Catalyst CenterによるISEへのネットワークアクセスデバイス(NAD)エントリの追加

はじめに

このドキュメントでは、ISEでネットワークアクセスデバイス(NAD)エントリを変更または削除して再設定する手順について説明します。

背景説明

（Catalyst Centerによって管理される）ネットワークデバイスのNADエントリがISEから削除され（手動エラーのその他の原因による）、ISEにNADエントリがないため、すべてのデバイス認証が失敗するシナリオは複数あります。 

問題

前述のシナリオの問題は、ネットワークデバイスがサイトに割り当てられ、NADエントリが最初に作成された後に、NADエントリを直接作成する事前に定義されたオプションがCatalyst Centerにないため、ユーザがISEでNADエントリを手動で設定または変更しなければならず、時間がかかり、エラーが発生する傾向があることです。 

このドキュメントでは、ISE NAD（ネットワークアクセスデバイス）で変更または削除されたネットワークデバイスのNAD（ネットワークアクセスデバイス）エントリを再設定する手順について説明します。この手順は、Catalyst Centerで管理されるすべてのネットワークデバイスに適用できます。

解決方法

Catalyst CenterでISEのNADエントリを設定するには、基本的に、バックエンドでNADエントリ作成ワークフローをトリガーするデバイスの管理IPアドレス（任意のダミーIP）を変更する必要があります。（同じデバイス名の既存のNADエントリがISEにないことを確認します）。
この手順は、Catalyst Centerで管理されるすべてのネットワークデバイスに適用できます。NADエントリは元のIPで作成されます（管理IPアドレスの変更前にワークフローがトリガーされるため）。

この例では、名前：pod7-9400 . dr . comのデバイスが使用されます。

ただし、ISEには同じデバイスのNADエントリはありません（NADエントリは存在しません）。
NADエントリがネットワークデバイスのISEに存在しない

Catalyst Centerの管理IPアドレスをダミーIPに変更します。これにより、ワークフローがトリガーされ、ISEにNADエントリが作成されます。管理IPアドレスを変更すると、デバイスの管理可能性が同期中状態に移行し、ISE NADエントリを作成する必要があります。 

Catalyst Centerでのネットワークデバイスの管理IPアドレスのダミーIPへの変更

ダミーIPが到達不能になるため、デバイスはSyncing状態になり、最終的には到達不能な状態になります。

ネットワークデバイスが同期状態になる

管理IPアドレスがダミーIPであり、Catalyst Centerから到達不能なため、ネットワークデバイスに到達できず、管理されない

NADエントリが作成されました：

ネットワークデバイスのNADエントリISE

これが作成された後、管理IPアドレスを元のIPに戻すことができます。 

管理IPアドレスを元のIPアドレスに戻す

管理IPアドレスを元のIPアドレスに更新した後、デバイスは「同期中」状態になり、「管理対象」になります。