はじめに
このドキュメントでは、導入後にUmbrellaダッシュボードに仮想アプライアンス(VA)が表示されない場合のトラブルシューティング方法について説明します。
前提条件
要件
このドキュメントに関する固有の要件はありません。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、Cisco Umbrellaに基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
問題
仮想アプライアンス(VA)を導入しましたが、UmbrellaダッシュボードのDeployment > Configuration > Sites & Active Directoryにまだ表示されていません。さらに、次に示すように、仮想アプライアンスのコンソールに、syncプロセスがdisabledと表示され、Updatesテストが失敗したことが示されます。
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Updates: GET failed testに移動し、Enterキーを押すと、次の情報が表示されます。
GET failed: GET from http://shared.opendns.com:80/enterprise/upgrade/va/mainline/MANIFEST failed: HTTP/1.1 404 Not Found
115008641688
解決方法
VMWareに仮想アプライアンスを展開し、前述の動作を確認した場合、そのアーカイブに含まれているOVAファイルアーカイブまたはOVFテンプレートは変更しないでください。OVFテンプレートは、Cisco Umbrellaのドキュメントに記載されているとおりに導入します。
Hyper-Vで仮想アプライアンスを導入する場合、Cisco Umbrellaのドキュメントに記載されている両方のハードディスク(HD)のインポートに関するセクションに特に注意してください。
原因
前述の動作は、仮想アプライアンスが既存のドキュメントに従って導入されなかったことを示しています。
仮想アプライアンスは、ファイルアーカイブ(VMWareの場合は.ova、Hyper-Vの場合は.zip)としてUmbrellaダッシュボードからダウンロードします。 これらのアーカイブから抽出すると、次のファイルが表示されます。
VMWare:
-
forwarder-va.vmdk(ハードディスク)
-
dynamic.vmdk(ハードディスク)
-
forwarder-va.ovf(記述子ファイル)
-
forwarder-va.mf(マニフェストファイル)
Hyper-V:
- 仮想ハードディスク\forwarder-va.vhd (ハードディスク)
- 仮想ハードディスク\dynamic.vhd (ハードディスク)
- config.xml(コンフィギュレーションファイル)
- Virtual Machines\[ALPHANUMERIC STRING].exp (エクスポートファイル)
各プラットフォームにリストされている最初のハードディスクのforwarder-va.vmdkとforwarder-va.vhdには、クライアントのDNSクエリを受け入れてUmbrellaエニーキャストリゾルバに転送するDNSフォワーダソフトウェアが含まれています。このディスクには、Umbrella APIで定期的にチェックインする同期プロセスも含まれています。
各プラットフォームの2番目にリストされるハードディスクのdynamic.vmdkとdynamic.vhdには、仮想アプライアンスの同期プロセスに必要な組織固有の情報が含まれています。フォワーダVAハードディスク上にある仮想アプライアンスの同期プロセスで、利用可能なダイナミックディスクの情報が使用できない場合、Umbrella APIと同期できず、プロセスは無効のままになります。さらに、仮想アプライアンスはUmbrellaダッシュボードに登録されないため、前述のスクリーンショットに示されている更新テストに失敗し続ける可能性があります。