この章では、Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチで使用可能な Cisco NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンドについて説明します。
仮想ルータに 1 つのプライマリ IP アドレスを追加するには、 address コマンドを使用します。仮想ルータから IP アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
address ip-address [ secondary ]
no address [ ip-address [ secondary ]]
仮想ルータのアドレス(IPv4)。このアドレスは、インターフェイス IP アドレスと同じサブネット内になければなりません。 |
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仮想ルータごとに 1 つずつの仮想ルータ IP アドレスを設定できます。設定された IP アドレスがインターフェイス IP アドレスと同じである場合、このスイッチは自動的にその IP アドレスを所有します。設定できるのは IPv4 アドレスのみです。
仮想ルータはパケットを転送するネクストホップ ルータとしての役割のみを目的としているため、マスター Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)ルータは仮想ルータの IP アドレスに宛てられたパケットをドロップします。NX-OS デバイスでは、一部のアプリケーションは、仮想ルータの IP アドレスに宛てられたパケットを受け入れて配送することを要求します。仮想ルータ IPv4 アドレスに対して secondary オプションを使用することによって、VRRP ルータは、マスターの場合、これらのパケットを受け入れます。
次に、1 つのコマンドを使用してすべての IP アドレス(プライマリおよびセカンダリ)を削除する例を示します。
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IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリ モードを開始するには、 address-family ipv6 unicast コマンドを使用します。
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次に、IPv6 ユニキャスト アドレス ファミリ モードを開始する例を示します。
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エリア境界ルータ(ABR)の Open Shortest Path First(OSPF)エリア間のタイプ 3 リンクステート アドバタイズメント(LSA)でアドバタイズされたプレフィックスをフィルタ処理します。 |
ネイバー アドレス ファミリ モードのアドレスファミリ モードを開始し、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)にサブモード コマンドを設定するには、 address-family コマンドを使用します。ルーティング プロトコルを設定するためのアドレス ファミリ サブモードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
address-family ipv4 { multicast | unicast }
no address-family ipv4 { multicast | unicast }
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address-family コマンドを使用し、BGP ルーティングを設定中にさまざまなアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。ネイバー コンフィギュレーション モードから address-family コマンドを入力すると、ネイバー アドレス ファミリがイネーブルになり、ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードが開始されます。プロンプトが switch(config-router-neighbor-af)#
に変わります。
ルート再配布、ロード バランシングなどの拡張機能を使用する場合は、アドレス ファミリを設定する必要があります。IPv4 ネイバー セッションは、IPv4 ユニキャストおよびマルチキャスト アドレス ファミリをサポートしています。
次に、ネイバー 192.0.2.1 の IPv4 マルチキャストをアクティベートし、ネイバー アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで IPv4 マルチキャスト アドレス ファミリにデバイスを配置する例を示します。
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アドレス ファミリ モードまたは Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)アドレス ファミリ モードを開始し、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)にサブモード コマンドを設定するには、 address-family コマンドを使用します。ルーティング プロトコルを設定するためのアドレス ファミリ サブモードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
address-family ipv4 { multicast | unicast }
no address-family ipv4 { multicast | unicast }
ルータ コンフィギュレーション モード
VRF コンフィギュレーション モード
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address-family コマンドを使用し、BGP ルーティングを設定中にさまざまなアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。ルータ コンフィギュレーション モードから address-family コマンドを入力する場合、アドレス ファミリをイネーブルにし、グローバル アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードを開始します。プロンプトが switch(config-router-af)#
に変わります。
ルート再配布、アドレス集約、ロード バランシングなどの拡張機能を使用する場合は、アドレス ファミリを設定する必要があります。IPv4 ネイバー セッションは、IPv4 ユニキャストおよびマルチキャスト アドレス ファミリをサポートしています。
次に、グローバル アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリにルータを配置する例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)のアドレス ファミリを設定するには、 address-family コマンドを使用します。アドレス ファミリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
no address-family ipv4 unicast
ルータ コンフィギュレーション モード
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
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次に、EIGRP インスタンスの IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリを設定する例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)にアドレス ファミリを設定するには、ルータ コンフィギュレーション モードで address-family コマンドを使用します。
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次に、RIP インスタンスの IPv4 ユニキャスト アドレス ファミリを設定する例を示します。
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BGP の条件付きアドバタイズメントを設定するには、 advertise-map コマンドを使用します。BGP 条件付きアドバタイズメントを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
advertise-map adv-map { exist-map exist-rmap | non-exist-map nonexist-rmap }
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advertise-map コマンドは、選択されたルートを条件付きでアドバタイズするために使用します。BGP で条件付きでアドバタイズされるルートまたはプレフィックスは、 adv-map と exist-map または nonexist-map の 2 つのルート マップで定義されます。 exist-map または nonexist-map で、BGP によって追跡されるプレフィックスを指定します。 adv-map は、条件が満たされたときに BGP から指定されたネイバーにアドバタイズされるプレフィックスを指定します。
次に、BGP 条件付きアドバタイズメントを設定する例を示します。
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同じグループ内の他の Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)ルータに送信されているアドバタイズメント パケット間で時間間隔を指定するには、 advertisement-interval コマンドを使用します。1 秒のデフォルト間隔値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
advertisement-interval seconds
no advertisement-interval [ seconds ]
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VRRP アドバタイズメントは、仮想ルータ マスターのプライオリティと状態を伝達します。アドバタイズメントは IP パケットにカプセル化され、VRRP グループに割り当てられる IPv4 マルチキャスト アドレスに送信されます。
VRRP は、VRRP アドバタイズメント専用の Internet Assigned Numbers Authority(IANA; インターネット割り当て番号局)標準マルチキャスト アドレス(224.0.0.18)を使用します。このアドレッシング方式によって、マルチキャストを提供するルータ数が最小限になり、テスト機器でセグメント上の VRRP パケットを正確に識別できるようになります。IANA で割り当てられた VRRP IP プロトコル番号は 112 です。
次に、VRRP グループ 250 に 200 秒のアドバタイズメント間隔を指定する例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング テーブルにサマリー アドレスを作成するには、 aggregate-address コマンドを使用します。サマリー アドレスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
aggregate-address address / length [ advertise-map map-name ] [ as-set ] [ attribute-map map-name ] [ summary-only ] [ suppress-map map-name ]
no aggregate-address address / length [ advertise-map map-name ] [ as-set ] [ attribute-map map-name ] [ summary-only ] [ suppress-map map-name ]
アトミック集約属性は、 as-set キーワードが指定されない限り、このコマンドによって集約ルートが作成されるときに自動的に設定されます。
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集約ルートを BGP に再配布するか、または条件付きの集約ルーティング機能を使用することにより、BGP に集約ルーティングを実装できます。
キーワードなしで aggregate-address コマンドを使用すると、指定された範囲内にある、より具体的な BGP ルートが使用できる場合、BGP ルーティング テーブルに集約エントリが作成されます。(集約と一致するより長いプレフィックスが RIB 内に存在する必要があります)。集約ルートは、自律システムからのルートとしてアドバタイズされ、情報が消失している可能性があることを示すアトミック集約属性を設定します (アトミック集約属性は、 as-set キーワードを指定しない限りデフォルトで設定されます)。
as-set キーワードを使用すると、コマンドがこのキーワードなしで従う同じルールを使用する集約エントリが作成されますが、このルートにアドバタイズされるパスは、集約されているすべてのパス内に含まれるすべての要素で構成される AS_SET になります。このルートは集約されたルート変更に関する自律システム パス到着可能性情報として継続的に削除してアップデートする必要があるため、多くのパスを集約する際に aggregate-address コマンドのこの形式を使用しないでください。
summary-only キーワードを使用すると、集約ルート(192.*.*.* など)が作成されるだけでなく、すべてのネイバーへのより具体的なルートのアドバタイズメントが抑制されます。特定のネイバーへのアドバタイズメントのみを抑制したい場合、 neighbor distribute-list コマンドを使用できますが、慎重に使用すべきです。より具体的なルートがリークした場合、すべての BGP ルータは、生成中の具体的でない集約よりもこのルートを優先します(最長一致ルーティングによる)。
suppress-map キーワードを使用すると、集約ルートは作成されますが、指定されたルートのアドバタイズメントが抑制されます。ルート マップの一致句を使用して、集約のより具体的な一部のルートを選択的に抑制し、他のルートを抑制しないでおくことができます。IP アクセス リストと自律システム パス アクセス リストの一致句がサポートされています。
advertise-map キーワードを使用すると、集約ルートの異なるコンポーネント(AS_SET やコミュニティなど)を構築するために使用する特定のルートが選択されます。集約のコンポーネントが別々の自律システムにあり、AS_SET で集約を作成して同じ自律システムの一部にアドバタイズしたい場合、 aggregate-address コマンドのこの形式は役に立ちます。AS_SET から特定の自律システム番号を省略し、集約が受信ルータの BGP ループ検出メカニズムによってドロップされるのを防ぐことを忘れてはなりません。IP アクセス リストと自律システム パス アクセス リストの一致句がサポートされています。
attribute-map キーワードを使用すると、集約ルートの属性を変更できます。AS_SET を構成するルートの 1 つが community no-export 属性(集約ルートがエクスポートされるのを防ぐ)などの属性で設定されている場合、 aggregate-address コマンドのこの形式は役に立ちます。属性マップ ルート マップを作成し、集約の属性を変更することができます。
次に、ルータ コンフィギュレーション モードで集約 BGP アドレスを作成する例を示します。このルートにアドバタイズされるパスは、集約中のすべてのパス内に含まれるすべての要素で構成される AS_SET になります。
次に、アドレス ファミリ コンフィギュレーション モードで集約 BGP アドレスを作成し、それを IP バージョン 4 アドレス ファミリのマルチキャスト データベース(SAFI)に適用する例を示します。 summary-only キーワードが設定されているため、アップデートからより具体的なルートがフィルタ処理されます。
次に、as-path アクセス リスト上で一致する MAP-ONE という名前のルート マップを作成する例を示します。このルートにアドバタイズされるパスは、ルート マップで照合されるパスに含まれる要素で構成される AS_SET になります。
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OSPF エリアの認証をイネーブルにするには、 area authentication コマンドを使用します。エリアの認証を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id authentication [ message-digest ]
no area area-id authentication [ message-digest ]
(任意) area-id 引数によって指定されたエリアで Message Digest 5(MD5)認証をイネーブルにします。 |
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area authentication コマンドを使用し、OSPF エリア全体に認証モードを設定します。
認証タイプと認証パスワードは、エリア内のすべての OSPF デバイスで同じである必要があります。インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip ospf authentication-key コマンドを使用し、このパスワードを指定します。
message-digest キーワードで MD5 認証をイネーブルにする場合、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip ospf message-digest-key コマンドを使用して、パスワードを設定する必要があります。
次に、OSPF ルーティング プロセス 201 のエリア 0 に認証を設定する例を示します。
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OSPF スタブまたは Not-So-Stubby Area(NSSA)に送信されるデフォルト サマリー ルートのコストを指定するには、 area default-cost コマンドを使用します。割り当てられたデフォルト ルートのコストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id default-cost cost
no area area-id default-cost cost
デフォルト コストを設定したい OSPF エリアの識別情報。エリア ID には 0 ~ 4294967295 か、または IP アドレスを指定できます。 |
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スタブまたは NSSA で使用されるデフォルト サマリー ルートのコスト。指定できる範囲は 0 ~ 16777215 です。 |
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スタブまたは NSSA に接続されている ABR で area default-cost コマンドを使用し、ABR によってスタブ エリアに生成されるサマリー デフォルト ルートにメトリックを設定します。
次に、スタブ ネットワーク 192.0.2.0 に 20 のデフォルト コストを設定する例を示します。
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エリア境界ルータ(ABR)の OSPF(Open Shortest Path First)エリア間のタイプ 3 リンクステート アドバタイズメント(LSA)でアドバタイズされたプレフィックスをフィルタ処理するには、area filter-list コマンドを使用します。フィルタを変更またはキャンセルするには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id filter-list route-map map-name { in | out }
no area area-id filter-list route-map map-name { in | out }
フィルタ ポリシーとして使用するルート マップの名前を指定します。 map-name 引数は、英数字で最大 63 文字の任意の文字列です。 |
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area filter-list コマンドを使用し、タイプ 3 LSA をフィルタ処理します。 in キーワードでルート マップを適用すると、ルート マップは、ABR によってこのエリアに発生したすべてのタイプ 3 LSA( area range コマンドによって他のエリアに発生したタイプ 3 LSA を含む)をフィルタ処理します。
out キーワードでルート マップを適用すると、ルート マップは、ABR によって他のすべてのエリアにアドバタイズされるすべてのタイプ 3 LSA(このエリアで設定された area range コマンドによってローカルに発生するタイプ 3 LSA を含む)をフィルタ処理します。
次に、ほかのすべてのエリアからエリア 1 に送信されるプレフィックスをフィルタ処理する例を示します。
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エリア境界ルータ(ABR)の Open Shortest Path First(OSPF)エリア間のタイプ 3 リンクステート アドバタイズメント(LSA)でアドバタイズされたプレフィックスをフィルタ処理するには、area filter-list コマンドを使用します。フィルタを変更またはキャンセルするには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id filter-list route-map map-name {in | out}
no area area-id filter-list route-map map-name {in | out}
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area filter-list コマンドを使用し、タイプ 3 LSA をフィルタ処理します。in キーワードでルート マップを適用すると、ルート マップは、ABR によってこのエリアに発生したすべてのタイプ 3 LSA(area range コマンドによって他のエリアに発生したタイプ 3 LSA を含む)をフィルタ処理します。
out キーワードでルート マップを適用すると、ルート マップは、ABR によって他のすべてのエリアにアドバタイズされるすべてのタイプ 3 LSA(このエリアで設定された area range コマンドによってローカルに発生するタイプ 3 LSA を含む)をフィルタ処理します。
次に、他のすべてのエリアから 0.0.0.10 に送信されるプレフィックスをフィルタ処理する例を示します。
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エリアを Open Shortest Path First(OSPF)Not-So-Stubby Area(NSSA)として設定するには、 area nssa コマンドを使用します。NSSA エリアを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id nssa [ default-information-originate [ route-map map-name ]] [ no-redistribution ] [ no-summary ] [ translate type7 [ always | never ] [ suppress-fa ]]
no area area-id nssa [ default-information-originate [ route-map map-name ]] [ no-redistribution ] [ no-summary ] [ translate type7 [ always | never ] [ suppress-fa ]]
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area nssa コマンドを使用し、OSPF 自律システムに NSSA エリアを作成します。変換された LSA に転送アドレスの抑制を設定する前に、ネットワーク トポロジについて理解しておくことを推奨します。宛先の転送アドレスに到達するためのより良いパスが別に存在する場合は、最適なルーティングとは言えません。
次に、エリア 1 を NSSA エリアとして設定する例を示します。
次に、エリア 1 を NSSA エリアとして設定し、タイプ 7 LSA をエリア 1 からタイプ 5 LSA に変換するが、タイプ 7 転送アドレスをタイプ 5 LSA に配置しない例を示します (OSPF は 0.0.0.0 を転送アドレスとしてタイプ 5 LSA に配置します)。
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OSPF エリアの境界にあるルートを統合して集約するには、 area range コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id range ip-prefix [ not-advertise ]
no area area-id range ip-prefix [ not-advertise ]
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area range コマンドをエリア境界ルータ(ABR)でのみ使用し、エリアのルートを統合または集約します。ABR は 1 つのサマリー ルートが他のエリアにアドバタイズされることを通知し、エリアの境界でルーティング情報を集約します。
複数の area range コマンドを設定することにより、OSPF が多くの異なるアドレス範囲のセットのアドレスを集約するように設定できます。
次に、1 つのサマリー ルートが、ABR によってネットワーク 192.0.2.0 上のすべてのホストの他のエリアにアドバタイズされるように設定する例を示します。
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エリアを OSPF(Open Shortest Path First)スタブ エリアとして定義するには、 area stub コマンドを使用します。エリアを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id stub [ no-summary ]
no area area-id stub [no-summary]
OSPF スタブ エリアの識別情報。エリア ID には 0 ~ 4294967295 か、または IP アドレスを指定できます。 |
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area stub コマンドを使用し、スタブ エリアに接続されているすべてのデバイスを設定します。スタブ エリアに接続されているエリア境界ルータ(ABR)で area default-cost コマンドを使用します。 area default-cost コマンドは、ABR によって生成される集約デフォルト ルートのメトリックをスタブ エリアに提供します。
スタブ エリアに送信される Link-State Advertisement(LSA; リンクステート アドバタイズメント)の数をさらに減少させるために、ABR で no-summary キーワードを設定し、集約 LSA(タイプ 3 LSAs3)をスタブ エリアに送信するのを防ぐことができます。
次に、OSPF 209 にスタブ エリア 33 を作成する例を示します。
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OSPF 仮想リンクを定義するには、 area virtual-link コマンドを使用します。仮想リンクを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
area area-id virtual-link router-id
no area area-id virtual-link router-id
仮想リンクのトランジット エリアに割り当てられた OSPF エリアの識別情報。エリア ID には 0 ~ 4294967295 か、または IP アドレスを指定できます。 |
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仮想リンク ネイバーに関連付けられるルータ ID。IP アドレスを指定します。ルータ ID は show ip ospf neighbors ディスプレイに表示されます。 |
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area virtual-link コマンドを使用し、リモート エリアからバックボーン エリアへの仮想リンクを確立します。OSPF では、すべてのエリアがバックボーン エリアに接続されている必要があります。バックボーンへの接続が失われた場合は、仮想リンクを確立して修復できます。
area virtual-link コマンドを使用し、次のコマンドを使用できる仮想リンク コンフィギュレーション モードを開始します。
• authentication [ key-chain | message-digest | null ]
• authentication-key [ 0 | 3 ] key
• message-digest-key key-id md5 key
構文と使用方法の詳細については、各コマンドを参照してください。
仮想リンクの両側で、同じエリア ID および対応する仮想リンク隣接ルータ ID を設定する必要があります。ルータ ID を表示するには、任意のモードで show ip ospf neighbors コマンドを使用します。
(注) Not-So-Stubby Area(NSSA)には仮想リンクを設定できません。
次に、すべてのオプションのパラメータのデフォルト値で 2 つのデバイス(A と B)間に仮想リンクを確立する例を示します。
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Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホット スタンバイ ルータ プロトコル)の認証を設定するには、 authentication コマンドを使用します。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
authentication { string | md5 { key-chain key-chain | key-string { 0 | 7 } text [ timeout seconds ]} | text string }
no authentication { string | md5 { key-chain key-chain | key-string { 0 | 7 } text [ timeout seconds ]} | text string }
HSRP コンフィギュレーションまたは HSRP テンプレート モード
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authentication text コマンドを使用し、誤って設定されたルータが参加する意図のない HSRP グループに参加するのを防ぎます。認証文字列はすべての HSRP メッセージで暗号化されずに送信されます。相互運用を保証するために、同じ認証文字列を同じグループのすべてのルータに設定する必要があります。認証しない HSRP プロトコル パケットは無視されます。
次に、HSRP グループ 2 の認証文字列を設定する例を示します。
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OSPF 仮想リンクの認証タイプを指定するには、 authentication コマンドを使用します。仮想リンクの認証タイプを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
authentication [ key-chain key-name | message-digest | null ]
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仮想リンク コンフィギュレーション モードで authentication コマンドを使用し、仮想リンクで使用する認証方式を設定します。 message-digest キーワードを使用して MD5 メッセージ ダイジェスト認証を設定し、 message-digest-key コマンドを使用してこの認証設定を完了します。 key-chain キーワードを使用してキー チェーンによるパスワード認証を設定し、 key chain コマンドを使用してこの認証設定を完了します。キーワードなしで authentication コマンドを使用して仮想リンクのパスワードを設定し、 authentication-key コマンドを使用してこの認証設定を完了します。
次に、メッセージ ダイジェスト認証をイネーブルにする例を示します。
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Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)の認証を設定するには、 authentication コマンドを使用します。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
no authentication [ text password ]
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次に、VRRP に Message Digest 5(MD5)認証を設定する例を示します。
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EIGRP パケットの認証をイネーブルにし、インターフェイス上で使用できるキーのセットを指定するには、 authentication key-chain コマンドを使用します。 認証を禁止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
authentication key-chain name-of-chain
no authentication key-chain name-of-chain
ルータ コンフィギュレーション モード
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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VRF コンフィギュレーション モードで authentication mode コマンドを使用し、認証モードを設定します。インターフェイスに対する認証設定を完了するには、 key-chain コマンドを使用して、別途キー チェーンを設定する必要があります。
次に、キーチェーン ツリーに属しているキーの受け入れと送信をインターフェイスに設定する例を示します。
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EIGRP パケットで使用する認証のタイプを指定するには、 authentication mode コマンドを使用します。 認証を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ルータ コンフィギュレーション モード
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
VRF コンフィギュレーション モード
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次に、MD5 認証を使用するようにインターフェイスを設定する例を示します。
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OSPF 仮想リンクで使用されるパスワードを割り当てるには、 authentication-key コマンドを使用します。過去に割り当てられた OSPF パスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
authentication-key [ 0 | 3 ] password
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authentication-key コマンドを使用し、OSPF 仮想リンクでパスワード認証のパスワードを設定します。同じ仮想リンクにあるすべてのデバイスは、OSPF 情報を交換できるように同じパスワードを持っている必要があります。
次に、文字列 yourpass を使用して認証キーをイネーブルにする例を示します。
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OSPF(Open Shortest Path First)がインターフェイスのデフォルト メトリックを計算する方法を制御するには、 auto-cost コマンドを使用します。40 Gb/s のデフォルト基準帯域幅を割り当てるには、このコマンドの no 形式を使用します。
auto-cost reference-bandwidth bandwidth [ Gbps | Mbps ]
no auto-cost reference-bandwidth
インターフェイスのデフォルト メトリックを計算するために使用する基準帯域幅を設定します。範囲は Gbps キーワードを使用するか MBps キーワードを使用するかによって異なります。 |
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(任意)レートを Mbps で指定します(帯域幅)。範囲は 1 ~ 4000000 で、デフォルトは 40000 です。 |
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auto-cost コマンドを使用し、OSPF コスト メトリックの計算により使用される基準帯域幅を設定します。
ip ospf cost コマンドによって設定された値は、 auto-cost コマンドによって設定されたコストを上書きします。
次に、OSPF インスタンス内のすべてのローカル インターフェイスに基準帯域幅を設定する例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)アドレス ファミリ用の自律システム(AS)番号を設定するには、 autonomous-system コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
no autonomous-system [ as-number ]
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autonomous-system コマンドは、アドレス ファミリ内のすべての EIGRP インスタンスに共通する AS 番号を設定するために使用します。
次に、EIGRP for IPv4 ユニキャスト用の AS 番号を設定する例を示します。
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デフォルトの最適パス選択アルゴリズムを変更するには、 bestpath コマンドを使用します。ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルーティング プロセスをデフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bestpath { always-compare-med | compare-routerid | { med { missing-as-worst | non-deterministic }}
no bestpath { always-compare-med | compare-routerid | { med { missing-as-worst | non-deterministic }}
BGP ルーティング プロセスがベストパス選択プロセス中に異なる外部ピアから受信した同一ルートを比較し、最も低いルータ ID を持つルートをベストパスとして選択するように設定します。 |
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このコマンドを使用する前に、 feature bgp コマンドを使用してスイッチ上で BGP がイネーブルになっていることを確認してください。
MED と異なる自律システム内のネイバーからのパスとの比較をイネーブルにするには、 bgp always-compare-med コマンドを使用します。
次に、デフォルトの最適パス選択アルゴリズムを変更して、異なる自律システムからのパスの MED を比較する例を示します。
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BGP ルーティング プロセスをベストパス ルートの選択時に異なる自律システム(AS)パスを考慮し、複数のパスのロード バランスを行うように設定するには、 bestpath as-path multipath-relax コマンドを使用します。BGP ルーティング プロセスをデフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bestpath as-path multipath-relax
no bestpath as-path multipath-relax
ルータ BGP コンフィギュレーション モード
VRF コンフィギュレーション モード
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このコマンドを使用する前に、 feature bgp コマンドを使用してスイッチ上で BGP がイネーブルになっていることを確認してください。
次に、ルータ モードで異なる自律システムからのパスのマルチパス ロード シェアリングを設定する例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の双方向フォワーディング検出(BFD)をイネーブルにするには、 bfd コマンドを使用します。プロトコルの BFD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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障害検出のために BFD を使用するプロトコルを設定できます。すべてのネイバーの BFD をイネーブルにするには、ルータ コンフィギュレーション モードまたはボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)のネイバー コンフィギュレーション モードで bfd コマンドを入力します。BFD は次のインターフェイスでサポートされます。
次に、すべての BGP ネイバーの BFD をイネーブルにする例を示します。
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すべての Open Shortest Path First(OSPF)インターフェイスで双方向フォワーディング検出(BFD)をイネーブルにするには、bfd コマンドを使用します。コンフィギュレーション OSPF インターフェイスの BFD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、すべての OSPF インターフェイス上で BFD をイネーブルにする例を示します。
次に、すべての OSPF インターフェイスで BFD をディセーブルにする例を示します。
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双方向フォワーディング検出(BFD)エコー モードをイネーブルにするには、 bfd echo コマンドを使用します。BFD エコー モードをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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エコー モードがイネーブルにされている場合、BFD slow-timer 設定から必要最小限の受信間隔値が取得されます。
(注) BFD エコー モードを使用する前に、no ip redirects コマンドを使用して、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)リダイレクト メッセージの送信をディセーブルにする必要があります。
エコー パケットの送信を停止し、デバイスが BFD ネイバーから受信したエコー パケットの転送を希望しないことを示すには、 no bfd echo コマンドを使用します。エコー モードがディセーブルになっている場合は、RequiredMinEchoRx BFD セッション パラメータをゼロに設定します。
次に、BFD ネイバー間でエコー モードを設定する例を示します。
次の例は、BFD セッションのネイバーはアップ状態であり、BFD エコー モードを使用していることを示します。この出力では、対応するコマンド出力が太字で表示されています。
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Cisco NX-OS ソフトウェアがパケットを受信した同じインターフェイス経由でそのパケットを強制的に再送信する場合、ICMP リダイレクト メッセージの送信をイネーブルにします。 |
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双方向フォワーディング検出(BFD)セッション パラメータを設定するには、 bfd interval コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
bfd interval mintx min_rx msec multiplier value
no bfd interval mintx min_rx msec multiplier value
グローバル コンフィギュレーション モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
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インターフェイス レベルで設定された BFD セッション パラメータは、グローバルに設定された BFD セッション パラメータより優先されます。
次に、イーサネット インターフェイス 3/1 の BFD セッション パラメータを設定する例を示します。
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インターフェイス単位で双方向フォワーディング検出(BFD)をイネーブルにするには、 bfd ipv4 コマンドを使用します。インターフェイスで BFD をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、インターフェイスで BFD をイネーブルにする例を示します。
次の例では、インターフェイスで BFD をディセーブルにする方法を示します。
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双方向フォワーディング検出(BFD)の物理インターフェイスのサブインターフェイスを最適化するには、 bfd optimize subinterfaces コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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BFD が設定済みのすべてのサブ インターフェイスのセッションを作成するので、サブ インターフェイスを最適化できます。BFD により、設定されている最小の VLAN ID を持つサブインターフェイスがマスター サブインターフェイスとして設定され、そのサブインターフェイスは親インターフェイスの BFD セッション パラメータを使用します。残りのサブインターフェイスは slow timer を使用します。マスター サブインターフェイス セッションでエラーが検出されると、BFD により、その物理インターフェイスのすべてのサブインターフェイスがダウンとマークされます。
次に、サブ インターフェイスの最適化をイネーブルにする例を示します。
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双方向フォワーディング検出(BFD)slow timer 値を設定するには、 bfd slow-timer コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
no bfd slow-timer milliseconds
グローバル コンフィギュレーション モード
インターフェイス コンフィギュレーション モード
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BFD セッションが開始する速度を設定するには、 bfd slow-timer コマンドを使用します。エコー モードがイネーブルにされている場合、またこの値により RequiredMinRx(または min_rx)値が設定されます。
次に、BFD slow timer 値が 14,000 ミリ秒に設定されている例を示します。
次に、BFD slow timer 値が 14,000 ミリ秒で実装されている例を示します。MinTxInt および MinRxInt の値は BFD slow timer の設定値に対応しています。関連するコマンド出力は太字で示されています。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルートを BGP テーブルからクリアするには、 clear bgp コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { multicast | unicast } | all } { neighbor | * | as-number | peer-template name | prefix } [ vrf vrf-name ]
(任意)特定の仮想ルーティングおよび転送(VRF)コンテキスト名またはすべての VRF インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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BGP ルート フラップ ダンプニング情報をクリアするには、 clear bgp dampening コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { unicast | multicast } | all } dampening [ neighbor | prefix ] [ vrf vrf-name | all | default | management ]
(任意)選択したアドレス ファミリからのプレフィックス。形式は、IPv4 の場合は A.B.C.D/length です。 |
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(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、BGP ルート フラップ ダンプニング情報をクリアする例を示します。
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BGP ルート フラップ統計情報をクリアするには、 clear bgp flap-statistics コマンドを使用します。
clear bgp { ipv4 { multicast | unicast } | all } flap-statistics [ neighbor | prefix ] [ vrf vrf-name | all | default | management ]
(任意)選択したアドレス ファミリからのプレフィックス。形式は、IPv4 の場合は A . B . C . D / length です。 |
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(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、BGP ルート フラップ統計情報をクリアする例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)トポロジ テーブルのポリシー統計情報をクリアするには、 clear bgp policy statistics aggregate-address コマンドを使用します。
clear bgp policy statistics aggregate-address prefix { advertise-map | suppress-map }
サマリー アドレス。形式は、x. x . x . x または x . x . x . x / length です。指定できる範囲は 1 ~ 32 です。 |
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次に、集約アドレスのポリシー統計情報をクリアする例を示します。
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BGP ダンプニングのポリシー統計情報をクリアするには、 clear bgp policy statistics dampening コマンドを使用します。
clear bgp policy statistics dampening
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次に、ダンプニングのポリシー統計情報をクリアする例を示します。
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BGP ネイバーのポリシー統計情報をクリアするには、 clear bgp policy statistics neighbor コマンドを使用します。
clear bgp policy statistics neighbor prefix [ default-originate | { filter-list | prefix-list | route-map } { in | out }]
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次に、集約アドレスのポリシー統計情報をクリアする例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)トポロジ テーブルのポリシー統計情報をクリアするには、 clear bgp policy statistics redistribute コマンドを使用します。
clear bgp policy statistics redistribute { direct | eigrp id | ospf id | rip id | static } [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
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フォワーディング情報をクリアするには、 clear forwarding route コマンドを使用します。
clear forwarding { ip | ipv4 } route [ * | prefix ] [ vrf vrf-name ]
(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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FIB のレイヤ 3 不一致チェッカーをクリアするには、 test forwarding inconsistency コマンドを使用します。
clear forwarding inconsistency
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次に、すべてのモジュールのレイヤ 3 不一致チェッカーをクリアする例を示します。
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隣接関係統計情報をクリアするには、 clear ip adjacency statistics コマンドを使用します。
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Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)情報をクリアするには、 clear ip arp コマンドを使用します。
clear ip arp [ ip-addr | ethernet slot / port [. sub_if ] | loopback if_number | port-channel number [. sub_if_number ]] [ force-delete | statistics ] [ vrf vrf-name | all | default | management ]
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BGP ルートを BGP テーブルからクリアするには、 clear ip bgp コマンドを使用します。
clear ip bgp { ipv4 { unicast | multicast } | all } { neighbor | * | as-number | peer-template name | prefix } [ vrf vrf-name | all | default | management ]
(任意)特定の VPN ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、IPv4 アドレス ファミリのすべての BGP エントリをクリアする例を示します。
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BGP ルート フラップ ダンプニング情報をクリアするには、 clear ip bgp dampening コマンドを使用します。
clear ip bgp [ ipv4 { unicast | multicast } | all ] dampening [ neighbor | prefix ] [ vrf vrf-name | all | default | management ]
(任意)選択したアドレス ファミリからのプレフィックス。形式は、IPv4 の場合は A.B.C.D/length です。 |
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(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、BGP ルート フラップ ダンプニング情報をクリアする例を示します。
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BGP ルート フラップ統計情報をクリアするには、 clear ip bgp flap-statistics コマンドを使用します。
clear ip bgp flap-statistics [ neighbor | prefix ] [ vrf vrf-name | all | default | management ]
(任意)選択したアドレス ファミリからのプレフィックス。形式は、IPv4 の場合は A.B.C.D/length です。 |
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(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、BGP ルート フラップ統計情報をクリアする例を示します。
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Enhanced IGRP(EIGRP)プロセスのプレフィックス アカウンティング情報をクリアするには、 clear ip eigrp accounting コマンドを使用します。
clear ip eigrp accounting [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
(任意)VRF インスタンスの名前を指定します。 vrf-name 引数には、大文字と小文字が区別される最大 32 文字の任意の英数字文字列を指定できます。文字列の「default」と「all」は予約済みの VRF 名です。 |
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次に、EIGRP アカウンティング情報をクリアする例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)ネイバー エントリを適切なテーブルから削除して再確立するには、 clear ip eigrp neighbors コマンドを使用します。
clear ip eigrp neighbors [ * | ip-address | ethernet slot / port | loopback if_number | port-channel number ] [ soft ] [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
Autonomous System(AS; 自律システム)番号、インターフェイス、または VRF インスタンスが指定されていない場合、すべての EIGRP ネイバー エントリがテーブルからクリアされます。
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次に、イーサネット インターフェイス 2/1 上のネイバーに関するすべての EIGRP エントリをクリアする例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)の再配布情報をクリアするには、 clear ip eigrp redistribution コマンドを使用します。
clear ip eigrp redistribution [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には、大文字と小文字が区別される最大 32 文字の英数字文字列を指定できます。 |
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Enhanced IGRP(EIGRP)トラフィック統計情報をクリアするには、 clear ip eigrp traffic コマンドを使用します。
clear ip eigrp traffic [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
(任意)VRF インスタンスの名前を指定します。 vrf-name 引数には、大文字と小文字が区別される最大 32 文字の任意の英数字文字列を指定できます。 |
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次に、EIGRP トラフィック統計情報をクリアする例を示します。
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IP インターフェイス統計情報をクリアするには、 clear ip interface statistics コマンドを使用します。
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次に、IP インターフェイス統計情報をクリアする例を示します。
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ネイバー統計情報をクリアして OSPF(Open Shortest Path First)の隣接関係をリセットするには、 clear ip ospf neighbor コマンドを使用します。
clear ip ospf [ instance-tag ] neighbor { * | neighbor-id | interface-type number | loopback number | port-channel number } [ vrf vrf-name ]
(任意)OSPF 仮想ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスの名前を指定します。 vrf-name 引数には、「default」と「all」を除く、最大 32 文字の任意の英数字文字列を指定できます。 |
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clear ip ospf neighbor コマンドを使用し、 show ip ospf neighbor コマンドからのネイバー情報をクリアします。 instance-tag 引数を使用し、1 つの OSPF インスタンスからネイバー詳細をクリアします。 instance-tag 引数を使用しない場合、Cisco NX-OS がすべての OSPF インスタンスからネイバー詳細をクリアします。 show ip ospf neighbor コマンドを使用し、ネイバー ID を検索します。
次に、インスタンス タグ 201 のネイバー 192.0.2.1 のすべての OSPF ネイバー詳細をクリアする例を示します。
次に、すべての OSPF インスタンスのすべての OSPF ネイバー詳細をクリアする例を示します。
次に、OSPF インスタンス 202 のイーサネット インターフェイス 1/2 上のすべてのネイバーのすべての OSPF ネイバー詳細をクリアする例を示します。
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OSPF(Open Shortest Path First)のポリシー統計情報をクリアするには、 clear ip ospf policy statistics コマンドを使用します。
clear ip ospf [ instance-tag ] policy statistics { area area-id filter-list { in | out } | redistribute { bgp autonomous-system | direct | eigrp id | ospf id | rip id | static }} [ vrf vrf-name ]
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clear ip ospf statistics コマンドを使用し、 show ip ospf policy statistics コマンドで表示されるポリシー統計情報を学習します。 instance-tag 引数を使用し、1 つの OSPF インスタンスからポリシー統計情報をクリアします。インスタンス タグを指定しなかった場合は、Cisco NX-OS によって、すべての OSPF インスタンスからポリシー統計情報がクリアされます。 show ip ospf policy statistics コマンドを使用し、クリアしている統計情報を表示します。
次に、OSPF 201 のエリア 99 のインバウンド フィルタ処理されたルートのすべての OSPF ポリシー統計情報をクリアする例を示します。
次に、OSPF 202 のすべての BGP 再配布ルートのすべての OSPF ポリシー統計情報をクリアする例を示します。
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Open Shortest Path First(OSPF)の再配布情報をクリアするには、 clear ip ospf redistribution コマンドを使用します。
clear ip ospf redistribution [ vrf { vrf-name | all | default | management }]
(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には、大文字と小文字が区別される最大 32 文字の英数字文字列を指定できます。 |
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OSPF(Open Shortest Path First)のイベント統計情報をクリアするには、 clear ip ospf statistics コマンドを使用します。
clear ip ospf [ instance-tag ] statistics [ vrf vrf-name ]
(任意)OSPF 仮想ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスの名前を指定します。 vrf-name 引数には、「default」と「all」を除く、最大 32 文字の任意の英数字文字列を指定できます。 |
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clear ip ospf statistics コマンドを使用し、1 つまたは複数の OSPF インスタンスからイベント統計情報をクリアします。 instance-tag 引数を指定しなかった場合は、Cisco NX-OS によって、すべての OSPF インスタンスから統計情報がクリアされます 。 show ip ospf statistics コマンドを使用し、クリアしている統計情報を表示します。
次に、すべての OSPF イベント統計情報をクリアする例を示します。
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OSPF(Open Shortest Path First)のトラフィック統計情報をクリアするには、 clear ip ospf traffic コマンドを使用します。
clear ip ospf [ instance-tag ] traffic [ interface ] [ vrf vrf-name ]
(任意)トラフィック統計情報をクリアするインターフェイス。 ? オプションを使用して、インターフェイス オプションを表示します。 |
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(任意)OSPF 仮想ルーティングおよび転送(VRF)インスタンスの名前を指定します。 vrf-name 引数には、「default」と「all」を除く、最大 32 文字の任意の英数字文字列を指定できます。 |
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clear ip ospf traffic コマンドを使用し、1 つまたは複数の OSPF インスタンスからトラフィック統計情報をクリアします。 instance-tag 引数を指定しなかった場合は、Cisco NX-OS によって、すべての OSPF インスタンスからトラフィック統計情報がクリアされます 。 show ip ospf traffic statistics コマンドを使用し、クリアしている統計情報を表示します。
次に、OSPF 100 の OSPF トラフィック統計情報をクリアする例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)トポロジ テーブルに再配布されたルートのポリシー統計情報をクリアするには、任意のモードで clear ip rip policy statistics redistribute コマンドを使用します。
clear ip rip policy statistics redistribute { bgp id | direct | eigrp id | ospf id | static } [ vrf vrf-name ]
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次に、EIGRP のポリシー統計情報をクリアする例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)統計情報をクリアするには、任意のモードで clear ip rip statistics コマンドを使用します。
clear ip rip statistics [ interface type instance ] [ vrf vrf-name ]
(任意)特定の Virtual Routing and Forwarding(VRF; 仮想ルーティング/転送)インスタンスを指定します。VRF 名には、最大 32 文字の英数字を指定できます。 |
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ユニキャスト ルーティング情報ベース(RIB)から個々のルートをクリアするには、 clear ip route コマンドを使用します。
clear ip route [ * | addr | prefix ]] [ vrf vrf-name ]
(任意)仮想ルーティングおよび転送(VRF)コンテキスト名を指定します。name には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。 |
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clear ip route コマンドを使用し、ルート テーブルから個々のルートをクリアします。
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IP トラフィック情報をクリアするには、 clear ip traffic コマンドを使用します。
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ソケット統計情報をクリアするには、 clear sockets statistics コマンドを使用します。
clear sockets statistics [ all | raw | tcp | udp ]
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Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP)統計情報をクリアするには、 clear vrrp コマンドを使用します。
clear vrrp vr id interface { ethernet slot / port | port-channel number [. sub_if_number ]}
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次に、特定のイーサネット インターフェイスから VRRP 統計情報をクリアする例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)ルート リフレクタからクライアントへのルート リフレクションをイネーブルにするか、または復元するには、 client-to-client reflection コマンドを使用します。クライアント間のルート リフレクションをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
no client-to-client reflection
クライアント間のルート リフレクションは、デフォルトでイネーブルです。ルート リフレクタが設定されると、そのルート リフレクタには、クライアントから他のクライアントへのルートが反映されます。
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デフォルトでは、ルート リフレクタのクライアントは完全にメッシュ化されている必要はなく、クライアントからのルートは他のクライアントに反映されます。ただし、クライアントが完全にメッシュ化されている場合、ルート リフレクションは必要ありません。この場合、クライアント間のリフレクションをディセーブルにするには no client-to-client reflection コマンドを使用します。
次に、ルータをルート リフレクタとして設定する例を示します。
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標準 IPv4 アドレス プレフィックスを使用するルーティング セッションを設定するために、ルータをアドレス ファミリ コンフィギュレーション モードにします。 |
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の連合パラメータを設定するには、 confederation コマンドを使用します。
confederation { identifier | peers } as-number
Autonomous System(AS; 自律システム)番号。AS 番号は、<上位 16 ビットの 10 進数>.<下位 16 ビットの 10 進数> 形式の 16 ビットの整数または 32 ビットの整数です。 |
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF モード
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)のルート ダンプニングをイネーブルにしたり、各種の BGP ルート ダンプニング係数を変更したりするには、 dampening コマンドを使用します。機能をディセーブルにしたり、デフォルト値に戻したりするには、このコマンドの no 形式を使用します。
dampening [ half-life | route-map name ]
no dampening [ half-life | route-map name ]
アドレス ファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
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ネイバーがダウンしていることをルータが宣言する前に、OSPF(Open Shortest Path First)仮想リンク上のネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要がある間隔を設定するには、 dead interval コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ルータがネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要があるか、またはそのネイバーがピア リストから削除され、ルーティングに参加しない間隔(秒単位)。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。値は仮想リンク上のすべてのノードで同じである必要があります。 |
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OSPF hello パケット内でアドバタイズするデッド間隔は、仮想リンク上のすべてのネットワーキング デバイスで同じである必要があります。 seconds のデフォルト値は、 hello-interval コマンドによって設定された間隔の 4 倍です。
より短いデッド間隔( seconds )を設定することにより、ダウンしているネイバーを早く検出し、収束を改善することができます。デッド間隔を短くすると、動作の遅いネイバーを誤ってダウンしていると宣言することにより、仮想リンクが不安定になる可能性があります。
次に、OSPF のデッド間隔を 20 秒に設定する例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)にデフォルト ルートを生成するには、 default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]
no default-information originate
(任意)ルートがルート マップによって許可されている場合にのみデフォルト ルートを生成します。マップ名は、英数字で最大 63 文字の文字列です。 |
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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次に、条件ルート マップに合格したすべてのルートに対して、デフォルト ルート(0.0.0.0/0)を生成する例を示します。
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OSPF ルーティング ドメインにデフォルト外部ルートを生成するには、 default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]
no default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]
(任意)ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、常にデフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。 |
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(任意)ルート マップが満たされていない場合に、デフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。 map-name 引数は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。 |
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route-map キーワードを使用し、Cisco NX-OS がルート マップに合格したルートにのみデフォルト ルートを生成するように、再配布されたルートをフィルタ処理します。 always キーワードを使用し、ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、デフォルト ルートを生成します。
(注) default-information originate コマンドでは、オプションのルート マップの match 文は無視されます。
次に、Enhanced Interior Gateway Protocol(EIGRP)の OSPF ルーティング ドメインに再配布されるデフォルト ルートを設定する例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)にデフォルト ルートを生成するには、 default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]
no default-information originate
(任意)ルートがルート マップによって許可されている場合にのみデフォルト ルートを生成します。マップ名は、63 文字以下の任意の英数字文字列です。 |
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次に、条件ルート マップに合格したすべてのルートに対して、デフォルト ルート(0.0.0.0/0)を生成する例を示します。
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EIGRP のメトリックを設定するには、 default-metric コマンドを使用します。メトリック値を削除し、デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
default-metric bandwidth delay reliability loading mtu
bandwidth: 100000
delay: 100(マイクロ秒の 10 倍)
reliability: 255
loading: 1
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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default-metric コマンドを redistribute コマンドと同時に使用し、すべての再配布されたルートに同じメトリック値を使用します。デフォルト メトリックは、互換性のないメトリックを持つルートを再配布するという問題を解決するために役立ちます。外部メトリックが EIGRP メトリックに変換されない場合、デフォルト メトリックを使用することにより、常に妥当な代替メトリックを外部メトリックに提供し、再配布を続行することができます。
次に、Routing Information Protocol(RIP)メトリックを取得して、値が、bandwidth = 1000、delay = 100、reliability = 250、loading = 100、および MTU = 1500 の EIGRP メトリックに変換する例を示します。
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OSPF ルーティング プロトコルのデフォルト メトリック値を設定するには、 default-metric コマンドを使用します。デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
no default-metric metric-value
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default-metric コマンドは、 redistribute コマンドと組み合わせて、スタティック ルートと直接接続されたルートを除く、すべての再配布されたルートに対して同じメトリック値を設定するために使用します。デフォルト メトリックは、互換性のないメトリックを持つルートを再配布するために役立ちます。外部ルート メトリックが OSPF メトリックに変換されない場合、常にデフォルト メトリックを使用して再配布を続行できるようにします。
(注) default-metric コマンドは、OSPF に直接接続されたルートの再配布には適用されません。直接接続されたルートのデフォルト メトリックは、ルート マップを使用して変更します。
次に、RIP と BGP を再配布するように OSPF を設定し、デフォルト メトリックを 10 に設定する例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)用のデフォルト メトリック値を設定するには、ルータ アドレスファミリ コンフィギュレーション モードで default-metric コマンドを使用します。デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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default-metric コマンドを redistribute コマンドと同時に使用し、すべての再配布されたルートに同じメトリック値を使用します。デフォルト メトリックは、互換性のないメトリックを持つルートを再配布するという問題を解決するために役立ちます。外部メトリックが RIP メトリックに変換されない場合、デフォルト メトリックを使用することにより、常に妥当な代替メトリックを外部メトリックに提供し、再配布を続行することができます。
次に、RIP を使用する Open Shortest Path First(OSPF)ルートをアドバタイズし、OSPF から発生した 10 の RIP メトリックを持つルートを割り当てる例を示します。
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リロード後またはインターフェイス起動後のホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)の初期化を遅らせるには、 delay minimum コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
delay minimum [ min-delay ] reload [ reload-delay ]
no delay minimum [ min-delay ] reload [ reload-delay ]
インターフェイス起動後の HSRP グループの開始を遅らせる最小時間(秒単位)。この時間は、その後発生するすべてのインターフェイス イベントに適用されます。デフォルトは 0 秒です。 |
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ルータがリロードした後の HSRP グループの開始を遅らせる期間を指定します。この時間は、ルータ リロード後の最初のインターフェイス起動イベントにのみ適用されます。デフォルトは 0 秒です。 |
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HSRP 初期化遅延設定を使用すると、インターフェイスとルータはインターフェイス起動後に安定し、HSRP の状態が不安定になるのを防ぐために役立ちます。
次に、3 秒の最小遅延と 10 秒のグループ開始遅延を設定する例を示します。
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オブジェクト トラッキングのステート変更を遅らせるには、 delay コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
delay { up up-time [ down down-time ] | down down-time [ up up-time ]}
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このコマンドは、オブジェクト トラッキングで追跡対象オブジェクトまたは追跡リストのアップまたはダウン ステート変更が検出されるタイミングを遅らせるために使用します。この遅延によって、ステート フラッピングが起こりにくくなります。
次に、追跡対象オブジェクトの遅延タイマーを設定する例を示します。
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ノードにより良いルートを提供できる EIGRP で 2 つのアドミニストレーティブ ディスタンス(内部と外部)を使用できるようにするには、 distance コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
distance internal-distance external-distance
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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アドミニストレーティブ ディスタンスは、個々のルータやルータのグループなど、ルーティング情報発信元の信頼性を表す数値です。数値的に、アドミニストレーティブ ディスタンスは 0 ~ 255 の整数です。一般的に、値が高いほど信頼性のランク付けは低くなります。255 のアドミニストレーティブ ディスタンスは、ルーティング情報源がまったく信頼できないため、無視すべきであることを意味します。
他のプロトコルが外部 EIGRP を通して実際に学習されたルートよりも良いルートをノードに提供できることがわかっている場合、または一部の内部ルートが EIGRP によって優先されるべきである場合、 distance コマンドを使用します。
次に、すべての EIGRP 1 内部ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを 80 に、すべての EIGRP 外部ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを 130 に設定する例を示します。
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OSPF ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを定義するには、 distance コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
この OSPF プロセスに対してローカルであるすべてのルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。 |
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ルートのグループ全体にディスタンスを設定する場合、または複数のルーティング プロトコルを設定していて他の代わりに 1 組のルートを選択したい場合にこのコマンドを使用します。
次に、ディスタンスを 200 に設定する(ルートの信頼性が低くなる)例を示します。
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Routing Information Protocol(RIP)によって検出されたルートに割り当てるアドミニストレーティブ ディスタンスを定義するには、 distance コマンドを使用します。ディスタンスを削除し、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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他のプロトコル ルートに対する RIP ルートのプリファレンスを変更するには、このコマンドを使用します。数値的に、アドミニストレーティブ ディスタンスは 1 ~ 255 の整数です。一般的に、値が高いほど信頼性のランク付けは低くなります。255 のアドミニストレーティブ ディスタンスは、ルーティング情報源がまったく信頼できないため、無視すべきであることを意味します。
次に、RIP のアドミニストレーティブ ディスタンスを設定する例を示します。
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exterior Border Gateway Protocol(eBGP)の存続可能時間(TTL)の値を eBGP マルチホップをサポートするように設定するには、 ebgp-multihop コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
eBGP マルチホップ用の TTL 値。指定できる範囲は 2 ~ 255 です。このコマンドの使用後、BGP セッションを手動でリセットする必要があります。 |
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eBGP ピアは状況によって、別の eBGP ピアに直接接続されず、リモート eBGP ピアに到達するために複数のホップを必要とします。ネイバー セッションに eBGP TTL 値を設定すると、このようなマルチホップ セッションが可能になります。
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Enhanced IGRP(EIGRP)ネイバールータとの隣接関係での変更のロギングをイネーブルにするには、 eigrp log-neighbor-changes コマンドを使用します。EIGRP 隣接ルータとの隣接関係における変更のロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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次に、EIGRP プロセス 209 のネイバー変更のロギングをイネーブルにする例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)ネイバー警告メッセージのロギングをイネーブルにし、繰り返されるネイバー警告メッセージの間隔を設定するには、 eigrp log-neighbor-warnings コマンドを使用します。EIGRP ネイバー警告メッセージのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
eigrp log-neighbor-warnings [ seconds ]
no eigrp log-neighbor-warnings
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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次に、EIGRP プロセス 209 のネイバー警告メッセージがログに記録され、5 分(300 秒)間隔で警告メッセージが反復される例を示します。
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Enhanced IGRP(EIGRP)がネイバーと通信する際に使用するルータ ID を設定するには、 eigrp router-id コマンドを使用します。設定されたルータ ID を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
EIGRP は、EIGRP プロセスが開始されたときにルータ ID として使用する IP アドレスを自動的に選択します。
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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EIGRP は、EIGRP プロセスが開始されたときにルータ ID として使用する IP アドレスを自動的に選択します。最も高いローカル IP アドレスが選択され、ループバック インターフェイスが優先されます。EIGRP プロセスが no router eigrp コマンドによって削除されない限り、またはルータ ID が eigrp router-id コマンドによって手動で設定された場合、ルータ ID は変更されません。
ルータ ID は、外部ルートの発信元ルータを識別するために使用されます。外部ルートがローカルのルータ ID で受信された場合、このルートは廃棄されます。ルータ ID は、2 つの例外を除く任意の IP アドレスによって設定できます。0.0.0.0 と 255,255,255,255 は有効な値ではなく、入力できません。各ルータに一意の値を設定する必要があります。
次に、固定ルータ ID として 192.168.0.3 を設定する例を示します。
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ルータを Enhanced IGRP(EIGRP)を使用するスタブとして設定するには、 eigrp stub コマンドを使用します。EIGRP スタブ ルーティングをディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。
eigrp stub [ direct | leak-map map-name | receive-only | redistributed ]
no eigrp stub [ direct | leak-map map-name | receive-only | redistributed ]]
(任意)他のプロトコルと Autonomous System(AS; 自律システム)から再配布されたルートをアドバタイズします。 |
アドレスファミリ コンフィギュレーション モード
ルータ コンフィギュレーション モード
ルータ VRF コンフィギュレーション モード
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receive-only キーワードは、ルータが EIGRP 自律システム内の他のルータとルートを共有しないように制限します。 receive-only キーワードは、あらゆるルート タイプを送信しないようにするため、他のオプションを指定できません。
redistributed キーワードを指定すると EIGRP スタブ ルーティング機能は他のルーティング プロトコルと自律システムを送信できます。このオプションを設定しないと、EIGRP では再配布されたルートをアドバタイズしません。
これらの 4 つのキーワード( direct 、 leak-map 、 receive-only 、 redistributed )のいずれかを eigrp stub コマンドと同時に使用すると、特定のキーワードによって指定されたルート タイプのみがアドバタイズされます。
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双方向フォワーディング検出(BFD)をイネーブルにするには、 feature bfd コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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BFD 機能をイネーブルにするには、 feature bfd コマンドを使用する必要があります。
(注) この機能をイネーブルにするまで、BFD コマンドは表示されません。
(注) BFD 機能をイネーブルにする前に、no ip redirects コマンドを使用して、インターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)リダイレクト メッセージの送信をディセーブルにすることを推奨します。
次に、スイッチで BFD 機能をイネーブルにする例を示します。
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Cisco NX-OS ソフトウェアがパケットを受信した同じインターフェイス経由でそのパケットを強制的に再送信する場合、ICMP リダイレクト メッセージの送信をイネーブルにします。 |
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)をイネーブルにするには、 feature bgp コマンドを使用します。BGP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Enhanced IGRP(EIGRP)をイネーブルにするには、 feature eigrp コマンドを使用します。EIGRP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)コンフィギュレーション モードを開始して HSRP をイネーブルにするには、 feature hsrp コマンドを使用します。HSRP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、スイッチ上の HSRP をイネーブルにする例を示します。
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OSPF(Open Shortest Path First)プロトコルをイネーブルにするには、 feature ospf コマンドを使用します。OSPF をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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Routing Information Protocol(RIP)をイネーブルにするには、 feature rip コマンドを使用します。RIP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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RIP を設定する前に、RIP 機能をイネーブルにする必要があります。
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
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Virtual Router Redundancy Protocol(VRRP; 仮想ルータ冗長プロトコル)をイネーブルにするには、 feature vrrp コマンドを使用します。VRRP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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VRRP を設定する前に、VRRP 機能をイネーブルにする必要があります。
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
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EIGRP インスタンスの再起動時にユニキャスト RIB 内のすべての EIGRP ルートをフラッシュするには、 flush-routes コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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次に、EIGRP インスタンスの再起動時にルートをフラッシュする例を示します。
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Open Shortest Path First(OSPF)プロトコルの再起動でルートをフラッシュするには、 flush-routes コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
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このコマンドを使用すると、OSPF は、OSPF がシャットダウンするとき、ユニキャスト RIB から登録解除されます。ユニキャスト RIB は、この OSPF インスタンスに関連付けられたすべてのルートを削除します。 flush-routes コマンドを設定しない場合、OSPF は登録解除されず、OSPF ルートは古くなります。OSPF ルートは、タイムアウト期間後、最終的にユニキャスト RIB から削除されます。
次に、OSPF の再起動でルートをフラッシュする例を示します。
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Forwarding Information Base(FIB; 転送情報ベース)内のダイナミック TCAM ブロック割り当てをイネーブルまたはディセーブルするには、 hardware forwarding dynamic-allocation コマンドを使用します。
hardware forwarding dynamic-allocation { enable | disable }
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disable キーワードを指定すると、再割り当てされたブロック内にルートが存在しない場合に TCAM をデフォルト割り当てに戻します。
次に、ダイナミック TCAM 割り当てをイネーブルにする例を示します。
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Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)スロットリングをイネーブルにするには、hardware ip glean throttle コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
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(注) 到達しないまたは存在しないネクスト ホップの ARP 解決のために、スーパーバイザに送信された不要な収集パケットをフィルタリングするために、hardware ip glean throttle コマンドを使用して、IP 収集スロットル機能を設定することを推奨します。IP 収集スロットルは、ソフトウェアのパフォーマンスを向上させ、トラフィックをより効率的に管理します。
次の例では、ARP スロットリングをイネーブルにする方法を示します。
switch(config)#
hardware ip glean throttle
switch(config)#
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転送情報ベース(FIB)にインストールされる隣接関係のドロップ数の上限を制限するには、hardware ip glean throttle maximum コマンドを使用します。デフォルトの制限を適用するには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware ip glean throttle maximum count
no hardware ip glean throttle maximum
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このコマンドを使用する前に、 hardware ip glean throttle コマンドを使用して IP 収集スロットル機能をイネーブルにしてください。
最大エントリ数を超えると、ARP が解決されなかったパケットはハードウェアにドロップされずに、ソフトウェアで処理が続けられます。
次に、FIB にインストールされている隣接関係の最大ドロップ数を制限する例を示します。
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あるフローのドロップされたパケット数が、設定されたパケット数を超えた場合に Syslog を生成するには、hardware ip glean throttle syslog コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware ip glean throttle syslog pkt-count
no hardware ip glean throttle syslog
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このコマンドを使用する前に、 hardware ip glean throttle コマンドを使用して IP 収集スロットル機能をイネーブルにしてください。
タイムアウト期間を超えた後、ドロップ隣接関係は FIB から削除されます。
(注) Adjmgr は、FIB 転送される収集パケットのドロップ ヒットに対して正確ではない、設定されたパケット数の Syslog を生成します。ソフトウェア(Adjmgr)の FIB から収集されるドロップ統計情報は 2 分ごとに生成されます。Adjmgr は、FIB から 2 分ごとに統計情報を受け取った後にのみ、ドロップ数が設定されたパケット数を超える隣接関係の Syslog のみを生成します。
次に、あるフローのドロップされたパケット数が、設定されたパケット数を超えた場合に Syslog を生成する例を示します。
switch(config)#
hardware ip glean throttle syslog 1030
switch(config)#
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転送情報ベース(FIB)に残るインストールされた隣接関係のドロップのタイムアウトを設定するには、hardware ip glean throttle timeout コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware ip glean throttle timeout timeout-in-sec
no hardware ip glean throttle timeout
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このコマンドを使用する前に、 hardware ip glean throttle コマンドを使用して IP 収集スロットル機能をイネーブルにしてください。
タイムアウトの値(秒)は、30 の倍数とする必要があります。
次に、FIB にインストールされている隣接関係の最大ドロップ数を制限する例を示します。
switch(config)#
hardware ip glean throttle timeout 300
switch(config)#
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ホスト テーブルのユニキャスト IPv6 エントリ制限の最大数を設定するには、hardware profile ucast6 max-limit コマンドを使用します。
hardware profile ucast6 max-limit max-limit
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ホスト テーブルのホスト エントリの最大数を制限するには、hardware profile ucast6 max-limit コマンドを使用します。
ホスト テーブルの IPv6 およびマルチキャストの制限を設定すると、残りのエントリ数は IPv4 ホスト エントリに割り当てられます。
(注) hardware profile multicast max-limit コマンドの使用によって設定された制限は、hardware profile ucast6 max-limit コマンドの使用によって設定された制限を上書きします。
次に、ホスト テーブルのユニキャスト IPv6 エントリ制限の最大数を設定する例を示します。
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ホスト ルートの等コスト マルチ パス(ECMP)のサポートをイネーブルにするには、 hardware profile コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware profile unicast enable-host-ecmp
no hardware profile unicast enable-host-ecmp
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ECMP のサポートをイネーブルにすると、すべてのユニキャスト プレフィックスおよびユニキャスト ホスト ルートは最長プレフィックス一致アルゴリズム(LPM)テーブルにプログラムされます。
(注) このコマンドを使用する前に、system urpf disable コマンドを使用して、スイッチのユニキャスト リバース パス転送(URPF)をグローバルにディセーブルにし、設定を保存してからスイッチをリロードすることを推奨します。URPF をグローバルにディセーブルにすると、LPM テーブル サイズが拡張されます。
次に、スイッチで ECMP サポートをイネーブルにする例を示します。
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テーブルの容量が指定のパーセンテージに達すると syslog メッセージが生成されるようにユニキャスト ルート テーブルに対する Syslog のしきい値を設定するには、 hardware profile unicast syslog-threshold コマンドを使用します。値をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
hardware profile unicast syslog-threshold percentage
no hardware profile unicast syslog-threshold
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次に、ユニキャスト ルート テーブルの syslog のしきい値を 20 % に設定する例を示します。
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Cisco NX-OS が Open Shortest Path First(OSPF)仮想リンク上で送信する hello パケット間のインターバルを指定するには、 hello-interval コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
hello インターバル(秒単位)。値は特定の仮想リンク上の全ノードで同じにする必要があります。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。 |
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hello 間隔を短くすると、トポロジの変更が速く検出されますが、ルーティング トラフィックが多くなります。hello 間隔は、仮想リンク上のすべてのデバイスで同じである必要があります。
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Hot Standby Router Protocol(HSRP; ホットスタンバイ ルータ プロトコル)コンフィギュレーション モードを開始して HSRP グループを作成するには、 hsrp コマンドを使用します。HSRP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ギガビット イーサネット ポートで設定できる HSRP グループの数(主要なインターフェイスおよびサブインターフェイスを含む)。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。デフォルト値は 0 です。 |
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HSRP オプションを設定するか HSRP グループを作成する前に、HSRP をグローバルにイネーブルにする必要があります。
次に、HSRP グループを作成してアクティベートする例を示します。
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HSRP グループの仮想 IP アドレスを作成します。この IP アドレスはインターフェイス IP アドレスと同じサブネット内になければなりません。 |
リロード後またはインターフェイス起動後のホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)の初期化を遅らせるには、 hsrp delay コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
hsrp delay { minimum min-delay | reload reload-delay }
no delay { minimum min-delay | reload reload-delay }
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HSRP 初期化遅延設定を使用すると、インターフェイスとルータはインターフェイス起動後に安定し、HSRP の状態が不安定になるのを防ぐために役立ちます。
次に、3 秒の最小遅延と 10 秒のグループ開始遅延を設定する例を示します。
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ホットスタンバイ ルータ プロトコル(HSRP)グループに仮想アドレスを割り当てるには、 ip コマンドを使用します。グループの HSRP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip [ autoconfig | ip-address [ secondary ]]
no ip [ autoconfig | ip-address [ secondary ]]
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仮想 IP アドレスを設定する場合、そのアドレスは HSRP グループ全体の専用 IP アドレスになります。IPv4 グループの場合は、仮想 IP アドレスが設定されていなければ、ゲートウェイは同じ HSRP グループ内の別のゲートウェイから仮想 IP アドレスを取得します。HSRP が Active Virtual Gateway(AVG; アクティブ仮想ゲートウェイ)を選択できるようにするには、その LAN 上の 1 つ以上のゲートウェイに仮想 IP アドレスを設定する必要があります。
AVG に仮想 IP アドレスを設定すると、現在使用されている仮想 IP アドレスが上書きされます。
インターフェイス上で IPv4 HSRP グループ用に ip コマンドを設定すると、プロキシ アドレス解決プロトコル(ARP)要求の処理方法が変更されます(プロキシ ARP がディセーブルに設定されていない場合)。ホストは IP アドレスを MAC アドレスにマッピングするために ARP 要求を送信します。HSRP ゲートウェイは、ARP 要求を代行受信し、接続先ノードの代わりに ARP 要求に応答します。HSRP グループのフォワーダがアクティブである場合、プロキシ ARP 要求への応答には、グループ内の最初のアクティブ フォワーダの MAC アドレスが使用されます。アクティブなフォワーダがない場合、プロキシ ARP 要求は停止されます。
(注) ip コマンドを使用して仮想 IP アドレスを割り当て、HSRP グループをアクティブにする前に、すべての HSRP オプションを設定する必要があります。これにより、グループを初めてイネーブルにする際にコンフィギュレーションの作成が遅れても、他のルータに認証エラー メッセージや不測の状態変更が生じるのを避けることができます。常に IP アドレスを指定することを推奨します。
次に、イーサネット インターフェイス 1/1 上でグループ 10 用の HSRP をアクティブにする例を示します。HSRP グループで使用される仮想 IP アドレスは、192.0.2.10 に設定されます。
次に、イーサネット インターフェイス 2/1 上でグループ 10 用の HSRP をアクティブにする例を示します。HSRP グループで使用される仮想 IP アドレスは、同じ HSRP グループに属するように設定された別のゲートウェイから取得されます。
次に、イーサネット インターフェイス 1/1 上でグループ 2 用の HSRP をアクティブにし、インターフェイス上のセカンダリ IP アドレスを作成する例を示します。
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インターフェイスのプライマリまたはセカンダリ IP アドレスを設定するには、 ip address コマンドを使用します。IP アドレスを削除するか、IP プロセシングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip address ip-address mask [ secondary ]
no ip address ip-address mask [ secondary ]
(任意)設定されたアドレスをセカンダリ IP アドレスに指定します。このキーワードが省略された場合、設定されたアドレスはプライマリ IP アドレスになります。 |
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(注) このコマンドを使用する前に、レイヤ 3 機能を使用するためにインターフェイス上で no switchport コマンドを使用していることを確認してください。
インターフェイスには、1 つのプライマリ IP アドレスと 1 つのセカンダリ IP アドレスを割り当てることができます。
no ip address コマンドを使用して IP アドレスを削除することにより、特定のインターフェイス上の IP プロセシングをディセーブルにできます。
オプションの secondary キーワードを使用すると、セカンダリ IP アドレスを指定できます。システムがセカンダリの送信元アドレスのルーティングの更新以外にデータグラムを生成しないということを除けば、セカンダリ アドレスはプライマリ アドレスのように処理されます。IP ブロードキャストおよびアドレス解決プロトコル(ARP)要求は、IP ルーティング テーブル内のインターフェイス ルートのように処理されます。
(注) Open Shortest Path First(OSPF)アルゴリズムを使用してルーティングする場合は、インターフェイスのセカンダリ アドレスがプライマリ アドレスと同じ OSPF エリアにあることを確認してください。LAN Enterprise Services ライセンスがインストールされていることを確認してください。
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
次に、イーサネット インターフェイス 1/5 のプライマリ アドレスとして IP アドレス 192.168.0.27 を、セカンダリ アドレスとして 192.168.0.5 を設定する例を示します。
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スタティック ARP エントリを設定するには、 ip arp コマンドを使用します。スタティック ARP エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
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このコマンドは、レイヤ 3 インターフェイスおよびレイヤ 3 サブインターフェイス上で使用します。
このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
次に、インターフェイス イーサネット 1/2 上でスタティック ARP エントリを設定する例を示します。
次に、サブインターフェイス上でスタティック ARP エントリを設定する例を示します。
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無償 ARP をイネーブルにするには、 ip arp gratuitous コマンドを使用します。無償 ARP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip arp gratuitous { request | update }
no ip arp gratuitous { request | update }
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このコマンドにはライセンスは必要ありませんが、レイヤ 3 インターフェイスをイネーブルに設定する場合は、LAN Base Services ライセンスをインストールする必要があります。
インターフェイス Ethernet 2/1 上の gratuitous ARP 要求をディセーブルにする例を示します。
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テーブルの容量が指定のパーセンテージに到達したときに syslog メッセージが生成されるように IP アドレス解決プロトコル(ARP)テーブルに対する syslog のしきい値を設定するには、 ip arp syslog-threshold コマンドを使用します。値をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip arp syslog-threshold percentage
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次に、IP ARP テーブルの syslog のしきい値を 20 % に設定する例を示します。
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アドレス解決プロトコル(ARP)のタイムアウトを設定するには、 ip arp timeout コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
ARP キャッシュ内にエントリを残す時間(秒単位)。有効な値は 60 ~ 28800 で、デフォルトは 1500 です。 |
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Cisco Nexus 3000 スイッチがレイヤ 2 またはレイヤ 3 の終端スイッチとして使用される場合は、すべての VLAN で mac-address-aging-time を 1800(デフォルトの ARP エージング タイムの 1500 秒のよりも大きい)に設定することを推奨します。Cisco Nexus 3000 スイッチは VLAN 単位の CAM エージング タイマーをサポートしません。
次に、ARP タイムアウト値を 120 秒に設定する例を示します。
次に、ARP タイムアウト値をデフォルトの 1500 秒に戻す例を示します。
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ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)自律システム(AS)番号のアクセス リスト フィルタを設定するには、 ip as-path access-list コマンドを使用します。フィルタを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip as-path access-list name { deny | permit } regexp
no ip as-path access-list name { deny | permit } regexp
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着信と発信の両方の BGP パスに自律システム パス フィルタを適用できます。各フィルタは正規表現で定義されます。正規表現が、ルートの自律システム パスの ASCII ストリング表現と一致した場合、許可または拒否の条件が適用されます。自律システム パスにはローカル自律システム番号を含めないでください。
AS 番号 55:33 および 20:01 を許可する AS パス フィルタを BGP に設定し、着信フィルタリングの BGP ピアにこのフィルタを適用する例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)パケットの認証をイネーブルにして、インターフェイス上で使用可能なキー セットを指定するには、 ip authentication key-chain eigrp コマンドを使用します。認証を禁止するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip authentication key-chain eigrp instance-tag name-of-chain
no ip authentication key-chain eigrp instance-tag name-of-chain
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip authentication mode eigrp コマンドを使用して、認証モードを設定する必要があります。インターフェイスに対する認証設定を完了するには、 key-chain コマンドを使用して、別途キー チェーンを設定する必要があります。
次に、キーチェーン ツリーに属しているキーの受け入れと送信をインターフェイスに設定する例を示します。
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EIGRP パケット内で使用される認証タイプを指定するには、 ip authentication mode eigrp コマンドを使用します。認証を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip authentication mode eigrp instance-tag md5
no ip authentication mode eigrp instance-tag md5
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、MD5 認証を使用するようにインターフェイスを設定する例を示します。
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Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)インターフェイスの帯域幅を設定するには、 ip bandwidth eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip bandwidth eigrp instance-tag bandwidth
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、自律システム 209 で 10000 の帯域幅メトリックを使用するように EIGRP を設定する例を示します。
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インターフェイス上で Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)に使用できる帯域幅のパーセンテージを設定するには、 ip bandwidth eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip bandwidth-percent eigrp instance-tag percent
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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EIGRP が使用する帯域幅は、リンクの帯域幅の最大 50 %です。このパーセンテージは、 ip bandwidth インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで定義されます。このデフォルトのパーセンテージを変更するには、 ip bandwidth-percent コマンドを使用します。
次に、自律システム 209 でインターフェイスの最大 75 % を使用するように EIGRP を設定する例を示します。
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コミュニティ リストのエントリを作成するには、 ip community-list コマンドを使用します。エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip community-list standard list-name { deny | permit } { aa : nn | internet | no-advertise | no-export }
no ip community-list standard list-name
ip community-list expanded list-name { deny | permit } regexp
no ip community-list expanded list-name
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BGP コミュニティ フィルタリングを設定するには、 ip community-list コマンドを使用します。BGP コミュニティ値は 4 バイトの数値で設定されます。最初の 2 バイトは自律システム番号を表し、最後の 2 バイトはユーザ定義のネットワーク番号です。BGP ピア間の BGP コミュニティ属性交換は、 send-community コマンドが、指定されたネイバー用に設定されている場合にイネーブルになります。BGP コミュニティ属性は、RFC 1997 および RFC 1998 に定義されています。
BGP コミュニティの交換はデフォルトではイネーブルになりません。 send-community コマンドは、BGP ネイバー フィックスファミリ コンフィギュレーション モードで、BGP ピア間の BGP コミュニティ属性交換をイネーブルにするために使用します。
このコマンドまたは set community コマンドで他のコミュニティ値が設定されるまで、デフォルトではすべてのルータまたはプレフィックスにインターネット コミュニティが適用されます。
特定のコミュニティ セットと照合するように許容値が設定されている場合は、デフォルトで、コミュニティ リストが他のすべてのコミュニティ値に対して暗黙拒否に設定されます。 internet コミュニティは、コミュニティ リストに暗黙許可を適用するために使用します。
標準コミュニティ リストは、既知のコミュニティや特定のコミュニティ番号の設定に使用されます。任意のコミュニティ キーワードを複数選択できます。各標準コミュニティ リストには最大 16 のコミュニティを設定できます。16 を超えるコミュニティを設定しようとすると、制限数を超えたコミュニティは処理されないか、または実行コンフィギュレーション ファイルに保存されます。
拡張コミュニティ リストは正規表現によるフィルタ コミュニティに使用されます。正規表現は、コミュニティ属性の照合パターンの設定に使用されます。* または + の文字を使用した照合の順序は、最長のコンストラクトが最初になります。入れ子式のコンストラクトは外側から内側へ照合されます。連結コンストラクトは左側から順に照合されます。ある正規表現が、1 つの入力文字列の異なる 2 つの部分と一致する可能性がある場合、早く入力された部分が最初に一致します。
同じコミュニティ リスト文に複数の値を設定すると、論理 AND 条件が作成されます。AND 条件を満たすためにはすべてのコミュニティ値が一致しなければなりません。別のコミュニティ リスト文に複数の値を設定すると、論理 OR 条件が作成されます。条件に一致する最初のリストが処理されます。
次に、このコミュニティを含むルートがすべてのピア(内部と外部の両方)にアドバタイズされるように標準コミュニティ リストを設定する例を示します。
次に、リストが処理されるように、すべてのコミュニティ値が一致する必要がある論理 AND 条件を設定する例を示します。
上の例では、以下の場所からのルートを許可する標準コミュニティ リストが設定されます。
• 自律システム 65534 のネットワーク 40、および自律システム 65412 のネットワーク 60
• 同じ自律システム内のピア、または同じコンフェデレーション内のサブ自律システムのピア
次に、自律システム 65534 内のネットワーク 40 からのコミュニティと、自律システム 65412 内のネットワーク 60 からのコミュニティを搬送するルートを拒否する標準コミュニティ リストを設定する例を示します。この例は、論理 AND 条件を示しています。すべてのコミュニティ値が一致しないとリストが処理されません。
次に、自律システム 40000 内のネットワーク 20 からのルートを許可する名前付き標準コミュニティ リストを設定する例を示します。
次に、任意のプライベート自律システムからのコミュニティを搬送するルートを拒否する拡張コミュニティ リストを設定する例を示します。
次に、自律システム 50000 内のネットワーク 1 ~ 99 からのルートを拒否する名前付き拡張コミュニティ リストを設定する例を示します。
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インターフェイスでの Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)のスループット遅延を設定するには、 ip delay eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip delay eigrp instance-tag seconds
no ip delay eigrp instance-tag
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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10 マイクロ秒単位でインターフェイスにスループット遅延を設定します。たとえば、 ip delay eigrp コマンドを 100 に設定すると、スループット遅延は 1000 マイクロ秒になります。
次に、インターフェイスの遅延を 400 マイクロ秒に設定する例を示します。
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自律システム番号で指定される EIGRP ルーティング プロセスに対するインターフェイスの hello インターバルを設定します。 |
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ダイレクト ブロードキャストから物理ブロードキャストへの変換をイネーブルにするには、 ip directed-broadcast コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
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IP ダイレクト ブロードキャストは、宛先アドレスが何らかの IP サブネットの有効なブロードキャスト アドレスであるにもかかわらず、その宛先サブネットに含まれないノードから発信される IP パケットです。
宛先サブネットに直接接続されていないデバイスは、そのサブネット上のホストを宛先とするユニキャスト IP パケットを転送する場合と同じ方法で IP ダイレクト ブロードキャストを転送します。ダイレクト ブロードキャスト パケットが、宛先サブネットに直接接続されたデバイスに到着すると、そのパケットはその宛先サブネット上でブロードキャストされます。パケットの IP ヘッダー内の宛先アドレスはそのサブネットに設定された IP ブロードキャスト アドレスに書き換えられ、パケットはリンク層ブロードキャストとして送信されます。
あるインターフェイスでダイレクト ブロードキャストがイネーブルになっている場合、着信した IP パケットが、そのアドレスに基づいて、そのインターフェイスが接続されているサブネットを対象とするダイレクト ブロードキャストとして識別されると、そのパケットはそのサブネット上でブロードキャストされます。
no ip directed-broadcast コマンドがインターフェイスに対して設定されている場合は、そのインターフェイスが接続されたサブネット行きのダイレクト ブロードキャストが展開されずに破棄されます。
(注) ダイレクト ブロードキャストの中でも特にインターネット制御メッセージ プロトコル(ICMP)ダイレクト ブロードキャストは、悪意のある人物によって不正使用されたことがあるため、ダイレクト ブロードキャストを必要としないインターフェイス上では ip directed-broadcast コマンドをディセーブルにすることを推奨します。また、アクセス リストを使用してブロードキャスト パケットの数を制限することも推奨します。
次に、イーサネット インターフェイス 2/1 上で IP ダイレクト ブロードキャストの転送をイネーブルにする例を示します。
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インターフェイスでの Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)の配布リストを設定するには、 ip distribute-list eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip distribute-list eigrp instance-tag { prefix-list list-name | route-map map-name } { in | out }
no ip distribute-list eigrp instance-tag { prefix-list list-name | route-map map-name } { in | out }
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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インターフェイスに着信するすべての EIGRP ルートのルート マップを設定する例を示します。
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インターフェイスの Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)をシャットダウンするには、 ip eigrp shutdown コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip eigrp instance-tag shutdown
no ip eigrp instance-tag shutdown
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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EIGRP のインターフェイスをシャット ダウンし、メンテナンスのためにインターフェイスの EIGRP 隣接関係を禁止すると、インターフェイスのネットワーク アドレスは EIGRP トポロジ テーブルに表示されなくなります。 ip passive-interface eigrp コマンドは、EIGRP の隣接関係を禁止しますが、トポロジ テーブル内のネットワーク アドレスを維持するために使用します。
次に、インターフェイス上で EIGRP をディセーブルにする例を示します。
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拡張コミュニティ リスト エントリを作成するには、 ip extcommunity-list コマンドを使用します。エントリを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip extcommunity-list standard list-name {{ deny | permit } 4byteas-generic { transitive | nontransitive } aa4 : nn }
no ip extcommunity-list standard list-name [[ deny | permit ] 4byteas-generic { transitive | nontransitive } aa4 : nn ]
ip extcommunity-list expanded list-name { deny | permit } regexp
no ip extcommunity-list expanded list-name [[ deny | permit ] regexp ]
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拡張コミュニティ値は 6 バイトの数値として設定されます。最初の 4 バイトは自律システム番号を表し、最後の 2 バイトはユーザ定義のネットワーク番号です。BGP 汎用特定コミュニティ属性は、draft-ietf-idr-as4octet-extcomm-generic-subtype-00.txt 内で定義されます。
BGP 拡張コミュニティ交換はデフォルトでイネーブルになっていません。 send-extcommunity コマンドは、BGP ネイバー フィックスファミリ コンフィギュレーション モードで BGP ピア間の拡張コミュニティ属性交換をイネーブルにするために使用します。
特定の拡張コミュニティ セットと一致するように許容値が設定されている場合は、デフォルトで、拡張コミュニティ リストが他のすべての拡張コミュニティ値に対して暗黙拒否に設定されます。
標準拡張コミュニティ リストは、特定の拡張コミュニティ番号を設定するために使用します。標準拡張コミュニティ リストでは、最大 16 個の拡張コミュニティを設定できます。
詳細拡張コミュニティ リストは、正規表現を使用してコミュニティをフィルタするために使用します。正規表現は、コミュニティ属性と一致するパターンを設定するために使用します。* または + の文字を使用した照合の順序は、最長のコンストラクトが最初になります。入れ子式のコンストラクトは外側から内側へ照合されます。連結コンストラクトは左側から順に照合されます。ある正規表現が、1 つの入力文字列の異なる 2 つの部分と一致する可能性がある場合、早く入力された部分が最初に一致します。
1 つの拡張コミュニティ リスト文で複数の値を設定すると、論理 AND 条件が生成されます。AND 条件を満たすためにはすべての拡張コミュニティ値が一致する必要があります。別々のコミュニティ リスト文で複数の値を設定すると、論理 OR 条件が生成されます。条件に一致する最初のリストが処理されます。
次に、自律システム 1.65534 内のネットワーク 40 からのルートと、自律システム 1.65412 内のネットワーク 60 からのルートを許可する標準汎用特定拡張コミュニティ リストを設定する例を示します。
リストが処理されるためには、すべてのコミュニティ値が一致する必要があります。
次に、パターン 100 から始まるルート ターゲット拡張コミュニティ属性が含まれるアドバタイズメントを許可する拡張された拡張コミュニティ リストを設定する例を示します。
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インターフェイスの EIGRP hello インターバルを設定するには、 ip hello-interval eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip hello-interval eigrp instance-tag seconds
no ip hello-interval eigrp instance-tag
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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次に、インターフェイスの hello 間隔を 10 秒に設定する例を示します。
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EIGRP インターフェイスのホールド時間を設定するには、 ip hold-time eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip hold-time eigrp instance-tag seconds
no ip hold-time eigrp instance-tag
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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ホールド時間は、hello インターバルの 3 倍以上の値に設定することを推奨します。指定されたホールド時間内にルータが hello パケットを受信しなかった場合は、そのルータ経由のルートが使用できないと判断されます。
次に、インターフェイスの保持時間を 40 秒に設定する例を示します。
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自律システム番号で指定された EIGRP ルーティング プロセス用のインターフェイス上の hello インターバルを設定します。 |
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ユニキャスト転送情報ベース(FIB)で使用される負荷分散アルゴリズムを設定するには、 ip load-sharing address コマンドを使用します 。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip load-sharing address { destination port destination | source-destination [ port source-destination ]} [ universal-id seed ]
no ip load-sharing address { destination port destination | source-destination [ port source-destination ]} [ universal-id seed ]
(任意)負荷分散ハッシュ アルゴリズムのランダム シードを設定します。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。 |
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次に、送信元および宛先アドレスを使用する負荷分散アルゴリズムを設定する例を示します。
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インターフェイス上でパケット単位負荷分散を設定するには、 ip load-sharing per-packet コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
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このコマンドは、 ip load-sharing address コマンドよりも優先されます。
パケット単位のロード シェアリングは、入力インターフェイスに設定します。この設定により、Cisco NX-OS がそのパケットのために選択する出力インターフェイスが決定されます。
たとえば、2 つの出力インターフェイス上に等コスト マルチパス(ECMP)パスが存在する場合、Cisco NX-OS では、イーサネット 1/1 上の入力パケットに対して次の負荷分散方式が使用されます。
• イーサネット 1/1 上でパケット単位負荷分散を設定した場合はパケット単位負荷分散
この場合、他のインターフェイスの設定は Ethernet 1/1 に使用されるロード シェアリング方式に影響を与えません。
次に、インターフェイス イーサネット 1/2 上でパケット単位の負荷分散をイネーブルにする例を示します。
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ローカル プロキシ アドレス解決プロトコル(ARP)機能をイネーブルにするには、 ip local-proxy-arp コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
インターフェイス コンフィギュレーション モード
サブインターフェイス コンフィギュレーション モード
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ローカル プロキシ ARP 機能を使用するには、その前に ip proxy-arp コマンドを使用して IP プロキシ ARP 機能をイネーブルにする必要があります。IP プロキシ ARP 機能は、デフォルトではディセーブルです。
(注) このコマンドは、レイヤ 3 ループバック インターフェイスには使用できません。
次に、ローカル プロキシ ARP をイネーブルにする例を示します。
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ルートのアドバタイズ時にネクストホップ アドレスとしてローカル IP アドレスを使用するように Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)プロセスに指示するには、ip next-hop-self eigrp コマンドを使用します。受信したネクストホップ値を使用するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip next-hop-self eigrp instance-tag
no ip next-hop-self eigrp instance-tag
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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デフォルトの設定では、EIGRP は、ルータがルートを学習したインターフェイスと同じインターフェイス上でルートをアドバタイズする場合も、アドバタイズするルートの IP ネクストホップ値としてそれ自身を設定します。このデフォルト設定を変更するには、 no ip next-hop-self eigrp コマンドを使用して、これらのルートのアドバタイズ時に受信したネクスト ホップ値を使用するように EIGRP に指示する必要があります。
デフォルトの IP ネクスト ホップ値を変更し、受信したネクスト ホップ値を使用するように EIGRP に指示する例を示します。
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インターフェイスでの Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)のオフセット リストを設定するには、 ip offset-list eigrp コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ip offset-list eigrp instance-tag { prefix-list list-name | route-map map-name } { in | out } offset
no ip offset-list eigrp instance-tag { prefix-list list-name | route-map map-name } { in | out } offset
EIGRP インスタンスの名前。 instance-tag には最大 20 文字の英数字文字列を指定します。大文字と小文字は区別されます。 |
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Cisco NX-OS は、指定されたプレフィックス リストまたはルート マップと一致するすべてのルートに、設定されたオフセット値を追加します。この設定を完了するためには、ルート マップまたはプレフィックス リストの名前を設定する必要があります。
次に、ルート マップ OffsetFilter と一致するインターフェイスに着信する EIGRP ルートのメトリックに 20 を追加するようにオフセット リスト フィルタを設定する例を示します。
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Open Shortest Path First(OSPF)インターフェイスの認証タイプを指定するには、 ip ospf authentication コマンドを使用します。インターフェイスの認証タイプを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip ospf authentication [ key-chain key-name | message-digest | null ]
(任意)認証を使用しないことを指定します。このキーワードを使用すると、エリアに設定されているその他のすべての認証が上書きされます。 |
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キーワードを指定せずにこのコマンドを使用する場合は、 ip ospf authentication-key コマンドでパスワードを設定します。 message-digest キーワードを使用する場合は、 ip ospf message-digest-key コマンドでインターフェイスの message-digest キーを設定します。
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ネイバー Open Shortest Path First(OSPF)ルータに使用される簡易パスワード認証用のパスワードを指定するには、 ip ospf authentication-key コマンドを使用します。過去に割り当てられた OSPF パスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
ip ospf authentication-key [ 0 | 3 | 7 ] password
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このコマンドで作成されたパスワードは、Cisco NX-OS がルーティング プロトコル パケットを開始するときに、OSPF ヘッダーに直接挿入されるキーとして使用されます。インターフェイス単位で各ネットワークに個別のパスワードを指定できます。OSPF 情報を交換するには、同じネットワーク上のすべての隣接ルータが同じパスワードを持っている必要があります。
(注) Cisco NX-OS は、ip ospf authentication インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでインターフェイスの認証をイネーブルにする場合、またはルータ コンフィギュレーション モードの area authentication コマンドで認証エリアを設定する場合にこのキーを使用します。
次に、文字列 yourpass を使用して、暗号化されていない認証キーを設定する例を示します。
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インターフェイス上のパケット送信コストを指定するには、 ip ospf cost コマンドを使用します。 パス コストをデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。
no ip ospf cost interface-cost
基準帯域幅をインターフェイスの設定帯域幅で除算した値に基づいてコストを計算します。基準帯域幅は設定できますが、デフォルトは 40 Gb/s です。
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このコマンドによって、ルータ コンフィギュレーション モードの reference-bandwidth コマンドで設定した参照帯域幅の設定値は無効となります。
次に、インターフェイス コストを 65 に設定する例を示します。
switch(config)#
interface ethernet 1/2
switch(config-if)#
ip ospf cost 65
switch(config-if)#
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ネイバーから少なくとも 1 回 hello パケットを受信する必要のあるインターバル(このインターバルの間に一度も受信しなかった場合、ルータはそのネイバーがダウン状態であると宣言します)を設定するには、 ip ospf dead-interval コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。
ルータがネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要があるインターバル(秒単位)。受信しない場合には、そのネイバールータとの隣接関係がローカル ルータから削除され、ルーティングから除外されます。範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルトは 40 です。この値は、ネットワーク上のすべてのノードで一致させる必要があります。 |
seconds のデフォルト値は、 ip ospf hello-interval コマンドで設定されたインターバルの 4 倍です。
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デッド間隔値は、特定のネットワークのすべてのネットワーキング デバイスで同じでなければなりません。
ネイバーのダウンを迅速に検出して、コンバージェンスを向上させるには、デッド インターバルを短くします。デッド インターバルを極端に短くすると、ルーティングが不安定になることがあります。
デッド インターバルと hello インターバルを確認するには、 show ip ospf interface コマンドを使用します。
次に、OSPF のデッド間隔を 20 秒に設定する例を示します。