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コマンドまたはアクション |
目的 |
ステップ 1 |
configure
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
router bgp as-number
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router bgp 120 |
自律システム番号を指定し、BGP コンフィギュレーション モードを開始します。このモードでは、BGP ルーティング プロセスを設定できます。 |
ステップ 3 |
vrf vrf-name
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp)# vrf vrf_pe_2 |
PE ルータで特定の VRF の BGP ルーティングをイネーブルにします。 |
ステップ 4 |
bgp router-id ip-address
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# bgp router-id 172.16.9.9 |
BGP スピーキング ルータの固定ルータ ID を設定します。 |
ステップ 5 |
label-allocation-mode per-ce
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# label-allocation-mode per-ce |
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CE ごとのラベル割り当てモードを設定して PE ルータでさらにルックアップが行われるのを回避し、ラベル スペースを節約します(デフォルトのラベル割り当てモードはプレフィックス単位です)。 このモードでは、PE ルータは、すべての即時ネクスト ホップ(ほとんどの場合、これは CE ルータ)に 1 個のラベルを割り当てます。 このラベルはネクスト ホップに直接マップされるため、データ転送中に VRF ルート ルックアップが実行されることはありません。 ただし、割り当てられるラベルの数は、各 VRF に 1 つではなく、各 CE に 1 個です。 BGP はすべてのネクスト ホップを認識するため、各ネクスト ホップにラベルを割り当てます(各 PE-CE インターフェイスではありません)。 発信インターフェイスがマルチアクセス インターフェイスで、ネイバーのメディア アクセス コントロール(MAC)アドレスが不明な場合は、アドレス解決プロトコル(ARP)がパケット転送の間にトリガーされます。
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per-vrf キーワードは同じラベルを一意の VRF からアドバタイズされたすべてのルートに使用するように設定します。
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ステップ 6 |
address-family { ipv4 | ipv6 } unicast
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast |
IPv4 または IPv6 のいずれかのアドレス ファミリ ユニキャストを指定し、アドレス ファミリのコンフィギュレーション サブモードを開始します。 このコマンドのすべてのキーワードと引数のリストを参照するには、CLI ヘルプ(?)を使用します。 |
ステップ 7 |
network { ip-address / prefix-length | ip-address mask }
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)# network 172.16.5.5/24
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VRF のコンテキストでアドレス ファミリのテーブルのネットワーク プレフィックスを発信します。 |
ステップ 8 |
aggregate-address address / mask-length
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)# aggregate-address 10.0.0.0/24 |
コアに保持されている状態を削減するためルーティング情報を集約するように VRF アドレス ファミリ コンテキストで集約を設定します。 この集約により、PE エッジでの効率がいくらか低下します。これはパケットの最終ネクスト ホップを決定するために、さらにルックアップが必要になるためです。 設定すると、一連のコンポーネント プレフィックスの代わりにサマリー プレフィックスがアドバタイズされます。これはより詳細な集約です。 PE は集約のラベルを 1 つだけアドバタイズします。 コンポーネント プレフィックスでは CE へのネクスト ホップが異なることがあるため、データ転送時に追加のルックアップを実行する必要があります。 |
ステップ 9 |
exit
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-af)# exit |
現在のコンフィギュレーション モードを終了します。 |
ステップ 10 |
neighbor ip-address
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf)# neighbor 10.0.0.0 |
CE ネイバーを設定します。 ip-address 引数にはプライベート アドレスを指定する必要があります。 |
ステップ 11 |
remote-as as-number
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# remote-as 2 |
CE ネイバーのリモート AS を設定します。 |
ステップ 12 |
password { clear | encrypted } password
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# password encrypted 234xyz |
2 つの BGP ネイバー間の TCP 接続で Message Digest 5(MD5)認証をイネーブルにします。 |
ステップ 13 |
ebgp-multihop [ ttl-value ]
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr)# ebgp-multihop 55 |
直接接続していないネットワーク上の外部ピアへの BGP 接続を受け入れて試行するように CE ネイバーを設定します。 |
ステップ 14 |
次のいずれかを実行します。
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address-family { ipv4 | ipv6 } unicast
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address-family {ipv4 {unicast | labeled-unicast} | ipv6 unicast}
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-vrf)# address-family ipv4 unicast |
IPv4 または IPv6 のいずれかのアドレス ファミリ ユニキャストを指定し、アドレス ファミリのコンフィギュレーション サブモードを開始します。 このコマンドのすべてのキーワードと引数のリストを参照するには、CLI ヘルプ(?)を使用します。 |
ステップ 15 |
site-of-origin [ as-number : nn | ip-address : nn ]
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# site-of-origin 234:111 |
site-of-origin(SoO)拡張コミュニティを設定します。 この CE ネイバーから学習されたルートは、その他の PE にアドバタイズされる前に SoO 拡張コミュニティのタグが付けられます。 PE ルータで as-override が設定されている場合にループを検出する目的で SoO が使用されることがよくあります。 プレフィックスが同じサイトにループする場合、PE はこのことを検出して CE に更新を送信しません。 |
ステップ 16 |
as-override
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# as-override |
PE ルータで AS オーバーライドを設定します。 これにより PE ルータは CE の ASN をそれ自体の(PE)ASN に置き換えます。
(注) |
この情報が失われることが原因でルーティング ループが発生することがあります。as-override によって引き起こされるループを防ぐには、as-override と site-of-origin を組み合わせて使用します。 |
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ステップ 17 |
allowas-in [ as-occurrence-number ]
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# allowas-in 5 |
PE 自律システム番号(ASN)を持つ AS パスを指定された回数だけ許可します。 ハブ アンド スポーク型 VPN ネットワークは、HUB CE を通じて、HUB PE へのルーティング情報のループ バックを必要とします。 この場合、PE ASN が存在するために HUB PE によってループバック情報がドロップされます。 これを回避するため、PE ASN が指定された回数に達していても allowas-in コマンドを使用してプレフィックスを許可します。 |
ステップ 18 |
route-policy route-policy-name in
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# route-policy pe_ce_in_policy in |
着信ルートのルーティング ポリシーを指定します。 ポリシーを使用すると、ルートのフィルタリングやルート属性の変更ができます。 |
ステップ 19 |
route-policy route-policy-name out
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# route-policy pe_ce_out_policy out |
発信ルートのルーティング ポリシーを指定します。 ポリシーを使用すると、ルートのフィルタリングやルート属性の変更ができます。 |
ステップ 20 |
次のいずれかを実行します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-bgp-vrf-nbr-af)# commit |
設定変更を保存します。
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