Network Time Protocol(NTP)デーモンのMACチェック障害による認証バイパスの脆弱性

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Updated: 2022 年 12 月 19 日
Document ID:SA218808

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポート コンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版（リンクからアクセス可能）もあわせて参照することを推奨します。

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アドバイザリーID : Cisco-SA-20150408-CVE-2015-1798
初公開日 : 2015-04-08 17:05
最終更新日 : 2015-07-23 12:35
バージョン 4.0 : Final
CVSSスコア : 4.3
回避策 : No Workarounds available
Cisco バグ ID : CSCut77422 CSCut77471
 

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

概要

Network Time Protocol(NTP)デーモンの脆弱性により、認証されていない隣接する攻撃者が認証メカニズムをバイパスし、該当システムにアクセスできる可能性があります。

この脆弱性は、メッセージ認証コード(MAC)フィールドの検証が正しく行われないことに起因します。攻撃者は、対称キー認証が設定されたNTPホストに認証されていないNTPパケットを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はNTP対称キーを知らなくてもNTPホストにNTPパケットを注入できる可能性があります。

NTP.orgは、この脆弱性に対処するためのセキュリティ通知とソフトウェアアップデートをリリースしています。

この脆弱性をエクスプロイトするには、攻撃者が信頼できるネットワークまたは内部ネットワークにアクセスし、巧妙に細工されたパケットを該当システムに送信する必要があります。このアクセス要件により、不正利用が成功する可能性が制限されます。

この脆弱性は、対称キー認証メカニズムが設定されているアプリケーションでのみ不正利用できます。オートキーを使用した認証は影響を受けません。

該当製品

NTP.orgは、次のリンクでセキュリティ通知をリリースしました。2015年4月のNTPセキュリティ脆弱性の発表

シスコは、Bug ID CSCut77422およびCSCut77471のセキュリティアドバイザリを次のリンクでリリースしました。cisco-sa-20150408-ntpd

Appleは次のリンクでセキュリティアドバイザリをリリースしました：HT204942
ICS-CERTは、次のリンクで脆弱性に関するノートをリリースしました。 VU#374268

FreeBSDは次のリンクからVuXMLドキュメントを公開しています。 CVE-2015-1798

HPは、HPSBUX、SSRTのリンクでセキュリティ情報c04679309をリリー03333しました102029

Red Hatは、バグ199430に関する公式のCVEステートメントとセキュリティアドバイザリを次のリンクでリリースしました：CVE-2015-1798およびRHSA-2015-1459

脆弱性のある製品

4.2.8p2より前のバージョンのntpdには脆弱性が存在します。

脆弱性を含んでいないことが確認された製品

他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。

回避策

適切なアップデートを適用することを推奨します。

IPベースのアクセスコントロールリスト(ACL)を使用して、信頼できるシステムだけに該当システムへのアクセスを許可することを検討することもできます。

影響を受けるシステムを監視することを推奨します。

Cisco Applied Intelligenceチームは、更新されたソフトウェアを適用する前に、この脆弱性を悪用しようとする試みを識別して緩和する方法について管理者をガイドする次の関連ドキュメントを作成しました。Identifying and Mitigating Multiple Vulnerabilities in Network Time Protocol

修正済みソフトウェア

NTP.orgでは、ntp 4.2.8p2以降のリンクでソフトウェアアップデートをリリースしています。

有効な契約を結んでいるシスコのお客様は、CiscoのSoftware Centerからアップデートを入手できます。契約を結んでいないシスコのお客様は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に1-800-553-2447または1-408-526-7209で連絡するか、電子メール(tac@cisco.com)でアップグレードを入手できます

Appleは次のリンクで更新されたソフトウェアをリリースしました： OS X Yosemite 10.10.4

FreeBSDは次のリンクからportsコレクションの更新をリリースします。 Ports Collection Index

HPは、セキュリティ情報の「解決策」セクションで説明されているように、お客様向けの更新されたソフトウェアをリリースしました。

Red Hatは、Red Hat Networkのリンクから、登録ユーザ向けの更新ソフトウェアをリリースしました。Red Hatパッケージは、Red Hat Enterprise Linuxバージョン5以降でyumツールを使用して更新できます。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team（PSIRT）は、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例やその公表を確認していません。

URL

改訂履歴

バージョン説明セクションステータス日付
3.0Appleは、Network Time Protocol(NTP)デーモンのMACチェック障害による認証バイパスの脆弱性に対処するために、セキュリティアドバイザリをリリースし、ソフトウェアを更新しました。適用外Final2015年7月1日
2.0HPは、Network Time Protocol(NTP)デーモンのMACチェック障害による認証バイパスの脆弱性に対処するために、セキュリティ情報をリリースし、ソフトウェアを更新しました。適用外Final2015年5月21日

利用規約

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