Cisco Evolved Programmable Network Manager 3.0 インストール ガイド

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Cisco Evolved Programmable Network Manager 3.0 インストール ガイド

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Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード

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2019年10月4日

章のタイトル： Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード

Cisco EPN Manager を既に使用している場合は、有効なアップグレード パスのいずれかに従って、Cisco EPN Manager 3.0 にアップグレードできます。

アップグレード方法には次の 2 つがあります。

  • バックアップ/復元アップグレード（推奨）：現在インストールされている Cisco EPN Manager からのすべてのデータのバックアップ、次に、新しいサーバへの Cisco EPN Manager 3.0 のインストール、その次に Cisco EPN Manager 3.0 サーバへバックアップされたデータの復元が含まれます。

  • インプレース アップグレード：Cisco EPN Manager を現在実行しているサーバでの最新バージョンへのアプリケーションのアップグレードが含まれます。

この章では、これらの方法の両方を使用して Cisco EPN Manager 3.0 へアップグレードする手順を説明します。

次のトピックで、標準展開と高可用性展開でのアップグレードの前提条件と手順を示します。

有効なアップグレード パス

次の表に、以前のバージョンからの Cisco EPN Manager 3.0 へのインストール/アップグレードに有効なパスを示します。

現在の Cisco EPN Manager バージョン

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード パス：

Cisco EPN Manager 2.2

Cisco EPN Manager 2.2.0.4（最新のポイント パッチ） > 3.0

Cisco EPN Manager 2.2.1

Cisco EPN Manager 2.2.1.3（最新のポイント パッチ） > 3.0

Cisco EPN Manager 3.0 へのインプレース アップグレードは、次のバージョンから可能です。

現在の Cisco EPN Manager バージョン

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード パス：

Cisco EPN Manager 2.2.1

Cisco EPN Manager 2.2.1.3（最新のポイント パッチ） > 3.0

Cisco EPN Manager バージョンのインストールの前提条件と手順については、関連するインストール ガイドを参照してください。

ポイント パッチのインストール手順については、cisco.com のソフトウェア ダウンロード サイトのパッチ ファイルに付属の readme ファイルを参照してください。

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレードの前提条件

アップグレードを開始する前に、次の手順を実行します。

  1. 現在のバージョンの Cisco EPN Manager に基づいて、関連するアップグレード パスに従っていることを確認します。有効なアップグレード パスを参照してください。
  2. 展開が関連する前提条件トピックの要件を満たしていることを確認します。

  3. 認定されていないソフトウェア バージョンを Cisco EPN Managerから実行しているデバイスを削除します。この手順は必須ではありませんが、強くお勧めします。

  4. データをバックアップする。「データのコピーの作成」を参照してください。
  5. バックアップが実行されていないことを確認します。
  6. SCP がクライアント マシン上で有効になっており、必要なポートが開いていることを確認します（「Cisco EPN Manager が使用するポート」を参照）。SCP を使用して、クライアント マシンから Cisco EPN Manager サーバにファイルをコピーする必要があります。
  7. /localdisk/defaultRepo にある gpg ファイルを外部リポジトリにコピーし、このフォルダからそれらのファイルを削除します。

データのコピーの作成

次のオプションのどちらか、または両方を使用して現在のデータのコピーを作成します。

  1. データをリモート リポジトリにバックアップします。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のバックアップのトピックを参照してください。必要に応じて、データを復元することによって以前のバージョンに戻すことができます。「データの復元を使用した以前のバージョンへの復帰」を参照してください。
  2. 仮想マシン（VM）を使用している場合は、VM のベース スナップショットを取得します。高可用性（HA）環境であるかどうかに応じて、次のいずれかの手順に従います。必要に応じて、VM スナップショットを使用してデータを復元することによって以前のバージョンに戻すことができます。「VM のスナップショットを使用した以前のバージョンへの復帰」を参照してください。

VM のベース スナップショットの取得（HA なし）

手順
ステップ 1

Cisco EPN Manager を停止します。 


ncs stop
ステップ 2

VM を中断し、VM のスナップショットを取得します。必要に応じて、システム管理者に問い合わせてください。

ステップ 3

Cisco EPN Manager を起動します。 


ncs start

VM のベース スナップショットの取得（HA）

手順
ステップ 1

HA 設定を削除します。

  1. Cisco EPN Manager Web GUI に管理者権限を持つユーザとしてログインします。
  2. 左側のサイドバーから、[管理（Administration）] > [設定（Settings）] > [ハイ アベイラビリティ（High Availability）]の順に選択します。
  3. 左側の [HA 設定（HA Configuration）] をクリックします。
  4. [削除（Remove）] をクリックします。
  5. 削除操作が完了したら、[設定モード（Configuration Mode）] フィールドに [HA が設定されていません（HA Not Configured）] と表示されていることを確認します。
ステップ 2

プライマリ サーバとセカンダリ サーバで Cisco EPN Manager を停止します（Cisco EPN Manager CLI 管理者ユーザとしてログインしている間）。 


ncs stop
ステップ 3

VM を一時停止し、プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で VM スナップショットを取得します。必要に応じて、システム管理者に問い合わせてください。

ステップ 4

プライマリ サーバとセカンダリ サーバで Cisco EPN Manager を起動します。 


ncs start

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード（HA なし）

次のトピックで、標準展開（高可用性なし）で以前のバージョンの Cisco EPN Manager から Cisco EPN Manager 3.0 にアップグレードする方法について説明します。

高可用性展開でアップグレードを実行する場合は、Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード（高可用性）を参照してください。

インプレース アップグレード


（注）  

次のアップグレードを実行します。

VM：ESXi ホストの VM コンソールから

ベア メタル：KVM コンソールから

次のことを意味します。

インプレース アップグレードには Cisco EPN Manager を現在実行しているサーバでの最新バージョンへのアプリケーションのアップグレードが含まれます。

インプレース アップグレードには、以下の手順で詳しく説明する次の基本的な手順が含まれます。

  1. cisco.com からクライアント マシンにアップグレード イメージをダウンロードします。
  2. クライアント マシンから Cisco EPN Manager サーバにファイルをコピーします。
  3. アップグレードを実行します。
  4. 「アップグレード後のタスク」で説明されているアップグレード後のライセンス、認証、および Web GUI のタスクを実行します。

はじめる前に

  1. Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレードの前提条件に記載されているタスクを完了します。

アップグレードするには、次の手順に従います。

手順

ステップ 1

cisco.com のソフトウェアダウンロードサイトからアップグレード イメージを見つけ、クライアント マシンにダウンロードします。ファイルにはプレフィックス CEPNM-upgrade とサフィックス .tar.gz が追加されます。ファイル名内の番号が現在の Cisco EPN Manager バージョンに適合しない場合があるため、ファイルの説明を確認してください。

ステップ 2

ダウンロードが完了したら、ソフトウェア ダウンロード サイトのアップグレード イメージのサイズとクライアント マシン上のサイズを比較して、ファイルが完全にダウンロードされていることを確認します。ソフトウェア ダウンロード サイトで、アップグレード イメージ上にマウス カーソルを置き、ポップアップウィンドウに MD5 チェックサムサイズを表示してクライアント マシンのサイズと比較します。

ステップ 3

ファイルをコピーするのに十分な領域が /localdisk/defaultRepo ディレクトリにあることを確認します。

  1. Cisco EPN Manager サーバとの SSH セッションを開始し、Cisco EPN Manager CLI 管理者ユーザとしてログインします。
  2. 「Linux CLI ユーザとしてのログインとログアウト」に記載されているように、Linux CLI ルート ユーザとしてログインします。
  3. すべてのファイルを /localdisk/defaultRepo からリモート リポジトリに移動します。アップグレード tar ファイルのみが /localdisk/defaultRepo に配置されていることを確認します。 
    df -h /localdisk/defaultRepo
ステップ 4

SCP を使用してクライアント マシンからファイルを取得し、それらのファイルを Cisco EPN Manager サーバのデフォルト ローカル リポジトリ（/localdisk/defaultRepo）にコピーします。Linux CLI ルート ユーザとして次のコマンドを実行します。 

scp clientUsername@clientIP:/fullpath-to-file /localdisk/defaultRepo
ここで、

  • clientUsername は、クライアント マシンのユーザ名です

  • clientIP は、ステップ 1 でファイルをダウンロードしたクライアント マシンの IP アドレスです

  • fullpath-to-file は、クライアント マシン上のアップグレード ファイルのフル パス名です

次に例を示します（次のコマンドは 1 行です）。 

scp jsmith@123.456.789.101:/temp/CEPNM-Upgrade-2.1.X_to_2.2.tar.gz /localdisk/defaultRepo
ステップ 5

ファイルが Cisco EPN Manager サーバに転送された後、Cisco EPN Manager アップグレード イメージの MD5 チェックサム サイズをステップ 2 の値と比較して、ファイルが破損していないことを確認します。

ステップ 6

Linux CLI ルート ユーザとしてログアウトします。 

su admin
ステップ 7

サーバを停止します。 

ncs stop
ステップ 8

vmWare vSphere クライアント（OVA）または Cisco IMC サーバ（ベア メタル）から、/localdisk/defaultRepo にあるアップグレード ファイルを使用して Cisco EPN Manager ソフトウェアをアップグレードします。 

application upgrade filename defaultRepo
filename は /localdisk/defaultRepo にあるアップグレード ファイルです。次に例を示します。 
application upgrade CEPNM-Upgrade-2.2.X_to_3.0-xxx.tar.gz
ステップ 9

実行中の ADE-OS 設定を保存するかどうか、およびアップグレードを続行するかどうかを確認するメッセージがスクリプトによって表示されます。両方の質問にyes と回答します。 


Save the current ADE-OS running configuration? (yes/no) [yes] ? yes
Please ensure you have a backup of the system before proceeding.Proceed with the application install ? (yes/no) [yes] ? yes
ステップ 10

アップグレードが完了し、Cisco EPN Manager が再起動するのを待ちます。これには数時間かかる場合があります。

次のタスク

「アップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

バックアップ/復元アップグレード

バックアップ/復元アップグレードには、現在インストールされている Cisco EPN Manager からのすべてのデータのバックアップ、次に、新しいサーバへの Cisco EPN Manager 3.0 のインストール、さらに Cisco EPN Manager 3.0 サーバへバックアップされたデータの復元が含まれます。これは推奨されるアップグレード方法です。

はじめる前に

  • Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレードの前提条件に示されたタスクを完了したことを確認します。

  • 新しいサーバがバックアップ元のサーバと同じハードウェア仕様であることを確認します。

  • 以前のサーバが使用するリモート バックアップ リポジトリの場所に注意してください。新しいサーバと同じバックアップ場所を設定する必要があります。

手順

ステップ 1

新しいサーバで、Cisco EPN Manager 3.0 のインストール（HA なし）の手順に従って Cisco EPN Manager 3.0 をインストールします。

ステップ 2

『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide 』のリモート バックアップ リポジトリに関するトピックに記載されているように、以前のサーバと同じリモート バックアップ リポジトリを使用するように新しいサーバを設定します。

ステップ 3

『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide 』のリモート バックアップ リポジトリに関するトピックに記載されているように、リモート リポジトリのバックアップを新しいサーバに復元します。

次のタスク

「アップグレード後のタスク」のタスクを実行します。

Cisco EPN Manager 3.0 へのアップグレード（高可用性）

以降のトピックで、高可用性展開で Cisco EPN Manager 3.0 にアップグレードするための手順を示します。


（注）  
アップグレードが完了するまで、高可用性は機能しません。

インプレース アップグレード（高可用性）

HA 環境でのインプレース アップグレードには、以下の手順で詳しく説明する次の基本的な手順が含まれます。
  1. HA 設定を削除します。
  2. cisco.com からクライアント マシンにアップグレード イメージをダウンロードします。
  3. クライアント マシンから Cisco EPN Manager プライマリ サーバにファイルをコピーします。
  4. プライマリ サーバでアップグレードを実行します。
  5. セカンダリ サーバに Cisco EPN Manager 3.0 をインストールします。
  6. 「アップグレード後のタスク」で説明されているアップグレード後のライセンス、認証、および Web GUI のタスクを実行します。
  7. プライマリ サーバとセカンダリ サーバをペアリングすることで HA を再設定します。

はじめる前に

次の点を確認します。

手順

ステップ 1

プライマリ サーバで HA 設定を書き留めてから削除します。

  1. 管理者権限を持つユーザとして Cisco EPN Manager にログインします。
  2. [管理（Administration）] > [設定（Settings）] > [高可用性（High Availability）] を選択します。
  3. HA 設定を書き留めます。アップグレード後に HA を再設定するには、この情報が必要です。
  4. 左側のナビゲーション領域で [HA 設定（HA Configuration）] を選択し、[削除（Remove）] をクリックします。
  5. 削除操作が完了するまで待ちます。
  6. 左側のナビゲーション領域で、[HA 設定（HA Configuration）] をクリックし、[設定モード（Configuration Mode）] フィールドに [HA 設定なし（HA Not Configured）] が表示されていることを確認します。
ステップ 2

cisco.com のソフトウェアダウンロードサイトからアップグレード イメージを見つけ、クライアント マシンにダウンロードします。ファイルにはプレフィックス CEPNM-upgrade とサフィックス .tar.gz が追加されます。ファイル名内の番号が現在の Cisco EPN Manager バージョンに適合しない場合があるため、ファイルの説明を確認してください。

ステップ 3

ソフトウェア ダウンロード サイトの CEPNM アップグレード イメージの MD5 チェックサム サイズを、クライアント マシンのサイズと比較します。ソフトウェア ダウンロード サイトで、アップグレード イメージ上にマウス カーソルを置き、ポップアップウィンドウにサイズを表示してクライアント マシンのサイズと比較します。

ステップ 4

プライマリ サーバで、ファイルをコピーするのに十分な領域が /localdisk/defaultRepo ディレクトリにあることを確認します。

  1. プライマリ Cisco EPN Manager サーバとの SSH セッションを開始し、Cisco EPN Manager CLI 管理者ユーザとしてログインします。
  2. 「Linux CLI ユーザとしてのログインとログアウト」に記載されているように、Linux CLI ルート ユーザとしてログインします。
  3. すべてのファイルを /localdisk/defaultRepo からリモート リポジトリに移動します。アップグレード tar ファイルのみが /localdisk/defaultRepo に配置されていることを確認します。 
    
df -h /localdisk/defaultRepo
ステップ 5

SCP を使用してクライアント マシンからファイルを取得し、それらのファイルを Cisco EPN Manager プライマリ サーバのデフォルト ローカル リポジトリ（/localdisk/defaultRepo）にコピーします。このコマンドは、Linux CLI ルート ユーザとして実行する必要があります。 


scpclientUsername@clientIP:/fullpath-to-file/localdisk/defaultRepo
ここで、
  • clientUsername は、クライアント マシンのユーザ名です
  • clientIP は、ステップ 2 でファイルをダウンロードしたクライアント マシンの IP アドレスです。
  • fullpath-to-file は、クライアント マシン上のアップグレード ファイルのフル パス名です
次に例を示します（次のコマンドは 1 行です）。 

scp jsmith@123.456.789.101:/temp/CEPNM-Upgrade-2.2.X_to_3.0-xxx.tar.gz  /localdisk/defaultRepo
ステップ 6

ファイルがプライマリ サーバに転送された後、Cisco EPN Manager アップグレード イメージの MD5 チェックサム サイズをステップ 3 の値と比較して、破損していないことを確認します。

ステップ 7

プライマリ サーバで、Linux CLI ルート ユーザとしてログアウトします。 


su admin
ステップ 8

次のコマンドを実行してプライマリ サーバを停止します。 


ncs stop
ステップ 9

vmWare vSphere クライアント（OVA）または Cisco IMC サーバ（ベア メタル）から、/localdisk/defaultRepo にあるアップグレード ファイルを使用してプライマリ サーバをアップグレードします。 


application upgrade filename defaultRepo
filename は /localdisk/defaultRepo にあるアップグレード ファイルです。次に例を示します。 

application upgrade CEPNM-Upgrade-2.2.X_to_3.0-xxx.tar.gz defaultRepo
ステップ 10

実行中の ADE-OS 設定を保存するかどうか、およびアップグレードを続行するかどうかを確認するメッセージがスクリプトによって表示されます。両方の質問に yes と回答します。

Save the current ADE-OS running configuration? (yes/no) [yes] ? yes

Please ensure you have a backup of the system before proceeding.Proceed with the application install ? (yes/no) [yes] ? yes

この手順は、アプリケーション データベースのサイズによっては、完了するまでに 180 分以上かかる場合があります。ただし、プリマリ サーバのアップグレードが進行中である場合は、次の手順を使用して続行できます。アップグレードが完了すると、プライマリ サーバはアップグレードの一部として自動的に再起動されます。

ステップ 11

セカンダリ サーバに Cisco EPN Manager 3.0 をインストールします（このサーバで新規インストールを実行します）。

  • OVA/VM のインストール：次の手順を実行します。
    1. 既存の VM の削除：
      1. VMware vSphere クライアントを起動します。
      2. 削除する VM を選択し、[ゲストのシャットダウン（Shut Down Guest）] を選択します。
      3. VM をもう一度選択し、[ディスクからの削除（Delete From Disk）] を選択します。
      4. 表示された確認メッセージで、[はい（Yes）] をクリックします。
    2. VMware vSphere クライアントからの OVA の展開
    3. セカンダリ サーバに Cisco EPN Manager をインストールします。「サーバへの Cisco EPN Manager のインストール」を参照してください。
    （注）   
    （OVA/VM）セカンダリ サーバに同じ IP アドレスを保持する場合は、まず vmWare vSphere クライアントからその IP アドレスを削除した後、OVA の展開時に元のアドレスを使用する必要があります。
  • ISO/ベア メタルのインストール：次の項の手順を実行します。
    （注）   
    以降の項で説明するインストール手順は、「ベア メタルの要件」で説明されている UCS サーバ タイプとハードウェアの要件に固有です。
    1. ベア メタル Cisco UCS サーバの設定
    2. サーバへの Cisco EPN Manager のインストール
ステップ 12

コンプライアンス エンジンのタイム ゾーンを更新します。

  1. Linux CLI のルート ユーザとしてプライマリ サーバにログインします（「Linux CLI ユーザとしてのログインとログアウト」を参照）。
  2. ソフト リンクを使用してタイム ゾーンを更新します（次のコマンドは 1 行です）。 
    
ln -sf /usr/share/zoneinfo/$(grep ^clock /storedconfig/active/startup-config | cut -d " " -f 3) /etc/localtime
ステップ 13

プライマリ サーバ：

  1. サーバを起動し、サーバが再起動していることを確認します。
  2. ncs status コマンドを実行して、ヘルス モニタ プロセスとその他のプロセスが再起動したことを確認します。最低でもヘルス モニタ、データベース、NMS、SAM デーモン、DA デーモン、コンプライアンス エンジンの各サービスが稼働していることを確認します。最適な Cisco EPN Manager 機能を使用するには、すべてのサービスが稼働している必要があることに注意してください。
ステップ 14

セカンダリ サーバで次の手順を実行します。

  1. サーバが再起動していることを確認します。
  2. ncs status コマンドを実行して、ヘルス モニタ プロセスとその他のプロセスが再起動したことを確認します。最低でもヘルス モニタ、データベース、NMS、SAM デーモン、DA デーモン、コンプライアンス エンジンの各サービスが稼働していることを確認します。最適な Cisco EPN Manager 機能を使用するには、すべてのサービスが稼働している必要があることに注意してください。
ステップ 15

プライマリ サーバでアップグレード後のタスクを実行します。「アップグレード後のタスク」を参照します。

ステップ 16

アップグレード後のタスクを完了したら、プライマリ サーバにセカンダリ サーバを登録して HA を設定します。ステップ 1 で保存した情報を使用します。登録プロセスはプライマリ サーバから実行する必要があります。詳細については、『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のプライマリ サーバへのセカンダリ サーバの登録に関する項を参照してください。

バックアップ/復元アップグレード（高可用性）

HA 環境でのバックアップ/復元のアップグレードには、次の手順で詳しく説明する次の基本的な手順が含まれます。

  1. HA を削除します。
  2. データをリモート リポジトリにバックアップします。
  3. プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方で Cisco EPN Manager の新規インストールを実行します。
  4. プライマリ サーバでバックアップ データを復元します。
  5. HA を再設定します。

はじめる前に

  • 展開が「高可用性インストールの前提条件」に記載されている HA の一般的な要件を満たしていることを確認します。
  • 展開がCisco EPN Manager 3.0 へのアップグレードの前提条件に記載されているアップグレード固有の要件を満たしていることを確認します。
  • 新しいサーバが少なくともバックアップ元のサーバと同じハードウェア仕様であることを確認します。
  • 以前のサーバが使用するリモート バックアップ リポジトリの場所に注意してください（該当する場合）。新しいサーバと同じバックアップ場所を設定する必要があります。
  • HA を有効にしたときに作成したパスワード（認証キー）があることを確認します。セカンダリ サーバで Cisco EPN Manager 3.0 のインストールを実行するために必要になります。

手順

ステップ 1

プライマリ サーバで、高可用性設定を削除します。

  1. 管理者権限を持つユーザとして Cisco EPN Manager にログインします。
  2. [管理（Administration）] > [設定（Settings）] > [高可用性（High Availability）] を選択します。
  3. HA 設定を書き留めます。アップグレード後に HA を再設定するには、この情報が必要です。
  4. 左側のナビゲーション領域で [HA 設定（HA Configuration）] を選択し、[削除（Remove）] をクリックします。
  5. 削除操作が完了するまで待ちます。
  6. 左側のナビゲーション領域で、[HA 設定（HA Configuration）] をクリックし、[設定モード（Configuration Mode）] フィールドに [HA 設定なし（HA Not Configured）] が表示されていることを確認します。
ステップ 2

データをリモート リポジトリにバックアップします。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のバックアップに関するトピックを参照してください。

（注）   
リモート リポジトリがない場合は、リポジトリを設定します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のリモート バックアップ リポジトリに関するトピックを参照してください。
ステップ 3

高可用性展開での Cisco EPN Manager 3.0 のインストールに記載されているように、Cisco EPN Manager 3.0 を新しい 2 台のサーバにインストールします。

ステップ 4

インストールが完了したら、新しいプライマリ サーバを設定して、以前のプライマリ サーバと同じリモート バックアップ リポジトリ（ステップ 2 で使用したリポジトリ）を使用します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のリモート バックアップ リポジトリに関するトピックを参照してください。

ステップ 5

プライマリ サーバ（のみ）で、リモート リポジトリからバックアップを復元します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のデータ復元に関するトピックを参照してください。

（注）   
プライマリ サーバでの復元操作の実行のみが必要です。HA が再び有効になると、セカンダリ サーバはプライマリ サーバと同期されます。
ステップ 6

プライマリ サーバ：

  1. サーバが再起動していることを確認します。
  2. ncs status コマンドを実行して、ヘルス モニタ プロセスとその他のプロセスが再起動したことを確認します。最低でもヘルス モニタ、データベース、NMS、SAM デーモン、DA デーモン、コンプライアンス エンジンの各サービスが稼働していることを確認します。最適な Cisco EPN Manager 機能を使用するには、すべてのサービスが稼働している必要があることに注意してください。
ステップ 7

プライマリ サーバの ncs status 出力に Compliance engine is stopped が表示される場合は、次の操作を行います。

  1. Cisco EPN Manager を停止します。 
    
ncs stop
  2. Linux CLI ルート ユーザとしてログインします（「Linux CLI ユーザとしてのログインとログアウト」を参照）。
  3. ソフト リンクを使用してタイム ゾーンを更新します（次のコマンドは 1 行です）。 
    
ln -sf /usr/share/zoneinfo/$(grep ^clock /storedconfig/active/startup-config | cut -d " "  -f 3) /etc/localtime
ステップ 8

復元が完了したら、プライマリ サーバでアップグレード後のタスクを実行します。「アップグレード後のタスク」を参照します。

ステップ 9

プライマリ サーバにセカンダリ サーバを登録して HA を再設定します。ステップ 1 で保存した情報を使用します。登録プロセスはプライマリ サーバから実行する必要があります。詳細については、『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のプライマリ サーバへのセカンダリ サーバの登録に関する項を参照してください。

アップグレード後のタスク

  • Cisco Smart Licensing を使用している場合、cisco.com の Cisco Smart Software Manager（CSSM）に、Cisco EPN Manager を再登録します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のライセンスの管理を説明するトピックを参照してください。
  • すべてのデバイスのインベントリを次のようにデータベースと同期します。
    1. Cisco EPN Manager GUI で、[モニタ（Monitor）] > [ネットワーク デバイス（Network Devices）] を選択します。
    2. すべてのデバイスを選択し、[同期（Sync）] をクリックします。
  • アップグレードされた Cisco EPN Manager サーバへの接続を試行する前に、Cisco EPN Manager の以前のバージョンにアクセスしたすべてのクライアント マシンのブラウザ キャッシュをクリアするようにユーザに指示します。
  • アップグレード前に外部 AAA を使用していた場合は、外部認証をもう一度設定します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のユーザ管理に関するトピックを参照してください。
  • アップグレード中に、Cisco EPN Manager ホーム ページがデフォルトのホーム ページ（[はじめに（Getting Started）] ページ）にリセットされます。ユーザは、[はじめに（Getting Started）] ページまたはページの右上にある [設定（Settings）] メニューから、独自のデフォルト ホーム ページを選択できます。
  • すべてのダッシュボードを次のようにリセットします。
    1. 任意のダッシュボードを開きます。
    2. ダッシュボードの右上にある [設定（Settings）] をクリックします。
    3. [ダッシュボードの管理（Manage Dashboards）] > [すべてのダッシュボードのリセット（Reset All Dashboards）] を選択します。

（注）  
リセット ダッシュボード操作では、既存のユーザ定義のダッシュボード タブが削除されるため、再作成する必要があります。リセット ダッシュボード操作は、バックアップ/復元またはアップグレードタスク後に実行する必要がありません。

（注）  
リセット ダッシュボード操作は、バックアップ/復元またはアップグレードタスク後に実行する必要がありません。

以前のバージョンの Cisco EPN Manager への復帰

この項では、高可用性環境と標準環境の両方で、Cisco EPN Manager をインストールした後に Cisco EPN Manager の以前のバージョンに戻す方法について説明します。これは手動プロセスであり、自動ロールバックはサポートされていません。


（注）  
「データのコピーの作成」で説明したように、Cisco EPN Manager インストールする前にデータのコピーを作成していた場合にのみ、以前のバージョンに戻すことができます。

以前のバージョンの Cisco EPN Manager に戻す手順は、データのコピーの作成に使用した方法によって異なります。

データ復元を使用して以前のバージョンに戻す

バックアップ機能を使用してデータのコピーを作成した場合は、次の手順のいずれかを使用して Cisco EPN Manager の以前のバージョン（非 HA または HA）に戻します。

非 HA 環境の場合は、次の手順を実行します。

  1. Cisco EPN Manager の以前のリリース（バックアップ元のリリース）を再インストールします。

  2. バックアップからデータを復元します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のデータ復元に関するトピックを参照してください。

HA 環境の場合は、次の手順を実行します。

  1. プライマリ サーバとセカンダリ サーバで Cisco EPN Manager の以前のリリース（バックアップを行ったリリース）を再インストールします。

  2. プライマリ サーバで、バックアップからデータを復元します。『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のデータ復元に関するトピックを参照してください。

  3. HA を設定し、プライマリ サーバにセカンダリ サーバを登録します。登録プロセスはプライマリ サーバから実行する必要があります。詳細については、『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のプライマリ サーバへのセカンダリ サーバの登録に関する項を参照してください。

VM のスナップショットを使用して以前のバージョンに戻す

インストールに VM を使用しており、インストール前に VM のスナップショットを取得した場合は、次のいずれかの手順に従って、Cisco EPN Manager の以前のバージョンに戻します（非 HA または HA）。

非 HA 環境の場合は、次の手順を実行します。
  1. VM をシャットダウンします。
  2. VM のスナップショットを復元します。
  3. VM を起動します。
  4. Cisco EPN Manager を起動します。 
    
ncs start
HA 環境の場合は、次の手順を実行します。
  1. プライマリとセカンダリの VM サーバをシャットダウンします。
  2. 両方のサーバで VM のスナップショットを復元します。
  3. プライマリとセカンダリの VM サーバを起動します。
  4. プライマリ サーバとセカンダリ サーバで Cisco EPN Manager を起動します。 
    
ncs start
  5. HA を設定し、プライマリ サーバにセカンダリ サーバを登録します。登録プロセスはプライマリ サーバから実行する必要があります。詳細については、『Cisco Evolved Programmable Network Manager User and Administrator Guide』のプライマリ サーバへのセカンダリ サーバの登録に関する項を参照してください。

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