Cisco 1805 ケーブル ルータの起動
警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐに手が届く状態にしておいてください。ステートメント 1019
警告 ブランクの前面プレート(フィラー パネル)には、3 つの重要な役割があります。シャーシ内の危険な電圧および電流による感電を防ぐこと、他の装置への EMI の影響を防ぐこと、およびシャーシ内の空気の流れを適切な状態に保つことです。必ずすべてのカード、前面プレート、前面カバー、および背面カバーをスロットに正しく取り付けた状態で、システムを運用してください。ステートメント 1029
注意 十分に冷却されるよう、必ずルータのカバーが完全に閉じた状態で稼動してください。
この項では、次のトピックについて取り上げます。
• 「起動チェックリスト」
• 「起動手順」
起動チェックリスト
次の手順を完了してから Cisco ルータを起動してください。
• シャーシをしっかりと取り付けてアース接続をする。
• 電源コードおよびインターフェイス ケーブルを接続する。
• 外付け CompactFlash メモリ カードがスロットに正しく装着されていることを確認する。
• PC をルータのコンソール ポートに接続する。
• PC で HyperTerminal または同等の端末エミュレーション ソフトウェアを実行する。適切な PC COM ポートを選択する。端末エミュレーション プログラムを 9600 ボー、8 データ ビット、1 ストップ ビット、フロー制御なし、パリティなしに設定する。
(注) 初めて起動する場合は、コンソールに直接接続することをお勧めします。初期設定が完了したら、ルータ管理にリモート モデム接続を使用できます。
注意 十分に冷却されるよう、必ずルータのカバー、モジュールすべて、カバー プレートを取り付けた状態で稼動してください。
注意 イジェクト メカニズムの損傷を防ぐため、CompactFlash メモリ カードを取り出すために使用していないときは、CompactFlash メモリ カードの横にあるイジェクト ボタンが完全に押し込まれた状態にしてください。
起動手順
シスコのルータを起動し、初期化およびセルフテストの完了を確認する手順は、次のとおりです。この手順を完了すると、ルータの設定を開始できます。
(注) ターミナル セッションにより起動シーケンスを表示するには、ルータを起動する前に、ルータにコンソールを接続しておく必要があります。
ステップ 1 「起動チェックリスト」に記述されているように、PC が起動し、接続されていることを確認します。
ステップ 2 電源スイッチを ON の位置に移動にします。
次のような状態になります。
• シャーシ前面の SYS PWR LED が点灯する。
• ファンが動作する。
シャーシの LED が点灯します。一部の LED は再度消灯します。実際の LED の動作はインストレーションによって異なります。
端末エミュレーション プログラム ウィンドウに起動メッセージが表示されます。
注意 メッセージが停止するまでは、キーボードのキーを押さないでください
。この間に押したキーは、メッセージが停止したときにすべて最初に入力されたコマンドとして解釈されます。そのため、ルータの電源がオフになったり、再起動したりする場合があります。メッセージの停止には数分かかります。
起動メッセージが次のラインで終了した場合、setup 機能(システム設定ダイアログ)またはコマンドライン インターフェイス(CLI)でルータの初期設定ができます。この後 setup 機能を使用する場合は yes と入力し、CLI を使用する場合は no と入力します。
--- System Configuration Dialog ---
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]:
(注) rommon 1> プロンプトが表示された場合、システムは ROM モニタ モードで起動しています。
LED インジケータの確認
「表 6-1」 に記載されている LED を確認して、ルータが正しく設置されていることを確認します。
表 6-1 LED インジケータ
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|
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SYS PWR |
グリーン |
ルータが正しく起動し、ソフトウェアが正常に機能しています。起動中または ROM モニタ中はゆっくりと、一定間隔で点滅します。 |
SYS ACT |
グリーン |
いずれかのパケットが WAN または LAN インターフェイスで送受信されている場合、またはシステム アクティビティの監視中に点滅します。 |
CF |
グリーンに点滅 |
フラッシュ メモリがビジー状態です。この LED が点灯している間は、CompactFlash メモリ カードを取り出さないでください。 |
ハードウェア構成の確認
ルータのハードウェア設定を確認するには、次のコマンドを入力します。
• show version :システム ハードウェアのバージョン、インストールされているソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前およびソース、ブート イメージ、搭載されている DRAM とフラッシュ メモリの容量が表示されます。
• show diag :インストールされているコントローラおよびインターフェイス プロセッサに関する診断情報が表示されます。
ルータの初期設定
この項では、次のトピックについて取り上げます。
• 「初期設定」
• 「初期設定の確認」
• 「設定の完了」
初期設定の確認
新しいインターフェイスが正しく動作しているかどうかを確認するには、次のテストを実行します。
• インターフェイスが正常に動作し、インターフェイスと回線プロトコルが正しい状態(アップまたはダウン)になっているかどうかを確認するには、 show interfaces コマンドを入力します。
• IP 用に設定されたインターフェイスのサマリー ステータスを表示するには、 show ip interface brief コマンドを入力します。
• 正しいホスト名とパスワードが設定されているかどうかを確認するには、 show configuration コマンドを入力します。
初期設定を完了し、正常であることが確認できたら特定の機能を設定できます。拡張設定の手順を扱っているマニュアルの検索方法については、「設定の完了」を参照してください。