トラブルシューティング ファイルの生成
アプライアンスで問題が発生したときに、問題の診断に役立つように、サポートからトラブルシューティング ファイルを生成するように依頼されることがあります。次の表に示すオプションのいずれかを選択して、ASA FirePOWER モジュールから報告されるトラブルシューティング データをカスタマイズすることができます。
表 A-1 選択可能なトラブルシュート オプション
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Snort のパフォーマンスと設定(Snort Performance and Configuration) |
アプライアンス上の Snort に関連するデータと構成設定 |
ハードウェア パフォーマンスとログ(Hardware Performance and Logs) |
アプライアンス ハードウェアのパフォーマンスに関連するデータとログ |
システムの設定、ポリシー、ログ(System Configuration, Policy, and Logs) |
アプライアンスの現在のシステム設定に関連する構成設定、データ、およびログ |
検知機能の構成、ポリシー、ログ(Detection Configuration, Policy, and Logs) |
アプライアンス上の検知機能に関連する構成設定、データ、およびログ |
インターフェイスとネットワーク関連データ(Interface and Network Related Data) |
アプライアンスのインライン セットとネットワーク設定に関連する構成設定、データ、およびログ |
検知、認識、VDB データ、およびログ(Discovery, Awareness, VDB Data, and Logs) |
アプライアンス上の現在の検出設定と認識設定に関連する構成設定、データ、およびログ |
データおよびログのアップグレード(Upgrade Data and Logs) |
アプライアンスの以前のアップグレードに関連するデータおよびログ |
全データベースのデータ(All Database Data) |
トラブルシュート レポートに含まれるすべてのデータベース関連データ |
全ログのデータ(All Log Data) |
アプライアンス データベースによって収集されたすべてのログ |
ネットワーク マップ情報(Network Map Information) |
現在のネットワーク トポロジ データ |
一部のオプションは報告対象のデータの点で重複していますが、トラブルシューティング ファイルには、オプションの選択に関係なく冗長コピーは含まれません。
詳細については、次の項を参照してください。
アプライアンス トラブルシューティング ファイルの生成
ライセンス: 任意(Any)
次の手順を使用して、サポートに送信できる、カスタマイズされたトラブルシューティング ファイルを生成できます。
トラブルシューティング ファイルを生成するには、次の手順を実行します。
手順 1 ASDM で、[設定(Configuration)] > [ASA FirePOWER 設定(ASA FirePOWER Configuration)] > [ツール(Tools)] > [トラブルシューティング(Troubleshooting)] を選択します。
手順 2 [トラブルシューティング ファイルの生成(Generate Troubleshooting Files)] をクリックします。
[トラブルシューティング オプション(Troubleshooting Options)] ポップアップ ウィンドウが表示されます。
手順 3 [全データ(All Data)] を選択して入手可能なすべてのトラブルシューティング データを生成することも、個別のチェック ボックスをオンにしてレポートをカスタマイズすることもできます。詳細については、 選択可能なトラブルシュート オプション の表を参照してください。
手順 4 [OK] をクリックします。
ASA FirePOWER モジュールがトラブルシューティング ファイルを生成します。タスク キュー([モニタリング(Monitoring)] > [ASA FirePOWER モニタリング(ASA FirePOWER Monitoring)] > [タスクのステータス(Task Status)])でファイル生成プロセスをモニタできます。
手順 5 次の項(トラブルシューティング ファイルのダウンロード)の手順に進みます。
トラブルシューティング ファイルのダウンロード
ライセンス: 任意(Any)
次の手順を使用して、生成されたトラブルシューティング ファイルのコピーをダウンロードします。
トラブルシューティング ファイルをダウンロードする方法には、次の手順を実行します。
手順 1 ASDM で、[モニタリング(Monitoring)] > [ASA FirePOWER モニタリング(ASA FirePOWER Monitoring)] > [タスクのステータス(Task Status)] の順に選択します。
[タスク ステータス(Task Status)] ページが表示されます。
手順 2 生成されたトラブルシューティング ファイルに対応するタスクを探します。
手順 3 アプライアンスがトラブルシューティング ファイルを生成し、タスク ステータスが [完了(Completed)]
に変ったら、[クリックして生成されたファイルを取得(Click to retrieve generated files)] をクリックします。
手順 4 ブラウザのプロンプトに従ってファイルをダウンロードします。
ファイルは単一の .tar.gz
ファイルとしてダウンロードされます。
手順 5 サポートの指示に従って、トラブルシューティング ファイルをCiscoに送信してください。