Router Information Protocol Next Generation(RIPng)は、ディスタンスベクター(D-V)アルゴリズムに基づくルーティングプロトコルです。前身であるRouting Information Protocol(RIP)と同様に、RIPngはホップカウントを使用して宛先までの距離を測定します。ルータから直接接続されたネットワークへのホップカウントは0です。直接接続された2台のルータ間のホップカウントは1です。ホップカウントが16以上の場合、宛先ネットワークのホストは到達不能と見なされます。RIPngは通常、インターネットプロトコルバージョン6(IPv6)ネットワーキングに使用され、RIPはIPv4に使用されます。設定の容易さは、RIPngの主な利点です。デバイスでは、RIPngはデフォルトで無効になっています。
この記事では、IPv6をサポートするRVシリーズルータでRIPngを有効にする方法を説明します。IPv6をサポートしていないデバイスには適用されません。
ステップ 1:ルータのWebベースユーティリティにログインし、Networking > IPv6 > Routing (RIPng)の順に選択します。
注:この記事の画像はRV134W VDSL2ルータのものです。オプションは、デバイスのモデルによって異なる場合があります。
ステップ 2:Enableオプションボタンをクリックして、RIPngをアクティブにします。
ステップ 3:RV132W/RV134WのRIP Membersテーブルで、リストからIndexとInterfaceを選択し、Enable RIPng and Passive Interfaceに対応するチェックボックスをオンにします。
注:この例では、RV132W/RV134WのVLAN 1に対してRIPngが有効になっています。また、パッシブインターフェイスとして設定されているため、ルーティングアップデートを送信しません。これにより、帯域幅の使用量とリソースが減少し、セキュリティリスクが軽減されます。
注:次に示すように、RIPメンバの選択は、RV130およびRV130Wルータでは使用できません。RV130WおよびRV130でRIPngを有効にするには、このチェックボックスをオンにし、無効にするにはチェックボックスをオフにします。この例では、RIPngが有効になっています。
ステップ 4:[Save] をクリックします。
これで、RVシリーズルータでRIPngが有効になりました。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
12-Dec-2018
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初版 |