この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Nexus 1000V ライセンスは、ソフトウェア ライセンスの Claim Certificate で E メールまたは書面により送付されます。要求するライセンス数は、VEM 数と各 VEM 上の CPU ソケット数に応じて決まります。1 つの CPU にあるコアの数には制限がありません。サーバのマザーボードには、最大 8 つの CPU を搭載できます。
図 1-1 に、Cisco Nexus 1000V の分散アーキテクチャを示します。各 VEM 上にインストールされたサーバ CPU ごとに 1 つのライセンスが必要です。
図 1-1 Cisco Nexus 1000V の分散アーキテクチャ
次に、ライセンス供与のハイ アベイラビリティについて説明します。
• ライセンスのインストールによって、他のプロセスが中断されることはありません。
• ライセンス ファイルは HA ペア内の両方の VSM で共有されます。
• システムにデュアル スーパーバイザが搭載されている場合、ライセンスが与えられたソフトウェアは両方のスーパーバイザ モジュールで動作し、フェールオーバー保護を提供します。
VEM CPU ソケットの固定数に対して、有効期間の制限がない永久ライセンスを購入できます。
あとで新しいソフトウェア リリースにアップグレードする場合、以前にインストールされているすべての永久ライセンスは有効なままになります。
永久ライセンスを購入する場合、すべての VEM 内にインストールされているすべての CPU に適用できる十分なライセンスを要求するようにしてください。VEM へのライセンスの適用前に、VEM 内のすべての CPU に適用できる十分なライセンスが用意されている必要があります。1 つの CPU 分足りない場合、その VEM にライセンスは適用されません。
(注) 特定の VEM 内のすべての CPU に適用するキャパシティがご使用のライセンスにない場合、その VEM に適用するはずだったライセンスは、必要に応じて使用される VSM 上の使用可能なライセンスのプールに配置されます。VEM 内のすべての CPU に適用できる十分なライセンスが入手できるまで、その VEM にはライセンスが与えられません。
ライセンス パッケージの購入後、そのパッケージを VSM にインストールします。 表 1-1 に、ライセンス パッケージのパッケージ名の例を示します。
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詳細については、「ライセンスのインストールおよび設定」を参照してください。
評価ライセンスは、永久ライセンスを購入するまでの一定期間中に Cisco Nexus 1000V を評価するために使用します。
60 日間有効な評価ライセンスが Cisco Nexus 1000V ソフトウェアに含まれていますが、合意に基づく期間中の他の評価ライセンスも Cisco.com から入手できます。
評価期間は、ソフトウェアをインストールするか、以前のソフトウェア リリースからアップグレードしたときに始まります。これらのライセンスは、VSM に永久ライセンスがインストールされていないときに使用できます。永久ライセンスをインストールすると、評価ライセンスは使用できなくなります。
新しいソフトウェア リリースにアップグレードする場合、以前にインストールされている評価ライセンスは無効になり、アップグレードされた Cisco Nexus 1000V ソフトウェアに含まれる 16 個の評価ライセンスが VEM に適用されます。すべての VEM CPU ソケットに適用するための追加の評価ライセンスが必要な場合は、Cisco.com から取得する必要があります。
永久ライセンスをインストールする前に評価期間が終了した場合、すべての VEM はライセンスされていない状態になります。
使用されていないライセンスがある場合、それらのライセンスは VSM の使用可能なライセンスのプールに保存されます。特定の VEM 内のすべての CPU に適用するキャパシティがご使用のライセンスにない場合、その VEM に適用するはずだったライセンスはすべて、必要に応じて使用されるライセンスのプールに配置されます。VEM が使用されなくなった場合、そのライセンスはプールに戻されます。ライセンスをアンインストールする前に、まずすべてのライセンスを VEM からプールに戻す必要があります。
ライセンスの再ネゴシエーション中、オフラインになっているライセンス供与された VEM がある場合、そのライセンスは VSM ライセンス プールに戻されます。その VEM がオンラインに戻ると、VSM から再度ライセンスを取得します。
次のイベントによって、VSM とその VEM との間のライセンスの再ネゴシエーションと同期がトリガーされます。
ライセンスの再ネゴシエーション プロセス中に、オフラインになっている VEM の VSM プールにライセンスが戻される場合、システム メッセージのアラートが表示されます。これはこのプロセスの一部であり、VEM がオンラインに戻るときにライセンスが返されるため、操作を実行する必要はありません。
一時ライセンス機能は、VEM がサービスから削除されると、使用されていないライセンスを自動的に取得し、ライセンスを別の VEM で再使用できるように VSM ライセンス プールに追加します。この機能をイネーブルにすると、VEM がサービスから削除されるたびに(自動または手動で)、ライセンスは VSM ライセンス プールに戻されます。
これに対して、ライセンスが一時的でない場合、VEM は、サービスから削除されたときにライセンスを解除しません。サービスに復帰すると、VEM はさらに中断することなく正常なアクティビティを再開します。
一時ライセンス機能は、デフォルトではディセーブルです。つまり、VEM 内のライセンスは一時的でないため、VEM がサービスから削除されたときに解除されません。
詳細については、「ライセンスのインストールおよび設定」を参照してください。