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目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco APIC のクラスタの拡大とは、正当な境界内で、クラスタ サイズを N から N+1 へサイズの不一致を増加させる動作です。 オペレータが管理クラスタ サイズを設定し、適切なクラスタ ID の APIC を接続すると、クラスタが拡張を実行します。
クラスタの拡大時は、APIC コントローラを物理的に接続した順序に関係なく、APIC の ID 番号順に検出および拡大が実行されます。 たとえば、APIC2 が APIC1 の後で検出され、APIC3 が APIC2 の後に検出され、以降、クラスタに追加する必要のあるすべての APIC が検出されるまで続行されます。 各 APIC が順番に検出されるとともに、単一または複数のデータ パスが確立され、パスに沿ってすべてのスイッチがファブリックに参加します。 拡張プロセスは稼動中のクラスタ サイズが管理クラスタ サイズと同等に達するまで続行されます。
Cisco APIC クラスタの縮小とは、正当な境界内で、クラスタ サイズ N から N -1 へサイズの不一致を軽減する動作です。 縮小によってクラスタ内の残りの APIC の計算およびメモリの負荷が増大し、解放された APIC クラスタのスロットはオペレータ入力だけで使用できなくなります。
クラスタの縮小の際は、クラスタ内の最後の APIC を最初に解放し、以降逆順で連続的に行います。 たとえば、APIC4 は APIC3 の前に解放し、APIC3 は APIC2 の前に解放する必要があります。
APIC クラスタは複数の APIC コントローラで構成され、ACI ファブリックに対する統合されたリアルタイム モニタリング、診断および構成管理機能がオペレータに提供されます。 最適なシステム パフォーマンスが得られるように、APIC クラスタを変更する場合は次のガイドラインに従ってください。
![]() (注) |
クラスタへの変更を開始する前に、必ずその状態を確認してください。 クラスタに対して計画した変更を実行するときは、クラスタ内のすべてのコントローラが正常である必要があります。 クラスタ内の 1 つ以上の APIC コントローラが正常でない場合は、先に進む前にその状況を修復してください。 APIC クラスタの健全性の問題の解決についての詳細は、『Cisco APIC Troubleshooting Guide』を参照してください。 |
クラスタを管理する場合、次の一般的ガイドラインに従ってください。
APIC クラスタ サイズを拡大するには、次のガイドラインに従ってください。
クラスタの拡大がファブリックのワークロードの要求に影響しないときに、クラスタの拡大を予定します。
ハードウェア インストレーション ガイドの手順に従って、新しい APIC コントローラを準備します。 PING テストでインバンド接続を確認します。
クラスタの目標サイズを既存のクラスタ サイズ コントローラ数に新規コントローラ数を加えた数になるように増やします。 たとえば、既存のクラスタ サイズ コントローラの数が 3 で、3 台のコントローラを追加する場合は、新しいクラスタの目標サイズを 6 に設定します。 クラスタは、クラスタにすべての新規コントローラが含まれるまで一度にコントローラ 1 台ずつ順にサイズを増やします。
![]() (注) |
既存の APIC コントローラが利用できなくなった場合、クラスタの拡大は停止します。 クラスタの拡大を進める前に、この問題を解決します。 |
各アプライアンスの追加時に APIC が同期化しなければならないデータ量によって、拡大処理を完了するために必要な時間はアプライアンスごとに 10 分を超える可能性があります。 クラスタが正常に拡大すると、APIC の運用サイズと目標サイズが同じになります。
![]() (注) |
APIC がクラスタの拡大を完了するまでは、クラスタに追加の変更をしないようにします。 |
APIC クラスタのサイズを縮小し、クラスタから削除された APIC コントローラを解放するには、次のガイドラインに従います。
![]() (注) |
縮小したクラスタから APIC コントローラを解放し、電源オフする正しい手順を実行しないと、予期しない結果を招く可能性があります。 認識されていない APIC コントローラをファブリックに接続されたままにしないでください。 |
クラスタ サイズを小さくすると、残りの APIC コントローラの負荷が増大します。 クラスタの同期がファブリックのワークロードの要求に影響しないときに、APIC コントローラ サイズの縮小を予定します。
クラスタの目標サイズを新たな低い値に減らします。 たとえば、既存のクラスタ サイズが 6 で、3 台のコントローラを削除する場合は、クラスタの目標サイズを 3 に減らします。
既存のクラスタ内でコントローラ ID の番号が最大のものから、APIC コントローラを 1 台ずつ、解放、電源オフ、接続解除し、クラスタが新規の小さい目標サイズになるまで行います。
各コントローラを解放および削除するごとに、APIC はクラスタを同期します。
既存の APIC コントローラが使用できなくなると、クラスタの同期が停止します。 クラスタの同期を進める前に、この問題を解決します。
コントローラの削除の際に APIC が同期すべきデータの量により、各コントローラの解放とクラスタの同期を完了するために要する時間は、コントローラごとに 10 分以上になる可能性があります。
![]() (注) |
クラスタに追加の変更を行う前に、必要な解放手順全体を完了し、APIC がクラスタの同期を完了できるようにしてください。 |
クラスタは、実際のサイズを目標サイズに合わせます。 目標サイズが実際のサイズよりも大きい場合、クラスタ サイズが拡大します。
ステップ 1 |
APIC クラスタのサイズを拡大するために目標のクラスタ サイズを設定します。 例: POST https://<IP address>/api/node/mo/uni/controller.xml <infraClusterPol name='default' size=3/> |
ステップ 2 | クラスタに追加する APIC コントローラを物理的に接続します。 |
ステップ 1 |
メニュー バーで、 ペインで、 を展開します。 を選択します。 [Navigation] クラスタ内にある [apic_controller_name] で、これから解放するコントローラ以外のものを選択します。 [Work] ペインに、クラスタの詳細が表示されます。 これには、現在の対象クラスタとその現在のサイズ、およびそのクラスタ内の各コントローラの管理、運用、ヘルスのステータスが含まれます。 |
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ステップ 2 | クラスタの縮小に進む前に、クラスタのヘルス ステータスが [Fully Fit] であることを確認します。 | ||
ステップ 3 | [Work] ペインで、 をクリックします。 | ||
ステップ 4 |
[Change Cluster Size] ダイアログボックスの [Target Cluster Administrative Size] フィールドで、縮小したいクラスタの目標数を選択します。 [Submit] をクリックします。
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ステップ 5 |
[Work] ペインの [Controllers] 領域で、クラスタ内の最後の APIC を選択します。 例:3 台からなるクラスタの場合、クラスタ内の最後になるのは、コントローラ ID 3 です。 |
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ステップ 6 | ダイアログボックスが表示されます。 [Yes] をクリックします。 解放されたコントローラは [Operational State] をクリックします。 [Confirmation] 列に [Unregistered] と表示されます。 コントローラは、稼動対象外になり、[Work] ペインに表示されなくなります。 | ||
ステップ 7 |
コントローラ ID の番号で最大から最小に向かう正しい順序でクラスタ内のすべての APICについて、上記のコントローラを 1 つずつ解放する手順を繰り返します。
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クラスタは、実際のサイズを目標サイズに合わせます。 目標サイズが実際のサイズより小さい場合、クラスタ サイズは縮小します。
ステップ 1 |
APIC クラスタのサイズを縮小するため、目標のクラスタ サイズを設定します。 例: POST https://<IP address>/api/node/mo/uni/controller.xml <infraClusterPol name='default' size=1/> |
ステップ 2 |
クラスタ縮小のための APIC1 上の APIC3 の解放 例: POST https://<IP address>/api/node/mo/topology/pod-1/node-1/av.xml <infraWiNode id=3 adminSt='out-of-service'/> |
ステップ 3 |
クラスタ縮小のための APIC1 上の APIC2 の解放 例: POST https://<IP address>/api/node/mo/topology/pod-1/node-1/av.xml <infraWiNode id=2 adminSt='out-of-service'/> |
目次
この章の内容は、次のとおりです。
Cisco APIC Cluster のクラスタの拡大
Cisco APIC のクラスタの拡大とは、正当な境界内で、クラスタ サイズを N から N+1 へサイズの不一致を増加させる動作です。 オペレータが管理クラスタ サイズを設定し、適切なクラスタ ID の APIC を接続すると、クラスタが拡張を実行します。
クラスタの拡大時は、APIC コントローラを物理的に接続した順序に関係なく、APIC の ID 番号順に検出および拡大が実行されます。 たとえば、APIC2 が APIC1 の後で検出され、APIC3 が APIC2 の後に検出され、以降、クラスタに追加する必要のあるすべての APIC が検出されるまで続行されます。 各 APIC が順番に検出されるとともに、単一または複数のデータ パスが確立され、パスに沿ってすべてのスイッチがファブリックに参加します。 拡張プロセスは稼動中のクラスタ サイズが管理クラスタ サイズと同等に達するまで続行されます。
Cisco APIC クラスタの縮小
Cisco APIC クラスタの縮小とは、正当な境界内で、クラスタ サイズ N から N -1 へサイズの不一致を軽減する動作です。 縮小によってクラスタ内の残りの APIC の計算およびメモリの負荷が増大し、解放された APIC クラスタのスロットはオペレータ入力だけで使用できなくなります。
クラスタの縮小の際は、クラスタ内の最後の APIC を最初に解放し、以降逆順で連続的に行います。 たとえば、APIC4 は APIC3 の前に解放し、APIC3 は APIC2 の前に解放する必要があります。
クラスタ管理の注意事項
APIC クラスタは複数の APIC コントローラで構成され、ACI ファブリックに対する統合されたリアルタイム モニタリング、診断および構成管理機能がオペレータに提供されます。 最適なシステム パフォーマンスが得られるように、APIC クラスタを変更する場合は次のガイドラインに従ってください。
(注)
クラスタへの変更を開始する前に、必ずその状態を確認してください。 クラスタに対して計画した変更を実行するときは、クラスタ内のすべてのコントローラが正常である必要があります。 クラスタ内の 1 つ以上の APIC コントローラが正常でない場合は、先に進む前にその状況を修復してください。 APIC クラスタの健全性の問題の解決についての詳細は、『Cisco APIC Troubleshooting Guide』を参照してください。
クラスタを管理する場合、次の一般的ガイドラインに従ってください。
APIC クラスタ サイズの拡大
APIC クラスタ サイズを拡大するには、次のガイドラインに従ってください。
クラスタの拡大がファブリックのワークロードの要求に影響しないときに、クラスタの拡大を予定します。
ハードウェア インストレーション ガイドの手順に従って、新しい APIC コントローラを準備します。 PING テストでインバンド接続を確認します。
クラスタの目標サイズを既存のクラスタ サイズ コントローラ数に新規コントローラ数を加えた数になるように増やします。 たとえば、既存のクラスタ サイズ コントローラの数が 3 で、3 台のコントローラを追加する場合は、新しいクラスタの目標サイズを 6 に設定します。 クラスタは、クラスタにすべての新規コントローラが含まれるまで一度にコントローラ 1 台ずつ順にサイズを増やします。
(注)
既存の APIC コントローラが利用できなくなった場合、クラスタの拡大は停止します。 クラスタの拡大を進める前に、この問題を解決します。各アプライアンスの追加時に APIC が同期化しなければならないデータ量によって、拡大処理を完了するために必要な時間はアプライアンスごとに 10 分を超える可能性があります。 クラスタが正常に拡大すると、APIC の運用サイズと目標サイズが同じになります。
(注)
APIC がクラスタの拡大を完了するまでは、クラスタに追加の変更をしないようにします。APIC クラスタのサイズ縮小
APIC クラスタのサイズを縮小し、クラスタから削除された APIC コントローラを解放するには、次のガイドラインに従います。
(注)
縮小したクラスタから APIC コントローラを解放し、電源オフする正しい手順を実行しないと、予期しない結果を招く可能性があります。 認識されていない APIC コントローラをファブリックに接続されたままにしないでください。
クラスタ サイズを小さくすると、残りの APIC コントローラの負荷が増大します。 クラスタの同期がファブリックのワークロードの要求に影響しないときに、APIC コントローラ サイズの縮小を予定します。
クラスタの目標サイズを新たな低い値に減らします。 たとえば、既存のクラスタ サイズが 6 で、3 台のコントローラを削除する場合は、クラスタの目標サイズを 3 に減らします。
既存のクラスタ内でコントローラ ID の番号が最大のものから、APIC コントローラを 1 台ずつ、解放、電源オフ、接続解除し、クラスタが新規の小さい目標サイズになるまで行います。
各コントローラを解放および削除するごとに、APIC はクラスタを同期します。
既存の APIC コントローラが使用できなくなると、クラスタの同期が停止します。 クラスタの同期を進める前に、この問題を解決します。
コントローラの削除の際に APIC が同期すべきデータの量により、各コントローラの解放とクラスタの同期を完了するために要する時間は、コントローラごとに 10 分以上になる可能性があります。
(注)
クラスタに追加の変更を行う前に、必要な解放手順全体を完了し、APIC がクラスタの同期を完了できるようにしてください。GUI を使用した APIC クラスタの拡大
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 ペインで、 を展開します。 を選択します。 [Navigation] 拡大したいクラスタ内にある [apic_controller_name] を選択する必要があります。
[Work] ペインに、クラスタの詳細が表示されます。 これには、現在の対象クラスタとその現在のサイズ、およびそのクラスタ内の各コントローラの管理、運用、およびヘルスの ステータスが含まれます。ステップ 2 クラスタの縮小に進む前に、クラスタのヘルス ステータスが [Fully Fit] であることを確認します。 ステップ 3 [Work] ペインで、 をクリックします。 ステップ 4 [Change Cluster Size] ダイアログボックスの、[Target Cluster Administrative Size] フィールドで、目的のクラスタ サイズの数字を選択します。 [Submit] をクリックします。
(注) クラスタ サイズとして 2 台の APIC コントローラは許容されません。 1 台、または 3 台以上の APIC コントローラのクラスタは許容範囲内です。
ステップ 5 [Confirmation] ダイアログボックスで、[Yes] をクリックします。 [Work] ペインで [Properties] の下の [Target Size] フィールドに目的のクラスタ サイズが表示されている必要があります。 ステップ 6 クラスタに追加するすべての APIC コントローラを物理的に接続します。 [Work] ペインの 領域に、APIC コントローラが 1 台ずつ追加され、N + 1 から順に目的のクラスタ サイズになるまで表示されます。 ステップ 7 APIC コントローラが動作状態にあり、各コントローラのヘルス ステータスが [Fully Fit] であることを確認します。
GUI を使用した APIC クラスタの縮小
手順
ステップ 1 メニュー バーで、 ペインで、 を展開します。 を選択します。 [Navigation] クラスタ内にある [apic_controller_name] で、これから解放するコントローラ以外のものを選択します。
[Work] ペインに、クラスタの詳細が表示されます。 これには、現在の対象クラスタとその現在のサイズ、およびそのクラスタ内の各コントローラの管理、運用、ヘルスのステータスが含まれます。ステップ 2 クラスタの縮小に進む前に、クラスタのヘルス ステータスが [Fully Fit] であることを確認します。 ステップ 3 [Work] ペインで、 をクリックします。 ステップ 4 [Change Cluster Size] ダイアログボックスの [Target Cluster Administrative Size] フィールドで、縮小したいクラスタの目標数を選択します。 [Submit] をクリックします。
(注) クラスタ サイズとして 2 台の APIC コントローラは許容されません。 1 台、または 3 台以上の APIC コントローラのクラスタは許容範囲内です。
ステップ 5 [Work] ペインの [Controllers] 領域で、クラスタ内の最後の APIC を選択します。
例:3 台からなるクラスタの場合、クラスタ内の最後になるのは、コントローラ ID 3 です。ステップ 6 ダイアログボックスが表示されます。 [Yes] をクリックします。 解放されたコントローラは [Operational State] をクリックします。 [Confirmation] 列に [Unregistered] と表示されます。 コントローラは、稼動対象外になり、[Work] ペインに表示されなくなります。 ステップ 7 コントローラ ID の番号で最大から最小に向かう正しい順序でクラスタ内のすべての APICについて、上記のコントローラを 1 つずつ解放する手順を繰り返します。 APIC クラスタ内に必要なコントローラを残しておきます。
(注) 稼動クラスタのサイズが縮小するのは、最後のアプライアンスが解放されたときで、管理サイズを変更したときではありません。 各コントローラを解放した後、そのコントローラの動作状態が未登録になり、すでにクラスタ内で稼動していないことを確認します。
REST API を使用した APIC クラスタの縮小
手順
ステップ 1 APIC クラスタのサイズを縮小するため、目標のクラスタ サイズを設定します。
例:POST https://<IP address>/api/node/mo/uni/controller.xml <infraClusterPol name='default' size=1/>ステップ 2 クラスタ縮小のための APIC1 上の APIC3 の解放
例:POST https://<IP address>/api/node/mo/topology/pod-1/node-1/av.xml <infraWiNode id=3 adminSt='out-of-service'/>ステップ 3 クラスタ縮小のための APIC1 上の APIC2 の解放
例:POST https://<IP address>/api/node/mo/topology/pod-1/node-1/av.xml <infraWiNode id=2 adminSt='out-of-service'/>