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日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。
概要
Cisco Evolved Programmable Network Manager(EPNM)およびCisco Prime InfrastructureのWebベースの管理インターフェイス(Web GUI)における複数の脆弱性により、リモート攻撃者が該当システムのインターフェイスのユーザに対してストアドクロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃を実行できる危険性があります。
これらの脆弱性の詳細については本アドバイザリの「詳細情報」セクションを参照してください。
シスコはこれらの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
このアドバイザリは、次のリンクより確認できます。
https://sec.cloudapps.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-epnmpi-sxss-GSScPGY4
該当製品
脆弱性のある製品
公開時点で、これらの脆弱性はデバイス設定に関係なく、次のシスコ製品に影響を与えていました。
- EPNM(必須)
- Prime インフラストラクチャ
このアドバイザリの公開時点で脆弱性が存在するシスコソフトウェアリリースについては、このアドバイザリの「修正済みソフトウェア」セクションを参照してください。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
脆弱性を含んでいないことが確認された製品
このアドバイザリの「脆弱性のある製品」セクションに記載されている製品のみが、これらの脆弱性の影響を受けることが分かっています。
詳細
これらの脆弱性は依存関係にはなく、いずれかの脆弱性をエクスプロイトするために、他の脆弱性をエクスプロイトする必要はありません。また、いずれかの脆弱性の影響を受けるリリースであっても、他の脆弱性の影響は受けない場合があります。
脆弱性の詳細は以下のとおりです。
CVE-2025-20120:Cisco EPNMおよびCisco Prime InfrastructureのストアドXSSの脆弱性
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
バグID: CSCwm66634、CSCwm66949
CVE ID:CVE-2025-20120
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:6.1
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
CVE-2025-20203:Cisco EPNMおよびCisco Prime InfrastructureのストアドXSSの脆弱性
シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェアアップデートをリリースしています。この脆弱性に対処する回避策はありません。
Bug ID(s): CSCwi37231、CSCwi55038、CSCwi89264、CSCwi89344、CSCwi92642、CSCwi95616、CSCwm51867
CVE ID:CVE-2025-20203
セキュリティ影響評価(SIR):中
CVSS ベーススコア:4.8
CVSS ベクトル:CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
回避策
これらの脆弱性に対処する回避策はありません。
修正済みソフトウェア
ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、シスコ セキュリティ アドバイザリ ページで入手できるシスコ製品のアドバイザリを定期的に参照して、侵害を受ける可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。
いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンスプロバイダーにお問い合わせください。
修正済みリリース
公開時点では、次の表のリリース情報は正確でした。最も完全で最新の情報については、このアドバイザリの上部にあるバグ ID の詳細セクションを参照してください。
左の列にはシスコソフトウェアリリースが、右の列にはリリースがこのアドバイザリに記載された脆弱性の影響を受けるかどうか、およびこれらの脆弱性に対する修正を含むリリースが示されています。
CVE-2025-20120
Cisco EPNM のリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
6.1 以前 | 6.1.2.3 |
7.1 | 7.1.3.1 |
8.0 | 8.0.0.1 |
8.1 | 脆弱性なし |
Cisco Prime Infrastructure のリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
3.9 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
3.10 | 3.10.6.1 |
CVE-2025-20203
Cisco EPNM のリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
7.1 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
8.0 | 8.0.0.1 |
8.1 | 脆弱性なし |
Cisco Prime Infrastructure のリリース | First Fixed Release(修正された最初のリリース) |
---|---|
3.9 以前 | 修正済みリリースに移行。 |
3.10 | 3.10.6.1 |
Product Security Incident Response Team(PSIRT; プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム)は、このアドバイザリに記載されている該当するリリース情報と修正されたリリース情報のみを検証します。
不正利用事例と公式発表
Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。
出典
CVE-2025-20120:この脆弱性を報告していただいたJakub Buczak氏に感謝いたします。
CVE-2025-20203:この脆弱性は、シスコのRoberto Petrilloによって内部セキュリティテスト中に発見されました。
URL
改訂履歴
バージョン | 説明 | セクション | ステータス | 日付 |
---|---|---|---|---|
1.0 | 初回公開リリース | — | Final | 2025年4月2日 |
利用規約
本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証も示唆するものではありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 また、シスコは本ドキュメントの内容を予告なしに変更したり、更新したりする権利を有します。
本アドバイザリの記述内容に関して情報配信の URL を省略し、単独の転載や意訳を施した場合、当社が管理した情報とは見なされません。そうした情報は、事実誤認を引き起こしたり、重要な情報が欠落していたりする可能性があります。 このドキュメントの情報は、シスコ製品のエンドユーザを対象としています。