この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
フレキシブル パッケージでは、Cisco IOS XR オペレーティング システムがモジュール化され、RPM パッケージとして提供されます。Redhat Packet Manager(RPM)は、パッケージでの提供を基本としているので、簡単かつ迅速にシステムを更新できます。
基本ソフトウェアは可能な限りスリム化されており、必須パッケージのみが含まれています。他のオプションのパッケージは、個別にインストール可能な RPM パッケージとして分けられた状態で提供されます。ユーザは、関連するオプションの RPM を選択することで、必要なサービスを柔軟に選択し、インストールできます。
フレキシブル パッケージでは、自動依存関係管理もサポートされています。これにより、ユーザが RPM を更新中、システムによってすべての関連する依存パッケージが特定され、更新されます。アップグレード中に依存関係を管理するために標準の Linux ツールがシステムによって使用されます。
基本ソフトウェアの一部である必須の RPM(BGP など)は削除できません。アップグレードのみできます。EIGRP などのオプションの RPM は、必要に応じて追加、アップグレード、および削除できます。
RPM は細かな単位でのモジュール形式で利用可能で、mpls-te-rsvp、bgp(アップグレードのみ)、 があります。
またこの章では、次の内容についても説明します。
次の図に、フレキシブル パッケージの全体的なワークフローを示します。
RPM のファイル名形式は次のとおりです。name-version-release.architecture.rpm
name:ソフトウェアがサポートするプラットフォーム名
version:ソフトウェアのバージョン
release:ソフトウェアのこのバージョンが更新された回数
architecture:ノードのプロセッサ アーキテクチャ
例:-mpls-1.2.0.0-r622.x86_64.rpm
ソフトウェア メンテナンス アップグレード(SMU)は、RPM として提供されます。RPM には、4 桁のバージョン番号が付けられています。 最初の 3 桁の数字は、それぞれメジャー、マイナー、およびビルド番号を表します。 4 桁目の数字は、SMU がリリースされるごとに増分されます。
バージョン(左からの桁数) |
意味 |
増分される理由 |
---|---|---|
1 番目 |
Major |
API に対する後方互換性のない変更の発生 |
2 番目 |
Minor |
パブリック API に対する後方互換性のある変更の発生 |
3 桁目 |
ビルド |
API 変更のない RPM ビルドの発生 |
4 桁目 |
SMU リリース |
新しい SMU のリリース |
不具合 ID
SMU は、不具合 ID で特定されます。この例では、パッケージの最初の SMU がリリースされると、4 桁目の数字が 1 から始まり、2 回目のリリースでは増分されて 2 になることに注意してください。