この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
このモジュールでは、ルータでシステム モニタリングのためのシステム ロギング(syslog)を設定する Cisco IOS XR ソフトウェア コマンドについて説明します。
ロギングの概念、設定作業、および例については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Monitoring Configuration Guide』の「Implementing Logging Services」モジュールを参照してください。
アラーム管理およびロギング相関のコマンドについては、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Monitoring Command Reference』の「アラーム管理およびロギング相関コマンド」モジュールを参照してください。
アラームとロギング相関の概念、設定作業、および例については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router System Monitoring Configuration Guide』の「Implementing Alarm Logs and Logging Correlation」モジュールを参照してください。
ロギング アーカイブにログが保持される期間を指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで archive-length コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
archive-length weeks
no archive-length
weeks |
ログがアーカイブに保持される期間(週単位)。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
weeks:4 週間
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
archive-length コマンドを使用すると、アーカイブ ログがアーカイブ内に保持される週の最大数を指定できます。 保存期間がこの週数を超えるログは、自動的にアーカイブから削除されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、ログのアーカイブ期間を 6 週間に設定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router/CPU0:router(config-logging-arch)#archive-length 6
デバイス上で syslog に割り当てる領域の量を指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで archive-size コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
archive-size size
no archive-size
size |
syslog に割り当てられる領域の量(MB 単位)。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。 |
size:20 MB
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
archive-length コマンドを使用すると、ストレージ デバイス上の syslog アーカイブの最大合計サイズを指定できます。 このサイズを超過すると、新しいログ用の領域を確保するため、アーカイブ内の最も古いファイルが削除されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、syslog に割り当てる領域を 50 MB に設定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# archive-size 50
システム ロギング(syslog)メッセージをロギング バッファからクリアするには、EXEC モードで clear logging コマンドを使用します。
clear logging
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
clear logging コマンドを使用すると、ロギング バッファの中身を空にできます。 ロギング バッファが一杯になると、新しいログ メッセージで古いメッセージが上書きされます。
logging buffered コマンドを使用すると、ロギング バッファを syslog メッセージの宛先として指定し、ロギング バッファのサイズを設定し、ロギング バッファに送信される syslog メッセージを重大度に基づいて制限することができます。
show logging コマンドを使用すると、ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
実行 |
次の例は、ロギング バッファの内容をクリアする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# clear logging
Clear logging buffer [confirm] [y/n] :y
コマンド |
説明 |
---|---|
ロギング バッファを syslog メッセージの宛先として指定し、ロギング バッファのサイズを設定し、ロギング バッファに送信される syslog メッセージを重大度に基づいて制限します。 |
|
ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示します。 |
syslog のロギングに使用するデバイスを指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで device コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
device { disk0 | disk1 | harddisk }
no device
disk0 |
disk0 をアーカイブ デバイスとして使用します。 |
disk1 |
disk1 をアーカイブ デバイスとして使用します。 |
harddisk |
harddisk をアーカイブ デバイスとして使用します。 |
なし
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
device コマンドを使用すると、syslog のログを記録する場所を指定できます。 ログはディレクトリ <device>/var/log に作成されます。 デバイスが設定されていない場合は、他のすべてのロギング アーカイブ設定が拒否されます。 同様に、設定済みのデバイスは、他のロギング アーカイブ設定を削除しない限り削除できません。
ハードディスクにはより多くの容量があるため、syslog は harddisk にアーカイブすることを推奨します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、syslog メッセージのログを記録するデバイスとして disk1 を指定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# device disk1
アーカイブ内のログ ファイルの最大サイズを指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで file-size コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
file-size size
no file-size
size |
ロギング アーカイブ内のログ ファイルの最大サイズ(MB 単位)。 範囲は 1 ~ 2047 です。 |
size:1 MB
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
file-size コマンドを使用すると、アーカイブ内の 1 つのログ ファイルが拡大できる最大限のサイズを指定できます。 この制限サイズに達すると、自動的に新しいファイルが作成され、1 つずつ順に大きいシリアル番号が付与されます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、ログ ファイルの最大サイズを 10 MB に設定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# file-size 10
ログの収集期間を指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで frequency コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
frequency { daily | weekly }
no frequency
daily |
ログは毎日収集されます。 |
weekly |
ログは毎週収集されます。 |
ログは毎日収集されます。
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
frequency コマンドを使用すると、ログを毎日収集するか、または毎週収集するかを指定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、ログを毎日ではなく毎週収集するように指定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# frequency weekly
システム ロギング(syslog)サーバ ホストを syslog メッセージの受信者に指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging コマンドを使用します。 logging コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除して syslog サーバを syslog サーバ ホストのリストから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging { ip-address | hostname } vrf
no logging { ip-address | hostname } vrf
ip-address | hostname |
syslog サーバとして使用するホストの IP アドレスまたはホスト名。 |
vrf vrf-name |
VRF の名前。 最大 32 文字の英数字です。 |
syslog メッセージの受信者として設定されている syslog サーバ ホストはありません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.1.0 |
vrf キーワードが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging コマンドを使用すると、メッセージを受信する syslog サーバ ホストを識別できます。 このコマンドを複数回発行すると、メッセージを受信する syslog サーバのリストが作成されます。
syslog メッセージを syslog サーバに送信する際、Cisco IOS XR ソフトウェア の機能により syslog メッセージに数値のメッセージ識別子が含められます。 メッセージ識別子は順番に累積します。 syslog サーバに送信する syslog メッセージに含められる数値の識別子は、いずれかのメッセージが失われていないかどうかの確認に役立ちます。
logging trap コマンドを使用すると、syslog サーバに送信する syslog メッセージを重大度に基づいて制限することができます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、メッセージのログを host1 という名前のホストに記録する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging host1
コマンド |
説明 |
---|---|
syslog サーバに送信する syslog メッセージを重大度に基づいて制限します。 |
syslog のアーカイブの属性を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging archive コマンドを使用します。 logging archive サブモードを終了するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging archive
no logging archive
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging archive コマンドを使用すると、syslog のアーカイブの属性を設定できます。 このコマンドを実行すると、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードに入り、表 1 のコマンドの設定が可能になります。
(注) |
ロギング アーカイブ機能を使用するには、設定の属性を明示的に設定する必要があります。 |
コマンド |
範囲 |
説明 |
推奨される設定 |
---|---|---|---|
archive-length |
<0-4294967295> |
週数 |
4 weeks |
archive-size |
<1-2047> |
サイズ(MB 単位) |
20 MB |
device |
<disk0 | disk1 | harddisk> |
設定されたデバイスをアーカイブ デバイスとして使用します。 |
harddisk |
file size |
<1-2047> |
サイズ(MB 単位) |
1 MB |
frequency |
<daily | weekly> |
daily |
|
severity |
<alerts | critical | debugging | emergencies | errors | informational | notifications | warnings> |
informational |
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードに入って syslog をロギングするデバイスを disk1 に変更する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# device disk1
ロギング バッファをシステム ロギング(syslog)メッセージの宛先に指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging buffered コマンドを使用します。 logging buffered コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してバッファの使用をキャンセルするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging buffered { size | severity }
no logging buffered { size | severity }
size |
バッファのサイズ(バイト)。 範囲は 307200 ~ 125000000 バイトです。 デフォルトは 307200 バイトです。 |
severity |
コンソールに表示されるメッセージの重大度。 有効な重大度とそれに対応するシステムの状態は、「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 デフォルトは debugging です。 |
size:307200 バイト
severity:debugging
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
リリース 4.0.0 |
size 引数の値が 4096 から 307200 に変更されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging buffered コマンドを使用すると、メッセージをロギング バッファにコピーできます。 ロギング バッファは循環バッファなので、一杯になると古いメッセージが新しいメッセージで上書きされます。 このコマンドは、show logging buffer コマンドに関連しています。つまり、logging buffered warnings コマンドを実行すると、設定されたレベルよりも下のすべてのレベルのロギング(LOG_ERR、LOG_CRIT、LOG_ALERT、LOG_EMERG、および LOG_WARNING メッセージのログを含む)がイネーブルになります。 バッファのサイズを変更するには、logging buffer size を使用します。
severity 引数に値を指定すると、その数値およびそれより小さい数値のレベルのメッセージがコンソール端末に表示されます。 severity 引数に指定できる重大度キーワードの一覧は、表 1を参照してください。
レベル キーワード |
レベル |
説明 |
Syslog 定義 |
---|---|---|---|
emergencies |
0 |
システム使用不可能 |
LOG_EMERG |
alerts |
1 |
ただちにアクションが必要 |
LOG_ALERT |
critical |
2 |
クリティカル状態 |
LOG_CRIT |
errors |
3 |
エラー状態 |
LOG_ERR |
warnings |
4 |
警告状態 |
LOG_WARNING |
notifications |
5 |
正常だが注意を要する状態 |
LOG_NOTICE |
informational |
6 |
単なる情報メッセージ |
LOG_INFO |
debugging |
7 |
デバッグ メッセージ |
LOG_DEBUG |
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、バッファに記録される syslog メッセージの重大度を notifications に設定する方法を示したものです。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging buffered notifications
コマンド |
説明 |
---|---|
ロギング バッファのメッセージをクリアします。 |
|
ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示します。 |
重大度別にコンソールに記録されるシステム ロギング(syslog)メッセージのロギングをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging console コマンドを使用します。 コンソールのロギングをデフォルト設定に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
logging console { severity | disable }
no logging console
severity |
コンソールに記録されるメッセージの重大度。これより高い重大度のイベント(数値が小さいイベント)も記録されます。 デフォルトは informational です。 重大度とそれに対応するシステムの状態の設定は、logging buffered コマンドの「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 |
disable |
logging console コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除し、コンソール端末へのロギングをディセーブルにします。 |
デフォルトでは、コンソールへのロギングはイネーブルになっています。
severity:informational
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging console コマンドを使用すると、デバッグ メッセージが画面にフラッディングするのを防止できます。
logging console コンソールはコンソール端末用です。 severity 引数に値を指定すると、その数値およびそれより小さい数値のレベル(重大度がより高いレベル)のメッセージがコンソール端末に表示されます。
logging console disable コマンドを使用すると、コンソールのロギングを完全にディセーブルにできます。
設定をデフォルトに戻すには、no logging console コマンドを使用します。
show logging コマンドを使用すると、ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、コンソール端末に表示されるメッセージのレベルを alerts(1)に変更する方法を示しています(この場合、alerts(1)および emergencies(0)が表示されます)。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging console alerts
次の例は、コンソールのロギングをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging console disable
次の例は、コンソールのロギングをデフォルト設定(コンソールはイネーブル、severity: informational)に戻す方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# no logging console
コマンド |
説明 |
---|---|
ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示します。 |
システム ロギング(syslog)メッセージのロギングをディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging disable コマンドを使用します。 ロギングをデフォルト設定に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
logging disable
no logging disable
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
デフォルトでは、ロギングはイネーブルになっています。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging disable コマンドを使用すると、ロギングを完全にディセーブルにできます。
設定をデフォルトに戻すには、no logging disable コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、syslog メッセージをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging disable
論理リンクおよび物理リンクのリンクステータス システム ロギング(syslog)メッセージのロギングをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging events link-status コマンドを使用します。 リンク ステータス メッセージのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging events link-status { disable | software-interfaces }
no logging events link-status [ disable | software-interfaces ]
disable |
物理リンクを含むすべてのインターフェイスのリンクステータス メッセージのロギングをディセーブルにします。 |
software-interfaces |
論理リンクおよび物理リンクのリンクステータス メッセージのロギングをイネーブルにします。 |
物理リンクについてのリンクステータス メッセージのロギングはイネーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
リンクステータス メッセージのロギングをイネーブルにした場合、ルータで大量のリンクステータス(アップまたはダウン)のシステム ロギング メッセージが生成される場合があります。
no logging events link-status コマンドを使用すると、物理リンクのリンクステータス メッセージのロギングだけをイネーブルにできます。これはデフォルトの動作です。
(注) |
特定のインターフェイスで logging events link-status(インターフェイス) コマンドをイネーブルにすると、ここで説明する logging events link-status コマンドを使用して設定したグローバル コンフィギュレーションが上書きされます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、物理および論理のリンクステータス メッセージのロギングをディセーブルにする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging events link-status disable
コマンド |
説明 |
---|---|
仮想インターフェイスおよびサブインターフェイスで特定のインターフェイスのリンクステータス システム ロギング(syslog)メッセージのロギングをイネーブルにします。 |
仮想インターフェイスおよびサブインターフェイスで特定のインターフェイスのリンクステータス システム ロギング(syslog)メッセージのロギングをイネーブルにするには、該当するインターフェイスまたはサブインターフェイスのモードで logging events link-status コマンドを使用します。 リンク ステータス メッセージのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging events link-status
no logging events link-status
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
仮想インターフェイスおよびサブインターフェイスについてのリンクステータス メッセージのロギングはディセーブルになります。
インターフェイス コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
リンクステータス メッセージのロギングをイネーブルにした場合、ルータで大量のリンクステータス(アップまたはダウン)のシステム ロギング メッセージが生成される場合があります。 logging events link-status コマンドは、仮想インターフェイスおよびサブインターフェイスについてのメッセージだけをイネーブルにします。
logging events link-status コマンドを使用すると、バンドル、トンネル、および VLAN の特定のインターフェイスでのロギングをイネーブルまたはディセーブルにできます。
no logging events link-status コマンドを使用すると、リンクステータス メッセージのロギングをディセーブルにできます。
(注) |
特定のインターフェイスで logging events link-status コマンドをイネーブルにすると、グローバル コンフィギュレーション モードで logging events link-status コマンドを使用して設定したグローバル コンフィギュレーションが上書きされます。 |
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、バンドル インターフェイスのロギングを有効にした結果を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# int bundle-GigabitEthernet 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# logging events link-status RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit LC/0/4/CPU0:Jun 29 12:51:26.887 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface GigabitEthernet0/4/0/0, changed state to Up LC/0/4/CPU0:Jun 29 12:51:26.897 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/4/0/0, changed state to Up RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit LC/0/4/CPU0:Jun 29 12:51:32.375 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface GigabitEthernet0/4/0/0, changed state to Down LC/0/4/CPU0:Jun 29 12:51:32.376 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/4/0/0, changed state to Down RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)#
次の例は、ロギングを有効にする場合としない場合の、トンネル インターフェイスのコマンドのシーケンスを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# int tunnel-te 1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# logging events link-status RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:Jun 29 14:05:57.732 : ifmgr[176]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface tunnel-te1, changed state to Administratively Down RP/0/RSP0/CPU0:Jun 29 14:05:57.733 : ifmgr[176]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface tunnel-te1, changed state to Administratively Down RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# no shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# commit RP/0/RSP0/CPU0:Jun 29 14:06:02.104 : ifmgr[176]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface tunnel-te1, changed state to Down RP/0/RSP0/CPU0:Jun 29 14:06:02.109 : ifmgr[176]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface tunnel-te1, changed state to Down
次の例は、サブインターフェイスについての同じプロセスを示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# int gigabitEthernet 0/5/0/0.1 RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# no shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# logging events link-status RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit LC/0/5/CPU0:Jun 29 14:06:46.710 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/5/0/0.1, changed state to Administratively Down LC/0/5/CPU0:Jun 29 14:06:46.726 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface GigabitEthernet0/5/0/0.1, changed state to Administratively Down RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# no shutdown RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)# commit LC/0/5/CPU0:Jun 29 14:06:52.229 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINK-3-UPDOWN : Interface GigabitEthernet0/5/0/0.1, changed state to Up LC/0/5/CPU0:Jun 29 14:06:52.244 : ifmgr[142]: %PKT_INFRA-LINEPROTO-6-UPDOWN : Line protocol on Interface GigabitEthernet0/5/0/0.1, changed state to Down RP/0/RSP0/CPU0:router(config-subif)#
システム ロギング(syslog)メッセージが syslog サーバに送信されるタイプの syslog ファシリティを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging facility コマンドを使用します。 logging facility コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除して、あらゆるファシリティ タイプへのメッセージのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging facility [type]
no logging facility
type |
(任意)syslog のファシリティ タイプ。 デフォルトは local7 です。 有効な値は、「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 |
type:local7
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
この表は、type 引数に使用できるオプションを示したものです。
ファシリティ タイプ |
説明 |
---|---|
auth |
許可システム |
cron |
cron/at ファシリティ |
daemon |
システム デーモン |
kern |
カーネル |
local0 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local1 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local2 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local3 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local4 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local5 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local6 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
local7 |
ローカルで定義されたメッセージ用に予約済み |
lpr |
ライン プリンタ システム |
|
メール システム |
news |
USENET ニュース |
sys9 |
システムで使用 |
sys10 |
システムで使用 |
sys11 |
システムで使用 |
sys12 |
システムで使用 |
sys13 |
システムで使用 |
sys14 |
システムで使用 |
syslog |
システム ログ |
user |
ユーザ プロセス |
uucp |
UNIX から UNIX へのコピー システム |
logging コマンドを使用すると、syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例では、syslog ファシリティを kern ファシリティ タイプに設定する方法を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging facility kern
コマンド |
説明 |
---|---|
syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定します。 |
ルータおよび簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)ネットワーク管理ステーション(NMS)の履歴テーブルに送信されるシステム ロギング(syslog)メッセージの重大度を変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging history コマンドを使用します。 logging history コマンドをコンフィギュレーションから削除して、メッセージのロギングをデフォルトのレベルに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging history severity
no logging history
severity |
ルータおよび SNMP NMS の履歴テーブルに送信されるメッセージの重大度。これより高い重大度のイベント(数値が小さいイベント)も記録されます。 重大度の設定とそれに対応するシステムの状態は、logging buffered コマンドの「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 |
severity:warnings
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
SNMP NMS へのメッセージのロギングは、snmp-server enable traps コマンドでイネーブルにします。 SNMP トラップは本質的に信頼性がないと同時に、重要性が高く失うわけにはいかないため、少なくとも 1 つの syslog メッセージ(最新のメッセージ)がルータの履歴テーブルに保存されます。
logging history コマンドを使用すると、最後の 500 個の syslog メッセージの履歴が反映されます。 たとえば、このコマンドが発行されると、重大度が warning よりも低い、最後の 500 個の syslog メッセージが show logging history コマンドの出力に表示されます。
show logging history コマンドを使用すると、履歴テーブルを表示できます。このテーブル、テーブルのサイズ、メッセージのステータス、およびメッセージのテキスト データが表示されます。
logging history size コマンドを使用すると、履歴テーブルに保存されるメッセージの数を変更できます。
severity 引数に値を指定すると、その数値およびそれより小さい数値のレベルのメッセージが、ルータの履歴テーブルに保存され、SNMP NMS に送信されます。 重大度は 0 ~ 7 の数値で示され、1 が最も重要なメッセージ、7 が最も重要度の低いメッセージになります(つまり、数値が小さいほどメッセージの重大度が上がります)。 たとえば、critical キーワードでレベル critical を指定すると、重大度が critical(2)、alerts(1)、および emergencies(0)のメッセージが履歴テーブルに保存され、SNMP NMS に送信されます。
履歴レベルをデフォルトにリセットするには、no logging history コマンドを使用します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、履歴テーブルおよび SNMP サーバに送信されるメッセージのレベルを alerts(1)に変更する方法を示しています(この場合、alerts(1)および emergencies(0)が送信されます)。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging history alerts
コマンド |
説明 |
---|---|
履歴テーブルに保存されるメッセージの数を変更します。 |
|
syslog 履歴テーブルの状態についての情報を表示します。 |
|
snmp-server enable traps |
SNMP トラップ通知をイネーブルにします。 |
履歴テーブルに保存できるシステム ロギング(syslog)メッセージの数を変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging history size コマンドを使用します。 logging history size コマンドをコンフィギュレーションから削除して、メッセージの数をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging history size number
no logging history number
number |
履歴テーブルに保存できるメッセージの最大数を示す、1 ~ 500 の数値。 デフォルト値は 1 件です。 |
number:メッセージ 1 件
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging history size コマンドを使用すると、この履歴テーブルに保存できるメッセージの数を変更できます。 履歴テーブルが一杯になると(メッセージの数がコマンドで指定した最大数に達すると)、新しいメッセージを保存できるよう、最も古いメッセージがテーブルから削除されます。
logging history コマンドを使用すると、履歴ファイルに保存されて SNMP サーバに送信される syslog メッセージの重大度を変更できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、履歴テーブルに保存されるメッセージの数を 20 に設定する方法を示したものです。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging history size 20
コマンド |
説明 |
---|---|
履歴ファイルに保存されて SNMP サーバに送信される syslog メッセージの重大度を変更します。 |
|
syslog 履歴テーブルの状態についての情報を表示します。 |
syslog サーバに記録されるシステム ロギング(syslog)メッセージにホスト名のプレフィックスを付加するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging hostnameprefix コマンドを使用します。 logging hostnameprefix コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してロギングのホスト名プレフィックス定義をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging hostnameprefix hostname
no logging hostnameprefix
hostname |
syslog サーバに送信されるメッセージに表示されるホスト名。 |
syslog サーバに記録されるメッセージにホスト名のプレフィックスは追加されません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging hostnameprefix コマンドを使用すると、ルータから syslog サーバに送信されるメッセージにホスト名プレフィックスを付加できます。 このプレフィックスを使用して、さまざまなネットワーキング デバイスから特定の syslog サーバに送信されるメッセージを分類することができます。
logging コマンドを使用すると、syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、ルータから syslog サーバに送信されるメッセージに host1 というホスト名プレフィックスを追加する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging hostnameprefix host1
コマンド |
説明 |
---|---|
hostname |
ネットワーキング デバイスのネットワーク名を指定または変更します。 |
syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定します。 |
ローカル ロギング ファイルのサイズを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging localfilesize コマンドを使用します。 logging localfilesize コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除して、システムをデフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging localfilesize bytes
no logging localfilesize bytes
bytes |
ローカル ロギング ファイルのサイズ(バイト単位)。 範囲は 0 ~ 4294967295 です。 デフォルト値は 32000 バイトです。 |
bytes:32000 バイト
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging localfilesize コマンドを使用すると、ローカル ロギング ファイルのサイズを設定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
この例は、ローカル ロギング ファイルのサイズを 90000 バイトに設定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging localfilesize 90000
コマンド |
説明 |
---|---|
ロギング バッファに保存されている syslog メッセージを表示します。 |
コンソール端末以外の端末回線をシステム ロギング(syslog)メッセージの宛先として指定し、端末回線に送信されるメッセージの数を重大度に基づいて制限するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging monitor コマンドを使用します。 logging monitor コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除して、コンソール回線以外の端末回線へのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging monitor [severity]
no logging monitor
severity |
(任意)端末回線に記録されるメッセージの重大度。これより高い重大度のイベント(数値が小さいイベント)も記録されます。 デフォルトは debugging です。 重大度の設定とそれに対応するシステムの状態は、logging buffered コマンドの「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 |
severity:debugging
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging monitor は端末モニタリング用です。 logging monitor コマンドを使用すると、コンソール回線以外の端末回線(仮想端末など)に表示されるメッセージを制限できます。 severity 引数に値を設定すると、その数値およびそれより小さい数値のレベルのメッセージがモニタに表示されます。
terminal monitor コマンドを使用すると、現在の端末セッションにおける syslog メッセージの表示をイネーブルにできます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、端末回線に記録されるメッセージの重大度を errors に設定する方法を示したものです。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging monitor errors
コマンド |
説明 |
---|---|
現在の端末セッションにおける syslog メッセージの表示をイネーブルにします。 |
syslog サーバに送信されるすべてのシステム ロギング(syslog)メッセージに、そのメッセージがどのインターフェイスを使用してルータを出るかにかかわらず、常に同じ IP アドレスを含めるよう設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging source-interface コマンドを使用します。 logging source-interface コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してソース指定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging source-interface type interface-path-id
no logging source-interface
type |
インターフェイスのタイプ。 詳細については、疑問符(?)オンライン ヘルプ機能を使用します。 |
||
interface-path-id |
物理インターフェイスまたは仮想インターフェイス。
ルータの構文の詳細については、疑問符(?)を使用してオンライン ヘルプを参照してください。 |
ソース IP アドレスは指定されていません。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
通常、syslog メッセージにはネットワーキング デバイスを出るために使用するインターフェイスの IP アドレスが含まれます。 logging source-interface コマンドを使用すると、syslog パケットがどのインターフェイスを使用してネットワーキング デバイスを出るかにかかわらず、パケットに特定のインターフェイスの IP アドレスを含めるよう指定できます。
logging コマンドを使用すると、syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、GigabitEthernet )インターフェイス 0/1/0/1 の IP アドレスをすべてのメッセージのソース IP アドレスとして指定する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging source-interface GigabitEthernet 0/1/0/1
コマンド |
説明 |
---|---|
syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定します。 |
コンソールへのメッセージのロギングを防止して、コマンドが後方互換されることを示すには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging suppress deprecated コマンドを使用します。 logging suppress deprecated コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging suppress deprecated
no logging suppress deprecated
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
後方互換コマンドを使用すると、コンソール メッセージが表示されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging suppress deprecated コマンドは、コンソールへのメッセージにだけ影響します。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、後方互換メッセージの連続したロギングを抑制する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging suppress deprecate
同じシステム ロギング(syslog)メッセージの複数のコピーを連続してロギングすることを防止するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging suppress duplicates コマンドを使用します。 logging suppress duplicates コマンドをコンフィギュレーション ファイルから削除してフィルタリング プロセスをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging suppress duplicates
no logging suppress duplicates
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
重複したメッセージはロギングされます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
デバッグのセッション中に logging suppress duplicates コマンドを使用すると、繰り返しのメッセージがすべて表示されない場合があり、分離と解決を試みている問題に関する重要な情報を見落とす可能性があります。 こうした場合は、このコマンドをディセーブルにすることを考慮してください。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、重複するメッセージの連続したロギングを抑制する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging suppress duplicates
コマンド |
説明 |
---|---|
syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定します。 |
|
ロギング バッファを syslog メッセージの宛先として指定し、ロギング バッファのサイズを設定し、ロギング バッファに送信される syslog メッセージを重大度に基づいて制限します。 |
|
コンソール端末以外の端末回線を syslog メッセージの宛先として指定し、端末回線に送信されるメッセージの数を重大度に基づいて制限します。 |
システム ロギング(syslog)サーバに記録されるメッセージの重大度を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで logging trap コマンドを使用します。 デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
logging trap [severity]
no logging trap
severity |
(任意)syslog サーバに記録されるメッセージの重大度。これより高い重大度のイベント(数値が小さいイベント)も記録されます。 デフォルトは informational です。 重大度の設定とそれに対応するシステムの状態は、logging buffered コマンドの「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 |
severity:informational
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
logging trap コマンドを使用すると、syslog サーバに送信されるメッセージのロギングを、指定したレベルのメッセージだけに制限できます。
logging buffered コマンドの「使用上のガイドライン」の 表 1 に、デバッグ メッセージのレベルに対応する syslog 定義が記載されています。
logging コマンドを使用すると、syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、メッセージを notifications(5)およびそれ以下の数値のレベルに制限する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging trap notifications
コマンド |
説明 |
---|---|
syslog サーバ ホストを syslog メッセージの宛先として指定します。 |
システム ロギング(syslog)メッセージおよびデバッグ メッセージのタイムスタンプの形式を変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで service timestamps コマンドを使用します。 デフォルトのタイムスタンプ形式に戻す場合は、このコマンドの no 形式を使用します。
service timestamps [ [ debug | log ] { datetime [localtime] [msec] [show-timezone] | disable | uptime } ]
no service timestamps [ [ debug | log ] { datetime [localtime] [msec] [show-timezone] | disable | uptime } ]
debug |
(任意)デバッグ メッセージのタイムスタンプ形式を指定します。 |
log |
(任意)syslog メッセージのタイムスタンプ形式を指定します。 |
datetime |
(任意)syslog メッセージに日付と時刻のタイムスタンプを付すことを指定します。 |
localtime |
(任意)datetime キーワードと共に使用すると、タイムスタンプにローカル タイム ゾーンが含められます。 |
msec |
(任意)datetime キーワードと共に使用すると、タイムスタンプにミリ秒が含められます。 |
show-timezone |
(任意)datetime キーワードと共に使用すると、タイムスタンプにタイム ゾーン情報が含められます。 |
disable |
(任意)メッセージにデフォルトの形式のタイムスタンプが付されます。 |
uptime |
(任意)syslog メッセージに、ネットワークキング デバイスが最後に再起動されてからの経過時間のタイムスタンプが付されるよう指定します。 |
デフォルトでは、メッセージに month day hh:mm:ss のタイムスタンプが付きます。
コマンドの service timestamps debug datetime 形式および service timestamps log datetime 形式に追加キーワードを指定しない場合は、デフォルトでは時刻の形式は協定世界時(UTC)となり、ミリ秒およびタイム ゾーン情報は省略されます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
タイム スタンプは、デバッグ メッセージまたは syslog メッセージに個別に追加できます。 uptime キーワードを使用すると、タイム スタンプは hhhh:mm:ss の形式で追加され、ネットワーキング デバイスが最後に再起動してからの経過時間が時:分:秒の形式で示されます。 datetime キーワードを使用すると、タイム スタンプは mmm dd hh:mm:ss の形式で追加され、システム クロックによる日付と時刻が示されます。 システム クロックが設定されていない場合、日付と時刻の前にアスタリスク(*)が付き、日時が設定されておらず確認が必要であることが示されます。
service timestamps コマンドの no 形式を使用すると、メッセージにデフォルト形式のタイムスタンプが付されます。
このコマンドの service timestamps 形式を、キーワードも引数も使用せずに入力した場合は、このコマンドの service timestamps debug uptime 形式を発行するのと同じになります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、デバッグ メッセージのタイム スタンプをイネーブルにし、ネットワーキング デバイスが最後に再起動されてからの経過時間を表示する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# service timestamps debug uptime
次の例は、syslog メッセージのタイム スタンプをイネーブルにし、ローカル タイム ゾーンでの現在の日付と時刻をタイム ゾーン名とともに表示する方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# service timestamps log datetime localtime show-timezone
ログのフィルタ レベルを指定するには、ロギング アーカイブ コンフィギュレーション モードで severity コマンドを使用します。 デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
severity { severity }
no severity
severity |
アーカイブにどのメッセージを記録するかを決める重大度。 有効な重大度とそれに対応するシステムの状態は、「使用上のガイドライン」の表 1 に記載されています。 デフォルトは informational です。 |
informational
ロギング アーカイブ設定
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
severity コマンドを使用すると、syslog メッセージのフィルタ レベルを指定できます。 重大度が設定した値と同じかそれ以上のレベルの syslog メッセージは、すべてアーカイブに記録されます。
表 1 は、severity 引数に使用できる重大度を示したものです。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り、書き込み |
次の例は、警告状態およびそれ以上の重大度のメッセージをアーカイブに記録するよう指定する方法を示したものです。
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# logging archive RP/0/RSP0/CPU0:router(config-logging-arch)# severity warnings
ロギング バッファの内容を表示するには、EXEC モードで show logging コマンドを使用します。
show logging [ local location node-id | [ location node-id ] [ start month day hh : mm : ss ] [ process name ] [ string string ] [ end month day hh : mm :ss ] ]
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show logging コマンドを使用すると、プロセッサ コンソール上の syslog エラーおよびイベント ロギングの状態を表示できます。 コマンドからの情報には、イネーブルになっているロギングのタイプおよびバッファのサイズが含まれます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り |
次に、show logging コマンドに process キーワードと name 引数を指定した場合の出力例を示します。 出力例には、init プロセスに関連する syslog メッセージが表示されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show logging process init Syslog logging: enabled (24 messages dropped, 0 flushes, 0 overruns) Console logging: level informational , 59 messages logged Monitor logging: level debugging, 0 messages logged Trap logging: level informational, 0 messages logged Buffer logging: level debugging, 75 messages logged Log Buffer (16384 bytes): LC/0/1/CPU0:May 24 22:20:13.043 : init[65540]: %INIT-7-INSTALL_READY : total time 47.522 seconds SP/0/1/SP:May 24 22:18:54.925 : init[65541]: %INIT-7-MBI_STARTED : total time 7.159 seconds SP/0/1/SP:May 24 22:20:16.737 : init[65541]: %INIT-7-INSTALL_READY : total time 88.984 seconds SP/0/SM1/SP:May 24 22:18:40.993 : init[65541]: %INIT-7-MBI_STARTED : total time 7.194 seconds SP/0/SM1/SP:May 24 22:20:17.195 : init[65541]: %INIT-7-INSTALL_READY : total time 103.415 seconds SP/0/2/SP:May 24 22:18:55.946 : init[65541]: %INIT-7-MBI_STARTED : total time 7.152 seconds SP/0/2/SP:May 24 22:20:18.252 : init[65541]: %INIT-7-INSTALL_READY : total time 89.473 seconds
次に、show logging コマンドに processname キーワード/引数ペアと location node-id キーワード/引数ペアの両方を指定した場合の出力例を示します。 出力例には、ノード 0/1/CPU0 から発行された「init」プロセスに関連する syslog メッセージが表示されています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show logging process init location 0/1/CPU0 Syslog logging: enabled (24 messages dropped, 0 flushes, 0 overruns) Console logging: level informational , 59 messages logged Monitor logging: level debugging, 0 messages logged Trap logging: level informational, 0 messages logged Buffer logging: level debugging, 75 messages logged Log Buffer (16384 bytes): LC/0/1/CPU0:May 24 22:20:13.043 : init[65540]: %INIT-7-INSTALL_READY : total time 47.522 seconds
フィールド |
説明 |
---|---|
Syslog logging |
イネーブルの場合、システム ロギング メッセージは syslog サーバの役割を果たす UNIX ホストに送信されます。つまり、このホストがメッセージをキャプチャして保存します。 |
Console logging |
イネーブルの場合は、コンソールに記録されたメッセージのレベルおよび数が示されます。そうでない場合は、このフィールドには「disabled」と表示されます。 |
Monitor logging |
イネーブルの場合は、ログ メッセージをモニタ端末(コンソールではなく)に送信する基準となる重大度の最低レベル、およびモニタ端末に記録されたメッセージの数が表示されます。そうでない場合は、このフィールドには「disabled」と表示されます。 |
Trap logging |
イネーブルの場合は、ログ メッセージを syslog サーバに送信する基準となる重大度の最低レベル、および syslog サーバに記録されたメッセージの数が表示されます。そうでない場合は、このフィールドには「disabled」と表示されます。 |
Buffer logging |
イネーブルの場合は、バッファに記録されたメッセージのレベルおよび数が表示されます。そうでない場合は、このフィールドには「disabled」と表示されます。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
ロギング バッファのメッセージをクリアします。 |
システム ロギング(syslog)履歴テーブルの状態に関する情報を表示するには、EXEC モードで show logging history コマンドを使用します。
show logging history
このコマンドには、キーワードや引数はありません。
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
show logging history コマンドを使用すると、syslog 履歴テーブルに関する情報(このテーブルのサイズ、メッセージのステータス、テーブルに保存されているメッセージのテキストなど)を表示できます。 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)設定パラメータおよびプロトコル アクティビティも表示されます。
logging history コマンドを使用すると、履歴ファイルに保存されて SNMP サーバに送信される syslog メッセージの重大度を変更できます。
logging history size を使用すると、履歴テーブルに保存できる syslog メッセージの数を変更できます。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
読み取り |
show logging history コマンドの出力例は、次のとおりです。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show logging history
Syslog History Table: '1' maximum table entries
saving level 'warnings' or higher
137 messages ignored, 0 dropped, 29 table entries flushed
SNMP notifications disabled
フィールド |
説明 |
---|---|
maximum table entries |
履歴テーブルに保存できるメッセージの数。 logging history size コマンドで設定します。 |
saving level |
履歴テーブルに保存されて SNMP サーバに送信されるメッセージのレベル(SNMP 通知がイネーブルの場合)。 logging history コマンドで設定します。 |
messages ignored |
重大度が logging history コマンドで指定されたレベルよりも高いため、履歴テーブルに保存されないメッセージの数。 |
SNMP notifications |
適切なレベルの syslog トラップが SNMP サーバに送信されるかどうかのステータス。 syslog トラップをイネーブルまたはディセーブルにするには、snmp-server enable コマンドを使用します。 |
コマンド |
説明 |
---|---|
履歴ファイルに保存されて SNMP サーバに送信される syslog メッセージの重大度を変更します。 |
|
履歴テーブルに保存できる syslog メッセージの数を変更します。 |
現在の端末セッションにおけるデバッグ コマンド出力とシステム ロギング(syslog)メッセージの表示をイネーブルにするには、EXEC モードで terminal monitor コマンドを使用します。
terminal monitor [disable]
disable |
(任意)現在の端末セッションにおける syslog メッセージの表示をディセーブルにします。 |
なし
EXEC
リリース |
変更箇所 |
---|---|
リリース 3.7.2 |
このコマンドが追加されました。 |
このコマンドを使用するには、適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できない場合は、AAA 管理者に連絡してください。
terminal monitor コマンドを使用すると、現在の端末セッションにおける syslog メッセージの表示をイネーブルにできます。
(注) |
logging monitor をイネーブルにしない限り、syslog メッセージは端末回線に送信されません。 |
terminal monitor disable コマンドを使用すると、現在の端末セッションにおけるロギング メッセージの表示をディセーブルにできます。 ロギング メッセージの表示がディセーブルになっている場合は、terminal monitor コマンドを使用して、現在の端末セッションにおけるロギング メッセージの表示を再度イネーブルにします。
terminal monitor コマンドはローカルで設定されるものであり、端末セッションの終了後は無効になります。そのため、端末セッションを監視する場合は、そのたびに terminal monitor コマンドを明示的にイネーブルまたはディセーブルにする必要があります。
タスク ID |
操作 |
---|---|
logging |
実行 |
次の例は、現在の端末セッションにおける syslog メッセージの表示をイネーブルにする方法を示しています。
RP/0/RSP0/CPU0:router# terminal monitor
コマンド |
説明 |
---|---|
コンソール端末以外の端末回線を syslog メッセージの宛先として指定し、端末回線に送信されるメッセージの数を重大度に基づいて制限します。 |