High
日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco 350 シリーズ マネージドスイッチ(SG350)および Cisco 350X シリーズ スタッカブル マネージド スイッチ(SG350X)ファームウェアの Simple Network Management Protocol(SNMP)サブシステムにおける脆弱性により、認証されたリモート攻撃者が該当デバイスでサービス妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があります。
この脆弱性は、特定の SNMP 要求の応答データを解析するときのエラー処理が適切でないことに起因します。攻撃者は、該当デバイスに特定の SNMP 要求を送信することで、この脆弱性をエクスプロイトする可能性があります。エクスプロイトに成功すると、攻撃者はデバイスの予期しないリロードを引き起こすことが可能になり、結果として DoS 状態が発生する可能性があります。
この脆弱性は、SNMP バージョン 1、2c、および 3 に影響します。SNMPv2c またはそれ以前のバージョンでこの脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者が該当するシステムの有効な読み取り/書き込みまたは読み取り専用 SNMP コミュニティストリングを把握している必要があります。SNMPv3 でこの脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者は該当するシステムの有効な SNMP ユーザーログイン情報を入手している必要があります。
該当製品はソフトウェア メンテナンス リリースの終了日を過ぎているため、シスコは、この脆弱性に対処するソフトウェアのアップデートをリリースしておらず、今後もリリースする予定はありません。Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)は、これらの製品に影響を与えるセキュリティの脆弱性を、サポート終了日になるまで評価し、公開し続けます。
この脆弱性に対処する回避策はありません。ただし、緩和策があります。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-sg350-snmp-dos-GEFZr2Tj
該当製品
脆弱性のある製品
この脆弱性は、Cisco SG350 および SG350X シリーズ マネージド スイッチ ファームウェア リリース 2.5.9.54 または 2.5.9.55 を実行し、2 つ以上の 60 ワット Power over Ethernet(PoE)ポートが有効になっている次のシスコ製品に影響を及ぼします。
- SG350-28P スイッチ
- SG350-28MP スイッチ
- SG350-52P スイッチ
- SG350-52MP スイッチ
- SG350X シリーズ スイッチ
デバイス設定の確認
デバイスで SNMPv1 または v2c が有効になっているかどうかを確認するには、show running-config | include snmp-server community CLI コマンドを使用します。次の例に示すように、出力がある場合は、SNMP が有効になっています。
Switch# show running-config | include snmp-server community
snmp-server community public ro
デバイスで SNMPv3 が有効になっているかどうかを確認するには、show running-config | include snmp-server group および show snmp user CLI コマンドを使用します。次の例に示すように、両方のコマンドの出力がある場合、SNMPv3 が有効になっています。
Switch# show running-config | include snmp-server group
snmp-server group v3group v3 noauth
Switch# show snmp user
User name: remoteuser1
Engine ID: 800000090300EE01E71C178C
storage-type: nonvolatile active
Authentication Protocol: SHA
Privacy Protocol: None
Group-name: v3group
デバイスで 60 ワット PoE ポートが有効になっているかどうかを確認するには、show running-config | include interface|power inline limit 60000 を使用します。次の例に示すように、2 つ以上の 60 ワットポートが設定されている必要があります。
Switch# show running-config | include interface|power inline limit 60000
interface vlan 1
interface vlan 10
interface FiveGigabitEthernet1/0/5
power inline limit 60000
interface FiveGigabitEthernet1/0/6
power inline limit 60000
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
回避策
この脆弱性に対処する回避策はありません。しかし、緩和策として、管理者はデバイスで脆弱なオブジェクト識別子(OID)を無効にすることができます。
OID を無効化または除外するには、次の手順を実行します。
1. 影響を受ける OID を除外した新しい SNMP ビューを作成します。次のコマンドを使用します。
snmp-server view SNMP_DOS iso included
snmp-server view SNMP_DOS rlPethPsePortTable excluded
2. SNMP コミュニティまたは SNMP v3 グループにビューを適用します。
- SNMP v1 または v2c の場合、設定されているすべてのコミュニティストリングにこの設定を適用します。次のコマンドを使用します。
snmp-server community mycomm view SNMP_DOS RO
- SNMPv3 の場合、これを設定済みのすべての SNMP ユーザーに適用します。次のコマンドを使用します。
snmp-server group v3group v3 auth read SNMP_DOS write SNMP_DOS
修正済みソフトウェア
Cisco SG350 および SG350X は、それぞれのソフトウェア メンテナンス リリースの終了日を過ぎています。このため、シスコは、このアドバイザリで説明している脆弱性に対処するためのソフトウェアのアップデートをリリースしておらず、今後もリリースする予定はありません。お客様には、これらの製品のサポート終了通知を参照することをお勧めします。
Cisco 350 シリーズ マネージドスイッチの販売終了およびサポート終了のお知らせ
Cisco 350X シリーズ スタッカブル マネージド スイッチの販売終了およびサポート終了のお知らせ
デバイスの移行を検討する際は、[シスコセキュリティアドバイザリ(Cisco Security Advisories)] ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性の有無と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合でも、新しい製品がお客様のネットワークニーズに十分対応していること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しい製品で引き続き適切にサポートされることを確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表は確認しておりません。
出典
この脆弱性を報告していただいたセキュリティ研究者の Ryan Moore 氏に感謝いたします。
URL
改訂履歴
| バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
|---|---|---|---|---|
| 1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2026 年 5 月 6 日 |
利用規約
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