OutlookでのCisco Eメールセキュリティレポートおよび暗号化プラグインボタンのカスタマイズ

はじめに

このドキュメントでは、OutlookのCisco Eメールセキュリティレポートおよび暗号化プラグインボタンをカスタマイズする方法について説明します。

前提条件

要件

次の項目に関する知識があることが推奨されます。

• Cisco Eメールセキュリティプラグイン

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

• Windows 10 64ビット、Outlook 2016（64ビット）、およびCisco Eメール暗号化プラグイン1.2.1

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな（デフォルト）設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。

背景説明

Cisco Email Securityプラグインをインストールするときに、OutlookインターフェイスのCisco Email Reporting and Encryptionセクションに表示されるボタンをカスタマイズする。

• Windowsでファイルを編集する権限が必要です。権限がない場合、Outlookは新しい設定を読み取ることができません。
• Outlookがインストールされました。Outlookとプラグインは、互換性マトリックスで一致している必要があります。Cisco Eメール暗号化の互換性マトリクス
• Cisco Eメールセキュリティプラグインがインストールされていること。
• CRESポータルhttps://res.cisco.com/admin/からBCEコンフィギュレーションファイルをダウンロードするには、会社のCRESアカウントと管理者権限が必要です。

注：CRES管理者アカウントをお持ちでない場合は、シスコサポートにお問い合わせください。

設定

レポート

ステップ 1：Microsoft Outlookがインストールされ、閉じています。

ステップ 2：Cisco EメールセキュリティプラグインをPCに手動でインストールします。

ステップ 3：図に示すように、CRESポータル(https://res.cisco.com/admin/)に移動し、BCEコンフィギュレーションファイルをダウンロードします。

ステップ 4：BCE.xmlファイルの変更は、ビジネスニーズによって異なります。

例：マーケティングボタンを削除するには、図に示すように、reportType name="marketing"セクションに移動し、このセクションを削除する必要があります。

ステップ 5：BCE.xmlファイルの変更を完了し、保存します。

手順 6：CRES管理者ポータルで、BCE Configタブに移動し、指定されたファイルをアップロードします。

手順 7：図に示すように、Upload and Signをクリックします。

ステップ 8：BCE_Config_signed.xmlという名前で生成された新しい署名付きファイルをC:\ProgramData\Cisco\Cisco Email Encryption Plug-In\Commonにコピーし、次の図に示すようにconfig_1.xmlという名前に変更します。

ステップ 9：CommonComponentsConfig.xmlという名前のファイルをCommonComponentsConfigurationタグの下で開き、図に示すように、これらの文字列を追加します。

<accountFileNames>

<accountFileName filePath="config_1.xml" emailAddressAndKeyServer="*"/>

</accountFileNames>

ステップ 10：Microsoft Outlookを開き、カスタマイズが目的どおりに設定されていることを確認します。

暗号化

プラグインソフトウェアは、図に示すように、さらに2つのボタンを含むCisco Email Encryptionという別のセクションを追加します。

次の行でconfig_1という名前のファイルの値をtrueからfalseに変更すると、メッセージ管理ボタンは無効になります。

    <showManageMessageButton>false</showManageMessageButton>

次の行でconfig_1という名前のファイルの値をtrueからfalseに変更すると、プラグインオプションボタンは無効になります。

    <showPluginOptions>false</showPluginOptions>

図に示すように、Call Homeのポップアップウィンドウが表示されます。

この設定は、次の行にあるconfig_1という名前のファイルの値をtrueからfalseに変更すると無効になります。

<callHome>

    <callHomeAdminEnabled>false</callHomeAdminEnabled>

  </callHome>

注：この場合、上の行を追加し、値をfalseに変更して不一致を回避する必要があるため、callHomeポップアップウィンドウの行はconfig_1ファイルに表示されません。

最後の3つのオプションを変更した後、必ず手順5 ～ 10に従って変更を正しく保存してください。

確認

適切なプロセスを実行し、Outlookクライアントで結果を確認してください。クライアントに新しい変更をロードさせるには、Outlookを閉じて開きます。

関連情報

• ソフトウェアIronPort Eメールセキュリティアプライアンスプラグイン – 1.2.1.118
• Cisco Eメール暗号化プラグイン1.2管理者ガイド
• Cisco Eメール暗号化の互換性マトリクス
• テクニカル サポートとドキュメント - Cisco Systems