この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、PA-VXA、PA-VXB、および PA-VXC ポート アダプタの取り付け作業に必要な工具、安全上の注意事項、および設置場所の準備について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
ポート アダプタを取り付けるには、次の工具および部品が必要です。追加の機器が必要な場合には、製品を購入された代理店に発注方法をお問い合わせください。
• PA-VXA-1TE1-24+(=)、PA-VXA-1TE1-30+(=)、PA-VXB-2TE1(=)、PA-VXB-2TE1+(=)、PA-VXC-2TE1(=)、または PA-VXC-2TE1+(=) ポート アダプタ
• インピーダンスが 120 Ωのシールド付きケーブル(FTP; ホイル ツイストペア) ― E1 接続の場合のみ
(注) CE マーキングの伝導感受性要件に適合するためには、アダプタのボードに 120 Ωのシールド(遮蔽)ケーブルを使用する必要があります。
• すべてのアップグレード キット、FRU(Field-Replaceable Unit)、およびスペアに付属している使い捨て静電気防止用リスト ストラップ、または任意の静電気防止用器具
表2-1 に、サポート対象のルータ プラットフォーム上で PA-VXA、PA-VXB および PA-VXC ポート アダプタを使用するために最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを示します。
(注) Cisco 7500 シリーズ ルータで Cisco IOS Release 12.1(3)T を使用する場合、Voice over Frame Relay はサポートされません。
(注) PA-VXB および PA-VXC Port Adapter は、NPE-100 を搭載したシステムではサポートされません。
ご使用のルータに搭載されているハードウェアに必要な Cisco IOS ソフトウェアの最小ソフトウェア要件を確認するには、Cisco.com で提供されている Software Advisor ツールを使用します。このツールは、システム内のモジュールの互換性を確認するものではありませんが、各ハードウェア モジュールまたはコンポーネントに最低限必要な IOS を確認できます。
(注) このツールにアクセスできるのは、Cisco.com ログイン アカウントを持つユーザだけです。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com で Login をクリックし、Technical Support Help ― Cisco TAC: Tool Index: Software Advisor の順に選択します。また、ブラウザに直接
http://www.cisco.com/cgi-bin/support/CompNav/Index.pl と入力する方法でも、このツールにアクセスできます。
ご使用のハードウェアに必要な最低限のソフトウェア リリースを検索するには、製品ファミリを選択するか、特定の製品番号を入力してください。
電源または電話回線に接続する機器を取り扱う際は、安全のために次の注意事項に従ってください。
誤って行うと危害が生じる可能性がある操作については、安全に関する警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシの取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人体や装置に危険なことは行わないでください。また、床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ポート アダプタおよびプロセッサ モジュールの金属フレーム内にはプリント回路ボードが組み込まれています。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。ボードは金属フレームによって ESD から保護されていますが、ボードを取り扱う際は、必ず静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシ フレームの塗装されていない面にストラップの装置側を取り付けてください。
• コンポーネントを取り付ける際は、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジがあれば、これらを使用して、バス コネクタをバックプレーンまたはミッドプレーンに適切に固定してください。イジェクト レバーや非脱落型ネジは、ボードの脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
• コンポーネントを取り外す際は、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジがあれば、これらを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。
• フレームを取り扱う際は、ハンドルまたは端だけを持ち、プリント回路ボードまたはコネクタには触れないでください。
• 取り外したコンポーネントはボード面を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に保管します。コンポーネントを返却する場合には、取り外したボードをすぐに静電気防止用容器に入れてください。
• プリント回路ボードに衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは体内の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気によって静電破壊が生じることがあります。
• プリント回路ボードは、金属フレームから取り外さないでください。
この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
(注) PA-VXA、PA-VXB、および PA-VXC ポート アダプタは、上記の条件を満たすように設計されています。この製品に対してシスコシステムズが認めていない改造を行った場合には、各種認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。