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目次
この章の内容は、次のとおりです。
LAN ポート間でフレームをスイッチングするために、スイッチはアドレス テーブルを保持しています。 スイッチがフレームを受信すると、送信側のネットワーク デバイスの MAC アドレスを受信側の LAN ポートに関連付けます。
スイッチは、受信したフレームの送信元 MAC アドレスを使用して、アドレス テーブルを動的に構築します。 そのアドレス テーブルにリストされていない受信側 MAC アドレスのフレームを受信すると、そのフレームを、同一 VLAN のフレームを受信したポート以外のすべての LAN ポートへフラッディングします。 送信先ステーションが応答したら、スイッチは、その関連の送信元 MAC アドレスとポート ID をアドレス テーブルに追加します。 その後、スイッチは、以降のフレームを、すべての LAN ポートにフラッディングするのではなく単一の LAN ポートへと転送します。
MAC アドレスを手作業で入力することもできます。これは、テーブル内で、スタティック MAC アドレスとなります。 このようなスタティック MAC エントリは、スイッチを再起動しても維持されます。
スイッチのスタティック MAC アドレスを設定できます。 これらのアドレスは、インターフェイス コンフィギュレーション モードまたは VLAN コンフィギュレーション モードで設定できます。
次に、MAC アドレス テーブルにスタティック エントリを登録する例を示します。
switch# configure terminal switch(config) # mac address-table static 12ab.47dd.ff89 vlan 3 interface ethernet 1/4 switch(config) #
エントリ(パケット送信元の MAC アドレスとそのパケットが入ってきたポート)が MAC テーブル内に留まる時間を設定できます。 MAC エージング タイムは、インターフェイス コンフィギュレーション モードまたは VLAN コンフィギュレーション モードで設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# mac-address-table aging-time seconds [vlan vlan_id] | エントリが無効になって、MAC アドレス テーブルから破棄されるまでの時間を指定します。 seconds の範囲は 0 ~ 1000000 です。 デフォルトは 1800 秒です。 0 を入力すると、MAC エージングがディセーブルになります。 VLAN を指定しなかった場合、エージングの指定がすべての VLAN に適用されます。 |
次に、MAC アドレス テーブル内エントリのエージング タイムを 1800 秒(30 分)に設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config) # mac-address-table aging-time 1800 switch(config) #
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# clear mac-address-table dynamic {address mac-addr} {interface [type slot/port | port-channel number} {vlan vlan-id} | MAC アドレス テーブルからダイナミック アドレス エントリを消去します。
|
設定を確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
コマンド |
目的 |
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show mac-address-table aging-time |
スイッチ内で定義されているすべての VLAN の MAC アドレスのエージング タイムを表示します。 |
||
show mac-address-table |
MAC アドレス テーブルの内容を表示します。
|
||
show mac address-table loop-detect |
現在設定されているアクションを表示します。 |
次に、MAC アドレス テーブルを表示する例を示します。
switch# show mac-address-table VLAN MAC Address Type Age Port ---------+-----------------+-------+---------+------------------------------ 1 0018.b967.3cd0 dynamic 10 Eth1/3 1 001c.b05a.5380 dynamic 200 Eth1/3 Total MAC Addresses: 2
次に、現在のエージング タイムを表示する例を示します。
switch# show mac-address-table aging-time Vlan Aging Time ----- ---------- 1 1800 13 1800 42 1800
次に、現在設定されているアクションを表示する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# show mac address-table loop-detect Port Down Action Mac Loop Detect : enabled
switch# configure terminal switch(config)# no mac address-table loop-detect port-down switch(config)# show mac address-table loop-detect Port Down Action Mac Loop Detect : disabled
目次
この章の内容は、次のとおりです。
MAC アドレスに関する情報
LAN ポート間でフレームをスイッチングするために、スイッチはアドレス テーブルを保持しています。 スイッチがフレームを受信すると、送信側のネットワーク デバイスの MAC アドレスを受信側の LAN ポートに関連付けます。
スイッチは、受信したフレームの送信元 MAC アドレスを使用して、アドレス テーブルを動的に構築します。 そのアドレス テーブルにリストされていない受信側 MAC アドレスのフレームを受信すると、そのフレームを、同一 VLAN のフレームを受信したポート以外のすべての LAN ポートへフラッディングします。 送信先ステーションが応答したら、スイッチは、その関連の送信元 MAC アドレスとポート ID をアドレス テーブルに追加します。 その後、スイッチは、以降のフレームを、すべての LAN ポートにフラッディングするのではなく単一の LAN ポートへと転送します。
MAC アドレスを手作業で入力することもできます。これは、テーブル内で、スタティック MAC アドレスとなります。 このようなスタティック MAC エントリは、スイッチを再起動しても維持されます。
スタティック MAC アドレスの設定
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config) # mac-address-table static mac_address vlan vlan-id {drop | interface {type slot/port} | port-channel number} [auto-learn] MAC アドレス テーブルに追加するスタティック アドレスを指定します。
auto-learn オプションをイネーブルにすると、同じ MAC アドレスが別のポート上で見つかった場合には、スイッチがエントリを更新します。
(注) これが 10G ブレークアウト ポートの場合、slot/port 構文は slot/QSFP-module/port になります。
ステップ 3 switch(config)# no mac address-table static mac_address vlan vlan-id (任意) MAC アドレス テーブルからスタティック エントリを削除します。
mac-address-table static コマンドを使用して、スタティック MAC アドレスを仮想インターフェイスに割り当てます。
MAC テーブルのエージング タイムの設定
手順エントリ(パケット送信元の MAC アドレスとそのパケットが入ってきたポート)が MAC テーブル内に留まる時間を設定できます。 MAC エージング タイムは、インターフェイス コンフィギュレーション モードまたは VLAN コンフィギュレーション モードで設定できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# mac-address-table aging-time seconds [vlan vlan_id] エントリが無効になって、MAC アドレス テーブルから破棄されるまでの時間を指定します。
seconds の範囲は 0 ~ 1000000 です。 デフォルトは 1800 秒です。 0 を入力すると、MAC エージングがディセーブルになります。 VLAN を指定しなかった場合、エージングの指定がすべての VLAN に適用されます。
MAC テーブルからのダイナミック アドレスのクリア
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# clear mac-address-table dynamic {address mac-addr} {interface [type slot/port | port-channel number} {vlan vlan-id} MAC アドレス テーブルからダイナミック アドレス エントリを消去します。
(注) これが 10G ブレークアウト ポートの場合、slot/port 構文は slot/QSFP-module/port になります。
MAC アドレスの設定の確認
設定を確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
表 1 MAC アドレス設定の確認コマンド コマンド
目的
show mac-address-table aging-time
スイッチ内で定義されているすべての VLAN の MAC アドレスのエージング タイムを表示します。
show mac-address-table
MAC アドレス テーブルの内容を表示します。
(注) IGMP スヌーピングによって学習された MAC アドレスは表示されません。
show mac address-table loop-detect
現在設定されているアクションを表示します。
次に、MAC アドレス テーブルを表示する例を示します。
switch# show mac-address-table VLAN MAC Address Type Age Port ---------+-----------------+-------+---------+------------------------------ 1 0018.b967.3cd0 dynamic 10 Eth1/3 1 001c.b05a.5380 dynamic 200 Eth1/3 Total MAC Addresses: 2次に、現在のエージング タイムを表示する例を示します。
switch# show mac-address-table aging-time Vlan Aging Time ----- ---------- 1 1800 13 1800 42 1800次に、現在設定されているアクションを表示する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# show mac address-table loop-detect Port Down Action Mac Loop Detect : enabledswitch# configure terminal switch(config)# no mac address-table loop-detect port-down switch(config)# show mac address-table loop-detect Port Down Action Mac Loop Detect : disabled