シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのモニタリングとメンテナンス
初版: 2018 年 7 月 10 日
シリーズ 2 DMP:DMP-2K と SV-4K
シリーズ 3 DMP:CV-HD と CV-UHD
このモジュールでは、 シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーの動作をモニタリングおよびメンテナンスするワークフローとタスクについて説明します。Cisco Vision Dynamic Signage Director の管理者と設置担当者を対象としています。
詳細については、『 Release 6.1: Cisco Vision Dynamic Signage Director Operations Guide 』も参照してください。
このモジュールでは、次のトピックについて取り上げます。
■ シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーの定期リブートの実行
■ シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのコンプライアンスの確認
■ シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのストレージのクリア
■ 出荷時のデフォルト設定の復元によるシリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのレジストリのクリア
シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーの定期リブートの実行
シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーの通常動作を維持するには、デバイスの 定期 リブートを実行します。毎週リブートすることが推奨されます。
DMP リブート システム タスクを設定する方法については、『 Task Note: Configure Reboot DMPs 』を参照してください。
注: リブート タスクは、すべてのメディア プレーヤー デバイスにグローバルに適用されます。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのコンプライアンスの確認
管理ダッシュボード を使用して、 シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスの値と Cisco Vision Dynamic Signage Director シリーズ 2 およびシリーズ 3 設定で指定されている必須の値を比較できます。
図 1 に、 シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスが指定の Cisco Vision Dynamic Signage Director 設定に完全に準拠している場合の表示を示します。
■必須の値:Cisco Vision Dynamic Signage Director に設定されている値、またはシステムによって自動的に設定された値。
■デバイスの値: シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスが実行している設定。
図 1 DMP デバイスの通常のコンプライアンス
表 1 DMP のコンプライアンス プロパティの説明
プロパティ名 |
説明 |
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値は常に「on」です。スタティック IP アドレスはサポートされていません。
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DMP デバイスの NTP クライアント サービス。値は常に「yes」です。
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DMP の NTP サーバの名前。PTP スレーブの場合、NTP を介した時刻の設定は DMP で無効になっています。
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PTP マスターが NTP ホストと時刻を同期するまでの間隔(秒単位)。
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DMP の LLDP によって報告されたスイッチの VLAN。
Dynamic Signage Director の「$svd_ignore」設定は、値がコンプライアンス検証に使用されないことを意味します。
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(リリース 4.1 以降)
シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスの SNMP エージェント サービス。デフォルト値は no です。
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シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのコンプライアンスを確認する手順は次のとおりです。
1. メイン メニュー で、[Tools] > [Management Dashboard] > [DMP and TV Controls] > [Monitoring] > [Get Status] をクリックします。
2. [Select Devices] パネルで、更新ステータスを確認するすべての DMP を選択します。
3. パネルの左下にある [play (>)] ボタンをクリックします。
4. [Device List] パネルで、確認するデバイスを選択します。
5. パネルの下部にあるデバイスの詳細情報領域に移動し、[Compliance] タブをクリックします。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのストレージのクリア
シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスには、さまざまなサイズのソリッドステート ストレージがあります。
■SV-4K およびシリーズ 3 DMP には最小で 120 GB のソリッドステート ストレージがあり、コンテンツ用に 100 GB を使用できます。
■DMP-2K には 64 GB のソリッド ステート ストレージがあります。
ストレージが不足した場合や、SSD の回復が必要な場合は、メディア プレーヤーのストレージをクリアします。
使用可能なストレージに関する情報を確認する手順は次のとおりです。
1. 管理ダッシュボード のデバイス リストで シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスを選択します。
2. ダッシュボードのデバイスの詳細情報領域で、[Settings] タブ > [Storage] をクリックします。
注: このタスクを使用するには、シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤー上で HTML ランタイムが実行されている必要があります。
リリース 4.1 以降では、[Device Management](CCM)のサムネイル ビューでデバイスの詳細を表示して、使用可能なストレージの情報を確認することもできます。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのストレージをクリアする手順は次のとおりです。
1. メイン メニュー で、[Tools] > [Management Dashboard] をクリックします。
2. クリアする シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスを選択します。
3. [DMP and TV Controls] > [DMP Install] > [Reset Storage] に移動します(図 2)。
図 2 [Reset Storage] コマンド
4. [Play] をクリックします。
シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイス上の SSD ストレージのコンテンツ(Cisco Vision Dynamic Signage Director ランタイム ソフトウェアおよびスクリプトのコンテンツを含む)が削除されます。このコマンドの実行後に、デバイスの自動リブートは行われません。
5. [DMP Commands] > [Reboot Device] を選択します。
6. [Play] をクリックします。
選択した シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスがリブートして、ファームウェアと設定が再プロビジョニングされます。
出荷時のデフォルト設定の復元によるシリーズ 2 およびシリーズ 3 メディア プレーヤーのレジストリのクリア
デジタル メディア プレーヤーのレジストリをクリアする手順は次のとおりです。
1. メイン メニュー で、[Tools] > [Management Dashboard] をクリックします。
2. クリアする シリーズ 2 およびシリーズ 3 デバイスを選択します。
3. [DMP and TV Controls] > [DMP Install] > [Restore Default Settings] に移動します。
4. [Play] をクリックします。
5. シリーズ 2 およびシリーズ 3 上の永続デバイス設定がすべて消去されて、ボックスが工場出荷時のデフォルト状態になります。 シリーズ 2 およびシリーズ 3 が自動的にリブートし、ファームウェアと設定が再プロビジョニングされます。