このドキュメントでは、Cisco Access Router プラットフォームで Cisco IOS?ソフトウェア イメージをアップグレードする方法を説明します。2600 および 3600 シリーズ ルータの例は、前述のルータ プラットフォームのリストにも適用されます。Cisco IOS ソフトウェアのファイル名は、Cisco IOS ソフトウェア リリース、機能セット、プラットフォームにより異なります。
このドキュメントでは、下記のルータが取り上げられています。
Cisco 1000 シリーズ ルータ
Cisco 1400 シリーズ ルータ
Cisco 1600-R シリーズ ルータ
Cisco 1700 シリーズ ルータ
Cisco 2600 シリーズ ルータ
Cisco 2800 シリーズ ルータ
Cisco 3600 シリーズ ルータ
Cisco 3700 シリーズ ルータ
Cisco 3800 シリーズ ルータ
Cisco 4000 シリーズ ルータ
Cisco 4700 シリーズ ルータ
Cisco AS5300 シリーズ ルータ
Cisco MC3810 シリーズ ルータ
注:このドキュメントで説明されているトラブルシューティングツールを使用するには、登録ユーザであり、Cisco.com Webサイトにログインしている必要があります。Cisco.com の Web サイトに登録するには、Cisco.com の登録ページにアクセスしてください。
このドキュメントに関しては個別の要件はありません。
このドキュメントの情報は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0 以降に基づくものです。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Cisco IOS イメージを Cisco のルータにコピーするのに使用できるプロトコルは複数あります。最も一般的に使用されるプロトコルは TFTP です。これ以外には、ftp、http、https、scp、rcp などのプロトコルがあります。必要に応じて、デバイスから別のデバイスへイメージをコピーできます。詳細は、ドキュメント『デバイス間でシステム イメージをコピーする方法』の「あるルータから別のルータへのコピー」セクションを参照してください。
このセクションでは、TFTP サーバーのインストール方法、ルータとのコンソール セッションの確立方法、および、ルータでのブートの問題が説明されています。
TCP/IP 対応ワークステーションまたは PC に、TFTP サーバ アプリケーションをインストールする必要があります。アプリケーションのインストール後、最低限の設定を行う必要があります。
TFTP サーバをダウンロードします。詳細は、『TFTP サーバの選択と使用』を参照してください。
TFTP クライアントではなく、TFTP サーバとして動作するように、TFTP アプリケーションを設定します。
発信ファイル ディレクトリを指定します。これは、Cisco IOS ソフトウェア イメージが格納されるディレクトリです。ほとんどの TFTP アプリケーションには、このような設定作業用にセットアップ ルーチンが用意されています。
Telnet セッションでルータに接続することもできますが、アップグレード中に問題が生じる場合があり、ルータの電源再投入のためにそばに控えている必要があるため、Cisco では、コンソール ポートから直接にルータに接続することを推奨いたします。さらに、アップグレード手順中にルータがリブートしている間は、Telnet 接続が切断されます。
ロール ケーブル(通常は黒いフラット ケーブル)を使用して、ルータのコンソール ポートを、PC のいずれかの COM ポートに接続します。
PC をルータのコンソール ポートに接続する際は、PC 上で HyperTerminal を起動して、次の設定を使用する必要があります。
Speed 9600 bits per second 8 databits 0 parity bits 1 stop bit No Flow Control
HyperTerminal セッションで意味不明の文字が表示された場合は、Hyperterminal のプロパティが適切に設定されていないか、コンソールの接続速度が 9600 bps より高速になるような標準以外の値に、ルータのコンフィギュレーション レジスタが設定されていることを意味します。コンフィギュレーション レジスタの値を調べるには、show version コマンドを発行します。コンフィギュレーション レジスタの値は出力の最後の行に表示されます。この値が 0x2102 か 0x102 に設定されていることを確認してください。
注:コンフィギュレーションレジスタの変更を有効にするには、ルータをリロードする必要があります。
ルータ側でコンソール速度が 9600 bps に設定されていることが確認されたら、HyperTerminal プロパティをチェックする必要があります。HyperTerminal のプロパティを設定する方法についての詳細は、『コンソール接続用ターミナル エミュレータの正しい設定』を参照してください。
ルータのコンソール ポートに接続している場合、ルータが ROMmon モードか Boot モードのいずれかになっていることがあります。この 2 つのモードは、回復手順と診断手順に使用されます。通常のルータ プロンプトが表示されない場合は、アップグレード手順のインストールを続行するには、次の推奨手順を使用してください。
ルータが ROMmon モードで起動して、dir flash: を発行すると、次のメッセージが表示されます。コマンドにより、WLC CLI で明確に示されます。
rommon 1 >dir flash: device does not contain a valid magic number dir: cannot open device "flash:" rommon 2 >
上記エラー メッセージは、フラッシュが空の場合、またはファイル システムが破損している場合に表示されます。詳細については、『ROMmon における Xmodem コンソール ダウンロード手順』を参照してください。
注:ご使用のプラットフォームに固有のブート障害手順も参照する必要があります。これらの手順を検索するには、製品サポート選択ページで、使用中のプラットフォームを選択します。各ドキュメントの「トラブルシューティング」セクションを調べます。
ルータがブート モードで起動して、コンソールに次のメッセージが表示されます。
router(boot)> device does not contain a valid magic number boot: cannot open "flash:" boot: cannot determine first file name on device "flash:"
上記エラー メッセージは、フラッシュが空の場合、またはファイル システムが破損している場合に、コンソール出力に表示されます。このドキュメントで紹介されている手順に説明されているように、フラッシュに有効なイメージをコピーします。
注:ご使用のプラットフォームに固有のブート障害手順も参照する必要があります。これらの手順を検索するには、製品サポート選択ページで、使用中のプラットフォームを選択します。各ドキュメントの「トラブルシューティング」セクションを調べます。
この項では、次のトピックについて取り上げます。
アップグレード手順の最初のステップは、正しい Cisco IOS ソフトウェア リリースと機能セットの選択です。このステップは非常に重要であり、ここでの要素が選択する Cisco IOS の決定に影響する可能性があります。
メモリ要件:Cisco IOS を保存するのに十分なディスクかフラッシュ メモリがルータに備わっている必要があります。ルータには Cisco IOS が稼働するのに十分なメモリ(DRAM)が備わっている必要もあります。ルータに十分なメモリ(DRAM)が備わっていない場合は、新しい Cisco IOS でのブートの際にブートの問題が発生します。
インターフェイスとモジュールのサポート:ルータのすべてのインターフェイスとモジュールが新しい Cisco IOS でサポートされていることを確認する必要があります。
ソフトウェア機能のサポート:古い Cisco IOS で使用されていた機能が新しい Cisco IOS でサポートされていることを確認する必要があります。
適切なソフトウェア バージョンと機能セットの選択方法については、『Cisco IOS ソフトウェア リリースの選択方法』を参照してください。
ソフトウェアのダウンロード エリア(登録ユーザ専用)から、使用しているワークステーションまたは PC に Cisco IOS ソフトウェア イメージをダウンロードします。
Cisco IOS イメージを保存するには、ファイル システム タイプ「フラッシュ」か「ディスク」が使用されます。show file system コマンドの出力に、ルータで使用可能なファイル システムが一覧表示されます。Ciscoルータでサポートされている一般的な「disk/flash」ファイルシステムには、flash:、slot0:、slot1:、disk0:などのプレフィックスがあります。、「disk1:」となっています。これには Cisco IOS イメージを保存するのに十分なスペースが必要です。空きスペースを調べるのには、show file system コマンドか dir file_system コマンドを使用できます。
2600#show file system File Systems: Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes - - opaque rw archive: - - opaque rw system: 29688 20571 nvram rw nvram: - - opaque rw null: - - network rw tftp: - - opaque ro xmodem: - - opaque ro ymodem: * 49807356 20152636 flash rw flash: - - opaque wo syslog:
2800#show file system File Systems: Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes - - opaque rw archive: - - opaque rw system: - - opaque rw null: - - network rw tftp: - - opaque ro xmodem: - - opaque ro ymodem: * 64016384 15470592 disk rw flash:# 245752 239218 nvram rw nvram: - - opaque wo syslog:
3600#show file system File Systems: Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes - - opaque rw archive: - - opaque rw system: 129016 126071 nvram rw nvram: - - opaque rw null: - - network rw tftp: * 33030140 20511708 flash rw flash: 16777212 16777212 flash rw slot0: 16515068 8038516 flash rw slot1: - - opaque rw xmodem: - - opaque rw ymodem:
3700#show file system File Systems: Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes - - opaque rw archive: - - opaque rw system: 57336 51389 nvram rw nvram: - - opaque rw null: - - network rw tftp: - - opaque ro xmodem: - - opaque ro ymodem: * 63881216 22765568 disk rw flash:# 31932416 31932416 disk rw slot0:# - - opaque wo syslog:
Cisco IOS をアップグレードする前に、次の点を考慮する必要があります。
ルータに十分なメモリ(フラッシュ、スロット、あるいはディスク)がある場合は、古い Cisco IOS と新しい Cisco IOS を両方保存できる。ルータを ROMMON モードで起動でき、新しい Cisco IOS での起動が失敗した場合は古い Cisco IOS で起動できる。Cisco IOS のロールバックが必要な場合は、この方法で時間を節約できます。
一部の Cisco IOS リリースではデフォルト コンフィギュレーションが追加されるため、ルータでコンフィギュレーションのバックアップを取ります。新規に追加されたコンフィギュレーションと現行のコンフィギュレーションとの間でコンフリクトが発生する可能性があります。Cisco IOS のアップグレード後のルータのコンフィギュレーションを、アップグレード前のコンフィギュレーションのバックアップと比較します。両方のコンフィギュレーションに差異がある場合は、要件に対しての影響がないことを確認してください。
TFTP サーバがルータにネットワーク接続していること、および TFTP ソフトウェア アップグレードの対象となるルータの IP アドレスに TFTP サーバから ping できることが必要です。この接続ができるには、ルータのインターフェイスと TFTP サーバに同じレンジの IP アドレスが備わっていて、デフォルトのゲートウェイが設定されている必要があります。
このコンフィギュレーションを確認するには、TFTP サーバの IP アドレスを調べます。
IP 接続が確立し、TFTP サーバとして動作しているコンピュータとルータ間で ping を実行できるようになったため、Cisco IOS ソフトウェア イメージをフラッシュにコピーできます。
注:イメージをコピーする前に、PCでTFTPサーバソフトウェアを起動していること、およびTFTPサーバのルートディレクトリに示されているファイル名が存在することを確認してください。アップグレードの前に、ルータとアクセス サーバのコンフィギュレーションのバックアップを保存することを推奨いたします。アップグレード自体は、不揮発性 RAM(NVRAM)に保存されているコンフィギュレーションには影響しません。ただし、正しいステップを適切に実行しないと、コンフィギュレーションに影響が出ることがあります。
注:このセクションでは、Cisco IOS イメージをコピーする方法を説明する 3 つの例を紹介します。イメージをコピーするためには、これらの方法のいずれかを使用できます。
TFTP サーバから新しいイメージをアップグレードします。copy tftp:flash:コマンドを使用して TFTP サーバからフラッシュへイメージをコピーします。
2600>enable Password:xxxxx 2600#copy tftp: flash: Address or name of remote host []? 10.10.10.2 !--- 10.10.10.2 is the IP address of the TFTP server Source filename []? c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin Destination filename [c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin]? Accessing tftp://10.10.10.2/c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin... Erase flash: before copying? [confirm]y !--- If there is not enough memory available, erase the Flash. !--- If you have sufficient memory you can type n and press enter Erasing the flash filesystem will remove all files! Continue? [confirm]y Erasing device... eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee eeeeeeeeee ...erased Erase of flash: complete Loading c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin from 10.10.10.2 (via Ethernet0/0): !!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! [OK - 29654656/49807356 bytes] Verifying checksum... OK (0xAC8A) 29654656 bytes copied in 56.88 secs (80383 bytes/sec)
コピー プロセスが終了するまで数分かかります。処理時間は、ネットワークごとに異なります。コピー プロセスの実行中、どのファイルにアクセスしているかを示すメッセージが表示されます。
感嘆符(!)は、コピー プロセスが実行中であることを示します。それぞれの感嘆符は、10 個のパケットが正常に転送されたことを示しています。イメージがフラッシュ メモリに書き込まれた後、イメージのチェックサム検証が行われます。
TFTP サーバから新しいイメージをアップグレードします。slot1:ファイル システムを選択した場合は、copy tftp:slot1:コマンドを使用して TFTP サーバから slot1 にイメージをコピーします。
3600#copy tftp: slot1: Address or name of remote host []? 171.68.173.10 !--- 171.68.173.10 is the IP address of the TFTP server Source filename []? c3640-i-mz.122-7b.bin Destination filename [c3640-i-mz.122-7b.bin]? Accessing tftp://171.68.173.10/c3640-i-mz.122-7b.bin... Erase slot1: before copying? [confirm]n !--- You specify "n" because there is enough memory available. Loading c3640-i-mz.122-7b.bin from 171.68.173.10 (via Ethernet1/0): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!! [OK - 5996844/11993088 bytes] Verifying checksum... OK (0x13F0) 5996844 bytes copied in 67.708 secs (89505 bytes/sec) 3600#
コピー プロセスが終了するまで数分かかります。処理時間は、ネットワークごとに異なります。コピー プロセスの実行中、どのファイルにアクセスしているかを示すメッセージが表示されます。
感嘆符(!)は、コピー プロセスが実行中であることを示します。それぞれの感嘆符は、10 個のパケットが正常に転送されたことを示しています。イメージがフラッシュ メモリに書き込まれた後、イメージのチェックサム検証が行われます。
ルータを TFTP サーバとして設定できます。flash:ファイル システムを選択した場合は、copy tftp:flash:コマンドを使用して、TFTP サーバからフラッシュへイメージをコピーします。
Router-tftp(config)#tftp-server flash:c7200-a3js-mz.122-15.T16.bin
!--- Router-tftp is configured as the TFTP server.
7200#copy tftp: flash: Address or name of remote host []? 172.22.1.84 Source filename []? c7200-a3js-mz.122-15.T16.bin Destination filename [c7200-a3js-mz.122-15.T16.bin]? Accessing tftp://172.22.1.84/c7200-a3js-mz.122-15.T16.bin... Erase flash: before copying? [confirm]n Loading c7200-a3js-mz.122-15.T16.bin from 172.22.1.84 (via GigabitEthernet0/1): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! [OK - 19187152 bytes] Verifying checksum... OK (0x15C1) 19187152 bytes copied in 482.920 secs (39732 bytes/sec)
ファイル システム内のイメージを確認します。
2600#dir flash:
Directory of flash:/
1 -rw- 29654656 <no date> c2600-adventerprisek9-mz.1
24-12.bin
49807356 bytes total (20152636 bytes free)
2600#verify flash:c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin
Verifying file integrity of flash:c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin...........
................................................................................
................................................................................
.............................Done!
Embedded Hash MD5 : 1988B2EC9AFAF1EBD0631D4F6807C295
Computed Hash MD5 : 1988B2EC9AFAF1EBD0631D4F6807C295
CCO Hash MD5 : 141A677E6E172145245CCAC94674095A
Signature Verified
Verified flash:c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin
別の %SIGNATURE エラー メッセージと実行する必要のある操作についての情報は、『システム メッセージ ガイド』を参照してください。
config-register value:この値をチェックするには、show version コマンドを使用します。この値は show version 出力の最終行に表示されます。0x2102 に設定されている必要があります。
2600#configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. 2600(config)#config-register 0x2102 2600(config)#^Z
IOS image in the flash:フラッシュの最初のファイルが Cisco IOS ソフトウェア イメージではなく、コンフィギュレーション ファイルか他のファイルだった場合、指定したイメージをブートするため、boot system 文を設定する必要があります。この文が設定されていない場合、ルータはコンフィギュレーション ファイルまたはフラッシュの最初のファイルを使ってブートを実行しようとするため、正常に動作しません。フラッシュに Cisco IOS ソフトウェア イメージ 1 ファイルしかない場合は、このステップは不要です。
2600#show run | include boot boot system flash:c2600-adventerprisek9-mz.123-21.bin 2600#configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. 2600(config)#no boot system 2600(config)#boot system flash:c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin 2600(config)#^Z
slot1のIOSイメージ:古いCisco IOSを指すブート変数を最初に削除し、次に新しいCisco IOSを介してブートするようにルータを設定する必要があります。
3600# show run | include boot boot system slot1:c3640-i-mz.120-22.bin 3600#configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. 3600(config)#no boot system 3600(config)#boot system slot1:c3640-i-mz.122-7b.bin 3600(config)#^Z
コンフィギュレーションを保存して、ルータをリロードします。
2600# write memory 2610# reload Proceed with reload? [confirm] Jan 24 20:17:07.787: %SYS-5-RELOAD: Reload requested by console. Reload Reason: Reload Command.
ルータで正しいイメージが稼働していることを確認します。
リロードが完了すると、ルータでは必要な Cisco IOS ソフトウェア イメージが稼働しているはずです。Cisco IOS ソフトウェアを確認するには、show version コマンドを発行します。
2600#show version 00:22:25: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console Cisco IOS Software, C2600 Software (C2600-ADVENTERPRISEK9-M), Version 12.4(12), RELEASE SOFTWARE (fc1) Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport Copyright (c) 1986-2006 by Cisco Systems, Inc. Compiled Fri 17-Nov-06 11:18 by prod_rel_team ROM: System Bootstrap, Version 12.2(8r) [cmong 8r], RELEASE SOFTWARE (fc1) 2610 uptime is 22 minutes System returned to ROM by reload System image file is "flash:c2600-adventerprisek9-mz.124-12.bin"
Cisco IOS が slot1: に保存されている 3600 ルータでの show version の出力を次に示します。
3600#show version Cisco Internetwork Operating System Software IOS (tm) 3600 Software (C3640-I-M), Version 12.2(7b), RELEASE SOFTWARE (fc1) Copyright (c) 1986-2002 by cisco Systems, Inc. Compiled Mon 04-Mar-02 20:23 by pwade Image text-base: 0x600089A8, data-base: 0x60A6A000 ROM: System Bootstrap, Version 11.1(19)AA, EARLY DEPLOYMENT RELEASE SOFTWARE (f) Router uptime is 2 minutes System returned to ROM by reload System image file is "slot1:c3640-i-mz.122-7b.bin" cisco 3640 (R4700) processor (revision 0x00) with 59392K/6144K bytes of memory. Processor board ID 10524422 R4700 CPU at 100Mhz, Implementation 33, Rev 1.0 Bridging software. X.25 software, Version 3.0.0. 4 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s) DRAM configuration is 64 bits wide with parity disabled. 125K bytes of non-volatile configuration memory. 4096K bytes of processor board System flash (Read/Write) 20480K bytes of processor board PCMCIA Slot0 flash (Read/Write) 20480K bytes of processor board PCMCIA Slot1 flash (Read/Write) Configuration register is 0x2102