この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、高度な FabricPath 機能(たとえば Cisco NX-OS デバイスでの Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルの使用など)を設定する方法について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新機能および変更された機能に関する情報」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
(注) |
FabricPath を実行するには、シャーシに F シリーズ モジュールを取り付けている必要があります。 |
(注) |
FabricPath のレイヤ 2 IS-IS のデフォルト動作については、「FabricPath スイッチングの設定」を参照してください。 |
レイヤ 2 IS-IS のデフォルト設定を使用して FabricPath ネットワークを実行することを推奨します。
IS-IS 設定の多くは、任意で変更することもできます。次の設定を変更できます。
FabricPath レイヤ 2 IS-IS 設定のいずれかを変更した場合は、FabricPath ネットワーク内のすべてのデバイスのグローバル パラメータに対して、また、ネットワーク内の該当するすべての FabricPath インターフェイスのインターフェイス パラメータに対して、必ず同じ変更を加えてください。
レイヤ 2 IS-IS は、レイヤ 3 IS-IS に基づいており、レイヤ 2 で実行できるように拡張されています。レイヤ 2 IS-IS のコマンドと、レイヤ 3 IS-IS のコマンドは異なります。レイヤ 2 IS-IS は、FabricPath のコントロール プレーンであり、単一のプロトコルにより、すべてのユニキャスト、およびマルチキャスト トラフィックを制御します。転送に関しては、FabricPath レイヤ 2 IS-IS では、ユニキャスト、未知のユニキャスト、ブロードキャスト、およびマルチキャスト フレームのトラフィックが転送されます。レイヤ 2 IS-IS を使用して、システムは FabricPath ネットワーク全体にわたるループフリー パスを維持します(FabricPath レイヤ 2 IS-IS のデフォルト動作については「FabricPath スイッチングの設定」、FabricPath フォワーディングについては「FabricPath フォワーディングの設定」をそれぞれ参照してください)。
これらの詳細な FabricPath レイヤ 2 IS-IS の設定によって、FabricPath ネットワークの動作を微調整することができます。
Cisco Nexus リリース 6.2(2) 以降、次に示す FabricPath レイヤ 2 IS-IS 詳細機能を使用できます。
オーバーロード ビット:FabricPath IS-IS のオーバーロード ビットを設定できます。ノードがリブートしたりオーバーロード状態になったりした状況での、一貫したルーティング動作を実現します。
VLAN プルーニング:VLAN 用の F1 シリーズ モジュール、F2 シリーズ モジュール、またはスイッチ仮想インターフェイス(SVI)上にアクティブなクラシック イーサネット(CE)ポートが存在する場合にのみ、それらの VLAN のデータ トラフィックがスイッチによって取り込まれます。
ルート マップおよびメッシュ グループ:FabricPath IS-IS トポロジに再配布されるルートを制御するために、ルート マップを使用できます。メッシュ グループは、パラレル リンクおよびメッシュ トポロジのフラッディングを削減します。パラレル リンクの場合、ブロック モードにより、最初の交換後にフラッディングが停止します。メッシュ トポロジの場合、グループ モードによってリンクがグループ化され、リンクステート パケット(LSP)フラッディングが停止されて、LSP を受け取るグループ内の同じリンクに戻されます。
(注) |
Cisco NX-OS リリース 6.2(8) より前の FabricPath レイヤ 2 IS-IS は、オーバーロード ビットが設定された状態でもエニーキャスト スイッチ ID をアドバタイズします。これにより、選択したノードのコンバージェンスに長い時間がかかることがあります。Cisco NX-OS リリース 6.2(8) 以降、システムはオーバーロード ビットが設定された状態でエニーキャスト スイッチ ID をアドバタイズしません。これによりコンバージェンス時間が改善されます。 |
FabricPath トポロジでは、ISSU を介して設定が保持されます。
高可用性の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』を参照してください。
スイッチで FabricPath をイネーブルにする前に FabricPath フィーチャ セットをインストールする必要があります。FabricPath フィーチャ セットのインストールの詳細については、『Configuring Feature Set for FabricPath』を参照してください。
F シリーズ モジュールには複数の FE が存在するため、次のポート ペアを同じ VDC に割り当てる必要があります。
ポート 1 とポート 2
ポート 3 とポート 4
ポート 5 とポート 6
ポート 7 とポート 8
ポート 9 とポート 10
ポート 11 とポート 12
ポート 13 とポート 14
ポート 15 とポート 16
ポート 17 とポート 18
ポート 19 とポート 20
ポート 21 とポート 22
ポート 23 とポート 24
ポート 25 とポート 26
ポート 27 とポート 28
ポート 29 とポート 30
ポート 31 とポート 32
VDC の詳細については、『Virtual Device Context Configuration Guide, Cisco DCNM for LAN』を参照してください。
FabricPath の枠組みでは、1 つのネットワークを複数のトポロジに分割できます。各トポロジの中で、ブロードキャストおよびマルチキャスト トラフィックの転送用に 1 つ以上のツリーを計算できます。ツリーは非環式グラフ形式によるリンクのサブセットで、グラフは、非環式トポロジを形成するレイヤ 2 マルチパス(L2MP)ノードおよびリンクのコレクションです。L2MP IS-IS コンポーネントは、同じプロセスで実行される複数のトポロジーをサポートします。これにより、VLAN あたり 1 プロセスを使用する場合と比べて CPU 使用率が低減します。
同じレイヤ 2 ドメイン内に複数のポッド(小さなレイヤ 2 ブロック)を含めることができますが、すべてのポッドで同じ VLAN のセットを設定する必要があります。FabricPath を使用しない場合、各ポッドでいくつかの VLAN をローカル VLAN として使用することができ、それらの VLAN のトラフィックはポッド内のスイッチに限定されます。ローカル VLAN トラフィックをポッド向けに制限するために、ローカル VLAN 用に別個の FabricPath トポロジが設定されます。各ポッドの設定では、いくつかのローカル VLAN からなる固有のセットを使用する必要があります。ローカル VLAN 上のブロードキャストおよびマルチキャスト トラフィックは、マルチキャスト ツリーに基づいてスパイン スイッチおよび他のポッドを通過することがあります。
L2MP ネットワークに複数のトポロジが存在することがあります。各トポロジには、複数のグラフが関連付けられます。ただし、動的リソース割り当てプロトコル(DRAP)からトリガーを受け取るまでは、すべてのグラフが使用可能なわけではありません。トリガーを受信すると、グラフがアクティブ化されます。トポロジが変更されると、これらのグラフのループフリー プロパティを維持するために、ポートのハードウェア状態を設定するトリガーが送信されます。L2MP IS-IS コンポーネントは、他のプロトコルからのマルチキャスト ルートの再配布を要求します。マルチキャスト レイヤ 2 ルーティング情報ベース(M2RIB)に入力されたすべてのルートが、L2MP IS-IS によって、グループメンバーシップ(GM)リンクステート プロトコル(LSP)で再配布されます。
FabricPath フォワーディングには、次の前提条件があります。
クラシカル イーサネットのレイヤ 2 機能の使用経験がある。
スイッチで FabricPath をイネーブルにする前に、FabricPath フィーチャ セットをデフォルトおよびデフォルト以外の VDC にインストールしている。FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『Configuring Feature Set for FabricPath』を参照してください。
サービス障害や電源投入後など、スタンバイ スーパーバイザが不安定な状態にある場合、FabricPath フィーチャ セットの操作によってスタンバイ スーパーバイザがリロードされることがあります。
デバイスにログインしている。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
現在の仮想デバイス コンテキスト(VDC)が正しい。VDC は、一連のシステム リソースを論理的に表現する用語です。switchto vdc コマンドでは VDC 番号を指定できます。
F シリーズ モジュールで作業している。
FabricPath 設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。
FabricPath インターフェイスは、 FabricPath でカプセル化されたトラフィックだけを伝送します。
コマンドを表示したり、コマンドにアクセスしたりするには、各デバイスで FabricPath をイネーブルにします。各デバイスで FabricPath をイネーブルにするには、feature-set fabricpath コマンドを入力します。FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『Configuring Feature-Set for FabricPath』を参照してください。
サービス障害や電源投入後など、スタンバイ スーパーバイザが不安定な状態にある場合、FabricPath フィーチャ セットの操作によってスタンバイ スーパーバイザがリロードされることがあります。
STP は、FabricPath ネットワーク内では動作しません。
F シリーズ モジュールは、複数の SPAN 宛先ポートや仮想 SPAN をサポートしません。F シリーズ モジュールのポートが VDC 内にあり、その VDC に複数の SPAN 宛先ポートが存在する場合、その SPAN セッションは機能しません。
FabricPath の実行中は、プライベート VLAN 設定に次の注意事項が適用されます。
システムは、階層型のスタティック MAC アドレスをサポートしません。つまり、スタティックな FabricPath ODA および OSA は設定できません。クラシカル イーサネットのスタティック MAC アドレスだけを設定できます。
F シリーズ モジュールでは、VLAN 内にポートを持つすべての転送エンジン(FE)にユーザ設定のスタティック MAC アドレスがプログラムされます。
(注) |
次のコマンドを表示するには、F シリーズ モジュールで FabricPath をイネーブルにする必要があります。 |
FabricPath をイネーブルにするとレイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、任意でパラメータを設定することもできます。FabricPath レイヤ 2 IS-IS パラメータにはグローバルに設定するものと、インターフェイス単位で設定するものがあります。
FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、グローバル パラメータを任意で設定することもできます。
F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。
IS-IS コマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide 』を参照してください。
FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、インターフェイス パラメータを任意で設定することもできます。
F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 2 | interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number} |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 | ||
ステップ 3 | switch(config-if)# fabricpath isis authentication-check | (任意) 着信 FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello PDU での認証チェックをイネーブルにします。デフォルトはオンです。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
||
ステップ 4 | switch(config-if)# fabricpath isis authentication key-chainauth-key-chain-name | (任意) 認証 hello PDU にパスワードを割り当てます。このパスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。
キーチェーンの作成の例は、次のとおりです。 key chain trees key 0 key-string cisco01 accept-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite send-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite キー チェーンの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。 |
||
ステップ 5 | switch(config-if)# fabricpath isis authentication-type {cleartext | md5} | (任意) FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello PDU のインターフェイスの認証タイプを指定します。このタイプを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。
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||
ステップ 6 | switch(config-if)# fabricpath isis csnp-intervalseconds | (任意) インターフェイスで CSNP PDU を送信する間隔を指定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。 |
||
ステップ 7 | switch(config-if)# fabricpath isis hello-intervalseconds | (任意) インターフェイスで hello PDU を送信する間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。
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||
ステップ 8 | switch(config-if)# fabricpath isis hello-multipliermultiplier | (任意) hello PDU を受信すべき間隔の計算に使われる乗数を指定します。この間隔を過ぎても受信しない場合、隣接がダウンします。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。指定できる範囲は 3 ~ 1000 です。デフォルトは 3 です。
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ステップ 9 | switch(config-if)# fabricpath isis hello-padding | (任意) hello PDU でのパディングをイネーブルにします。デフォルトは on です。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。 このコマンドの no 形式に always を入力すると、パディングは常にオンになります。 |
||
ステップ 10 | switch(config-if)# fabricpath isis lsp-intervalmilliseconds | (任意) フラッディング時にこのインターフェイスで LSP が送信される間隔をミリ秒数で設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。指定できる範囲は 10 ~ 65535 です。デフォルトは 33 です。 |
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ステップ 11 | switch(config-if)# fabricpath isis mesh-groupgroup-number | (任意) メッシュ グループの状態を指定して、インターフェイス上でメッシュ グループ属性を設定します。 |
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ステップ 12 | switch(config-if)# fabricpath isis metricmetric | (任意) このインターフェイスに関する FabricPath レイヤ 2 IS-IS メトリックを設定します。指定できる範囲は 0 ~ 16777215 です。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。デフォルト値は次のとおりです(F シリーズ モジュールのデフォルト インターフェイスは 10 GB です)。 |
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ステップ 13 | switch(config-if)# fabricpath isis retransmit-intervalseconds | (任意) 初期 LSP 再送信の間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。デフォルトは 5 分です。 |
||
ステップ 14 | switch(config-if)# fabricpath isisretransmit-throttle-intervalmilliseconds | (任意) 後続の LSP 再送信の間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 20 ~ 65535 です。デフォルトは 66 です。 |
||
ステップ 15 | switch(config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 16 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 17 | switch# show running-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを表示します。 |
||
ステップ 18 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
IS-IS コマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide 』を参照してください。
FabricPath レイヤ 2 IS-IS のカウンタをクリアすることができます。
F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# clear fabricpath isis adjacency [* | system-id | interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number}] | (任意) FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接状態をクリアします。
|
||
ステップ 2 | switch# clear fabricpath isis statistics * | (任意) FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルの統計情報をすべてクリアします。 |
||
ステップ 3 | switch# clear fabricpath isis traffic [* | interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number}] | (任意) FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報をクリアします。 |
トポロジを作成し、VLAN をトポロジにマッピングし、インターフェイスをトポロジに追加することができます。
F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# fabricpath topologyid | 新しい FabricPath トポロジを作成し、FabricPath トポロジ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-fp-topology)# member vlanrange | トポロジの VLAN を設定します。VLAN ID の範囲は 1 ~ 4094 です。 |
ステップ 4 | switch(config-fp-topology)# exit | FabricPath トポロジ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 5 | switch(config)# interface port-channelnumber | ポート チャネル インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。利用可能な任意のインタフェイス設定できます。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# fabricpath topology-memberid | トポロジにインターフェイスを追加します。 |
ステップ 7 | switch(config-if)# exit | インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 | switch(config)# exit | グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 9 | switch# show fabricpath topology vlan | (任意) レイヤ 2 トポロジでの VLAN に関する情報を表示します。 |
ステップ 10 | switch# show fabricpath isis topology summary | (任意) IS-IS サマリー トポロジについての情報を表示します。 |
ステップ 11 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
この例は、トポロジを作成し、VLAN をトポロジにマッピングし、インターフェイスをトポロジに追加する方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# fabricpath topology 1 switch(config-fp-topology)# member vlan 7-19 switch(config-fp-topology)# exit switch(config)# interface port-channel 1 switch(config-if)# fabricpath topology-member 1 switch(config-if)# exit switch(config)# show fabricpath topology vlan switch(config)# show fabricpath isis topology summary
複数の FabricPath IS-IS トポロジを設定できます。
F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。
拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。
FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# fabricpath domain default | グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-fabricpath-isis)# topologyid | IS-IS コンフィギュレーション モードのレイヤ 2 トポロジを開始します。 |
ステップ 4 | switch(config-fabricpath-isis-topo)# maximum-pathsmax-paths | (任意) レイヤ 2 トポロジのスイッチにおける宛先ごとの最大パス数を設定します。 |
ステップ 5 | switch(config-fabricpath-isis-topo)# reference-bandwidth {ref-mbpsmbps | ref-gbpsgbps} | (任意) レイヤ 2 トポロジのスイッチにおけるインターフェイス メトリックを設定するための参照帯域幅を設定します。 |
ステップ 6 | switch(config-fabricpath-isis-topo)# root-prioritypriority | (任意) レイヤ 2 トポロジのスイッチでノードがルートになるときのプライオリティを設定します。 |
ステップ 7 | switch(config-fabricpath-isis-topo)# exit | FabricPath IS-IS トポロジ コンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 8 | switch# show fabricpath topology vlan | (任意) レイヤ 2 トポロジでの VLAN に関する情報を表示します。 |
ステップ 9 | switch# show fabricpath isis topology summary | (任意) IS-IS サマリー トポロジについての情報を表示します。 |
ステップ 10 | switch# copy running-config startup-config | (任意) 実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、FabricPath IS-IS 複数トポロジを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# fabricpath domain default switch(config-fabricpath-isis)# topology 5 switch(config-fabricpath-isis-topo)# maximum-paths 5 switch(config-fabricpath-isis-topo)# reference-bandwidth ref-mbps 100 switch(config-fabricpath-isis-topo)# root-priority 1 switch(config-fabricpath-isis-topo)# exit switch(config-fabricpath-isis)# show fabricpath topology vlan switch(config-fabricpath-isis)# show fabricpath isis topology summary
FabricPath の詳細設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。
コマンド |
目的 |
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show fabricpath isis adjacency [interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number} | system-id | detail | summary] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接データベースを表示します。 |
show fabricpath isis database [level] [mgroup] [detail | summary] [lid] {zero-seq | router-id | adjacency}[SID.XX-XX] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS データベースを表示します。 |
show fabricpath isis hostname [detail] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS のダイナミック ホスト名交換情報を表示します。 |
show fabricpath isis interface [ethernetmod/slot | port-channelchannel-number] [brief] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS 関連のインターフェイス情報を表示します。 |
show fabricpath isis route [summary | detail] |
ユニキャスト ルートに関する FabricPath レイヤ 2 IS-IS ルーティング テーブルを表示します。 |
show fabricpath isis spf-log [detail] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS SPF 計算の統計情報を表示します。 |
show fabricpath isis [statistics] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS イベント カウンタを表示します。 |
show fabricpath isis ftag [multidestinationtree_id] |
トポロジ内のツリーに関連付けられた FTag 値を表示します。 |
show fabricpath isis vlan-range |
トポロジ マッピングに合致する VLAN 設定を表示します。 |
show fabricpath isis trees [multidestinationtree_id] |
ツリー内のノードを表示します。 |
show fabricpath isis switch-id |
トポロジに関するスイッチ ID と到達可能性の情報を表示します。 |
show fabricpath isis ip redistribute mroute [vlan [group [source]]] |
ローカルに学習されたマルチキャスト ルートを表示します。 |
show fabricpath isis ip mroute [vlanvlan-id [groupgroup-id [sourcesource-id]]] |
ネイバーから学習されたマルチキャスト ルートを表示します。 |
show fabricpath isis [protocol] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロセス レベル情報を表示します。 |
show fabricpath isis rrm [gm] interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number} |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS の retransmit-routing-message(ルーティング メッセージの再送信)情報を表示します。 |
show fabricpath isis srm [gm] interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number} |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-routing-message(ルーティング メッセージの送信)情報を表示します。 |
show fabricpath isis topology summary |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS トポロジ データベースを表示します。 |
show fabricpath isis traffic [interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number}] |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報を表示します。 |
show fabricpath isis ssn [gm] interface {ethernetmod/slot | port-channelchannel-number} |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-sequence-number(シーケンス番号の送信)情報を表示します。 |
show fabricpath isis mesh-group |
FabricPath IS-IS メッシュ グループ情報を表示します。 |
この表には、機能の追加や変更によるリリースの更新内容のみが記載されています。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
複数のトポロジ |
6.2(2) |
この機能が導入されました。 |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定 |
6.2(2) |
ルート マップおよびメッシュ グループが追加されました。 |
FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定 |
6.2(2) |
FabricPath IS-IS に関するオーバーロード ビットおよび VLAN プルーニングが導入されました。 |
高度な FabricPath 機能 |
5.1(1) |
これらの機能が導入されました。 |