はじめに
このドキュメントでは、2つの内部DNSアップデートを実行するCisco Umbrella Roaming Clientの動作について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントに関する固有の要件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、Cisco Umbrellaローミングクライアントに基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
概要
サーバのDHCPまたはDNSログで、Cisco Umbrellaローミングクライアントがインストールされたコンピュータが、数秒以内に2つのダイナミックDNS(DDNS)更新を実行していることがわかります。
説明
Windowsは、ネットワークのIPまたはDNS設定が変更されるたびに動的DNS更新を実行するように設計されています。
Umbrellaローミングクライアントの設計により、ローカルクライアントのIPが変更されます。まず、Umbrellaローミングクライアントは、DHCPによって委任された(静的に設定された)DNSサーバをローカルの.txtファイルにバックアップします。次に、Umbrellaローミングクライアントが127.0.0.1にバインドされ、DNS設定が変更されます。これは、接続されている各ネットワークに対して行われます。
UmbrellaローミングクライアントがDNS設定を変更すると、元のDDNSクエリが作成された直後で、Umbrellaローミングクライアントが引き継ぐ前に、Windowsによって後続のDDNS再登録が実行されます。
追加情報
実行するアクションはありません。この動作は本質的に問題がなく、この記事は情報提供のみを目的としています。現在、UmbrellaローミングクライアントがDNS設定を変更する際に2つ目のDDNSコールを回避する計画はありません。これは、この動作の副作用が報告されていないためです。
WindowsでのDDNSの動作の詳細については、Microsoftの記事「Understanding Dynamic Update」を参照してください。