この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、PA-8E を搭載するために必要な機器、安全に関する注意事項、設置上の要件について説明します。内容は、次のとおりです。
PA-8E を取り付けるには、次の工具および部品が必要です。追加の機器が必要な場合には、発注方法について製品を購入された代理店にお問い合わせください。
• ポート アダプタ インターフェイスに準拠するケーブル(RJ-45 ケーブルは別途必要です)
• No.1 プラス ドライバ、3/16 インチのマイナス ドライバ(VIP および Catalyst RSM/VIP2 の取り付けに必要)
• アップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)、およびスペア部品に付属の使い捨て静電気防止用リスト ストラップ、または任意の静電気防止用器具
表2-1 に、対象ルータ プラットフォームで PA-8E を使用するために必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースの最小要件を示します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ポート アダプタのハードウェアおよびメモリのコンフィギュレーションの詳細については、次の URL で『Cisco 7200 Series Port Adapter Hardware Configuration Guidelines』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/modules/ps2033/products_configuration_guide_book09186a00801056ef.html
(注) Cisco 7200VXR ルータおよび Cisco uBR7246 VXR ルータでポート アダプタを使用する場合、適切なベース ハードウェア リビジョンを実行する必要があります。ハードウェア リビジョンが正しくない場合、起動時に次のエラー メッセージが表示されます。PA-3-REVNOTSUPPORTED:PA in slot 1 (Ethernet) requires base h/w revision of (1.14) for this chassis
ハードウェア リビジョンを表示するには、show diag コマンドを使用してください。
ご使用のルータに搭載されているハードウェアに必要な最低限の Cisco IOS ソフトウェア要件を調べるには、Cisco.com で提供されている Software Advisor ツールをご利用ください。このツールは、システム内のモジュールの互換性を調べるものではありませんが、各ハードウェア モジュールまたはコンポーネントに最低限必要な IOS を確認できます。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com ログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com から [Log In] をクリックし、Support > Tools and Resources を開いてください。ブラウザから直接このツールにアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_most_requested_tools.html
ご使用のハードウェアのソフトウェア最低要件を検索するには、製品ファミリーを選択するか、特定の製品番号を入力してください。
電源または電話配線に接続する機器を取り扱う際は、安全のために次の注意事項に従ってください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
注:これらの注意事項を保存しておいてください。
注:このマニュアルは、製品に付属のインストレーション ガイドと併せて利用してください。詳細については、インストレーション ガイド、コンフィギュレーション ガイド、またはその他の添付資料を参照してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシを動かす前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。危険を伴う作業は一人では行わないでください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。また、床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ポート アダプタおよびプロセッサ モジュールには、金属製のフレームに固定されたプリント基板があります。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。基板は金属フレームによって ESD から保護されていますが、基板を取り扱う際は、必ず静電気防止用リスト ストラップを使用してください。
• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシ フレームの塗装されていない面にストラップの装置側を取り付けてください。
• コンポーネントを取り付けるときは、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジがあればこれらを使用して、バス コネクタをバックプレーンまたはミッドプレーンにしっかりと固定してください。イジェクト レバーや非脱落型ネジは、ボードの脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定する役割を果たします。
• コンポーネントを取り外すときは、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジがあればこれらを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。
• フレームを取り扱う際は、ハンドルまたは端だけを持ち、プリント基板またはコネクタには触れないようにしてください。
• 取り外したコンポーネントは、基板面を上にして静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に保管します。コンポーネントを返却する場合には、取り外した後、ただちに静電気防止用容器に入れてください。
• プリント基板に衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
• 金属フレームから、プリント基板を取り外さないでください。
このマニュアルに記載された装置は、無線周波エネルギーを生成および放射する可能性があります。シスコシステムズの指示する設置手順に従わずに装置を設置した場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス B デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの仕様は、住宅地で使用したときに、このような干渉を防止する適切な保護を規定したものです。ただし、特定の設置条件において干渉が起きないことを保証するものではありません。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
米国シスコシステムズ社では、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC 認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。