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目次
Catalyst 6800IA スイッチは、Cisco IP Phone、Cisco ワイヤレス アクセス ポイント、ワークステーション、および他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、その他のスイッチなど)を接続することができるイーサネット スイッチです。
のスイッチは、Cisco FlexStack-Plus テクノロジーによってスタックをサポートしています。 特に明記しない限り、 スイッチという用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
スイッチ モデル |
説明 |
---|---|
Catalyst 6800IA-48FPDR |
10/100/1000 Power over Ethernet Plus(PoE+)ポート(PoE 電力 740 W)X 48 および Small Form-Factor Pluggable(SFP)+ X 21 モジュール スロット、1025 W 電源モジュール。 |
Catalyst 6800IA-48FPD |
10/100/1000 PoE+ ポート(PoE 電力 740 W)X 48 および SFP+ モジュール スロット X 2。 |
Catalyst 6800IA-48TD |
10/100/1000 ポート X 48 および SFP+ モジュール スロット X 2。 |
ここでは、前面パネルにある次のコンポーネントについて説明します。
1 |
MODE ボタンとスイッチの LED |
4 |
10/100/1000 PoE+ ポート |
2 |
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート |
5 |
RJ-45 コンソール ポート |
3 |
SFP+ モジュール スロット |
6 |
イーサネット管理ポート |
各ポートは、IEEE 802.3af、IEEE 802.3at、および ePoE に準拠した装置をサポートする PoE+ 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE 機能も備えています。
スイッチの最大出力電力は、740 W になります。 インテリジェントな電源管理により、すべてのポートで柔軟な電力の割り当てが可能です。
供給電力が 740 W のスイッチでは、次の PoE および PoE+ を給電できます。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
PoE ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。 最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。 10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 ケーブルまたは カテゴリ 4 UTP ケーブルを使用できます。
シスコのインテリジェント電源管理機能には、高度な電力ネゴシエーション、電力確保、およびポート単位の電力ポリシングが含まれます。 PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
(注) |
PoE 回路の出力は、IEC 60950-1 の有限電源(LPS)として評価されています。 |
10/100/1000 ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。 最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。 100BASE-TX トラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。 10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 ケーブルまたは カテゴリ 4 UTP ケーブルを使用できます。
管理ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバにスイッチを接続します。
10/100 イーサネット管理ポート接続では、標準 RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。 RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。 USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。 USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB ミニタイプ B ポートを使用する場合は、(Microsoft Windows での動作のため)コンソールに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。 Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、 これらに互換性はありません。 5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソール ポートに接続または接続解除することができます。
コンソール出力は、常に RJ-45 および USB コンソール コネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソール コネクタだけがアクティブになります。 USB コンソールは、RJ-45 コンソールよりも優先されます。 ケーブルが USB コンソール ポートに接続されているときは、RJ-45 コンソール ポートが非アクティブになります。 逆に、USB ケーブルを USB コンソール ポートから取り外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。
コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定できます。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。 USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。 CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、ソフトウェア ガイドを参照してください。
スイッチには、SFP モジュールと SFP+ モジュールの両方をサポートする 2 つの 10 ギガビット SFP+ モジュール スロットがあります。
互換性マトリクスを含む Cisco SFP および SFP+ モジュールのマニュアルについては、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html
LED を使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。
STACK LED |
|||
PoE LED4 |
|||
USB ミニタイプ B(コンソール)ポート LED |
|||
11 |
CONSOLE LED |
||
6 |
マスター LED |
12 |
ポート LED |
オレンジに点滅 |
システムがスリープ モードです。 |
RPS LED は、RPS ポート(Catalyst 6800IA-48FPD および 6800IA-48TD スイッチ)を持つスイッチ モデルでのみ使用できます。
IRPS LED は、 Catalyst 6800IA-48FPDR スイッチでのみ使用可能です。
各ポートおよびモジュール スロットには、ポート LED が 1 つずつあります。 これらの LED には、グループとして、または個別に、スイッチやポートについての情報が示されます。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。 ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。
ポート モード |
ポート LED のカラー |
意味 |
---|---|---|
PoE |
消灯 |
PoE がオフになっています。 AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。 |
緑 |
PoE がオンになっています。 LED がグリーンに点灯するのは、スイッチ ポートが電力を供給している場合だけです。 |
|
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を超えるため、PoE が無効になっています。 |
|
オレンジに点滅 |
障害により PoE がオフになっています。 不適合なケーブル配線または装置が原因で、PoE ポートに障害が発生している可能性があります。 必ず規格に適合したケーブル配線で、シスコ独自規格の IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイント、または IEEE 802.3af に準拠した装置に接続してください。 PoE 障害の原因となっているケーブルや装置は取り外す必要があります。 |
|
オレンジ |
ポートの PoE がディセーブルになっています (PoE はデフォルトでイネーブルになっています)。 |
|
STAT (ポート ステータス) |
消灯 |
リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理由でシャットダウンされました。 |
緑 |
リンクが確立されています。 |
|
緑色に点滅 |
アクティブな状態です。 インターフェイスはデータを送信中または受信中です。 |
|
グリーンとオレンジに交互に点滅 |
リンク障害が発生しています。 エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、巡回冗長検査(CRC)エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。 |
|
オレンジ |
ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。 ポートを再設定すると、STP がスイッチでループを調べます。その間、ポート LED はオレンジに点灯します(最大 30 秒)。 |
|
オレンジに点滅 |
ポートは STP によってブロックされていますが、データを送信中または受信中です。 |
|
SPEED |
10/100/1000 ポート |
|
消灯 |
ポートは 10 Mb/s で動作しています。 |
|
緑 |
ポートは 100 Mb/s で動作しています。 |
|
緑色に点滅 |
ポートは 1000 Mb/s で動作しています。 |
|
SFP+ モジュール ポート |
||
消灯 |
ポートは動作していません。 |
|
緑色に点滅 |
ポートは 10 Gb/s で動作しています。 |
|
緑 |
ポートは 1 Gb/s で動作しています。 |
|
STACK (スタック メンバ) |
消灯 |
メンバ番号を持つスタック メンバはありません。 |
緑色に点滅 |
スタック メンバの番号です。 |
|
緑 |
他のスタック メンバ スイッチのメンバ番号です。 |
スイッチをスタックしていて、いずれかのスイッチの MODE ボタンを押した場合、すべてのスイッチで選択したモードが表示されます。 たとえば、スタック マスターで SPEED を表示する MODE ボタンを押すと、その他のスタック メンバにも SPEED が表示されます。
STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。 最大で 8 台のスイッチを同じスタックのメンバーにすることができます。 1 ~ 8 番目のポート LED には、スイッチのメンバー番号が示されます。 たとえば、MODE ボタンを押して STACK を選択すると、ポート 1 の LED はグリーンに点滅します。 ポート 2 と 3 の LED はグリーンに点灯し、これらが別のスタック メンバのメンバ番号であることを表します。 そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LED は消灯します。
STACK LED を選択すると、(スイッチ背面パネルの)スタック ポートがアップの状態であれば対応する STACK LED がグリーンに点灯します。ポートがダウンの状態であれば、対応する STACK LED がオレンジに点灯します。 スイッチの SFP+ モジュール ポートの LED 1 および 2 には、それぞれスタック ポート 1 および 2 のステータスが示されます。
スタック内のすべてのスイッチでポート LED がグリーンに点灯している場合、そのスタックは全帯域幅で動作中です。 いずれかの LED がグリーンでない場合、そのスタックは全帯域幅で動作していません。
コンソール LED はコンソール ポートが使用中であることを示します。 ケーブルをコンソール ポートに接続している場合は、自動的に、そのポートがコンソール通信に使用されます。 2 本のコンソール ケーブルを接続している場合は、USB コンソール ポートが優先されます。
Catalyst 6800IA-48FPD スイッチおよび 6800IA-48TD スイッチの背面パネルには、FlexStack-Plus ポート、ファン排気口、RPS コネクタ、および AC 電源コネクタがあります。
1 |
FlexStack-Plus ポート |
3 |
RPS コネクタ |
2 |
ファン排気口 |
4 |
AC 電源コネクタ |
Catalyst 6800IA-48FPDR スイッチの背面パネルには、FlexStack-Plus ポートおよび電源モジュール スロットがあります。
1 |
FlexStack-Plus ポート |
4 |
PS OK LED |
2 |
電源モジュール スロット(ブランク モジュール付き) |
5 |
電源モジュールの AC 電源コネクタ |
3 |
AC OK LED |
Catalyst 6800IA スイッチは、スイッチ背面パネルの FlexStack ポートと 0.5 m の FlexStack ケーブル ポートを使用したスタック構成をサポートします。
1 |
スタック ポート 1 の LED |
2 |
スタック ポート 2 の LED |
スイッチ |
スタック内のスイッチの数 |
帯域幅 |
---|---|---|
Catalyst 6800IA スイッチを使用するスタック |
3 | 80 G |
Cisco RPS 2300 (モデル PWR-RPS2300)は、Catalyst 6800IA-48FPD および 6800IA-48TD スイッチと をサポートします。
警告 |
RPS レセプタクルには Cisco RPS モデル RPS2300 だけを接続してください。 ステートメント 370 |
Cisco RPS 2300 は、同時に 6 台の外部ネットワーク装置をサポートし、障害が発生した 1 台または 2 台の装置に電力を供給できる冗長電源システムです。 接続先の装置の内部電源装置の障害を検知し、障害が発生した装置に電力を供給することでネットワーク トラフィックの損失を防ぎます。 詳細については、Cisco.com の次の URL から『Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps7148/prod_installation_guides_list.html
Cisco RPS 2300 には、2 つの出力レベル(–52 V と 12 V)があり、合計出力は最大 2300 W です。
サポートされているすべての接続先スイッチは、RPS 2300 と同時に通信を行うことができます。 スイッチのソフトウェアから次の RPS 2300 機能を設定できます。
(注) |
これは、Catalyst 6800IA-48FPD および Catalyst 6800IA-48TD スイッチに適用されます。 |
スイッチは、内蔵の電源装置から電力を供給されます。 内蔵 AC 電源装置は、入力電圧 100 ~ 240 VAC に対応するオートレンジング ユニットです。 付属の AC 電源コードを使用して、AC 電源コンセントに接続します。
スイッチは、1 台または 2 台のアクティブな電源モジュールで動作します。 2 台の AC 電源モジュール、または 1 台のモジュールとブランク カバーを使用できます。
PWR-C2-1025WAC= |
1025 W AC 電源モジュール。 |
1025 W 電源モジュールは、115 ~ 240 VAC の入力電圧をサポートするオートレンジング ユニットです。 すべての電源モジュールにはファンが内蔵されています。 すべてのスイッチは、2 番目の電源モジュール スロットにブランク カバーが付いた状態で出荷されます。
プライマリ電源 | セカンダリ電源 | PoE+ の使用可能電源 | スイッチ電源の冗長性 | 1 つの電源に障害が発生した際に使用可能な PoE 電源 |
---|---|---|---|---|
PWR-C2-1025WAC= |
— | 740 W |
No |
— |
PWR-C2-1025WAC= |
PWR-C2-1025WAC= |
740 W |
Yes |
740 W |
目次
Catalyst 6800IA スイッチは、Cisco IP Phone、Cisco ワイヤレス アクセス ポイント、ワークステーション、および他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、その他のスイッチなど)を接続することができるイーサネット スイッチです。
のスイッチは、Cisco FlexStack-Plus テクノロジーによってスタックをサポートしています。 特に明記しない限り、 スイッチという用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。
この章の内容は、次のとおりです。
スイッチ モデル
表 1 Catalyst 6800IA スイッチ モデルと説明 スイッチ モデル
説明
Catalyst 6800IA-48FPDR
10/100/1000 Power over Ethernet Plus(PoE+)ポート(PoE 電力 740 W)X 48 および Small Form-Factor Pluggable(SFP)+ X 21 モジュール スロット、1025 W 電源モジュール。
Catalyst 6800IA-48FPD
10/100/1000 PoE+ ポート(PoE 電力 740 W)X 48 および SFP+ モジュール スロット X 2。
Catalyst 6800IA-48TD
10/100/1000 ポート X 48 および SFP+ モジュール スロット X 2。
1 SFP+ = 10 ギガビット アップリンク。前面パネル
PoE および PoE+ ポート
各ポートは、IEEE 802.3af、IEEE 802.3at、および ePoE に準拠した装置をサポートする PoE+ 機能を備えており、Cisco IP Phone や Cisco Aironet アクセス ポイントをサポートするシスコ独自規格の PoE 機能も備えています。
スイッチの最大出力電力は、740 W になります。 インテリジェントな電源管理により、すべてのポートで柔軟な電力の割り当てが可能です。
供給電力が 740 W のスイッチでは、次の PoE および PoE+ を給電できます。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
PoE ポートでは、イーサネット ピン割り当ての RJ-45 コネクタを使用します。 最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。 10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-T のトラフィックでは、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 のシールドなしツイストペア(UTP)ケーブルが必要です。 10BASE-T トラフィックでは、カテゴリ 3 ケーブルまたは カテゴリ 4 UTP ケーブルを使用できます。
シスコのインテリジェント電源管理機能には、高度な電力ネゴシエーション、電力確保、およびポート単位の電力ポリシングが含まれます。 PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
(注)
PoE 回路の出力は、IEC 60950-1 の有限電源(LPS)として評価されています。
管理ポート
管理ポートは、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバにスイッチを接続します。
10/100 イーサネット管理ポート接続では、標準 RJ-45 クロス ケーブルまたはストレート ケーブルを使用します。 RJ-45 コンソール ポートの接続には、付属の RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。 USB コンソール ポート接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。 USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB ミニタイプ B ポートを使用する場合は、(Microsoft Windows での動作のため)コンソールに接続されたすべての PC に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。 Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
4 ピン ミニタイプ B コネクタは 5 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、 これらに互換性はありません。 5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバでは、Windows の HyperTerminal の動作に影響を与えることなく、USB ケーブルをコンソール ポートに接続または接続解除することができます。
コンソール出力は、常に RJ-45 および USB コンソール コネクタの両方に送られますが、コンソール入力は、一方のコンソール コネクタだけがアクティブになります。 USB コンソールは、RJ-45 コンソールよりも優先されます。 ケーブルが USB コンソール ポートに接続されているときは、RJ-45 コンソール ポートが非アクティブになります。 逆に、USB ケーブルを USB コンソール ポートから取り外すと、RJ-45 ポートがアクティブになります。
コマンドライン インターフェイス(CLI)を使用して、非アクティブ タイムアウトを設定できます。これを設定すると、USB コンソールがアクティブになっている場合、指定された時間内に USB コンソールで入力アクティビティが発生しないと、RJ-45 コンソールが再度アクティブ化されます。
非アクティブが原因で USB コンソールが非アクティブ化された後は、CLI を使用して再アクティブ化できません。 USB コンソールを再アクティブ化するには、USB ケーブルを取り外して再接続してください。 CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、ソフトウェア ガイドを参照してください。
SFP+ モジュール スロット
スイッチには、SFP モジュールと SFP+ モジュールの両方をサポートする 2 つの 10 ギガビット SFP+ モジュール スロットがあります。
互換性マトリクスを含む Cisco SFP および SFP+ モジュールのマニュアルについては、次の URL を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps5455/products_device_support_tables_list.html
LED
ポート LED とモード
各ポートおよびモジュール スロットには、ポート LED が 1 つずつあります。 これらの LED には、グループとして、または個別に、スイッチやポートについての情報が示されます。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。 ポート モードを変更すると、ポートの LED カラーの意味も変わります。
表 7 各種モードでの LED カラーの意味 ポート モード
ポート LED のカラー
意味
PoE
消灯
PoE がオフになっています。 AC 電源から電力が供給されている装置をスイッチ ポートに接続しても、ポート LED は点灯しません。
緑
PoE がオンになっています。 LED がグリーンに点灯するのは、スイッチ ポートが電力を供給している場合だけです。
グリーンとオレンジに交互に点滅
受電デバイスへの供給電力がスイッチの電力容量を超えるため、PoE が無効になっています。
オレンジに点滅
障害により PoE がオフになっています。
不適合なケーブル配線または装置が原因で、PoE ポートに障害が発生している可能性があります。 必ず規格に適合したケーブル配線で、シスコ独自規格の IP Phone およびワイヤレス アクセス ポイント、または IEEE 802.3af に準拠した装置に接続してください。 PoE 障害の原因となっているケーブルや装置は取り外す必要があります。
オレンジ
ポートの PoE がディセーブルになっています (PoE はデフォルトでイネーブルになっています)。
STAT (ポート ステータス)
消灯
リンクが確立されていないか、ポートが管理上の理由でシャットダウンされました。
緑
リンクが確立されています。
緑色に点滅
アクティブな状態です。 インターフェイスはデータを送信中または受信中です。
グリーンとオレンジに交互に点滅
リンク障害が発生しています。 エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、巡回冗長検査(CRC)エラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。
オレンジ
ポートがスパニングツリー プロトコル(STP)によってブロックされており、データを転送していません。
ポートを再設定すると、STP がスイッチでループを調べます。その間、ポート LED はオレンジに点灯します(最大 30 秒)。
オレンジに点滅
ポートは STP によってブロックされていますが、データを送信中または受信中です。
SPEED
10/100/1000 ポート
消灯
ポートは 10 Mb/s で動作しています。
緑
ポートは 100 Mb/s で動作しています。
緑色に点滅
ポートは 1000 Mb/s で動作しています。
SFP+ モジュール ポート
消灯
ポートは動作していません。
緑色に点滅
ポートは 10 Gb/s で動作しています。
緑
ポートは 1 Gb/s で動作しています。
STACK (スタック メンバ)
消灯
メンバ番号を持つスタック メンバはありません。
緑色に点滅
スタック メンバの番号です。
緑
他のスタック メンバ スイッチのメンバ番号です。
スイッチをスタックしていて、いずれかのスイッチの MODE ボタンを押した場合、すべてのスイッチで選択したモードが表示されます。 たとえば、スタック マスターで SPEED を表示する MODE ボタンを押すと、その他のスタック メンバにも SPEED が表示されます。
STACK LED
STACK LED には、スタックのメンバ スイッチのシーケンスが示されます。 最大で 8 台のスイッチを同じスタックのメンバーにすることができます。 1 ~ 8 番目のポート LED には、スイッチのメンバー番号が示されます。 たとえば、MODE ボタンを押して STACK を選択すると、ポート 1 の LED はグリーンに点滅します。 ポート 2 と 3 の LED はグリーンに点灯し、これらが別のスタック メンバのメンバ番号であることを表します。 そのスタックにはもうメンバが含まれていないため、その他のポート LED は消灯します。
STACK LED を選択すると、(スイッチ背面パネルの)スタック ポートがアップの状態であれば対応する STACK LED がグリーンに点灯します。ポートがダウンの状態であれば、対応する STACK LED がオレンジに点灯します。 スイッチの SFP+ モジュール ポートの LED 1 および 2 には、それぞれスタック ポート 1 および 2 のステータスが示されます。
スタック内のすべてのスイッチでポート LED がグリーンに点灯している場合、そのスタックは全帯域幅で動作中です。 いずれかの LED がグリーンでない場合、そのスタックは全帯域幅で動作していません。
背面パネル
Catalyst 6800IA-48FPD スイッチおよび 6800IA-48TD スイッチの背面パネルには、FlexStack-Plus ポート、ファン排気口、RPS コネクタ、および AC 電源コネクタがあります。
Catalyst 6800IA-48FPDR スイッチの背面パネルには、FlexStack-Plus ポートおよび電源モジュール スロットがあります。
FlexStack-Plus ポートと LED
Catalyst 6800IA スイッチは、スイッチ背面パネルの FlexStack ポートと 0.5 m の FlexStack ケーブル ポートを使用したスタック構成をサポートします。
RPS コネクタ
Cisco RPS 2300 (モデル PWR-RPS2300)は、Catalyst 6800IA-48FPD および 6800IA-48TD スイッチと をサポートします。
Cisco RPS 2300
Cisco RPS 2300 は、同時に 6 台の外部ネットワーク装置をサポートし、障害が発生した 1 台または 2 台の装置に電力を供給できる冗長電源システムです。 接続先の装置の内部電源装置の障害を検知し、障害が発生した装置に電力を供給することでネットワーク トラフィックの損失を防ぎます。 詳細については、Cisco.com の次の URL から『Cisco Redundant Power System 2300 Hardware Installation Guide』を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/products/ps7148/prod_installation_guides_list.html
Cisco RPS 2300 には、2 つの出力レベル(–52 V と 12 V)があり、合計出力は最大 2300 W です。
サポートされているすべての接続先スイッチは、RPS 2300 と同時に通信を行うことができます。 スイッチのソフトウェアから次の RPS 2300 機能を設定できます。