この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
フレキシブル パッケージでは、自動依存関係管理がサポートされます。RPM の更新中に、関連するすべての依存パッケージがシステムによって自動的に特定され、更新されます。
このリリースまでは、ユーザはネットワーク サーバ(リポジトリ)上の CCO からソフトウェア イメージおよび必要な RPM をダウンロードしていました。また、install add コマンドおよび install activate コマンドを実行して、ダウンロードしたファイルを NCS 1002 に追加し、それらでアクティブ化していました。さらに、関連する依存 RPM を手動で特定し、追加およびアクティブ化する必要がありました。
自動依存関係管理を使用すると、ユーザ側で依存 RPM を特定し、個別に追加およびアクティブ化する必要がありません。また、依存 RPM を自動的に特定し、インストールする新しいインストール コマンドを実行できます。
新しいコマンドは、install update コマンドおよび install upgrade コマンドです。install update コマンドは、依存パッケージを特定し、更新します。このコマンドは、基本パッケージを更新しません。install upgrade コマンドは、基本パッケージをアップグレードします。
(注) |
これ以降で説明する内容は、次のとおりです。
フレキシブル パッケージでは、自動依存関係管理がサポートされます。RPM の更新中に、関連するすべての依存パッケージがシステムによって自動的に特定され、更新されます。
このリリースまでは、ユーザはネットワーク サーバ(リポジトリ)上の CCO からソフトウェア イメージおよび必要な RPM をダウンロードしていました。また、install add コマンドおよび install activate コマンドを実行して、ダウンロードしたファイルを NCS 1002 に追加し、それらでアクティブ化していました。さらに、関連する依存 RPM を手動で特定し、追加およびアクティブ化する必要がありました。
自動依存関係管理を使用すると、ユーザ側で依存 RPM を特定し、個別に追加およびアクティブ化する必要がありません。また、依存 RPM を自動的に特定し、インストールする新しいインストール コマンドを実行できます。
新しいコマンドは、install update コマンドおよび install upgrade コマンドです。install update コマンドは、依存パッケージを特定し、更新します。このコマンドは、基本パッケージを更新しません。install upgrade コマンドは、基本パッケージをアップグレードします。
(注) |
これ以降で説明する内容は、次のとおりです。
RPM には特定の不具合に対する修正が含まれており、その修正でシステムを更新する必要があります。RPM および SMU を新しいバージョンに更新するには、install update コマンドを使用します。特定の RPM に対して install update コマンドが発行されると、NCS 1002 によりリポジトリとの間で通信が行われ、RPM がダウンロードされてアクティブ化されます。依存関係にある RPM がリポジトリにある場合、NCS 1002 によってその RPM が特定され、インストールされます。
install update コマンドの構文は次のとおりです。
install update sourcerepository[rpm]
パッケージ名を指定しない。
パッケージ名を指定しないと、すべてのインストール済みパッケージがコマンドによって最新の SMU で更新されます。
install update source [repository]
パッケージ名を指定する。
パッケージ名を指定すると、そのパッケージがコマンドによってインストールされ、依存関係とともにそのパッケージの最新の SMU で更新されます。パッケージがすでにインストールされている場合、そのパッケージの SMU だけがインストールされます(すでにインストールされている SMU は、スキップされます)。
install update source [repository] ncs1002-mpls.rpm
SMU を指定する。
SMU を指定すると、その SMU は依存関係にある SMU とともにダウンロードおよびインストールされます。
install update source [repository] ncs1002-mpls-1.0.0.1-r622.CSCub12345.x86_64.rpm
パッケージ名とバージョン番号を指定する。
パッケージの特定のバージョンをインストールする必要がある場合、完全なパッケージ名を指定します。このパッケージは、リポジトリにあるパッケージの最新の SMU とともにインストールされます。
install update source [repository] ncs1002-mpls-1.0.2.0-r622.x86_64.rpm
基本ソフトウェアは、新しいバージョンが利用可能になった場合に、そのバージョンにアップグレードできます。基本ソフトウェアを最新バージョンにアップグレードするには、install upgrade コマンドを使用します。ベース バージョンをアップグレードすると、NCS 1002 で現在利用可能な RPM もアップグレードされます。
install upgrade コマンドの構文は次のとおりです。
install upgrade sourcerepositoryversionversion[rpm]
install upgrade コマンドは、次の 2 つの方法で実行できます。
バージョン番号を指定する。
基本ソフトウェア(.mini)は、特定のバージョンにアップグレードされます。すべてのインストール済み RPM も、同じリリース バージョンにアップグレードされます。
install upgrade source [repository] version 6.2.2
RPM のバージョン番号を指定する。
システム アップグレードを実行する場合、ユーザはオプションの RPM(基本ソフトウェアのバージョンのリソースとは異なるリリース)を選択できます。つまり、RPM を指定できます。
install upgrade source [repository] version 6.2.2 ncs1002-mpls-1.0.2.0-r623.x86_64.rpm
RPM をアクティブ化した後に、下位バージョンの RPM のアクティブ化と、RPM のダウングレードが必要になる場合があります。install activate コマンドで force オプションを使用して、下位バージョンの RPM をアクティブ化します。
コマンドの構文は次のとおりです。install activate [rpm] force
例
目的:下位バージョンの RPM の追加およびアクティブ化
現在アクティブな RPM:mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r60011I
アクティブ化される RPM:mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r6006I
設定
install add source [repository] mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r6006I.rpm
install activate mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r6006I.rpm force
アップグレード後、mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r6006I.rpm はアクティブになり、mpls-te-rsvp-2.0.0.0-r60011I.rpm は自動的に非アクティブになります。
show install active コマンドを実行して、アクティブな RPM のバージョンを確認します。