ここでは、Java API を使用できるプラットフォームのほか、インストール、コンパイル、実行開始の手順について説明します。
Java API は、SCMS Subscriber Manager(SM)のアップデート、クエリー、設定に使用できます。この API は次に示す 2 つの部分で構成されています。これらは、個別に使用できるだけでなく、制限なく一緒に使用できます。
• SM Non-blocking Java API - 高性能 API。エラーやその他の操作結果のわかりやすさは重視されていません。OSS/AAA システムとの自動統合をサポートしています。
• SM Blocking Java API - 使いやすさを重視した API。SM のアクセスおよび管理用のユーザ インターフェイス アプリケーションをサポートしています。
SM Java API は、Windows プラットフォームで開発され試験されましたが、Java バージョン 1.4 をサポートしている任意のプラットフォームで動作可能です。
簡潔に示すため、以下ではインストレーション ディレクトリ sm-java-api-vvv.bb を <installdir> と示します。
The <installdir>/javadoc フォルダには、API JAVADOC マニュアルが入っています。
The <installdir>lib フォルダには、 smapi.jar ファイルが入っています。このファイルは、API 実行可能ファイルです。このフォルダには、API 操作に必要なその他の jar ファイルも入っています。
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Java API ディストリビューションは、SCMS SM-LEG ディストリビューション ファイルの一部で、 sm_api ディレクトリに配置されています。
Java SM API は、UNIX tar ファイルに実装されています。Java SM API は UNIX tar ユーティリティまたはほとんどの Windows 圧縮ユーティリティで展開できます。
• 「Unix または Linux プラットフォームへのインストール」
API は SM 上の PRPC サーバに接続します。API を機能させるには、次の条件を満たす必要があります。
• SM が起動され稼働中であり、API のホスト マシンから到達できること。
PRPC サーバはシスコが開発した独自の PRC プロトコルです。PRPC サーバの詳細については、『 SCMS Subscriber Manager User Guide 』を参照してください。
(注) 略語の vvv および bb は、Java SM API のバージョンとビルド番号を示しています。
ステップ 1 SCMS SM-LEG ディストリビューション ファイルを解凍します。
ステップ 2 Java SM API ディストリビューション tar sm-java-api-dist.tar を検索します。
ステップ 3 Java SM API ディストリビューション tar を解凍し、sm-java-api-vvv.bb.tar を取得します。
ステップ 4 Java SM API パッケージ tar を解凍します。
ステップ 1 zip 圧縮/解凍ユーティリティ(WinZip など)を使用します。
SM Java API を使用するプログラムをコンパイルして実行するには、 smapi.jar を CLASSPATH に入れる必要があります。
たとえば、プログラム ソースが SMApiProgram.java にある場合は、次のコマンドラインを使用してプログラムをコンパイルします。
プログラムをコンパイルしたあと、次のコマンドラインを使用してプログラムを実行します。