この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
QoS は、次の主要コンポーネントで構成されています。
分類:分類は、ACL、DiffServ コード ポイント(DSCP)、サービス クラス(CoS)、およびその他の要因に基づいて、トラフィックの 1 つのタイプを区別するプロセスです。
マーキングと変換:マーキングは、特定の情報をネットワークのダウンストリーム デバイスに伝送するか、スイッチ内の 1 つのインターフェイスから別のインターフェイスに情報を伝送するためにトラフィック上で使用されます。 トラフィックをマークすると、そのトラフィックの QoS 動作が適用されます。 これは、set コマンドを直接使用するか、入力値を受け取って出力の値に直接変換するテーブル マップで実行できます。
シェーピングとポリシング:シェーピングはダウンストリーム デバイスで輻輳が発生しないようにトラフィック レートを調整しながら、トラフィックの最大レートを強制するプロセスのことです。 最も一般的な形式のシェーピングは、物理または論理インターフェイスから送信されるトラフィックを制限するために使用されます。 ポリシングは、トラフィック クラスに最大レートを強制するために使用されます。 レートを超過した場合は、イベント発生直後に特定のアクションが実行されます。
キューイング:キューイングは、トラフィックの輻輳を防止するために使用されます。 トラフィックは、帯域割り当てに基づいて処理およびスケジューリングするために、特定のキューに送信されます。 次に、トラフィックはポートを介してスケジュールまたは送信されます。
帯域幅:帯域幅の割り当てにより、QoS ポリシーが適用されるトラフィックで使用可能な容量が決まります。
信頼:信頼により、トラフィックがスイッチを通過できるようになります。明示なポリシー設定がない場合、エンド ポイントから、またはエンド ポイントへの DSCP 値、precedence 値、または CoS 値は保持されます。
この QoS コンフィギュレーション ガイドでは、次の用語が同じ意味で使用されます。
(注) |
アップストリームは、ワイヤレスから有線への方向を指します。 ダウンストリームは、有線からワイヤレスへの方向を指します。 ワイヤレスからワイヤレスへの方向を指す用語はありません。 |
Quality of Service(QoS)を設定することで、他のトラフィック タイプの代わりに特定のトラフィック タイプを優先的に処理できます。 QoS を設定しなかった場合、switch はパケットの内容やサイズに関係なく、各パケットにベストエフォート型のサービスを提供します。 switchは、信頼性、遅延限界、またはスループットが保証されていないパケットを送信します。
次に、QoS が提供する具体的な機能を示します。
switchでは、QoS 機能はモジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC)を使用してイネーブルにできます。 MQC はコマンドライン インターフェイス(CLI)構造を採用しています。これを使用すると、トラフィック ポリシーを作成し、作成したポリシーをインターフェイスにアタッチできます。 1 つのトラフィック ポリシーには、1 つのトラフィック クラスと 1 つ以上の QoS 機能が含まれます。 トラフィック クラスがトラフィックを分類するために使用されるのに対して、トラフィック ポリシーの QoS 機能は分類されたトラフィックの処理方法を決定します。 MQC の主な目的の 1 つは、プラットフォームに依存しないインターフェイスを提供することにより、シスコ プラットフォーム全体の QoS を設定することです。
ワイヤレス QoS は次のワイヤレス ターゲットで設定できます。
次の表に、ワイヤレス ターゲットでポリシーがどのようにサポートされるかを示します。
ワイヤレス ターゲット |
サポートされるワイヤレス ターゲットのポリシー |
出力方向をサポートするポリシー |
入力方向をサポートするポリシー |
---|---|---|---|
ワイヤレス ポート |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
いいえ |
Radio |
はい |
はい:ただし、ユーザ設定不可 |
いいえ |
SSID |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
はい:ユーザ設定可能 |
クライアント |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
はい:ユーザ設定可能 |
(注) |
ユーザが設定可能なその他のポリシーには、複数宛先のポリサーおよび VLAN が含まれます。 |
ワイヤレス QoS は次の機能をサポートします。
スイッチは IPv4 および IPv6 トラフィックの QoS をサポートし、クライアント ポリシーに IPv4 および IPv6 のフィルタを設定できます。
Target | 機能 | トラフィック | ポリシーが適用される方向 | 注 |
---|---|---|---|---|
ポート | 非リアルタイム(NRT)、リアルタイム(RT) | ダウンストリーム | ||
Radio | 非リアルタイム | ダウンストリーム | 無線ポリシーはユーザ設定可能ではありません。 | |
SSID | 非リアルタイム、リアルタイム | アップストリームおよびダウンストリーム | シェーピングおよび BRR などのキューイング アクションは、ダウンストリーム方向にのみ許可されます。 | |
クライアント | 非リアルタイム、リアルタイム | アップストリームおよびダウンストリーム |
switchはポートベースのポリシーをサポートしています。 ポート ポリシーには、ポート シェーパーと子ポリシー(port_child_policy)が含まれます。
(注) |
ポートの子ポリシーは、スイッチの有線ポートではなく、ワイヤレス ポートにだけ適用されます。 ワイヤレス ポートは、AP が join するポートとして定義されます。 デフォルト ポートの子ポリシーは、起動時にスイッチのワイヤレス ポートに適用されます。ポートのシェーパー レートは 1G に制限されています |
ポート シェーパーは、デバイスと AP 間で適用可能なトラフィック ポリシーを指定します。 これは、アクセス ポイントでサポートされる無線レートの合計です。
子ポリシーは、ポート子ポリシーで定義されたパケットとキューの間のマッピングを指定します。 子ポリシーは、音声、ビデオ、class-default、および non-client-nrt クラスを含めるように設定できます。この音声とビデオは、DSCP 値(外部 CAPWAP ヘッダーの DSCP 値)に基づいています。 class-default の定義は、音声およびビデオ DSCP 以外の値としてシステムに認識されます。
DSCP 値は、パケットがポートに到達するときに割り当てられます。 パケットがポートに到着する前に、SSID ポリシーがパケットに適用されます。 ポートの子ポリシーには、特定のポート トラフィックでのマルチキャストの割合が含まれます。 デフォルトでは、ポートの子ポリシーは使用できるレートの最大 10 % を割り当てます。
ここでは、スイッチのポート ポリシーの動作について説明します。 スイッチ ポートでは、有線またはワイヤレスの物理ポートは区別されません。 ポリシーは、スイッチに関連付けられたデバイスの種類に応じて適用されます。 たとえば、アクセス ポイントがスイッチ ポートに接続されている場合、スイッチはアクセス ポイントをワイヤレス デバイスとして検出し、親子ポリシー形式のデフォルトの階層型ポリシーを適用します。 このポリシーは、階層型ポリシーです。 親ポリシーは変更できませんが、子ポリシー(port-child ポリシー)は、QoS 設定に合わせて変更できます。 スイッチは、デフォルトのクラス マップとポリシー マップで事前に設定されます。
Class Map match-any non-client-nrt-class Match non-client-nrt
上記のポート ポリシーは、すべてのネットワーク トラフィックを Q3 キューへと処理します。 show class-map コマンドを実行して、クラス マップを表示できます。
Policy Map port_child_policy Class non-client-nrt-class bandwidth remaining ratio 10
(注) |
リストされているクラス マップとポリシー マップはシステム定義ポリシーであり、変更できません。 |
Policy-map policy_map_name Class class-default Shape average average_rate Service-policy port_child_policy
(注) |
親ポリシーは自動生成され、変更できません。 ネットワークの QoS 要件に合わせて port_child_policy ポリシーを設定する必要があります。 |
ネットワーク トラフィックのタイプによっては、ポートの子ポリシーを設定できます。 たとえば、一般的なワイヤレス ネットワーク構成において、音声およびビデオ トラフィックに特定のプライオリティを割り当てることができます。 次に例を示します。
Policy-map port_child_policy Class voice-policy-name (match dscp ef) Priority level 1 Police (multicast-policer-name-voice) Multicast Policer Class video-policy-name (match dscp af41) Priority level 2 Police (multicast-policer-name-video) Multicast Policer Class non-client-nrt-class traffic(match non-client-nrt) Bandwidth remaining ratio (brr-value-nrt-q2) Class class-default (NRT Data) Bandwidth remaining ratio (brr-value-q3)
voice-policy-name:音声パケット トラフィック用のルールを指定するクラス名を参照します。 DSCP 値は 46(キーワード ef で表される)にマッピングされます。 音声トラフィックにはプライオリティ 1 が割り当てられます。
video-policy-name:ビデオ パケット トラフィック用のルールを指定するクラス名を参照します。 DSCP 値は 34(キーワード af41 で表される)にマッピングされます。
multicast-policer-name-voice:マルチキャスト音声トラフィックを設定する必要がある場合、音声クラス マップのポリシングを設定できます。
multicast-policer-name-video:マルチキャスト ビデオ トラフィックを設定する必要がある場合、ビデオ クラス マップのポリシングを設定できます。
無線ポリシーはシステム定義であり、ユーザは設定できません。 無線ワイヤレス ターゲットは、出力方向にだけ適用されます。
無線ポリシーは無線単位、アクセス ポイント単位で適用されます。 無線のレート制限は、AP 無線レートの実際の制限です。 この値は、アクセス ポイントでサポートされている無線の合計と同じです。
入力および出力方向で SSID BSSID(基本サービス セット ID)の QoS ポリシーを作成できます。 デフォルトでは、SSID ポリシーはありません。 SSID の名前に基づいて SSID ポリシーを設定できます。 ポリシーは、BSSID 単位で適用できます。
SSID で作成できるポリシーのタイプには、テーブル マップ(table-map)、シェープ レート、RT1(Real Time 1)および RT2(Real Time 2)ポリサーを使用したマーキングが含まれます。 トラフィックが入力の場合は、通常、SSID でマーキング ポリシーを設定します。 トラフィックがダウンストリームの場合は、マーキングおよびキューイングを設定できます。
ポートと SSID で設定されているポリシー間では、1 対 1 のマッピングが必要です。 たとえば、ポートでクラス音声とクラス ビデオを設定すると、SSID に同様のポリシーを設定できます。
SSID のプライオリティは、帯域幅余剰比率を設定して指定できます。 SSID ポリシーのキューイングは、ダウンストリーム方向で適用されます。
(注) |
クライアント ポリシーには、IPv4 フィルタと IPv6 フィルタの両方を設定できます。 |
クライアント ポリシーは次のように設定できます。
(注) |
ユニファイド ワイヤレス コントローラ手順を設定し、MQC QoS コマンドを使用して AAA を設定した場合は、MQC QoS コマンドによって設定されたポリシーが優先されます。 |
(注) |
WLAN にクライアント ポリシーを適用する場合は、クライアント ポリシーを変更する前に WLAN をディセーブルにします。 SSID ポリシーは、WLAN がイネーブルでも変更できます。 |
switchは、ワイヤレス ターゲットの階層型 QoS をサポートしています。 階層型 QoS ポリシーは、ポート、無線、SSID、およびクライアントに適用されます。 デバイスに設定された QoS ポリシー(マーキング、シェーピング、ポリシングを含む)は、複数のターゲットに適用できます。 ネットワークに非リアルタイム トラフィックが含まれている場合、非リアルタイム トラフィックは Approximate Fair Drop に従います。 階層は、デバイスに送信されるパケット上のさまざまな QoS ポリシーの適用プロセスに関係します。 親と子ポリシーの両方に対してポリシングを設定できます。
この図は、階層型ワイヤレス QoS で使用されるワイヤレス パケット フローおよびカプセル化を示します。 着信パケットは、switchに入ります。 switchはこの着信パケットをカプセル化し、802.11e および CAPWAP ヘッダーを追加します。
Approximate Fair Dropping(AFD)は、Cisco IOS の QoS インフラストラクチャが提供する機能です。 ワイヤレス ターゲットの場合、AFD は SSID(シェーピングによる)とクライアント(ポリシングによる)で設定できます。 AFD のシェーピング レートはダウンストリーム方向のみに適用されます。 ユニキャストのリアルタイム トラフィックは AFD ドロップの対象ではありません。
ネットワークは通常、ベスト エフォート型の配信方式で動作します。したがって、すべてのトラフィックに等しいプライオリティが与えられ、適度なタイミングで配信される可能性はどのトラフィックでも同等です。 輻輳が発生すると、すべてのトラフィックが等しくドロップされます。
QoS 機能を設定すると、特定のネットワーク トラフィックを選択し、相対的な重要性に応じてそのトラフィックに優先度を指定し、輻輳管理および輻輳回避技術を使用して、優先処理を実行できます。 ネットワークに QoS を実装すると、ネットワーク パフォーマンスがさらに予測しやすくなり、帯域幅をより効率的に利用できるようになります。
QoS は、インターネット技術特別調査委員会(IETF)の規格である Differentiated Services(Diff-Serv)アーキテクチャに基づいて実装されます。 このアーキテクチャでは、ネットワークに入るときに各パケットを分類することが規定されています。
この分類は IP パケット ヘッダーに格納され、推奨されない IP タイプ オブ サービス(ToS)フィールドの 6 ビットを使用して、分類( クラス)情報として伝達されます。 分類情報をレイヤ 2 フレームでも伝達できます。
レイヤ 2 の ISL(スイッチ間リンク)フレーム ヘッダーには、下位 3 ビットで IEEE 802.1p サービス クラス(CoS)値を伝達する 1 バイトのユーザ フィールドがあります。 レイヤ 2 ISL トランクとして設定されたポートでは、すべてのトラフィックが ISL フレームに収められます。
レイヤ 2 802.1Q フレーム ヘッダーには、2 バイトのタグ制御情報フィールドがあり、上位 3 ビット(ユーザ プライオリティ ビット)で CoS 値が伝達されます。 レイヤ 2 802.1Q トランクとして設定されたポートでは、ネイティブ Virtual LAN(VLAN)のトラフィックを除くすべてのトラフィックが 802.1Q フレームに収められます。
レイヤ 3 IP パケットは、IP precedence 値または Diffserv コード ポイント(DSCP)値のいずれかを伝送できます。 DSCP 値は IP precedence 値と下位互換性があるので、QoS ではどちらの値も使用できます。
インターネットにアクセスするすべてのスイッチおよびルータはクラス情報に基づいて、同じクラス情報が与えられているパケットは同じ扱いで転送を処理し、異なるクラス情報のパケットはそれぞれ異なる扱いをします。 パケットのクラス情報は、設定されているポリシー、パケットの詳細な検証、またはその両方に基づいて、エンド ホストが割り当てるか、または伝送中にスイッチまたはルータで割り当てることができます。 パケットの詳細な検証は、コア スイッチおよびルータの負荷が重くならないように、ネットワークのエッジ付近で行います。
パス上のスイッチおよびルータは、クラス情報を使用して、個々のトラフィック クラスに割り当てるリソースの量を制限できます。 Diff-Serv アーキテクチャでトラフィックを処理するときの、各デバイスの動作をホップ単位動作といいます。 パス上のすべてのデバイスに一貫性のあるホップ単位動作をさせることによって、エンドツーエンドの QoS ソリューションを構築できます。
ネットワーク上で QoS を実装する作業は、インターネットワーキング デバイスが提供する QoS 機能、ネットワークのトラフィック タイプおよびパターン、さらには着信および発信トラフィックに求める制御のきめ細かさによって、簡単にも複雑にもなります。
パケット分類は、特定の基準に基づいて定義したポリシーの複数のクラスの 1 つに属するものとしてパケットを識別するプロセスです。 モジュラ QoS CLI(MQC)は、ポリシークラス ベースの言語です。 ポリシー クラスの言語は、次の定義に使用されています。
ポリシーマップ テンプレートは、 スイッチの 1 つまたは複数のインターフェイスに関連付けられます。
パケット分類は、ポリシー マップで定義されたクラスの 1 つに属するものとしてパケットを識別するプロセスです。 分類プロセスは、処理されるパケットがクラス内の特定のフィルタに一致した場合に終了します。 これは、最初の一致による終了と呼ばれます。 つまり、ポリシー マップ内のクラスの順序に関係なく、パケットがポリシー内の複数のクラスに一致する場合、最初のクラスの一致後に分類プロセスが終了します。
パケットがポリシーのクラスと一致しない場合は、ポリシーのデフォルト クラスに分類されます。 すべてのポリシー マップには、システム定義のクラスのデフォルト クラスがあり、どのユーザ定義クラスにも一致しないパケットに一致します。
パケット分類は次のタイプに分類できます。
パケットの一部としてエンドツーエンドまたはホップ間で伝搬される情報に基づく分類には、一般的に次のものがあります。
これは最も一般的な導入シナリオです。 レイヤ 3 およびレイヤ 4 ヘッダーの多くのフィールドは、パケット分類に使用できます。
最もきめ細かいレベルでは、この分類方法はフロー全体を照合するために使用できます。 この導入タイプで、アクセス コントロール リスト(ACL)を使用できます。 ACL は、フローのさまざまなサブセット(送信元 IP アドレスのみ、宛先 IP アドレスのみ、または両方の組み合わせなど)に基づく照合に使用することもできます。
分類は、IP ヘッダーの precedence 値または DSCP 値に基づいて実行することもできます。 IP precedence フィールドは、特定のパケットを処理する必要がある相対プライオリティを示すために使用されます。 これは、IP ヘッダー内のタイプ オブ サービス(ToS)バイトの 3 ビットで構成されます。
(注) | IP precedence はワイヤレス QoS ではサポートされません。 |
IP precedence 値
IP precedence ビット
IP precedence の名前
0
000
ルーチン
1
001
プライオリティ
2
010
Immediate
3
011
Flash
4
100
フラッシュ オーバーライド
5
101
Critical
6
110
インターネットワーク制御
7
111
ネットワーク制御
(注) |
ネットワークのルーティング制御トラフィックすべては、IP precedence 値 6 をデフォルトで使用します。 また、IP precedence 値 7 は、ネットワーク制御トラフィック用に予約されています。 したがって、IP precedence 値 6 および 7 はユーザ トラフィック用に推奨されません。 |
DSCP フィールドは、IP ヘッダーの 6 ビットで構成され、インターネット技術特別調査委員会(IETF)の DiffServ ワーキング グルーにより標準化されています。 DSCP ビットが含まれた元の ToS バイトは、DSCP バイトの名前を変更しました。 DSCP フィールドは、IP precedence と同様に IP ヘッダーの一部です。 DSCP フィールドは、IP precedence フィールドのスーパー セットです。 したがって、DSCP フィールドは、IP precedence に関連して説明した内容と同様の方法で使用され、設定されます。
(注) |
DSCP フィールド定義は IP precedence 値と下位互換性があります。 |
レイヤ 2 ヘッダー情報に基づく分類は、さまざまな方法で実行できます。 最も一般的な方法は次のとおりです。
MAC アドレスベースの分類(アクセス グループの場合のみ):分類は送信元 MAC アドレス(入力方向のポリシー用)および宛先 MAC アドレス(出力方向のポリシー用)に基づいています。
サービス クラス:分類は、IEEE 802.1p 標準に基づくレイヤ 2 ヘッダーの 3 ビットに基づいて行われます。 これは通常、IP ヘッダーの ToS バイトにマッピングします。
VLAN ID:分類は、パケットの VLAN ID に基づいて行われます。
(注) |
レイヤ 2 ヘッダー内のこれらフィールドの一部は、ポリシーを使用して設定することもできます。 |
スイッチは分類がパケット ヘッダーまたはペイロードの情報に基づいていない場合に使用できる分類メカニズムを提供します。
複数の入力インターフェイスから出力インターフェイスの特定のクラスに送信されるトラフィックを集約する必要が生じる場合があります。 たとえば、複数のカスタマー エッジ ルータが、異なるインターフェイスの同じアクセス スイッチに接続される可能性があります。 サービス プロバイダーは、特定のレートでコアに送信されるすべての集約音声トラフィックをポリシングする場合があります。 ただし、異なるカスタマーからの音声トラフィックには、異なる ToS 設定がなされている可能性があります。 QoS グループベースの分類は、次のシナリオで役立つ機能です。
入力インターフェイスで設定されたポリシーは、QoS グループを特定の値に設定します。この値は出力インターフェイスでイネーブルになっているポリシーのパケットの分類に使用できます。
QoS グループは、スイッチ内部のパケット データ構造内のフィールドです。 QoS グループは、スイッチの内部ラベルであり、パケット ヘッダーの一部ではないことに注意してください。
スイッチでは、他のクラスに基づく分類を実行できます。 通常このアクションは、1 つのクラス マップに複数クラスの分類メカニズム(フィルタ)を組み合わせる場合に必要になります。
分類:パケットと QoS ラベルを関連付けて、パケットごとに異なるパスを分類します。 たとえば、 スイッチは、ある種類のトラフィックを別の種類のトラフィックと区別するためにパケット内の CoS または DSCP を QoS ラベルにマッピングします。 生成された QoS ラベルは、このパケットでこれ以降に実行されるすべての QoS アクションを識別します。
ポリシング:ポリシングでは、着信トラフィックのレートを設定済みポリサーと比較して、パケットが適合か不適合かを判別します。 ポリサーは、トラフィック フローで消費される帯域幅を制限します。 その判別結果がマーカーに渡されます。
マーキング:マーキングでは、パケットが不適合の場合の対処法に関して、ポリサーおよび設定情報を検討し、パケットの扱い(パケットを変更しないで通過させるか、パケットの QoS ラベルをマークダウンするか、またはパケットをドロップするか)を決定します。
(注) |
ワイヤレス入力ポートでのポリシー適用は、スイッチではサポートされていません。 |
ポリシング:ポリシングでは、着信トラフィックのレートを設定済みポリサーと比較して、パケットが適合か不適合かを判別します。 ポリサーは、トラフィック フローで消費される帯域幅を制限します。 その判別結果がマーカーに渡されます。
マーキング:マーキングでは、パケットが不適合の場合の対処法に関して、ポリサーおよび設定情報を検討し、パケットの扱い(パケットを変更しないで通過させるか、パケットの QoS ラベルをマークダウンするか、またはパケットをドロップするか)を決定します。
キューイング:キューイングでは、使用する出力キューを選択する前に、QoS パケット ラベルおよび対応する DSCP 値または CoS 値を評価します。 複数の入力ポートが 1 つの出力ポートに同時にデータを送信すると輻輳が発生することがあるため、重み付けテール ドロップ(WTD)によってトラフィック クラスを区別し、QoS ラベルに基づいてパケットに別々のしきい値を適用します。 しきい値を超過している場合、パケットはドロップされます。
分類とは、パケットのフィールドを検証して、トラフィックの種類を区別するプロセスです。 分類は、 スイッチで QoS がイネーブルの場合のみイネーブルになります。 デフォルトでは、QoS はスイッチでイネーブルにされています。
分類中に、スイッチは検索処理を実行し、パケットに QoS ラベルを割り当てます。 QoS ラベルは、パケットに対して実行するすべての QoS アクション、およびパケットの送信元キューを識別します。
IP 標準 ACL、IP 拡張 ACL、またはレイヤ 2 MAC ACL を使用すると、同じ特性を備えたパケット グループ(クラス)を定義できます。 また IPv6 ACL に基づいて IP トラフィックを分類することもできます。
QoS のコンテキストでは、アクセス コントロール エントリ(ACE)の許可および拒否アクションの意味が、セキュリティ ACL の場合とは異なります。
許可アクションとの一致が検出されないまま、すべての ACE の検証が終了した場合、そのパケットでは QoS 処理は実行されず、 スイッチによってベストエフォート型サービスが実行されます。
ポートに複数の ACL が設定されている場合に、許可アクションを含む最初の ACL とパケットの一致が見つかると、それ以降の検索処理は中止され、QoS 処理が開始されます。
(注) |
アクセス リストを作成するときは、アクセス リストの末尾に暗黙の拒否ステートメントがデフォルトで存在し、それ以前のステートメントで一致が見つからなかったすべてのパケットに適用されることに注意してください。 |
ACL でトラフィック クラスを定義した後で、そのトラフィック クラスにポリシーを結合できます。 ポリシーにはそれぞれにアクションを指定した複数のクラスを含めることができます。 ポリシーには、特定の集約としてクラスを分類する(DSCP を割り当てるなど)コマンドまたはクラスのレート制限を実施するコマンドを含めることができます。 このポリシーを特定のポートに結合すると、そのポートでポリシーが有効になります。
IP ACL を実装して IP トラフィックを分類する場合は、 access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。レイヤ 2 MAC ACL を実装して非 IP トラフィックを分類する場合は、 mac access-list extended グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
クラス マップは、特定のトラフィック フロー(またはクラス)に名前を付けて、他のすべてのトラフィックと区別するためのメカニズムです。 クラス マップでは、さらに細かく分類するために、特定のトラフィック フローと照合する条件を定義します。 この条件には、ACL で定義されたアクセス グループとの照合、または DSCP 値や IP precedence 値の特定のリストとの照合を含めることができます。 複数のトラフィック タイプを分類する場合は、別のクラス マップを作成し、異なる名前を使用できます。 パケットをクラス マップ条件と照合した後で、ポリシー マップを使用してさらに分類します。
クラス マップを作成するには、 class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは class ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。 多数のポート間でマップを共有する場合には、 class-map コマンドを使用する必要があります。 class-map コマンドを入力すると、 スイッチによってクラス マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。 このモードで、 match クラス マップ コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィックの一致条件を定義します。
class class-default ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドを使用して、デフォルト クラスを作成できます。 デフォルト クラスはシステム定義であり、設定することはできません。 分類されていないトラフィック(トラフィック クラスで指定された一致基準を満たさないトラフィック)は、デフォルト トラフィックとして処理されます。
ポリシー マップでは、作用対象のトラフィック クラスを指定します。 アクションには次が含まれます。
トラフィック クラスに特定の DSCP 値または IP precedence 値を設定する
トラフィック クラスに CoS 値を設定する
QoS グループを設定する
トラフィック クラスのワイヤレス LAN(WLAN)値を設定する
トラフィックがアウト オブ プロファイルになった場合の、トラフィックの帯域幅制限やアクションを指定する
ポリシー マップを効率的に機能させるには、ポートにポリシー マップを結合する必要があります。
ポリシー マップは、 policy-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して作成し、名前を付けます。 このコマンドを入力すると、 スイッチによってポリシーマップ コンフィギュレーション モードが開始されます。 このモードでは、 class、trust、または set ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドおよびポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のトラフィック クラスに対して実行するアクションを指定します。
ポリシー マップは、 police、および bandwidth ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して設定できます。これらのコマンドは、ポリサー、トラフィックの帯域幅制限、および制限を超過した場合のアクションを定義します。 またポリシー マップは、 priority ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンド(クラスの優先順位をスケジューリングする)、キューイング ポリシーマップ クラス コンフィギュレーションコマンド(queue-buffers および queue-limit)を使用してさらに設定できます。
ポリシー マップをイネーブルにするには、 service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポートにマップを結合します。
実行対象となるトラフィック クラスを指定する非階層型ポリシー マップを、物理ポート上に設定できます。 アクションには、トラフィック クラスでの特定の DSCP または IP precedence 値の設定、一致する各トラフィック クラス(ポリサー)に対するトラフィックの帯域幅限度の指定、トラフィックがアウト オブ プロファイル(マーキング)の場合の処理などが含まれます。
スイッチは、VLAN の QoS 機能をサポートします。これにより、ユーザは、着信フレームの VLAN 情報を使用して VLAN レベルで QoS 処理(分類と QoS アクション)を実行できます。 VLAN ベースの QoS では、サービス ポリシーが SVI インターフェイスに適用されます。 VLAN ポリシー マップに属するすべての物理インターフェイスは、ポートベースのポリシー マップの代わりに VLAN ベースのポリシー マップが表示されるようにプログラムする必要があります。
ポリシー マップは VLAN SVI に適用されますが、ポリシング(レート制限)アクションはポート単位でしか実行できません。 複数の物理ポートからのトラフィックの合計が認識されるようにポリサーを設定できません。 各ポートは、そのポートに着信するトラフィックを制御する別のポリサーを必要とします。
QoS ポリシーはポリサーを使用してクライアント トラフィックのレートを制限するように設定できます。 これには、リアルタイム トラフィックと非リアルタイム トラフィックの両方が含まれます。 非リアルタイム トラフィックは AFD ポリサーを使用してポリシングされます。 これらのポリサーは、1 レート 2 カラーのみ設定可能です。
(注) |
クライアント ポリシーには、音声およびビデオ レート制限が同時に適用されます。 |
アップストリーム レートおよびダウンストリームのレート制限は、SSID レベルのポリシングを使用して実行されます。 AFD はリアルタイム トラフィックをドロップできません。トラフィック キューでのみポリシングできます。 SSID レベルではリアルタイムのポリシングと AFD シェーピングが実行されます。 ポリサーは、1 レート 2 カラーのみ設定可能です。
無線にはデフォルトのシェーピング ポリシーがあります。 このシェーピング制限は、無線自体の物理的制限です。 show policy-map interface wireless radio コマンドを使用して、無線のポリシー マップを確認できます。
ポート レベルでマルチキャストのポリシング レートを設定できます。
パケットが分類され、DSCP ベース、CoS ベース、または QoS グループのラベルが割り当てられると、ポリシングおよびマーキング プロセスを開始できます。
ポリシングには、トラフィックの帯域幅限度を指定するポリサーの作成が伴います。 制限を超えるパケットは、「 アウト オブ プロファイル」または「 不適合」になります。 各ポリサーはパケットごとに、パケットが適合か不適合かを判別し、パケットに対するアクションを指定します。 これらのアクションはマーカーによって実行されます。パケットを変更しないで通過させるアクション、パケットをドロップするアクション、またはパケットに割り当てられた DSCP または CoS 値を変更(マークダウン)してパケットの通過を許可するアクションなどがあります。
パケットの混乱を避けるため、通常、適合トラフィックと不適合トラフィックは両方とも同じキューを通過します。
(注) |
すべてのトラフィックは、ブリッジングされるかルーティングされるかに関係なく、ポリサーの影響を受けます(ポリサーが設定されている場合)。 その結果、ブリッジングされたパケットは、ポリシングまたはマーキングが行われたときにドロップされたり、DSCP または CoS フィールドが変更されたりすることがあります。 |
物理ポートでのみポリシングを設定できます。
ポリシー マップおよびポリシング アクションを設定したあとで、 service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、入力ポートまたは SVI にポリシーを付加します。
ポリシングは、トークン バケット アルゴリズムを使用します。 各フレームが スイッチに着信すると、バケットにトークンが追加されます。 バケットにはホールがあり、平均トラフィック レートとして指定されたレート(ビット/秒)で送信されます。 バケットにトークンが追加されるたびに、スイッチはバケット内に十分なスペースがあるかを確認します。 十分なスペースがなければ、パケットは不適合とマーキングされ、指定されたポリサー アクション(ドロップまたはマークダウン)が実行されます。
バケットが満たされる速度は、バケット深度(burst-byte)、トークンが削除されるレート(rate-bps)、および平均レートを上回るバースト期間によって決まります。 バケットのサイズによってバースト長に上限が設定され、バックツーバックで送信できるフレーム数が制限されます。 バースト期間が短い場合、バケットはオーバーフローせず、トラフィック フローに何のアクションも実行されません。 ただし、バースト期間が長く、レートが高い場合、バケットはオーバーフローし、そのバーストのフレームに対してポリシング アクションが実行されます。
バケットの深さ(バケットがオーバーフローするまでの許容最大バースト)を設定するには、 police ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドの burst-byte オプション。 トークンがバケットから削除される速度(平均速度)を設定するには、 police ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドの rate オプション。
マーキングは、特定の情報をネットワークのダウンストリーム デバイスに伝送するか、 スイッチ内の 1 つのインターフェイスから別のインターフェイスに情報を伝送するために使用します。
マーキングは、パケット ヘッダーの特定のフィールド/ビットを設定するか、スイッチ内部のパケット構造内の特定のフィールドを設定するために使用できます。 さらに、マーキング機能はフィールド間のマッピングの定義に使用できます。 QoS では次のマーキング方法を使用できます。
パケット ヘッダー フィールドのマーキングは 2 種類の一般的なカテゴリに分類できます。
IP レベルのマーキング機能は、precedence を設定したり、IP ヘッダー内の DSCP を特定の値に設定したりして、ダウンストリーム デバイス(スイッチまたはルータ)で特定のホップごとの動作を実行するために使用されます。また、異なる入力インターフェイスからのトラフィックを、出力インターフェイス内の単一のクラスに集約するためにも使用できます。 この機能は現在、IPv4 および IPv6 ヘッダーでサポートされています。
レイヤ 2 ヘッダーのマーキングは、通常、ダウンストリーム デバイス(スイッチまたはルータ)のドロップ動作に影響を与えるために使用されます。 これは、レイヤ 2 ヘッダーの一致と並行して動作します。 ポリシー マップを使用して設定されるレイヤ 2 ヘッダーのビットはサービス クラスです。
この形式のマーキングには、パケット ヘッダーの一部ではないパケット データ構造内のフィールドのマーキングが含まれます。これにより、後でデータ パスでマーキングを使用できるようになります。 これはスイッチ間で伝搬されません。 QoS グループのマーキングはこのカテゴリに分類されます。 この形式のマーキングは、入力インターフェイスで有効になっているポリシーだけでサポートされます。 対応する照合機能を同じスイッチの出力インターフェイスでイネーブルにし、適切な QoS アクションを適用することができます。
テーブル マップ マーキングは変換表を使用したフィールド間のマッピングおよび変換を可能にします。 この変換表はテーブル マップと呼ばれます。
インターフェイスに接続されているテーブル マップに応じて、パケット内の CoS、DSCP、および UP 値(ワイヤレス パケットに固有の UP)が書き換えられます。 スイッチにより、入力のテーブル マップ ポリシーと出力のテーブル マップ ポリシーを設定できます。
(注) |
スイッチのスタックは、合計 14 のテーブル マップをサポートします。 各方向の有線ポート単位で 1 つのテーブル マップだけがサポートされます。 |
たとえば、テーブル マップは、レイヤ 2 CoS 設定をレイヤ 3 の precedence 値にマッピングするのに使用できます。 この機能により、マッピングを実行する方法を示す 1 つのテーブルに複数の set コマンドを組み合わせて使用することができます。 このテーブルは複数のポリシーで参照するか、または同じポリシー内で複数回参照することができます。
パケット マーキング タイプ「To」 |
パケット マーキング タイプ「From」 |
---|---|
Precedence |
CoS |
Precedence |
QoS グループ |
DSCP |
CoS |
DSCP |
QoS グループ |
CoS |
Precedence |
CoS |
DSCP |
QoS グループ |
Precedence |
QoS グループ |
DSCP |
テーブル マップ ベースのポリシーでは、次の機能がサポートされています。
変換:1 つの DSCP 値セットから別の DSCP 値セットにマッピングするテーブル マップを利用できます。また、このテーブル マップは出力ポートに付加できます。
書き換え:入力パケットは設定されたテーブル マップに基づいて書き換えられます。
マッピング:テーブル マップ ベースのポリシーは、set ポリシーの代わりに使用できます。
テーブル マップ マーキングには、次の手順が必要です。
テーブル マップの定義:table-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して値をマッピングします。 テーブルが使用されるクラスまたはポリシーは認識されません。 テーブル マップのデフォルトのコマンドは、「from」フィールドで一致がない場合に値が「to」フィールドにコピーされることを示すために使用されます。
ポリシー マップの定義:テーブル マップを使用するポリシー マップを定義します。
ポリシーをインターフェイスに関連付けます。
(注) |
入力ポートのテーブル マップ ポリシーによって、そのポートの信頼設定が qos-marking の「from」タイプに変更されます。 |
ネットワークで QoS をサポートするには、サービス プロバイダー ネットワークに入るトラフィックをネットワーク境界ルータでポリシングし、トラフィック レートがサービス範囲内に収まるようにする必要があります。 ネットワーク コアのプロビジョニングで処理できるように設定されているトラフィックよりも多くのトラフィックがネットワーク境界のいくつかのルータから送信開始されると、トラフィック負荷の増加によってネットワーク輻輳が発生します。 ネットワークのパフォーマンスが低下すると、すべてのネットワーク トラフィックで QoS を提供することが困難になります。
トラフィック ポリシング機能(ポリシング機能を使用)およびシェーピング機能(トラフィック シェーピング機能を使用)はトラフィック レートを管理しますが、トークンが不足した場合のトラフィックの処理方法が異なります。 トークンの概念は、トークン バケット方式、トラフィック測定機能に基づいています。
(注) |
ネットワーク トラフィックで QoS テストを実行すると、シェーパー データとポリシング データで異なる結果が生じることがあります。 シェーピングからのネットワーク トラフィック データの方が、より正確な結果が得られます。 |
ポリシング機能 |
シェーピング機能 |
---|---|
適合するトラフィックをライン レートで送信し、バーストを許可します。 |
トラフィックが固定レートでスムーズに送信されます。 |
トークンが不足すると、アクションがただちに実行されます。 |
トークンが不足すると、パケットをバッファし、後でトークンが使用可能になった時点で送信します。 シェーピングを使用するクラスにはキューが関連付けられており、このキューを使用してパケットがバッファされます。 |
ポリシングは、ビット/秒、パケット/秒、およびセル/秒など複数の単位で設定できます。 |
シェーピングの設定単位はビット/秒だけです。 |
ポリシングには、イベントに複数の可能なアクションが関連付けられています。このようなアクションの例としては、イベント、マーキング、ドロッピングなどがあります。 |
シェーピングはプロファイルを満たさないパケットをマークできません。 |
入出力両方のトラフィックで機能します。 |
出力トラフィックに対してのみ実装されます。 |
ウィンドウ サイズを小さくしたためにパケット ドロップが発生すると、伝送制御プロトコル(TCP)は、回線速度でラインを検出しますが、設定されたレートに適合します。 |
TCP は低速回線があることを検出し、再送信タイマーを適切に調整できます。 これにより、再送信の範囲が狭くなり、TCP に負担をかけません。 |
QoS ポリシング機能は、トラフィック クラスに最大レートを強制するために使用されます。 QoS ポリシング機能は、プライオリティ機能と合わせて、プライオリティ トラフィックを制限するためにも使用できます。 レートを超過した場合は、イベント発生直後に特定のアクションが実行されます。 レート(認定情報レート [CIR] および最大情報レート [PIR])とバースト パラメータ(適合バースト サイズ [ Bc ] および拡張バースト サイズ [Be])は、すべてバイト/秒で設定されます。
QoS では次のポリシング形式またはポリサーがサポートされます。
(注) |
シングルレート 3 カラー ポリシングはサポートされません。 |
シングルレート 2 カラー ポリサーは、CIR と Bc だけを設定するモードです。
Bc は任意のパラメータであり、これが指定されていない場合、デフォルトで計算されます。 このモードでは、着信パケットに十分なトークンがある場合、パケットは適合すると見なされます。 パケットの到着時に、十分なトークンが Bc の範囲内で使用できない場合、パケットは設定レートを超えたと見なされます。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
デュアル レート ポリサーでは、 スイッチはカラー ブラインド モードのみをサポートします。 このモードでは、認定情報レート(CIR)および最大情報レート(PIR)を設定します。 名前からわかるように、この場合、最大レート用に 1 つ、認定レート用に 1 つの、合わせて 2 つのトークン バケットがあります。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
カラー ブラインド モードでは、最大レートのバケットの着信パケットが最初にチェックされます。 十分な数のトークンがない場合、パケットはレートに違反していると見なされます。 十分な数のトークンがある場合、次に適合レートのバケットのトークンをチェックして、十分な数のトークンがあるかどうかを判別します。 最大レートのバケットにあるトークンは、パケットのサイズによって減少します。 十分な数のトークンがない場合、パケットが設定されているレートを超過していると見なされます。 十分な数のトークンがある場合、パケットは適合すると見なされ、両方のバケットのトークンは、パケットのサイズによって減少します。
トークン補充レートは着信パケットによって異なります。 あるパケットが時間 T1 に着信し、次のパケットが時間 T2 に着信したとします。 T1 と T2 間の時間間隔は、トークン バケットに追加される必要があるトークンの数を決定します。 これは次のように計算されます。
パケットの時間間隔(T2-T1) * CIR)/8 バイト
シェーピングは、ダウンストリーム スイッチおよびルータで輻輳が発生しないようにトラフィック レートを調整しながら、トラフィックの最大レートを強制するプロセスのことです。 最も一般的な形式のシェーピングは、物理または論理インターフェイスから送信されるトラフィックを制限するために使用されます。
シェーピングにはバッファが関連付けられており、十分なトークンがないパケットがすぐにドロップされずにバッファされます。 シェーピングされるトラフィックのサブセットで使用可能なバッファ数は制限され、さまざまな要因に基づいて計算されます。 使用可能なバッファの数は、特定の QoS コマンドを使用して調整できます。 パケットはドロップされずに、バッファが使用可能になった時点でバッファされます。
スイッチは、クラスベースのトラフィック シェーピングを使用します。 このシェーピング機能は、インターフェイスに関連付けられたポリシーのクラスでイネーブルになります。 シェーピングが設定されたクラスには、トークンがないパケットを保持する複数のバッファが割り当てられます。 バッファされたパケットは FIFO を使用してクラスから送信されます。 最も一般的な形式の使用では、クラスベースのシェーピングを使用して、全体として物理インターフェイスまたは論理インターフェイスの最大レートを強制します。 クラスでは次のシェーピング形式がサポートされます。
シェーピングは、トークン バケットを使用して実行されます。 CIR、Bc、Be の値は、パケットが送信されるレートと、トークンが補充されるレートを決定します。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
平均レート シェーピングを設定するには、shape average ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。
このコマンドは、特定のクラスの最大帯域幅を設定します。 キューの帯域幅は、ポートでさらに使用できる帯域幅があってもこの値に制限されます。 スイッチでは、割合またはターゲット ビット レート値でシェーピング平均を設定できます。
シェーピングは、階層内の複数のレベルで設定することもできます。 これは、シェーピングを設定した親ポリシーを作成して、追加のシェーピングを設定した子ポリシーを親ポリシーに付加することで実現できます。
次の 2 つの階層型シェーピングがサポートされています。
ポート シェーパーでは、クラス デフォルトが使用され、親で実行できるアクションはシェーピングだけです。 キュー アクションはポート シェーパーがある子で実行されます。 ユーザ設定のシェーピングを使用すると、子のキューイング アクションを設定することはできません。
スイッチは、トラフィックの輻輳を防止するためにキューイングおよびスケジューリングを使用します。 スイッチは、次のキューイングおよびスケジューリング機能をサポートします。
bandwidth percent ポリシーマップ クラス コマンドを使用して、特定のクラスに最小帯域幅を割り当てることができます。 合計が 100 % を超えることはできず、合計が 100 % 未満である場合は、残りの帯域幅がすべての帯域幅キューで均等に分割されます。
(注) |
キューは、他のキューが全体のポート帯域幅を使用しない場合は、帯域幅をオーバーサブスクライブすることができます。 |
ポリシー マップで帯域幅タイプを混在させることはできません。 たとえば、1 つのポリシー マップで帯域幅の割合と kbps の両方を使用して、帯域幅を設定することはできません。
bandwidth remaining ratio ポリシーマップ クラス コマンドを使用して、指定されたキューでの未使用帯域幅の共有率を作成します。 未使用帯域幅は、これら指定されたキューにより、設定で指定されている比率で使用されます。 このコマンドは、priority コマンドがポリシー内の特定のキューでも使用される場合に使用します。
比率を割り当てる場合には、これらの比率に従って、キューに特定の重みが割り当てられます。
比率は 0 ~ 100 の範囲で指定できます。 たとえば、1 つのクラスの帯域幅余剰比率を 2 に設定し、別のクラスで帯域幅余剰比率 4 のキューを設定できます。 帯域幅余剰比率 4 は、帯域幅余剰比率 2 の 2 倍の回数スケジュールされます。
ポリシーの全帯域幅の比率の割り当ては 100 を超えることができます。 たとえば、1 つのキューの帯域幅余剰比率を 50 に設定し、別のキューに帯域幅余剰比率 100 を設定できます。
スイッチの出力キューは、重み付けテール ドロップ(WTD)と呼ばれるテール ドロップ輻輳回避メカニズムの拡張バージョンを使用します。 WTD はキュー長を管理したり、トラフィック分類ごとにドロップ優先順位を設定したりするために実装されています。
フレームが特定のキューにキューイングされると、WTD はフレームに割り当てられた QoS ラベルを使用して、それぞれ異なるしきい値を適用します。 この QoS ラベルのしきい値を超えると(宛先キューの空きスペースがフレーム サイズより小さくなると)、スイッチがフレームをドロップします。
各キューには 3 種類の設定可能なしきい値があります。 QoS ラベルは、3 つのしきい値のうちのどれがフレームの影響を受けるかを決定します。
例では、CoS 値 6 は他の CoS 値よりも重要度が高く、100 %のドロップしきい値(キューフル ステート)に割り当てられます。 CoS 値 4 は 60 % しきい値に、CoS 値 3 は 40 % しきい値に割り当てられます。 これらのしきい値はすべて、queue-limit cos コマンドを使用して割り当てます。
600 のフレームが格納されているキューに、新しいフレームが着信したとします。 これは CoS 値 4 を使用し、60 % のしきい値が適用されます。 このフレームがキューに追加されると、しきい値を超過するため、スイッチがフレームをドロップします。
次に、重み付けテール ドロップ(WTD)のデフォルト値と、WTD しきい値を設定するためのルールを示します。
各ポートは 8 つの出力キューをサポートし、そのうち 2 つにプライオリティを設定できます。
priority level ポリシー クラスマップ コマンドを使用して、2 つのクラスのプライオリティを設定します。 1 つのクラスにプライオリティ キュー レベル 1 を設定し、別のクラスにプライオリティ キュー レベル 2 を設定する必要があります。 これら 2 つのキューのパケットは、他のキューと比較して、低遅延になります。
(注) |
プライオリティは 1 つのレベルでのみ設定できます。 1 つのポリシーマップで使用できる完全プライオリティまたはレベル付きプライオリティは 1 つだけです。 kbps または割合のない同じプライオリティ レベルが設定された複数のプライオリティは、ポリシングですべてが設定された場合にのみ使用できます。 |
スイッチの各 1 ギガビット ポートには、ワイヤレス ポート用の 168 バッファと有線ポート用の 300 バッファが割り当てられます。 各 10 ギガビット ポートには、1800 バッファが割り当てられます。 ブート時に有線ポートでイネーブルになっているポリシー マップがない場合、デフォルトで作成される 2 つのキューがあります。 有線ポートには、MQC ベースのポリシーを使用して最大 8 つのキューを設定できます。 次の表に、どのパケットがどのキューに入っているかを示します。
DSCP、Precedence、CoS |
キュー |
しきい値 |
---|---|---|
制御パケット |
0 |
2 |
他のパケット |
1 |
2 |
(注) |
バッファのアベイラビリティを保証し、ドロップしきい値を設定し、キューの最大メモリ割り当てを設定できます。 キュー バッファを設定するには、queue-buffers ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。 最大しきい値を設定するには、queue-limit ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。 |
バッファ割り当ては 2 種類あります。キューに明示的に予約される厳格なバッファと、特定のポートで未使用時に他のポートで利用可能な柔軟なバッファです。
ワイヤレス ポートのデフォルトでは、キュー 0 には、厳格なバッファとしてインターフェイスで利用可能なバッファの 40 % が割り当てられます。つまり、1 ギガビット ポートにおいては、キュー 0 に対して 67 バッファが割り当てられます。 このキューの柔軟な最大値は 1 ギガビット ポートに 268 (67 * 400/100 で計算)と設定されます。ここで、400 はキューに設定されたデフォルトの最大しきい値です。
有線ポートのデフォルトでは、キュー 0 には、厳格なバッファとしてインターフェイスで利用可能なバッファの 40 % が割り当てられます。つまり、1 ギガビット ポートにおいては、キュー 0 に対して 120 バッファが割り当てられ、10 ギガビット ポートにおいては、720 バッファが割り当てられます。 このキューの柔軟な最大値は 1 ギガビット ポートで 480(120 * 400/100 で計算)と設定され、10 ギガビット ポートで 2880 と設定されます。ここで、400 はキューに設定された最大しきい値です。
キュー 1 に割り当てられた厳格なバッファはありません。 デフォルトの柔軟なバッファ制限は 400(最大しきい値)に設定されます。 しきい値によって、共通プールから借用できる柔軟なバッファの最大数が決まります。
キューに対するバッファ割り当ては、queue-buffers ratio ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して調整できます。
従来、予約バッファは各キューに静的に割り当てられていました。 キューがアクティブかどうかにかかわらず、バッファはキューに保持されます。 さらに、キューの数が増えるに従って、各キューに割り当てられた予約バッファの部分が徐々に短くなることがあります。 最終的に、すべてのキューのジャンボ フレームをサポートするのに十分な予約バッファがなくなる可能性があります。
スイッチは、バッファ リソースを公平かつ効率的に割り当てる機能として、ダイナミックなしきい値および拡張(DTS)をサポートしています。 輻輳が発生すると、この DTS 機能はグローバル/ポート リソースの占有に基づいて、着信データにバッファを柔軟に割り当てます。 概念上、DTS は、リソースを他のキューが使用できるように、キュー バッファの割り当てを徐々に縮小します。逆も同様です。 この柔軟な方法によって、バッファをより効率的かつ公平に利用できるようになります。
前の項で説明したように、キューには厳格な制限と柔軟な制限の 2 つの制限が設定されています。
厳格な制限は DTS の一部ではありません。 これらのバッファはそのキューにだけ使用できます。 厳格な制限の合計は、グローバルに設定された厳格な最大制限未満である必要があります。 出力キューイング用に設定されたグローバルな厳格な制限は、現在 5705 に設定されています。 MQC ポリシーが設定されていないデフォルトのシナリオでは、24 の 1 ギガビット ポートが 24 * 67 = 1608 を使用し、4 つの 10 ギガビット ポートが 4 * 720 = 2880 を使用し、合計 4488 のバッファを使用して、設定に基づいてより厳格なバッファを割り当てることができます。
柔軟なバッファ制限は DTS プロセスに参加します。 さらに、柔軟なバッファ割り当ての一部は、グローバルな柔軟な制限の割り当てを超えることができます。 出力キューイング用のグローバルな柔軟な制限は、現在 7607 に設定されています。 厳格な制限と柔軟な制限の合計は 13312 になり、3.4 MB に変換されます。 柔軟なバッファ割り当ての合計がグローバルな制限を超える場合があるため、システムの負荷が軽ければ、特定のキューで多数のバッファを使用できるようになります。 DTS プロセスはシステムの負荷が増大するにしたがって、キュー単位の割り当てを動的に調整します。
ワイヤレス コンポーネントでのキューイングはポート ポリシーに基づいて実行され、ダウンストリーム方向にだけ適用されます。 ワイヤレス モジュールは次の 4 種類のキューをサポートします。
音声:これは完全プライオリティ キューです。 Q0 に代表されるこのキューは、制御トラフィックとマルチキャストまたはユニキャスト音声トラフィックを処理します。 すべての制御トラフィック(CAPWAP パケットなど)は、音声キューを介して処理されます。 QoS モジュールは、制御パケットおよび音声パケットを処理して、制御パケットが他の非制御パケットよりもプライオリティが高くなるように、音声キュー内の別のしきい値を使用します。
ビデオ:これは完全プライオリティ キューです。 Q1 に代表されるこのキューは、マルチキャストまたはユニキャスト ビデオ トラフィックを処理します。
データ NRT:Q2 に代表されるこのキューは、すべての非リアルタイム ユニキャスト トラフィックを処理します。
マルチキャスト NRT:Q3 に代表されるこのキューは、マルチキャスト NRT トラフィックを処理します。 Q0、Q1、または Q2 のトラフィックに一致しないトラフィックは、Q3 を通じて処理されます。
(注) |
デフォルトでは、キュー Q0 および Q1 はイネーブルになっていません。 |
(注) |
キュー Q2 および Q3 のトラフィックには、重み付けラウンド ロビン ポリシーが適用されます。 |
アップストリーム方向では 1 つのキューだけを使用できます。 ポートおよび無線ポリシーは、ダウンストリーム方向にだけ適用できます。
(注) |
有線ポートでは 8 つのキューがサポートされます。 |
スイッチ(IP 電話、ラップトップ、カメラ、テレプレゼンス ユニット、または他のデバイスなどのエンドポイント)に接続された有線またはワイヤレス ポートでは、それらのエンドポイントからの DSCP 値、precedence 値、または CoS 値がスイッチによって信頼され、明示的なポリシー設定がない場合に保持されます。
この信頼動作は、アップストリーム QoS とダウンストリーム QoS の両方に適用できます。
パケットはデフォルトの初期設定ごとに適切なキューに入れられます。 デフォルトでは、スイッチでの優先キューイングは実行されません。 これは、ユニキャストおよびマルチキャスト パケットに当てはまります。
着信パケット |
発信パケット |
信頼動作 |
キューイング動作 |
---|---|---|---|
レイヤ 3 |
レイヤ 3 |
DSCP/Precedence の保持 |
DSCP に基づく |
レイヤ 2 |
レイヤ 2 |
N/A |
CoS に基づく |
タグ付き |
タグ付き |
DSCP および CoS の保持 |
DSCP に基づく(信頼 DSCP が優先) |
レイヤ 3 |
タグ付き |
DSCP の保持、すなわち CoS が 0 に設定される |
DSCP に基づく |
Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしていました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ダウンストリーム方向では、アクセス ポイントは、キューイング用に音声、ビデオ、ベスト エフォート、およびバックグラウンドのキューを保持していました。 アクセスは 11e タグ情報に基づいてキューイング戦略を選択していました。 デフォルトでは、アクセス ポイントはすべてのワイヤレス パケットをベスト エフォートとして処理していました。
ワイヤレス ポートでのデフォルトの信頼動作は、qos wireless default untrust コマンドを使用して変更できました。
(注) |
Cisco IOS XE 3.2 SE リリースからそれ以降のリリースにアップグレードしても、ワイヤレス トラフィックのデフォルトの動作は非信頼のままです。 この場合、no qos wireless-default untrust コマンドを使用して、ワイヤレス トラフィックの信頼動作をイネーブルに設定できます。 ただし、switchで Cisco IOS XE 3.3 SE 以降のリリースをインストールすると、ワイヤレス トラフィックのデフォルトの QoS 動作は信頼になります。 Cisco IOS XE 3.3 SE リリース以降の新規インストール(アップグレードは不可)では、ワイヤレス トラフィックの出力および入力方向の両方でパケット マーキングが保持されます。 |
一般的なネットワークでは、 スイッチ ポートに Cisco IP Phone を接続し、電話の背後からデータ パケットを生成するデバイスをカスケードします。 Cisco IP Phone では、音声パケット CoS レベルをハイ プライオリティ(CoS = 5)にマーキングし、データ パケットをロー プライオリティ(CoS = 0)にマーキングすることで、共有データ リンクを通して音声品質を保証しています。 電話からスイッチに送信されたトラフィックは通常 802.1Q ヘッダーを使用するタグでマーキングされています。 ヘッダーには VLAN 情報およびパケットのプライオリティになる CoS の 3 ビット フィールドが含まれています。
ほとんどの Cisco IP Phone 設定では、電話からスイッチに送信されるトラフィックは、音声トラフィックがネットワーク内の他のタイプのトラフィックに対して適切にプライオリティ付けがされていることを保証するように信頼されています。 trust device インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートで受信されたトラフィックを信頼するように、電話が接続されているスイッチ ポートを設定します。
(注) |
trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、switchのスタンドアロン コマンドとしてではなく、自動 QoS 設定でのみサポートされます。 trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを自動 QoS 設定で使用するときに、接続されているピア デバイスが対応デバイス(信頼ポリシーに一致するデバイスとして定義されているデバイス)ではない場合、CoS 値と DSCP 値の両方が「0」に設定され、すべての入力ポリシーが有効になりません。 |
信頼設定により、ユーザが電話をバイパスして PC を直接スイッチに接続する場合に、ハイプライオリティ キューの誤使用を避けるのにも信頼境界機能を使用できます。 信頼境界機能を使用しないと、(信頼済みの CoS 設定により)PC が生成した CoS ラベルがスイッチで信頼されてしまいます。 それに対して、信頼境界機能は CDP を使用してスイッチ ポートにある Cisco IP Phone(Cisco IP Phone 7910、7935、7940、7960 など)の存在を検出します。 電話が検出されない場合、信頼境界機能がハイプライオリティ キューの誤使用を避けるためにスイッチ ポートの信頼設定をディセーブルにします。 信頼境界機能は、PC および Cisco IP Phone がスイッチに接続されているハブに接続されている場合は機能しないことに注意してください。
(注) |
クライアントのポリシーは、モビリティ グループ内のすべてのswitchesで使用できる必要があります。 クライアントに一貫した操作ができるように、同じ SSID およびポート ポリシーをモビリティ グループのすべてのswitchesに適用する必要があります。 |
クライアントが 1 つの場所から別の場所にローミングすると、同じswitch(固定switch)または他のswitch(外部switch)に関連付けられたアクセス ポイントに関連付けることができます。 switch間ローミングは、クライアントのローミング前に同じデバイスに関連付けられていなかったアクセス ポイントに、クライアントが関連付けられるシナリオを示しています。 ホスト デバイスは、クライアントが最初に固定されていたデバイスの外部になります。
switch間ローミングの場合、クライアントの QoS ポリシーは、常に外部コントローラで実行されます。 クライアントが固定switchから外部switchにローミングされると、QoS ポリシーは固定switchでアンインストールされ、外部switchにインストールされます。 モビリティのハンドオフ メッセージでは、固定デバイスが 外部switchにポリシーの名前を渡します。 外部switchには、QoS ポリシーが正しく適用できるように同じ名前のポリシーが必要です。
(注) |
外部デバイスがユーザ定義の物理ポート ポリシーを使用して設定されていない場合、デフォルト ポート ポリシーは RT1 キューを通過する制御トラフィックを除き、NRT キューを介してルーティングされるすべてのトラフィックに適用されます。 ネットワーク管理者は、固定および未知のデバイスで同じ物理ポートのポリシーを対称的に設定する必要があります。 |
switch内ローミングでは、クライアントのローミング前に同じswitchに関連付けられていたアクセス ポイントに、クライアントが関連付けられます。ただしこのデバイスとの関連付けは、別のアクセス ポイントを通じて行われます。
(注) |
switch内ローミングの場合、QoS ポリシーはそのまま残ります。 |
ワイヤレス QoS はユニファイド ワイヤレス コントローラ プラットフォームによって提供される貴金属ポリシーと下位互換性があります。 貴金属ポリシーは、コントローラで使用可能なシステム定義のポリシーです。
次のポリシーを使用できます。
これらのポリシー(別名プロファイル)は、トラフィックに基づいて WLAN に適用できます。 Cisco IOS MQC 設定を使用した設定を推奨します。 ポリシーは、必要な貴金属ポリシーに基づくシステムで利用可能です。 SSID の入力および出力ポリシーに対してのみ貴金属ポリシーを設定できます。
(注) |
Cisco Unified Wireless Controller に適用できる貴金属ポリシーと異なり、属性 rt-average-rate、nrt-average-rate、および最大レートは、このswitch プラットフォームに設定された貴金属ポリシーには適用できません。 |
スイッチの各有線インターフェイスでは、デフォルトで 2 つのキューが設定されます。 すべての制御トラフィックはキュー 0 を通過し、処理されます。 その他すべてのトラフィックはキュー 1 を通過し、処理されます。
スイッチ ポートでは、有線またはワイヤレスの物理ポートは区別されません。 ポリシーは、スイッチに関連付けられたデバイスの種類に応じて適用されます。 たとえば、アクセス ポイントがスイッチ ポートに接続されている場合、スイッチはアクセス ポイントをワイヤレス デバイスとして検出し、親子ポリシー形式のデフォルトの階層型ポリシーを適用します。 このポリシーは、階層型ポリシーです。 親ポリシーは変更できませんが、子ポリシー(port-child ポリシー)は、QoS 設定に合わせて変更できます。 スイッチは、デフォルトのクラス マップとポリシー マップで事前に設定されます。
ターゲットは、ポリシーが適用されるエンティティです。 有線またはワイヤレス ターゲットにポリシーを適用できます。 有線ターゲットには、ポートまたは VLAN を指定できます。 ワイヤレス ターゲットには、ポート、無線、SSID、またはクライアントを設定できます。 ユーザは、ポート、SSID、およびクライアント ポリシーだけを設定できます。 ユーザは、無線ポリシングを設定できません。 ポート、無線、SSID、クライアントの QoS ポリシーはダウンストリーム方向に適用されます。アップストリーム方向では、SSID およびクライアント ターゲットだけがサポートされます。 ダウンストリームは、トラフィックがswitchからワイヤレス クライアントに流れていることを示します。 アップストリームは、トラフィックがワイヤレス クライアントからswitchに流れていることを示します。
次に、QoS 機能を有線ターゲットのswitchに適用する場合の制限事項を示します。
有線ターゲットのswitch ポートでは、最大 8 つのキューイング クラスがサポートされます。
有線ターゲットの有線ポートでは、ポリシーごとに最大 63 のポリサーがサポートされます。
QoS 階層でサポートされるのは最大 2 レベルです。
階層型ポリシーでは、子ポリシーの親およびキュー機能のポリシーにポート シェーパーがある場合を除き、親子間のオーバーラップは許可されていません。
QoS ポリシーは、EtherChannel インターフェイスに付加できません。
親と子の両方のポリシングは、QoS 階層ではサポートされていません。
親と子の両方のマーキングは、QoS 階層ではサポートされていません。
同じポリシーでのキュー制限とキュー バッファの混在はサポートされません。
(注) |
キュー制限の割合は、queue-buffer コマンドがこの機能を処理するため、switchではサポートされていません。 キュー制限は、DSCP および CoS 拡張でのみサポートされます。 |
すべての有線キューイングベース ポリシーの分類シーケンスはすべての有線アップストリーム ポート(10 ギガビット イーサネット)で同じであり、すべてのダウンストリーム有線ポート(1 ギガビット イーサネット)で同じです。
空のクラスはサポートされません。
空のアクションによるクラス マップはサポートされません。
有線ターゲットの有線ポートでは、ポリシーごとに最大 256 のクラスがサポートされます。
ポリシー マップ内のポリサーのアクションには、次の制限事項があります。
分類カウンタには次の制限事項があります。
テーブル マップには次の制限事項があります。
階層型ポリシーは次の機能で必要になります。
有線ターゲットを含むポートでは、次の階層型ポリシーだけがサポートされています。
trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、switchのスタンドアロン コマンドとしてではなく、自動 QoS 設定でのみサポートされます。 trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを自動 QoS 設定で使用するときに、接続されているピア デバイスが対応デバイス(信頼ポリシーに一致するデバイスとして定義されているデバイス)ではない場合、CoS 値と DSCP 値の両方が「0」に設定され、すべての入力ポリシーが有効になりません。
次に、VLAN の QoS 機能を有線ターゲットに適用する場合の制限事項を示します。
次に、EtherChannel とチャネル メンバー インターフェイスで QoS 機能を適用するための制限事項と考慮事項を示します。
QoS は、EtherChannel インターフェイスではサポートされません。
チャネル メンバーへサービス ポリシーを付加すると、EtherChannel 内のすべてのポートに同じポリシーが接続されていることを確認するようユーザに知らせる、次の警告メッセージが表示されます。「Warning: add service policy will cause inconsistency with port xxx in ether channel xxx. 」
自動 QoS は EtherChannel メンバーではサポートされません。
(注) |
EtherChannel へサービス ポリシーを付加すると、次のメッセージがコンソールに表示されます。「Warning: add service policy will cause inconsistency with port xxx in ether channel xxx. 」 この警告メッセージは予期されるメッセージです。 この警告メッセージは、同じ EtherChannel 内の他のポートに同じポリシーを付加するように促すものです。 同じメッセージがブートアップ中にも表示されます。 このメッセージは、EtherChannel メンバー ポート間に不一致があることを意味するものではありません。 |
ターゲットは、ポリシーが適用されるエンティティです。 有線またはワイヤレス ターゲットにポリシーを適用できます。 有線ターゲットには、ポートまたは VLAN を指定できます。 ワイヤレス ターゲットには、ポート、無線、SSID、またはクライアントを設定できます。 ユーザは、ポート、SSID、およびクライアント ポリシーだけを設定できます。 ユーザは、無線ポリシングを設定できません。 ポート、無線、SSID、クライアントの QoS ポリシーはダウンストリーム方向に適用されます。アップストリーム方向では、SSID およびクライアント ターゲットだけがサポートされます。 ダウンストリームは、トラフィックがswitchからワイヤレス クライアントに流れていることを示します。 アップストリームは、トラフィックがワイヤレス クライアントからswitchに流れていることを示します。
ポート、SSID、および(AAA および Cisco IOS コマンドライン インターフェイスを使用する)クライアント ポリシーのみがユーザ設定可能です。 無線ポリシーはワイヤレス制御モジュールで設定されるため、ユーザ設定できません。
ポートおよび無線ポリシーは、出力方向にのみ適用できます。
SSID およびクライアント ターゲットには、マーキングおよびポリシング ポリシーのみを設定できます。
方向単位ターゲットあたり 1 つのポリシーがサポートされています。
ワイヤレス ポート ターゲットに QoS 機能を適用する場合には、次の制約事項があります。
すべてのワイヤレス ポートには、1 つのクラス デフォルトとその下に 1 つのアクション シェーピングを持つ同様の親ポリシーが設定されています。 シェーピング レートは 802.11a/b/g/ac バンドに依存します。
port_chlid_policy を変更することにより、子ポリシーで最大 4 個のクラスを作成できます。
ポート レベルの port_child_policy に 4 つのクラスがある場合、1 つは non-client-nrt クラス、もう 1 つは class-default である必要があります。
2 つのクラスに同じプライオリティ レベルを設定することはできません。 プライオリティ レベル 1(音声トラフィックと制御トラフィック用)および 2(ビデオ用)のみがサポートされます。
マルチキャスト NRT クラス(non-client-nrt クラス)と class-default では、プライオリティはサポートされません。
4 つのクラスが設定されている場合、いずれか 2 つがプライオリティ クラスでなければなりません。 3 つのクラスのみが設定されている場合、少なくとも 1 つがプライオリティ クラスでなければなりません。 3 つのクラスが設定されていて、non-client-nrt クラスがない場合、両方のプライオリティ レベルが必要です。
一致する DSCP のみサポートされます。
ワイヤレス制御モジュールによって適用されるポート ポリシーは、CLI を使用して削除することはできません。
同じクラスのプライオリティ レートとポリシング CIR(MQC を使用)はサポートされていません。
キュー制限(重み付けテール ドロップを設定するために使用)はサポートされていません。
入力ポリシーでは 1 つのテーブル マップがサポートされます。
テーブル マップは、親 class-default でのみサポートされます。 最大 2 つのテーブル マップが出力方向でサポートされ、QoS グループが関係する場合、3 つのテーブル マップを設定できます。
(注) |
テーブル マップは、クライアント ターゲットではサポートされません。 |
ワイヤレス ポートのデフォルト ポリシーにキューが 2 つ(マルチキャスト NRT 用に 1 つ、class-default 用に 1 つ)しかない場合、SSID レベルのポリシーは出力方向の音声およびビデオ クラスを設定できません。
プライオリティのないポリシングは出力方向でサポートされません。
SSID レベルのプライオリティ設定は、RT1 および RT2 ポリサー(ポリサー用 AFD)を設定する目的でのみ使用されます。 プライオリティの設定にシェーピング レートは含まれません。 そのため、プライオリティはポリシングのない SSID ポリシーに対して制限されます。
DSCP2DSCP および COS2COS テーブルでのマッピングは、ポート レベル ポリシーの音声およびビデオ クラスの分類機能に基づいている必要があります。
子ポリシーの class-default ではアクションは許可されません。
入力方向のフラット ポリシー(非階層型)では、ポリシー設定はセット(テーブル マップ)、ポリシング、またはその両方である必要があります。
デフォルトのクライアント ポリシーは、ACM イネーブルの WMM クライアント上でのみイネーブルにされます。
キューイングはサポートされていません。
イネーブル状態の WLAN では、クライアント ポリシーの付加、削除また変更はサポートされません。 ポリシーを適用、削除、変更するには、WLAN をシャットダウンする必要があります。
テーブル マップ設定は、ターゲット クライアントでサポートされていません。
class-default で一緒に設定されたポリシングとセットは、出力方向でブロックされます。
policy-map foo class class-default police X set dscp Y
親ポリシーが他のユーザ定義クラス マップを含む場合、子ポリシーは class-default でサポートされません。
フラットな出力クライアント ポリシーでは、class-default 内のポリシングおよび他のクラス内のマーキング アクションはサポートされません。
一致基準が含まれるトラフィック クラスを作成するには、class-map コマンドを使用してトラフィック クラス名を指定し、必要に応じて、次の match コマンドをクラスマップ コンフィギュレーション モードで使用します。
この設定作業で指定するすべての match コマンドの使用は任意ですが、1 つのクラスに少なくとも 1 つの一致基準を設定する必要があります。
2. class-map {class-map name | match-any}
3. match access-group {index number | name}
4. match class-map class-map name
5. match cos cos value
6. match dscp dscp value
7. match ip {dscp dscp value | precedence precedence value }
8. match non-client-nrt
9. match qos-group qos group value
10. match vlan vlan value
11. match wlan user-priority wlan value
12. end
ポリシー マップを設定します。
トラフィック ポリシーを作成するには、policy-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィック ポリシーの名前を指定します。
トラフィック クラスは、class コマンドを使用したときにサービス ポリシーと関連付けられます。 class コマンドは、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始した後に実行しなければなりません。 class コマンドを入力すると、 スイッチが自動的にポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。ここでトラフィック ポリシーの QoS ポリシーを定義します。
次のポリシー マップ クラスのアクションがサポートされます。
admit:コール アドミッション制御(CAC)の要求を許可します。
bandwidth:帯域幅設定オプション。
exit:QoS クラス アクション コンフィギュレーション モードを終了します。
no:コマンドのデフォルト値を無効にするか、設定します。
police:ポリシング機能の設定オプション。
priority:このクラスの完全スケジューリング プライオリティの設定オプション。
queue-buffers:キューのバッファ設定オプション。
queue-limit:重み付けテール ドロップ(WTD)設定オプションのキューの最大しきい値。
service-policy:QoS サービス ポリシーを設定します。
set:次のオプションを使用して QoS 値を設定します。
shape:トラフィック シェーピング設定オプション。
最初にクラス マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy-map name
3. class {class-name | class-default}
4. admit
5. bandwidth {kb/s kb/s value | percent percentage | remaining {percent | ratio}}
6. exit
7. no
8. police {target_bit_rate | cir | rate}
9. priority {kb/s | level level value | percent percentage value}
10. queue-buffers ratio ratio limit
11. queue-limit {packets | cos | dscp | percent}
12. service-policy policy-map name
13. set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan}
14. shape average {target _bit_rate | percent}
15. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy-map name 例: Switch(config)# policy-map test_2000 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class {class-name | class-default} 例: Switch(config-pmap)# class test_1000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 未分類のパケットのシステム デフォルト クラスも作成できます。 |
||
ステップ 4 | admit 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-c)# |
(任意)コール アドミッション制御(CAC)の要求を許可します。 このコマンドおよび使用の詳細な例については、コール アドミッション制御の設定(CLI)を参照してください。
|
||
ステップ 5 | bandwidth {kb/s kb/s value | percent percentage | remaining {percent | ratio}} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)次のいずれかを使用して帯域幅を設定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、帯域幅の設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 6 | exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS クラス アクション コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | no 例: Switch(config-pmap-c)# no Switch(config-pmap-c)# |
(任意)コマンドを無効にします。 |
||
ステップ 8 | police {target_bit_rate | cir | rate} 例: Switch(config-pmap-c)# police 100000 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、ポリシングの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 9 | priority {kb/s | level level value | percent percentage value} 例: Switch(config-pmap-c)# priority percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)このクラスに完全スケジューリング プライオリティを設定します。 コマンド オプションは次のとおりです。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、プライオリティの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 10 | queue-buffers ratio ratio limit 例: Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 10 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)クラスのキュー バッファを設定します。 キュー バッファの割合制限(0 ~ 100)を入力します。 このコマンドおよび使用の詳細な例については、キュー バッファの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 11 | queue-limit {packets | cos | dscp | percent} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-limit cos 7 percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)テール ドロップに対してキューの最大しきい値を指定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、キュー制限の設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 12 | service-policy policy-map name 例: Switch(config-pmap-c)# service-policy test_2000 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS サービス ポリシーを設定します。 |
||
ステップ 13 | set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan} 例: Switch(config-pmap-c)# set cos 7 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。 |
||
ステップ 14 | shape average {target _bit_rate | percent} 例: Switch(config-pmap-c) #shape average percent 50 Switch(config-pmap-c) # |
このコマンドおよび使用の詳細な例については、シェーピングの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 15 | end 例: Switch(config-pmap-c) #end Switch(config-pmap-c) # |
設定の変更内容を保存します。 |
インターフェイスを設定します。
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||
ステップ 2 |
左側のペインをクリックして [QoS] ノードを拡大し、[QOS-Policy] を選択します。 [QOS-Policy] ページが表示されます。 |
||
ステップ 3 |
[Add New] をクリックして、新しい QoS ポリシーを作成します。 [Create QoS Policy] ページが表示されます。 |
||
ステップ 4 | [Policy Type] ドロップダウン メニューから [Client] を選択します。 | ||
ステップ 5 |
ポリシーを適用する必要がある方向を、[Policy Direction] ドロップダウン メニューから選択します。 次のオプションを使用できます。 |
||
ステップ 6 | [Policy Name] テキスト ボックスにポリシー名を指定します。 | ||
ステップ 7 | [Description] テキスト ボックスにポリシーの説明を入力します。 | ||
ステップ 8 |
(任意)[Enable Voice] または [Enable Video] チェックボックスをオンにして、デフォルトの音声またはビデオ設定パラメータを設定します。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 9 |
[Class-default] パラメータを指定します。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 10 |
(任意)ユーザ定義クラスを設定するには、[User Defined Classes] チェックボックスをオンにします。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 11 | [Add] をクリックして、ポリシーを追加します。 |
方式 | トピック/詳細 |
---|---|
デフォルト クライアント ポリシー | アドミッション制御(ACM)が WMM クライアントに対してイネーブルの場合、 スイッチのワイヤレス制御モジュールは、デフォルト クライアント ポリシーを適用します。 ACM がディセーブルの場合、デフォルト クライアント ポリシーはありません。 ACM がイネーブルにされているかどうかは、show ap dot11 {5ghz | 24ghz} コマンドを使用して確認できます。 ACM をイネーブルにするには、ap dot11 {5ghz | 24ghz} cac voice acm コマンドを使用します。 |
GUI を使用して WLAN にクライアント ポリシーを適用します。 |
|
CLI を使用して WLAN にクライアント ポリシーを適用します。 |
|
AAA サーバ(ACS/ISE)によりポリシー マップを適用します |
『Cisco Identity Services Engine User Guide』 『Cisco Secure Access Control System User Guide』 |
この手順を開始する前にクラス マップとポリシー マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. set cos {cos value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name}
5. set dscp {dscp value | default | dscp table table-map name | ef | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name}
6. set ip {dscp | precedence}
7. set precedence {precedence value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name}
8. set qos-group {qos-group value | dscp table table-map name | precedence table table-map name}
9. set wlan user-priority {wlan user-priority value | cos table table-map name | dscp table table-map name | qos-group table table-map name | wlan table table-map name}
10. end
11. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy1 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class1 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。
|
||
ステップ 4 | set cos {cos value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set cos 5 Switch(config-pmap)# |
(任意)発信パケットの固有の IEEE 802.1Q レイヤ 2 CoS 値を設定します。 値は 0 ~ 7 です。 set cos コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 5 | set dscp {dscp value | default | dscp table table-map name | ef | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set dscp af11 Switch(config-pmap)# |
(任意)DSCP 値を設定します。 特定の DSCP 値の設定に加えて、set dscp コマンドを使用して次を設定できます。
|
||
ステップ 6 | set ip {dscp | precedence} 例: Switch(config-pmap)# set ip dscp c3 Switch(config-pmap)# |
(任意)IP 固有の値を設定します。 これらの値は、IP DSCP 値または IP precedence 値です。 set ip dscp コマンドを使用して次の値を設定することもできます。
set ip precedence コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 7 | set precedence {precedence value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set precedence 5 Switch(config-pmap)# |
(任意)IPv4 と IPv6 パケットの precedence 値を設定します。 set precedence コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 8 | set qos-group {qos-group value | dscp table table-map name | precedence table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set qos-group 10 Switch(config-pmap)# |
(任意)QoS グループ値を設定します。 このコマンドを使用して次の値を設定できます。 |
||
ステップ 9 | set wlan user-priority {wlan user-priority value | cos table table-map name | dscp table table-map name | qos-group table table-map name | wlan table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set wlan user-priority 1 Switch(config-pmap)# |
(任意)WLAN ユーザ プライオリティ値を設定します。 このコマンドを使用して次の値を設定できます。 |
||
ステップ 10 | end 例: Switch(config-pmap)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 11 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
service-policy コマンドを使用して、インターフェイスにトラフィック ポリシーを付加します。
音声およびビデオ トラフィックに対するクラス マップを設定するには、次の手順に従います。
1. configure terminal
2. class-map class-map-name
3. match dscp dscp-value-for-voice
4. end
5. configure terminal
6. class-map class-map-name
7. match dscp dscp-value-for-video
8. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | class-map class-map-name 例: Switch(config)# class-map voice |
クラス マップを作成します。 |
ステップ 3 | match dscp dscp-value-for-voice 例: Switch(config-cmap)# match dscp 46 |
IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値を照合します。 この値を 46 に設定します。 |
ステップ 4 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 5 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | class-map class-map-name 例: Switch(config)# class-map video |
クラス マップを設定します。 |
ステップ 7 | match dscp dscp-value-for-video 例: Switch(config-cmap)# match dscp 34 |
IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値を照合します。 この値を 34 に設定します。 |
ステップ 8 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
トラフィック クラスとトラフィック ポリシーの作成後、service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィック ポリシーをインターフェイスに付加し、ポリシーを適用する方向を指定します(インターフェイスに着信するパケットまたはインターフェイスから送信されるパケット)。
インターフェイスにトラフィック ポリシーを付加する前に、トラフィック クラスとトラフィック ポリシーを作成する必要があります。
2. interface type
3. service-policy {input policy-map | output policy-map }
4. end
5. show policy map
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | interface type 例: Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/1 Switch(config-if)# |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。 インターフェイス コンフィギュレーションのコマンド パラメータは次のとおりです。
|
ステップ 3 | service-policy {input policy-map | output policy-map } 例: Switch(config-if)# service-policy output policy_map_01 Switch(config-if)# |
ポリシー マップを入力または出力インターフェイスに適用します。 このポリシー マップは、そのインターフェイスのサービス ポリシーとして使用されます。 この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。 |
ステップ 4 | end 例: Switch(config-if)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
ステップ 5 | show policy map 例:
Switch# show policy map
|
(任意)指定されたインターフェイスのポリシーの統計情報を表示します。 |
他のトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加し、ポリシーを適用する方向を指定します。
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||||
ステップ 2 |
左側のペインをクリックして [QoS] ノードを拡大し、[QOS-Policy] を選択します。 [Create QoS Policy] ページが表示されます。 |
||||
ステップ 3 |
[Add New] をクリックして、新しい QoS ポリシーを作成します。 [QoS] ポリシー ページが表示されます。 |
||||
ステップ 4 | [Policy Type] ドロップダウン メニューから [SSID] を選択します。 | ||||
ステップ 5 |
ポリシーを適用する必要がある方向を [Policy Direction] ドロップダウン リストから選択します。 次のオプションを使用できます。
|
||||
ステップ 6 | [Policy Name] テキスト ボックスにポリシー名を指定します。 | ||||
ステップ 7 | [Description] テキスト ボックスにポリシーの説明を入力します。 | ||||
ステップ 8 |
[Trust] ドロップダウン リストから信頼パラメータを選択します。 次のオプションを使用できます。 |
||||
ステップ 9 |
上記の [Egress] ポリシーを選択した場合は、次のオプションを使用できます。
|
||||
ステップ 10 | [Apply] をクリックします。 |
SSID に適用する前にサービス ポリシー マップを設定する必要があります SSID。
1. configure terminal
2. wlan profile-name
3. service-policy [ input | output ] policy-name
4. service-policy client [ input | output ] policy-name
5. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | wlan profile-name 例: Switch# wlan test4 |
WLAN コンフィギュレーション サブモードを開始します。 profile-name は設定されている WLAN のプロファイル名です。 |
ステップ 3 | service-policy [ input | output ] policy-name 例: Switch(config-wlan)# service-policy input policy-map-ssid |
|
ステップ 4 | service-policy client [ input | output ] policy-name 例: Switch(config-wlan)# service-policy client input policy-map-client |
|
ステップ 5 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
実行対象となるトラフィック クラスを指定する非階層型ポリシー マップを、物理ポート上に設定できます。 サポートされるアクションは再マーキングとポリシングです。
この手順を開始する前に、ネットワーク トラフィックの分類、ポリシング、およびマーキングについて、あらかじめポリシー マップによって決定しておく必要があります。
2. class-map {class-map name | match-any }
3. match access-group { access list index | access list name }
5.
class {
class-map-name |
class-default}
6.
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority}
7. police {target_bit_rate | cir | rate }
11.
service-policy input
policy-map-name
13.
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | class-map {class-map name | match-any } 例: Switch(config)# class-map ipclass1 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | match access-group { access list index | access list name } 例: Switch(config-cmap)# match access-group 1000 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
分類基準をクラス マップに一致するように指定します。 次の基準について照合できます。 |
ステップ 4 |
policy-map
policy-map-name 例: Switch(config)# policy-map flowit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ名を入力することによってポリシー マップを作成し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
class {
class-map-name |
class-default} 例: Switch(config-pmap)# class ipclass1 Switch(config-pmap-c)# |
トラフィックの分類を定義し、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 デフォルトでは、ポリシー マップ クラス マップは定義されていません。 すでに class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してトラフィック クラスが定義されている場合は、このコマンドで class-map-name にその名前を指定します。 class-default トラフィック クラスは定義済みで、どのポリシーにも追加できます。 このトラフィック クラスは、常にポリシー マップの最後に配置されます。 暗黙の match any が class-default クラスに含まれている場合、他のトラフィック クラスと一致していないすべてのパケットは class-default と一致します。 |
ステップ 6 |
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority} 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp 45 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。
この例では、set dscp コマンドが、パケットでの新しい DSCP 値を設定して IP トラフィックを分類します。 |
ステップ 7 | police {target_bit_rate | cir | rate } 例: Switch(config-pmap-c)# police 100000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
この例では、100000 セットのターゲット ビット レートを超えるトラフィックがドロップされるクラスに police コマンドがポリサーを追加します。 |
ステップ 8 |
exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit |
|
ステップ 9 |
exit 例: Switch(config-pmap)# exit |
|
ステップ 10 |
interface
interface-id 例: Switch(config)# interface gigabitethernet 2/0/1 |
|
ステップ 11 |
service-policy input
policy-map-name 例: Switch(config-if)# service-policy input flowit |
|
ステップ 12 |
end 例: Switch(config-if)# end |
|
ステップ 13 |
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]] 例: Switch# show policy-map |
|
ステップ 14 |
copy running-config startup-config 例: Switch# copy-running-config startup-config |
必要に応じて QoS 設定は、ポリシー マップを使用して、SVI のトラフィックの分類、ポリシング、およびマーキングを設定します。
この手順を開始する前に、ポリシー マップを使用して、ネットワーク トラフィックの分類、ポリシング、およびマーキングについて決定しておく必要があります。
2. class-map {class-map name | match-any }
3. match vlan vlan number
5. description description
6.
class {
class-map-name |
class-default}
7.
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority}
8. police {target_bit_rate | cir | rate}
12.
service-policy input
policy-map-name
14.
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | class-map {class-map name | match-any } 例:
Switch(config)# class-map class_vlan100
|
クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | match vlan vlan number 例: Switch(config-cmap)# match vlan 100 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
VLAN をクラス マップに一致するように指定します。 |
ステップ 4 |
policy-map
policy-map-name 例: Switch(config)# policy-map policy_vlan100 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ名を入力することによってポリシー マップを作成し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | description description 例:
Switch(config-pmap)# description vlan 100
|
(任意)ポリシー マップの説明を入力します。 |
ステップ 6 |
class {
class-map-name |
class-default} 例: Switch(config-pmap)# class class_vlan100 Switch(config-pmap-c)# |
トラフィック分類を定義し、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 デフォルトでは、ポリシー マップ クラス マップは定義されていません。 すでに class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してトラフィック クラスが定義されている場合は、このコマンドで class-map-name にその名前を指定します。 class-default トラフィック クラスは定義済みで、どのポリシーにも追加できます。 このトラフィック クラスは、常にポリシー マップの最後に配置されます。 暗黙の match any が class-default クラスに含まれている場合、他のトラフィック クラスと一致していないすべてのパケットは class-default と一致します。 |
ステップ 7 |
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority} 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp af23 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。
この例では、set dscp コマンドが AF23(010010)の DSCP 値にパケットを照合することによって、IP トラフィックを分類します。 |
ステップ 8 | police {target_bit_rate | cir | rate} 例: Switch(config-pmap-c)# police 200000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
この例では、200000 セットのターゲット ビット レートを超えるトラフィックがドロップされるクラスに police コマンドがポリサーを追加します。 |
ステップ 9 |
exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit |
|
ステップ 10 |
exit 例: Switch(config-pmap)# exit |
|
ステップ 11 |
interface
interface-id 例: Switch(config)# interface gigabitethernet 1/0/3 |
|
ステップ 12 |
service-policy input
policy-map-name 例: Switch(config-if)# service-policy input policy_vlan100 |
|
ステップ 13 |
end 例: Switch(config-if)# end |
|
ステップ 14 |
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]] 例: Switch# show policy-map |
|
ステップ 15 |
copy running-config startup-config 例: Switch# copy-running-config startup-config |
テーブル マップはマーキングの形式であり、テーブルを使用してフィールド間のマッピングと変換を可能にすることもできます。 たとえば、テーブル マップはレイヤ 2 の CoS 設定をレイヤ 3 の precedence 値にマッピングして変換するために使用できます。
(注) |
テーブル マップは、複数のポリシーで、または同じポリシー内で複数回参照できます。 |
2. table-map name {default {default value | copy | ignore} | exit | map {from from value to to value } | no}
3. map from value to value
4. exit
5. exit
6. show table-map
7. configure terminal
8. policy-map
9. class class-default
10. set cos dscp table table map name
11. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | table-map name {default {default value | copy | ignore} | exit | map {from from value to to value } | no} 例: Switch(config)# table-map table01 Switch(config-tablemap)# |
テーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 テーブル マップ コンフィギュレーション モードでは、次のタスクを実行できます。 |
||
ステップ 3 | map from value to value 例: Switch(config-tablemap)# map from 0 to 2 Switch(config-tablemap)# map from 1 to 4 Switch(config-tablemap)# map from 24 to 3 Switch(config-tablemap)# map from 40 to 6 Switch(config-tablemap)# default 0 Switch(config-tablemap)# |
この手順では、DSCP 値が 0 のパケットを CoS 値 2 に、DSCP 値が 1 のパケットを CoS 値 4 に、DSCP 値が 24 のパケットを CoS 値 3 に、DSCP 値が 40 のパケットを CoS 値 6 に、およびそれ以外のすべてのパケットを CoS 値 0 にマークします。
|
||
ステップ 4 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 | exit 例: Switch(config) exit Switch# |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 6 | show table-map 例:
Switch# show table-map
Table Map table01
from 0 to 2
from 1 to 4
from 24 to 3
from 40 to 6
default 0
|
テーブル マップ設定を表示します。 |
||
ステップ 7 | configure terminal 例: Switch# configure terminal Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 8 | policy-map 例: Switch(config)# policy-map table-policy Switch(config-pmap)# |
テーブル マップのポリシー マップを設定します。 |
||
ステップ 9 | class class-default 例: Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# |
クラスをシステム デフォルトに一致させます。 |
||
ステップ 10 | set cos dscp table table map name 例: Switch(config-pmap-c)# set cos dscp table table01 Switch(config-pmap-c)# |
このポリシーが入力ポートに適用された場合、そのポートでは trust dscp がイネーブルになり、テーブル マップに応じてマーキングが行われます。 |
||
ステップ 11 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしていました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ダウンストリーム方向では、アクセス ポイントは、キューイング用に音声、ビデオ、ベスト エフォート、およびバックグラウンドのキューを保持していました。 アクセスは 11e タグ情報に基づいてキューイング戦略を選択していました。 デフォルトでは、アクセス ポイントはすべてのワイヤレス パケットをベスト エフォートとして処理していました。
1. configure terminal
2. qos wireless-default-untrust
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | qos wireless-default-untrust 例: Switch (config)# qos wireless-default-untrust |
switchの動作を設定して、ワイヤレス トラフィックを非信頼にします。 ワイヤレス トラフィックをデフォルトで信頼するようにswitchを設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 3 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
このタスクでは、switchでコール アドミッション制御(CAC)用にクラスベースの無条件パケット マーキング機能を設定する方法を説明します。
2. class-map class name
3. match dscp dscp value
4. exit
5. class-map class name
6. match dscp dscp value
7. exit
8. table-map name
9. default copy
10. exit
11. table-map name
12. default copy
13. exit
14. policy-map policy name
16. priority level level_value
17. police [target_bit_rate | cir | rate ]
18. admit cac wmm-tspec
19. rate value
20. wlan-up value
21. exit
22. exit
23. class class name
24. priority level level_value
25. police [target_bit_rate | cir | rate ]
26. admit cac wmm-tspec
27. rate value
28. wlan-up value
29. exit
30. exit
31. policy-map policy name
32. class class-map-name
33.
set dscp dscp table table_map_name
34. set wlan user-priority dscp table table_map_name
35. shape average {target bit rate | percent percentage}
36. queue-buffers {ratio ratio value}
37. service-policy policy_map_name
38. end
39. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | class-map class name 例: Switch(config)# class-map voice Switch(config-cmap)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 3 | match dscp dscp value 例:
Switch(config-cmap)# match dscp 46
|
(任意)IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値に一致します。 |
||
ステップ 4 | exit 例: Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 | class-map class name 例: Switch(config)# class-map video Switch(config-cmap)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 6 | match dscp dscp value 例:
Switch(config-cmap)# match dscp 34
|
(任意)IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値に一致します。 |
||
ステップ 7 | exit 例: Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 8 | table-map name 例: Switch(config)# table-map dscp2dscp Switch(config-tablemap)# |
テーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 9 | default copy 例:
Switch(config-tablemap)# default copy
|
コピーするテーブル マップで検出されない値のデフォルト動作を設定します。
|
||
ステップ 10 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 11 | table-map name 例: Switch(config)# table-map dscp2up Switch(config-tablemap)# |
新しいテーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 12 | default copy 例:
Switch(config-tablemap)# default copy
|
コピーするテーブル マップで検出されない値のデフォルト動作を設定します。
|
||
ステップ 13 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 14 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map ssid_child_cac Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 15 |
class
class-map-name 例: Switch(config-pmap)# class voice |
|||
ステップ 16 | priority level level_value 例:
Switch(config-pmap-c)# priority level 1
|
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。
|
||
ステップ 17 | police [target_bit_rate | cir | rate ] 例: Switch(config-pmap-c)# police cir 10m
|
(任意)ポリサーを設定します。
|
||
ステップ 18 | admit cac wmm-tspec 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-cac-wmm)# |
ポリシー マップに対するコール アドミッション制御を設定します。
|
||
ステップ 19 | rate value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# rate 5000
|
ターゲット ビット レート(kbps)を設定します。 8 ~ 10000000 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 20 | wlan-up value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# wlan-up 6 7
|
WLAN UP 値を設定します。 0 ~ 7 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 21 | exit 例: Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# exit Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 22 | exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 23 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 24 | priority level level_value 例:
Switch(config-pmap-c)# priority level 2
|
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。
|
||
ステップ 25 | police [target_bit_rate | cir | rate ] 例: Switch(config-pmap-c)# police cir 20m
|
(任意)ポリサーを設定します。
|
||
ステップ 26 | admit cac wmm-tspec 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# |
ポリシー マップに対するコール アドミッション制御を設定します。
|
||
ステップ 27 | rate value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# rate 5000
|
ターゲット ビット レート(kbps)を設定します。 8 ~ 10000000 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 28 | wlan-up value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# wlan-up 4 5
|
WLAN UP 値を設定します。 0 ~ 7 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 29 | exit 例: Switch(config-pmap-cac-wmm)# exit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 30 | exit 例: Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 31 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map ssid_cac Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 32 | class class-map-name 例:
Switch(config-pmap)# class default
|
インターフェイス レベルのトラフィック分類を定義し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 この例では、クラス マップはデフォルトに設定されます。 |
||
ステップ 33 |
set dscp dscp table table_map_name 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp dscp table dscp2dscp |
(任意)QoS 値を設定します。 この例では、set dscp dscp table コマンドはテーブル マップを作成し、値を設定します。 |
||
ステップ 34 | set wlan user-priority dscp table table_map_name 例:
Switch(config-pmap-c)# set wlan user-priority dscp table dscp2up
|
(任意)QoS 値を設定します。 この例では、set wlan user-priority dscp table コマンドは WLAN ユーザ プライオリティを設定します。 |
||
ステップ 35 | shape average {target bit rate | percent percentage} 例:
Switch(config-pmap-c)# shape average 100000000
|
平均シェーピング レートを設定します。 平均シェーピング レートを、ターゲット ビット レート(bps)または認定情報レート(CIR)のインターフェイス帯域幅の割合で設定できます。 |
||
ステップ 36 | queue-buffers {ratio ratio value} 例:
Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 0
|
キューの相対的なバッファ サイズを設定します。
|
||
ステップ 37 | service-policy policy_map_name 例:
Switch(config-pmap-c)# service-policy ssid_child_cac
|
サービス ポリシーのポリシー マップを指定します。 |
||
ステップ 38 | end 例: Switch(config-pmap)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 39 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
CAC の詳細については、『System Management Configuration Guide, Cisco IOS XE Release 3SE(Catalyst 3850 Switches)』を参照してください。
この手順は、スイッチで帯域幅を設定する方法を示します。
この手順を開始する前に、帯域幅のクラス マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio }}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_bandwidth01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_bandwidth01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 200000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用して、インターフェイスにトラフィック ポリシーを付加します。
この手順は、スイッチでポリシングを設定する方法を説明しています。
この手順を開始する前に、ポリシングのクラス マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. police {target_bit_rate [burst bytes | bc | conform-action | pir ] | cir {target_bit_rate | percent percentage} | rate {target_bit_rate | percent percentage} conform-action transmit exceed-action {drop [violate action] | set-cos-transmit | set-dscp-transmit | set-prec-transmit | transmit [violate action] }}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_police01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_police01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | police {target_bit_rate [burst bytes | bc | conform-action | pir ] | cir {target_bit_rate | percent percentage} | rate {target_bit_rate | percent percentage} conform-action transmit exceed-action {drop [violate action] | set-cos-transmit | set-dscp-transmit | set-prec-transmit | transmit [violate action] }} 例: Switch(config-pmap-c)# police 8000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
次の police サブコマンド オプションを使用できます。
次の police conform-action transmit exceed-action サブコマンド オプションを使用できます。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
この手順は、スイッチでプライオリティを設定する方法を示します。
スイッチでは、指定されたキューにプライオリティを与えることができます。 使用可能な 2 つのプライオリティ レベルがあります(1 および 2)。(注) |
音声とビデオに対応するキューには、プライオリティ レベル 1 を割り当てます。 |
この手順を開始する前に、プライオリティのクラス マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. priority [Kb/s [burst_in_bytes] | level level_value [Kb/s [burst_in_bytes] | percent percentage [burst_in_bytes] ] | percent percentage [burst_in_bytes] ]
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_priority01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_priority01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | priority [Kb/s [burst_in_bytes] | level level_value [Kb/s [burst_in_bytes] | percent percentage [burst_in_bytes] ] | percent percentage [burst_in_bytes] ] 例: Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# |
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。 コマンド オプションは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
ネットワークおよび QoS ソリューションの複雑さによっては、この項の手順をすべて実行する必要があります。 次の特性を決定する必要があります。
(注) |
出力キューは スイッチでのみ設定できます。 |
スイッチ を使用すると、キューにバッファを割り当てることができます。 バッファが割り当てられていない場合は、すべてのキューに対して均等に分割されます。 queue-buffer ratio を使用して、特定の比率で分割できます。 デフォルトで DTS(Dynamic Threshold and Scaling)はすべてのキューでアクティブになるため、これらはソフト バッファになります。
(注) |
queue-buffer ratio は有線ポートと無線ポートの両方でサポートされますが、queue-buffer ratio は queue-limit とともに設定することはできません。 |
この手順の前提条件を次に示します。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }}
5. queue-buffers {ratio ratio value}
6. end
7. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_queuebuffer01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_queuebuffer01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth percent 80 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 コマンド パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | queue-buffers {ratio ratio value} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 10 Switch(config-pmap-c)# |
キューの相対的なバッファ サイズを設定します。
|
||
ステップ 6 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
重み付けテール ドロップ(WTD)を設定するためにキュー制限を使用します。 WTD を使用すると、キューごとに複数のしきい値を設定できます。 各サービス クラスが異なるしきい値でドロップされて QoS 差別化が実現されます。 スイッチによって、3 つの明示的にプログラム可能なしきい値クラスとして各キューに 0、1、2 を指定できます。 したがって、キューごとに各パケットのキューイング/ドロップの決定は、フレーム ヘッダーの DSCP、CoS、または QoS グループ フィールドに指定されたパケットのしきい値クラスの割り当てによって決定されます。
WTD では柔軟な制限が使用されるため、最大 400 %(共通プールで予約されるバッファの最大 4 倍)のキュー制限を設定できます。 この柔軟な制限は、他の機能に影響することなく、共通プールのオーバーランを防止します。
(注) |
キュー制限は、有線ポートのスイッチの出力キューでのみ設定できます。 |
この手順の前提条件を次に示します。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }}
5. queue-limit {packets packets | cos {cos value { maximum threshold value | percent percentage } | values {cos value | percent percentage } } | dscp {dscp value {maximum threshold value | percent percentage} | match packet {maximum threshold value | percent percentage} | default {maximum threshold value | percent percentage} | ef {maximum threshold value | percent percentage} | dscp values dscp value} | percent percentage }}
6. end
7. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_queuelimit01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_queuelimit01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 500000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | queue-limit {packets packets | cos {cos value { maximum threshold value | percent percentage } | values {cos value | percent percentage } } | dscp {dscp value {maximum threshold value | percent percentage} | match packet {maximum threshold value | percent percentage} | default {maximum threshold value | percent percentage} | ef {maximum threshold value | percent percentage} | dscp values dscp value} | percent percentage }} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 3 percent 20 Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 4 percent 30 Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 5 percent 40 |
キュー制限のしきい値の割合を設定します。 すべてのキューで、3 つのしきい値(0、1、2)があり、それぞれのしきい値についてデフォルト値があります。 デフォルトまたはその他のキュー制限しきい値設定を変更するには、このコマンドを使用します。 たとえば、DSCP 3、4、および 5 のパケットが設定した特定のキューに送信される場合、このコマンドは、この 3 つの DSCP 値のしきい値パーセンテージを設定できます。 キュー制限しきい値に関する詳細については、WTDを参照してください。
|
||
ステップ 6 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加ポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用して、トラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
特定のクラスのシェーピング(最大帯域幅)を設定するには、shape コマンドを使用します。 ポートに残っている追加帯域幅があっても、キューの帯域幅はこの値に制限されます。 シェーピングは平均の割合で、または bps のシェーピングの平均値で設定できます。
この手順を開始する前に、シェーピングのクラス マップを作成する必要があります。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. shape average {target bit rate | percent percentage}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_shaping01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_shaping01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | shape average {target bit rate | percent percentage} 例: Switch(config-pmap-c)# shape average percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
平均シェーピング レートを設定します。 平均シェーピング レートを、ターゲット ビット レート(bps)または認定情報レート(CIR)のインターフェイス帯域幅の割合で設定できます。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
1. configure terminal
2. wlan wlan-name
3. service-policy {input | output} policy-name
4. end
5. show wlan {wlan-id | wlan-name}
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コマンド モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | wlan wlan-name 例: Switchwlan test4 |
WLAN コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
||
ステップ 3 | service-policy {input | output} policy-name 例:
Switch(config-wlan)# service-policy output platinum
例:
Switch(config-wlan)# service-policy input platinum-up
|
QoS ポリシーで WLAN を設定します。 貴金属ポリシーで WLAN を設定するには、キーワード platinum、gold、silver、または bronze のいずれか 1 つを入力する必要があります。 例に示すように、アップストリーム ポリシーは platinum-up キーワードで指定されます。
|
||
ステップ 4 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||
ステップ 5 | show wlan {wlan-id | wlan-name} 例: Switch# show wlan name qos-wlan |
WLAN の設定済みの QoS ポリシーを検証します。
Switch# show wlan name qos-wlan
. . .
. . .
. . .
QoS Service Policy - Input
Policy Name : platinum-up
Policy State : Validated
QoS Service Policy - Output
Policy Name : platinum
Policy State : Validated
. . .
. . . |
次に、マルチキャスト トラフィックの QoS ポリシーを設定するための前提条件を示します。
1. configure terminal
2. ap capwap multicast service-policy output service-policy-name
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap capwap multicast service-policy output service-policy-name 例: Switch(config)#ap capwap multicast service-policy output service-policy-mcast |
設定されたマルチキャスト ポリシーを適用します。 |
ステップ 3 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 2 |
WLAN ノードを左側のペインをクリックして拡大し、[WLANs] を選択します。 [WLANs] ページが表示されます。 |
||||||||||||||||||
ステップ 3 | WLAN の [Profile] をクリックして QoS ポリシーを設定する WLAN を選択します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 4 |
WLAN で QoS ポリシーを設定するには、[QoS] タブをクリックします。 次のオプションを使用できます。
|
||||||||||||||||||
ステップ 5 | [Apply] をクリックします。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show class-map type control subscriber {all | name } |
制御クラス マップと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface { Auto-template | Capwap | GigabitEthernet | GroupVI | InternalInterface | Loopback | Lspvif | | Null | Port-channel | TenGigabitEthernet | Tunnel | Vlan | brief | class | input | output | wireless } |
スイッチで設定されているすべてのポリシーのランタイムと統計情報を表示します。 コマンド パラメータは次のとおりです。
|
show policy-map interface wireless ap [access point] |
スイッチのすべてのワイヤレス AP のランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface wireless ssid [ssid] |
スイッチのすべての SSID ターゲットのランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface wireless client mac [mac_address] |
スイッチのすべてのクライアント ターゲットのランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map session [ input | output | uid UUID ] |
セッションの QoS ポリシーを表示します。 コマンド パラメータは次のとおりです。 |
show table-map |
すべてのテーブル マップと設定を表示します。 |
show policy-map interface wireless ssid name ssid-name [radio type {24ghz | 5ghz} ap name ap-name | ap name ap-name] |
アクセス ポイントの SSID ポリシー設定を表示します。 |
この例は、アクセス コントロール リスト(ACL)を使用して QoS のパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# access-list 101 permit ip host 12.4.1.1 host 15.2.1.1 Switch(config)# class-map acl-101 Switch(config-cmap)# description match on access-list 101 Switch(config-cmap)# match access-group 101 Switch(config-cmap)#
ACL を使用してクラスマップを作成した後で、クラスのポリシー マップを作成し、ポリシー マップを QoS のインターフェイスに適用します。
この例は、サービス クラス レイヤ 2 の分類を使用して QoS に対してパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map cos Switch(config-cmap)# match cos ? <0-7> Enter up to 4 class-of-service values separated by white-spaces Switch(config-cmap)# match cos 3 4 5 Switch(config-cmap)#
CoS レイヤ 2 の分類を使用してクラス マップを作成したら、そのクラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
この例は、サービス クラス DSCP の分類を使用して、QoS に対してパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map dscp Switch(config-cmap)# match dscp af21 af22 af23 Switch(config-cmap)#
DSCP 分類を使用してクラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
この例は、VLAN ID レイヤ 2 の分類を使用して QoS に分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map vlan-120 Switch(config-cmap)# match vlan ? <1-4095> VLAN id Switch(config-cmap)# match vlan 120 Switch(config-cmap)#
VLAN レイヤ 2 の分類を使用してクラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
この例は、DSCP 値または precedence 値を使用してパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec2 Switch(config-cmap)# description matching precedence 2 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map ef Switch(config-cmap)# description EF traffic Switch(config-cmap)# match ip dscp ef Switch(config-cmap)#
DSCP 値または precedence 値を使用してクラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、child という名前の別のクラスに一致する parent という名前のクラスが作成される、階層型分類を示しています。 child という名前のクラスは、2 に設定された IP precedence に基づいて照合されます。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map child Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map parent Switch(config-cmap)# match class child Switch(config-cmap)#
親クラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、階層型ポリシーを使用した設定を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map c1 Switch(config-cmap)# match dscp 30 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map c2 Switch(config-cmap)# match precedence 4 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map c3 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map child Switch(config-pmap)# class c1 Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# police rate percent 20 conform-action transmit exceed action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class c2 Switch(config-pmap-c)# bandwidth 20000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# bandwidth 20000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# policy-map parent Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 1000000 Switch(config-pmap-c)# service-policy child Switch(config-pmap-c)# end
Switch(config)# table-map dscp2dscp Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config)# table-map dscp2up Switch(config-tablemap)# map from 46 to 6 Switch(config-tablemap)# map from 34 to 5 Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config)# policy-map ssid_child_policy Switch(config-pmap)# class voice Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# police 15000000 Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# priority level 2 Switch(config-pmap-c)# police 10000000 Switch(config)# policy-map ssid_policy Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 30000000 Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio 0 Switch(config-pmap-c)# set dscp dscp table dscp2dscp Switch(config-pmap-c)# service-policy ssid_child_policy
この例は、switch固有の情報を使用して、音声とビデオのパケット ストリームを分類する方法を示しています。
この例では、音声とビデオがエンドポイント A からswitchの GigabitEthernet1/0/1 に送信され、それぞれ precedence 値 5 と 6 を持ちます。 また、音声とビデオは、エンドポイント B からswitchの GigabitEthernet1/0/2 にそれぞれ DSCP 値 EF と AF11 で送信されます。
両方のインターフェイスからのすべてのパケットがアップリンク インターフェイスに送信されます。その場合、音声は 100 Mbps にポリシングし、ビデオは 150 Mbps にポリシングする必要があります。
上記の要件ごとに分類するために、GigabitEthernet1/0/1 で送信される音声パケットに一致するクラスが作成されます。これには、precedence 5 に一致する voice-interface-1 という名前が付けらます。 同様に、GigabitEthernet1/0/2 の音声パケットに一致する、voice-interface-2 という名前の音声用の別のクラスが作成されます。 これらのクラスは、GigabitEthernet1/0/1 に接続される input-interface-1 と、GigabitEthernet1/0/2 に接続される input-interface-2 という 2 つの別個のポリシーに関連付けられます。 このクラスのアクションは、qos-group に 10 とマーキングすることです。 出力インターフェイスで QoS-group 10 のパケットを照合するために、QoS-group 10 で一致する voice という名前のクラスが作成されます。 これは、output-interface という名前の別のポリシーに関連付けられ、アップリンク インターフェイスに関連付けられます。 ビデオも同じ方法で処理されますが、QoS-group 20 で一致します。
次の例は、上記のswitch固有の情報を使用して分類する方法を示しています。
Switch(config)# Switch(config)# class-map voice-interface-1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 5 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video-interface-1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 6 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map voice-interface-2 Switch(config-cmap)# match ip dscp ef Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video-interface-2 Switch(config-cmap)# match ip dscp af11 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map input-interface-1 Switch(config-pmap)# class voice-interface-1 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 10 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class video-interface-1 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 20 Switch(config-pmap-c)# policy-map input-interface-2 Switch(config-pmap)# class voice-interface-2 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 10 Switch(config-pmap-c)# class video-interface-2 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 20 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# class-map voice Switch(config-cmap)# match qos-group 10 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video Switch(config-cmap)# match qos-group 20 Switch(config)# policy-map output-interface Switch(config-pmap)# class voice Switch(config-pmap-c)# police 256000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# police 1024000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit
次の例では、音声とビデオのトラフィックの Quality of Service を管理するポートの子ポリシーを作成するテンプレートを示します。
Policy-map port_child_policy Class voice (match dscp ef) Priority level 1 Police Multicast Policer Class video (match dscp af41) Priority level 2 Police Multicast Policer Class mcast-data (match non-client-nrt) Bandwidth remaining ratio <> Class class-default (NRT Data) Bandwidth remaining ratio <>
(注) |
上記の例のマルチキャスト ポリサーはキーワードではありません。 これは設定されたポリシング ポリシーを示しています。 |
名前の音声とビデオを使用する 2 つのクラス マップは、46 および 34 の DSCP の割り当てで設定されます。 音声トラフィックにはプライオリティ 1 が割り当てられ、ビデオ トラフィックにはプライオリティ レベル 2 が割り当てられ、Q0 および Q1 を使用して処理されます。 ネットワークがマルチキャスト音声およびビデオ トラフィックを受信すると、マルチキャストのポリサーを設定できます。 非クライアント NRT データおよび NRT データは Q2 および Q3 キューで処理されます。
ダウンストリーム BSSID ポリシーを設定するには、最初にプライオリティ レベルのキューイングでポートの子ポリシーを設定する必要があります。
ポリシーのタイプ。 | 例 |
---|---|
ユーザ定義のポートの子ポリシー | policy-map port_child_policy class voice priority level 1 20000 class video priority level 2 10000 class non-client-nrt-class bandwidth remaining ratio 10 class class-default bandwidth remaining ratio 15 |
出力 BSSID ポリシー | policy-map bssid-policer queue-buffer ratio 0 class class-default shape average 30000000 set dscp dscp table dscp2dscp set wlan user-priority dscp table dscp2up service-policy ssid_child_qos |
SSID の子 QoS ポリシー | Policy Map ssid-child_qos Class voice priority level 1 police cir 5m admit cac wmm-tspec UP 6,7 / tells WCM allow ‘voice’ TSPEC\SIP snoop for this ssid rate 4000 / must be police rate value is in kbps) Class video priority level 2 police cir 60000 |
クライアント ポリシーの種類 | 例/詳細 | ||
---|---|---|---|
デフォルトの出力クライアント ポリシー | すべての着信トラフィックのユーザプライオリティは 0 です。
Policy-map client-def-down class class-default set wlan user-priority 0 |
||
デフォルトの入力クライアント ポリシー | ワイヤレス ネットワークから有線ネットワークに送信されるトラフィックは、DSCP 値が 0 に設定されます。
Policy-map client-def-up class class-default set dscp 0 |
||
設定された QoS レベル属性を使用してクライアントが AAA のプロファイルに認証する際に、自動的に生成され、WMM クライアントに適用されるクライアント ポリシー。 | Policy Map platinum-WMM Class voice-plat set wlan user-priority 6 Class video-plat set wlan user-priority 4 Class class-default set wlan user-priority 0 Policy Map gold-WMM Class voice-gold set wlan user-priority 4 Class video-gold set wlan user-priority 4 Class class-default set wlan user-priority 0 |
||
非 WMM クライアントの貴金属ポリシー | Policy Map platinum set wlan user-priority 6 |
||
トラフィックがクラス voice1 と一致し、ユーザ プライオリティが事前定義の値に設定された出力クライアント ポリシー。 |
クラスは DSCP または ACL を割り当てるように設定できます。 Policy Map client1-down Class voice1 //match dscp, cos set wlan user-priority <> Class voice2 //match acl set wlan user-priority <> Class voice3 set wlan user-priority <> Class class-default set wlan user-priority 0 |
||
AAA および TCLAS に基づくクライアント ポリシー | Policy Map client2-down[ AAA+ TCLAS pol example] Class voice\\match dscp police <> set <> Class class-default set <> Class voice1|| voice2 [match acls] police <> class voice1 set <> class voice2 set <> |
||
出力方向のトラフィック用の音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client3-down class voice \\match dscp, cos police X class video police Y class class-default police Z |
||
ポリシングを使用する入力方向のトラフィック用の音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client1-up class voice \\match dscp, up, cos police X class video police Y class class-default police Z |
||
DSCP に基づく音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client2-up class voice \\match dscp, up, cos set dscp <> class video set dscp <> class class-default set dscp <> |
||
マーキングおよびポリシングを使用したクライアント入力ポリシー |
policy-map client_in_policy class dscp-48 //match dscp 48 set cos 3 police 2m class up-4 //match wlan user-priority 4 set dscp 10 police 3m class acl //match acl set cos 2 police 5m class class-default set dscp 20 police 15m |
||
階層型クライアント入力ポリシー | policy-map client-child-policy class voice //match dscp 46 set dscp 40 police 5m class video //match dscp 34 set dscp 30 police 7m policy-map client-in-policy class class-default police 15m service-policy client-child-policy |
次の例は、平均レート シェーピングを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec1 Switch(config-cmap)# description matching precedence 1 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 1 Switch(config-cmap)# end Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec2 Switch(config-cmap)# description matching precedence 2 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map shaper Switch(config-pmap)# class prec1 Switch(config-pmap-c)# shape average 512000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# policy-map shaper Switch(config-pmap)# class prec2 Switch(config-pmap-c)# shape average 512000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 1024000
クラス マップ、ポリシー マップ、シェーピング平均を設定したら、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、DSCP 値および割合に基づいて、キュー制限ポリシーを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch#(config)# policy-map port-queue Switch#(config-pmap)# class dscp-1-2-3 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 1 percent 80 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 2 percent 90 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 3 percent 100 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-4-5-6 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 4 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 5 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 6 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-7-8-9 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 7 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 8 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 9 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-10-11-12 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 10 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 11 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 12 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-13-14-15 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 10 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 13 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 14 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 15 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# end Switch#
上記のポリシー マップのキュー制限の設定が終了すると、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用することができます。
次の例は、キュー バッファ ポリシーを設定して QoS のインターフェイスに適用する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-map policy1001 Switch(config-pmap)# class class1001 Switch(config-pmap-c)# bandwidth remaining ratio 10 Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio ? <0-100> Queue-buffers ratio limit Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio 20 Switch(config-pmap-c)# end Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitEthernet2/0/3 Switch(config-if)# service-policy output policy1001 Switch(config-if)# end
次の例は、ポリサーに関連付けることができるさまざまなポリシング アクションを示しています。 これらのアクションは、パケット設定の適合、超過、または違反によって実現されます。 トラフィック プロファイルを超過または違反したパケットをドロップ、マーク付け、または送信することができます。
たとえば、1 つの一般的な導入シナリオでは、エンタープライズ顧客ポリシー トラフィックがネットワークからサービス プロバイダーに送信され、DSCP 値が異なる、適合、超過、および違反パケットをマーキングします。 サービス プロバイダーは、輻輳があると DSCP 値の超過および違反としてマーキングされたパケットをドロップすることができますが、使用可能な帯域幅がある場合は送信することも可能です。
(注) |
Layer 2 フィールドには CoS フィールドが含まれるようにマーキングでき、Layer 3 フィールドには precedence および DSCP フィールドが含まれるようにマーキングできます。 |
1 つの便利な機能として、複数のアクションとイベントを関連付ける機能があります。 たとえば、すべての適合パケットについて、precedence ビットと CoS を設定できます。 アクションを設定するサブモードは、ポリシング機能によって配信できます。
これは、ポリシング アクションの設定例を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-map police Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police cir 1000000 pir 2000000 Switch(config-pmap-c-police)# conform-action transmit Switch(config-pmap-c-police)# exceed-action set-dscp-transmit dscp table exceed-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# violate-action set-dscp-transmit dscp table violate-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# end
この例では、exceed-markdown-table と violate-mark-down-table がテーブル マップです。
(注) |
ポリサー ベースのマークダウン アクションは、テーブル マップを使用する場合のみサポートされます。 switchの各マーキング フィールドで許可されているマークダウン テーブル マップは 1 つだけです。 |
次の例では、VLAN のポリサー設定を表示します。 この設定の最後に、QoS のインターフェイスに VLAN ポリシー マップを適用します。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map vlan100 Switch(config-cmap)# match vlan 100 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map vlan100 Switch(config-pmap)# policy-map class vlan100 Switch(config-pmap-c)# police 100000 bc conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# end Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitEthernet1/0/5 Switch(config-if)# service-policy input vlan100
次の例は、QoS でサポートされるポリシングのさまざまな単位を示しています。 ポリシングの単位はトークン バケットが動作する基盤です。
次の単位のポリシングがサポートされています。
CIR および PIR はビット/秒で指定します。 バースト パラメータはバイト単位で指定します。 これはデフォルトのモードであり、単位が指定されていない場合に使用される単位です。 CIR および PIR は、パーセントでも設定できます。その場合バースト パラメータをミリ秒単位で設定する必要があります。
CIR および PIR はパケット/秒で指定します。 この場合、バースト パラメータもパケットで設定されます。
次の例は、ビット/秒のポリサー設定を示しています。
Switch(config)# policy-map bps-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c) # police rate 256000 bps burst 1000 bytes conform-action transmit exceed-action drop
次の例は、パケット/秒のポリサー設定を示しています。 この設定では、測定単位がパケットであるデュアル レートの 3 カラー ポリサーが設定されます。 バーストおよびピーク バーストはすべてパケットに指定されます。
Switch(config)# policy-map pps-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police rate 5000 pps burst 100 packets peak-rate 10000 pps peak-burst 200 packets conform-action transmit exceed-action drop violate-action drop
次の例は、シングルレート 2 カラー ポリサーを設定する方法を示しています。
Switch(config)# class-map match-any prec1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 1 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map policer Switch(config-pmap)# class prec1 Switch(config-pmap-c)# police cir 256000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)#
次の例は、デュアルレート 3 カラー ポリサーを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-Map dual-rate-3color-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police cir 64000 bc 2000 pir 128000 be 2000 Switch(config-pmap-c-police)# conform-action transmit Switch(config-pmap-c-police)# exceed-action set-dscp-transmit dscp table exceed-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# violate-action set-dscp-transmit dscp table violate-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)#
この例では、exceed-markdown-table と violate-mark-down-table がテーブル マップです。
(注) |
ポリサー ベースのマークダウン アクションは、テーブル マップを使用する場合のみサポートされます。 switchの各マーキング フィールドで許可されているマークダウン テーブル マップは 1 つだけです。 |
次のステップと例は、QoS 設定でテーブル マップ マーキングを使用する方法を示しています。
テーブル マップを定義します。
table-map コマンドを使用してテーブル マップを定義し、値のマッピングを示します。 このテーブルでは、テーブルが使用されるポリシーまたはクラスを認識しません。 テーブル マップのデフォルトのコマンドは、一致する「from」フィールドがない場合に、「to」フィールドにコピーされる値を示します。 この例では、table-map1 というテーブル マップが作成されます。 定義されたマッピングでは、値 0 が 1 に、2 が 3 に変換され、デフォルト値は 4 に設定されます。
Switch(config)# table-map table-map1 Switch(config-tablemap)# map from 0 to 1 Switch(config-tablemap)# map from 2 to 3 Switch(config-tablemap)# default 4 Switch(config-tablemap)# exit
テーブル マップが使用されるポリシー マップを定義します。
この例では、着信 CoS が table-map1 テーブルで指定されたマッピングに基づいて、DSCP にマッピングされます。 この例では、着信パケットの DSCP が 0 である場合、パケット内の CoS は 1 に設定されます。 テーブル マップ名が指定されていない場合、このコマンドではデフォルトの動作が実行され、値が「from」フィールド(この場合は DSCP)から「to」フィールド(この場合は CoS)にコピーされます。 ただし、CoS が 3 ビット フィールドであっても DSCP は 6 ビット フィールドです。これは、DSCP 内の最初の 3 ビットに CoS がコピーされることを意味します。
Switch(config)# policy map policy1 Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# set cos dscp table table-map1 Switch(config-pmap-c)# exit
ポリシーをインターフェイスに関連付けます。
Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/1 Switch(config-if)# service-policy output policy1 Switch(config-if)# exit
次の例は、テーブル マップを使用して、QoS 設定のインターフェイスで CoS マーキングを保持する方法を示しています。
(例で設定されている)cos-trust-policy ポリシーは入力方向でイネーブルになり、インターフェイスに着信する CoS マーキングが保持されます。 ポリシーがイネーブルになっていない場合は、デフォルトで DSCP だけが信頼されます。 純粋なレイヤ 2 パケットがインターフェイスに着信すると、CoS の入力ポートに一致するポリシーがない場合は、CoS 値が 0 に書き換えられます。
Switch# configure terminal Switch(config)# table-map cos2cos Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# policy map cos-trust-policy Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# set cos cos table cos2cos Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/2 Switch(config-if)# service-policy input cos-trust-policy Switch(config-if)# exit
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
この章で使用するコマンドの完全な構文および使用方法の詳細。 |
QoS Command Reference (Catalyst 3850 Switches) 『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』 |
コール アドミッション制御(CAC) |
System Management Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) System Management Command Reference (Catalyst 3850 Switches) |
マルチキャスト シェーピングおよびポリシング レート |
IP Multicast Routing Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) |
Application Visibility and Control(アプリケーションの可視性およびコントロール) |
System Management Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) System Management Command Reference (Catalyst 3850 Switches) |
説明 | Link |
---|---|
このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決するために、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。 |
https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Errordecoder/index.cgi |
標準/RFC | タイトル |
---|---|
— |
MIB | MIB のリンク |
---|---|
本リリースでサポートするすべての MIB |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 |
説明 | Link |
---|---|
シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。 お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。 シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。 |
リリース |
変更内容 |
||
---|---|---|---|
Cisco IOS XE 3.2SE |
この機能が導入されました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
有線ポートとワイヤレス ポートの両方における一貫して信頼できるシステム デフォルトの信頼動作。 Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ワイヤレス ポートでのデフォルトの信頼動作は、no qos wireless default untrust コマンドを使用して変更できました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
IPv6 ワイヤレス クライアントのサポート。 Cisco IOS XE 3.2 ソフトウェア リリースは、ワイヤレス クライアントに対して IPv6 をサポートしていませんでした。 新しいリリースでは、これをサポートしています。 クライアント ポリシーは、IPv4 および IPv6 フィルタを設定できるようになりました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
3 つの無線と 11ac のサポート。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
show policy-map コマンドで使用可能な新しい分類カウンタ。
|
||
Cisco IOS XE 3.6E |
入力 SSID ポリシーのマーキングおよびポリシング アクション。 クライアント ポリシーはアクセス ポイントで適用されます。 |
||
Cisco IOS XE 3.6E |
ワイヤレス ターゲット用に show policy-map コマンドで使用可能な新しい分類カウンタ。 |
||
Cisco IOS XE 3.6E |
統計情報は、入力ポリシーでだけサポートされます。 |
目次
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、使用するプラットフォームおよびソフトウェア リリースの Bug Search Tool およびリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
QoS は、次の主要コンポーネントで構成されています。
分類:分類は、ACL、DiffServ コード ポイント(DSCP)、サービス クラス(CoS)、およびその他の要因に基づいて、トラフィックの 1 つのタイプを区別するプロセスです。
マーキングと変換:マーキングは、特定の情報をネットワークのダウンストリーム デバイスに伝送するか、スイッチ内の 1 つのインターフェイスから別のインターフェイスに情報を伝送するためにトラフィック上で使用されます。 トラフィックをマークすると、そのトラフィックの QoS 動作が適用されます。 これは、set コマンドを直接使用するか、入力値を受け取って出力の値に直接変換するテーブル マップで実行できます。
シェーピングとポリシング:シェーピングはダウンストリーム デバイスで輻輳が発生しないようにトラフィック レートを調整しながら、トラフィックの最大レートを強制するプロセスのことです。 最も一般的な形式のシェーピングは、物理または論理インターフェイスから送信されるトラフィックを制限するために使用されます。 ポリシングは、トラフィック クラスに最大レートを強制するために使用されます。 レートを超過した場合は、イベント発生直後に特定のアクションが実行されます。
キューイング:キューイングは、トラフィックの輻輳を防止するために使用されます。 トラフィックは、帯域割り当てに基づいて処理およびスケジューリングするために、特定のキューに送信されます。 次に、トラフィックはポートを介してスケジュールまたは送信されます。
帯域幅:帯域幅の割り当てにより、QoS ポリシーが適用されるトラフィックで使用可能な容量が決まります。
信頼:信頼により、トラフィックがスイッチを通過できるようになります。明示なポリシー設定がない場合、エンド ポイントから、またはエンド ポイントへの DSCP 値、precedence 値、または CoS 値は保持されます。
Quality of Service(QoS)を設定することで、他のトラフィック タイプの代わりに特定のトラフィック タイプを優先的に処理できます。 QoS を設定しなかった場合、switch はパケットの内容やサイズに関係なく、各パケットにベストエフォート型のサービスを提供します。 switchは、信頼性、遅延限界、またはスループットが保証されていないパケットを送信します。
次に、QoS が提供する具体的な機能を示します。
switchでは、QoS 機能はモジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC)を使用してイネーブルにできます。 MQC はコマンドライン インターフェイス(CLI)構造を採用しています。これを使用すると、トラフィック ポリシーを作成し、作成したポリシーをインターフェイスにアタッチできます。 1 つのトラフィック ポリシーには、1 つのトラフィック クラスと 1 つ以上の QoS 機能が含まれます。 トラフィック クラスがトラフィックを分類するために使用されるのに対して、トラフィック ポリシーの QoS 機能は分類されたトラフィックの処理方法を決定します。 MQC の主な目的の 1 つは、プラットフォームに依存しないインターフェイスを提供することにより、シスコ プラットフォーム全体の QoS を設定することです。
ワイヤレス QoS は次のワイヤレス ターゲットで設定できます。
次の表に、ワイヤレス ターゲットでポリシーがどのようにサポートされるかを示します。
ワイヤレス ターゲット |
サポートされるワイヤレス ターゲットのポリシー |
出力方向をサポートするポリシー |
入力方向をサポートするポリシー |
---|---|---|---|
ワイヤレス ポート |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
いいえ |
Radio |
はい |
はい:ただし、ユーザ設定不可 |
いいえ |
SSID |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
はい:ユーザ設定可能 |
クライアント |
はい |
はい:ユーザ設定可能 |
はい:ユーザ設定可能 |
(注) |
ユーザが設定可能なその他のポリシーには、複数宛先のポリサーおよび VLAN が含まれます。 |
ワイヤレス QoS は次の機能をサポートします。
スイッチは IPv4 および IPv6 トラフィックの QoS をサポートし、クライアント ポリシーに IPv4 および IPv6 のフィルタを設定できます。
機能 |
有線 |
ワイヤレス |
---|---|---|
ターゲット |
||
設定手順 |
service-policy コマンドを使用してインストールされた QoS ポリシー。 |
|
ポート レベルで許可されたキューの数 |
ポートでは最大 8 つのキューがサポートされます。 |
4 つのキューだけがサポートされています。 |
分類メカニズム |
Target | 機能 | トラフィック | ポリシーが適用される方向 | 注 |
---|---|---|---|---|
ポート | 非リアルタイム(NRT)、リアルタイム(RT) | ダウンストリーム | ||
Radio | 非リアルタイム | ダウンストリーム | 無線ポリシーはユーザ設定可能ではありません。 | |
SSID | 非リアルタイム、リアルタイム | アップストリームおよびダウンストリーム | シェーピングおよび BRR などのキューイング アクションは、ダウンストリーム方向にのみ許可されます。 | |
クライアント | 非リアルタイム、リアルタイム | アップストリームおよびダウンストリーム |
switchはポートベースのポリシーをサポートしています。 ポート ポリシーには、ポート シェーパーと子ポリシー(port_child_policy)が含まれます。
(注) |
ポートの子ポリシーは、スイッチの有線ポートではなく、ワイヤレス ポートにだけ適用されます。 ワイヤレス ポートは、AP が join するポートとして定義されます。 デフォルト ポートの子ポリシーは、起動時にスイッチのワイヤレス ポートに適用されます。ポートのシェーパー レートは 1G に制限されています |
ポート シェーパーは、デバイスと AP 間で適用可能なトラフィック ポリシーを指定します。 これは、アクセス ポイントでサポートされる無線レートの合計です。
子ポリシーは、ポート子ポリシーで定義されたパケットとキューの間のマッピングを指定します。 子ポリシーは、音声、ビデオ、class-default、および non-client-nrt クラスを含めるように設定できます。この音声とビデオは、DSCP 値(外部 CAPWAP ヘッダーの DSCP 値)に基づいています。 class-default の定義は、音声およびビデオ DSCP 以外の値としてシステムに認識されます。
DSCP 値は、パケットがポートに到達するときに割り当てられます。 パケットがポートに到着する前に、SSID ポリシーがパケットに適用されます。 ポートの子ポリシーには、特定のポート トラフィックでのマルチキャストの割合が含まれます。 デフォルトでは、ポートの子ポリシーは使用できるレートの最大 10 % を割り当てます。
ここでは、スイッチのポート ポリシーの動作について説明します。 スイッチ ポートでは、有線またはワイヤレスの物理ポートは区別されません。 ポリシーは、スイッチに関連付けられたデバイスの種類に応じて適用されます。 たとえば、アクセス ポイントがスイッチ ポートに接続されている場合、スイッチはアクセス ポイントをワイヤレス デバイスとして検出し、親子ポリシー形式のデフォルトの階層型ポリシーを適用します。 このポリシーは、階層型ポリシーです。 親ポリシーは変更できませんが、子ポリシー(port-child ポリシー)は、QoS 設定に合わせて変更できます。 スイッチは、デフォルトのクラス マップとポリシー マップで事前に設定されます。
Class Map match-any non-client-nrt-class Match non-client-nrt
上記のポート ポリシーは、すべてのネットワーク トラフィックを Q3 キューへと処理します。 show class-map コマンドを実行して、クラス マップを表示できます。
Policy Map port_child_policy Class non-client-nrt-class bandwidth remaining ratio 10
(注) |
リストされているクラス マップとポリシー マップはシステム定義ポリシーであり、変更できません。 |
Policy-map policy_map_name Class class-default Shape average average_rate Service-policy port_child_policy
(注) |
親ポリシーは自動生成され、変更できません。 ネットワークの QoS 要件に合わせて port_child_policy ポリシーを設定する必要があります。 |
ネットワーク トラフィックのタイプによっては、ポートの子ポリシーを設定できます。 たとえば、一般的なワイヤレス ネットワーク構成において、音声およびビデオ トラフィックに特定のプライオリティを割り当てることができます。 次に例を示します。
Policy-map port_child_policy Class voice-policy-name (match dscp ef) Priority level 1 Police (multicast-policer-name-voice) Multicast Policer Class video-policy-name (match dscp af41) Priority level 2 Police (multicast-policer-name-video) Multicast Policer Class non-client-nrt-class traffic(match non-client-nrt) Bandwidth remaining ratio (brr-value-nrt-q2) Class class-default (NRT Data) Bandwidth remaining ratio (brr-value-q3)
voice-policy-name:音声パケット トラフィック用のルールを指定するクラス名を参照します。 DSCP 値は 46(キーワード ef で表される)にマッピングされます。 音声トラフィックにはプライオリティ 1 が割り当てられます。
video-policy-name:ビデオ パケット トラフィック用のルールを指定するクラス名を参照します。 DSCP 値は 34(キーワード af41 で表される)にマッピングされます。
multicast-policer-name-voice:マルチキャスト音声トラフィックを設定する必要がある場合、音声クラス マップのポリシングを設定できます。
multicast-policer-name-video:マルチキャスト ビデオ トラフィックを設定する必要がある場合、ビデオ クラス マップのポリシングを設定できます。
無線ポリシーはシステム定義であり、ユーザは設定できません。 無線ワイヤレス ターゲットは、出力方向にだけ適用されます。
無線ポリシーは無線単位、アクセス ポイント単位で適用されます。 無線のレート制限は、AP 無線レートの実際の制限です。 この値は、アクセス ポイントでサポートされている無線の合計と同じです。
入力および出力方向で SSID BSSID(基本サービス セット ID)の QoS ポリシーを作成できます。 デフォルトでは、SSID ポリシーはありません。 SSID の名前に基づいて SSID ポリシーを設定できます。 ポリシーは、BSSID 単位で適用できます。
SSID で作成できるポリシーのタイプには、テーブル マップ(table-map)、シェープ レート、RT1(Real Time 1)および RT2(Real Time 2)ポリサーを使用したマーキングが含まれます。 トラフィックが入力の場合は、通常、SSID でマーキング ポリシーを設定します。 トラフィックがダウンストリームの場合は、マーキングおよびキューイングを設定できます。
ポートと SSID で設定されているポリシー間では、1 対 1 のマッピングが必要です。 たとえば、ポートでクラス音声とクラス ビデオを設定すると、SSID に同様のポリシーを設定できます。
SSID のプライオリティは、帯域幅余剰比率を設定して指定できます。 SSID ポリシーのキューイングは、ダウンストリーム方向で適用されます。
(注) |
クライアント ポリシーには、IPv4 フィルタと IPv6 フィルタの両方を設定できます。 |
クライアント ポリシーは次のように設定できます。
(注) |
ユニファイド ワイヤレス コントローラ手順を設定し、MQC QoS コマンドを使用して AAA を設定した場合は、MQC QoS コマンドによって設定されたポリシーが優先されます。 |
(注) |
WLAN にクライアント ポリシーを適用する場合は、クライアント ポリシーを変更する前に WLAN をディセーブルにします。 SSID ポリシーは、WLAN がイネーブルでも変更できます。 |
switchは、ワイヤレス ターゲットの階層型 QoS をサポートしています。 階層型 QoS ポリシーは、ポート、無線、SSID、およびクライアントに適用されます。 デバイスに設定された QoS ポリシー(マーキング、シェーピング、ポリシングを含む)は、複数のターゲットに適用できます。 ネットワークに非リアルタイム トラフィックが含まれている場合、非リアルタイム トラフィックは Approximate Fair Drop に従います。 階層は、デバイスに送信されるパケット上のさまざまな QoS ポリシーの適用プロセスに関係します。 親と子ポリシーの両方に対してポリシングを設定できます。
ネットワークは通常、ベスト エフォート型の配信方式で動作します。したがって、すべてのトラフィックに等しいプライオリティが与えられ、適度なタイミングで配信される可能性はどのトラフィックでも同等です。 輻輳が発生すると、すべてのトラフィックが等しくドロップされます。
QoS 機能を設定すると、特定のネットワーク トラフィックを選択し、相対的な重要性に応じてそのトラフィックに優先度を指定し、輻輳管理および輻輳回避技術を使用して、優先処理を実行できます。 ネットワークに QoS を実装すると、ネットワーク パフォーマンスがさらに予測しやすくなり、帯域幅をより効率的に利用できるようになります。
QoS は、インターネット技術特別調査委員会(IETF)の規格である Differentiated Services(Diff-Serv)アーキテクチャに基づいて実装されます。 このアーキテクチャでは、ネットワークに入るときに各パケットを分類することが規定されています。
この分類は IP パケット ヘッダーに格納され、推奨されない IP タイプ オブ サービス(ToS)フィールドの 6 ビットを使用して、分類( クラス)情報として伝達されます。 分類情報をレイヤ 2 フレームでも伝達できます。
レイヤ 2 の ISL(スイッチ間リンク)フレーム ヘッダーには、下位 3 ビットで IEEE 802.1p サービス クラス(CoS)値を伝達する 1 バイトのユーザ フィールドがあります。 レイヤ 2 ISL トランクとして設定されたポートでは、すべてのトラフィックが ISL フレームに収められます。
レイヤ 2 802.1Q フレーム ヘッダーには、2 バイトのタグ制御情報フィールドがあり、上位 3 ビット(ユーザ プライオリティ ビット)で CoS 値が伝達されます。 レイヤ 2 802.1Q トランクとして設定されたポートでは、ネイティブ Virtual LAN(VLAN)のトラフィックを除くすべてのトラフィックが 802.1Q フレームに収められます。
インターネットにアクセスするすべてのスイッチおよびルータはクラス情報に基づいて、同じクラス情報が与えられているパケットは同じ扱いで転送を処理し、異なるクラス情報のパケットはそれぞれ異なる扱いをします。 パケットのクラス情報は、設定されているポリシー、パケットの詳細な検証、またはその両方に基づいて、エンド ホストが割り当てるか、または伝送中にスイッチまたはルータで割り当てることができます。 パケットの詳細な検証は、コア スイッチおよびルータの負荷が重くならないように、ネットワークのエッジ付近で行います。
パス上のスイッチおよびルータは、クラス情報を使用して、個々のトラフィック クラスに割り当てるリソースの量を制限できます。 Diff-Serv アーキテクチャでトラフィックを処理するときの、各デバイスの動作をホップ単位動作といいます。 パス上のすべてのデバイスに一貫性のあるホップ単位動作をさせることによって、エンドツーエンドの QoS ソリューションを構築できます。
ネットワーク上で QoS を実装する作業は、インターネットワーキング デバイスが提供する QoS 機能、ネットワークのトラフィック タイプおよびパターン、さらには着信および発信トラフィックに求める制御のきめ細かさによって、簡単にも複雑にもなります。
パケット分類は、特定の基準に基づいて定義したポリシーの複数のクラスの 1 つに属するものとしてパケットを識別するプロセスです。 モジュラ QoS CLI(MQC)は、ポリシークラス ベースの言語です。 ポリシー クラスの言語は、次の定義に使用されています。
ポリシーマップ テンプレートは、 スイッチの 1 つまたは複数のインターフェイスに関連付けられます。
パケット分類は、ポリシー マップで定義されたクラスの 1 つに属するものとしてパケットを識別するプロセスです。 分類プロセスは、処理されるパケットがクラス内の特定のフィルタに一致した場合に終了します。 これは、最初の一致による終了と呼ばれます。 つまり、ポリシー マップ内のクラスの順序に関係なく、パケットがポリシー内の複数のクラスに一致する場合、最初のクラスの一致後に分類プロセスが終了します。
パケットがポリシーのクラスと一致しない場合は、ポリシーのデフォルト クラスに分類されます。 すべてのポリシー マップには、システム定義のクラスのデフォルト クラスがあり、どのユーザ定義クラスにも一致しないパケットに一致します。
パケット分類は次のタイプに分類できます。
これは最も一般的な導入シナリオです。 レイヤ 3 およびレイヤ 4 ヘッダーの多くのフィールドは、パケット分類に使用できます。
最もきめ細かいレベルでは、この分類方法はフロー全体を照合するために使用できます。 この導入タイプで、アクセス コントロール リスト(ACL)を使用できます。 ACL は、フローのさまざまなサブセット(送信元 IP アドレスのみ、宛先 IP アドレスのみ、または両方の組み合わせなど)に基づく照合に使用することもできます。
分類は、IP ヘッダーの precedence 値または DSCP 値に基づいて実行することもできます。 IP precedence フィールドは、特定のパケットを処理する必要がある相対プライオリティを示すために使用されます。 これは、IP ヘッダー内のタイプ オブ サービス(ToS)バイトの 3 ビットで構成されます。
(注) | IP precedence はワイヤレス QoS ではサポートされません。 |
IP precedence 値
IP precedence ビット
IP precedence の名前
0
000
ルーチン
1
001
プライオリティ
2
010
Immediate
3
011
Flash
4
100
フラッシュ オーバーライド
5
101
Critical
6
110
インターネットワーク制御
7
111
ネットワーク制御
(注) |
ネットワークのルーティング制御トラフィックすべては、IP precedence 値 6 をデフォルトで使用します。 また、IP precedence 値 7 は、ネットワーク制御トラフィック用に予約されています。 したがって、IP precedence 値 6 および 7 はユーザ トラフィック用に推奨されません。 |
DSCP フィールドは、IP ヘッダーの 6 ビットで構成され、インターネット技術特別調査委員会(IETF)の DiffServ ワーキング グルーにより標準化されています。 DSCP ビットが含まれた元の ToS バイトは、DSCP バイトの名前を変更しました。 DSCP フィールドは、IP precedence と同様に IP ヘッダーの一部です。 DSCP フィールドは、IP precedence フィールドのスーパー セットです。 したがって、DSCP フィールドは、IP precedence に関連して説明した内容と同様の方法で使用され、設定されます。
(注) |
DSCP フィールド定義は IP precedence 値と下位互換性があります。 |
レイヤ 2 ヘッダー情報に基づく分類は、さまざまな方法で実行できます。 最も一般的な方法は次のとおりです。
MAC アドレスベースの分類(アクセス グループの場合のみ):分類は送信元 MAC アドレス(入力方向のポリシー用)および宛先 MAC アドレス(出力方向のポリシー用)に基づいています。
サービス クラス:分類は、IEEE 802.1p 標準に基づくレイヤ 2 ヘッダーの 3 ビットに基づいて行われます。 これは通常、IP ヘッダーの ToS バイトにマッピングします。
VLAN ID:分類は、パケットの VLAN ID に基づいて行われます。
(注) |
レイヤ 2 ヘッダー内のこれらフィールドの一部は、ポリシーを使用して設定することもできます。 |
スイッチは分類がパケット ヘッダーまたはペイロードの情報に基づいていない場合に使用できる分類メカニズムを提供します。
複数の入力インターフェイスから出力インターフェイスの特定のクラスに送信されるトラフィックを集約する必要が生じる場合があります。 たとえば、複数のカスタマー エッジ ルータが、異なるインターフェイスの同じアクセス スイッチに接続される可能性があります。 サービス プロバイダーは、特定のレートでコアに送信されるすべての集約音声トラフィックをポリシングする場合があります。 ただし、異なるカスタマーからの音声トラフィックには、異なる ToS 設定がなされている可能性があります。 QoS グループベースの分類は、次のシナリオで役立つ機能です。
入力インターフェイスで設定されたポリシーは、QoS グループを特定の値に設定します。この値は出力インターフェイスでイネーブルになっているポリシーのパケットの分類に使用できます。
QoS グループは、スイッチ内部のパケット データ構造内のフィールドです。 QoS グループは、スイッチの内部ラベルであり、パケット ヘッダーの一部ではないことに注意してください。
分類:パケットと QoS ラベルを関連付けて、パケットごとに異なるパスを分類します。 たとえば、 スイッチは、ある種類のトラフィックを別の種類のトラフィックと区別するためにパケット内の CoS または DSCP を QoS ラベルにマッピングします。 生成された QoS ラベルは、このパケットでこれ以降に実行されるすべての QoS アクションを識別します。
ポリシング:ポリシングでは、着信トラフィックのレートを設定済みポリサーと比較して、パケットが適合か不適合かを判別します。 ポリサーは、トラフィック フローで消費される帯域幅を制限します。 その判別結果がマーカーに渡されます。
マーキング:マーキングでは、パケットが不適合の場合の対処法に関して、ポリサーおよび設定情報を検討し、パケットの扱い(パケットを変更しないで通過させるか、パケットの QoS ラベルをマークダウンするか、またはパケットをドロップするか)を決定します。
(注) |
ワイヤレス入力ポートでのポリシー適用は、スイッチではサポートされていません。 |
ポリシング:ポリシングでは、着信トラフィックのレートを設定済みポリサーと比較して、パケットが適合か不適合かを判別します。 ポリサーは、トラフィック フローで消費される帯域幅を制限します。 その判別結果がマーカーに渡されます。
マーキング:マーキングでは、パケットが不適合の場合の対処法に関して、ポリサーおよび設定情報を検討し、パケットの扱い(パケットを変更しないで通過させるか、パケットの QoS ラベルをマークダウンするか、またはパケットをドロップするか)を決定します。
キューイング:キューイングでは、使用する出力キューを選択する前に、QoS パケット ラベルおよび対応する DSCP 値または CoS 値を評価します。 複数の入力ポートが 1 つの出力ポートに同時にデータを送信すると輻輳が発生することがあるため、重み付けテール ドロップ(WTD)によってトラフィック クラスを区別し、QoS ラベルに基づいてパケットに別々のしきい値を適用します。 しきい値を超過している場合、パケットはドロップされます。
分類とは、パケットのフィールドを検証して、トラフィックの種類を区別するプロセスです。 分類は、 スイッチで QoS がイネーブルの場合のみイネーブルになります。 デフォルトでは、QoS はスイッチでイネーブルにされています。
分類中に、スイッチは検索処理を実行し、パケットに QoS ラベルを割り当てます。 QoS ラベルは、パケットに対して実行するすべての QoS アクション、およびパケットの送信元キューを識別します。
IP 標準 ACL、IP 拡張 ACL、またはレイヤ 2 MAC ACL を使用すると、同じ特性を備えたパケット グループ(クラス)を定義できます。 また IPv6 ACL に基づいて IP トラフィックを分類することもできます。
QoS のコンテキストでは、アクセス コントロール エントリ(ACE)の許可および拒否アクションの意味が、セキュリティ ACL の場合とは異なります。
許可アクションとの一致が検出されないまま、すべての ACE の検証が終了した場合、そのパケットでは QoS 処理は実行されず、 スイッチによってベストエフォート型サービスが実行されます。
ポートに複数の ACL が設定されている場合に、許可アクションを含む最初の ACL とパケットの一致が見つかると、それ以降の検索処理は中止され、QoS 処理が開始されます。
(注) |
アクセス リストを作成するときは、アクセス リストの末尾に暗黙の拒否ステートメントがデフォルトで存在し、それ以前のステートメントで一致が見つからなかったすべてのパケットに適用されることに注意してください。 |
ACL でトラフィック クラスを定義した後で、そのトラフィック クラスにポリシーを結合できます。 ポリシーにはそれぞれにアクションを指定した複数のクラスを含めることができます。 ポリシーには、特定の集約としてクラスを分類する(DSCP を割り当てるなど)コマンドまたはクラスのレート制限を実施するコマンドを含めることができます。 このポリシーを特定のポートに結合すると、そのポートでポリシーが有効になります。
IP ACL を実装して IP トラフィックを分類する場合は、 access-list グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。レイヤ 2 MAC ACL を実装して非 IP トラフィックを分類する場合は、 mac access-list extended グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
クラス マップは、特定のトラフィック フロー(またはクラス)に名前を付けて、他のすべてのトラフィックと区別するためのメカニズムです。 クラス マップでは、さらに細かく分類するために、特定のトラフィック フローと照合する条件を定義します。 この条件には、ACL で定義されたアクセス グループとの照合、または DSCP 値や IP precedence 値の特定のリストとの照合を含めることができます。 複数のトラフィック タイプを分類する場合は、別のクラス マップを作成し、異なる名前を使用できます。 パケットをクラス マップ条件と照合した後で、ポリシー マップを使用してさらに分類します。
クラス マップを作成するには、 class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドまたは class ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドを使用します。 多数のポート間でマップを共有する場合には、 class-map コマンドを使用する必要があります。 class-map コマンドを入力すると、 スイッチによってクラス マップ コンフィギュレーション モードが開始されます。 このモードで、 match クラス マップ コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィックの一致条件を定義します。
class class-default ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドを使用して、デフォルト クラスを作成できます。 デフォルト クラスはシステム定義であり、設定することはできません。 分類されていないトラフィック(トラフィック クラスで指定された一致基準を満たさないトラフィック)は、デフォルト トラフィックとして処理されます。
ポリシー マップでは、作用対象のトラフィック クラスを指定します。 アクションには次が含まれます。
トラフィック クラスに特定の DSCP 値または IP precedence 値を設定する
トラフィック クラスに CoS 値を設定する
QoS グループを設定する
トラフィック クラスのワイヤレス LAN(WLAN)値を設定する
トラフィックがアウト オブ プロファイルになった場合の、トラフィックの帯域幅制限やアクションを指定する
ポリシー マップを効率的に機能させるには、ポートにポリシー マップを結合する必要があります。
ポリシー マップは、 policy-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して作成し、名前を付けます。 このコマンドを入力すると、 スイッチによってポリシーマップ コンフィギュレーション モードが開始されます。 このモードでは、 class、trust、または set ポリシー マップ コンフィギュレーション コマンドおよびポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して、特定のトラフィック クラスに対して実行するアクションを指定します。
ポリシー マップは、 police、および bandwidth ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して設定できます。これらのコマンドは、ポリサー、トラフィックの帯域幅制限、および制限を超過した場合のアクションを定義します。 またポリシー マップは、 priority ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンド(クラスの優先順位をスケジューリングする)、キューイング ポリシーマップ クラス コンフィギュレーションコマンド(queue-buffers および queue-limit)を使用してさらに設定できます。
ポリシー マップをイネーブルにするには、 service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポートにマップを結合します。
実行対象となるトラフィック クラスを指定する非階層型ポリシー マップを、物理ポート上に設定できます。 アクションには、トラフィック クラスでの特定の DSCP または IP precedence 値の設定、一致する各トラフィック クラス(ポリサー)に対するトラフィックの帯域幅限度の指定、トラフィックがアウト オブ プロファイル(マーキング)の場合の処理などが含まれます。
スイッチは、VLAN の QoS 機能をサポートします。これにより、ユーザは、着信フレームの VLAN 情報を使用して VLAN レベルで QoS 処理(分類と QoS アクション)を実行できます。 VLAN ベースの QoS では、サービス ポリシーが SVI インターフェイスに適用されます。 VLAN ポリシー マップに属するすべての物理インターフェイスは、ポートベースのポリシー マップの代わりに VLAN ベースのポリシー マップが表示されるようにプログラムする必要があります。
ポリシー マップは VLAN SVI に適用されますが、ポリシング(レート制限)アクションはポート単位でしか実行できません。 複数の物理ポートからのトラフィックの合計が認識されるようにポリサーを設定できません。 各ポートは、そのポートに着信するトラフィックを制御する別のポリサーを必要とします。
QoS ポリシーはポリサーを使用してクライアント トラフィックのレートを制限するように設定できます。 これには、リアルタイム トラフィックと非リアルタイム トラフィックの両方が含まれます。 非リアルタイム トラフィックは AFD ポリサーを使用してポリシングされます。 これらのポリサーは、1 レート 2 カラーのみ設定可能です。
(注) |
クライアント ポリシーには、音声およびビデオ レート制限が同時に適用されます。 |
アップストリーム レートおよびダウンストリームのレート制限は、SSID レベルのポリシングを使用して実行されます。 AFD はリアルタイム トラフィックをドロップできません。トラフィック キューでのみポリシングできます。 SSID レベルではリアルタイムのポリシングと AFD シェーピングが実行されます。 ポリサーは、1 レート 2 カラーのみ設定可能です。
無線にはデフォルトのシェーピング ポリシーがあります。 このシェーピング制限は、無線自体の物理的制限です。 show policy-map interface wireless radio コマンドを使用して、無線のポリシー マップを確認できます。
パケットが分類され、DSCP ベース、CoS ベース、または QoS グループのラベルが割り当てられると、ポリシングおよびマーキング プロセスを開始できます。
ポリシングには、トラフィックの帯域幅限度を指定するポリサーの作成が伴います。 制限を超えるパケットは、「 アウト オブ プロファイル」または「 不適合」になります。 各ポリサーはパケットごとに、パケットが適合か不適合かを判別し、パケットに対するアクションを指定します。 これらのアクションはマーカーによって実行されます。パケットを変更しないで通過させるアクション、パケットをドロップするアクション、またはパケットに割り当てられた DSCP または CoS 値を変更(マークダウン)してパケットの通過を許可するアクションなどがあります。
パケットの混乱を避けるため、通常、適合トラフィックと不適合トラフィックは両方とも同じキューを通過します。
(注) |
すべてのトラフィックは、ブリッジングされるかルーティングされるかに関係なく、ポリサーの影響を受けます(ポリサーが設定されている場合)。 その結果、ブリッジングされたパケットは、ポリシングまたはマーキングが行われたときにドロップされたり、DSCP または CoS フィールドが変更されたりすることがあります。 |
物理ポートでのみポリシングを設定できます。
ポリシー マップおよびポリシング アクションを設定したあとで、 service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、入力ポートまたは SVI にポリシーを付加します。
ポリシングは、トークン バケット アルゴリズムを使用します。 各フレームが スイッチに着信すると、バケットにトークンが追加されます。 バケットにはホールがあり、平均トラフィック レートとして指定されたレート(ビット/秒)で送信されます。 バケットにトークンが追加されるたびに、スイッチはバケット内に十分なスペースがあるかを確認します。 十分なスペースがなければ、パケットは不適合とマーキングされ、指定されたポリサー アクション(ドロップまたはマークダウン)が実行されます。
バケットが満たされる速度は、バケット深度(burst-byte)、トークンが削除されるレート(rate-bps)、および平均レートを上回るバースト期間によって決まります。 バケットのサイズによってバースト長に上限が設定され、バックツーバックで送信できるフレーム数が制限されます。 バースト期間が短い場合、バケットはオーバーフローせず、トラフィック フローに何のアクションも実行されません。 ただし、バースト期間が長く、レートが高い場合、バケットはオーバーフローし、そのバーストのフレームに対してポリシング アクションが実行されます。
バケットの深さ(バケットがオーバーフローするまでの許容最大バースト)を設定するには、 police ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドの burst-byte オプション。 トークンがバケットから削除される速度(平均速度)を設定するには、 police ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション コマンドの rate オプション。
マーキングは、特定の情報をネットワークのダウンストリーム デバイスに伝送するか、 スイッチ内の 1 つのインターフェイスから別のインターフェイスに情報を伝送するために使用します。
マーキングは、パケット ヘッダーの特定のフィールド/ビットを設定するか、スイッチ内部のパケット構造内の特定のフィールドを設定するために使用できます。 さらに、マーキング機能はフィールド間のマッピングの定義に使用できます。 QoS では次のマーキング方法を使用できます。
パケット ヘッダー フィールドのマーキングは 2 種類の一般的なカテゴリに分類できます。
IP レベルのマーキング機能は、precedence を設定したり、IP ヘッダー内の DSCP を特定の値に設定したりして、ダウンストリーム デバイス(スイッチまたはルータ)で特定のホップごとの動作を実行するために使用されます。また、異なる入力インターフェイスからのトラフィックを、出力インターフェイス内の単一のクラスに集約するためにも使用できます。 この機能は現在、IPv4 および IPv6 ヘッダーでサポートされています。
レイヤ 2 ヘッダーのマーキングは、通常、ダウンストリーム デバイス(スイッチまたはルータ)のドロップ動作に影響を与えるために使用されます。 これは、レイヤ 2 ヘッダーの一致と並行して動作します。 ポリシー マップを使用して設定されるレイヤ 2 ヘッダーのビットはサービス クラスです。
この形式のマーキングには、パケット ヘッダーの一部ではないパケット データ構造内のフィールドのマーキングが含まれます。これにより、後でデータ パスでマーキングを使用できるようになります。 これはスイッチ間で伝搬されません。 QoS グループのマーキングはこのカテゴリに分類されます。 この形式のマーキングは、入力インターフェイスで有効になっているポリシーだけでサポートされます。 対応する照合機能を同じスイッチの出力インターフェイスでイネーブルにし、適切な QoS アクションを適用することができます。
テーブル マップ マーキングは変換表を使用したフィールド間のマッピングおよび変換を可能にします。 この変換表はテーブル マップと呼ばれます。
インターフェイスに接続されているテーブル マップに応じて、パケット内の CoS、DSCP、および UP 値(ワイヤレス パケットに固有の UP)が書き換えられます。 スイッチにより、入力のテーブル マップ ポリシーと出力のテーブル マップ ポリシーを設定できます。
(注) |
スイッチのスタックは、合計 14 のテーブル マップをサポートします。 各方向の有線ポート単位で 1 つのテーブル マップだけがサポートされます。 |
たとえば、テーブル マップは、レイヤ 2 CoS 設定をレイヤ 3 の precedence 値にマッピングするのに使用できます。 この機能により、マッピングを実行する方法を示す 1 つのテーブルに複数の set コマンドを組み合わせて使用することができます。 このテーブルは複数のポリシーで参照するか、または同じポリシー内で複数回参照することができます。
パケット マーキング タイプ「To」 |
パケット マーキング タイプ「From」 |
---|---|
Precedence |
CoS |
Precedence |
QoS グループ |
DSCP |
CoS |
DSCP |
QoS グループ |
CoS |
Precedence |
CoS |
DSCP |
QoS グループ |
Precedence |
QoS グループ |
DSCP |
テーブル マップ ベースのポリシーでは、次の機能がサポートされています。
変換:1 つの DSCP 値セットから別の DSCP 値セットにマッピングするテーブル マップを利用できます。また、このテーブル マップは出力ポートに付加できます。
書き換え:入力パケットは設定されたテーブル マップに基づいて書き換えられます。
マッピング:テーブル マップ ベースのポリシーは、set ポリシーの代わりに使用できます。
テーブル マップ マーキングには、次の手順が必要です。
テーブル マップの定義:table-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して値をマッピングします。 テーブルが使用されるクラスまたはポリシーは認識されません。 テーブル マップのデフォルトのコマンドは、「from」フィールドで一致がない場合に値が「to」フィールドにコピーされることを示すために使用されます。
ポリシー マップの定義:テーブル マップを使用するポリシー マップを定義します。
ポリシーをインターフェイスに関連付けます。
(注) |
入力ポートのテーブル マップ ポリシーによって、そのポートの信頼設定が qos-marking の「from」タイプに変更されます。 |
ネットワークで QoS をサポートするには、サービス プロバイダー ネットワークに入るトラフィックをネットワーク境界ルータでポリシングし、トラフィック レートがサービス範囲内に収まるようにする必要があります。 ネットワーク コアのプロビジョニングで処理できるように設定されているトラフィックよりも多くのトラフィックがネットワーク境界のいくつかのルータから送信開始されると、トラフィック負荷の増加によってネットワーク輻輳が発生します。 ネットワークのパフォーマンスが低下すると、すべてのネットワーク トラフィックで QoS を提供することが困難になります。
トラフィック ポリシング機能(ポリシング機能を使用)およびシェーピング機能(トラフィック シェーピング機能を使用)はトラフィック レートを管理しますが、トークンが不足した場合のトラフィックの処理方法が異なります。 トークンの概念は、トークン バケット方式、トラフィック測定機能に基づいています。
(注) |
ネットワーク トラフィックで QoS テストを実行すると、シェーパー データとポリシング データで異なる結果が生じることがあります。 シェーピングからのネットワーク トラフィック データの方が、より正確な結果が得られます。 |
ポリシング機能 |
シェーピング機能 |
---|---|
適合するトラフィックをライン レートで送信し、バーストを許可します。 |
トラフィックが固定レートでスムーズに送信されます。 |
トークンが不足すると、アクションがただちに実行されます。 |
トークンが不足すると、パケットをバッファし、後でトークンが使用可能になった時点で送信します。 シェーピングを使用するクラスにはキューが関連付けられており、このキューを使用してパケットがバッファされます。 |
ポリシングは、ビット/秒、パケット/秒、およびセル/秒など複数の単位で設定できます。 |
シェーピングの設定単位はビット/秒だけです。 |
ポリシングには、イベントに複数の可能なアクションが関連付けられています。このようなアクションの例としては、イベント、マーキング、ドロッピングなどがあります。 |
シェーピングはプロファイルを満たさないパケットをマークできません。 |
入出力両方のトラフィックで機能します。 |
出力トラフィックに対してのみ実装されます。 |
ウィンドウ サイズを小さくしたためにパケット ドロップが発生すると、伝送制御プロトコル(TCP)は、回線速度でラインを検出しますが、設定されたレートに適合します。 |
TCP は低速回線があることを検出し、再送信タイマーを適切に調整できます。 これにより、再送信の範囲が狭くなり、TCP に負担をかけません。 |
QoS ポリシング機能は、トラフィック クラスに最大レートを強制するために使用されます。 QoS ポリシング機能は、プライオリティ機能と合わせて、プライオリティ トラフィックを制限するためにも使用できます。 レートを超過した場合は、イベント発生直後に特定のアクションが実行されます。 レート(認定情報レート [CIR] および最大情報レート [PIR])とバースト パラメータ(適合バースト サイズ [ Bc ] および拡張バースト サイズ [Be])は、すべてバイト/秒で設定されます。
QoS では次のポリシング形式またはポリサーがサポートされます。
(注) |
シングルレート 3 カラー ポリシングはサポートされません。 |
シングルレート 2 カラー ポリサーは、CIR と Bc だけを設定するモードです。
Bc は任意のパラメータであり、これが指定されていない場合、デフォルトで計算されます。 このモードでは、着信パケットに十分なトークンがある場合、パケットは適合すると見なされます。 パケットの到着時に、十分なトークンが Bc の範囲内で使用できない場合、パケットは設定レートを超えたと見なされます。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
デュアル レート ポリサーでは、 スイッチはカラー ブラインド モードのみをサポートします。 このモードでは、認定情報レート(CIR)および最大情報レート(PIR)を設定します。 名前からわかるように、この場合、最大レート用に 1 つ、認定レート用に 1 つの、合わせて 2 つのトークン バケットがあります。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
カラー ブラインド モードでは、最大レートのバケットの着信パケットが最初にチェックされます。 十分な数のトークンがない場合、パケットはレートに違反していると見なされます。 十分な数のトークンがある場合、次に適合レートのバケットのトークンをチェックして、十分な数のトークンがあるかどうかを判別します。 最大レートのバケットにあるトークンは、パケットのサイズによって減少します。 十分な数のトークンがない場合、パケットが設定されているレートを超過していると見なされます。 十分な数のトークンがある場合、パケットは適合すると見なされ、両方のバケットのトークンは、パケットのサイズによって減少します。
トークン補充レートは着信パケットによって異なります。 あるパケットが時間 T1 に着信し、次のパケットが時間 T2 に着信したとします。 T1 と T2 間の時間間隔は、トークン バケットに追加される必要があるトークンの数を決定します。 これは次のように計算されます。
パケットの時間間隔(T2-T1) * CIR)/8 バイト
シェーピングは、ダウンストリーム スイッチおよびルータで輻輳が発生しないようにトラフィック レートを調整しながら、トラフィックの最大レートを強制するプロセスのことです。 最も一般的な形式のシェーピングは、物理または論理インターフェイスから送信されるトラフィックを制限するために使用されます。
シェーピングにはバッファが関連付けられており、十分なトークンがないパケットがすぐにドロップされずにバッファされます。 シェーピングされるトラフィックのサブセットで使用可能なバッファ数は制限され、さまざまな要因に基づいて計算されます。 使用可能なバッファの数は、特定の QoS コマンドを使用して調整できます。 パケットはドロップされずに、バッファが使用可能になった時点でバッファされます。
スイッチは、クラスベースのトラフィック シェーピングを使用します。 このシェーピング機能は、インターフェイスに関連付けられたポリシーのクラスでイネーブルになります。 シェーピングが設定されたクラスには、トークンがないパケットを保持する複数のバッファが割り当てられます。 バッファされたパケットは FIFO を使用してクラスから送信されます。 最も一般的な形式の使用では、クラスベースのシェーピングを使用して、全体として物理インターフェイスまたは論理インターフェイスの最大レートを強制します。 クラスでは次のシェーピング形式がサポートされます。
シェーピングは、トークン バケットを使用して実行されます。 CIR、Bc、Be の値は、パケットが送信されるレートと、トークンが補充されるレートを決定します。
(注) |
トークン バケット アルゴリズムの詳細については、トークンバケット アルゴリズムを参照してください。 |
平均レート シェーピングを設定するには、shape average ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。
このコマンドは、特定のクラスの最大帯域幅を設定します。 キューの帯域幅は、ポートでさらに使用できる帯域幅があってもこの値に制限されます。 スイッチでは、割合またはターゲット ビット レート値でシェーピング平均を設定できます。
スイッチは、トラフィックの輻輳を防止するためにキューイングおよびスケジューリングを使用します。 スイッチは、次のキューイングおよびスケジューリング機能をサポートします。
bandwidth percent ポリシーマップ クラス コマンドを使用して、特定のクラスに最小帯域幅を割り当てることができます。 合計が 100 % を超えることはできず、合計が 100 % 未満である場合は、残りの帯域幅がすべての帯域幅キューで均等に分割されます。
(注) |
キューは、他のキューが全体のポート帯域幅を使用しない場合は、帯域幅をオーバーサブスクライブすることができます。 |
ポリシー マップで帯域幅タイプを混在させることはできません。 たとえば、1 つのポリシー マップで帯域幅の割合と kbps の両方を使用して、帯域幅を設定することはできません。
bandwidth remaining ratio ポリシーマップ クラス コマンドを使用して、指定されたキューでの未使用帯域幅の共有率を作成します。 未使用帯域幅は、これら指定されたキューにより、設定で指定されている比率で使用されます。 このコマンドは、priority コマンドがポリシー内の特定のキューでも使用される場合に使用します。
比率を割り当てる場合には、これらの比率に従って、キューに特定の重みが割り当てられます。
比率は 0 ~ 100 の範囲で指定できます。 たとえば、1 つのクラスの帯域幅余剰比率を 2 に設定し、別のクラスで帯域幅余剰比率 4 のキューを設定できます。 帯域幅余剰比率 4 は、帯域幅余剰比率 2 の 2 倍の回数スケジュールされます。
ポリシーの全帯域幅の比率の割り当ては 100 を超えることができます。 たとえば、1 つのキューの帯域幅余剰比率を 50 に設定し、別のキューに帯域幅余剰比率 100 を設定できます。
スイッチの出力キューは、重み付けテール ドロップ(WTD)と呼ばれるテール ドロップ輻輳回避メカニズムの拡張バージョンを使用します。 WTD はキュー長を管理したり、トラフィック分類ごとにドロップ優先順位を設定したりするために実装されています。
フレームが特定のキューにキューイングされると、WTD はフレームに割り当てられた QoS ラベルを使用して、それぞれ異なるしきい値を適用します。 この QoS ラベルのしきい値を超えると(宛先キューの空きスペースがフレーム サイズより小さくなると)、スイッチがフレームをドロップします。
各キューには 3 種類の設定可能なしきい値があります。 QoS ラベルは、3 つのしきい値のうちのどれがフレームの影響を受けるかを決定します。
例では、CoS 値 6 は他の CoS 値よりも重要度が高く、100 %のドロップしきい値(キューフル ステート)に割り当てられます。 CoS 値 4 は 60 % しきい値に、CoS 値 3 は 40 % しきい値に割り当てられます。 これらのしきい値はすべて、queue-limit cos コマンドを使用して割り当てます。
600 のフレームが格納されているキューに、新しいフレームが着信したとします。 これは CoS 値 4 を使用し、60 % のしきい値が適用されます。 このフレームがキューに追加されると、しきい値を超過するため、スイッチがフレームをドロップします。
各ポートは 8 つの出力キューをサポートし、そのうち 2 つにプライオリティを設定できます。
priority level ポリシー クラスマップ コマンドを使用して、2 つのクラスのプライオリティを設定します。 1 つのクラスにプライオリティ キュー レベル 1 を設定し、別のクラスにプライオリティ キュー レベル 2 を設定する必要があります。 これら 2 つのキューのパケットは、他のキューと比較して、低遅延になります。
(注) |
プライオリティは 1 つのレベルでのみ設定できます。 1 つのポリシーマップで使用できる完全プライオリティまたはレベル付きプライオリティは 1 つだけです。 kbps または割合のない同じプライオリティ レベルが設定された複数のプライオリティは、ポリシングですべてが設定された場合にのみ使用できます。 |
スイッチの各 1 ギガビット ポートには、ワイヤレス ポート用の 168 バッファと有線ポート用の 300 バッファが割り当てられます。 各 10 ギガビット ポートには、1800 バッファが割り当てられます。 ブート時に有線ポートでイネーブルになっているポリシー マップがない場合、デフォルトで作成される 2 つのキューがあります。 有線ポートには、MQC ベースのポリシーを使用して最大 8 つのキューを設定できます。 次の表に、どのパケットがどのキューに入っているかを示します。
(注) |
バッファのアベイラビリティを保証し、ドロップしきい値を設定し、キューの最大メモリ割り当てを設定できます。 キュー バッファを設定するには、queue-buffers ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。 最大しきい値を設定するには、queue-limit ポリシーマップ クラス コマンドを使用します。 |
バッファ割り当ては 2 種類あります。キューに明示的に予約される厳格なバッファと、特定のポートで未使用時に他のポートで利用可能な柔軟なバッファです。
ワイヤレス ポートのデフォルトでは、キュー 0 には、厳格なバッファとしてインターフェイスで利用可能なバッファの 40 % が割り当てられます。つまり、1 ギガビット ポートにおいては、キュー 0 に対して 67 バッファが割り当てられます。 このキューの柔軟な最大値は 1 ギガビット ポートに 268 (67 * 400/100 で計算)と設定されます。ここで、400 はキューに設定されたデフォルトの最大しきい値です。
有線ポートのデフォルトでは、キュー 0 には、厳格なバッファとしてインターフェイスで利用可能なバッファの 40 % が割り当てられます。つまり、1 ギガビット ポートにおいては、キュー 0 に対して 120 バッファが割り当てられ、10 ギガビット ポートにおいては、720 バッファが割り当てられます。 このキューの柔軟な最大値は 1 ギガビット ポートで 480(120 * 400/100 で計算)と設定され、10 ギガビット ポートで 2880 と設定されます。ここで、400 はキューに設定された最大しきい値です。
キュー 1 に割り当てられた厳格なバッファはありません。 デフォルトの柔軟なバッファ制限は 400(最大しきい値)に設定されます。 しきい値によって、共通プールから借用できる柔軟なバッファの最大数が決まります。
キューに対するバッファ割り当ては、queue-buffers ratio ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション コマンドを使用して調整できます。
従来、予約バッファは各キューに静的に割り当てられていました。 キューがアクティブかどうかにかかわらず、バッファはキューに保持されます。 さらに、キューの数が増えるに従って、各キューに割り当てられた予約バッファの部分が徐々に短くなることがあります。 最終的に、すべてのキューのジャンボ フレームをサポートするのに十分な予約バッファがなくなる可能性があります。
スイッチは、バッファ リソースを公平かつ効率的に割り当てる機能として、ダイナミックなしきい値および拡張(DTS)をサポートしています。 輻輳が発生すると、この DTS 機能はグローバル/ポート リソースの占有に基づいて、着信データにバッファを柔軟に割り当てます。 概念上、DTS は、リソースを他のキューが使用できるように、キュー バッファの割り当てを徐々に縮小します。逆も同様です。 この柔軟な方法によって、バッファをより効率的かつ公平に利用できるようになります。
前の項で説明したように、キューには厳格な制限と柔軟な制限の 2 つの制限が設定されています。
厳格な制限は DTS の一部ではありません。 これらのバッファはそのキューにだけ使用できます。 厳格な制限の合計は、グローバルに設定された厳格な最大制限未満である必要があります。 出力キューイング用に設定されたグローバルな厳格な制限は、現在 5705 に設定されています。 MQC ポリシーが設定されていないデフォルトのシナリオでは、24 の 1 ギガビット ポートが 24 * 67 = 1608 を使用し、4 つの 10 ギガビット ポートが 4 * 720 = 2880 を使用し、合計 4488 のバッファを使用して、設定に基づいてより厳格なバッファを割り当てることができます。
柔軟なバッファ制限は DTS プロセスに参加します。 さらに、柔軟なバッファ割り当ての一部は、グローバルな柔軟な制限の割り当てを超えることができます。 出力キューイング用のグローバルな柔軟な制限は、現在 7607 に設定されています。 厳格な制限と柔軟な制限の合計は 13312 になり、3.4 MB に変換されます。 柔軟なバッファ割り当ての合計がグローバルな制限を超える場合があるため、システムの負荷が軽ければ、特定のキューで多数のバッファを使用できるようになります。 DTS プロセスはシステムの負荷が増大するにしたがって、キュー単位の割り当てを動的に調整します。
ワイヤレス コンポーネントでのキューイングはポート ポリシーに基づいて実行され、ダウンストリーム方向にだけ適用されます。 ワイヤレス モジュールは次の 4 種類のキューをサポートします。
音声:これは完全プライオリティ キューです。 Q0 に代表されるこのキューは、制御トラフィックとマルチキャストまたはユニキャスト音声トラフィックを処理します。 すべての制御トラフィック(CAPWAP パケットなど)は、音声キューを介して処理されます。 QoS モジュールは、制御パケットおよび音声パケットを処理して、制御パケットが他の非制御パケットよりもプライオリティが高くなるように、音声キュー内の別のしきい値を使用します。
ビデオ:これは完全プライオリティ キューです。 Q1 に代表されるこのキューは、マルチキャストまたはユニキャスト ビデオ トラフィックを処理します。
データ NRT:Q2 に代表されるこのキューは、すべての非リアルタイム ユニキャスト トラフィックを処理します。
マルチキャスト NRT:Q3 に代表されるこのキューは、マルチキャスト NRT トラフィックを処理します。 Q0、Q1、または Q2 のトラフィックに一致しないトラフィックは、Q3 を通じて処理されます。
(注) |
デフォルトでは、キュー Q0 および Q1 はイネーブルになっていません。 |
(注) |
キュー Q2 および Q3 のトラフィックには、重み付けラウンド ロビン ポリシーが適用されます。 |
アップストリーム方向では 1 つのキューだけを使用できます。 ポートおよび無線ポリシーは、ダウンストリーム方向にだけ適用できます。
(注) |
有線ポートでは 8 つのキューがサポートされます。 |
スイッチ(IP 電話、ラップトップ、カメラ、テレプレゼンス ユニット、または他のデバイスなどのエンドポイント)に接続された有線またはワイヤレス ポートでは、それらのエンドポイントからの DSCP 値、precedence 値、または CoS 値がスイッチによって信頼され、明示的なポリシー設定がない場合に保持されます。
この信頼動作は、アップストリーム QoS とダウンストリーム QoS の両方に適用できます。
パケットはデフォルトの初期設定ごとに適切なキューに入れられます。 デフォルトでは、スイッチでの優先キューイングは実行されません。 これは、ユニキャストおよびマルチキャスト パケットに当てはまります。
着信パケット |
発信パケット |
信頼動作 |
キューイング動作 |
---|---|---|---|
レイヤ 3 |
レイヤ 3 |
DSCP/Precedence の保持 |
DSCP に基づく |
レイヤ 2 |
レイヤ 2 |
N/A |
CoS に基づく |
タグ付き |
タグ付き |
DSCP および CoS の保持 |
DSCP に基づく(信頼 DSCP が優先) |
レイヤ 3 |
タグ付き |
DSCP の保持、すなわち CoS が 0 に設定される |
DSCP に基づく |
Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしていました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ダウンストリーム方向では、アクセス ポイントは、キューイング用に音声、ビデオ、ベスト エフォート、およびバックグラウンドのキューを保持していました。 アクセスは 11e タグ情報に基づいてキューイング戦略を選択していました。 デフォルトでは、アクセス ポイントはすべてのワイヤレス パケットをベスト エフォートとして処理していました。
ワイヤレス ポートでのデフォルトの信頼動作は、qos wireless default untrust コマンドを使用して変更できました。
(注) |
Cisco IOS XE 3.2 SE リリースからそれ以降のリリースにアップグレードしても、ワイヤレス トラフィックのデフォルトの動作は非信頼のままです。 この場合、no qos wireless-default untrust コマンドを使用して、ワイヤレス トラフィックの信頼動作をイネーブルに設定できます。 ただし、switchで Cisco IOS XE 3.3 SE 以降のリリースをインストールすると、ワイヤレス トラフィックのデフォルトの QoS 動作は信頼になります。 Cisco IOS XE 3.3 SE リリース以降の新規インストール(アップグレードは不可)では、ワイヤレス トラフィックの出力および入力方向の両方でパケット マーキングが保持されます。 |
一般的なネットワークでは、 スイッチ ポートに Cisco IP Phone を接続し、電話の背後からデータ パケットを生成するデバイスをカスケードします。 Cisco IP Phone では、音声パケット CoS レベルをハイ プライオリティ(CoS = 5)にマーキングし、データ パケットをロー プライオリティ(CoS = 0)にマーキングすることで、共有データ リンクを通して音声品質を保証しています。 電話からスイッチに送信されたトラフィックは通常 802.1Q ヘッダーを使用するタグでマーキングされています。 ヘッダーには VLAN 情報およびパケットのプライオリティになる CoS の 3 ビット フィールドが含まれています。
ほとんどの Cisco IP Phone 設定では、電話からスイッチに送信されるトラフィックは、音声トラフィックがネットワーク内の他のタイプのトラフィックに対して適切にプライオリティ付けがされていることを保証するように信頼されています。 trust device インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートで受信されたトラフィックを信頼するように、電話が接続されているスイッチ ポートを設定します。
(注) |
trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、switchのスタンドアロン コマンドとしてではなく、自動 QoS 設定でのみサポートされます。 trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを自動 QoS 設定で使用するときに、接続されているピア デバイスが対応デバイス(信頼ポリシーに一致するデバイスとして定義されているデバイス)ではない場合、CoS 値と DSCP 値の両方が「0」に設定され、すべての入力ポリシーが有効になりません。 |
信頼設定により、ユーザが電話をバイパスして PC を直接スイッチに接続する場合に、ハイプライオリティ キューの誤使用を避けるのにも信頼境界機能を使用できます。 信頼境界機能を使用しないと、(信頼済みの CoS 設定により)PC が生成した CoS ラベルがスイッチで信頼されてしまいます。 それに対して、信頼境界機能は CDP を使用してスイッチ ポートにある Cisco IP Phone(Cisco IP Phone 7910、7935、7940、7960 など)の存在を検出します。 電話が検出されない場合、信頼境界機能がハイプライオリティ キューの誤使用を避けるためにスイッチ ポートの信頼設定をディセーブルにします。 信頼境界機能は、PC および Cisco IP Phone がスイッチに接続されているハブに接続されている場合は機能しないことに注意してください。
(注) |
クライアントのポリシーは、モビリティ グループ内のすべてのswitchesで使用できる必要があります。 クライアントに一貫した操作ができるように、同じ SSID およびポート ポリシーをモビリティ グループのすべてのswitchesに適用する必要があります。 |
クライアントが 1 つの場所から別の場所にローミングすると、同じswitch(固定switch)または他のswitch(外部switch)に関連付けられたアクセス ポイントに関連付けることができます。 switch間ローミングは、クライアントのローミング前に同じデバイスに関連付けられていなかったアクセス ポイントに、クライアントが関連付けられるシナリオを示しています。 ホスト デバイスは、クライアントが最初に固定されていたデバイスの外部になります。
switch間ローミングの場合、クライアントの QoS ポリシーは、常に外部コントローラで実行されます。 クライアントが固定switchから外部switchにローミングされると、QoS ポリシーは固定switchでアンインストールされ、外部switchにインストールされます。 モビリティのハンドオフ メッセージでは、固定デバイスが 外部switchにポリシーの名前を渡します。 外部switchには、QoS ポリシーが正しく適用できるように同じ名前のポリシーが必要です。
(注) |
外部デバイスがユーザ定義の物理ポート ポリシーを使用して設定されていない場合、デフォルト ポート ポリシーは RT1 キューを通過する制御トラフィックを除き、NRT キューを介してルーティングされるすべてのトラフィックに適用されます。 ネットワーク管理者は、固定および未知のデバイスで同じ物理ポートのポリシーを対称的に設定する必要があります。 |
ワイヤレス QoS はユニファイド ワイヤレス コントローラ プラットフォームによって提供される貴金属ポリシーと下位互換性があります。 貴金属ポリシーは、コントローラで使用可能なシステム定義のポリシーです。
次のポリシーを使用できます。
これらのポリシー(別名プロファイル)は、トラフィックに基づいて WLAN に適用できます。 Cisco IOS MQC 設定を使用した設定を推奨します。 ポリシーは、必要な貴金属ポリシーに基づくシステムで利用可能です。 SSID の入力および出力ポリシーに対してのみ貴金属ポリシーを設定できます。
(注) |
Cisco Unified Wireless Controller に適用できる貴金属ポリシーと異なり、属性 rt-average-rate、nrt-average-rate、および最大レートは、このswitch プラットフォームに設定された貴金属ポリシーには適用できません。 |
スイッチの各有線インターフェイスでは、デフォルトで 2 つのキューが設定されます。 すべての制御トラフィックはキュー 0 を通過し、処理されます。 その他すべてのトラフィックはキュー 1 を通過し、処理されます。
スイッチ ポートでは、有線またはワイヤレスの物理ポートは区別されません。 ポリシーは、スイッチに関連付けられたデバイスの種類に応じて適用されます。 たとえば、アクセス ポイントがスイッチ ポートに接続されている場合、スイッチはアクセス ポイントをワイヤレス デバイスとして検出し、親子ポリシー形式のデフォルトの階層型ポリシーを適用します。 このポリシーは、階層型ポリシーです。 親ポリシーは変更できませんが、子ポリシー(port-child ポリシー)は、QoS 設定に合わせて変更できます。 スイッチは、デフォルトのクラス マップとポリシー マップで事前に設定されます。
ターゲットは、ポリシーが適用されるエンティティです。 有線またはワイヤレス ターゲットにポリシーを適用できます。 有線ターゲットには、ポートまたは VLAN を指定できます。 ワイヤレス ターゲットには、ポート、無線、SSID、またはクライアントを設定できます。 ユーザは、ポート、SSID、およびクライアント ポリシーだけを設定できます。 ユーザは、無線ポリシングを設定できません。 ポート、無線、SSID、クライアントの QoS ポリシーはダウンストリーム方向に適用されます。アップストリーム方向では、SSID およびクライアント ターゲットだけがサポートされます。 ダウンストリームは、トラフィックがswitchからワイヤレス クライアントに流れていることを示します。 アップストリームは、トラフィックがワイヤレス クライアントからswitchに流れていることを示します。
次に、QoS 機能を有線ターゲットのswitchに適用する場合の制限事項を示します。
有線ターゲットのswitch ポートでは、最大 8 つのキューイング クラスがサポートされます。
有線ターゲットの有線ポートでは、ポリシーごとに最大 63 のポリサーがサポートされます。
QoS 階層でサポートされるのは最大 2 レベルです。
階層型ポリシーでは、子ポリシーの親およびキュー機能のポリシーにポート シェーパーがある場合を除き、親子間のオーバーラップは許可されていません。
QoS ポリシーは、EtherChannel インターフェイスに付加できません。
親と子の両方のポリシングは、QoS 階層ではサポートされていません。
親と子の両方のマーキングは、QoS 階層ではサポートされていません。
同じポリシーでのキュー制限とキュー バッファの混在はサポートされません。
(注) |
キュー制限の割合は、queue-buffer コマンドがこの機能を処理するため、switchではサポートされていません。 キュー制限は、DSCP および CoS 拡張でのみサポートされます。 |
すべての有線キューイングベース ポリシーの分類シーケンスはすべての有線アップストリーム ポート(10 ギガビット イーサネット)で同じであり、すべてのダウンストリーム有線ポート(1 ギガビット イーサネット)で同じです。
空のクラスはサポートされません。
空のアクションによるクラス マップはサポートされません。
有線ターゲットの有線ポートでは、ポリシーごとに最大 256 のクラスがサポートされます。
ポリシー マップ内のポリサーのアクションには、次の制限事項があります。
分類カウンタには次の制限事項があります。
テーブル マップには次の制限事項があります。
階層型ポリシーは次の機能で必要になります。
有線ターゲットを含むポートでは、次の階層型ポリシーだけがサポートされています。
trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、switchのスタンドアロン コマンドとしてではなく、自動 QoS 設定でのみサポートされます。 trust device device_type インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを自動 QoS 設定で使用するときに、接続されているピア デバイスが対応デバイス(信頼ポリシーに一致するデバイスとして定義されているデバイス)ではない場合、CoS 値と DSCP 値の両方が「0」に設定され、すべての入力ポリシーが有効になりません。
次に、VLAN の QoS 機能を有線ターゲットに適用する場合の制限事項を示します。
次に、EtherChannel とチャネル メンバー インターフェイスで QoS 機能を適用するための制限事項と考慮事項を示します。
QoS は、EtherChannel インターフェイスではサポートされません。
チャネル メンバーへサービス ポリシーを付加すると、EtherChannel 内のすべてのポートに同じポリシーが接続されていることを確認するようユーザに知らせる、次の警告メッセージが表示されます。「Warning: add service policy will cause inconsistency with port xxx in ether channel xxx. 」
自動 QoS は EtherChannel メンバーではサポートされません。
(注) |
EtherChannel へサービス ポリシーを付加すると、次のメッセージがコンソールに表示されます。「Warning: add service policy will cause inconsistency with port xxx in ether channel xxx. 」 この警告メッセージは予期されるメッセージです。 この警告メッセージは、同じ EtherChannel 内の他のポートに同じポリシーを付加するように促すものです。 同じメッセージがブートアップ中にも表示されます。 このメッセージは、EtherChannel メンバー ポート間に不一致があることを意味するものではありません。 |
ターゲットは、ポリシーが適用されるエンティティです。 有線またはワイヤレス ターゲットにポリシーを適用できます。 有線ターゲットには、ポートまたは VLAN を指定できます。 ワイヤレス ターゲットには、ポート、無線、SSID、またはクライアントを設定できます。 ユーザは、ポート、SSID、およびクライアント ポリシーだけを設定できます。 ユーザは、無線ポリシングを設定できません。 ポート、無線、SSID、クライアントの QoS ポリシーはダウンストリーム方向に適用されます。アップストリーム方向では、SSID およびクライアント ターゲットだけがサポートされます。 ダウンストリームは、トラフィックがswitchからワイヤレス クライアントに流れていることを示します。 アップストリームは、トラフィックがワイヤレス クライアントからswitchに流れていることを示します。
ポート、SSID、および(AAA および Cisco IOS コマンドライン インターフェイスを使用する)クライアント ポリシーのみがユーザ設定可能です。 無線ポリシーはワイヤレス制御モジュールで設定されるため、ユーザ設定できません。
ポートおよび無線ポリシーは、出力方向にのみ適用できます。
SSID およびクライアント ターゲットには、マーキングおよびポリシング ポリシーのみを設定できます。
方向単位ターゲットあたり 1 つのポリシーがサポートされています。
ワイヤレス ポート ターゲットに QoS 機能を適用する場合には、次の制約事項があります。
すべてのワイヤレス ポートには、1 つのクラス デフォルトとその下に 1 つのアクション シェーピングを持つ同様の親ポリシーが設定されています。 シェーピング レートは 802.11a/b/g/ac バンドに依存します。
port_chlid_policy を変更することにより、子ポリシーで最大 4 個のクラスを作成できます。
ポート レベルの port_child_policy に 4 つのクラスがある場合、1 つは non-client-nrt クラス、もう 1 つは class-default である必要があります。
2 つのクラスに同じプライオリティ レベルを設定することはできません。 プライオリティ レベル 1(音声トラフィックと制御トラフィック用)および 2(ビデオ用)のみがサポートされます。
マルチキャスト NRT クラス(non-client-nrt クラス)と class-default では、プライオリティはサポートされません。
4 つのクラスが設定されている場合、いずれか 2 つがプライオリティ クラスでなければなりません。 3 つのクラスのみが設定されている場合、少なくとも 1 つがプライオリティ クラスでなければなりません。 3 つのクラスが設定されていて、non-client-nrt クラスがない場合、両方のプライオリティ レベルが必要です。
一致する DSCP のみサポートされます。
ワイヤレス制御モジュールによって適用されるポート ポリシーは、CLI を使用して削除することはできません。
同じクラスのプライオリティ レートとポリシング CIR(MQC を使用)はサポートされていません。
キュー制限(重み付けテール ドロップを設定するために使用)はサポートされていません。
入力ポリシーでは 1 つのテーブル マップがサポートされます。
テーブル マップは、親 class-default でのみサポートされます。 最大 2 つのテーブル マップが出力方向でサポートされ、QoS グループが関係する場合、3 つのテーブル マップを設定できます。
(注) |
テーブル マップは、クライアント ターゲットではサポートされません。 |
ワイヤレス ポートのデフォルト ポリシーにキューが 2 つ(マルチキャスト NRT 用に 1 つ、class-default 用に 1 つ)しかない場合、SSID レベルのポリシーは出力方向の音声およびビデオ クラスを設定できません。
プライオリティのないポリシングは出力方向でサポートされません。
SSID レベルのプライオリティ設定は、RT1 および RT2 ポリサー(ポリサー用 AFD)を設定する目的でのみ使用されます。 プライオリティの設定にシェーピング レートは含まれません。 そのため、プライオリティはポリシングのない SSID ポリシーに対して制限されます。
DSCP2DSCP および COS2COS テーブルでのマッピングは、ポート レベル ポリシーの音声およびビデオ クラスの分類機能に基づいている必要があります。
子ポリシーの class-default ではアクションは許可されません。
入力方向のフラット ポリシー(非階層型)では、ポリシー設定はセット(テーブル マップ)、ポリシング、またはその両方である必要があります。
デフォルトのクライアント ポリシーは、ACM イネーブルの WMM クライアント上でのみイネーブルにされます。
キューイングはサポートされていません。
イネーブル状態の WLAN では、クライアント ポリシーの付加、削除また変更はサポートされません。 ポリシーを適用、削除、変更するには、WLAN をシャットダウンする必要があります。
テーブル マップ設定は、ターゲット クライアントでサポートされていません。
class-default で一緒に設定されたポリシングとセットは、出力方向でブロックされます。
policy-map foo class class-default police X set dscp Y
親ポリシーが他のユーザ定義クラス マップを含む場合、子ポリシーは class-default でサポートされません。
フラットな出力クライアント ポリシーでは、class-default 内のポリシングおよび他のクラス内のマーキング アクションはサポートされません。
一致基準が含まれるトラフィック クラスを作成するには、class-map コマンドを使用してトラフィック クラス名を指定し、必要に応じて、次の match コマンドをクラスマップ コンフィギュレーション モードで使用します。
2. class-map {class-map name | match-any}
3. match access-group {index number | name}
4. match class-map class-map name
5. match cos cos value
6. match dscp dscp value
7. match ip {dscp dscp value | precedence precedence value }
8. match non-client-nrt
9. match qos-group qos group value
10. match vlan vlan value
11. match wlan user-priority wlan value
12. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | class-map {class-map name | match-any} 例: Switch(config)# class-map test_1000 Switch(config-cmap)# |
クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | match access-group {index number | name} 例: Switch(config-cmap)# match access-group 100 Switch(config-cmap)# |
このコマンドでは次のパラメータを使用できます。 (任意)この例では、アクセス グループ ID を入力します。 |
||
ステップ 4 | match class-map class-map name 例: Switch(config-cmap)# match class-map test_2000 Switch(config-cmap)# |
(任意)別のクラス マップ名に一致します。 |
||
ステップ 5 | match cos cos value 例: Switch(config-cmap)# match cos 2 3 4 5 Switch(config-cmap)# |
(任意)IEEE 802.1Q または ISL サービス クラス(ユーザ)プライオリティ値に一致します。 |
||
ステップ 6 | match dscp dscp value 例: Switch(config-cmap)# match dscp af11 af12 Switch(config-cmap)# |
(任意)IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値に一致します。 |
||
ステップ 7 | match ip {dscp dscp value | precedence precedence value } 例: Switch(config-cmap)# match ip dscp af11 af12 Switch(config-cmap)# |
(任意)次を含む IP 値に一致します。 |
||
ステップ 8 | match non-client-nrt 例: Switch(config-cmap)# match non-client-nrt Switch(config-cmap)# |
(任意)非クライアントの NRT(非リアルタイム)に一致します。
|
||
ステップ 9 | match qos-group qos group value 例: Switch(config-cmap)# match qos-group 10 Switch(config-cmap)# |
(任意)QoS グループ値(0 ~ 31)に一致します。 |
||
ステップ 10 | match vlan vlan value 例: Switch(config-cmap)# match vlan 210 Switch(config-cmap)# |
(任意)VLAN ID(1 ~ 4095)に一致します。 |
||
ステップ 11 | match wlan user-priority wlan value 例: Switch(config-cmap)# match wlan user priority 7 Switch(config-cmap)# |
(任意)802.11e に固有の値に一致します。 ユーザ プライオリティ 802.11e ユーザ プライオリティ(0 ~ 7)を入力します。 |
||
ステップ 12 | end 例:
Switch(config-cmap)# end
|
設定の変更内容を保存します。 |
ポリシー マップを設定します。
トラフィック ポリシーを作成するには、policy-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィック ポリシーの名前を指定します。
トラフィック クラスは、class コマンドを使用したときにサービス ポリシーと関連付けられます。 class コマンドは、ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始した後に実行しなければなりません。 class コマンドを入力すると、 スイッチが自動的にポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。ここでトラフィック ポリシーの QoS ポリシーを定義します。
次のポリシー マップ クラスのアクションがサポートされます。
admit:コール アドミッション制御(CAC)の要求を許可します。
bandwidth:帯域幅設定オプション。
exit:QoS クラス アクション コンフィギュレーション モードを終了します。
no:コマンドのデフォルト値を無効にするか、設定します。
police:ポリシング機能の設定オプション。
priority:このクラスの完全スケジューリング プライオリティの設定オプション。
queue-buffers:キューのバッファ設定オプション。
queue-limit:重み付けテール ドロップ(WTD)設定オプションのキューの最大しきい値。
service-policy:QoS サービス ポリシーを設定します。
set:次のオプションを使用して QoS 値を設定します。
shape:トラフィック シェーピング設定オプション。
2. policy-map policy-map name
3. class {class-name | class-default}
4. admit
5. bandwidth {kb/s kb/s value | percent percentage | remaining {percent | ratio}}
6. exit
7. no
8. police {target_bit_rate | cir | rate}
9. priority {kb/s | level level value | percent percentage value}
10. queue-buffers ratio ratio limit
11. queue-limit {packets | cos | dscp | percent}
12. service-policy policy-map name
13. set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan}
14. shape average {target _bit_rate | percent}
15. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy-map name 例: Switch(config)# policy-map test_2000 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class {class-name | class-default} 例: Switch(config-pmap)# class test_1000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 未分類のパケットのシステム デフォルト クラスも作成できます。 |
||
ステップ 4 | admit 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-c)# |
(任意)コール アドミッション制御(CAC)の要求を許可します。 このコマンドおよび使用の詳細な例については、コール アドミッション制御の設定(CLI)を参照してください。
|
||
ステップ 5 | bandwidth {kb/s kb/s value | percent percentage | remaining {percent | ratio}} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)次のいずれかを使用して帯域幅を設定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、帯域幅の設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 6 | exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS クラス アクション コンフィギュレーション モードを終了します。 |
||
ステップ 7 | no 例: Switch(config-pmap-c)# no Switch(config-pmap-c)# |
(任意)コマンドを無効にします。 |
||
ステップ 8 | police {target_bit_rate | cir | rate} 例: Switch(config-pmap-c)# police 100000 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、ポリシングの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 9 | priority {kb/s | level level value | percent percentage value} 例: Switch(config-pmap-c)# priority percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)このクラスに完全スケジューリング プライオリティを設定します。 コマンド オプションは次のとおりです。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、プライオリティの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 10 | queue-buffers ratio ratio limit 例: Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 10 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)クラスのキュー バッファを設定します。 キュー バッファの割合制限(0 ~ 100)を入力します。 このコマンドおよび使用の詳細な例については、キュー バッファの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 11 | queue-limit {packets | cos | dscp | percent} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-limit cos 7 percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)テール ドロップに対してキューの最大しきい値を指定します。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、キュー制限の設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 12 | service-policy policy-map name 例: Switch(config-pmap-c)# service-policy test_2000 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS サービス ポリシーを設定します。 |
||
ステップ 13 | set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan} 例: Switch(config-pmap-c)# set cos 7 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。 |
||
ステップ 14 | shape average {target _bit_rate | percent} 例: Switch(config-pmap-c) #shape average percent 50 Switch(config-pmap-c) # |
(任意)トラフィック シェーピングを設定します。 コマンド パラメータは次のとおりです。
このコマンドおよび使用の詳細な例については、シェーピングの設定(CLI)を参照してください。 |
||
ステップ 15 | end 例: Switch(config-pmap-c) #end Switch(config-pmap-c) # |
設定の変更内容を保存します。 |
インターフェイスを設定します。
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||
ステップ 2 |
左側のペインをクリックして [QoS] ノードを拡大し、[QOS-Policy] を選択します。 [QOS-Policy] ページが表示されます。 |
||
ステップ 3 |
[Add New] をクリックして、新しい QoS ポリシーを作成します。 [Create QoS Policy] ページが表示されます。 |
||
ステップ 4 | [Policy Type] ドロップダウン メニューから [Client] を選択します。 | ||
ステップ 5 |
ポリシーを適用する必要がある方向を、[Policy Direction] ドロップダウン メニューから選択します。 次のオプションを使用できます。 |
||
ステップ 6 | [Policy Name] テキスト ボックスにポリシー名を指定します。 | ||
ステップ 7 | [Description] テキスト ボックスにポリシーの説明を入力します。 | ||
ステップ 8 |
(任意)[Enable Voice] または [Enable Video] チェックボックスをオンにして、デフォルトの音声またはビデオ設定パラメータを設定します。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 9 |
[Class-default] パラメータを指定します。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 10 |
(任意)ユーザ定義クラスを設定するには、[User Defined Classes] チェックボックスをオンにします。 次のオプションを使用できます。
|
||
ステップ 11 | [Add] をクリックして、ポリシーを追加します。 |
方式 | トピック/詳細 |
---|---|
デフォルト クライアント ポリシー | アドミッション制御(ACM)が WMM クライアントに対してイネーブルの場合、 スイッチのワイヤレス制御モジュールは、デフォルト クライアント ポリシーを適用します。 ACM がディセーブルの場合、デフォルト クライアント ポリシーはありません。 ACM がイネーブルにされているかどうかは、show ap dot11 {5ghz | 24ghz} コマンドを使用して確認できます。 ACM をイネーブルにするには、ap dot11 {5ghz | 24ghz} cac voice acm コマンドを使用します。 |
GUI を使用して WLAN にクライアント ポリシーを適用します。 |
|
CLI を使用して WLAN にクライアント ポリシーを適用します。 |
|
AAA サーバ(ACS/ISE)によりポリシー マップを適用します |
『Cisco Identity Services Engine User Guide』 『Cisco Secure Access Control System User Guide』 |
2. policy-map policy name
3. class class name
4. set cos {cos value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name}
5. set dscp {dscp value | default | dscp table table-map name | ef | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name}
6. set ip {dscp | precedence}
7. set precedence {precedence value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name}
8. set qos-group {qos-group value | dscp table table-map name | precedence table table-map name}
9. set wlan user-priority {wlan user-priority value | cos table table-map name | dscp table table-map name | qos-group table table-map name | wlan table table-map name}
10. end
11. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy1 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class1 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。
|
||
ステップ 4 | set cos {cos value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set cos 5 Switch(config-pmap)# |
(任意)発信パケットの固有の IEEE 802.1Q レイヤ 2 CoS 値を設定します。 値は 0 ~ 7 です。 set cos コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 5 | set dscp {dscp value | default | dscp table table-map name | ef | precedence table table-map name | qos-group table table-map name | wlan user-priority table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set dscp af11 Switch(config-pmap)# |
(任意)DSCP 値を設定します。 特定の DSCP 値の設定に加えて、set dscp コマンドを使用して次を設定できます。
|
||
ステップ 6 | set ip {dscp | precedence} 例: Switch(config-pmap)# set ip dscp c3 Switch(config-pmap)# |
(任意)IP 固有の値を設定します。 これらの値は、IP DSCP 値または IP precedence 値です。 set ip dscp コマンドを使用して次の値を設定することもできます。
set ip precedence コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 7 | set precedence {precedence value | cos table table-map name | dscp table table-map name | precedence table table-map name | qos-group table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set precedence 5 Switch(config-pmap)# |
(任意)IPv4 と IPv6 パケットの precedence 値を設定します。 set precedence コマンドを使用して次の値を設定することもできます。 |
||
ステップ 8 | set qos-group {qos-group value | dscp table table-map name | precedence table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set qos-group 10 Switch(config-pmap)# |
(任意)QoS グループ値を設定します。 このコマンドを使用して次の値を設定できます。 |
||
ステップ 9 | set wlan user-priority {wlan user-priority value | cos table table-map name | dscp table table-map name | qos-group table table-map name | wlan table table-map name} 例: Switch(config-pmap)# set wlan user-priority 1 Switch(config-pmap)# |
(任意)WLAN ユーザ プライオリティ値を設定します。 このコマンドを使用して次の値を設定できます。 |
||
ステップ 10 | end 例: Switch(config-pmap)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 11 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
service-policy コマンドを使用して、インターフェイスにトラフィック ポリシーを付加します。
1. configure terminal
2. class-map class-map-name
3. match dscp dscp-value-for-voice
4. end
5. configure terminal
6. class-map class-map-name
7. match dscp dscp-value-for-video
8. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | class-map class-map-name 例: Switch(config)# class-map voice |
クラス マップを作成します。 |
ステップ 3 | match dscp dscp-value-for-voice 例: Switch(config-cmap)# match dscp 46 |
IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値を照合します。 この値を 46 に設定します。 |
ステップ 4 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 5 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | class-map class-map-name 例: Switch(config)# class-map video |
クラス マップを設定します。 |
ステップ 7 | match dscp dscp-value-for-video 例: Switch(config-cmap)# match dscp 34 |
IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値を照合します。 この値を 34 に設定します。 |
ステップ 8 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
トラフィック クラスとトラフィック ポリシーの作成後、service-policy インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラフィック ポリシーをインターフェイスに付加し、ポリシーを適用する方向を指定します(インターフェイスに着信するパケットまたはインターフェイスから送信されるパケット)。
2. interface type
3. service-policy {input policy-map | output policy-map }
4. end
5. show policy map
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | interface type 例: Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/1 Switch(config-if)# |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスを設定します。 インターフェイス コンフィギュレーションのコマンド パラメータは次のとおりです。
|
ステップ 3 | service-policy {input policy-map | output policy-map } 例: Switch(config-if)# service-policy output policy_map_01 Switch(config-if)# |
ポリシー マップを入力または出力インターフェイスに適用します。 このポリシー マップは、そのインターフェイスのサービス ポリシーとして使用されます。 この例では、トラフィック ポリシーでそのインターフェイスから送信されるすべてのトラフィックを評価します。 |
ステップ 4 | end 例: Switch(config-if)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
ステップ 5 | show policy map 例:
Switch# show policy map
|
(任意)指定されたインターフェイスのポリシーの統計情報を表示します。 |
他のトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加し、ポリシーを適用する方向を指定します。
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||||
ステップ 2 |
左側のペインをクリックして [QoS] ノードを拡大し、[QOS-Policy] を選択します。 [Create QoS Policy] ページが表示されます。 |
||||
ステップ 3 |
[Add New] をクリックして、新しい QoS ポリシーを作成します。 [QoS] ポリシー ページが表示されます。 |
||||
ステップ 4 | [Policy Type] ドロップダウン メニューから [SSID] を選択します。 | ||||
ステップ 5 |
ポリシーを適用する必要がある方向を [Policy Direction] ドロップダウン リストから選択します。 次のオプションを使用できます。
|
||||
ステップ 6 | [Policy Name] テキスト ボックスにポリシー名を指定します。 | ||||
ステップ 7 | [Description] テキスト ボックスにポリシーの説明を入力します。 | ||||
ステップ 8 |
[Trust] ドロップダウン リストから信頼パラメータを選択します。 次のオプションを使用できます。 |
||||
ステップ 9 |
上記の [Egress] ポリシーを選択した場合は、次のオプションを使用できます。
|
||||
ステップ 10 | [Apply] をクリックします。 |
1. configure terminal
2. wlan profile-name
3. service-policy [ input | output ] policy-name
4. service-policy client [ input | output ] policy-name
5. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | wlan profile-name 例: Switch# wlan test4 |
WLAN コンフィギュレーション サブモードを開始します。 profile-name は設定されている WLAN のプロファイル名です。 |
ステップ 3 | service-policy [ input | output ] policy-name 例: Switch(config-wlan)# service-policy input policy-map-ssid |
|
ステップ 4 | service-policy client [ input | output ] policy-name 例: Switch(config-wlan)# service-policy client input policy-map-client |
|
ステップ 5 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
2. class-map {class-map name | match-any }
3. match access-group { access list index | access list name }
5.
class {
class-map-name |
class-default}
6.
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority}
7. police {target_bit_rate | cir | rate }
11.
service-policy input
policy-map-name
13.
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | class-map {class-map name | match-any } 例: Switch(config)# class-map ipclass1 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | match access-group { access list index | access list name } 例: Switch(config-cmap)# match access-group 1000 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
分類基準をクラス マップに一致するように指定します。 次の基準について照合できます。 |
ステップ 4 |
policy-map
policy-map-name 例: Switch(config)# policy-map flowit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ名を入力することによってポリシー マップを作成し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 |
class {
class-map-name |
class-default} 例: Switch(config-pmap)# class ipclass1 Switch(config-pmap-c)# |
トラフィックの分類を定義し、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 デフォルトでは、ポリシー マップ クラス マップは定義されていません。 すでに class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してトラフィック クラスが定義されている場合は、このコマンドで class-map-name にその名前を指定します。 class-default トラフィック クラスは定義済みで、どのポリシーにも追加できます。 このトラフィック クラスは、常にポリシー マップの最後に配置されます。 暗黙の match any が class-default クラスに含まれている場合、他のトラフィック クラスと一致していないすべてのパケットは class-default と一致します。 |
ステップ 6 |
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority} 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp 45 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。
この例では、set dscp コマンドが、パケットでの新しい DSCP 値を設定して IP トラフィックを分類します。 |
ステップ 7 | police {target_bit_rate | cir | rate } 例: Switch(config-pmap-c)# police 100000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
この例では、100000 セットのターゲット ビット レートを超えるトラフィックがドロップされるクラスに police コマンドがポリサーを追加します。 |
ステップ 8 |
exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit |
|
ステップ 9 |
exit 例: Switch(config-pmap)# exit |
|
ステップ 10 |
interface
interface-id 例: Switch(config)# interface gigabitethernet 2/0/1 |
|
ステップ 11 |
service-policy input
policy-map-name 例: Switch(config-if)# service-policy input flowit |
|
ステップ 12 |
end 例: Switch(config-if)# end |
|
ステップ 13 |
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]] 例: Switch# show policy-map |
|
ステップ 14 |
copy running-config startup-config 例: Switch# copy-running-config startup-config |
必要に応じて QoS 設定は、ポリシー マップを使用して、SVI のトラフィックの分類、ポリシング、およびマーキングを設定します。
2. class-map {class-map name | match-any }
3. match vlan vlan number
5. description description
6.
class {
class-map-name |
class-default}
7.
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority}
8. police {target_bit_rate | cir | rate}
12.
service-policy input
policy-map-name
14.
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]]
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | class-map {class-map name | match-any } 例:
Switch(config)# class-map class_vlan100
|
クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | match vlan vlan number 例: Switch(config-cmap)# match vlan 100 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
VLAN をクラス マップに一致するように指定します。 |
ステップ 4 |
policy-map
policy-map-name 例: Switch(config)# policy-map policy_vlan100 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ名を入力することによってポリシー マップを作成し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 5 | description description 例:
Switch(config-pmap)# description vlan 100
|
(任意)ポリシー マップの説明を入力します。 |
ステップ 6 |
class {
class-map-name |
class-default} 例: Switch(config-pmap)# class class_vlan100 Switch(config-pmap-c)# |
トラフィック分類を定義し、ポリシーマップ クラス コンフィギュレーション モードを開始します。 デフォルトでは、ポリシー マップ クラス マップは定義されていません。 すでに class-map グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してトラフィック クラスが定義されている場合は、このコマンドで class-map-name にその名前を指定します。 class-default トラフィック クラスは定義済みで、どのポリシーにも追加できます。 このトラフィック クラスは、常にポリシー マップの最後に配置されます。 暗黙の match any が class-default クラスに含まれている場合、他のトラフィック クラスと一致していないすべてのパケットは class-default と一致します。 |
ステップ 7 |
set {cos | dscp | ip | precedence | qos-group | wlan user-priority} 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp af23 Switch(config-pmap-c)# |
(任意)QoS 値を設定します。 使用可能な QoS 設定値は次のとおりです。
この例では、set dscp コマンドが AF23(010010)の DSCP 値にパケットを照合することによって、IP トラフィックを分類します。 |
ステップ 8 | police {target_bit_rate | cir | rate} 例: Switch(config-pmap-c)# police 200000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
(任意)ポリサーを設定します。
この例では、200000 セットのターゲット ビット レートを超えるトラフィックがドロップされるクラスに police コマンドがポリサーを追加します。 |
ステップ 9 |
exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit |
|
ステップ 10 |
exit 例: Switch(config-pmap)# exit |
|
ステップ 11 |
interface
interface-id 例: Switch(config)# interface gigabitethernet 1/0/3 |
|
ステップ 12 |
service-policy input
policy-map-name 例: Switch(config-if)# service-policy input policy_vlan100 |
|
ステップ 13 |
end 例: Switch(config-if)# end |
|
ステップ 14 |
show policy-map [
policy-map-name [
class
class-map-name]] 例: Switch# show policy-map |
|
ステップ 15 |
copy running-config startup-config 例: Switch# copy-running-config startup-config |
テーブル マップはマーキングの形式であり、テーブルを使用してフィールド間のマッピングと変換を可能にすることもできます。 たとえば、テーブル マップはレイヤ 2 の CoS 設定をレイヤ 3 の precedence 値にマッピングして変換するために使用できます。
(注) |
テーブル マップは、複数のポリシーで、または同じポリシー内で複数回参照できます。 |
2. table-map name {default {default value | copy | ignore} | exit | map {from from value to to value } | no}
3. map from value to value
4. exit
5. exit
6. show table-map
7. configure terminal
8. policy-map
9. class class-default
10. set cos dscp table table map name
11. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | table-map name {default {default value | copy | ignore} | exit | map {from from value to to value } | no} 例: Switch(config)# table-map table01 Switch(config-tablemap)# |
テーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 テーブル マップ コンフィギュレーション モードでは、次のタスクを実行できます。 |
||
ステップ 3 | map from value to value 例: Switch(config-tablemap)# map from 0 to 2 Switch(config-tablemap)# map from 1 to 4 Switch(config-tablemap)# map from 24 to 3 Switch(config-tablemap)# map from 40 to 6 Switch(config-tablemap)# default 0 Switch(config-tablemap)# |
この手順では、DSCP 値が 0 のパケットを CoS 値 2 に、DSCP 値が 1 のパケットを CoS 値 4 に、DSCP 値が 24 のパケットを CoS 値 3 に、DSCP 値が 40 のパケットを CoS 値 6 に、およびそれ以外のすべてのパケットを CoS 値 0 にマークします。
|
||
ステップ 4 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 | exit 例: Switch(config) exit Switch# |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 6 | show table-map 例:
Switch# show table-map
Table Map table01
from 0 to 2
from 1 to 4
from 24 to 3
from 40 to 6
default 0
|
テーブル マップ設定を表示します。 |
||
ステップ 7 | configure terminal 例: Switch# configure terminal Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 8 | policy-map 例: Switch(config)# policy-map table-policy Switch(config-pmap)# |
テーブル マップのポリシー マップを設定します。 |
||
ステップ 9 | class class-default 例: Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# |
クラスをシステム デフォルトに一致させます。 |
||
ステップ 10 | set cos dscp table table map name 例: Switch(config-pmap-c)# set cos dscp table table01 Switch(config-pmap-c)# |
このポリシーが入力ポートに適用された場合、そのポートでは trust dscp がイネーブルになり、テーブル マップに応じてマーキングが行われます。 |
||
ステップ 11 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしていました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ダウンストリーム方向では、アクセス ポイントは、キューイング用に音声、ビデオ、ベスト エフォート、およびバックグラウンドのキューを保持していました。 アクセスは 11e タグ情報に基づいてキューイング戦略を選択していました。 デフォルトでは、アクセス ポイントはすべてのワイヤレス パケットをベスト エフォートとして処理していました。
1. configure terminal
2. qos wireless-default-untrust
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | qos wireless-default-untrust 例: Switch (config)# qos wireless-default-untrust |
switchの動作を設定して、ワイヤレス トラフィックを非信頼にします。 ワイヤレス トラフィックをデフォルトで信頼するようにswitchを設定するには、このコマンドの no 形式を使用します。 |
ステップ 3 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
2. class-map class name
3. match dscp dscp value
4. exit
5. class-map class name
6. match dscp dscp value
7. exit
8. table-map name
9. default copy
10. exit
11. table-map name
12. default copy
13. exit
14. policy-map policy name
16. priority level level_value
17. police [target_bit_rate | cir | rate ]
18. admit cac wmm-tspec
19. rate value
20. wlan-up value
21. exit
22. exit
23. class class name
24. priority level level_value
25. police [target_bit_rate | cir | rate ]
26. admit cac wmm-tspec
27. rate value
28. wlan-up value
29. exit
30. exit
31. policy-map policy name
32. class class-map-name
33.
set dscp dscp table table_map_name
34. set wlan user-priority dscp table table_map_name
35. shape average {target bit rate | percent percentage}
36. queue-buffers {ratio ratio value}
37. service-policy policy_map_name
38. end
39. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | class-map class name 例: Switch(config)# class-map voice Switch(config-cmap)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 3 | match dscp dscp value 例:
Switch(config-cmap)# match dscp 46
|
(任意)IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値に一致します。 |
||
ステップ 4 | exit 例: Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 | class-map class name 例: Switch(config)# class-map video Switch(config-cmap)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 6 | match dscp dscp value 例:
Switch(config-cmap)# match dscp 34
|
(任意)IPv4 および IPv6 パケットの DSCP 値に一致します。 |
||
ステップ 7 | exit 例: Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 8 | table-map name 例: Switch(config)# table-map dscp2dscp Switch(config-tablemap)# |
テーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 9 | default copy 例:
Switch(config-tablemap)# default copy
|
コピーするテーブル マップで検出されない値のデフォルト動作を設定します。
|
||
ステップ 10 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 11 | table-map name 例: Switch(config)# table-map dscp2up Switch(config-tablemap)# |
新しいテーブル マップを作成し、テーブル マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 12 | default copy 例:
Switch(config-tablemap)# default copy
|
コピーするテーブル マップで検出されない値のデフォルト動作を設定します。
|
||
ステップ 13 | exit 例: Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 14 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map ssid_child_cac Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 15 |
class
class-map-name 例: Switch(config-pmap)# class voice |
|||
ステップ 16 | priority level level_value 例:
Switch(config-pmap-c)# priority level 1
|
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。
|
||
ステップ 17 | police [target_bit_rate | cir | rate ] 例: Switch(config-pmap-c)# police cir 10m
|
(任意)ポリサーを設定します。
|
||
ステップ 18 | admit cac wmm-tspec 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-cac-wmm)# |
ポリシー マップに対するコール アドミッション制御を設定します。
|
||
ステップ 19 | rate value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# rate 5000
|
ターゲット ビット レート(kbps)を設定します。 8 ~ 10000000 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 20 | wlan-up value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# wlan-up 6 7
|
WLAN UP 値を設定します。 0 ~ 7 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 21 | exit 例: Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# exit Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップ クラス コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 22 | exit 例: Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 23 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 24 | priority level level_value 例:
Switch(config-pmap-c)# priority level 2
|
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。
|
||
ステップ 25 | police [target_bit_rate | cir | rate ] 例: Switch(config-pmap-c)# police cir 20m
|
(任意)ポリサーを設定します。
|
||
ステップ 26 | admit cac wmm-tspec 例: Switch(config-pmap-c)# admit cac wmm-tspec Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# |
ポリシー マップに対するコール アドミッション制御を設定します。
|
||
ステップ 27 | rate value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# rate 5000
|
ターゲット ビット レート(kbps)を設定します。 8 ~ 10000000 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 28 | wlan-up value 例:
Switch(config-pmap-admit-cac-wmm)# wlan-up 4 5
|
WLAN UP 値を設定します。 0 ~ 7 の範囲の値を入力してください。 |
||
ステップ 29 | exit 例: Switch(config-pmap-cac-wmm)# exit Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 30 | exit 例: Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# |
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
||
ステップ 31 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map ssid_cac Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 32 | class class-map-name 例:
Switch(config-pmap)# class default
|
インターフェイス レベルのトラフィック分類を定義し、ポリシーマップ コンフィギュレーション モードを開始します。 この例では、クラス マップはデフォルトに設定されます。 |
||
ステップ 33 |
set dscp dscp table table_map_name 例: Switch(config-pmap-c)# set dscp dscp table dscp2dscp |
(任意)QoS 値を設定します。 この例では、set dscp dscp table コマンドはテーブル マップを作成し、値を設定します。 |
||
ステップ 34 | set wlan user-priority dscp table table_map_name 例:
Switch(config-pmap-c)# set wlan user-priority dscp table dscp2up
|
(任意)QoS 値を設定します。 この例では、set wlan user-priority dscp table コマンドは WLAN ユーザ プライオリティを設定します。 |
||
ステップ 35 | shape average {target bit rate | percent percentage} 例:
Switch(config-pmap-c)# shape average 100000000
|
平均シェーピング レートを設定します。 平均シェーピング レートを、ターゲット ビット レート(bps)または認定情報レート(CIR)のインターフェイス帯域幅の割合で設定できます。 |
||
ステップ 36 | queue-buffers {ratio ratio value} 例:
Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 0
|
キューの相対的なバッファ サイズを設定します。
|
||
ステップ 37 | service-policy policy_map_name 例:
Switch(config-pmap-c)# service-policy ssid_child_cac
|
サービス ポリシーのポリシー マップを指定します。 |
||
ステップ 38 | end 例: Switch(config-pmap)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 39 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
CAC の詳細については、『System Management Configuration Guide, Cisco IOS XE Release 3SE(Catalyst 3850 Switches)』を参照してください。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio }}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_bandwidth01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_bandwidth01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 200000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用して、インターフェイスにトラフィック ポリシーを付加します。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. police {target_bit_rate [burst bytes | bc | conform-action | pir ] | cir {target_bit_rate | percent percentage} | rate {target_bit_rate | percent percentage} conform-action transmit exceed-action {drop [violate action] | set-cos-transmit | set-dscp-transmit | set-prec-transmit | transmit [violate action] }}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_police01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_police01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | police {target_bit_rate [burst bytes | bc | conform-action | pir ] | cir {target_bit_rate | percent percentage} | rate {target_bit_rate | percent percentage} conform-action transmit exceed-action {drop [violate action] | set-cos-transmit | set-dscp-transmit | set-prec-transmit | transmit [violate action] }} 例: Switch(config-pmap-c)# police 8000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c)# |
次の police サブコマンド オプションを使用できます。
次の police conform-action transmit exceed-action サブコマンド オプションを使用できます。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
この手順は、スイッチでプライオリティを設定する方法を示します。
スイッチでは、指定されたキューにプライオリティを与えることができます。 使用可能な 2 つのプライオリティ レベルがあります(1 および 2)。(注) |
音声とビデオに対応するキューには、プライオリティ レベル 1 を割り当てます。 |
2. policy-map policy name
3. class class name
4. priority [Kb/s [burst_in_bytes] | level level_value [Kb/s [burst_in_bytes] | percent percentage [burst_in_bytes] ] | percent percentage [burst_in_bytes] ]
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_priority01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_priority01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | priority [Kb/s [burst_in_bytes] | level level_value [Kb/s [burst_in_bytes] | percent percentage [burst_in_bytes] ] | percent percentage [burst_in_bytes] ] 例: Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# |
priority コマンドは、クラスに完全スケジューリング プライオリティを割り当てます。 コマンド オプションは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
スイッチ を使用すると、キューにバッファを割り当てることができます。 バッファが割り当てられていない場合は、すべてのキューに対して均等に分割されます。 queue-buffer ratio を使用して、特定の比率で分割できます。 デフォルトで DTS(Dynamic Threshold and Scaling)はすべてのキューでアクティブになるため、これらはソフト バッファになります。
(注) |
queue-buffer ratio は有線ポートと無線ポートの両方でサポートされますが、queue-buffer ratio は queue-limit とともに設定することはできません。 |
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }}
5. queue-buffers {ratio ratio value}
6. end
7. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_queuebuffer01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_queuebuffer01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth percent 80 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 コマンド パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | queue-buffers {ratio ratio value} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-buffers ratio 10 Switch(config-pmap-c)# |
キューの相対的なバッファ サイズを設定します。
|
||
ステップ 6 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
重み付けテール ドロップ(WTD)を設定するためにキュー制限を使用します。 WTD を使用すると、キューごとに複数のしきい値を設定できます。 各サービス クラスが異なるしきい値でドロップされて QoS 差別化が実現されます。 スイッチによって、3 つの明示的にプログラム可能なしきい値クラスとして各キューに 0、1、2 を指定できます。 したがって、キューごとに各パケットのキューイング/ドロップの決定は、フレーム ヘッダーの DSCP、CoS、または QoS グループ フィールドに指定されたパケットのしきい値クラスの割り当てによって決定されます。
WTD では柔軟な制限が使用されるため、最大 400 %(共通プールで予約されるバッファの最大 4 倍)のキュー制限を設定できます。 この柔軟な制限は、他の機能に影響することなく、共通プールのオーバーランを防止します。
(注) |
キュー制限は、有線ポートのスイッチの出力キューでのみ設定できます。 |
2. policy-map policy name
3. class class name
4. bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }}
5. queue-limit {packets packets | cos {cos value { maximum threshold value | percent percentage } | values {cos value | percent percentage } } | dscp {dscp value {maximum threshold value | percent percentage} | match packet {maximum threshold value | percent percentage} | default {maximum threshold value | percent percentage} | ef {maximum threshold value | percent percentage} | dscp values dscp value} | percent percentage }}
6. end
7. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_queuelimit01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_queuelimit01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | bandwidth {Kb/s | percent percentage | remaining { ratio ratio value }} 例: Switch(config-pmap-c)# bandwidth 500000 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー マップの帯域幅を設定します。 パラメータは次のとおりです。
|
||
ステップ 5 | queue-limit {packets packets | cos {cos value { maximum threshold value | percent percentage } | values {cos value | percent percentage } } | dscp {dscp value {maximum threshold value | percent percentage} | match packet {maximum threshold value | percent percentage} | default {maximum threshold value | percent percentage} | ef {maximum threshold value | percent percentage} | dscp values dscp value} | percent percentage }} 例: Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 3 percent 20 Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 4 percent 30 Switch(config-pmap-c)# queue-limit dscp 5 percent 40 |
キュー制限のしきい値の割合を設定します。 すべてのキューで、3 つのしきい値(0、1、2)があり、それぞれのしきい値についてデフォルト値があります。 デフォルトまたはその他のキュー制限しきい値設定を変更するには、このコマンドを使用します。 たとえば、DSCP 3、4、および 5 のパケットが設定した特定のキューに送信される場合、このコマンドは、この 3 つの DSCP 値のしきい値パーセンテージを設定できます。 キュー制限しきい値に関する詳細については、WTDを参照してください。
|
||
ステップ 6 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 7 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加ポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用して、トラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
特定のクラスのシェーピング(最大帯域幅)を設定するには、shape コマンドを使用します。 ポートに残っている追加帯域幅があっても、キューの帯域幅はこの値に制限されます。 シェーピングは平均の割合で、または bps のシェーピングの平均値で設定できます。
2. policy-map policy name
3. class class name
4. shape average {target bit rate | percent percentage}
5. end
6. show policy-map
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|||
ステップ 2 | policy-map policy name 例: Switch(config)# policy-map policy_shaping01 Switch(config-pmap)# |
ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 1 つ以上のインターフェイスに対応付けることができるポリシー マップを作成または修正し、サービス ポリシーを指定します。 |
||
ステップ 3 | class class name 例: Switch(config-pmap)# class class_shaping01 Switch(config-pmap-c)# |
ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードを開始します。 ポリシーを作成または変更するクラスの名前を指定します。 ポリシー クラス マップ コンフィギュレーション モードには、次のコマンド オプションが含まれます。 |
||
ステップ 4 | shape average {target bit rate | percent percentage} 例: Switch(config-pmap-c)# shape average percent 50 Switch(config-pmap-c)# |
平均シェーピング レートを設定します。 平均シェーピング レートを、ターゲット ビット レート(bps)または認定情報レート(CIR)のインターフェイス帯域幅の割合で設定できます。
|
||
ステップ 5 | end 例: Switch(config-pmap-c)# end Switch# |
設定変更を保存します。 |
||
ステップ 6 | show policy-map 例:
Switch# show policy-map
|
(任意)すべてのサービス ポリシーに設定されたすべてのクラスに関するポリシー設定情報を表示します。 |
ネットワークの QoS 用の追加のポリシー マップを設定します。 ポリシー マップを作成したら、service-policy コマンドを使用してトラフィック ポリシーをインターフェイスに付加します。
1. configure terminal
2. wlan wlan-name
3. service-policy {input | output} policy-name
4. end
5. show wlan {wlan-id | wlan-name}
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コマンド モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | wlan wlan-name 例: Switchwlan test4 |
WLAN コンフィギュレーション サブモードを開始します。 |
||
ステップ 3 | service-policy {input | output} policy-name 例:
Switch(config-wlan)# service-policy output platinum
例:
Switch(config-wlan)# service-policy input platinum-up
|
QoS ポリシーで WLAN を設定します。 貴金属ポリシーで WLAN を設定するには、キーワード platinum、gold、silver、または bronze のいずれか 1 つを入力する必要があります。 例に示すように、アップストリーム ポリシーは platinum-up キーワードで指定されます。
|
||
ステップ 4 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
||
ステップ 5 | show wlan {wlan-id | wlan-name} 例: Switch# show wlan name qos-wlan |
WLAN の設定済みの QoS ポリシーを検証します。
Switch# show wlan name qos-wlan
. . .
. . .
. . .
QoS Service Policy - Input
Policy Name : platinum-up
Policy State : Validated
QoS Service Policy - Output
Policy Name : platinum
Policy State : Validated
. . .
. . . |
1. configure terminal
2. ap capwap multicast service-policy output service-policy-name
3. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例: Switch# configure terminal |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | ap capwap multicast service-policy output service-policy-name 例: Switch(config)#ap capwap multicast service-policy output service-policy-mcast |
設定されたマルチキャスト ポリシーを適用します。 |
ステップ 3 | end 例: Switch(config)# end |
特権 EXEC モードに戻ります。 また、Ctrl+Z キーを押しても、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。 |
ステップ 1 | Choose を選択します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 2 |
WLAN ノードを左側のペインをクリックして拡大し、[WLANs] を選択します。 [WLANs] ページが表示されます。 |
||||||||||||||||||
ステップ 3 | WLAN の [Profile] をクリックして QoS ポリシーを設定する WLAN を選択します。 | ||||||||||||||||||
ステップ 4 |
WLAN で QoS ポリシーを設定するには、[QoS] タブをクリックします。 次のオプションを使用できます。
|
||||||||||||||||||
ステップ 5 | [Apply] をクリックします。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
show class-map type control subscriber {all | name } |
制御クラス マップと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface { Auto-template | Capwap | GigabitEthernet | GroupVI | InternalInterface | Loopback | Lspvif | | Null | Port-channel | TenGigabitEthernet | Tunnel | Vlan | brief | class | input | output | wireless } |
スイッチで設定されているすべてのポリシーのランタイムと統計情報を表示します。 コマンド パラメータは次のとおりです。
|
show policy-map interface wireless ap [access point] |
スイッチのすべてのワイヤレス AP のランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface wireless ssid [ssid] |
スイッチのすべての SSID ターゲットのランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map interface wireless client mac [mac_address] |
スイッチのすべてのクライアント ターゲットのランタイムと統計情報を表示します。 |
show policy-map session [ input | output | uid UUID ] |
セッションの QoS ポリシーを表示します。 コマンド パラメータは次のとおりです。 |
show table-map |
すべてのテーブル マップと設定を表示します。 |
show policy-map interface wireless ssid name ssid-name [radio type {24ghz | 5ghz} ap name ap-name | ap name ap-name] |
アクセス ポイントの SSID ポリシー設定を表示します。 |
この例は、アクセス コントロール リスト(ACL)を使用して QoS のパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# access-list 101 permit ip host 12.4.1.1 host 15.2.1.1 Switch(config)# class-map acl-101 Switch(config-cmap)# description match on access-list 101 Switch(config-cmap)# match access-group 101 Switch(config-cmap)#
ACL を使用してクラスマップを作成した後で、クラスのポリシー マップを作成し、ポリシー マップを QoS のインターフェイスに適用します。
この例は、サービス クラス レイヤ 2 の分類を使用して QoS に対してパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map cos Switch(config-cmap)# match cos ? <0-7> Enter up to 4 class-of-service values separated by white-spaces Switch(config-cmap)# match cos 3 4 5 Switch(config-cmap)#
CoS レイヤ 2 の分類を使用してクラス マップを作成したら、そのクラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
この例は、DSCP 値または precedence 値を使用してパケットを分類する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec2 Switch(config-cmap)# description matching precedence 2 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map ef Switch(config-cmap)# description EF traffic Switch(config-cmap)# match ip dscp ef Switch(config-cmap)#
DSCP 値または precedence 値を使用してクラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、child という名前の別のクラスに一致する parent という名前のクラスが作成される、階層型分類を示しています。 child という名前のクラスは、2 に設定された IP precedence に基づいて照合されます。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map child Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map parent Switch(config-cmap)# match class child Switch(config-cmap)#
親クラス マップを作成したら、クラスのポリシー マップを作成し、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、階層型ポリシーを使用した設定を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map c1 Switch(config-cmap)# match dscp 30 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map c2 Switch(config-cmap)# match precedence 4 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map c3 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map child Switch(config-pmap)# class c1 Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# police rate percent 20 conform-action transmit exceed action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class c2 Switch(config-pmap-c)# bandwidth 20000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# bandwidth 20000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# policy-map parent Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 1000000 Switch(config-pmap-c)# service-policy child Switch(config-pmap-c)# end
Switch(config)# table-map dscp2dscp Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config)# table-map dscp2up Switch(config-tablemap)# map from 46 to 6 Switch(config-tablemap)# map from 34 to 5 Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config)# policy-map ssid_child_policy Switch(config-pmap)# class voice Switch(config-pmap-c)# priority level 1 Switch(config-pmap-c)# police 15000000 Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# priority level 2 Switch(config-pmap-c)# police 10000000 Switch(config)# policy-map ssid_policy Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 30000000 Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio 0 Switch(config-pmap-c)# set dscp dscp table dscp2dscp Switch(config-pmap-c)# service-policy ssid_child_policy
この例は、switch固有の情報を使用して、音声とビデオのパケット ストリームを分類する方法を示しています。
この例では、音声とビデオがエンドポイント A からswitchの GigabitEthernet1/0/1 に送信され、それぞれ precedence 値 5 と 6 を持ちます。 また、音声とビデオは、エンドポイント B からswitchの GigabitEthernet1/0/2 にそれぞれ DSCP 値 EF と AF11 で送信されます。
両方のインターフェイスからのすべてのパケットがアップリンク インターフェイスに送信されます。その場合、音声は 100 Mbps にポリシングし、ビデオは 150 Mbps にポリシングする必要があります。
上記の要件ごとに分類するために、GigabitEthernet1/0/1 で送信される音声パケットに一致するクラスが作成されます。これには、precedence 5 に一致する voice-interface-1 という名前が付けらます。 同様に、GigabitEthernet1/0/2 の音声パケットに一致する、voice-interface-2 という名前の音声用の別のクラスが作成されます。 これらのクラスは、GigabitEthernet1/0/1 に接続される input-interface-1 と、GigabitEthernet1/0/2 に接続される input-interface-2 という 2 つの別個のポリシーに関連付けられます。 このクラスのアクションは、qos-group に 10 とマーキングすることです。 出力インターフェイスで QoS-group 10 のパケットを照合するために、QoS-group 10 で一致する voice という名前のクラスが作成されます。 これは、output-interface という名前の別のポリシーに関連付けられ、アップリンク インターフェイスに関連付けられます。 ビデオも同じ方法で処理されますが、QoS-group 20 で一致します。
次の例は、上記のswitch固有の情報を使用して分類する方法を示しています。
Switch(config)# Switch(config)# class-map voice-interface-1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 5 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video-interface-1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 6 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map voice-interface-2 Switch(config-cmap)# match ip dscp ef Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video-interface-2 Switch(config-cmap)# match ip dscp af11 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map input-interface-1 Switch(config-pmap)# class voice-interface-1 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 10 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class video-interface-1 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 20 Switch(config-pmap-c)# policy-map input-interface-2 Switch(config-pmap)# class voice-interface-2 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 10 Switch(config-pmap-c)# class video-interface-2 Switch(config-pmap-c)# set qos-group 20 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# exit Switch(config)# class-map voice Switch(config-cmap)# match qos-group 10 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# class-map video Switch(config-cmap)# match qos-group 20 Switch(config)# policy-map output-interface Switch(config-pmap)# class voice Switch(config-pmap-c)# police 256000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class video Switch(config-pmap-c)# police 1024000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)# exit
次の例では、音声とビデオのトラフィックの Quality of Service を管理するポートの子ポリシーを作成するテンプレートを示します。
Policy-map port_child_policy Class voice (match dscp ef) Priority level 1 Police Multicast Policer Class video (match dscp af41) Priority level 2 Police Multicast Policer Class mcast-data (match non-client-nrt) Bandwidth remaining ratio <> Class class-default (NRT Data) Bandwidth remaining ratio <>
(注) |
上記の例のマルチキャスト ポリサーはキーワードではありません。 これは設定されたポリシング ポリシーを示しています。 |
名前の音声とビデオを使用する 2 つのクラス マップは、46 および 34 の DSCP の割り当てで設定されます。 音声トラフィックにはプライオリティ 1 が割り当てられ、ビデオ トラフィックにはプライオリティ レベル 2 が割り当てられ、Q0 および Q1 を使用して処理されます。 ネットワークがマルチキャスト音声およびビデオ トラフィックを受信すると、マルチキャストのポリサーを設定できます。 非クライアント NRT データおよび NRT データは Q2 および Q3 キューで処理されます。
ダウンストリーム BSSID ポリシーを設定するには、最初にプライオリティ レベルのキューイングでポートの子ポリシーを設定する必要があります。
ポリシーのタイプ。 | 例 |
---|---|
ユーザ定義のポートの子ポリシー | policy-map port_child_policy class voice priority level 1 20000 class video priority level 2 10000 class non-client-nrt-class bandwidth remaining ratio 10 class class-default bandwidth remaining ratio 15 |
出力 BSSID ポリシー | policy-map bssid-policer queue-buffer ratio 0 class class-default shape average 30000000 set dscp dscp table dscp2dscp set wlan user-priority dscp table dscp2up service-policy ssid_child_qos |
SSID の子 QoS ポリシー | Policy Map ssid-child_qos Class voice priority level 1 police cir 5m admit cac wmm-tspec UP 6,7 / tells WCM allow ‘voice’ TSPEC\SIP snoop for this ssid rate 4000 / must be police rate value is in kbps) Class video priority level 2 police cir 60000 |
クライアント ポリシーの種類 | 例/詳細 | ||
---|---|---|---|
デフォルトの出力クライアント ポリシー | すべての着信トラフィックのユーザプライオリティは 0 です。
Policy-map client-def-down class class-default set wlan user-priority 0 |
||
デフォルトの入力クライアント ポリシー | ワイヤレス ネットワークから有線ネットワークに送信されるトラフィックは、DSCP 値が 0 に設定されます。
Policy-map client-def-up class class-default set dscp 0 |
||
設定された QoS レベル属性を使用してクライアントが AAA のプロファイルに認証する際に、自動的に生成され、WMM クライアントに適用されるクライアント ポリシー。 | Policy Map platinum-WMM Class voice-plat set wlan user-priority 6 Class video-plat set wlan user-priority 4 Class class-default set wlan user-priority 0 Policy Map gold-WMM Class voice-gold set wlan user-priority 4 Class video-gold set wlan user-priority 4 Class class-default set wlan user-priority 0 |
||
非 WMM クライアントの貴金属ポリシー | Policy Map platinum set wlan user-priority 6 |
||
トラフィックがクラス voice1 と一致し、ユーザ プライオリティが事前定義の値に設定された出力クライアント ポリシー。 |
クラスは DSCP または ACL を割り当てるように設定できます。 Policy Map client1-down Class voice1 //match dscp, cos set wlan user-priority <> Class voice2 //match acl set wlan user-priority <> Class voice3 set wlan user-priority <> Class class-default set wlan user-priority 0 |
||
AAA および TCLAS に基づくクライアント ポリシー | Policy Map client2-down[ AAA+ TCLAS pol example] Class voice\\match dscp police <> set <> Class class-default set <> Class voice1|| voice2 [match acls] police <> class voice1 set <> class voice2 set <> |
||
出力方向のトラフィック用の音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client3-down class voice \\match dscp, cos police X class video police Y class class-default police Z |
||
ポリシングを使用する入力方向のトラフィック用の音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client1-up class voice \\match dscp, up, cos police X class video police Y class class-default police Z |
||
DSCP に基づく音声とビデオのクライアント ポリシー | Policy Map client2-up class voice \\match dscp, up, cos set dscp <> class video set dscp <> class class-default set dscp <> |
||
マーキングおよびポリシングを使用したクライアント入力ポリシー |
policy-map client_in_policy class dscp-48 //match dscp 48 set cos 3 police 2m class up-4 //match wlan user-priority 4 set dscp 10 police 3m class acl //match acl set cos 2 police 5m class class-default set dscp 20 police 15m |
||
階層型クライアント入力ポリシー | policy-map client-child-policy class voice //match dscp 46 set dscp 40 police 5m class video //match dscp 34 set dscp 30 police 7m policy-map client-in-policy class class-default police 15m service-policy client-child-policy |
次の例は、平均レート シェーピングを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec1 Switch(config-cmap)# description matching precedence 1 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 1 Switch(config-cmap)# end Switch# configure terminal Switch(config)# class-map prec2 Switch(config-cmap)# description matching precedence 2 packets Switch(config-cmap)# match ip precedence 2 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map shaper Switch(config-pmap)# class prec1 Switch(config-pmap-c)# shape average 512000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# policy-map shaper Switch(config-pmap)# class prec2 Switch(config-pmap-c)# shape average 512000 Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# shape average 1024000
クラス マップ、ポリシー マップ、シェーピング平均を設定したら、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用します。
次の例は、DSCP 値および割合に基づいて、キュー制限ポリシーを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch#(config)# policy-map port-queue Switch#(config-pmap)# class dscp-1-2-3 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 1 percent 80 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 2 percent 90 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 3 percent 100 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-4-5-6 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 4 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 5 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 6 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-7-8-9 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 7 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 8 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 9 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-10-11-12 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 10 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 11 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 12 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# exit Switch#(config-pmap)# class dscp-13-14-15 Switch#(config-pmap-c)# bandwidth percent 10 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 13 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 14 percent 30 Switch#(config-pmap-c)# queue-limit dscp 15 percent 20 Switch#(config-pmap-c)# end Switch#
上記のポリシー マップのキュー制限の設定が終了すると、QoS のインターフェイスにポリシー マップを適用することができます。
次の例は、キュー バッファ ポリシーを設定して QoS のインターフェイスに適用する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-map policy1001 Switch(config-pmap)# class class1001 Switch(config-pmap-c)# bandwidth remaining ratio 10 Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio ? <0-100> Queue-buffers ratio limit Switch(config-pmap-c)# queue-buffer ratio 20 Switch(config-pmap-c)# end Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitEthernet2/0/3 Switch(config-if)# service-policy output policy1001 Switch(config-if)# end
次の例は、ポリサーに関連付けることができるさまざまなポリシング アクションを示しています。 これらのアクションは、パケット設定の適合、超過、または違反によって実現されます。 トラフィック プロファイルを超過または違反したパケットをドロップ、マーク付け、または送信することができます。
たとえば、1 つの一般的な導入シナリオでは、エンタープライズ顧客ポリシー トラフィックがネットワークからサービス プロバイダーに送信され、DSCP 値が異なる、適合、超過、および違反パケットをマーキングします。 サービス プロバイダーは、輻輳があると DSCP 値の超過および違反としてマーキングされたパケットをドロップすることができますが、使用可能な帯域幅がある場合は送信することも可能です。
(注) |
Layer 2 フィールドには CoS フィールドが含まれるようにマーキングでき、Layer 3 フィールドには precedence および DSCP フィールドが含まれるようにマーキングできます。 |
1 つの便利な機能として、複数のアクションとイベントを関連付ける機能があります。 たとえば、すべての適合パケットについて、precedence ビットと CoS を設定できます。 アクションを設定するサブモードは、ポリシング機能によって配信できます。
これは、ポリシング アクションの設定例を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-map police Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police cir 1000000 pir 2000000 Switch(config-pmap-c-police)# conform-action transmit Switch(config-pmap-c-police)# exceed-action set-dscp-transmit dscp table exceed-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# violate-action set-dscp-transmit dscp table violate-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# end
この例では、exceed-markdown-table と violate-mark-down-table がテーブル マップです。
(注) |
ポリサー ベースのマークダウン アクションは、テーブル マップを使用する場合のみサポートされます。 switchの各マーキング フィールドで許可されているマークダウン テーブル マップは 1 つだけです。 |
次の例では、VLAN のポリサー設定を表示します。 この設定の最後に、QoS のインターフェイスに VLAN ポリシー マップを適用します。
Switch# configure terminal Switch(config)# class-map vlan100 Switch(config-cmap)# match vlan 100 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map vlan100 Switch(config-pmap)# policy-map class vlan100 Switch(config-pmap-c)# police 100000 bc conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# end Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitEthernet1/0/5 Switch(config-if)# service-policy input vlan100
次の例は、QoS でサポートされるポリシングのさまざまな単位を示しています。 ポリシングの単位はトークン バケットが動作する基盤です。
次の単位のポリシングがサポートされています。
CIR および PIR はビット/秒で指定します。 バースト パラメータはバイト単位で指定します。 これはデフォルトのモードであり、単位が指定されていない場合に使用される単位です。 CIR および PIR は、パーセントでも設定できます。その場合バースト パラメータをミリ秒単位で設定する必要があります。
CIR および PIR はパケット/秒で指定します。 この場合、バースト パラメータもパケットで設定されます。
次の例は、ビット/秒のポリサー設定を示しています。
Switch(config)# policy-map bps-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c) # police rate 256000 bps burst 1000 bytes conform-action transmit exceed-action drop
次の例は、パケット/秒のポリサー設定を示しています。 この設定では、測定単位がパケットであるデュアル レートの 3 カラー ポリサーが設定されます。 バーストおよびピーク バーストはすべてパケットに指定されます。
Switch(config)# policy-map pps-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police rate 5000 pps burst 100 packets peak-rate 10000 pps peak-burst 200 packets conform-action transmit exceed-action drop violate-action drop
次の例は、シングルレート 2 カラー ポリサーを設定する方法を示しています。
Switch(config)# class-map match-any prec1 Switch(config-cmap)# match ip precedence 1 Switch(config-cmap)# exit Switch(config)# policy-map policer Switch(config-pmap)# class prec1 Switch(config-pmap-c)# police cir 256000 conform-action transmit exceed-action drop Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)#
次の例は、デュアルレート 3 カラー ポリサーを設定する方法を示しています。
Switch# configure terminal Switch(config)# policy-Map dual-rate-3color-policer Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# police cir 64000 bc 2000 pir 128000 be 2000 Switch(config-pmap-c-police)# conform-action transmit Switch(config-pmap-c-police)# exceed-action set-dscp-transmit dscp table exceed-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# violate-action set-dscp-transmit dscp table violate-markdown-table Switch(config-pmap-c-police)# exit Switch(config-pmap-c)#
この例では、exceed-markdown-table と violate-mark-down-table がテーブル マップです。
(注) |
ポリサー ベースのマークダウン アクションは、テーブル マップを使用する場合のみサポートされます。 switchの各マーキング フィールドで許可されているマークダウン テーブル マップは 1 つだけです。 |
次のステップと例は、QoS 設定でテーブル マップ マーキングを使用する方法を示しています。
テーブル マップを定義します。
table-map コマンドを使用してテーブル マップを定義し、値のマッピングを示します。 このテーブルでは、テーブルが使用されるポリシーまたはクラスを認識しません。 テーブル マップのデフォルトのコマンドは、一致する「from」フィールドがない場合に、「to」フィールドにコピーされる値を示します。 この例では、table-map1 というテーブル マップが作成されます。 定義されたマッピングでは、値 0 が 1 に、2 が 3 に変換され、デフォルト値は 4 に設定されます。
Switch(config)# table-map table-map1 Switch(config-tablemap)# map from 0 to 1 Switch(config-tablemap)# map from 2 to 3 Switch(config-tablemap)# default 4 Switch(config-tablemap)# exit
テーブル マップが使用されるポリシー マップを定義します。
この例では、着信 CoS が table-map1 テーブルで指定されたマッピングに基づいて、DSCP にマッピングされます。 この例では、着信パケットの DSCP が 0 である場合、パケット内の CoS は 1 に設定されます。 テーブル マップ名が指定されていない場合、このコマンドではデフォルトの動作が実行され、値が「from」フィールド(この場合は DSCP)から「to」フィールド(この場合は CoS)にコピーされます。 ただし、CoS が 3 ビット フィールドであっても DSCP は 6 ビット フィールドです。これは、DSCP 内の最初の 3 ビットに CoS がコピーされることを意味します。
Switch(config)# policy map policy1 Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# set cos dscp table table-map1 Switch(config-pmap-c)# exit
ポリシーをインターフェイスに関連付けます。
Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/1 Switch(config-if)# service-policy output policy1 Switch(config-if)# exit
次の例は、テーブル マップを使用して、QoS 設定のインターフェイスで CoS マーキングを保持する方法を示しています。
(例で設定されている)cos-trust-policy ポリシーは入力方向でイネーブルになり、インターフェイスに着信する CoS マーキングが保持されます。 ポリシーがイネーブルになっていない場合は、デフォルトで DSCP だけが信頼されます。 純粋なレイヤ 2 パケットがインターフェイスに着信すると、CoS の入力ポートに一致するポリシーがない場合は、CoS 値が 0 に書き換えられます。
Switch# configure terminal Switch(config)# table-map cos2cos Switch(config-tablemap)# default copy Switch(config-tablemap)# exit Switch(config)# policy map cos-trust-policy Switch(config-pmap)# class class-default Switch(config-pmap-c)# set cos cos table cos2cos Switch(config-pmap-c)# exit Switch(config)# interface GigabitEthernet1/0/2 Switch(config-if)# service-policy input cos-trust-policy Switch(config-if)# exit
関連項目 | マニュアル タイトル |
---|---|
この章で使用するコマンドの完全な構文および使用方法の詳細。 |
QoS Command Reference (Catalyst 3850 Switches) 『Cisco IOS Quality of Service Solutions Command Reference』 |
コール アドミッション制御(CAC) |
System Management Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) System Management Command Reference (Catalyst 3850 Switches) |
マルチキャスト シェーピングおよびポリシング レート |
IP Multicast Routing Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) |
Application Visibility and Control(アプリケーションの可視性およびコントロール) |
System Management Configuration Guide (Catalyst 3850 Switches) System Management Command Reference (Catalyst 3850 Switches) |
説明 | Link |
---|---|
このリリースのシステム エラー メッセージを調査し解決するために、エラー メッセージ デコーダ ツールを使用します。 |
https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Errordecoder/index.cgi |
説明 | Link |
---|---|
シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。 お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。 シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。 |
リリース |
変更内容 |
||
---|---|---|---|
Cisco IOS XE 3.2SE |
この機能が導入されました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
有線ポートとワイヤレス ポートの両方における一貫して信頼できるシステム デフォルトの信頼動作。 Cisco IOS XE 3.2 リリースは、有線およびワイヤレス ポートに対して信頼できるさまざまなデフォルト設定をサポートしました。 有線ポートの信頼できるデフォルト設定に関して、このソフトウェア リリースでの変更はありません。 ワイヤレス ポートの場合、デフォルトのシステム動作は非信頼でした。つまり、スイッチの起動時に、ワイヤレス ポートのマーキングすべてがデフォルトでゼロに設定され、トラフィックはプライオリティ処理されませんでした。 既存の有線スイッチとの互換性のために、すべてのトラフィックはデフォルトでベスト エフォートのキューへ送信されていました。 アクセス ポイントは、プライオリティ キューイングをデフォルトで実行していました。 ワイヤレス ポートでのデフォルトの信頼動作は、no qos wireless default untrust コマンドを使用して変更できました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
IPv6 ワイヤレス クライアントのサポート。 Cisco IOS XE 3.2 ソフトウェア リリースは、ワイヤレス クライアントに対して IPv6 をサポートしていませんでした。 新しいリリースでは、これをサポートしています。 クライアント ポリシーは、IPv4 および IPv6 フィルタを設定できるようになりました。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
3 つの無線と 11ac のサポート。 |
||
Cisco IOS XE 3.3SE |
show policy-map コマンドで使用可能な新しい分類カウンタ。
|
||
Cisco IOS XE 3.6E |
入力 SSID ポリシーのマーキングおよびポリシング アクション。 クライアント ポリシーはアクセス ポイントで適用されます。 |
||
Cisco IOS XE 3.6E |
ワイヤレス ターゲット用に show policy-map コマンドで使用可能な新しい分類カウンタ。 |
||
Cisco IOS XE 3.6E |
統計情報は、入力ポリシーでだけサポートされます。 |