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コマンドまたはアクション |
目的 |
ステップ 1 |
configure
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
次のいずれかを実行します。
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router ospf process-name
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router ospfv3 process-name
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router ospf 1 または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# router ospfv3 1 |
指定したルーティング プロセスに OSPF ルーティングをイネーブルにし、ルータ コンフィギュレーション モードでルータを配置します。 または 指定したルーティング プロセスに OSPFv3 ルーティングをイネーブルにし、router ospfv3 コンフィギュレーション モードでルータを配置します。
(注) |
process-name 引数は、40 文字未満の英数字です。 |
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ステップ 3 |
router-id { router-id }
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf)# router-id 192.168.4.3 |
OSPF プロセスのルータ ID を設定します。
(注) |
固定 IP アドレスをルータ ID として使用することを推奨します。 |
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ステップ 4 |
area area-id
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf)# area 0 |
エリア コンフィギュレーション モードを開始し、OSPF プロセスのエリアを設定します。
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この例ではバックボーン エリアを設定します。
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area-id 引数は、area 1000 や area 0.0.3.232 など、ドット区切りや IPv4 アドレス形式で入力できます。 ただし、1 つのエリアでは同じ形式を選択する必要があります。 IPv4 アドレス形式を使用することを推奨します。
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ステップ 5 |
network { broadcast | non-broadcast | { point-to-multipoint [ non-broadcast ] | point-to-point }}
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# network non-broadcast |
OSPF ネットワーク タイプをそのメディアのデフォルト以外のタイプに設定します。
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この例では、ネットワーク タイプを NBMA に設定します。
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ステップ 6 |
dead-interval seconds
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# dead-interval 40 |
(任意)ネイバーのダウンを宣言する前に、ネイバーからの hello パケットを待機する時間を設定します。 |
ステップ 7 |
hello-interval seconds
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# hello-interval 10 |
(任意)OSPF がインターフェイスで送信する hello パケットの間隔を指定します。 |
ステップ 8 |
interface type interface-path-id
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# interface GigabitEthernet 0/2/0/0 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、ステップ 4 で設定したエリアのインターフェイスを 1 つ以上関連付けます。
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この例では、値がインターフェイス レベルで設定されていないため、インターフェイスはブロードキャスト ネットワーク タイプおよび hello および dead 間隔をそのエリアから継承します。
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ステップ 9 |
次のいずれかを実行します。
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neighbor ip-address [ priority number ] [ poll-interval seconds ][ cost number ]
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neighbor ipv6-link-local-address [ priority number ] [ poll-interval seconds ][ cost number ] [ database-filter [ all ]]
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar-if)# neighbor 10.20.20.1 priority 3 poll-interval 15 または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar-if)# neighbor fe80::3203:a0ff:fe9d:f3fe |
ブロードキャスト ネットワーク以外と相互接続する OSPF ネイバーの IPv4 アドレスを設定します。 または OSPFv3 ネイバーのリンクローカル IPv6 アドレスを設定します。
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ipv6-link-local-address 引数は、RFC 2373 に記載されている形式である必要があります。このアドレスは 16 ビット値を使用する 16 進数をコロンで区切って指定します。
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priority キーワードでは、このネイバーが DR または BDR になる資格があることをルータに通知します。 priority 値は隣接ルータの実際のプライオリティ設定と一致する必要があります。 ネイバー プライオリティのデフォルト値はゼロです。 このキーワードはポイントツーマルチポイント インターフェイスには適用されません。
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poll-interval キーワードはポイントツーマルチポイント インターフェイスには適用されません。 RFC 1247 では、この値を hello interval よりずっと大きくすることが推奨されています。 デフォルトは 120 秒(2 分)です。
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特定のコストが設定されていないネイバーは、cost コマンドに基づいてインターフェイスのコストを想定します。 ポイントツーマルチポイント インターフェイスでは、機能するキーワードおよび引数の組み合わせは cost number だけです。 cost キーワードは NBMA ネットワークには適用されません。
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database-filter キーワードでは OSPF ネイバーへの発信 LSA をフィルタリングします。 all キーワードを指定すると、着信および発信 LSA はフィルタリングされます。 フィルタリングによりルーティング トポロジが 2 つのネイバー間でまったく異なるように見え、データ トラフィックが 「 black-holing」 化やルーティング ループを引き起こしたりすることがあるため、十分注意して使用してください。
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ステップ 10 |
インターフェイスのすべてのネイバーでステップ 9 を繰り返します。 |
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ステップ 11 |
exit
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar-if)# exit |
エリア コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 12 |
interface type interface-path-id
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# interface GigabitEthernet 0/3/0/1 |
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、ステップ 4 で設定したエリアのインターフェイスを 1 つ以上関連付けます。
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この例では、値がインターフェイス レベルで設定されていないため、インターフェイスはブロードキャスト ネットワーク タイプおよび hello および dead 間隔をそのエリアから継承します。
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ステップ 13 |
次のいずれかを実行します。
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neighbor ip-address [ priority number ] [ poll-interval seconds ][ cost number ] [ database-filter [ all ]]
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neighbor ipv6-link-local-address [ priority number ] [ poll-interval seconds ][ cost number ] [ database-filter [ all ]]
例: RP/0/RSP0
/CPU0:router(config-ospf-ar)# neighbor 10.34.16.6 または RP/0/RSP0
/CPU0:router(config-ospf-ar)# neighbor fe80::3203:a0ff:fe9d:f3f |
ブロードキャスト ネットワーク以外と相互接続する OSPF ネイバーの IPv4 アドレスを設定します。 または OSPFv3 ネイバーのリンクローカル IPv6 アドレスを設定します。
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ipv6-link-local-address 引数は、RFC 2373 に記載されている形式である必要があります。このアドレスは 16 ビット値を使用する 16 進数をコロンで区切って指定します。
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priority キーワードでは、このネイバーが DR または BDR になる資格があることをルータに通知します。 priority 値は隣接ルータの実際のプライオリティ設定と一致する必要があります。 ネイバー プライオリティのデフォルト値はゼロです。 このキーワードはポイントツーマルチポイント インターフェイスには適用されません。
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poll-interval キーワードはポイントツーマルチポイント インターフェイスには適用されません。 RFC 1247 では、この値を hello interval よりずっと大きくすることが推奨されています。 デフォルトは 120 秒(2 分)です。
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特定のコストが設定されていないネイバーは、cost コマンドに基づいてインターフェイスのコストを想定します。 ポイントツーマルチポイント インターフェイスでは、機能するキーワードおよび引数の組み合わせは cost number だけです。 cost キーワードは NBMA ネットワークには適用されません。
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database-filter キーワードでは OSPF ネイバーへの発信 LSA をフィルタリングします。 all キーワードを指定すると、着信および発信 LSA はフィルタリングされます。 フィルタリングによりルーティング トポロジが 2 つのネイバー間でまったく異なるように見え、「 black-holing」 化やルーティング ループを引き起こしたりすることがあるため、十分注意して使用してください。
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ステップ 14 |
インターフェイスのすべてのネイバーでステップ 13 を繰り返します。 |
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ステップ 15 |
次のいずれかを実行します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-ospf-ar)# commit |
設定変更を保存します。
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