この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、作動する SCA BB 3.0 の構成を SCA BB 3.1 にアップグレードするためのアップグレード手順について説明します。
内容は、高レベルな手順の説明になります。具体的な詳細については、該当するユーザ マニュアルを参照してください。
手順では、SCA BB 3.0 および SCA BB 3.1 を実行している 2 つの SCE プラットフォームが同じ CM および SM サーバを使用して同時に稼働している状態で、Service Control 構成を機能させたままアップグレード手順を行うシナリオについて説明します。
この手順の目的は、前述のセクションに記載されたいくつかの制約事項に従って、アップグレード プロセス時間が長くてもサービス ダウンタイムを最小限に抑えることです。
1. SM ユーザ マニュアルに記述されている手順に従って、SM(または SM クラスタ)をアップグレードします。
2. CM を 3.1 に配置するか、アップグレードします。
3. SCE プラットフォーム ソフトウェア(SCOS およびアプリケーション PQI)をアップグレードします。
4. すべての SCE プラットフォームのアップグレードが完了したら、以前のバージョンを実行している別の CM(使用していた場合)を削除します。
ステップ 1 SM ユーザ マニュアルに記述されている手順に従って、SM(または SM クラスタ)をアップグレードします。
a. SCA BB アプリケーションおよび SM LEG の PQI をアンインストールします。
c. SCA BB アプリケーションおよび SM LEG の PQI をインストールします。
d. 『 Cisco SCMS Subscriber Manager User Guide 』の説明に従って、SCE カスケードを SM に設定します。
バージョン 3.1 では、SM が SCE カスケード トポロジを認識しており、それに従って設定する必要があるため、このステップが必要になります。アップグレードの直後、すべての SCE が独立型 SCE として SM に設定されます。SCE ペアのアップグレードが完了したら、SCE を手動で設定する必要があります。
e. カスケード ペアとしてカスケード SCE を SM 構成に設定します。
これにより、3.1.0 にアップグレードされるスタンバイ SCE が SM で正しく取り扱われるようになり、サブスクライバ アップデートがスタンバイ SCE に送信されなくなります。
SCE が SM で 'standalone' として設定されている場合でも、SM はスタンバイとして認定されている SCE を更新しません。
f. SCE を更新できるのは、SM が正しく設定された場合だけです。
ステップ 2 CM を 3.1 に展開するか、アップグレードします。
• 移行フェーズに対してさらに CM およびデータベース(構成がバンドル版か否かに関係なく、合計で 2 つの CM データベース )を配置している場合、すべての SCE プラットフォーム(旧バージョンおよび 3.1 の両方)に対して収集が行われます。 非バンドル版データベース の場合、これを実行するための方法はいくつかありますが、非バンドル版データベースを使用する場合は、DB の専門家に相談することを推奨します。
–それぞれの CM は 1 つのバージョンから、異なるデータベース(バンドル版データベースまたは非バンドル版データベース)および CSV リポジトリに至るまで、RDR を収集します。
ステップ 3 SCE プラットフォーム ソフトウェア(SCOS およびアプリケーション PQI)をアップグレードします。
これは、SCE プラットフォーム クラスタの場合にも適用されます。詳細については、『 SCE Installation Guide 』および『 Software Configuration Guide 』を参照してください。
SCE プラットフォームのアップグレード手順には、次の高レベルの手順が含まれます。
• サービス設定の取得(PQB) ― 3.0 SCA BB Console を使用します。
• 3.1 へのサービス設定のアップグレード ― 新しい Console の Service Configuration Editor で古いサービス設定を開き、古いサービス設定に対して必要な調整を行います。これらの変更内容は、『 SCA BB 3.1 Release Notes 』に記述されています。または、3.1 Service Configuration Editor を使用して新規のサービス設定を作成します。
• 3.1 Network Navigator GUI を使用した SCOS 3.1 のインストール ― SCE プラットフォームに PQI 3.1 をインストールしてから、SCA BB 3.1 に最新プロトコル パックをインストールします。
–各 SCE プラットフォームは、トラフィック制御の観点から、SM アップグレードが完了するまで、そしてアップグレードが完了した後も継続して機能します。ハイ アベイラビリティ構成の場合、SCE がスタンバイ モードのときに SCE アップグレードが実行されるため、サービス ダウンタイムは発生しません。
–アップグレードされた SCE プラットフォームの RDR が、バージョン 3.1 を実行している CM に転送されていることを確認します。収集の観点からすると、サービス ダウンタイムは、実装した CM 構成(アップグレード時に 1 つまたは 2 つ)によって異なります。
• SM がすでに 3.1 にアップグレードされていることを確認します。
• 上記の手順に従って、スタンバイ SCE をアップグレードします。
• 上記の手順に従って、新しいスタンバイ SCE(アクティブだった SCE)をアップグレードします。
この段階では、ソリューション全体がアップグレードされ、動作可能な状態です。
ステップ 4 すべての SCE プラットフォームのアップグレードが完了したら、以前のバージョンを実行している別の CM(使用していた場合)を削除します。