はじめに
このドキュメントでは、仮想アプライアンス(VA)の運用停止方法について説明します。
概要
場合によっては、VAの交換または削除が必要になることもあります。ほとんどの環境では、DHCPを新しいアドレスを指すように切り替え、リースが生じるまでTTLが待機するのと同じくらい簡単です。
ただし、サーバが静的に設定されたIP設定を使用している可能性がある環境などでは、削除されるVAがトラフィックにサービスを提供しなくなったという確信を100 %持つことが難しくなります。 現在、標準のレポートツールには、「VA単位」のレポート機能もありません。 では、VAにポイントしているクライアントがなくなった時点を知るにはどうすればよいのでしょうか。
解決方法
スケジュール設定されたレポートに加えて、「Umbrellaサイト」機能を組み合わせて使用できます。
- Deployments > Sites and Active Directory > Settingsの順に移動し、Add New Siteをクリックして、使用停止されるVAごとに新しいサイトを作成します。たとえば、サイトにdecomVA1、decomVA2などの名前を付けます。
- 次に、Sites and Active Directoryに戻り、VA1をサイト「decomVA1」、VA2をサイト「decomVA2」などに追加します。
手順はサイトの管理にあります。
これらのVAを直接ポイントしているDNS要求は、「サイト」IDで報告されます。
- 新しい「サイト」ごとにスケジュールされたレポートを作成して、VAが処理したトラフィックのログを毎日/毎週ビューできます。
レポートのスケジュール方法の詳細については、「レポートのスケジュール設定」を参照してください。
レポートには、DNS要求の送信元としてVAが認識した内部ソースIPが表示されます。 ユーザのADMapping(ユーザ名からIPへのマッピング)がまだ存在している場合は、この問題が報告される可能性があることに注意してください。
- 最後の数台のホスト(存在する場合)を見つけ、新しいDNSサーバを指すように設定できます。
- 電源を切り、使用停止にするVAを削除します。