HyperFlex ストレッチ クラスタを作成する時に以下のガイドラインを考慮してください。

• HyperFlexストレッチ クラスタ機能を使用するには、HXDP Enterprise Edition のライセンスが必要です。

• VM ロード バランシングや VM 移行などのフル機能の HyperFlex ストレッチ クラスタ機能には、vSphere Enterprise Plus ライセンスが必要です。

• DRS が [Enabled]であることを確認します。

• サポートされているストレッチ クラスタ スケール：

  • 各サイトに最低 2 つのノードが必要です。両方のサイトにわたる最小の全体的なクラスタ サイズは 4 です。

  • 小型フォーム ファクタ (SFF)。両方のサイトにわたるクラスタの最大サイズは 64 です。コンバージド ノードの最大数は、サイトあたり 16 です。1 サイトあたりのノードの最大制限は 32 を超えてはなりませんが、コンバージド ノードに対するコンピューティングの比率は 2：1 にすることができます。たとえば、サイトごとに、11 のコンバージドと 21 のコンピューティング ノードを設定できます。

  • 大型フォーム ファクタ (LFF)。最大クラスタ サイズは 48 です。コンバージド ノードの最大数は、サイトごとの 8 です。1 サイトあたりのノードの最大制限は 24 を超えてはなりませんが、コンバージド ノードに対するコンピューティングの比率は 2：1 にすることができます。たとえば、サイトごと 8 のコンバージドおよび 16 のコンピューティング ノードを設定できます。

• 各サイトに冗長ファブリック インターコネクト設定が必要です。

• 両方のサイト間で対称クラスタ設定が必要です。ノードの数と HX ノードのモデルは、両方のサイトで同じである必要があります。

• VM が作成される前に VMware HA と DRS が有効になっている場合のみ、VM はサイト アフィニティ内に正しく配置されます。それ以外の場合、適切なアフィニティのための VM の正しい配置は保証されません。

• HyperFlex ネイティブ レプリケーションは、ストレッチ クラスタ間、およびストレッチ クラスタと標準クラスタ間でサポートされています。

• HyperFlex リリース 3.0 から、HyperFlex リリース3.0 以降で実行されているストレッチ クラスタを現在のリリースにアップグレードできます。詳細については、拡大されたクラスタのアップグレードを参照してください。

• それぞれの関係を持つ、サイトごとに 2 つのデータストアをもつことがベストプラクティスです。

HyperFlex ストレッチ クラスタを作成する際には、以下の制限事項を考慮してください。

• 自己暗号化ドライブ（SED）はサポートされていません。ただし、VM ベースのサードパーティ製ソフトウェア暗号化がサポートされています。

• オーバーレイ ネットワークおよび L3 プロトコルはサポートされていません。L2 隣接関係は、データと管理ネットワークに必要です。

• サイト障害後の VM の自動フェールバックはサポートされていません。フェールオーバー VM を手動でサイトに移行する必要があります。

• ストレッチ クラスタ Hyper-V プラットフォーム ではサポートされていません

• オンライン ローリング アップグレードは HX データ プラットフォームでのみサポートされています。Cisco UCS Manager および VMware ESXi のアップグレードは、一度にノードごとに手動で行うか、オフライン状態のときに実行する必要があります。

• スタンドアロン クラスタからストレッチ クラスタ設定へのアップグレードはサポートされていません。

• ストレッチ クラスタは M5 ノードでのみでサポートされます。M4/M5 混合クラスタはサポートされていません。

• すべての NVMe 統合ノードはサポートされていません。

• ハードウェア アクセラレーション エンジン (HX) はサポートされていません。

• 共有ウィットネス VM は、ストレッチ クラスタ展開ではサポートされていません。