この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、PA-MC-2E1/120 および PA-MC-8E1/120 Port Adapter の概要を説明します。この章の内容は、次のとおりです。
• 「特長」
• 「LED」
Multichannel E1/PRI Port Adapter(PA-MC-2E1/120 および PA-MC-8E/120)により、Data Service Unit(DSU; データ サービス ユニット)機能と E1 チャネル サポートがシスコ ルータに統合されます。
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、RJ-48C コネクタを通じて、それぞれ 2 つまたは 8 つの独立した E1(120 Ω)接続を提供します(図1-1および図1-2を参照)。PA-MC-8E1/120 は、最大 128 の個別の全二重 High-Level Data Link Control(HDLC; ハイレベル データリンク制御)チャネライズド E1、フラクショナル E1、フル E1、またはアンフレームド E1 インターフェイスを提供します。PA-MC-2E1/120 は、最大 62 の個別の全二重 HDLC チャネライズド E1、フラクショナル E1、フル E1、またはアンフレームド E1 インターフェイスを提供します。
(注) Catalyst RSM/VIP2 と Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールでは、PA-MC-8E1/120 Multichannel E1/PRI Port Adapter のみがサポートされます。
(注) Cisco 7201 ルータでは、PA-MC-2E1/120 Multichannel E1/PRI Port Adapter のみがサポートされます。
(注) Cisco 7401 ASR ルータでは、PA-MC-8E1/120 Multichannel E1/PRI Port Adapter のみがサポートされます。
図1-1 PA-MC-2E1/120 Port Adapter の前面パネル
図1-2 PA-MC-8E1/120 Port Adapter の前面パネル
(注) 各ポート アダプタにはハンドルが付いていますが、このマニュアルの図では、ポート アダプタの前面プレートをわかりやすく示すために、ハンドル部分が省略されています。
チャネライズド E1 を使用する場合、各 E1 インターフェイスに最大 31 のチャネル グループを設定し、これらに 0 ~ 30 の番号を付けることができます。さらに、各チャネル グループに最大 31 個の 64 kbps タイムスロット(E1 チャネル)を設定し、各タイムスロットに 1 ~ 31 の番号を付けることができます。このように、1 つのチャネル グループに複数のタイムスロットを対応付けることができます。各チャネル グループは、個別に設定できるシリアル インターフェイスとして認識されます。各チャネル グループの使用可能帯域幅は、n× 56 kbps またはn× 64 kbps で計算します。nは、E1 チャネルの数(1 ~ 31)です。
(注) Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールは ISDN をサポートしません。
ISDN PRI を使用する場合、各 E1 インターフェイスは、64 kbps かつ全二重でデータを送受信できる B(ベアラ)チャネルを 30 本、および 64 kbps かつ全二重でデータを送受信できる D(データ)チャネルを 1 本提供します。B チャネルは、ユーザ データの伝送に使用されます。D チャネルは、コール セットアップの制御やネットワーク接続の切断など、ルータから ISDN スイッチへの通信を提供します。B および D チャネルは、HDLC および PPP(ポイントツーポイント プロトコル)カプセル化をサポートするシリアル インターフェイスとして認識されます。Multichannel E1/PRI Port Adapter は、ISDN PRI 使用時には、Dial-on-Demand Routine(DDR; ダイヤル オンデマンド ルーティング)をサポートします。
Multichannel E1/PRI Port Adapter 上の各 E1 チャネルは、E1 帯域幅の一部(フラクショナル E1)または E1 帯域幅のすべてをデータ伝送に使用します。各 E1 の使用可能帯域幅は、n × 64 kbps または n × 56 kbps で、 n は 1 ~ 31 です。フル E1 速度でない場合、E1 帯域幅の未使用部分は利用できず、アイドル チャネル データが埋め込まれます。
(注) 他のシスコ製品では、従来と同じ 0 ベースの番号方式(0 ~ 30)が使用されていますが、
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 の E1 タイムスロットの番号は、1 ~ 31 です。この番号方式が採用されているのは、チャネライズド機器の E1 チャネルに対する Telco の番号方式と整合性をもたせるためです。
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、ネットワーク ループバックとペイロード ループバックをサポートしています。また、各 E1 リンクは、Bit Error Rate Test(BERT; ビット誤り率テスト)に対応しています。BERT は、一度に 1 つのポート上でのみ実行できます。
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、複数の E1 の収束( 逆多重化 または 結合 )による広帯域幅データ レートをサポートしています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、各 E1 リンク上の Cisco HDLC、フレームリレー、PPP、および SMDS Data Exchange Interface(DXI; データ交換インターフェイス)カプセル化もサポートしています。SMDS の場合に限り、E1 回線上に DXI が送信されるので、直接 DX1 入力が可能な SMDS スイッチに接続する必要があります。
表1-1 に、各ルータにおける ISDN PRI ポートの制限値を示します。
プラットフォーム |
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PRI グループ許容数 |
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グループ許容数 |
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各ポート アダプタの PRI グループ許容数の判断は、次のとおりです。
• 各 PRI グループには、1 ~ 31 のタイムスロットを設定できます。
• チャネル数は、設定されているタイムスロット(B チャネル)数に必須の D チャネル 1 つ(PRI グループあたり)を加えた数です。
• 各ポート アダプタの PRI グループ許容数は、ハードウェアがサポートする最大チャネル数(128)によって決まります。
1 PRI グループ -- 10 タイムスロット(B チャネル× 10 + D チャネル× 1 = 11 チャネル)
1 PRI グループ -- 20 タイムスロット(B チャネル× 20 + D チャネル× 1 = 21 チャネル)
1 PRI グループ -- 15 タイムスロット(B チャネル× 15 + D チャネル× 1 = 16 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
合計チャネル数: 110
110 チャネルは、各ポート アダプタの最大許容チャネル数である 128 以下なので、この例の設定は有効です。この場合、PA-MC-8E1 に 5 つの PRI ポートを使用できます(さらに 18 チャネルを設定して、最大 128 ポートにすることができます [110 + 18 = 128])。
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
1 PRI グループ -- 31 タイムスロット(B チャネル× 30 + D チャネル× 1 = 31 チャネル)
合計チャネル数: 155
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 の特長は、次のとおりです。
• Catalyst 5000 ファミリ スイッチに搭載された Catalyst RSM/VIP2 のシングル幅ポート アダプタ、Catalyst 6000 ファミリ スイッチに搭載された Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュール、Cisco 7100 シリーズ ルータ、Cisco 7200 シリーズ ルータ、Cisco 7200 VXR ルータ、Cisco uBR7200 シリーズ ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7401ASR ルータ、およびすべての Cisco 7000 シリーズ ルータと Cisco 7500 シリーズ ルータに搭載された VIP
• 各 E1 ポートで、2.048 Mbps の双方向データ送受信が可能です。
• RFC 1406 をサポートします。Cisco MIB ファイルについては、『 Cisco MIB User Quick Reference 』を参照してください。RFC 1406 では、[Frac] テーブルを除くすべてのテーブルがサポートされます。
• リモート サイトでは、コンセントレータ(WAN 用)の役割を果たします。
E1/PRI Line Interface Unit(LIU)は、入力ジッタ許容値、パルス波形と振幅(E1)、回線終端、およびジッタ転送について、次の仕様に準拠しています。
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 のポートは、120 Ω の Unshielded Twisted-Pair(UTP; シールドなしツイストペア)ケーブルを通じて、E1 レベルの送受信を行います。このポート アダプタは、E1 レベルの入出力が可能なあらゆる機器に直接接続できます。E1/PRI のフロントエンドは、次の仕様に準拠しています。
• 回線コード:外部ポート上で AMI または HDB3(B8ZS)
• パルス波形:ANSI E1.102、パルス振幅:2.4 ~ 3.6 V ピーク
表1-2 に、Multichannel E1/PRI Port Adapter の E1 チャネルのデータ レートを示します。
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n× 56 kbps、最大フル E1(2.048 Mbps) |
Multichannel E1/PRI Port Adapter には、すべてのポート アダプタに標準装備されている ENABLED LED に加えて、各ポートに 1 つずつステータス LED があります。システムが初期化されると、ENABLED LED が点灯します。これは、Multichannel E1/PRI Port Adapter が動作可能な状態であることを示します(図1-3および図1-4を参照)。システムの再初期化中に、各インターフェイスが検出されると、コンソール画面にメッセージが表示されます。
Multichannel E1/PRI Port Adapter を動作可能にするためには、次の条件が満たされている必要があります。
• Multichannel E1/PRI Port Adapter がバックプレーンに正しく接続され、電力が供給されている。
• システム バスが Multichannel E1/PRI Port Adapter を認識している。
• Multichannel E1/PRI Port Adapter マイクロコードの有効なバージョンがロードされて稼働している。
いずれかの条件が満たされていない場合、またはその他の原因で初期化が完了しなかった場合、ENABLED LED は点灯しません。
表1-3 に、LED の色と表示を示します。
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Multichannel E1/PRI Port Adapter の E1/PRI インターフェイス レセプタクルは、E1(120 Ω)対応の RJ-48C レセプタクルです。すべてのインターフェイス レセプタクルを同時に使用できます。これらの各接続部は、G.703 規格に準拠する E1(120 Ω)インターフェイスをサポートします。RJ-48C 接続には、外部トランシーバは必要ありません。E1/PRI ポートは、120 Ω の UTP ケーブルを使用する E1 インターフェイスです(図1-5 を参照)。
(注) VCCI クラス II の EMI(電磁波干渉)要件を満たすには、Foil Twisted-Pair(FTP; フォイル ツイストペア)ケーブルを使用する必要があります。
図1-5および 表1-4 に、Multichannel E1/PRI Port Adapter のインターフェイス ケーブル、コネクタ、ピン割り当てを示します。
図1-5 Multichannel E1/PRI のインターフェイス ケーブルおよびコネクタ
表1-4 に、RJ-48C コネクタの信号のピン割り当てを示します。
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ここでは、サポート対象プラットフォーム上でのポート アダプタのスロット位置について説明します。各プラットフォームのスロットの位置を図示します。具体的な内容は、次のとおりです。
• 「Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールのスロット番号」
• 「Cisco 7100 シリーズ ルータのスロット番号」
• 「Cisco 7200 シリーズ ルータおよびCisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット番号」
• 「Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのスロット番号」
• 「Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP スロット番号」
Catalyst RSM/VIP2 は、Catalyst 5000 ファミリ スイッチ内の任意のスロットに取り付けることができます。ただし、スーパーバイザ エンジン用の一番上のスロットには取り付けることはできません。Catalyst RSM/VIP2 は、インターフェイス プロセッサ スロット番号を使用しないので、スロット番号は記されていません。PA-MC-8E1/120 は、Catalyst RSM/VIP2 のポート アダプタ スロット 0 または 1 に搭載できます。図1-6に、2 つのポート アダプタが Catalyst RSM/VIP2 にインストールされている Catalyst 5000 ファミリ スイッチを示します。
(注) Catalyst RSM/VIP2 では、PA-MC-8E1/120 Multichannel E1/PRI Port Adapter のみがサポートされています。
(注) Catalyst 5500 スイッチには 13 のスロットがあります。スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。冗長スーパーバイザ エンジンを使用する場合、スロット 2 に搭載します。使用しない場合、スロット 2 には、他のモジュールを搭載できます。スロット 13 は、ATM Switch Processor(ASP; ATM スイッチ プロセッサ)モジュール専用スロットです。Catalyst RSM/VIP2 のスロットに関する詳細は、『Catalyst 5000 Series Route Switch Module Installation and Configuration Note』を参照してください。
図1-6 Catalyst 5000 ファミリ スイッチ-- Catalyst RSM/VIP2 にポート アダプタを搭載
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールは、Catalyst 6000 ファミリ スイッチの任意のスロットに搭載できます。ただし、スーパーバイザ エンジン専用のスロット 1 には搭載できません。PA-MC-8E1/120 は、FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 またはベイ 1 に搭載できます。図1-7に、2 つのブランク ポート アダプタが取り付けられた FlexWAN モジュールを示します。
(注) Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールでは、PA-MC-8E1/120 Multichannel E1/PRI Port Adapter のみがサポートされます。
(注) スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。冗長スーパーバイザ エンジンを使用する場合、スロット 2 に搭載します。使用しない場合、スロット 2 には、他のモジュールを搭載できます。
図1-7 Catalyst 6000 ファミリ スイッチ-- FlexWAN モジュールにポート アダプタを搭載
PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 3、および Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット 4 に搭載できます。図1-8 に、Cisco 7120 シリーズ ルータのスロット番号を示します。図1-9 には、Cisco 7140 シリーズ ルータのスロット番号を示します。
図1-8 Cisco 7120 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット
図1-9 Cisco 7140 シリーズ ルータのポート アダプタ スロット
Cisco 7202 ルータには、2 つのポート アダプタ スロットがあります。スロットは左から右に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、スロット 1 または 2 のいずれかに搭載できます。Cisco 7202 ルータは示していません。
Cisco 7204 ルータおよび Cisco 7204VXR ルータには、ポート アダプタ用のスロットが 4 つ、および入力/出力(I/O)コントローラ用のスロットが 1 つあります。スロットは左下のスロット 1 から右上のスロット 4 の順に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、任意のスロット(1 ~ 4 のいずれか)に搭載できます。スロット 0 は、常に I/O コントローラ用に予約されています。Cisco 7204 ルータおよび Cisco 7204VXR ルータは示していません。
Cisco 7206 ルータおよび Cisco 7206VXR ルータ(Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバのルータ シェルフとしての Cisco 7206 および Cisco 7206VXR ルータを含む)には、ポート アダプタ用のスロットが 6 つ、および I/O コントローラ用のスロットが 1 つあります。スロットは左下のスロット 1 から右上のスロット 6 の順に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、任意のスロット(1 ~ 6 のいずれか)に搭載できます。スロット 0 は、常に I/O コントローラ用に予約されています。図1-10 に、Cisco 7206 ルータのスロット番号を示します。Cisco 7206VXR ルータは示していません。
図1-10 Cisco 7206 ルータのポート アダプタ スロット
Cisco uBR7223 ルータには、1 つのポート アダプタ スロット(スロット 1)があります。スロット 0 は常に、I/O コントローラ用(存在する場合)に予約されています。Cisco uBR7223 ルータは示していません。
Cisco uBR7246 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータには、2 つのポート アダプタ スロット(スロット 1 とスロット 2)があります。スロット 0 は常に、I/O コントローラ用(存在する場合)に予約されています。図1-11 に、Cisco uBR7246 および Cisco uBR7246VXR ルータのポート アダプタのスロット番号を示します。
図1-11 Cisco uBR7246 または Cisco uBR7246 VXR ルータのポート アダプタ スロット
図1-12に、ポート アダプタが搭載された Cisco 7201 ルータの前面図を示します。Cisco 7201 ルータにはポート アダプタ スロット(スロット 1)が 1 つだけあります。
図1-12 Cisco 7201 ルータのポート アダプタ スロット
図1-13に、ポート アダプタが搭載された Cisco 7301 ルータの前面図を示します。Cisco 7301 ルータにはポート アダプタ スロット(スロット 1)が 1 つだけあります。
図1-13 Cisco 7301 ルータのポート アダプタ スロット
Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードは、Cisco 73040 ルータ モジュールのスロット 2 ~ 5 に搭載します。図1-14に、ポート アダプタが取り付けられた Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードを示します。Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードには、シングル幅ポート アダプタを 1 つだけ搭載できます。
図1-15に、Cisco 7304 ルータ上のモジュール スロット番号を示します。ポート アダプタ スロット番号は、モジュール スロット番号と同一です。スロット 0 および 1 は、NPE モジュールまたは NSE モジュール用に予約されています。
図1-14 Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード--ポート アダプタを搭載
図1-15 Cisco 7304 ルータのモジュール スロット
図1-16に、ポート アダプタが搭載された Cisco 7401 ASR ルータの前面図を示します。Cisco 7401ASR ルータにはポート アダプタ スロット(スロット 1)が 1 つだけあります。
図1-16 7401ASR ルータのポート アダプタ スロット
PA-MC-2E1 および PA-MC-8E1 は、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータで使用される VIP(Versatile Interface Processor)でサポートされています。Cisco 7010 ルータおよび Cisco 7505 ルータでは、VIP マザーボードは VIP スロットに水平に搭載されます。Cisco7507 ルータおよび Cisco7513 ルータでは、VIP マザーボードは VIP スロットに垂直に搭載されます。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、VIP のいずれかのベイ(ポート アダプタ スロット 0 または 1)に搭載できます。ベイは、VIP の左から右の順に番号が付いています。図1-17 に、VIP 上のスロット番号を示します。
Cisco 7010 ルータには、ポート アダプタ用のスロットが 3 つ、Route Switch Processors(RSP)用のスロットが 2 つあります。スロットは下部から上部の順に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、VIP インターフェイス スロットのいずれか(スロット0 ~ 2)に搭載できます。スロット 3 および 4 は常に、RSP 用に予約されています。Cisco 7010 ルータは示していません。
Cisco7505 ルータには、ポート アダプタ用のスロットが 4 つ、RSP 用のスロットが 1 つあります。スロットは下部から上部の順に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、VIP インターフェイス スロットのいずれか(スロット0 ~ 3)に搭載できます。1 つのスロットは常に RSP 用に予約されています。図1-18 に、Cisco 7505 ルータのスロット番号を示します。
図1-18 Cisco 7505 ルータの VIP スロット
Cisco7505 ルータには、ポート アダプタ用のスロットが 5 つ、RSP 用のスロットが 2 つあります。スロットは左から右に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、VIP インターフェイス スロットのいずれか(スロット0、1、4、5、6)に搭載できます。スロット 2 および 3 は常に、RSP 用に予約されています。Cisco 7507 ルータは示していません。
Cisco7513 ルータには、ポート アダプタ用のスロットが 11、RSP 用のスロットが 2 つあります。スロットは左から右に番号が付けられています。PA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 は、VIP インターフェイス スロットのいずれか(スロット0 ~ 5、またはスロット 9 ~ 12)に搭載できます。スロット 6 および 7 は常に、RSP 用に予約されています。Cisco 7513 ルータは示していません。
ここでは、サポート対象プラットフォームに搭載されたPA-MC-2E1/120 または PA-MC-8E1/120 のインターフェイス アドレスの識別方法を説明します。インターフェイス アドレスは、ルータまたはスイッチ上の各インターフェイスの物理的な位置を示しています。
ルータに搭載されたPA-MC-2E1/120 および PA-MC-8E1/120 のインターフェイスは、他のポート アダプタの取り付けまたは取り外しに関係なく、常に同じアドレスを保持します。ただし、ポート アダプタを別のスロットに移動すると、インターフェイス アドレスの最初の番号が移動先のポート アダプタ スロット番号に変わります。
VIP または FlexWAN モジュールに搭載された PA-MC-2E1/120 および PA-MC-8E1/120 のインターフェイスは、他のインターフェイス プロセッサまたはモジュールの取り付けまたは取り外しに関係なく、常に同じアドレスを保持します。ただし、VIP または FlexWAN モジュールを別のスロットに移動すると、インターフェイス プロセッサまたはモジュールのスロット番号は、新しいインターフェイス プロセッサまたはモジュールのスロット番号に変わります。
(注) インターフェイス ポートの番号は、左から右に向かって 0 から順に付けられます。
(注) 他のシスコ製品では、従来と同じ 0 ベースの番号方式(0 ~ 30)が使用されていますが、Multichannel E1/PRI Port Adapter の E1 タイムスロットの番号は、1 ~ 31 です。この番号方式が採用されているのは、チャネライズド E1 機器の E1 チャネルに対する Telco の番号方式と整合性をもたせるためです。
• 「Catalyst RSM/VIP2 のインターフェイス アドレス」
• 「Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7100 シリーズ ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータ インターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7201 ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7301 ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7401 ASR ルータのインターフェイス アドレス」
• 「Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの VIP インターフェイス アドレス」
表1-5 に、サポートされているルータのインターフェイス アドレス形式をまとめます。
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Catalyst 6000 ファミリ スイッチに搭載の Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュール |
モジュール スロット -- 2 3 ~ 13(スイッチのスロット数による) |
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ポート アダプタ スロット -- 1 ~ 6(ルータのスロット数はそれぞれ異なる) 4 |
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ポート アダプタ スロット -- 1 2 |
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ポート アダプタ スロット -- 1 |
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インターフェイス プロセッサ |
インターフェイス プロセッサ スロット -- 0 ~ 12(ルータのスロット数はそれぞれ異なる) |
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3.スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。冗長スーパーバイザ エンジンを使用する場合、スロット 2 に搭載してください。使用しない場合、スロット 2 には、他のモジュールを搭載できます。 |
Catalyst 5000 ファミリ スイッチでは、Catalyst RSM/VIP2 を任意のスロットに搭載できます。ただし、スーパーバイザ エンジン モジュールが搭載された一番上のスロットには搭載できません。Catalyst 5000 ファミリ スイッチの Catalyst RSM/VIP2 は、インターフェイス プロセッサ スロット番号を使用しないため、搭載されているスロットにはスロット番号が記されていません。ポート アダプタは、Catalyst RSM/VIP2 のスロット 0 または 1 のいずれかに搭載できます。図1-6を参照してください。
インターフェイス アドレスは 3 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット 番号 /インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Catalyst RSM/VIP2 のスロット 1、チャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、1/0:1、1/1:1、1/2:1、1/3:1、1/4:1、1/5:1、1/6:1、1/7:1(ポート アダプタ スロットは 1、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
(注) Catalyst RSM/VIP2 がサポートしているのは、PA-MC-8E1/120 だけです。
Catalyst 6000 ファミリ FlexWAN モジュールは、スロット 2 ~ 13 に搭載できます(ルータのスロット数はそれぞれ異なる)。スロット 1 は、スーパーバイザ エンジン専用です。ポート アダプタは、FlexWAN モジュールのポート アダプタ ベイ 0 またはベイ 1 に搭載できます。図1-7を参照してください。
インターフェイス アドレスは 4 つの番号で構成され、フォーマットは、 モジュール番号/ポート アダプタ ベイ番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号 です。 表1-5 を参照してください。
最初の番号は FlexWAN モジュールが搭載されるシャーシのモジュール スロットを識別します(シャーシのスロット数により、スロット 2 ~ 3、2 ~ 6、2 ~ 9、または 2 ~ 13)。これらのモジュール スロットの番号は一般に、上部から下部に向かって 1 から順に付けられます。
2 番めの番号は、ポート アダプタが搭載されている FlexWAN モジュールのベイを識別します(0 または 1)。FlexWAN モジュールのベイは左から右に番号が付けられています。
3 番めの番号は、ポート アダプタの物理ポート番号を識別します。PA-MC-8E1/120 は 8 ポートのポート アダプタなので、ポートは 0 ~ 7 になります。
4 番めの番号は、論理チャネル グループを識別します。0 ~ 30 の番号があります。
たとえば、8 ポートの PA-MC-8E1/120 が FlexWAN モジュールのモジュール スロット 3、ポート アダプタ ベイ 0、チャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/0/0:1 ~ 3/0/7:1(モジュール スロットは 3、ポート アダプタ ベイは 0、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
(注) FlexWAN モジュールでは、PA-MC-8E1/120 のみがサポートされます。
(注) FlexWAN モジュールの物理ポート アドレスは、従来から使用されている Catalyst 6000 ファミリのポート アドレス(1 から始まる)と異なり、0 から開始します。
Cisco 7120 シリーズ ルータでは、ポート アダプタはスロット 3 に搭載されます。図1-8を参照してください。Cisco 7140 シリーズ ルータでは、ポート アダプタはスロット 4 に搭載されます。図1-9を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号で構成され、フォーマットは、ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco 7120 ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/0:1 および 3/1:1 になります。デュアルポート PA-MC-2E1 が Cisco 7140 ルータに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 4/0:1 および 4/1:1 になります。
Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco 7200 VXR ルータでは、ポート アダプタ スロット番号は左下から右上に向かって順番に付けられています。ポート アダプタ スロットはスロット 1 から始まり Cisco 7202 ではスロット 2 まで、Cisco 7204 および Cisco 7204 VXR ではスロット 4 まで、Cisco 7206 および Cisco 7206 VXR ではスロット 6 まであります。ポート アダプタは、利用可能な 1 ~ 6 の任意のポート アダプタに搭載できます(ルータのスロット数はそれぞれ異なる)。スロット 0 は I/O コントローラ用に予約されています。図1-10を参照してください。
インターフェイス アドレスは 3 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco 7200 シリーズ ルータのスロット 1、チャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0:1 および 1/1:1 になります。8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Cisco 7200 シリーズ ルータのスロット 1、チャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0:1、1/1:1、1/2:1、1/3:1、1/4:1、1/5:1、1/6:1、1/7:1(ポート アダプタ スロットは 1、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
Cisco uBR7223 ルータでは、1 つのスロット(スロット 1)のみにポート アダプタを搭載できます。
Cisco uBR7246 ルータおよび Cisco uBR7246VXR ルータの場合、ポート アダプタは、2 つのポート アダプタ スロット(スロット 1 と 2)に搭載できます。スロット 0 は常に、I/O コントローラ用(存在する場合)に予約されています。図1-11を参照してください。
インターフェイス アドレスは 3 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco uBR7223 ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0:1 および 1/1:1 (ポート アダプタ スロットは 1、インターフェイス ポートは 0 と 1、チャネル グループは 1)になります。8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Cisco uBR7246 ルータのスロット 2、チャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、2/0:1、2/1:1、2/2:1、2/3:1、2/4:1、2/5:1、2/6:1、2/7:1(ポート アダプタ スロットは 2、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
Cisco 7201 ルータでは、1 つのスロット(スロット 1)のみにポート アダプタを搭載できます。図1-12を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ 番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco 7201 ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0:1 および 1/1:1(ポート アダプタ スロットは 1 インターフェイス ポートは 0 と 1、チャネル グループは 1)になります。
(注) Cisco 7201 ルータでは、PA-MC-2E1/120 のみがサポートされます。
Cisco 7301 ルータでは、1 つのスロット(スロット 1)のみにポート アダプタを搭載できます。図1-13を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ 番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco 7301 ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 1/0:1 および 1/1:1(ポート アダプタ スロットは 1 インターフェイス ポートは 0 と 1、チャネル グループは 1)になります。8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Cisco 7301 ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、2/0:1、2/1:1、2/2:1、2/3:1、2/4:1、2/5:1、2/6:1、2/7:1(ポート アダプタ スロットは 2、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
Cisco 7304 ルータの場合、ポート アダプタは、Cisco 7304 ルータ モジュール スロット 2 ~ 5 に取り付けられている Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードに搭載されます。ポート アダプタ スロット番号は、モジュール スロット番号と同一です。図1-14および図1-15を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号で構成され、フォーマットは、 モジュール スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ 番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、デュアルポート PA-MC-2E1/120 が Cisco 7304 ルータ モジュールのスロット 3、チャネル 1 にある Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/0:1 および 3/1:1(ポート アダプタ スロットは 3 インターフェイス ポートは 0 と 1、チャネル グループは 1)になります。8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Cisco 7304 ルータ モジュールのスロット 3 にある Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カードに搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、3/0:1、3/1:1、3/2:1、3/3:1、3/4:1、3/5:1、3/6:1、3/7:1(ポート アダプタ スロットは 3、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 3)になります。
Cisco 7401ASR ルータでは、1 つのスロット(スロット 1)のみにポート アダプタを搭載できます。図1-16を参照してください。
インターフェイス アドレスは 2 つの番号で構成され、フォーマットは、 ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ 番号 です。 表1-5 を参照してください。たとえば、8 ポートの PA-MC-8E1/120 が Cisco 7401ASR ルータのチャネル 1 に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、2/0:1、2/1:1、2/2:1、2/3:1、2/4:1、2/5:1、2/6:1、2/7:1(ポート アダプタ スロットは 2、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
(注) Cisco 7401ASR ルータでは、PA-MC-8E1/120 のみがサポートされます。
Cisco 7000 シリーズ ルータおよび Cisco 7500 シリーズ ルータの場合、ポート アダプタは、インターフェイス プロセッサ スロット 0 ~ 12(ルータのスロット数はそれぞれ異なる)にある Versatile Interface Processor(VIP)に搭載されます。ポート アダプタは VIP 上のいずれかのベイ(ポート アダプタ スロット 0 または 1)に搭載できます。図1-17、および 図1-18を参照してください。
VIP のインターフェイス アドレスは 4 つの番号で構成され、フォーマットは、 インターフェイス プロセッサ スロット 番号 /ポート アダプタ スロット番号/インターフェイス ポート番号:チャネル グループ番号 です。 表1-5 を参照してください。
最初の番号は、VIP が搭載されたスロットを識別します(ルータのスロット数により、スロット 0 ~ 12)。
2 番めの番号は、ポートアダプタが搭載されている VIP のベイ(ポート アダプタ スロット)を識別します(0 または 1)。VIP のベイは左から右に番号が付けられています。
3 番めの番号は、ポートアダプタの物理ポート番号(インターフェイス ポート番号)を識別します。ポート番号は常に 0 で開始し、左から右の順に番号が付けられます。追加のポートの数は、ポート アダプタのポート数によって異なります。PA-MC-2E1/120 はデュアルポートのポート アダプタであるため、ポートは 0 または 1 になります。PA-MC-8E1/120 は 8 ポートのポート アダプタであるため、ポートは 0 ~ 7 になります。
4 番めの番号は、論理チャネル グループを識別します。0 ~ 30 の番号があります。
たとえば、デュアル ポート PA-MC-2T1 がインターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1、チャネル 1 にある VIP に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは 3/1/0:1 および 3/1/1:1(インターフェイス プロセッサ スロットは 3、ポート アダプタ スロットは 1、インターフェイス ポートは 0 と 1、およびチャネル グループは 1)になります。たとえば、8 ポート PA-MC-8E1/120 がインターフェイス プロセッサ スロット 3、ポート アダプタ スロット 1、チャネル 1 にある VIP に搭載されている場合、インターフェイス アドレスは、3/1/0:1、3/1/1:1、3/1/2:1、3/1/3:1、3/1/4:1、3/1/5:1、3/1/6:1、3/1/7:1(インターフェイス プロセッサ スロットは 3、ポート アダプタ スロットは 1、インターフェイス ポートは 0 ~ 7、チャネル グループは 1)になります。
(注) 7 スロットの Cisco 7000 と Cisco 7507 ルータ、13 スロットの Cisco 7513 ルータのプロセッサ スロットは垂直に配置され、5 スロットの Cisco 7010 と Cisco 7505 ルータのプロセッサ スロットは水平に配置されますが、Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500 シリーズ ルータは、すべて同じ形式のスロット番号およびポート番号を採用しています。