、および任意のセットアップ スクリプトの実行を行います(「イーサネット VDC の作成および初期化のコンフィギュレーションの例」セクションを参照してください)。 セットアップ スクリプトを使用すると、ユーザ アカウントの追加作成や、管理インターフェイスの設定など、基本的な設定作業を実行しやすくなります。
(注)
デフォルト以外の VDC における VDC 管理者ユーザ アカウントは、デフォルト VDC のネットワーク管理者ユーザ アカウントとは異なります。 VDC 管理者ユーザ アカウントは、独自のパスワードおよびユーザ ロールを保持します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# switchto vdc vdc-name 指定した VDC に切り替えます。
ステップ 2 switch-NewVDC# show vdc current-vdc (任意) 現在の VDC 番号を表示します。
VDC 設定の確認
VDC の設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド
目的
show running-config {vdc | vdc-all}
実行コンフィギュレーションの VDC 情報を表示します。 デフォルト VDC でこのコマンドを使用すると、物理デバイス上のすべての VDC に対する設定情報を表示できます。
show vdc [vdc-name] [detail]
VDC のステータス情報を表示します。 デフォルト VDC でこのコマンドを使用すると、すべての VDC に対するステータス情報を表示できます。
show vdc current-vdc
現在の VDC 番号を表示します。
show vdc membership [status]
VDC のインターフェイス メンバーシップ情報を表示します。 このコマンドは、適切なインターフェイスが VDC に移動されたかどうかを確認するために使用します。
show vdc shared membership
VDC の共有インターフェイス メンバーシップ情報を表示します。
show vdc resource template
VDC テンプレートの設定内容を表示します。 このコマンドは、VDC リソース テンプレートを使用して VDC を作成する前に、このテンプレートの設定内容を確認するために使用します。
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』を参照してください。
イーサネット VDC の作成および初期化のコンフィギュレーションの例
Cisco NX-OS Release 5.2(1) から、Cisco Nexus シリーズ 7000 デバイス上で FCoE を実行できるようになりました。 FCoE を実行するために、個別のストレージ VDC を作成する必要があります。 ストレージ VDC の設定の例については、『Cisco NX-OS FCoE Configuration Guide for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』を参照してください。
次の例に、VDC を作成および初期化する方法を示します。switch# config t switch(config)# vdc test switch(config-vdc)# allocate interface ethernet 2/46 Moving ports will cause all config associated to them in source vdc to be removed. Are you sure you want to move the ports? [yes] yes switch(config-vdc)# exit switch(config)# switchto vdc test ---- System Admin Account Setup ---- Do you want to enforce secure password standard (yes/no) [y]: y Enter the password for "admin":<password> Confirm the password for "admin":<password> ---- Basic System Configuration Dialog ---- This setup utility will guide you through the basic configuration of the system. Setup configures only enough connectivity for management of the system. Please register Cisco Nexus7000 Family devices promptly with your supplier. Failure to register may affect response times for initial service calls. Nexus7000 devices must be registered to receive entitled support services. Press Enter at anytime to skip a dialog. Use ctrl-c at anytime to skip the remaining dialogs. Would you like to enter the basic configuration dialog (yes/no): yes Create another login account (yes/no) [n]: n Configure read-only SNMP community string (yes/no) [n]: n Configure read-write SNMP community string (yes/no) [n]: n Enter the switch name : Test Continue with Out-of-band (mgmt0) management configuration? (yes/no) [y]: Mgmt0 IPv4 address : 10.10.5.5 Mgmt0 IPv4 netmask : 255.255.254.0 Configure the default gateway? (yes/no) [y]: y IPv4 address of the default gateway : 10.10.5.1 Configure advanced IP options? (yes/no) [n]: Enable the telnet service? (yes/no) [y]: Enable the ssh service? (yes/no) [n]: y Type of ssh key you would like to generate (dsa/rsa/rsa1) : rsa Number of key bits <768-2048> : 768 Configure the ntp server? (yes/no) [n]: Configure default switchport interface state (shut/noshut) [shut]: Configure default switchport trunk mode (on/off/auto) [on]: The following configuration will be applied: switchname Test interface mgmt0 ip address 10.10.5.5 255.255.254.0 no shutdown exit vrf context management ip route 0.0.0.0/0 10.10.5.1 exit telnet server enable ssh key rsa 768 force ssh server enable system default switchport shutdown system default switchport trunk mode on Would you like to edit the configuration? (yes/no) [n]: Use this configuration and save it? (yes/no) [y]: [########################################] 100% Cisco Data Center Operating System (NX-OS) Software TAC support: http://www.cisco.com/tac Copyright (c) 2002-2007, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. The copyrights to certain works contained herein are owned by other third parties and are used and distributed under license. Some parts of this software may be covered under the GNU Public License or the GNU Lesser General Public License. A copy of each such license is available at http://www.gnu.org/licenses/gpl.html and http://www.gnu.org/licenses/lgpl.html switch-test# exit switch次の例に、スイッチ ブートアップ時に管理 VDC を選択するプロンプトを示します。n7k-ts-2# show vdc vdc_id vdc_name state mac ------ -------- ----- ---------- 1 n7k-ts-2 active 00:22:55:7a:72:c1 2 c2 active 00:22:55:7a:72:c2 3 d2 active 00:22:55:7a:72:c3 <----! current name is 'd2' 4 dcn-sv active 00:22:55:7a:72:c4 n7k-ts-2# switchto vdc d2 n7k-ts-2-d2(config)# hostname d2-new n7k-ts-2-d2-new# 2010 Mar 16 18:40:40 n7k-ts-2-d2-new %$ VDC-3 %$ %VSHD-5-VSHD_SYSLOG_CONFIG_I: Configured from vty by on console0 n7k-ts-2-d2-new# exit n7k-ts-2# show vdc vdc_id vdc_name state mac ------ -------- ----- ---------- 1 n7k-ts-2 active 00:22:55:7a:72:c1 2 c2 active 00:22:55:7a:72:c2 3 d2-new active 00:22:55:7a:72:c3 <-----!!! VDC name changed 4 dcn-sv active 00:22:55:7a:72:c4 n7k-ts-2# show running-config vdc !Command: show running-config vdc vdc d2-new id 3 <------------------ VDC name changed!!!! allocate interface Ethernet1/1-9,Ethernet1/11,Ethernet1/13,Ethernet1/15,Ethern et1/25,Ethernet1/27,Ethernet1/29,Ethernet1/31 allocate interface Ethernet2/2-12 boot-order 1 limit-resource vlan minimum 16 maximum 4094 limit-resource monitor-session minimum 0 maximum 2 limit-resource vrf minimum 16 maximum 200 limit-resource port-channel minimum 0 maximum 768 limit-resource u4route-mem minimum 8 maximum 8デフォルトおよびデフォルト以外の VDC のコンフィギュレーションの例
デフォルト VDC からの実行コンフィギュレーションの例
次に、デフォルト VDC の実行コンフィギュレーションから、デフォルト以外の VDC を設定する例を示します。vdc payroll id 2 limit-resource vlan minimum 16 maximum 4094 limit-resource monitor-session minimum 0 maximum 2 limit-resource vrf minimum 16 maximum 1000 limit-resource port-channel minimum 0 maximum 192 limit-resource u4route-mem minimum 8 maximum 80 limit-resource u6route-mem minimum 4 maximum 48デフォルト以外の VDC からの実行コンフィギュレーションの例
次に、デフォルト以外の VDC からの初期実行コンフィギュレーションの例を示します。version 4.0(1) username admin password 5 $1$/CsUmTw5$/.3SZpb8LRsk9HdWAsQ501 role vdc-admin telnet server enable ssh key rsa 768 force aaa group server radius aaa-private-sg use-vrf management snmp-server user admin vdc-admin auth md5 0x061d8e733d8261dfb2713a713a95e87c priv 0x061d8e733d8261dfb2713a713a95e87c localizedkey vrf context management ip route 0.0.0.0/0 10.10.5.1 interface Ethernet2/46 interface mgmt0 ip address 10.10.5.5/23VDC の作成の関連資料
関連項目
マニュアル タイトル
Cisco NX-OS のライセンス
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Command Reference』
Cisco Nexus 7000 シリーズ 32 ポート 10 Gbps イーサネット モジュール
『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』
VDC コマンド
『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』
FCoE コマンド
『Cisco NX-OS FCoE Command Reference for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9500』
VDC の作成の機能履歴
この表には、機能が追加または変更されたリリースの更新のみが含まれています。
表 6 VDC の作成の機能履歴 機能名 リリース 機能情報 Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチ
6.2(2)
スーパーバイザ 2e モジュールの Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチのサポートが追加されました。
スーパーバイザ 1 モジュールの管理 VDC
6.2(2)
スーパーバイザ 1 モジュールの管理 VDC のサポートが追加されました。
F2e シリーズ モジュール
6.2(2)
シャーシで F2e シリーズ モジュール(新しい設定可能な VDC モジュール タイプで、F2 VDC モジュール タイプとは個別で独立している)をイネーブルにする機能が追加されました。
F2e シリーズ モジュール
6.1(2)
F2e シリーズ モジュールでストレージ VDC のサポートが追加されました。
スーパーバイザ モジュール、VDC の数、および VDC ライセンス
6.1(1)
新しいスーパーバイザ モジュールのサポート、VDC の数、F2 シリーズ モジュールのストレージ VDC のサポート、およびスーパーバイザ 2 と追加 VDC の VDC ライセンス要件を追加しました。
F2 シリーズ モジュール
6.0(1)
F2 シリーズ モジュールのサポートが追加されました。
VDC の作成
6.0(1)
Cisco NX-OS Release 5.2 からの変更はありません。
FCoE
5.2(1)
ストレージ VDC および FCoE 機能のサポートが追加されました。
N7K-F132XP-15 モジュール
5.1(1)
N7K-F132XP-15 モジュールのサポートが追加されました。
VDC の作成
4.2(1)
Cisco NX-OS Release 4.1(2) からの変更はありません。
IPv4 ユニキャスト ルート メモリ リソース
4.1(2)
デフォルトの最大値を 256 から 8 に変更しました。
IPv6 ユニキャスト ルート メモリ リソース
4.1(2)
デフォルトの最大値を 256 から 4 に変更しました。
マルチキャスト ルート メモリ リソース
4.1(2)
IPv4 および IPv6 マルチキャスト ルート メモリ リソースが追加されました。
ポート チャネル リソース
4.1(2)
デフォルトの最大値を 256 から 768 に変更しました。
IPv4 ユニキャスト ルート メモリ リソース
4.0(2)
デフォルトの最大値を 256 から 320 に変更しました。
IPv6 ユニキャスト ルート メモリ リソース
4.0(2)
デフォルトの最大値を 256 から 192 に変更しました。