はじめに
このドキュメントでは、UmbrellaセキュアWebゲートウェイ(SWG)のSAMLバイパス(SAML)の可用性について説明します。
概要
ドメインまたはIPアドレスごとにSAMLユーザIDチャレンジをバイパスできるようになりました。
SAMLを使用してユーザIDを取得すると、特定のタイプのWeb要求と互換性がない可能性があります。たとえば、非ブラウザアプリケーションやIoT(Internet of Things)デバイスのトラフィックは、SAML IDチャレンジに正しく応答できない可能性があります。ユーザIDを取得できない場合、要求はブロックされます。SAMLチャレンジに正しく応答できない理由が非互換性の問題であることが判明している場合は、SAMLバイパスを追加して、今後SAMLチャレンジを回避できます。
宛先のSAMLをバイパスすると、ユーザベースのポリシーに対してユーザIDを照合できなくなります。ネットワークやトンネルなどの他のIDタイプは、Webポリシーと、ポリシーの結果に基づいて許可またはブロックされる要求を照合するために使用されます。
「SAMLバイパス」という新しい宛先リストタイプが使用可能になりました。宛先リストは、SAML設定を編集してルールセットに追加できます。
SAMLバイパスの設定の詳細については、Umbrellaのドキュメントを参照してください。
- SAMLバイパス宛先リストの追加:https://docs.umbrella.com/umbrella-user-guide/docs/add-a-saml-bypass-destination-list
- Webポリシーhttps://docs.umbrella.com/umbrella-user-guide/docs/add-a-rules-based-policyへのルールセットの追加