200/300シリーズマネージドスイッチ上のInternet Group Management Protocol(IGMP)/Multicast Listener Discovery(MLD)IPマルチキャストグループのクエリ

目的

Internet Group Management Protocol(IGMP)とMulticast Listener Discovery(MLD)は、マルチキャストメンバーシップを確立するために使用される通信プロトコルです。IGMP/MLD IPマルチキャストグループは、IGMP/MLDを使用してIPマルチキャストグループを検索し、その結果を下部のフィールドに表示します。この記事では、IGMP/MLDを介して学習されたIPv4およびIPv6グループアドレスを検索するためのクエリの実行方法について説明します。

適用可能なデバイス

・ 200/300シリーズマネージドスイッチ

IGMP/MLD IPマルチキャストグループの設定

ステップ 1：Web設定ユーティリティにログインし、Multicast > IGMP/MLD IP Multicast Groupの順に選択します。IGMP/MLD IPマルチキャストグループページが開きます。

ステップ 2：Filterドロップダウンリストから、IGMPまたはMLD Dynamic IP Group Type:

・ IGMP:IPアドレスバージョン4でマルチキャストグループメンバーシップを確立するために使用される通信プロトコル。

・ MLD:IPアドレスバージョン6を使用してマルチキャストグループメンバーシップを確立するために使用される通信プロトコル。

ステップ 3：MACアドレスまたはIPアドレスでマルチキャストグループを検索できるようにするには、Group Address equals toチェックボックスをオンにします。

ステップ 4：Group Address equals toフィールドに、スヌープするマルチキャストグループのMACアドレスまたはIPアドレスを入力します。

ステップ 5：送信者アドレスによるマルチキャストグループの検索を有効にするには、Source Address equals toチェックボックスをオンにします。

手順 6：Source Address equals toフィールドに、スヌープするマルチキャストグループ送信者のIPアドレスを入力します。

手順 7：VLAN IDでマルチキャストグループを検索できるようにするには、VLAN ID equals toチェックボックスをオンにします。

ステップ 8：VLAN ID equals toドロップダウンリストから、スヌープするマルチキャストグループのVLAN ID（この例では10.10.1.1）を選択します。

ステップ 9：Goをクリックしてクエリを適用します。ページに次の結果が表示されます。

・ VLAN：検出されたマルチキャストグループのVLAN ID。

・グループアドレス：見つかったマルチキャストグループのMACまたはIPアドレス。

・ Source Address：検出された指定されたすべてのグループ・ポートの送信者アドレス。

・ Included Ports：見つかったマルチキャストストリームの宛先ポートのリスト。

・ Excluded Ports：検出されたマルチキャストグループに含まれていないポートのリスト。

・互換モード：スイッチがIPグループアドレスで受信するホストからの最も古いIGMP/MLDバージョンの登録。

ステップ10:（オプション）Clear Filterをクリックしてクエリーをクリアし、新しいクエリーを開始します。