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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1
Cisco Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1
このドキュメントでは、Cisco Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 の機能、制限事項、およびバグについて説明します。
注:Catalyst Center Global Manager 1.2.1 は段階的なロールアウトで利用できます。ソフトウェアの一般提供が開始されるまでは、シスコの営業担当者に連絡して、このリリースをリクエストしてください。
Catalyst Center Global Manager は、複数の Catalyst Center を容易に管理できる一括管理(SPoG)インターフェイスを提供するプラットフォームです。Catalyst Center Global Manager では、さまざまな Catalyst Center プラットフォームからの情報が単一の表示に統合されます。
たとえば、Catalyst Center が社内にいくつか展開されていて、それぞれが個々の区域に対して稼働しているとします。この場合、各 Catalyst Center に個別にログインする代わりにそれらの Catalyst Center を単一の Catalyst Center Global Manager に接続し、そこからすべてを監視できます。
Catalyst Center Global Manager の利点は次のとおりです。
● 効率の向上:情報およびツールを統合インターフェイスに集約することで、IT チームは、システムを切り替えることなく、より迅速にタスクを実行できます。
● サービスレベル契約(SLA)の改善:Catalyst Center Global Manager では、「解決までの時間」(TTR)メトリックに重点が置かれており、ネットワークフットプリントが拡大してもネットワーク管理チームの持続不可能な増員を必要とせず、SLA が改善されます。
● 可視性の強化:Catalyst Center Global Manager によって運用状況の包括的なビューが提供され、リソースの監視および管理、問題の特定、および情報に基づいた意思決定がより容易になります。
● 管理の簡素化:制御を一元化することで複雑さが軽減され、IT 部門のスタッフやマネージャによるシステムおよびプロセスの監視がより容易になります。
● 拡張性:一括管理システムは、組織内の成長や変化に対応して拡張できます。
Catalyst Center Global Manager により、次のことが可能です。
● ネットワークステータスの変化のサマリーを表示する
● 次のサマリーを監視する
◦ ルーティング
◦ スイッチング
◦ ワイヤレス
◦ エンドポイント
◦ ソフトウェア定義型アクセス
Catalyst Center Global Manager は、どこからでもアクセス可能な単一のダッシュボードによってグローバルな大規模展開を管理するための完全なソリューションとして利用できます。このプラットフォームは、すべての分散拠点にわたるネットワークの正常性の概要を示し、キャンパス、ポリシー、および WAN 環境のフルスタックの可視化を実現します。また、さまざまな Catalyst Center 展開とそのデバイス、エンドポイント、またはユーザーのグローバル検索もサポートしており、Catalyst Center へのシームレスな相互起動を可能にします。この機能は、分散型の大規模システムを管理する場合に特に役立ち、ネットワークの一貫性と運用の効率性を確保できます。複数の Catalyst Center インスタンスを持つ大規模ネットワーク、地理的に分散したネットワーク、およびマネージド サービス プロバイダー(MSP)に最適です。
Catalyst Center Global Manager は、最大 25 台のコントローラと最大 10 人のアクティブユーザーの監視をサポートしています。コントローラは、継続的に正常に機能し、それぞれのネットワークを監視および制御します。
ここでは、このリリースで導入された新しいソフトウェア機能および変更されたソフトウェア機能について簡単に説明します。
表 1. Catalyst Center Global Manager 1.2.1 の新しいソフトウェア機能
製品への影響 |
機能 |
説明 |
セットアップの容易さ |
初回セットアップ |
Catalyst Center Global Manager での初回セットアップでは、Catalyst Center の Catalyst Center Global Manager への登録が、スマートアカウント(SA)/バーチャルアカウント(VA)ワークフローを使用して自動的に行われます。 注:初回セットアップでは、Cisco Commerce Workspace(CCW)を介してライセンスを取得するための注文を作成し、発注する必要があります。ライセンスを取得すると、Cloud Registration Service(CRS)ダッシュボードにプロファイルが自動的に作成されます。その後、同じアカウントを使用してダッシュボードにログインできます。 詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Create an order and automatic generation of profile」を参照してください。 |
セットアップの容易さ |
初回セットアップ後のナビゲーション |
初回セットアップが完了した後、Catalyst Center Global Manager の合理化された登録ナビゲーションにより、コントローラの不在を特定して管理できます。 デフォルトでは、このナビゲーションに、コントローラの登録、システム、およびアクティビティに関するワークフロー手順を含む概要が表示されます。 初回セットアップの後、Catalyst Center コントローラにログインすると、コントローラが登録されていない場合にコントローラを登録するための一般的な手順が示されます。コントローラが登録されると、そのユーザーに対して Catalyst Center Global Manager のすべての機能が有効になります。 |
セットアップの容易さ |
コントローラ登録 |
Catalyst Center Global Manager により、次のことが可能です。
● CCW を介した Catalyst Center Global Manager ライセンスの注文に使用したアカウントで、Catalyst Center Global Manager にコントローラを登録する。
詳細については、『
Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Create an order and automatic generation of profile」を参照してください。
● Catalyst Center からコントローラを登録する:次の 2 つの方法で、Catalyst Center からコントローラを登録できます。
◦ [Global Manager Integration] 設定ウィンドウに移動し、[Enroll] をクリックします。cisco.com ログイン情報で認証し、Catalyst Center Global Manager を登録します。 ◦ [Cisco Catalyst Center] 設定ページ > [Cisco Catalyst Cloud] に移動し、[Register] をクリックします。認証のために cisco.com ログインプロンプトが表示されます。ログイン後、[Global Manager Integration] 設定ウィンドウに進み、コントローラを Catalyst Center Global Manager に登録します。 注:cisco.com に登録済みの電子メールを使用して登録してください。Catalyst Center Global Manager に、新しく登録されたコントローラのトースト通知が表示されます。[Refresh] リンクをクリックすると、ページを更新して登録済みのコントローラのデータを表示できます。
● コントローラの [Global Manager Integration] 設定ページからコントローラを登録解除または登録する。
● [Cisco Catalyst Cloud] 設定ページから Catalyst Center Global Manager の登録を解除して、Catalyst Center Global Manager からすべてのコントローラの登録を解除する(CRS ポータルからプロファイルが自動的に要求解除される)。
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使いやすさ |
コントローラ |
[Controllers] ページには、すべての登録済み Catalyst Center コントローラに関する詳細情報が表示されます。 次の 2 つの方法で、[Controllers] ページに移動できます。 [Overview] ページで、コントローラの正常性ステータスをクリックします。 または、[System] から [Controllers] ページに移動します。 その後、コントローラ名を選択すると、詳細情報が表示されます。 相互起動は、[Controllers] ページでもサポートされています。[Controller] でコントローラ名をクリックして詳細を表示するか、相互起動して詳細を確認します。 |
使いやすさ |
サイト階層セレクタ |
Catalyst Center Global Manager の [Site Hierarchy] セレクタは、さまざまなコントローラにわたるすべてのサイトの集約ビューを提供します。複数のコントローラが同じサイト(Global/USA/East Coast など)を共有する場合、それらのサイトは結合され、サイトセレクタで単一のノードとして表示されます。ページに表示されるコンテンツは、選択したサイトに基づいてフィルタ処理されます。 [Site Hierarchy] セレクタには、各レベルの最初の 100 ノードが一覧表示されます。 特定のサイトを検索するには、文字列を入力し、Enter キーを押すか [Search] ボタンをクリックして検索を開始してください。 サイト階層およびサイト階層の更新の詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Site Hierarchy」を参照してください。 すべての関連コントローラの [Site management] から、[Site Hierarchy] 内のサイト名を変更できます。 注:建物とエリアの名前のみを変更できます。グローバルサイトとフロアの名前は変更できません。 サイト階層に含まれているサイトは、ファブリックサイトか非ファブリックサイトかに関係なく編集できます。ファブリックゾーンはサポートされていません。 新しいサイト名への変更が、コントローラ アシュアランス ダッシュボードと、Catalyst Center Global Manager の概要ページおよび第 2 レベルのページに反映されるまで約 15 ~ 30 分かかります。 |
使いやすさ |
概要 |
Catalyst Center Global Manager の [Overview] に、コントローラの正常性と、個々のコントローラに関する追加の詳細情報が含まれるようになりました。コントローラの正常性ステータスをクリックすると、選択内容に基づいてフィルタ処理されたデータを含む [Controllers] ページに移動します。 Catalyst Center Global Manager の [Overview] ページでは、Catalyst Center Global Manager に登録されているすべてのコントローラから、ネットワーク上の次のコンポーネントを監視できます。
● ネットワークステータスの変化のサマリーを表示する
◦ クリティカル アラート ◦ やや重大アラート ◦ 不良サイト
● デバイスのサマリーおよび正常性を監視する
◦ ルーティング:アラートの総数、アラートが発生しているサイト、物理および仮想ルータのデバイスタイプに関する正常性の詳細が表示されます。 ◦ スイッチング:アラートの総数、アラートが発生しているサイト、コア、ディストリビューション、およびアクセススイッチに関する正常性の詳細が表示されます。 ◦ ワイヤレス:比較的重大でないアラート、アラートが発生しているサイト、ワイヤレスコントローラ、およびアクセスポイントに関する正常性の詳細が表示されます。 ◦ エンドポイント:アラートの総数、アラートが発生しているサイト、ワイヤレス、および有線に関する正常性の詳細が表示されます。 ◦ ソフトウェア定義型アクセス:ファブリックサイト、中継、レイヤ 3 仮想ネットワーク、レイヤ 2 仮想ネットワークなどのファブリックエンティティに関する正常性の詳細が表示されます。 注:カードまたは問題数をクリックすると、対応する第 2 レベルのページ([Alerts]、[Device Infrastructure] > [Health]、[Device Infrastructure] > [Software-Defined Access]、[Endpoints] など)に移動し、関連する詳細情報を確認できます。コントローラから最新のデータをロードするには、[Refresh] をクリックします。 [Refresh] をクリックした後でも、ネットワークでイベントが発生してから、そのイベントが Catalyst Center Global Manager に表示されるまでに 20 分の遅延があります。
● 監視セクション内でダッシュレットを再配置するには、[Customize]
をクリックします。
● ロード完了の ERROR アラートが発生した場合は、[Loading] ステータスアイコンをクリックして、障害が発生したコントローラからのエラーを表示します。
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ソフトウェアの信頼性 |
Alerts |
Catalyst Center Global Manager の [Alerts] 機能を使用すると、注意が必要なネットワークアラートの詳細情報を表示および調査できます。これには、さまざまなアラートタイプと分析に関する情報が含まれており、個々のアラートがより多く発生しているサイトグループとセグメントタイプが強調表示されます。 アラートは、次のレベルに分類されます。
● 重大
● やや重大
● 比較的重大でない
● 情報
特定のアラートに関する詳細情報にアクセスするには、ページ下部の [Alert types] の下にあるアラート名をクリックします。追加情報がサイドパネルに表示されます。 |
使いやすさ |
ユーザーインターフェイスの強化されたエラーレポート |
このリリースにおける Catalyst Center Global Manager の機能拡張の一環として、すべての第 2 レベルのページにわたるページレベルのエラーレポートが導入されました。強化されたエラーレポートでは、到達不能なコントローラ、未許可のユーザー、不十分な権限、類似のエラーなどの、第 2 レベルのページに固有のさまざまなエラーメッセージが表示されます。注意が必要なエラーの数を確認できます。詳細情報を表示するには [Expand to view details] をクリックし、詳細表示を閉じるには [Collapse to details] をクリックします。 |
使いやすさ |
デバイスの正常性 |
Catalyst Center Global Manager の [Health] には、各デバイスの正常性に関するフィルタ処理された詳細情報が表示され、すべてのデバイスが最適かつセキュアに機能していることを確認できます。 各デバイスの正常性ステータスを表示するには、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードに移動し、[Device Infrastructure] > [Health] をクリックします。 正常性ステータスのカテゴリは、次のとおりです。
● [Poor health]:正常性スコアが 1 ~ 3 のデバイス。
● [Fair health]:正常性スコアが 4 ~ 7 のデバイス。
● [No health data]:データのないデバイス。
● [Good health]:正常性スコアが 8 ~ 10 のデバイス。
特定のデバイスに関する詳細情報を表示するには、[Devices] でデバイス名をクリックして各コントローラの [Device 360] ページを相互起動(それらに移動)します。 |
使いやすさ |
ソフトウェア定義型アクセスの正常性 |
Catalyst Center Global Manager の [Software-Defined Access] には、各ソフトウェア定義型アクセスの正常性に関するフィルタ処理された詳細情報が表示され、すべてのファブリックサイト、中継、レイヤ 3 仮想ネットワーク、およびレイヤ 2 仮想ネットワークが最適かつセキュアに機能していることを確認できます。 各ファブリックサイトの正常性ステータスを表示するには、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードに移動し、[Device Infrastructure] > [Software-Defined Access] をクリックします。 ここでの正常性ステータスのカテゴリは、[Device Health] のものと類似しています。 特定のファブリックサイトに関する詳細情報を表示するには、ファブリックサイト名、中継名、レイヤ 3 仮想ネットワーク、またはレイヤ 2 仮想ネットワークをクリックして各コントローラを相互起動(それらに移動)します。 |
使いやすさ |
エンドポイント |
エンドポイントは、[Overview] ダッシュボードのエンドポイント ダッシュレットとは別に、Catalyst Center Global Manager の第 2 レベルのページでも利用できるようになりました。 ワイヤレスエンドポイントと有線エンドポイントの両方に関する正常性の詳細が表示されます。ワイヤレスエンドポイントと有線エンドポイントの両方が、上位のサイトグループおよび上位のメトリックの情報に反映されます。[Endpoints] ページでも、Catalyst Center Global Manager にある他の第 2 レベルのページと同様に、追加の正常性カテゴリが提供されます。 特定のエンドポイントに関する詳細情報を表示するには、ワイヤレスエンドポイントまたは有線エンドポイントの [Endpoints] ページの [Endpoint] でエンドポイント名をクリックして、各コントローラページを相互起動します。 接続済み AP に関する詳細情報を表示するには、ワイヤレスエンドポイントの [Endpoints] ページでアクセスポイント(AP)名をクリックして、特定 AP ページの各コントローラの [Device 360] ページを相互起動します。同様に、接続済みスイッチに関する詳細情報を表示するには、有線エンドポイントの [Endpoints] ページで接続済みスイッチの名前をクリックして、特定コントローラスイッチページの各コントローラの [Device 360] ページを相互起動します。 |
使いやすさ |
状況対応ダッシュボード(ベータ版) |
状況対応ダッシュボードでは、Catalyst Center Global Manager で利用可能な、事前作成されたダッシュレットを使用して、カスタムページを設計できます。 詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Situational Dashboard」を参照してください。 |
使いやすさ |
新しい通知の作成 |
Catalyst Center Global Manager は、特定イベントの発生時における通知のトリガーのサポートを提供します。 新しい通知を作成するには、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードに移動し、[Workflows] > [Create a New Notification] をクリックします。 次の通知チャネルを選択できます。
●
[EMAIL]:電子メール通知を送信します。
●
[PAGERDUTY]:イベント通知を PagerDuty に投稿します。
●
[REST]:HTTP プッシュ API を介してデータを送信します。
●
[SNMP]:SNMP トラップを介してデータを送信します。
●
[SYSLOG]:Syslog サーバーにデータを送信します。
●
[WEBEX]:イベント通知を Webex に投稿します。
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API エクスペリエンス |
開発者ツールキット |
開発者ツールキットは、開発者が Catalyst Center Global Manager 環境内でアプリケーションを作成および管理するために役立つよう設計されています。 開発者ツールキットを表示するには、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードに移動し、[Platform] > [Developer Toolkit] をクリックします。 このツールキットは、新しい一連のインテント API を提供します。
● 認証
● イベント管理
● 自社のネットワークを知る
● サイト管理
● システム
これらの API の詳細については、[APIs] GUI で提供される Swagger ドキュメントを参照またはダウンロードしてください。 |
使いやすさ |
アクティビティ |
[Activities] ページでは、Catalyst Center Global Manager の監査ログの詳細を表示できます。 監査ログを表示するには、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードに移動し、[Activities] > [Audit Logs] をクリックします。 次の情報が提供されます。
● 作成された日付と時刻
● 説明
● カテゴリ(Category)
● 重大度(Severity)
● ユーザー
詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Activities」を参照してください。 |
使いやすさ |
[System 360] ビュー |
[System 360] には、Catalyst Center Global Manager で動作しているサービスに関する詳細情報が表示されます。この情報を使用して、特定のアプリケーションやサービスに関する問題のトラブルシューティングに役立てることができます。 Catalyst Center Global Manager では、[System 360] GUI は、クラスターツールでの監視のみサポートしています。 Catalyst Center Global Manager では、[System 360] GUI は、ホストごとのクラスターレベルサービスのビューを提供し、クラスターツールを介したサービスの監視を可能にします。また、ソフトウェア管理などのシステム管理操作や、バックアップに関する情報も提供します。バックアップ内では、NFS ストレージ設定を表示できます。そのため、次の機能がサポートされます。
● Hosts
● クラスターツール
● ソフトウェア管理
● バックアップ
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使いやすさ |
システム正常性ビュー |
このリリース以降、[System] ページの [System Health] セクションに、登録済みコントローラのトポロジビューが表示されるようになりました。これにより、必要に応じて、詳細情報を表示したり、各コントローラのシステム正常性ページを相互起動したりできます。 |
使いやすさ |
ソフトウェア管理 |
Catalyst Center Global Manager では、新しくインストールされたすべてのアプリケーションを表示し、アップグレード、パッケージのダウンロード、ダウングレードなどの操作履歴を含むリリースアクティビティを追跡できます。 |
ソフトウェアの信頼性 |
バックアップと復元 |
Catalyst Center Global Manager のバックアップには、システムレベルの設定と登録済みコントローラに関する情報が含まれます。Catalyst Center Global Manager では、バックアップ設定で、ネットワーク ファイル システム(NFS)とローカルバックアップの両方を設定できます。[Now] または [Daily] の 2 つのオプションでバックアップをスケジュールできます。バックアップは、すぐに実行することも、事前設定したスケジュールで実行するように設定することもできます。バックアップは、同じ Catalyst Center Global Manager に復元することも、同じトレイン内の異なる Catalyst Center Global Manager に復元することもできます。 |
使いやすさ |
設定 |
Catalyst Center Global Manager は、次の詳細情報を提供します。
● 証明書
● 外部サービス(External Services)
● システム設定
● ご利用条件
● 信頼性とプライバシー
詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「System」を参照してください。 |
使いやすさ |
ユーザーとロール |
Catalyst Center Global Manager は、ユーザーとロールの両方を使用して、コントローラ機能へのアクセスを管理します。既存のデフォルトロールを使用してユーザーを作成できます。そのため、同じユーザーがコントローラ側で必要な権限を持っている場合は、ユーザーとロールに基づいて Catalyst Center Global Manager 機能にアクセスできます。 Catalyst Center Global Manager のインストール時に、ネットワーク管理者権限を持つユーザーが作成されます。ネットワーク管理者ロールのユーザーは、Catalyst Center Global Manager でローカルユーザーを作成できます。 注:Catalyst Center Global Manager は、カスタムロールの作成をサポートしていません。組み込みのロール(SUPER-ADMIN、NETWORK-ADMIN、および OBSERVER)のみをサポートしています。さらに、Catalyst Center Global Manager のログインでは、外部認証メカニズムがサポートされています。
●
SUPER-ADMIN-ROLE は、すべてのアクセス権限が有効になっており、Catalyst Center Global Manager 展開を完全に制御できます。
●
OBSERVER-ROLE は、読み取り専用アクセス権を持ち、システム設定に含まれる特定の機密データを表示できません。
●
NETWORK-ADMIN-ROLE は、システム設定を変更できない汎用ロールです。
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使いやすさ |
Cross-launch |
相互起動とは、Catalyst Center Global Manager と同じログインユーザーを使用するコントローラのシングルサインオン認証です。 Catalyst Center Global Manager の機能拡張により、Catalyst Center Global Manager ダッシュボードから選択したコントローラの特定ページを相互起動するときの確認ポップアップウィンドウがなくなりました。この変更により、各コントローラに迅速に移動できます。 相互起動は、Catalyst Center Global Manager 内のすべてのページから利用できます。 |
使いやすさ |
すべてのコントローラのグローバル検索 |
Catalyst Center Global Manager では、すべてのコントローラを対象としたグローバル検索の機能がアップグレードされ、より包括的かつ効率的な検索機能になりました。この機能拡張により、アプリケーション、サイト、およびユーザー固有のデータがサポートされるようになりました。 Catalyst Center Global Manager は、次のグローバル検索カテゴリをサポートしています。
● デバイス
● エンドポイント
● アプリケーション
● サイト
● ユーザー
詳細については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Global search」を参照してください。 |
この Catalyst Center Global Manager リリースには、解決済みのバグはありません。
このソフトウェアリリースには、現在のリリースおよび最初に特定された以前のリリースに適用される未解決のバグが含まれている可能性があります。詳細を確認するには、バグ ID をクリックして、バグ検索ツールにアクセスします。
Catalyst Center Global Manager の未解決の問題
表 2. Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 の未解決の問題
不具合 ID |
説明 |
Catalyst Center Global Manager GUI にアクセスしたブラウザのタブで、ターゲットコントローラから一度でもログアウトしている場合、Catalyst Center 2.3.7.9(オンプレミスと仮想アプライアンスの両方)および 3.1.1 コントローラを相互起動しようとすると、404 エラーが発生する可能性があります。 |
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Catalyst Center Global Manager のデバイス正常性分析フィルタが、「グローバル」サイトタイプのデバイスに対して正しく機能しません。 これは、グローバルに管理され、現在システム内で割り当てられていないデバイスに関する正常性分析データを、正確にフィルタ処理または表示できない可能性があることを意味します。 |
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Catalyst Center Global Manager で「Global」カテゴリの直下に作成された建物が、サイトセレクタを使用して選択できません。 |
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Catalyst Center Global Manager のバックアップでは、バックアップサイズが、フォルダレベルのサイズではなくディスクサイズに基づいて計算されるため、バックアップファイルサイズが表示されません。 |
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Catalyst Center Global Manager からのコントローラ相互起動で 20 秒を超える遅延が発生します。 |
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Catalyst Center Global Manager の状況対応ダッシュボードは現在、ユーザーがチャートまたはデータ内のテキストをクリックしたときのダッシュレットの相互起動をサポートしていません。 |
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Catalyst Center Global Manager の状況対応ダッシュボードに、障害が発生したコントローラの API 障害が表示されません。 |
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フィルタを切り替えると、第 2 レベルのページにエラーメッセージが繰り返し表示されます。 |
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Catalyst Center Global Manager から Webex に送信される通知にコントローラの IP アドレスまたはホスト名がないため、登録済みのどのコントローラが影響を受けるかに関するインサイトを提供する点で効果的でありません。 |
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Catalyst Center Global Manager から Webex に送信される通知には、問題名、IP アドレス、通知をより有益で実用的なものにするその他の関連情報といった、重要な詳細情報が欠落しています。 |
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基礎となるクエリに一貫性があることを確認するには、Catalyst Center Global Manager の Catalyst Center clients/summaryAnalytics API で query total count を使用します。 |
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Catalyst Center Global Manager 上のクライアント物理リンク接続が、ダウンしているクライアントについて Catalyst Center と一致しません。 |
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コントローラがダウンしてオンラインに戻った後は、不良サイトカード内の特定のサイトをクリックしてもエラーが表示されません。 |
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プラットフォーム開発者ツールキットの説明で、スイッチング API に関して「ワイヤレス」と表示されます。 |
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ユーザーが概要ページからソフトウェア定義型アクセスの第 2 レベルのページに移動すると、表示されるソフトウェア定義型アクセスファブリックサイトの合計数が一致しません。 |
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コントローラがダウンしてから復帰した場合、不良サイトカードで特定のサイトをクリックしてもエラーが生成されません。 |
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概要ページからソフトウェア定義型アクセスの第 2 レベルのページに移動すると、ソフトウェア定義型アクセスファブリックサイトの合計数が不一致を示し、高い方の数値が、一致結果の合計数に表示されます。 |
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登録済みの Catalyst Center がクラッシュしたり、回復不能になったりした場合に、Catalyst Center Global Manager からコントローラの登録を解除する機能。 |
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Catalyst Center Global Manager で「/」を使用してプロキシを設定すると、インターネット接続に失敗し、Catalyst Center Global Manager がクラウドサービスに到達して CRS に登録できなくなります。 |
Catalyst Center Global Manager に影響を与える Catalyst Center の未解決の問題
表 3. Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 に影響を与える Catalyst Center の未解決の問題
不具合 ID |
説明 |
[Alerts] ダッシュボードには、2 つの重大アラートが表示されます。ただし、詳細情報テーブルには、これらのアラートのうち 1 つだけが示されます。Catalyst Center Global Manager 内の Catalyst Center コントローラには、「アシュアランステレメトリのステータスが不良である」ことを示す優先順位 1(P1)アラートがあります。それにもかかわらず、Catalyst Center Global Manager には、この問題に関する対応するアラートが表示されません。 |
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サイト「Alaska」を選択すると、複数のサイトが同じプレフィックス名を持つ場合(たとえば、Alaska、Alaska Airlines など)、選択したサイトに存在しない建物が表示されます。 |
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SummaryAnalytics API は、不完全なデータまたは利用できないデータが原因で、断続的に失敗します。 |
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3 ノード規模のクラスターでは、ホームダッシュボードの「Loading」ステータス時に、[Software-Defined Access] に「Failed to load data」、[Network status] に「Partial data loaded」と断続的に表示されます。 |
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サイト名を変更すると、ネットワークステータスの変化が長期間更新されなくなります。 |
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正常性データを利用できない場合、第 2 レベルのページの [Endpoints] [Wireless] クライアントテーブルにエントリが表示されません。 |
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ネットワークステータスの変化時にサイトフィルタが選択されていると、Catalyst Center Global Manager の概要ページにやや重大アラートの数が表示されません。 |
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正常性カードに表示される [Endpoints] [Wireless] クライアントの数が、表示される結果の合計数と一致しません。 |
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Cisco Catalyst Center Global Manager のネットワークサマリーで、7 日間の期間のロードが失敗し、「DSL query failed」というエラーが表示されます。 |
この表には、このリリースの制限事項が一覧されています。
表 4. Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 の既知の問題
問題 |
説明 |
サポートされない機能 |
Catalyst Center Global Manager は、IPv6、FIPS、Catalyst Center のディザスタ リカバリ バリアント、またはエアギャップクラスターをサポートしていません。 |
Webex 通知の制限事項 |
イベントの Webex 通知には、コントローラ名またはコントローラ ID は表示されません。 |
同じスマートアカウント(SA)およびバーチャルアカウント(VA)の使用 |
Catalyst Center Global Manager とコントローラの両方を Cisco Catalyst Cloud と統合する場合は、Catalyst Center Global Manager ライセンスの注文に使用したのと同じ SA および VA を使用する必要があります。Catalyst Center と Catalyst Center Global Manager を正常に統合および登録するには、同じ SA/VA を一貫して使用する必要があります。 |
Catalyst Center Global Manager は、次のフォームファクタをサポートしています。
● Cisco Catalyst Center オンプレミスアプライアンス(単一ノードおよび 3 ノード)
● Cisco Catalyst Center on ESXi(単一ノード)
次の表に、Catalyst Center Global Manager でサポートされている最小互換性を示します。
表 5. Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 の互換性情報
Controller |
サポートされるリリース |
Catalyst Center |
2.3.7.9 |
互換性のあるブラウザ
Catalyst Center Global Manager GUI は、次の HTTPS 対応ブラウザと互換性があります。
● Google Chrome:バージョン 134 以降
● Mozilla Firefox:バージョン 120.0.1 以降
画面解像度:
● 最小:1368 X 768 ピクセル
● 推奨:1920 X 1080 ピクセル
Catalyst Center Global Manager へのログインに使用するクライアントシステムは、64 ビット オペレーティング システムとブラウザを装備していることが推奨されます。
Catalyst Center Global Manager の拡張性の数値については、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』の「Scale numbers」を参照してください。
ここでは、Catalyst Center Global Manager に関連付けられたリリースパッケージについて説明します。
表 6. Catalyst Center Global Manager リリース 1.2.1 のパッケージ
パッケージ名 |
リリース 1.2.1 |
リリースビルドバージョン |
|
リリースバージョン |
1.2.1-307234 |
コア |
|
システム |
3.1.59 |
コアプラットフォーム |
0.10.187 |
アイデンティティ管理とアクセス管理 |
5.4.43 |
プラットフォーム |
|
マネージド サービス |
0.10.19 |
ゲートウェイサービス |
0.10.8 -1 |
コアアドオン |
0.10.42 |
プラットフォーム UI |
3.5.142 |
アイデンティティ管理とアクセス管理 - UI |
5.4.25 |
DxHub クラウド接続 |
6.10.32 |
クラウド接続 |
6.10.11 |
企業ネットワーク統合 |
6.9.42 |
API カタログ |
4.3.10 |
システム管理操作 |
1.6.46 |
テレメトリ |
4.7.18 |
クラウド接続 - コンテキストコンテンツ |
7.0.7 |
RCA スクリプトのパッケージ |
0.5.6 |
ネットワーク エクスペリエンス プラットフォーム - コア |
2.732.67038 |
[連携(Federation)] |
|
[連携(Federation)] |
2.732.306280 |
System Health |
2.732.65248 |
保証 |
3.130.16038 |
Catalyst Center Global Manager を展開する際や製品の使用を開始する際の追加情報およびガイダンスについては、『Cisco Catalyst Center Global Manager Deployment Guide』を参照してください。
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