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コンフィギュレーション配信管理機能を使用すると、Cisco DCNM のクライアント ユーザ インターフェイスで直接サポートされていない Cisco NX-OS の機能を設定できます。たとえば、コンフィギュレーション配信管理を使用して、Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスに Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)を設定できます。
コンフィギュレーション配信管理機能により、構成配信ジョブを作成し、そのスケジュールを設定します。各ジョブは 1 台以上のデバイスにデバイス コンフィギュレーション コマンドを送信できます。
宛先デバイスにコマンドを送信するように Cisco NX-OS を設定するテンプレートを作成し、そのテンプレートを使用できます。テンプレートを使用するコンフィギュレーション配信ジョブでは、目的のテンプレートを選択してから、ジョブに追加するテンプレートの各インスタンスのパラメータを設定します。
ジョブに含まれている各宛先デバイスには、テンプレートのインスタンスを 1 つ以上設定できます。テンプレートの各インスタンスは、宛先デバイスのコマンド設定に、1 行のテンプレート行として追加されます。
管理対象デバイスの実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションを使用して、Cisco NX-OS コマンドを宛先デバイスに送信するように設定できます。デバイスを使用してコンフィギュレーション配信ジョブを設定する場合、Cisco DCNM の show running-config または show startup-config コマンドを指定して、ソース デバイスから関連コマンドを取得してから、取得したコマンドの出力から必要なコマンドを選択します。
Cisco NX-OS コンフィギュレーション コマンドを宛先デバイスに送信するように手動で指定できます。手動で設定するコンフィギュレーション配信ジョブでは、Cisco NX-OS Command-Line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)と同様に、コンフィギュレーション コマンド テキストを直接 Cisco DCNM クライアントに入力またはペーストします。
(注) 手動で設定するジョブでは、show コマンドやインタラクティブ コマンド、または copy running-config startup-config コマンドなどの出力が伴うコマンドはサポートされていません。
テンプレートを使用するジョブでは、テンプレートを作成する必要があります。テンプレートは ASCII テキストファイルです。
各テンプレートの名前の最後には、.template の拡張子が必要です。たとえば、port_security.template です。
Cisco DCNM ではアーカイブ ディレクトリ内のテンプレート ディレクトリにあるテンプレートを使用します。アーカイブ ディレクトリは、サーバのインストール中に指定します。Microsoft Windows サーバの場合、テンプレートのデフォルトの場所は、次のディレクトリです。
C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\data\templates
作成するテンプレートには、それぞれプロパティ セクションとコンテンツ セクションが必要です。例 9-1 には、テンプレート形式の要件が示されています。
テンプレートのプロパティ セクションには、次の 2 つの属性値のペアが必要です。
• name:Cisco DCNM クライアントに表示されるテンプレートの名前です。テンプレート名は固有である必要があります。Cisco DCNM サーバの他のテンプレートに、同じテンプレート名の値を指定しないでください。名前は次の形式で指定します。
• description:テンプレートの説明です。次の形式で指定します。
テンプレートのコンテンツ セクションには、Cisco NX-OS のコンフィギュレーション コマンドと、テンプレートで使用するすべてのパラメータが含まれています。コマンドには回答が必要なプロンプトを指定することはできません。また、 copy running-config startup-config コマンドなど、出力を伴うコマンドも使用できません。
使用するコマンドは、Cisco NX-OS デバイスのグローバル コンフィギュレーション コマンド モードで入力するのと同じように指定します。コマンドを指定するときは、コマンド モードを考慮する必要があります。たとえば、インターフェイスを設定するときには、適用可能な interface コマンドとそれに対応する exit コマンドを使用して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻る必要があります。
パラメータ名の前後には 2 個のドル記号を付けます。たとえば、次のようになります。
次の例では、INTF_NAME というパラメータを使用し、コンフィギュレーション配信ジョブでインターフェイスのタイプと番号をユーザ指定にします。
例 9-2 は、Cisco NX-OS デバイスのインターフェイスに説明を適用するために使用できるテンプレートを示しています。Cisco DCNM のユーザがこのテンプレートを使用してテンプレートを使用するジョブを作成する場合、ユーザはコンフィギュレーション配信ジョブのテンプレートの各インスタンスに INTF_NAME、DESCRIPTION、SHUT_CMD の各パラメータを指定します。INTF_NAME パラメータを使用すると、ポートチャネル インターフェイスやイーサネット インターフェイスなど、異なるインターフェイス タイプにテンプレートを適用できます。DESCRIPTION パラメータでは、インターフェイスの説明を指定できます。SHUT_CMD パラメータでは、 shutdown コマンドまたは no shutdown コマンドを指定できます。
ポート プロファイル機能を使用して、コンフィギュレーション配信ジョブを作成できます。他の管理対象デバイスに配信する設定を指定してポート プロファイルを設定したら、[Copy to Multiple Devices] オプションを使用してコンフィギュレーション配信ジョブを作成できます。詳細については、『 Cisco DCNM Interfaces Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
各コンフィギュレーション配信ジョブには、ジョブ中に障害が発生した場合の Cisco DCNM の応答方法を指定できます。障害が発生した場合、Cisco DCNM はエラーに関係なくジョブを続行することも、ジョブに含まれているすべてのデバイスでジョブを停止することも、障害が発生したデバイスだけでジョブを停止して他のデバイスではジョブを続行することもできます。ジョブで同じコンフィギュレーションを多数のデバイスに配信している場合、障害の発生時には、Cisco DCNM からのジョブの配信を全デバイスで停止した方がよい場合もあります。そうすることにより、同じコンフィギュレーション エラーをすべてのデバイスに配信してしまう危険性を回避できます。
ジョブに含まれているデバイスでロールバック機能がサポートされている場合、ジョブ中に障害が発生すると Cisco DCNM はロールバック機能を使用します。たとえば、Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスでは、ロールバック機能がサポートされています。Cisco DCNM では、障害が発生したデバイスだけで以前の実行コンフィギュレーションにロールバックするように指定することも、ジョブに含まれるすべてのデバイスで以前の実行コンフィギュレーションにロールバックするように指定することもできます。また、Cisco DCNM では、障害が発生したデバイスで以前の実行コンフィギュレーションにロールバックし、ジョブを停止するように指定することもできます。
さらに、Cisco DCNM では、ジョブに含まれているすべてのデバイスに同時にコンフィギュレーションを配信するか(同時配信)、一度に 1 台のデバイスにコンフィギュレーションを配信するか(順次配信)を指定できます。同時配信の方がジョブ内の全デバイスの設定をより早く終了できます。ただし、特に障害発生時にジョブの配信をすべてのデバイスで停止するように Cisco DCNM を設定する場合は、順次配信を検討してください。
Cisco DCNM は Cisco NX-OS デバイス上の各 Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)を個別のデバイスとして扱います。このため、コンフィギュレーション配信管理を使用すると、同じ物理デバイス上の他の VDC のコンフィギュレーションに影響されることなく VDC を設定できます。
コンフィギュレーション配信管理機能には、次の前提条件があります。
• コンフィギュレーション配信管理機能は Cisco DCNM で管理されているデバイスだけをサポートします。つまり、Cisco DCNM でデバイスが正常に検出されている必要があります。
• Cisco DCNM がコンフィギュレーションを配信するとき、デバイスは Cisco DCNM から到達可能である必要があります。Cisco DCNM がデバイスに到達できないと、配信ジョブは失敗します。
コンフィギュレーション配信管理には、コンフィギュレーションに関する次の注意事項と制約事項があります。
• Cisco NX-OS コンフィギュレーション コマンドの次のタイプは、コンフィギュレーション配信管理ではサポートされていません。
– インタラクティブ コンフィギュレーション コマンド(ユーザの入力が必要なコマンド)
– 出力などの処理が必要なコマンド。 copy running-config startup-config コマンドなど。
• ロールバックは、宛先デバイスでロールバック機能がサポートされている場合だけ、コンフィギュレーション配信でもサポートされます。たとえば、Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスはロールバックをサポートしていますが、Cisco Nexus 1000V シリーズのデバイスはサポートしていません。
この機能は次のプラットフォームでサポートされていますが、異なる方法で実装される場合があります。注意事項や制約事項、システムのデフォルト、コンフィギュレーションの制限などに関するプラットフォーム固有の情報については、対応するマニュアルを参照してください。
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• 「手動で設定するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」
• 「デバイスを使用するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」
• 「テンプレートを使用するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」
• 「テンプレートのアップデートでの Cisco DNCM サーバのリフレッシュ」
コンフィギュレーション配信管理ジョブを作成するには、多くの手順が必要です。作成するジョブのタイプによって手順の一部が異なります。この手順では、コンフィギュレーション配信ジョブの作成の概要を示します。また、それぞれの手順の概要には、詳細な手順の参照先を示します。
ステップ 1 必要なコンフィギュレーション配信ジョブのタイプを追加します。手順の詳細については、「コンフィギュレーション配信ジョブの追加」を参照してください。
ステップ 2 ジョブの宛先デバイスを 1 台以上追加します。手順の詳細については、「ジョブの宛先デバイスの設定」を参照してください。
ステップ 3 ジョブで宛先デバイスに Cisco NX-OS コマンドが配信されるように設定します。この手順の詳細は、次のようにジョブのタイプによって異なります。
• 手動で Cisco NX-OS コマンドを入力したジョブ場合は、「手動で設定するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」を参照してください。
• ソース デバイスから Cisco NX-OS コマンドを取得したジョブ場合は、「デバイスを使用するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」を参照してください。
• Cisco DCNM テンプレートから Cisco NX-OS コマンドを取得したジョブの場合は、「テンプレートを使用するジョブの Cisco NX-OS コマンドの設定」を参照してください。
(注) テンプレートを使用するジョブを追加するには、まず Cisco DCNM にテンプレートを追加する必要があります。詳細については、「テンプレートの要件」を参照してください。
ステップ 4 (任意)ジョブ配信オプションを設定します。このオプションでは次を決定します。
• デバイスでコンフィギュレーション エラーが発生した場合の Cisco DCNM の応答方法。
• Cisco DCNM が Cisco NX-OS コマンドをジョブ内のすべてのデバイスに同時に送信するか、または順次送信するか。
手順の詳細については、「ジョブ配信オプションの設定」を参照してください。
ステップ 5 ジョブのスケジュールを設定します。手順の詳細については、「コンフィギュレーション配信ジョブのスケジュール設定」を参照してください。
手動、デバイス、テンプレートのいずれかから、追加するジョブのタイプを決定します。ジョブのタイプの詳細については、「ジョブのソース」を参照してください。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブがあれば、[Summary] ペインに一覧で表示されます。
ステップ 2 メニュー バーから、次のようにジョブを作成します。
• 手動で設定するジョブの場合、[File] > [New] > [Manual] の順に選択します。
• デバイスを使用するジョブの場合、[File] > [New] > [From Device] の順に選択します。
• テンプレートを使用するジョブの場合、[File] > [New] > [From Template] の順に選択します。
[Summary] ペインに新しいコンフィギュレーション配信ジョブが表示されます。
ステップ 3 [Comment] カラムで、新しいジョブのエントリをダブルクリックし、作成したコンフィギュレーション配信ジョブに関する便利なコメントを入力します。
ステップ 4 [Summary] ペインの他のフィールドをクリックします。
ステップ 5 (任意)メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、新しいコンフィギュレーション配信ジョブを Cisco DCNM サーバに保存します。
(注) ジョブをさらに設定しないと、そのジョブを展開できない場合があります。
コンフィギュレーション配信ジョブから宛先デバイスの追加または削除を実行できます。宛先デバイスは、Cisco DCNM がジョブを実行するときに Cisco NX-OS コマンドを送信する管理対象デバイスです。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 宛先デバイスを設定するコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration] セクションが表示されます。
ステップ 3 必要に応じて、[Details] タブで [Configuration] セクションを展開します。
[Selected Devices] の領域には、現在ジョブに含まれている宛先デバイスが表示されます。
ステップ 4 (任意)1 台以上のデバイスをジョブに含めるには、次の手順を実行します。
a. [Device Configuration] で、[Add Devices] をクリックします。
[Device Selection] ダイアログボックスが表示されます。
b. (任意)[Show devices grouped by] オプションを使用して、[Available Devices] のリストに表示されているデバイスを整理します。次の方法のいずれかを使用してデバイスをグループ化できます。
– [Device Group]:[Device Group] 機能で割り当てられているデバイス グループでデバイスをグループ化します。
– [Platform type]:Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチなど、デバイス タイプでデバイスをグループ化します。
c. 1 台以上のデバイスを [Available Devices] リストから [Selected Devices] リストに移動します。
デバイスを 1 台移動するには、デバイスをクリックしてから [Add] をクリックします。
複数のデバイスを移動するには、Ctrl キーを押しながら各デバイスをクリックし、[Add] をクリックします。
(注) [Selected Devices] リストからデバイスを削除するには、デバイスをクリックして [Remove] をクリックします。
ステップ 5 (任意)デバイスを [Selected Devices] 領域から削除するには、次の手順を実行します。
a. デバイスをクリックして選択します。複数のデバイスを選択するには、Ctrl キーを押しながら選択する各デバイスをクリックします。
b. [Device Configuration] で [Delete Device] をクリックします。
デバイスが [Selected Devices] 領域から削除されます。
ステップ 6 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、コンフィギュレーション配信ジョブを Cisco DCNM サーバに保存します。
手動で設定するジョブでは、Cisco NX-OS コマンドが宛先デバイスに送信されるように手動で設定する必要があります。
コンフィギュレーション配信ジョブが Cisco DCNM にあることを確認します。
そのジョブに目的の宛先デバイスが設定されていることを確認します。
ジョブに含める Cisco NX-OS コマンドの記述および編集用に、テキスト エディタの使用を検討します。
指定するコマンドが現在データセンター内の Cisco NX-OS デバイスに設定されている場合、実行コンフィギュレーションの関連する部分をデバイスからコピーして、それをもとにして手動でジョブのコマンドを指定することを検討します。
(注) すべてのコンフィギュレーション配信ジョブは、グローバル コンフィギュレーション コマンド モードで始まります。コマンドを入力するときは、コマンド モードを考慮する必要があります。たとえば、インターフェイスを設定するときには、適用可能な interface コマンドとそれに対応する exit コマンドを使用して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻る必要があります。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 設定する Cisco NX-OS コマンドがあるコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
ヒント 手動で設定する配信ジョブの場合、[Summary] ペインの [Source] カラムは [Manual] と表示されます。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration] セクションが表示されます。
ステップ 3 必要に応じて、[Details] タブで [Configuration] セクションを展開します。
[Selected Devices] の領域には、現在ジョブに含まれている宛先デバイスが表示されます。
ステップ 4 各宛先デバイスで、コンフィギュレーション コマンドを次のように入力します。
a. [Selected Devices] で、コンフィギュレーション コマンドを入力するデバイスをクリックします。
b. [Configuration Commands] にコンフィギュレーション コマンドを入力します。各コマンドは個別の行に入力します。Cisco DCNM クライアントにコマンド テキストをペーストできます。
ヒント 別のデバイスに指定したコンフィギュレーション コマンドをコピーするには、[Copy Config Commands] アイコンをクリックして、[Selected Devices] で他のデバイスをクリックし、[Paste Config Commands] アイコンをクリックします。
ステップ 5 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を Cisco DCNM サーバに保存します。
コンフィギュレーション配信ジョブが Cisco DCNM にあることを確認します。
そのジョブに目的の宛先デバイスが設定されていることを確認します。
このジョブで使用するコマンドがソース デバイスに設定されていることを確認してください。
(注) すべてのコンフィギュレーション配信ジョブは、グローバル コンフィギュレーション コマンド モードで始まります。コマンドを指定するときは、コマンド モードを考慮する必要があります。たとえば、インターフェイスを設定するときには、適用可能な interface コマンドとそれに対応する exit コマンドを使用して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻る必要があります。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 設定する Cisco NX-OS コマンドがあるコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
ヒント デバイスを使用するジョブの場合、[Summary] ペインの [Source] カラムには、ソース デバイスの IP アドレスが表示されます。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration] セクションが表示されます。
ステップ 3 必要に応じて、[Details] タブで [Configuration] セクションを展開します。
[Selected Devices] の領域には、現在ジョブに含まれている宛先デバイスが表示されます。
ステップ 4 [Source] リストから、Cisco DCNM で Cisco NX-OS コマンドを取得するデバイスの IP アドレスを選択します。
ステップ 5 次の手順で、コマンドをソース デバイスから取得します。
a. [Command] フィールドに show コマンドを入力して、コンフィギュレーション配信ジョブに含める Cisco NX-OS コマンドを取得します。
たとえば、Cisco Nexus 7000 シリーズのスイッチの実行コンフィギュレーションから Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)コマンドを取得する場合は、 show running-configuration bgp と入力します。
b. (任意) show コマンドの出力をフィルタリングするには、[Command] フィールドの右にある二重矢印ボタンをクリックして、必要に応じてフィルタを入力し、[OK] をクリックします。
たとえば、[Output Filter] フィールドに grep フィルタ キーワードを指定すると、特定のテキスト文字列が含まれるコマンドだけを出力できます。 begin フィルタ キーワードを使用すると、特定のテキスト文字列が含まれる最初の行よりも前の出力を除外できます。
show コマンドの出力は、[Config Commands Tree] 領域に表示されます。このツリーには、コマンドモードの階層ごとにコマンドが一覧で表示されます。たとえば、特定のイーサネット インターフェイス コマンドのコマンドは、適用可能な interface コマンドの下に入れ子状態で表示されます。
d. ジョブに含めるすべてのコマンドが [Config Command Tree] にあることを確認します。コマンドがない場合、ステップ 5 を繰り返します。
ステップ 6 各宛先デバイスで、配信ジョブに含めるコマンドを次のように指定します。
a. [Selected Devices] でデバイスをクリックします。
b. [Configuration Commands Tree] で、ジョブに含めるコマンドの左にあるチェックボックスをそれぞれ選択します。
• 上位レベルのコマンドの入れ子になっているコマンドをすべて含めるには、より上位レベルのコマンドのチェックボックスを選択します。
• [Config Commands Tree] のコマンドをフィルタリングするには、[Show Filter Options] アイコンをクリックして、[Config Commands Tree] で表示しないコマンドのチェックボックスの選択を解除します。
• 別のデバイスに指定したコンフィギュレーション コマンドをコピーするには、[Copy Config Commands] アイコンをクリックして、[Selected Devices] で他のデバイスをクリックし、[Paste Config Commands] アイコンをクリックします。
c. 含まれているコンフィギュレーション コマンドを変更する場合、[Show/Hide Config Commands Tree] アイコンをクリックしてツリーを非表示にし、[Configuration Commands] フィールドをクリックして、コマンドの変更を入力します。
ステップ 7 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を Cisco DCNM サーバに保存します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 設定する Cisco NX-OS コマンドがあるコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
ヒント 手動で設定するコンフィギュレーション配信ジョブの場合、[Summary] ペインの [Source] カラムには、ジョブで指定したテンプレートの名前が表示されます。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration] セクションが表示されます。
ステップ 3 必要に応じて、[Details] タブで [Configuration] セクションを展開します。
[Selected Devices] の領域には、現在ジョブに含まれている宛先デバイスが表示されます。
ステップ 4 必要に応じて、[Select Template] で [Templates] リストを展開します。
ステップ 5 使用するテンプレートのオプション ボタンをクリックします。
テンプレートにある Cisco NX-OS コマンドが [Configuration Commands] に表示されます。コマンドのパラメータは $$ parameter $$ の形式で表示されます。
[Template Parameters] には、テンプレートの各パラメータのカラムが表示されます。カラム名はパラメータ名に対応します。
ステップ 6 [Configuration Commands] で、コマンドを確認して適切なテンプレートを選択していることを確認します。別のテンプレートを選択する必要がある場合は、ステップ 5 に戻ります。
ステップ 7 各宛先デバイスで、次のように 1 台以上のテンプレート行を設定します。
a. [Selected Devices] でデバイスをクリックします。
b. [Template Parameters] でカラム名の下を右クリックし、[Add Template Row] を選択します。
c. [Template Parameters] の各カラム名で、新しいテンプレート行のエントリをダブルクリックし、パラメータ値を入力します。
パラメータ値には、有効なコマンドを実行する Cisco NX-OS キーワードと引数を指定してください。たとえば、コマンド名の後に interface コマンドとすべてのキーワードのパラメータが含まれるテンプレートの場合、インターフェイス タイプとポートの識別子を指定する必要があります。宛先デバイスが Cisco Nexus 7000 シリーズのスイッチで、イーサネット インターフェイスをスロット 1、ポート 4 に指定する場合、パラメータ値には「Ethernet 1/4」を指定してください。
パラメータ値を入力するとき、[Configuration Commands] の領域には、パラメータ値が挿入された Cisco NX-OS コマンドが表示されます。
d. [Configuration Commands] 領域でコマンドを見直し、すべてのパラメータで値を指定していることを確認します。必要に応じて変更を加えます。
e. 選択した宛先デバイスにテンプレートのインスタンスをさらに追加する場合は、手順 b. に戻ります。
ヒント 別のデバイスに指定したコンフィギュレーション コマンドをコピーするには、[Copy Config Commands] アイコンをクリックして、[Selected Devices] で他のデバイスをクリックし、[Paste Config Commands] アイコンをクリックします。
ステップ 8 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を Cisco DCNM サーバに保存します。
「テンプレートの要件」を確認してください。
ステップ 1 テンプレート ファイルを作成したら、テンプレート要件を満たし、必要なコンフィギュレーション コマンドが含まれていることを確認します。
ステップ 2 テンプレート ファイルのコピーをテンプレート ディレクトリに配置します。テンプレート ディレクトリは、Cisco DCNM サーバのインストール中に指定したアーカイブ ディレクトリにあります。Microsoft Windows の場合、デフォルトのテンプレート ディレクトリのパスは C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\data\templates です。RHEL の場合、デフォルトのパスは /usr/local/cisco/dcm/dcnm/data/templates です。
ステップ 3 Cisco DCNM サーバのリフレッシュ クラスタ サーバに Cisco DCNM を展開している場合、クラスタのマスター サーバだけをリフレッシュする必要があります。
手順の詳細については、「テンプレートのアップデートでの Cisco DNCM サーバのリフレッシュ」を参照してください。
これで、テンプレートを使用するコンフィギュレーション配信ジョブを作成するときに、新しいテンプレートを利用できます。
「テンプレートの要件」を確認してください。
ステップ 1 テンプレート ディレクトリでテンプレート ファイルを見つけます。テンプレート ディレクトリは、Cisco DCNM サーバのインストール中に指定したアーカイブ ディレクトリにあります。Microsoft Windows の場合、デフォルトのテンプレート ディレクトリのパスは C:\Program Files\Cisco Systems\dcm\dcnm\data\templates です。RHEL の場合、デフォルトのパスは /usr/local/cisco/dcm/dcnm/data/templates です。
ステップ 2 テキスト エディタでテンプレート ファイルを開き、必要な変更を加えます。
(注) クラスタ サーバに Cisco DCNM を展開している場合、クラスタ内の各 Cisco DCNM サーバでテンプレート ファイルを変更する必要があります。
ステップ 4 Cisco DCNM サーバのリフレッシュ クラスタ サーバに Cisco DCNM を展開している場合、クラスタ内の各サーバをリフレッシュする必要があります。
手順の詳細については、「テンプレートのアップデートでの Cisco DNCM サーバのリフレッシュ」を参照してください。
これで、テンプレートを使用するコンフィギュレーション配信ジョブを作成するときに、変更したテンプレートを利用できます。
Cisco DCNM からテンプレートを削除できます。テンプレートを削除すると、コンフィギュレーション配信ジョブでそのテンプレートを使用することはできません。
ステップ 1 次の場所にあるテンプレート ディレクトリのテンプレート ファイルを見つけます。
INSTALL_DIR \jboss-4.2.2.GA\server\dcnm\cisco\templates
Microsoft Windows の場合、デフォルトの Cisco DCNM インストール ディレクトリのパスは C:\Program Files\Cisco Systems です。RHEL の場合、デフォルトのパスは /usr/local/cisco です。
ステップ 2 テンプレート ディレクトリからテンプレート ファイルを削除します。
(注) クラスタ サーバに Cisco DCNM を展開している場合、クラスタ内の各 Cisco DCNM サーバにあるテンプレート ディレクトリからテンプレート ファイルを削除する必要があります。
ステップ 3 Cisco DCNM サーバのリフレッシュ クラスタ サーバに Cisco DCNM を展開している場合、マスター サーバだけをリフレッシュする必要があります。
手順の詳細については、「テンプレートのアップデートでの Cisco DNCM サーバのリフレッシュ」を参照してください。
これで、テンプレートを使用するコンフィギュレーション配信ジョブを作成するときに、削除したテンプレートは使用できなくなります。
テンプレートの追加、変更、削除など、テンプレートをアップデートした後、Cisco DCNM クライアントでそのアップデートを表示するには、テンプレート リストをリフレッシュする必要があります。この手順を行うと、Cisco DCNM サーバを停止して起動せずに、サーバをリフレッシュしてテンプレートをアップデートできます。テンプレートをアップデートした後に Cisco DCNM サーバを停止して起動する場合は、この手順を実行する必要はありません。
クラスタ サーバに展開している場合、マスター サーバとして現在動作しているサーバを確認します。マスター サーバを確認するには、Cisco DCNM クライアントのクラスタ管理機能を使用します。詳細については、『 Cisco DCNM Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。
ステップ 1 Cisco DCNM サーバ上で、コマンド プロンプトにアクセスします。
(注) クラスタ サーバに展開している場合、これらの手順をマスター サーバで実行していることを確認します。
ステップ 2 cd コマンドを使用して、ディレクトリを次の場所に変更します。
INSTALL_DIR \dcm\jboss-4.2.2.GA\bin
Microsoft Windows の場合、デフォルトの Cisco DCNM インストール ディレクトリのパスは C:\Program Files\Cisco Systems です。RHEL の場合、デフォルトのパスは /usr/local/cisco です。
たとえば、Microsoft Windows サーバで Cisco DCNM がデフォルト ディレクトリにインストールされている場合、次のコマンドを入力します。
RHEL サーバで Cisco DCNM がデフォルト ディレクトリにインストールされている場合、次のコマンドを入力します。
• twiddle_script :スクリプト名です。サーバのオペレーティング システムによって次のように異なります。
– Microsoft Windows:twiddle.bat
• IP_address :Cisco DCNM サーバの IPv4 アドレスです。クラスタ サーバに展開している場合、このアドレスはマスター サーバのアドレスである必要があります。
• naming_service_port :Cisco DCNM サーバで使用するように設定されているネーミング サービス ポートです。デフォルトのネーミング サービス ポートは 1099 です。
たとえば、デフォルトのネーミング サービス ポートと IP アドレス 10.14.183.7 を使用している Microsoft Windows サーバでは、次のコマンドを入力します。
たとえば、デフォルトのネーミング サービス ポートと IP アドレス 10.14.183.7 を使用している RHEL サーバでは、次のコマンドを入力します。
Cisco DCNM サーバはテンプレートへのアップデートを使用し始めます。
ステップ 5 (任意)Cisco DCNM クライアントでテンプレートへのアップデートを確認するには、F5 を押して画面をリフレッシュします。
各コンフィギュレーション配信ジョブのジョブ配信オプションを設定できます。ジョブ配信オプションでは、次の内容を指定できます。
• デバイスでコンフィギュレーション エラーが発生した場合の Cisco DCNM の応答方法。
• Cisco DCNM が Cisco NX-OS コマンドをジョブ内のすべてのデバイスに同時に送信するか、または順次送信するか。
コンフィギュレーション配信ジョブが Cisco DCNM にあることを確認します。
ロールバックは、宛先デバイスの Cisco NX-OS リリースがロールバックをサポートしている場合だけ、サポートされます。たとえば、Cisco Nexus 7000 シリーズのデバイスでは、ロールバックがサポートされています。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 宛先デバイスを設定するコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration Delivery Options] セクションが表示されます。
ステップ 3 必要に応じて、[Details] タブで [Configuration Delivery Options] セクションを展開します。
ステップ 4 (任意)次のようにトランザクション オプションを設定します。
a. コンフィギュレーション ジョブの実行時にエラーが発生したときに Cisco NX-OS コンフィギュレーション ロールバック機能を使用する場合、[Transaction Options] で [Enable Rollback] を選択して、ジョブに含まれるデバイスでのコンフィギュレーション障害から回復するために Cisco DCNM で使用するロールバックオプションのオプション ボタンを選択します。
b. Cisco NX-OS コンフィギュレーション ロールバック機能を使用しない場合、[Transaction Options] で [Enable Rollback] のチェックを解除し、ジョブに含まれるデバイスでのコンフィギュレーション障害から回復するために Cisco DCNM で使用するオプションを示すオプション ボタンを選択します。
ステップ 5 (任意)複数のデバイスをコンフィギュレーション配信ジョブに追加した場合、コンフィギュレーション コマンドの順次配信や同時配信など、目的のオプションを [Delivery Order] で選択します。
ステップ 6 メニュー バーから [File] > [Deploy] の順に選択して、コンフィギュレーション配信ジョブを Cisco DCNM サーバに保存します。
Cisco DCNM がコンフィギュレーション配信ジョブを実行する日時を追加できます。
以前にスケジュールを設定したジョブがあり、設定されている時間が過去でなければ、ジョブのスケジュールを変更または削除できます。
コンフィギュレーション配信ジョブが Cisco DCNM にあることを確認します。以前に指定したジョブのスケジュールを変更できるのは、Cisco DCNM でそのジョブが実行されていない場合だけです。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 スケジュールを設定するコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration] セクションが表示されます。
ステップ 3 [Scheduled At] カラムで、選択したジョブのエントリをダブルクリックします。
スケジューリング ダイアログボックスが表示されます。ジョブにスケジュールがない場合、現在の日時がダイアログボックスに表示されます。
ダイアログボックスには、日付を指定するカレンダーと時間を指定する 24 時間制の時計が表示されます。
ステップ 4 ジョブのスケジュールを設定するには、次のいずれかを実行します。
• ジョブをただちに実行する場合は、[Now] をクリックし、[OK] をクリックします。
• 将来の日時を指定するには、カレンダー使用して日付を指定し、時計で時間を指定してから、[OK] をクリックします。
• スケジュールを削除するには、[None] をクリックして、[OK] をクリックします。
ステップ 5 メニュー バーで、[File] > [Deploy] の順に選択して、変更内容を Cisco DCNM サーバに保存します。
ステップ 1 [Feature Selector] ペインから、[Configuration Delivery Management] > [Configuration Delivery Jobs] の順に選択します。
[Summary] ペインには、Cisco DCNM に設定されているコンフィギュレーション配信ジョブが一覧で表示されます。
ステップ 2 削除するコンフィギュレーション配信ジョブをクリックします。
[Details] ペインには、選択したジョブの [Configuration Delivery Options] セクションが表示されます。
ステップ 3 メニュー バーから [Actions] > [Delete Configuration Delivery Task] の順に選択します。
Cisco DCNM からコンフィギュレーション配信ジョブが削除されます。変更内容を保存する必要はありません。
ここでは、コンフィギュレーション配信管理機能の次のフィールドを説明します。
• 「[Delivery Job]:[Details]:[Configuration] セクション」
• 「[Delivery Job]:[Details]:[Configuration Delivery Options] セクション」
コンフィギュレーション配信管理に関する詳細情報については、次の項を参照してください。
• 「関連資料」
• 「標準規格」
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『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 5.x 』 |
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この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。 |
表 9-3 は、この機能のリリースの履歴です。
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