この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Cisco Nexus 6000 シリーズ スイッチのハードウェア コンポーネントで起こり得る問題を特定し、解決する方法について説明します。
• 「概要」
システム ハードウェアのトラブルシューティングの成功の秘訣は、問題を特定のシステム コンポーネントのレベルまで切り分けることです。まず、システムの現状と本来あるべき状態を比較します。起動の問題はたいてい 1 つのコンポーネントに原因があるため、システムの 1 つ 1 つのコンポーネントのトラブルシューティングを行うより、問題をサブシステムのレベルまで切り分ける方が効率的です。
最初の電源投入に関する問題は、多くの場合、モジュールがバックプレーンにしっかり接続されていない、あるいは、電源モジュールが電源コード コネクタから外れていることが原因で発生します。
また、過熱が原因でシステムに問題が発生することもありますが、通常はシステムが長時間動作した後で発生します。最も一般的な過熱の原因は、ファン モジュールの障害です。
スイッチの設置、初期化、動作が適切に行われるように、このセクションの推奨事項に従ってください。
スイッチを設置する際は、次のベスト プラクティスに従ってください。
• シャーシを取り付ける前に、設置場所を検討して準備します。
• シャーシの構成に合った電源モジュールがあることを確認します。
• 安全なバックアップのために、実行コンフィギュレーションをコンパクトフラッシュ カードにコピーしておきます。
• 実行コンフィギュレーションを修正したあとは、常に copy running-config startup-config CLI コマンドを入力して、システムが適切に動作するようにします。
• 実行コンフィギュレーション、スタートアップ コンフィギュレーション、ブートフラッシュに格納されているファイルが失われることを認識している場合を除き、 init system CLI コマンドは絶対に使用しないでください。
• 実行キックスタート イメージおよびシステム イメージのバックアップ コピーをコンパクトフラッシュ カードに保存しておきます。
各電源モジュールの 2 つの LED は、各電源モジュールの電力の状態を示しています。現在の電源モジュールの状態を判断するには、どちらの LED が点灯、点滅、消灯しているかを確認するか、あるいは 表 E-1 を参照してください。
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電源モジュールの動作が続行される電源モジュール警告イベント。このイベントには、高温、高電力、ファン速度低下などがあります。 |
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AC 電力が供給されていて、3.3 Voltage Standby(VSB)がオンで、電源モジュールがオフになっている。 |
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