準備作業
回線の作成については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。
アラームや問題を解決する際には、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
この章では次の NTP(手順)について説明します。適用する DLP(作業)については、各手順を参照してください。
1.
「A199 回線の検索と表示」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
2.
「A200 クロスコネクト カードのリソース使用率の表示」 ― 必要に応じて、この手順を実行します。
3.
「A151 回線の変更と削除」 ― 回線名の編集、アクティブ スパンとスタンバイ スパンを表す色の変更、信号障害(SF)と信号劣化(SD)のスレッシュホールド、復元時間、Unidirectional Path Switch Ring(UPSR; 単方向パス スイッチ型リング)回線の Path Payload Defect Indication(PDI-P; ペイロード障害表示パス)設定の変更、あるいは VCAT メンバの追加または削除を行う場合は、必要に応じて、この手順を実行します。
4.
「A278 オーバーヘッド回線の変更と削除」 ― トンネル タイプの変更、IP 回線の修復、およびオーバーヘッド回線の削除を行う場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
5.
「A78 モニタ回線の作成」 ― プライマリ側の双方向回線上を流れるトラフィックをモニタする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
6.
「A328 J0 セクション トレースの作成」 ― 回線トラフィックの中断や変更をモニタする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
7.
「A79 J1 パス トレースの作成」 ― 回線トラフィックの中断や変更をモニタする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
8.
「A293 J2 パス トレースの作成」 ― 回線トラフィックの中断や変更をモニタする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
9.
「A334 トラフィックのブリッジおよびロール」 ― トラフィックをブリッジまたはロールする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
10.
「A298 回線の再設定」 ― 回線を再設定する場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
11.
「A310 回線のマージ」 ― 回線をマージする場合は、必要に応じてこの手順を実行します。
NTP-A199 回線の検索と表示
目的 |
この手順では、回線とスパニング ツリー情報を検索して表示します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
「回線と VT トンネルの作成」の回線作成手順 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
検索以上のレベル |
ステップ 1
回線を表示するネットワーク上のノードで 「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
(注) Login ダイアログボックスでは Disable Circuit Management のチェックマークをオンにしないでください。このオプションのチェックマークをオンにすると、回線がいっさい表示されなくなります。
ステップ 2
必要に応じて、「A416 回線情報の表示」を行います。
ステップ 3
必要に応じて、「A131 回線の検索」を行います。
ステップ 4
必要に応じて、「A262 回線表示のフィルタリング」を行います。
ステップ 5
必要に応じて、「A229 スパンにおける回線の表示」を行います。
ステップ 6
必要に応じて、「A417 BLSR スケルチ テーブルの表示」を行います。
ステップ 7
必要に応じて、「A430 スパニングツリー情報の表示」を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A200 クロスコネクト カードのリソース使用率の表示
目的 |
この手順では、ONS 15454 を経由する回線または終端とする回線で使用しているクロスコネクト カードのリソース使用率(パーセント)を表示します。 |
工具/機器 |
XCVT、XC10G、または XC-VXC-10G カードを取り付ける必要があります。 |
事前準備手順 |
「A37 XCVT、XC10G、または XC-VXC-10G カードの取り付け」 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
検索以上のレベル |
ステップ 1
クロスコネクト カードのリソース使用率を表示するノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
Maintenance > Cross-Connect > Resource Usage タブをクリックします。
ステップ 3
Resources Usage タブの Summary 領域に、次の情報が表示されます。
•
STS-1 Matrix ― クロスコネクト カードで使用されている STS-1 パス リソースの割合(パーセント)が表示されます。XCVT カードでは 288 本の STS-1 パスを使用できます。XC10G および XC-VXC-10G カードでは 1152 本の STS-1 パスを使用できます。
•
VT Matrix Ports ― クロスコネクト カードで使用されている VT マトリクス ポートの数の割合(パーセント)が表示されます。各ポートのサイズは STS 1 つ分であり、それぞれ 28 本の VT1.5 回線のトラフィックを伝送できます。XCVT および XC10G カードでは 24 個の VT マトリクス ポートを使用できます。XC-VXC-10G カードでは 96 個の VT マトリクス ポートを使用できます。
•
VT Matrix ― 使用されている VT マトリクス リソースの割合(パーセント)が表示されます。XCVT および XC10G カードでは、672 を使用できます(672 はVT マトリクス ポートの個数 [24] に、1 つの STS における VT1.5 の数 [28] を掛けた値です)。XC-VXC-10G カードでは 2688 を使用できます。(2688 はVT マトリクス ポートの個数 [96] に、1 つの STS における VT1.5 の数 [28] を掛けた値です)。
ステップ 4
VT Matrix Port Detail セクションでは、VT Matrix Port の使用率の詳細を表示できます。
•
Drop ― 送信元スロット、ポート、および STS を識別します。
•
Tunnel Name ― ポートが VT トンネルによって使用されている場合は、そのトンネル名が表示されます。VT トンネルは トンネルの送信元ノードおよび宛先ノードの VT マトリクス ポートを使用します(VT トンネルはパススルー ノードのマトリクス リソースを使用しません)。
•
% Used ― マトリクス ポートの使用率を示します。各マトリクス ポートは 28 本の VT1.5 のトラフィックを伝送できるため、たとえば 1 つの STS が 7 本の VT1.5 回線のトラフィックを伝送する場合、マトリクス ポートの使用率は 25% になります。
•
Usage ― ポート使用率を示します。たとえば、1 つの STS が 7 本の VT1.5 回線のトラフィックを伝送する場合、マトリクス ポートは、28 本の VT1.5 回線のうち 7 本が使用されていることを示します。
ステップ 5
必要に応じて次の操作を行います。
•
更新された XC Resources ビューを表示する場合は、 Refresh ボタンをクリックします。たとえば、XC Resources タブを表示しているときに他のユーザが回線を作成した場合を考えてください。これらの回線が VT マトリクスの使用状況に与える影響を表示に反映させたければ、 Refresh をクリックします。
•
VT マトリクス リソースを使用しているにもかかわらず VT 回線のデータを伝送していない STS を削除する場合は、 Delete ボタンをクリックします。このような状況は、一定期間に多くの VT 回線を追加、削除した場合にときどき発生します。孤立状態になった STS は、VT Matrix Port Detail 領域に使用率が 0% として表示されます。孤立状態の STS が表示された場合は、その STS をクリックしてから Delete をクリックして、VT マトリクス容量を解放します。
(注) Delete ボタンの操作には、スーパーユーザのセキュリティ レベルが必要です。
(注) VT トンネルは、使用容量が 0% の STS として表示されることがあります。これらの STS は削除できません。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A151 回線の変更と削除
目的 |
この手順では、ONS 15454 回線およびトンネルを変更したり、削除したりします。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
ネットワーク上に回線が存在している必要があります。回線の作成手順については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1
変更する回線があるノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
必要に応じて、「A230 回線のサービス状態の変更」を行います。
ステップ 3
必要に応じて、「A231 回線名の編集」を行います。
ステップ 4
必要に応じて、「A232 アクティブ スパンおよびスタンバイ スパンの色の変更」を行います。
ステップ 5
必要に応じて、「A233 UPSR 回線パス セレクタの編集」を行います。
ステップ 6
必要に応じて、「A263 UPSR DRI 回線ホールドオフ タイマーの編集」を行います。
ステップ 7
必要に応じて、「A333 回線の削除」を行います。
ステップ 8
必要に応じて、「A437 VCAT メンバーのサービス状態の変更」を行います。
ステップ 9
必要に応じて、「A384 VCAT 回線へのメンバーの追加」を行います。
ステップ 10
必要に応じて、「A385 VCAT 回線からのメンバーの削除」を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A278 オーバーヘッド回線の変更と削除
目的 |
この手順では、トンネル タイプの変更、IP 回線の修復、およびオーバーヘッド回線の削除を行います。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
ネットワーク上に回線が存在している必要があります。「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
注意 回線の削除はサービスに影響するので、保守時間中に作業を行ってください。
ステップ 1
回線を削除するネットワーク上のノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
必要に応じて、「A332 トンネル タイプの変更」を行います。
ステップ 3
必要に応じて、「A336 IP トンネルの修復」を行います。
ステップ 4
必要に応じて、「A334 オーバーヘッド回線の削除」を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A78 モニタ回線の作成
目的 |
この手順では、モニタ回線を作成します。このモニタ回線は、プライマリ側双方向回線上を流れるトラフィックをモニタするためのものです。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
双方向(2 ウェイ)回線がネットワーク上に存在している必要があります。回線の作成手順については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) モニタ回線と EtherSwitch 回線は一緒に使用することができません。
(注) 単方向回線の場合は、テスト機器が接続されている場所にドロップポイントを作成します。
ステップ 1
モニタ回線を作成するネットワーク上のノードで 「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3
Circuits タブをクリックします。
ステップ 4
モニタリングの対象となる双方向(2 ウェイ)回線を選択して、 Edit をクリックします。
ステップ 5
回線名が 44 文字を超えていないことを確認します。モニタ回線の場合は回線名に [_MON] が追加されています。回線名が 44 文字を超えている場合、Name フィールドで名前を編集したあと、 Apply をクリックします。
ステップ 6
Edit Circuit ウィンドウで、 Monitors タブをクリックします。
Monitors タブに、回線のモニタリングに使用できるポートが表示されます。
(注) Monitors タブを使用できるのは、この回線のステータスが DISCOVERED になっている場合だけです。
ステップ 7
Monitors タブで、モニタリングに使用するポートを選択します。モニタ回線には、選択したポートからノードに入ってくるトラフィックが表示されます。
(注) 図7-1 で、DS1-14 カード(DS1-14 のノード 2 に入る回線トラフィックをテストする場合)、またはノード 1 の OC-N カード(OC-N カードのノード 1 に入る回線のトラフィックをテストする場合)を選択します。
ステップ 8
Create Monitor Circuit をクリックします。
ステップ 9
Circuit Creation ウィザードの Circuit Destination セクションで、モニタする回線の宛先となるノード、スロット、ポート、および必要に応じて STS、VT、または DS1 を選択します。
(注) 図7-1 では、EC1-12 カードのポート 2 がモニタ回線の宛先になっています。
ステップ 10
Next をクリックします。
ステップ 11
Circuit Routing Preferences 領域で、モニタ回線の情報を確認します。モニタ回線が Bidirectional Line Switched Ring(BLSR; 双方向ライン スイッチ型リング)の保護チャネルを通るようにルートを選択する場合は、 Protection Channel Access をクリックします。
ステップ 12
Finish をクリックします。
ステップ 13
Edit Circuit ウィンドウで、 Close をクリックします。Circuits タブに新しいモニタ回線が表示されます。
図7-1に、モニタ回線の設定例を示します。VT1.5 トラフィックは、ノード 1 の EC1-12 カードのポート 1 で受信されます。VT1.5 トラフィックをモニタするには、テスト機器を EC1-12 カードのポート 2 に装着し、ポート 2 に接続されたモニタ回線を CTC でプロビジョニングします(回線のモニタリングは一方向です)。この例では、回線がすでに作成されていると想定します。
図7-1 EC1-12 ポートで受信する VT1.5 モニタ回線
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A328 J0 セクション トレースの作成
目的 |
この手順では、固定長の繰り返し文字列を作成します。この文字列はノード間のトラフィックの中断または変化をモニタするために使用します。 |
工具/機器 |
少なくとも MRC-12 または OC192-XFP のいずれかが取り付けられている必要があります。 |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜(パス トレースが設定されている場合は任意) |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1
セクション トレースを作成するネットワーク上のノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
ノード ビューで MRC-12 または OC192-XFP カードをダブルクリックします。
ステップ 3
Provisioning > Line > Section Trace タブをクリックします。
ステップ 4
Port ドロップダウン リストからセクション トレース用のポートを選択します。
ステップ 5
Trace Mode ドロップダウン リストで、 Auto または Manual を選択して、セクション トレースの予測文字列をイネーブルにします。
•
Auto ― 送信元ポートから受信された最初の文字列が、現在の予測文字列として自動的にプロビジョニングされます。これとは異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
•
Manual ― Current Expected String フィールドに入力された文字列がベースラインになります。Current Expected String と異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
ステップ 6
Section Trace String Size 領域で、 1 byte 、 16 byte 、または 64 byte をクリックします。New Transmit String フィールドで、送信する文字列を入力します。入力する文字列は、ノードの IP アドレス、ノード名、その他の文字列など、宛先ポートが容易に識別できるものにします。New Transmit String フィールドを空白のままにしておくと、J0 はヌル文字列を送信します。
ステップ 7
Section Trace Mode フィールドを Manual に設定した場合、宛先ポートが送信元ポートから受信する文字列を New Expected String フィールドに入力します。Section Trace Mode を Auto に設定した場合は、このステップを省略してください。
ステップ 8
STS Section Trace Identifier Mismatch Path(TIM-P)アラームが検出された場合に、Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)および Remote Defect Indication(RDI; リモート障害表示)を抑制するには、 Disable AIS and RDI if TIM-P is detected チェックボックスをクリックします。アラームおよび状態の説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
ステップ 9
Apply をクリックします。
ステップ 10
セクション トレースを設定すると、Received フィールドに受信した文字列が表示されます。次のオプションを指定します。
•
セクション トレースを 16 進表記で表示する場合は、 Hex Mode ボタンをクリックします。ボタンの名前が ASCII Mode に変わります。セクション トレースを ASCII 表記に戻す場合は、このボタンをクリックします。
•
ポートから値を再度読み取る場合は、 Reset ボタンをクリックします。
•
セクション トレースのデフォルト設定に戻す場合は、 Default をクリックします(Section Trace Mode は Off に、New Transmit String と New Expected String はヌルに設定されます)。
注意 相手ポートに異なる文字列がプロビジョニングされている場合に Default をクリックすると、アラームが発生します。
Section Trace Mode フィールドを Auto または Manual に設定した場合、予測文字列と受信文字列は数秒ごとに更新されます。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A79 J1 パス トレースの作成
目的 |
この手順では、固定長の繰り返し文字列を作成します。この文字列は回線トラフィックの中断または変化をモニタするために使用します。 |
工具/機器 |
パス トレースを送信または受信できる ONS 15454 カードが取り付けられている必要があります。カードのリストは 表19-3 を参照してください。 |
事前準備手順 |
パス トレースをプロビジョニングできるのは、OC-N(STS)回線のみです。OC-N 回線の作成手順については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) TL1 と同様な回線には J1 パス トレースを作成できません。
ステップ 1
パス トレースを作成するネットワーク上のノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
必要に応じて、次の作業を行います。
•
必要に応じて、「A264 回線の送信元ポートと宛先ポートにおける J1 パス トレースのプロビジョニング」を行います。
•
必要に応じて、「A137 OC-N ポートでのパス トレースのプロビジョニング」を行います。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A293 J2 パス トレースの作成
目的 |
この手順では、固定長の繰り返し文字列を作成します。この文字列は回線トラフィックの中断または変化をモニタするために使用します。 |
工具/機器 |
DS3XM-12 カードまたは DS1/E1-56 カード |
事前準備手順 |
DS-3 回線の作成手順については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) TL1 と同様な回線には J2 パス トレースを作成できません。
(注) この手順では、双方向回線上にパス トレースを設定することと、回線の送信元および宛先に送信文字列を設定することを前提としています。
ステップ 1
パス トレースを作成するネットワーク上のノードで、「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
View メニューから Go to Network View を選択します。
ステップ 3
Circuits タブをクリックします。
ステップ 4
モニタする VT 回線で、送信元ポートと宛先ポートの存在するカードでパス トレースの文字列を送受信できることを確認します。
(注) どちらのポートも送受信カード上に存在しない場合、この手順を完了することはできません。片方のポートが送受信カード上にあり、もう片方が受信専用カード上にある場合、送信文字列を送受信ポートで、受信文字列を受信専用ポートでそれぞれ設定できます。ただし、双方向に送信することはできません。
ステップ 5
トレースする VT 回線を選択し、 Edit をクリックします。
ステップ 6
Edit Circuit ウィンドウで、ウィンドウ下部にある Show Detailed Map チェックボックスをクリックします。送信元ポートと宛先ポートの詳細マップが表示されます。
ステップ 7
回線の送信元が送信する文字列を、次の手順でプロビジョニングします。
a.
詳細な回線マップで、回線の送信元ポート(送信元ノード アイコンの右または左にある四角)を右クリックし、ショートカット メニューから Edit J2 Path Trace (port) を選択します。
b.
New Transmit String フィールドで、回線の送信元が送信する文字列を入力します。入力する文字列は、ノードの IP アドレス、ノード名、回線名、その他の文字列など、送信元のポートが容易に識別できるものにします。New Transmit String フィールドを空白のままにしておくと、J2 はヌル文字列を送信します。
c.
Apply をクリックしてから Close をクリックします。
ステップ 8
回線の宛先が送信する文字列を、次の手順でプロビジョニングします。
a.
詳細な回線マップで、回線の宛先ポートを右クリックし、ショートカット メニューから Edit Path Trace を選択します。
b.
New Transmit String フィールドで、回線の宛先から送信する文字列を入力します。入力する文字列は、ノードの IP アドレス、ノード名、回線名、その他の文字列など、宛先ポートが容易に識別できるものにします。New Transmit String フィールドを空白のままにしておくと、J2 はヌル文字列を送信します。
c.
Apply をクリックします。
ステップ 9
回線の宛先で受信する予測文字列を、次の手順でプロビジョニングします。
a.
Circuit Path Trace ウィンドウで、Path Trace Mode ドロップダウン リストから、 Auto または Manual を選択して、パス トレースの予測文字列をイネーブルにします。
•
Auto ― 送信元ポートから受信された最初の文字列が、現在の予測文字列として自動的にプロビジョニングされます。これとは異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
•
Manual ― Current Expected String フィールドに入力された文字列がベースラインになります。Current Expected String と異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
b.
Path Trace Mode フィールドを Manual に設定した場合、回線の宛先が回線の送信元から受信する文字列を New Expected String フィールドに入力します。Path Trace Mode を Auto に設定した場合は、このステップを省略してください。
c.
(チェックボックスの表示はカードの選択により異なります)C2 の不一致が発生したときに AIS を抑制する場合は、 Disable AIS on C2 Mis-Match チェックボックスをクリックします。
d.
Apply をクリックしてから Close をクリックします。
(注) 回線の宛先で受信する予測文字列に関しては、形式(16 バイトまたは 64 バイト)を設定する必要はありません。パス トレースの処理で自動的に形式が判別されるからです。
ステップ 10
回線の送信元で受信する予測文字列を、次の手順でプロビジョニングします。
a.
Edit Circuit ウィンドウで(Show Detailed Map を選択して)、回線の送信元ポートを右クリックし、ショートカット メニューから Edit Path Trace を選択します。
b.
Circuit Path Trace ウィンドウで、Path Trace Mode ドロップダウン リストから、 Auto または Manual を選択して、パス トレースの予測文字列をイネーブルにします。
•
Auto ― ベースライン文字列として、反対側のパス トレースのポートから受信した最初の文字列を使用します。ベースラインとは異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
•
Manual ― ベースライン文字列として、Current Expected String フィールドの値を使用します。Current Expected String と異なる文字列を受信すると、アラームが表示されます。
c.
Path Trace Mode フィールドを Manual に設定した場合は、回線の宛先が回線の送信元から受信する文字列を New Expected String フィールドに入力します。Path Trace Mode を Auto に設定した場合は、このステップを省略してください。
d.
(チェックボックスの表示はカードの選択により異なります)C2 の不一致が発生したときに AIS を抑制する場合は、 Disable AIS on C2 Mis-Match チェックボックスをクリックします。
e.
Apply をクリックします。
(注) 回線の送信元で受信する予測文字列に関しては、形式(16 バイトまたは 64 バイト)を設定する必要はありません。パス トレースの処理で自動的に形式が判別されるからです。
ステップ 11
パス トレースを設定すると、パス トレース設定ウィンドウの Received フィールドに受信した文字列が表示されます。次のオプションを指定します。
•
パス トレースを 16 進表記で表示する場合は、 Hex Mode ボタンをクリックします。ボタンの名前が ASCII Mode に変わります。パス トレースを ASCII 表記に戻す場合は、このボタンをクリックします。
•
ポートから値を再度読み取る場合は、 Reset ボタンをクリックします。
•
パス トレースのデフォルト設定に戻す場合は、 Default をクリックします(Path Trace Mode は Off に、New Transmit String と New Expected String はヌルに設定されます)。
注意 相手ポートに異なる文字列がプロビジョニングされている場合に Default をクリックすると、アラームが発生します。
Path Trace Mode フィールドを Auto または Manual に設定した場合、予測文字列と受信文字列は数秒ごとに更新されます。
ステップ 12
Close をクリックします。
詳細な回線マップでは、回線の送信元ポートと宛先ポートにパス トレースが M(マニュアル パス トレース)または A(自動パス トレース)という文字で表示されます。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A334 トラフィックのブリッジおよびロール
目的 |
この手順では、サービスの中断なしにライブ トラフィックを再ルーティングします。Bridge and Roll ウィザードを使用すると、カードの交換やロードバランスなどの機能をメンテナンスできます。回線は 1 つの送信元ファシリティ、1 つ以上の宛先ファシリティ、および中間ファシリティ(パス)で構成されます。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
• ネットワーク上に回線が存在している必要があります。回線の作成手順については、「回線と VT トンネルの作成」を参照してください。 • 保護ポートに回線をルーティングするには、「A73 1+1 保護グループの作成」または「A126 BLSR の作成」を使用して、保護グループを作成する必要があります。 • ロールに 2 つの回線が関与する場合は、Data Communication Channel(DCC; データ通信チャネル)接続を確立する必要があります。「A377 SDCC 終端のプロビジョニング」を参照してください。 • 「A199 回線の検索と表示」を参照して、計画した Roll To パスがイン サービスであることを確認します。計画した Roll To および Roll From パスが Roll Pending ステータスでなく、テスト アクセスまたはループバックに使用されていることを確認します。アラームのクリア方法については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。 |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
(注) ブリッジおよびロール機能を使用すると、保護されていない回線を完全に保護された回線にアップグレードしたり、完全に保護された回線を保護されていない回線にダウングレードすることができます。
注意 STS192C でブリッジおよびロールを実行すると、50 ミリ秒 以下のトラフィックの中断が発生することがあります。
ステップ 1
ONS 15454 回線の送信元ノードで「A60 CTC へのログイン」を行います。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
必要に応じて「A463 特定の光回線の送信元または宛先のロール」を行います。
ステップ 3
必要に応じて、「A464 光回線間での単一クロスコネクトのロール」を行います。
ステップ 4
必要に応じて、「A465 自動ルーティングを使用した単一光回線への 2 つのクロスコネクトのロール」または「A466 手動ルーティングを使用した単一光回線への 2 つのクロスコネクトのロール」を行います。
ステップ 5
必要に応じて、「A467 光回線間での 2 つのクロスコネクトのロール」を行います。
ステップ 6
必要に応じて、「A489 ロールのキャンセル」を行います。
ステップ 7
必要に応じて、「A468 ロールの削除」を行います。このオプションを選択する場合は、注意してください。ロールを削除するのは、ロールを完了できないか、またはキャンセルできない場合に限定してください。このオプションが選択されている場合、回線は PARTIAL ステータスになることがあります。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A298 回線の再設定
目的 |
この手順では、回線を作成し直します。この作業は、ステータスが PARTIAL になっている回線が多数ある場合に必要となることがあります。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1
「A60 CTC へのログイン」を実行します。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
Circuits タブをクリックします。
ステップ 3
再設定する回線を選択します。
ステップ 4
Tools メニューから、 Circuits > Reconfigure Circuits を選択します。
ステップ 5
確認用のダイアログボックスで Yes をクリックして、次へ進みます。
ステップ 6
通知ボックスで、再設定の結果を表示します。 Ok をクリックします。
終了:この手順は、これで完了です。
NTP-A310 回線のマージ
目的 |
この手順では、2 つの回線をマージします。対象となる回線は、経路的には連続的な 1 本のパスを形成しているものの、回線 ID が異なるかまたはパラメータが競合するために個別の回線として扱われている回線です。マージでは、1 本のマスター回線に 1 本以上の回線を結合します。 |
工具/機器 |
なし |
事前準備手順 |
なし |
必須/適宜 |
適宜 |
オンサイト/リモート |
オンサイトまたはリモート |
セキュリティ レベル |
プロビジョニング以上のレベル |
ステップ 1
「A60 CTC へのログイン」を実行します。すでにログインしている場合は、ステップ 2 へ進みます。
ステップ 2
Circuits タブをクリックします。
ステップ 3
マージのマスター回線として使用する回線をクリックします。
ステップ 4
Edit をクリックします。
ステップ 5
Edit Circuit ウィンドウで、 Merge タブをクリックします。
ステップ 6
マスター回線にマージする回線を選択します。
ステップ 7
Merge をクリックします。
ステップ 8
確認用のダイアログボックスで Yes をクリックして、次へ進みます。
ステップ 9
通知ボックスで、マージの結果を表示します。 Ok をクリックします。
終了:この手順は、これで完了です。