この章では、Cisco Broadband Access Center(BAC)のアンインストール方法について説明します。
この章で説明している手順を実行すると、RDU、Cisco Network Registrar 拡張、DPE、および KDC は削除されますが、Network Registrar アプリケーションは削除されません。BAC を削除する前に、Network Registrar の BAC 設定を手作業で削除する必要があります。
アンインストール プログラムは、インストール ディレクトリ(デフォルトのインストール ディレクトリは /opt/CSCObac )にあるファイルをすべて削除します。また、RDU、KDC、SNMP エージェント、Tomcat、BAC エージェント、および DPE のプロセスを検出すると、シャットダウンして削除します。
アンインストール プログラムは、インストール ディレクトリ以外に格納されているファイルは削除しません。たとえば、コンポーネントをインストールするとき、データベース ディレクトリとデータベース ログ ディレクトリが /var/CSCObac の下に置かれます。これらのファイルは手作業で削除する必要があります(以降の項で、これらのファイルの削除方法について説明します)。また、Network Registrar ディレクトリにあるファイルも削除されません。
BAC 拡張を Network Registrar にインストールしている場合は、これらの拡張をアンインストールし、BAC プログラムを完全にアンインストールする必要があります。この方法をとらないと、次のようなエラー メッセージが表示されます。
(注) Network Registrar 拡張へのパスは、Network Registrar をインストールした場所によって異なりますが、デフォルトの場所は /opt/nwreg2 です。
この項では、BAC のアンインストール手順について説明します。
BAC をアンインストールしたら、データ ディレクトリとデータベース ログ ディレクトリを手作業で削除します。「アンインストール後の作業」を参照してください。
コマンドラインから BAC をアンインストールするには、次の手順を実行します。
ステップ 2 Network Registrar サーバ上の BAC 拡張の設定を手作業で削除します。この作業は、 nrcmd がインストールされていて Network Registrar に接続されていれば、どのサーバからも実行できます。
a. Network Registrar 設定から BAC 拡張をアンインストールするには、次のように入力します。
b. DHCP サーバをリロードするには、次のように入力します。
c. Network Registrar 拡張ディレクトリから BAC 拡張を削除するには、次のように入力します。
ステップ 4 y を入力し、 Enter キーを押してアンインストールを開始します。
アンインストール プログラムはスーパーユーザ(root)権限で実行されるため、再びアンインストールの確認を要求します。
アンインストールが完了すると、次のメッセージが表示されます。
BAC をアンインストールしたら、データ ディレクトリとデータベース ログ ディレクトリを手作業で削除する必要があります。これらのディレクトリを削除するには、次の手順を実行します。
ステップ 2 データ ディレクトリとデータベース トランザクション ログ ディレクトリを削除します(デフォルトのディレクトリはどちらも /var/CSCObac です)。
データ ディレクトリとデータベース ログ ディレクトリが削除されます。