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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
この章の内容は、次のとおりです。
イーサネット ポートは、サーバまたは LAN に接続される標準のイーサネット インターフェイスとして機能します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチでは、イーサネット インターフェイスがデフォルトでイネーブルになっています。
interface コマンドを使用すれば、イーサネット インターフェイスのさまざまな機能をインターフェイスごとにイネーブルにできます。 interface コマンドを入力する際には、次の情報を指定します。
Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ との使用をサポートするために、インターフェイスのナンバリング規則は、次のように拡張されています。
switch(config)# interface ethernet [chassis/]slot/port
シスコ独自の Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)プロトコルでは、光ファイバまたは銅線(たとえば、カテゴリ 5 のケーブル)のイーサネット ケーブルで接続されているポートでケーブルの物理的な構成をモニタリングし、単一方向リンクの存在を検出できます。 スイッチが単方向リンクを検出すると、UDLD は関連する LAN ポートをシャットダウンし、ユーザに警告します。 単一方向リンクは、スパニングツリー トポロジ ループをはじめ、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
UDLD は、レイヤ 1 プロトコルと協調してリンクの物理ステータスを検出するレイヤ 2 プロトコルです。 レイヤ 1 では、物理的シグナリングおよび障害検出は、自動ネゴシエーションによって処理されます。 UDLD は、ネイバーの ID の検知、誤って接続された LAN ポートのシャットダウンなど、自動ネゴシエーションでは実行不可能な処理を実行します。 自動ネゴシエーションと UDLD の両方をイネーブルにすると、レイヤ 1 とレイヤ 2 の検出が協調して動作して、物理的な単一方向接続と論理的な単一方向接続を防止し、その他のプロトコルの異常動作を防止できます。
リンク上でローカル デバイスが送信したトラフィックはネイバーで受信されるが、ネイバーから送信されたトラフィックはローカル デバイスで受信されない場合に、単一方向リンクが発生します。 対になっているファイバ ケーブルのいずれかの接続が切断された場合、自動ネゴシエーションがアクティブである限り、そのリンクは存続できません。 この場合、論理リンクは不定であり、UDLD は何の処理も行いません。 レイヤ 1 で両方の光ファイバが正常に動作している場合は、レイヤ 2 で UDLD が、これらの光ファイルが正しく接続されているかどうか、および正しいネイバー間でトラフィックが双方向に流れているかを調べます。 自動ネゴシエーションはレイヤ 1 で動作するため、このチェックは、自動ネゴシエーションでは実行できません。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、UDLD をイネーブルにした LAN ポート上のネイバー デバイスに UDLD フレームを定期的に送信します。 一定の時間内にフレームがエコー バックされてきて、特定の確認応答(echo)が見つからなければ、そのリンクは単一方向のフラグが立てられ、その LAN ポートはシャットダウンされます。 プロトコルが単一方向リンクを正しく識別してディセーブルにするには、リンクの両端のデバイスで UDLD をサポートする必要があります。
(注) |
UDLD は、銅線の LAN ポート上では、このタイプのメディアでの不要な制御トラフィックの送信を避けるために、ローカルでデフォルトでディセーブルになっています。 |
次の図は、単一方向リンク状態の例を示します。 デバイス B はこのポートでデバイス A からのトラフィックを正常に受信していますが、 デバイス A は同じポート上でデバイス B からのトラフィックを受信していません。 UDLD によって問題が検出され、ポートがディセーブルにされます。
次の表に、UDLD のデフォルト設定を示します。
機能 |
デフォルト値 |
---|---|
UDLD グローバル イネーブル ステート |
グローバルにディセーブル |
UDLD アグレッシブ モード |
ディセーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(光ファイバ メディア用) |
すべてのイーサネット光ファイバ LAN ポートでイネーブル |
ポート別の UDLD イネーブル ステート(ツイストペア(銅製)メディア用) |
すべてのイーサネット 10/100 および 1000BASE-TX LAN ポートでディセーブル |
UDLD アグレッシブ モードはデフォルトではディセーブルに設定されています。 UDLD アグレッシブ モードは、UDLD アグレッシブ モードをサポートするネットワーク デバイスの間のポイントツーポイントのリンク上に限って設定できます。 UDLD アグレッシブ モードがイネーブルになっている場合、UDLD ネイバー関係が確立されている双方向リンク上のポートが UDLD フレームを受信しなくなったとき、UDLD はネイバーとの接続の再確立を試行します。 この試行に 8 回失敗すると、ポートはディセーブルになります。
スパニングツリー ループを防止するために、デフォルトの 15 秒間隔を使用する非アグレッシブな UDLD により、(デフォルトのスパニングツリー パラメータを使用している場合)ブロッキング ポートがフォワーディング ステートに移行する前に、すみやかに単一方向リンクをシャットダウンすることができます。
UDLD アグレッシブ モードをイネーブルにすると、次のようなことが発生します。
このような場合、UDLD アグレッシブ モードでは、リンクのポートの 1 つがディセーブルになり、トラフィックが廃棄されるのを防止します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチには、固定の 10 ギガビットのポートが多数装備され、各ポートには SFP+ インターフェイス アダプタが装着されています。
スイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、デバイスの VLAN のブリッジング機能とルーティング機能間の論理インターフェイスを表します。 デフォルトでは、VLAN インターフェイスに複数のポートがある場合、VLAN 内のすべてのポートがダウンすると、SVI はダウン状態になります。
自動ステートの動作は、対応する VLAN のさまざまなポートの状態によって管理されるインターフェイスの動作状態です。 つまり、VLAN の SVI インターフェイスは、VLAN に STP フォワーディング ステートのポートが少なくとも 1 個ある場合にアップになります。 同様に、このインターフェイスは最後の STP 転送ポートがダウンするか、別の STP 状態になったとき、ダウンします。
デフォルトでは、自動ステートの計算はイネーブルです。 SVI インターフェイスの自動ステートの計算をディセーブルにし、デフォルト値を変更できます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)はすべてのシスコ デバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ 2(データリンク層)で動作するデバイス検出プロトコルです。ネットワーク管理アプリケーションは CDP を使用することにより、既知のデバイスにネイバー シスコ デバイスを検出できます。 また、下位レイヤのトランスペアレント プロトコルが稼働しているネイバー デバイスのデバイス タイプや、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント アドレスを学習することもできます。 この機能によって、アプリケーションからネイバー デバイスに SNMP クエリーを送信できます。
CDP は、Subnetwork Access Protocol(SNAP; サブネットワーク アクセス プロトコル)をサポートしているすべてのメディアで動作します。 CDP はデータリンク層でのみ動作するため、異なるネットワーク層プロトコルをサポートする 2 つのシステムで互いの情報を学習できます。
CDP が設定された各デバイスはマルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信して、SNMP メッセージを受信可能なアドレスを 1 つまたは複数アドバタイズします。 このアドバタイズには、受信側デバイスで CDP 情報を廃棄せずに保持する時間を表す存続可能時間、つまりホールドタイム情報も含まれます。 各デバイスは他のデバイスから送信されたメッセージも待ち受けて、ネイバー デバイスについて学習します。
このスイッチは、CDP バージョン 1 とバージョン 2 の両方をサポートします。
次の表に、CDP のデフォルト設定を示します。
機能 |
デフォルト設定 |
---|---|
CDP インターフェイス ステート |
イネーブル |
CDP タイマー(パケット更新頻度) |
60 秒 |
CDP ホールドタイム(廃棄までの時間) |
180 秒 |
CDP バージョン 2 アドバタイズ |
イネーブル |
インターフェイスが(no shutdown コマンドを使用して)管理上イネーブルであるが、プロセスによってランタイム時にディセーブルになる場合、そのインターフェイスは errdisable(err-disabled)ステートです。 たとえば、UDLD が単一方向リンクを検出した場合、インターフェイスはランタイム時にシャットダウンされます。 ただし、インターフェイスは管理上イネーブルなので、インターフェイス ステータスは errdisabled として表示されます。 インターフェイスが errdisabled ステートになると、手動でそれを再びイネーブルにする必要があります。または、自動リカバリ タイムアウトの値を設定します。errdisabled 検出は、すべての原因に対してデフォルトでイネーブルになっています。自動リカバリはデフォルトでは設定されていません。
インターフェイスが errdisabled ステートにある場合は、エラーに関する情報を見つけるために、errdisable detect cause コマンドを使用します。
time 変数の変更によって起きる特定の errdisabled に対しては自動 errdisabled リカバリ タイムアウトを設定できます。
errdisable recovery cause コマンドを使用すると、300 秒後に自動的にリカバリします。 リカバリ期間を変更するには、errdisable recovery interval コマンドを使用してタイムアウト期間を指定します。 30 ~ 65535 秒を指定できます。
原因に対する err-disabled リカバリをイネーブルにしない場合、インターフェイスは、shutdown および no shutdown コマンドが入力されるまで err-disabled ステートのままです。 原因に対するリカバリをイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisabled ステートから抜け出し、すべての原因がタイムアウトになったときに動作を再試行できるようになります。 エラーの原因を表示するには、show interface status err-disabled コマンドを使用します。
Cisco Nexus 3000 シリーズ スイッチは、フレームをフラグメントしません。 その結果、スイッチは異なる最大伝送単位(MTU)が設定された同じレイヤ 2 ドメイン内の 2 個のポートを持てません。 物理イーサネット インターフェイスごとの MTU はサポートされません。 代わりに、MTU は QoS クラスに応じて設定されます。 クラス マップとポリシー マップを設定して、MTU を変更します。
(注) |
インターフェイス設定を表示すると、物理イーサネット インターフェイスのデフォルト MTU である 1500 が表示されます。 |
ここでは、次の内容について説明します。
Unidirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)を実行するように設定されているデバイス上のイーサネット インターフェイスには、ノーマル モードまたはアグレッシブ モードの UDLD を設定できます。 インターフェイスの UDLD モードをイネーブルにするには、そのインターフェイスを含むデバイス上で UDLD を事前にイネーブルにしておく必要があります。 UDLD は他方のリンク先のインターフェイスおよびそのデバイスでもイネーブルになっている必要があります。
ノーマル UDLD モードを使用するには、ポートの 1 つをノーマル モードに設定し、他方のポートをノーマル モードまたはアグレッシブ モードに設定する必要があります。 アグレッシブ UDLD モードを使用するには、両方のポートをアグレッシブ モードに設定する必要があります。
(注) |
設定前に、リンクされている他方のポートとそのデバイスの UDLD をイネーブルにしておかなければなりません。 |
次の例は、スイッチの UDLD をイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# feature udld
次の例は、イーサネット ポートのノーマル UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# udld enable
次の例は、イーサネット ポートのアグレッシブ UDLD モードをイネーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# udld aggressive
次の例は、イーサネット ポートの UDLD をディセーブルにする例を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# udld disable
次の例は、スイッチの UDLD をディセーブルにする方法を示しています。
switch# configure terminal switch(config)# no feature udld
hardware profile portmode コマンドを使用して、Quad Small Form-Factor Pluggable(QSFP+)ポートを設定できます。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
次に、QSFP+ ポートのポート モードを 48x10g+4x40g に変更する例を示します。
switch# configure terminal switch(config) copy running-config bootflash:my-config.cfg switch(config)# write erase switch(config)# reload WARNING: This command will reboot the system Do you want to continue? (y/n) [n] y switch(config)# hardware profile portmode 48x10g+4x40g Warning: This command will take effect only after saving the configuration and reload! Port configurations could get lost when port mode is changed! switch(config)# copy running-config startup-config switch(config)# reload WARNING: This command will reboot the system Do you want to continue? (y/n) [n] y
次に、QSFP+ ポートのポート モードを 48x10g+4x40g に変更し、その変更を確認する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# hardware profile portmode 48x10g+4x40g Warning: This command will take effect only after saving the configuration and r eload! Port configurations could get lost when port mode is changed! switch(config)# show running-config !Command: show running-config !Time: Thu Aug 25 07:39:37 2011 version 5.0(3)U2(1) feature telnet no feature ssh feature lldp username admin password 5 $1$OOV4MdOM$BAB5RkD22YanT4empqqSM0 role network-admin ip domain-lookup switchname BLR-QG-5 ip access-list my-acl 10 deny ip any 10.0.0.1/32 20 deny ip 10.1.1.1/32 any class-map type control-plane match-any copp-arp class-map type control-plane match-any copp-bpdu : : control-plane service-policy input copp-system-policy hardware profile tcam region arpacl 128 hardware profile tcam region ifacl 256 hardware profile tcam region racl 256 hardware profile tcam region vacl 512 hardware profile portmode 48x10G+4x40G snmp-server user admin network-admin auth md5 0xdd1d21ee42e93106836cdefd1a60e062 <--Output truncated--> switch#
次に、QSFP+ ポートのデフォルトのポート モードに戻す例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no hardware profile portmode Warning: This command will take effect only after saving the configuration and r eload! Port configurations could get lost when port mode is changed! switch(config)#
(注) |
インターフェイスとトランシーバの速度が一致しない場合、show interface ethernet slot/port コマンドを入力すると、SFP 検証失敗メッセージが表示されます。 たとえば、speed 1000 コマンドを設定しないで 1 ギガビット SFP トランシーバをポートに挿入すると、このエラーが発生します。 デフォルトでは、すべてのポートが 10 ギガビットです。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
コンフィギュレーション モードに入ります。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface type slot/port |
特定のインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 このインターフェイスに、1 ギガビット イーサネット SFP トランシーバが挿入されている必要があります。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# speed speed |
インターフェイスの速度を設定します。 |
次に、1 ギガビット イーサネット ポートの速度を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# speed 1000
リンク ネゴシエーションをディセーブルにするには、no negotiate auto コマンドを使用します。 デフォルトでは、自動ネゴシエーションは 1 ギガビット ポートでイネーブルであり、10 ギガビット ポートでディセーブルです。 デフォルトでは、自動-ネゴシエーションは Cisco Nexus 3064 および 3064-X スイッチではイネーブルになっており、Cisco Nexus 3048 スイッチではディセーブルになっています。
このコマンドは、Cisco IOS の speed non-negotiate コマンドに相当します。
(注) |
10 ギガビット ポートで自動ネゴシエーションをイネーブルにすることは推奨しません。 10 ギガビット ポートで自動ネゴシエーションをイネーブルにすると、リンクがダウンします。 デフォルトでは、リンク ネゴシエーションは 10 ギガビット ポートでディセーブルです。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# interface ethernet slot/port | インターフェイスを選択し、インターフェイス モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | switch(config-if)# no negotiate auto | 選択したイーサネット インターフェイス(1 ギガビット ポート)のリンク ネゴシエーションをディセーブルにします。 |
||
ステップ 4 | switch(config-if)# negotiate auto | (任意) 選択したイーサネット インターフェイスのリンク ネゴシエーションをイネーブルにします。 1 ギガビット ポートに対するデフォルトはイネーブルです。
|
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/1 switch(config-if)# no negotiate auto switch(config-if)#
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 1/5 switch(config-if)# negotiate auto switch(config-if)#
対応する VLAN でインターフェイスが稼働していなくても、SVI がアクティブのままになるように設定できます。 この機能拡張は自動ステートのディセーブル化と呼ばれます。
自動ステートの動作をイネーブルまたはディセーブルにすると、SVI ごとに自動ステートを設定しない限り、スイッチのすべての SVI に適用されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# system default interface-vlan [no] autostate | 自動ステートのデフォルト動作をイネーブルまたはディセーブルにするようにシステムを設定します。 |
ステップ 3 | switch(config)# feature interface-vlan interface vlan interface-vlan | (任意) インターフェイス VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# [no] autostate | SVI ごとに自動ステートの動作をイネーブルまたはディセーブルにします。 |
ステップ 5 | switch# show running-config interface vlan interface-vlan | (任意) SVI のイネーブルまたはディセーブルになっている自動ステートの動作を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。 |
次に、スイッチのすべての SVI に対してシステムの自動ステートのデフォルトをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# system default interface-vlan no autostate switch(config)# copy running-config startup-config
次に、SVI X の自動ステートの動作をディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature interface-vlan interface vlan x switch(config-if)# no autostate
Cisco Discovery Protocol(CDP)更新の頻度、廃棄するまで情報を保持する期間、およびバージョン 2 アドバタイズメントを送信するかどうかを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# [no] cdp advertise {v1 | v2 } |
(任意) 使用するバージョンを設定して、CDP アドバタイズメントを送信します。 バージョン 2 がデフォルト ステートです。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 3 | switch(config)# [no] cdp format device-id {mac-address | serial-number | system-name} |
(任意) CDP デバイス ID の形式を設定します。 デフォルトはシステム名です。完全修飾ドメイン名で表すことができます。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 4 | switch(config)# [no] cdp holdtime seconds |
(任意) 受信デバイスがユーザのデバイスから送信された情報を破棄せずに保持する時間を指定します。 指定できる範囲は 10 ~ 255 秒です。デフォルトは 180 秒です。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 5 | switch(config)# [no] cdp timer seconds |
(任意) CDP アップデートの送信頻度を秒単位で設定します。 指定できる範囲は 5 ~ 254 です。デフォルトは 60 秒です。 デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
次の例は、CDP 特性を設定する方法を示しています。
switch# configure terminal
switch(config)# cdp timer 50
switch(config)# cdp holdtime 120
switch(config)# cdp advertise v2
CDP をイーサネット インターフェイスに対してイネーブルにしたり、ディセーブルにしたりできます。 このプロトコルは、同一リンクの両方のインターフェイスでイネーブルになっている場合にだけ機能します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface type slot/port |
特定のインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# cdp enable |
インターフェイスに対して CDP をイネーブルにします。 正常に機能するには、このパラメータが同一リンク上の両方のインターフェイスでイネーブルになっている必要があります。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# no cdp enable |
インターフェイスに対して CDP をディセーブルにします。 |
次に、イーサネット ポートに対して CDP をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# cdp enable
このコマンドは、物理的なイーサネット インターフェイスにしか適用できません。
アプリケーションでの error-disable(err-disabled)検出をイネーブルにできます。 その結果、原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは err-disabled ステート(リンクダウン ステートに類似した動作ステート)となります。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | config t 例: switch# config t switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | errdisable detect cause {all | link-flap | loopback} 例: switch(config)# errdisable detect cause all switch(config)# |
インターフェイスを err-disabled ステートにする条件を指定します。 デフォルトはイネーブルです。 |
ステップ 3 | shutdown 例: switch(config)# shutdown switch(config)# |
インターフェイスを管理的にダウンさせます。 インターフェイスを err-disabled ステートから手動で回復させるには、最初にこのコマンドを入力します。 |
ステップ 4 | no shutdown 例: switch(config)# no shutdown switch(config)# |
インターフェイスを管理的にアップし、err-disabled ステートからインターフェイスを手動で回復できるようにします。 |
ステップ 5 | show interface status err-disabled 例: switch(config)# show interface status err-disabled |
err-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 6 | copy running-config startup-config 例: switch(config)# copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次の例では、すべての場合で err-disabled 検出をイネーブルにする方法を示します。
switch(config)#errdisable detect cause all switch(config)#
アプリケーションを指定してインターフェイスを errdisable(err-disabled)ステートから抜け出させ、稼働を再試行できます。 回復タイマーを設定しない限り、300 秒後にリトライします(errdisable recovery interval コマンドを参照)。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | config t 例: switch#config t switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | errdisable recovery cause {all | udld | bpduguard | link-flap | failed-port-state | pause-rate-limit} 例: switch(config)#errdisable recovery cause all switch(config-if)# |
インターフェイスが err-disabled ステートから自動的に回復する条件を指定し、デバイスはインターフェイスのアップを再試行します。 デバイスは 300 秒待機してからリトライします。 デフォルトはディセーブルです。 |
ステップ 3 | show interface status err-disabled 例: switch(config)#show interface status err-disabled |
err-disabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config)#copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、すべての条件下で err-disabled リカバリをイネーブルにする例を示します。
switch(config)#errdisable recovery cause all switch(config)#
errdisabled リカバリ時間値を設定するには、この手順を使用します。 有効な範囲は 30 ~ 65535 秒です。 デフォルト値は 300 秒です。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | config t 例: switch#config t switch(config)# |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | errdisable recovery interval interval 例: switch(config)#errdisable recovery interval 32 switch(config-if)# |
インターフェイスが errdisabled ステートから回復する間隔を指定します。 有効な範囲は 30 ~ 65535 秒です。 デフォルト値は 300 秒です。 |
ステップ 3 | show interface status err-disabled 例: switch(config)#show interface status err-disabled |
errdisabled インターフェイスに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | copy running-config startup-config 例: switch(config)#copy running-config startup-config |
(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。 |
次に、すべての条件下で errdisabled リカバリをイネーブルにする例を示します。
switch(config)#errdisable recovery cause all switch(config)#
イーサネット ポートのインターフェイスに関する説明を入力することができます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface type slot/port |
特定のインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# description test |
インターフェイスの説明を指定します。 |
次に、インターフェイスの説明を Server 3 Interface に設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/3
switch(config-if)# description Server 3 Interface
イーサネット インターフェイスは、シャットダウンして再起動することができます。 この操作により、すべてのインターフェイス機能がディセーブル化され、すべてのモニタリング画面でインターフェイスがダウンしているものとしてマークされます。 この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。 シャットダウンされたインターフェイスは、どのルーティング アップデートにも含まれません。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal |
コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface type slot/port |
特定のインターフェイスのインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# shutdown |
インターフェイスをディセーブルにします。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# no shutdown |
インターフェイスを再起動します。 |
次に、イーサネット ポートをディセーブルにする例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# shutdown
次に、イーサネット インターフェイスを再起動する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# interface ethernet 1/4
switch(config-if)# no shutdown
定義済みインターフェイスに関する設定情報を表示するには、次のうちいずれかの手順を実行します。
コマンド |
目的 |
---|---|
switch# show interface type slot/port | 指定したインターフェイスの詳細設定が表示されます。 |
switch# show interface type slot/port capabilities | 指定したインターフェイスの機能に関する詳細情報が表示されます。 このオプションは、物理インターフェイスにしか使用できません。 |
switch# show interface type slot/port transceiver | 指定したインターフェイスに接続されているトランシーバに関する詳細情報が表示されます。 このオプションは、物理インターフェイスにしか使用できません。 |
switch# show interface brief | すべてのインターフェイスのステータスが表示されます。 |
switch# show interface flowcontrol | すべてのインターフェイスでフロー制御設定の詳細なリストを表示します。 |
show interface コマンドは、EXEC モードから呼び出され、インターフェイスの設定を表示します。 引数を入力せずにこのコマンドを実行すると、スイッチ内に設定されたすべてのインターフェイスの情報が表示されます。
次に、物理イーサネット インターフェイスを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 Ethernet1/1 is up Hardware is 1000/10000 Ethernet, address is 000d.eca3.5f08 (bia 000d.eca3.5f08) MTU 1500 bytes, BW 10000000 Kbit, DLY 10 usec, reliability 255/255, txload 190/255, rxload 192/255 Encapsulation ARPA Port mode is trunk full-duplex, 10 Gb/s, media type is 1/10g Input flow-control is off, output flow-control is off Auto-mdix is turned on Rate mode is dedicated Switchport monitor is off Last clearing of "show interface" counters never 5 minute input rate 942201806 bytes/sec, 14721892 packets/sec 5 minute output rate 935840313 bytes/sec, 14622492 packets/sec Rx 129141483840 input packets 0 unicast packets 129141483847 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 0 storm suppression packets 8265054965824 bytes 0 No buffer 0 runt 0 Overrun 0 crc 0 Ignored 0 Bad etype drop 0 Bad proto drop Tx 119038487241 output packets 119038487245 multicast packets 0 broadcast packets 0 jumbo packets 7618463256471 bytes 0 output CRC 0 ecc 0 underrun 0 if down drop 0 output error 0 collision 0 deferred 0 late collision 0 lost carrier 0 no carrier 0 babble 0 Rx pause 8031547972 Tx pause 0 reset
次に、物理イーサネットの機能を表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 capabilities Ethernet1/1 Model: 734510033 Type: 10Gbase-(unknown) Speed: 1000,10000 Duplex: full Trunk encap. type: 802.1Q Channel: yes Broadcast suppression: percentage(0-100) Flowcontrol: rx-(off/on),tx-(off/on) Rate mode: none QOS scheduling: rx-(6q1t),tx-(1p6q0t) CoS rewrite: no ToS rewrite: no SPAN: yes UDLD: yes MDIX: no FEX Fabric: yes
次に、物理イーサネット トランシーバを表示する例を示します。
switch# show interface ethernet 1/1 transceiver Ethernet1/1 sfp is present name is CISCO-EXCELIGHT part number is SPP5101SR-C1 revision is A serial number is ECL120901AV nominal bitrate is 10300 MBits/sec Link length supported for 50/125mm fiber is 82 m(s) Link length supported for 62.5/125mm fiber is 26 m(s) cisco id is -- cisco extended id number is 4
次に、インターフェイス ステータスの要約を表示する例を示します(簡潔にするため、一部の出力が削除されています)。
switch# show interface brief -------------------------------------------------------------------------------- Ethernet VLAN Type Mode Status Reason Speed Port Interface Ch # -------------------------------------------------------------------------------- Eth1/1 200 eth trunk up none 10G(D) -- Eth1/2 1 eth trunk up none 10G(D) -- Eth1/3 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/4 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- Eth1/5 300 eth access down Link not connected 1000(D) -- Eth1/6 20 eth access down Link not connected 10G(D) -- Eth1/7 300 eth access down SFP not inserted 10G(D) -- ...
次に、CDP ネイバーを表示する例を示します。
switch# show cdp neighbors Capability Codes: R - Router, T - Trans-Bridge, B - Source-Route-Bridge S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, V - VoIP-Phone, D - Remotely-Managed-Device, s - Supports-STP-Dispute Device ID Local Intrfce Hldtme Capability Platform Port ID d13-dist-1 mgmt0 148 S I WS-C2960-24TC Fas0/9 n5k(FLC12080012) Eth1/5 8 S I s N5K-C5020P-BA Eth1/5
Cisco NX-OS Release 5.0(3)U2(1) 以降、指定されたインターフェイスの入力廃棄を招いた特定の状態に関する詳細情報を確認できます。 ポート eth1/x. で確認された入力廃棄の潜在的な原因の可能性がある状態を特定するには、show hardware internal interface indiscard-stats front-port x コマンドを使用します。 スイッチの出力には、IPv4、STP、入力ポリシー、ACL 固有の廃棄、汎用の受信ドロップ、VLAN 関連の廃棄に関する廃棄が表示されます。
switch# show hardware internal interface indiscard-stats front-port 1 +-----------------------------------------+-----------------+----------------+ | Counter Description | Count | | +-----------------------------------------+-----------------+----------------+ IPv4 Discards 0 STP Discards 0 Policy Discards 100 ACL Drops 0 Receive Drops 0 Vlan Discards 33 +-----------------------------------------+-----------------+----------------+
カウンタ情報:
Switch# show hardware internal interface indiscard-stats front-port 1 clear +-----------------------------------------+-----------------+----------------+-------------------------------------+ | Counter Description | Count | Last Increment | Last Increment Time | +-----------------------------------------+-----------------+----------------+-------------------------------------+ Discard Stats have been reset +-----------------------------------------+-----------------+----------------+-------------------------------------+
次の表に、すべての物理イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。
パラメータ |
デフォルト設定 |
---|---|
デュプレックス |
オート(全二重) |
カプセル化 |
ARPA |
MTU1 |
1500 バイト |
ポート モード |
アクセス |
速度 |
オート(10000) |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
IF-MIB |
MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。 http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
MAU-MIB |