この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、PA-4E1G を取り付けるために必要な機材、安全上の注意、および設置場所の準備について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。
• 「TAS」
PA-4E1G を取り付けるには、次の部品および工具が必要です。追加の機器が必要な場合は、製品を購入された代理店にお問い合わせください。
• PA-4E1G-120(平衡型動作)または PA-4E1G-75(不平衡型動作)
• VIP2、VIP4、または VIP6-80(Cisco 7000 シリーズまたは Cisco 7500 シリーズ シャーシに取り付ける場合のみ)。PA-4E1G をサポートする VIP のモデルについては、「ソフトウェアおよびハードウェアの最低要件」を参照してください。
(注) Cisco 7000 シリーズおよび Cisco 7500シリーズ ルータには、最低でも VIP2-15 が必要です。
• Cisco 7304 PCI ポート アダプタ キャリア カード(Cisco 7304 ルータに搭載する場合)
• ポート アダプタ側に 15 ピン、D シェル(DB-15)終端を備えた 75 Ω(不平衡型)または 120 Ω(平衡型)の 15 ピン シリアル ケーブル
• No.1 プラス ドライバおよび 3/16 インチ マイナス ドライバ
• ユーザ側で用意した静電気防止用器具、またはすべてのアップグレード キット、Field-Replaceable Unit(FRU)およびスペアに付属の使い捨て静電気防止用リスト ストラップ
ここでは、サポート対象プラットフォームで PA-4E1G を使用する場合に最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースについて説明します。
表2-1 に、サポート対象ルータ プラットフォームで PA-4E1G ポート アダプタを使用する場合に最低限必要な Cisco IOS ソフトウェア リリースを示します。ポート アダプタをサポートする最新リリースについては、「ハードウェアおよびソフトウェアの互換性の確認」を参照してください。
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Cisco IOS リリース 12.0(4)XE 以降の Cisco IOS リリース 12.0 XE |
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Cisco IOS リリース 12.0(3)T 以降の Cisco IOS リリース 12.0T |
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Cisco IOS リリース 11.1(11)CA 以降の Cisco IOS リリース 11.1CA |
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Cisco IOS リリース 11.1(19)CC1 以降の Cisco IOS リリース 11.1CC |
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Cisco IOS リリース 12.4(4)XD7 以降の Cisco IOS リリース 12.4XD |
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Cisco IOS リリース 12.2(1)DX 以降の Cisco IOS リリース 12.2DX |
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Cisco IOS リリース 12.0(22)S、12.1(12)E、12.2(12)T 以降の Cisco IOS リリース 12.0S、12.1E、または 12.2T |
Cisco.com の Software Advisor ツールを利用して、ルータに搭載されているハードウェアに最低限必要な Cisco IOS ソフトウェアを調べることができます。このツールは、システムに搭載する各モジュールの互換性は確認しませんが、個々のハードウェア モジュールまたはコンポーネントに対する最低限の IOS 要求仕様を提供します。
(注) このツールにアクセスするには、Cisco.com ログイン アカウントが必要です。
Software Advisor にアクセスするには、Cisco.com から [Log In] をクリックし、Support > Tools and Resources を開いてください。ブラウザで直接次の URL を開いてもこのツールにアクセスできます。
http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_most_requested_tools.html
電源または電話配線に接続する機器を取り扱う際は、安全のために次の注意事項に従ってください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。
警告 安全上の重要事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
注:これらの注意事項を保存しておいてください。
注:このマニュアルは、製品に付属のインストレーション ガイドと併せて利用してください。詳細については、インストレーション ガイド、コンフィギュレーション ガイド、またはその他の添付資料を参照してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• シャーシ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• シャーシを移動する前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。また、床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電話回線または他のネットワーク配線に接続する機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の接続を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿気の多い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ESD により、装置や電子回路が損傷を受けることがあります(静電破壊)。静電破壊は電子部品の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。ポート アダプタおよびプロセッサ モジュールの金属フレーム内には、金属フレームに固定されたプリント基板が含まれています。EMI(電磁波干渉)シールドおよびコネクタは、フレームを構成する部品です。金属フレームは、ESD から基板を保護しますが、基板を取り扱うときには必ず、静電気防止用リスト ストラップを着用してください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• シャーシの塗装されていない面にストラップのクリップを取り付けてください。
• コンポーネントを取り付けるときは、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バス コネクタをバックプレーンまたはミッドプレーンに適切に固定してください。イジェクト レバーや非脱落型ネジは、ボードの脱落を防ぐだけでなく、システムに適切なアースを提供し、バス コネクタを確実に固定させるために必要です。
• コンポーネントを取り外すときは、使用可能なイジェクト レバーまたは非脱落型ネジを使用して、バックプレーンまたはミッドプレーンからバス コネクタを取り外してください。
• フレームを取り扱うときは、ハンドルまたは端だけを持ってください。プリント基板またはコネクタには手を触れないようにしてください。
• 取り外した基板は、コンポーネント面を上向きにして、静電気防止用シートに置くか、静電気防止用容器に保管します。コンポーネントを返却する場合には、取り外した後、ただちに基板を静電気防止用容器に入れてください。
• プリント基板と衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、静電破壊の原因になることがあります。
• 金属フレームから、プリント基板を取り外さないでください。
この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
(注) PA-4E1G ポート アダプタは、これらの要件を満たすように設計されています。この製品に対してシスコシステムズが認めていない改造を行った場合には、各種認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。
• 各 PA-4E1G-120(=) または PA-4E1G-75(=) ポート アダプタには、シンガポールにおける公衆網接続に関する要件を満たしていることを示す、Telecommunications Authority of Singapore(TAS)ラベルが付属しています。
• TAS ラベルは、ホスト シャーシの背面で、シャーシに関するその他の準拠規格ラベルの横に貼付してください(図2-1 を参照)。
PA-4E1G 上の BABT607116 マークは、この装置が英国の Directive 607116 に準拠し、また、BABT 基準に準拠した設計であることを表します。BABT ラベルは PA-4E1G の上面に貼付されています。図2-2 に、PA-4E1G の BABT ラベルを示します。
図2-2 PA-4E1G ポート ラベルの BABT ラベル
PA-4E1G ポート アダプタは、次の安全基準および準拠規格に準拠しています。
• 安全規格:UL 1950、CSA 22.2 No. 950、EN60950、AUSTEL TS001、AS/NZ 3260、IEC 950